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JP5067923B2 - 斜め切リスライサー - Google Patents

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JP5067923B2
JP5067923B2 JP2006351684A JP2006351684A JP5067923B2 JP 5067923 B2 JP5067923 B2 JP 5067923B2 JP 2006351684 A JP2006351684 A JP 2006351684A JP 2006351684 A JP2006351684 A JP 2006351684A JP 5067923 B2 JP5067923 B2 JP 5067923B2
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Description

本発明は斜め切リスライサーに関する。より詳しくは、本発明は食肉を、焼肉用などとして、斜めにスライスすることができる斜め切リスライサーに関する。
特許文献1(特開平6−320490号公報)には、肉載せ台をスライス刃体の刃面に対して前後および左右に所要の傾斜角に設定し、肉載せ台をスライス刃体の刃面に対して前後進させてスライスを行なうようにしたスライス刃体に対して側方から肉載せ台を前後進させ、肉載せ台に載置した肉を所要厚さにスライスすることが開示されている。
また、特許文献2(特開2000−343489)には、機台の一端に立設されて回転する刃物に向けて、下部コンベヤと共同して肉箱内の材料を送出すようにした食肉スライサーに、肉箱の底部に敷設された下部コンベヤと共同して材料を上から押さえつつ送り出すようにした上押さえ装置を設けることが開示されている。
更に、焼き肉用の肉をスライスして配列する装置として、なた刃を用いた公知の形状のスライサーの出口部にスライサーで切出されたスライス肉片を受取り機外に搬出する取出しコンベヤを設けた装置が市販されている。
特開平6−320490号公報 特開2000−343489公報
上述した特許文献1に開示された装置では、肉載せ台を上方に傾斜させることで斜め切りする。このため、肉載せ台の傾斜角が大きくなり、肉載せ台へ食肉が供給し難い。また、肉載せ台に肉送りコンベヤがないので食肉の送込み量が安定しない。さらには、載置された食肉が前倒れして脱落する恐れがある。
また、特許文献1に開示された装置には、取出しコンベヤがない。しかも、特許文献1に開示された装置では、切り離されたスライス肉が切断側から捲れた(まくれた)状態で出てくる。このため、仮に、スライス肉をコンベヤで受取るようにしても、スライスされた肉が捲れ(まくれ)ているので、うまく整列しない。
更に、特許文献1に開示された装置は、食肉を載置した肉載せ台がスライサー機台上で左右方向に移動するので、スライサーの近傍の作業員にとり危険である。
上述した特許文献2に開示された装置は、前述した特許文献1に開示された装置と同様に肉載せ台の傾斜角が大きいので肉が供給し難い。また、この特許文献2に開示された装置では、載置された食肉が前倒れして脱落することを防止するために、食肉の長さ方向全面に亘って上押え装置が必要である。
上述した市販されているなた刃を用いた装置では、構造上、切断箇所に当て板が装着できない。このため、スライサーから送出される食肉が、スライサーと取出しコンベヤとのつなぎ目で上下の送り込みベルトコンベヤで挟持できなくなると、食肉塊のまま脱落してスライサーでスライスされる肉の歩留まりが悪くなる。
本発明は、上述したような従来技術に付随する問題点を解決して、肉載せ台への食肉の供給がし易く、食肉の送込み量が安定し、載置された食肉が前倒れして脱落する恐れがなく、スライスされた肉がまくれずにうまく整列し、更に、スライサーと取出しコンベヤとのつなぎ目で食肉塊のまま脱落することがない斜め切リスライサーを提供することを目的とする。
本発明においては、上記の目的を、切断箇所に向け斜め下方に傾斜した仮想切断面を設定し、肉載せ台が機台に装置されたクランク機構によって前記傾斜した切断面に沿って一定区間を往復移動するよう機台に支持され、該肉載せ台が載置面上に載置された食肉を送出す送出しコンベヤを具備し、該肉載せ台の食肉の送出し側先端部には食肉の送出し口がその先端面が前記傾斜した切断面に沿うように開口されており、該送出し口には少なくとも前記送出しコンベヤの巾寸法の全巾に亘る受刃部を有する受刃体が固着されており、一方が駆動モーターに連結された一対のプーリーにバンドナイフが巻回され、該バンドナイフは前記肉載せ台が該バンドナイフに向けて斜め上方に移動するにつれて前記送出しコンベヤにより送出される食肉の先端部を前記送出しコンベヤに対し角度αをなして上から斜め下向きに斜め切りし、前記食肉の先端部を受け止める当て板が前記送出し口に対して反送出しコンベヤ側位置にスライス厚みに対応するよう送出し方向へ移動可能に設けられ、前記バンドナイフの刃先と前記当て板の上端面との間に形成されたスライス肉の切出し口から切出されるスライス肉片を展開状態で受取り機外に搬出する取出しコンベヤが設けられたスライサーであって、前記載置面と前記送出し口の先端面とがなす角度αが100度以上の鈍角となるよう構成したことを特徴とする斜め切リスライサーにより、達成する。
より好ましくは、本発明は、切断箇所に向け斜め下方に傾斜した円弧状仮想切断面を設定し、肉載せ台が機台に設けられた支持軸に回動自在に支持されるとともに機台に装置されたクランク機構によって前記傾斜した切断面に沿って一定区間を往復揺動するよう機台に支持され、該肉載せ台が載置面上に載置された食肉を送出す送出しコンベヤを具備し、該肉載せ台の食肉の送出し側先端部には食肉の送出し口がその先端面が前記傾斜した切断面に沿うように開口されており、該送出し口には少なくとも前記送出しコンベヤの巾寸法の全巾に亘る受刃部を有する受刃体が固着されており、一方が駆動モーターに連結された一対のプーリーにバンドナイフが巻回され、該バンドナイフは前記肉載せ台が該バンドナイフに向けて斜め上方に移動するにつれて前記送出しコンベヤにより送出される食肉の先端部を前記送出しコンベヤに対し角度αをなして上から斜め下向きにスライスする刃物としてバンドナイフが設けられ、前記食肉の先端部を受け止める当て板が前記送出し口に対して反送出しコンベヤ側位置にスライス厚みに対応するよう送出し方向へ移動可能に設けられ、前記バンドナイフの刃先と前記当て板の上端面との間に形成されたスライス肉の切出し口から切出されるスライス肉片を展開状態で受取り機外に搬出する取出しコンベヤが設けられたスライサーであって、前記載置面と前記送出し口の円弧状の先端面における弦とがなす角度αが100度以上の鈍角となるよう構成したことを特徴とする斜め切リスライサーとする。
本発明においては、送出しコンベヤの食肉載置面は、略水平状態乃至は送出し方向に向けて前下がりに傾斜した状態とすることが好ましい。
また、本発明の送出しコンベヤを送出しコンベヤの送出し終端部付近を中心として上方に向けて回動させて、食肉の切断方向の長さが短くなるよう調節可能とすることが好ましい。
本発明の鈍角とする角度αは100度以上、より好ましくは100〜170度の鈍角とすることが好ましい。
本発明においては、切断箇所に向け斜め下方に傾斜した切断面に沿わせて肉載せ台を往復移動させ肉載せ台が上昇時に食肉を斜め切りする。このため、スライス肉片が展開された状態で勢い良く切出され、取出しコンベヤ上に整列する。
本発明においては、送出しコンベヤの食肉載置面と、送出し口先端面または送出し口の円弧状の先端面における弦と、がなす角度αを100度以上の鈍角とする。これにより、送出される食肉の先端を斜め切りすることができる。この角度αは、100度以上の鈍角の範囲内で所望する切断方向の長さに見合う角度に自由に設定すればよい。しかも、斜め切りされたスライス肉片mは、後述する図1に示されるように、取出しコンベヤ9の上面に排出されたときに、先端部における上縁の稜角が鈍角となるので、逆に鋭角側が上になるものに比して見栄えが良い。なお、図3においても同様である。
本発明においては、肉載せ台が機台に設けられた支持軸に回動自在に支持されるとともに機台に装置されたクランク機構によって前記切断面に沿って一定区間を往復揺動するよう機台に支持されていると、肉載せ台を揺動させるので動きがスムーズで精度がよい。
加えて、スライスする刃物としてバンドナイフを用いることにより、受刃体とバンドナイフの刃先の隙間が最小に維持できる。このため、生肉やスジの多い食肉でも、確実に切り離されて、取り出しコンベヤ上にきちんと整列させて取り出すことができる。
本発明の送出しコンベヤの食肉載置面を、略水平状態乃至は送出し方向に向けて前下がりに傾斜させた状態とすると、食肉の供給が容易で監視が行き届き、また、食肉の送出しが安定する。更に、切断面が切断箇所に向け斜め下方に傾斜しているので、切出されるスライス肉片が切り出し口の下方に設けた取出しコンベヤ上面にスムーズに引き継がれる。
本発明の送出しコンベヤを終端部付近を中心として上方に回動させると、食肉の切断方向の長さが短くなるよう調節可能である。
しかも、本発明においては、当て板があるので送出される食肉のつなぎ目においても食肉塊の落下が無く全部スライスできるので歩留まりが良い。
以下、本発明の実施例を図示した添付図面を参照して、本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の第一実施例の概略構成を示す側面図であり、図2は、図1に示す第一実施例における受刃体の斜視図である。図3は、本発明の第二実施例の概略構成を示す側面図であり、図4は、図3の部分拡大図である。
図1において、食肉Mをスライスしてスライス肉mとする切断箇所に向け斜め下方に傾斜(図1においては右上から左下へ延在)した仮想切断面Bを設定している。
略水平状態とされた肉載せ台1の食肉載置面に送出しコンベヤ2が設けられている。すなわち、肉載せ台1の送出し始端部と終端部とのそれぞれにローラー3、3が軸支され、ローラー3、3に送出しコンベヤ2が掛け回されている。いずれか一方のローラー3にはサーボモーター(図示せず)が連結されており、送出しコンベヤ2は間欠的に駆動され、送出しコンベヤ2の載置面上に載置された食肉Mを間欠的に切断部に向けて送出す。
なお、この実施例の送出しコンベヤ2は、図1の仮想線で表示したように、送出し終端に位置するローラー3(図1の右側のローラー3)の軸心付近を中心として矢印Dに示すように上方に向けて揺動させ適宜固定して使用することも可能である。このように、送出しコンベヤの食肉載置面は、略水平状態乃至は送出し方向に向けて前下がりに傾斜した状態とされる。
肉載せ台1の送出し方向(図1の右方向)先端部には、食肉Mの送出し口4cがその先端面が切断面Bに沿うように開口されており、送出し口4cには少なくとも送出しコンベヤ2の巾寸法の全巾に亘る受刃部4aを有する受刃体4が固着されている。
第一実施例においては、受刃体4は、図2に示すように、食肉Mの通過窓を囲う額縁状に形成され、刃物が食肉Mを切削していくときの切り終り側(バンドナイフの走行方向側)、即ち、食肉Mの押し付けられる側(図2における矢印A方向側)に位置する縁部4bにも受刃部4aが延設されており、食肉Mの切終り時における受刃となり、柔らかくスジの多い食肉Mでも確実に切り離すようにしている。なお、受刃体4は、必ずしも額縁状でなくともよく、下側縁のみでもよい。しかし、受刃体4に受刃部を具備した切り終わり側縁4bも形成されていればなおよい。
図1の符号5は、公知の構造の食肉Mの上押えを示す。なお、詳細は図示しないが、上押え5は食肉Mの高さ(切断方向の寸法)に応じて調整できるように構成されている。また、送出しコンベヤ2が駆動されて食肉Mが送出される際には、この上押え5は一時的に食肉Mの上面から浮き上がって押さえ状態を解除できるようにすることが望ましい。この上押え5は公知のように送出し機能を有したローラーやコンベヤなどで構成して常時食肉の上面を押圧するようにしてもよい。
このように構成された肉載せ台1は、例えば切断面Bに沿う案内溝などからなる適宜なガイド機構(図示せず)に誘導支持されて、更に、斜め下方に向けて傾斜した切断面Bに沿って、所定の区間を、公知の構造のクランク機構により上下に往復直線移動(矢印C)可能に構成されている。
この際、肉載せ台1の送出し方向先端面(送出し口4cの切断面Bとの対向面)は切断面Bに沿わせるとともに、送出しコンベヤ2の食肉載置面である上面と送出し口4cの先端面とがなす角度αを鈍角とすることで食肉Mの先端を斜め切りする。この角度αは所望する斜め切りの程度(スライスされた肉片mの切断方向の寸法)に応じて決められるが通常100度から170度の範囲内の鈍角に設定される。
肉載せ台1が往復移動の始端位置(図1の状態)にあるときに、送出し口4cに対して反送出しコンベヤ側位置に当て板6が設けられ、食肉の先端部を受け止めるようにしている。当て板6は、例えば調整ネジなどの公知の構造により、送出しコンベヤ2の送出し方向に移動可能として、スライス肉mのスライス厚みに対応するようにしている。
また、この当て板6は、図1に示すように上押え5が食肉Mの先端付近を上部から押圧するときに、食肉Mの鋭角状の先端部を受け止め垂れ下がりを防止するので、スライス厚みが安定する。
また、図1における送出し口4cの上端部付近の切断面B上に刃物の刃先7を位置させて、刃物の刃先7と当て板6の上縁面との間にスライス肉片mの切り出し口を形成する。
この実施例では、公知のように、溝付のガイド板8が機台(図示せず)に取り付けられ、バンドナイフ7は刃先を残してガイド板8の溝内に嵌め込んだ状態で案内される。また、機台の左右には、1対のプーリー(図示せず)が備えられ、いずれか一方のプーリーに駆動用モーター(図示せず)が連結され、これらのプーリーに巻回されたバンドナイフ7が駆動用モーターにより高速回転される。本実施例においては、刃先を鋭利に刃立てした無端帯状のバンドナイフ7を切断面Bに対して所定の逃げ角を付与して装備している。このバンドナイフ7の刃先は少なくとも切終り部において受刃部4aに軽く接触させることが望ましい。
スライス肉mの切出し口付近には、取出しコンベヤ9の始端部が配置されていて、切出されるスライス肉片mを取出しコンベヤ9上に展開状態で受け止めて、機外に搬出する。切断面Bが切断箇所に向け斜め下方に傾斜しているので、切出されるスライス肉片mが切り出し口の下方に設けた取出しコンベヤ9上面にスムーズに引き継がれる。斜め切りされたスライス肉片mは、取出しコンベヤ9の上面に排出されたときに、先端部における上縁の稜角が鈍角となる。このため、スライス肉片mは逆に鋭角側が上になるものに比して見栄えが良い。
図3を参照して、本発明の実施例2を説明する。前述した実施例1と同様に、肉載せ台1の食肉載置面に送出しコンベヤ2が設けられている。すなわち、肉載せ台1の送出し始端部と終端部とのそれぞれにローラー3、3が軸支され、ローラー3、3に送出しコンベヤ2が掛け回されている。いずれか一方のローラー3にはサーボモーター(図示せず)が連結されており、送出しコンベヤ2は間欠的に駆動され、送出しコンベヤ2の載置面上に載置された食肉Mを間欠的に切断部に向けて送出す。
実施例においては、送出しコンベヤ2の食肉載置面は、図3の仮想線で示される揺動終端部位置において、略水平状態とされる。
なお、送出しコンベヤ2は、図3の仮想線で示したように、送出し終端に位置するローラー3(図1の右側のローラー3)の軸心付近を中心として矢印Dに示すように上方に向けて揺動させ適宜固定して使用することも可能である。このように、送出しコンベヤの食肉載置面は、略水平状態乃至は送出し方向に向けて前下がりに傾斜した状態とされる。
この実施例2の肉載せ台1は、図3に示すように、食肉Mの載置面の上方に位置した支持軸10の軸心を中心として揺動可能に支承されるとともにクランク機構(図示せず)に連結され、一定区間を揺動移動(矢印E方向)する構成である。したがって、本実施例では、切断面Bは食肉Mの切断箇所に向け斜め下方に円弧状に傾斜する(図3においては右上から左下へ延在)。
本実施例においても、前述の実施例と同様に、送出し方向(図3の右方向)先端部には、食肉Mの送出し口4cがその先端面が切断面Bに沿うように開口されており、送出し口4cには少なくとも送出しコンベヤ2の巾寸法の全巾に亘る受刃部4cを有する受刃体4が固着されている。
この実施例においても、受刃体4は、送出し口4cを囲う額縁状に形成され、刃物が食肉Mを切削していくときの切り終り側(バンドナイフの走行方向側)、即ち、食肉Mの押し付けられる側に位置する縁部4bにも受刃部4aが延設されており、食肉Mの切終り時における受刃となり、柔らかくスジの多い食肉Mでも確実に切り離すようにしている。なお、受刃体4は、必ずしも額縁状でなくともよく、下側縁のみでもよい。しかし、受刃体4に受刃部を具備した切り終わり側縁4bも形成されていればなおよい。
また、本実施例においても、肉載せ台1が往復移動の始端位置(図1の状態)にあるときに、送出し口4cに対して反送出しコンベヤ側位置に当て板6が設けられ、食肉の先端部を受け止めるようにしている。当て板6の少なくとも送出しコンベヤ側も、図3および図4に示すように、円弧状となる。当て板6は、公知の構造により、送出しコンベヤ2の送出し方向に移動可能として、スライス肉mのスライス厚みに対応するようにしている。
送出し口4cの円弧状の先端面における弦は、送出し口4cの円弧状の先端面における食肉Mの通過部分の上下2点(図4における黒丸点)間を結ぶ直線である。したがって、送出しコンベヤ2の食肉載置面(送出しコンベヤ2の表面)と送出し口4cの円弧状の先端面における弦とのなす角度αは、図4に示す通りの角度となる。
肉載せ台1の送出し方向先端面(送出し口4cの切断面Bとの対向面)は切断面Bに沿わせるとともに、送出しコンベヤ2の食肉載置面である上面と送出し口4cの先端面における弦とがなす角度αを鈍角とすることで食肉Mの先端を斜め切りする。この角度αは所望する斜め切りの程度(スライスされた肉片mの切断方向の寸法)に応じて決められるが通常100度から170度の範囲内の鈍角に設定される。
また、図3における送出し口4cの上端部付近の切断面B上に刃物の刃先7を位置させて、刃物の刃先7と当て板6の上縁面との間にスライス肉片mの切り出し口を形成する。
公知のように、溝付のガイド板8が機台(図示せず)に取り付けられ、バンドナイフ7はバンドナイフ7の刃先を残してガイド板8の溝内に嵌め込んだ状態で案内される。また、機台の左右には、1対のプーリー(図示せず)が備えられ、いずれか一方のプーリーに駆動用モーター(図示せず)が連結され、これらのプーリーに巻回されたバンドナイフ7が駆動用モーターにより高速回転される。本実施例においては、刃先を鋭利に刃立てした無端帯状のバンドナイフ7を切断面Bに対して所定の逃げ角を付与して装備している。このバンドナイフ7の刃先は少なくとも切終り部において受刃部4aに軽く接触させることが望ましい。
スライス肉mの切出し口付近には、取出しコンベヤ9の始端部が配置されていて、切出されるスライス肉片mを取出しコンベヤ9上に展開状態で受け止めて、機外に搬出する。
切断面Bが切断箇所に向け斜め下方に傾斜しているので、切出されるスライス肉片mが切り出し口の下方に設けた取出しコンベヤ9上面にスムーズに引き継がれる。斜め切りされたスライス肉片mは、取出しコンベヤ9の上面に排出されたときに、先端部における上縁の稜角が鈍角となる。このため、スライス肉片mは逆に鋭角側が上になるものに比して見栄えが良い。
第二実施例のその他の構成は第一実施例に準じている。
本発明の第一実施例の概略構成を示す側面図である。 図1に示す第一実施例における受刃体の斜視図である。 本発明の第二実施例の概略構成を示す側面図である。 図3の部分拡大図である。
符号の説明
1 肉載せ台
2 送出しコンベヤ
3 ローラー
4 受刃体
4a 受刃部
4b 縁部
4c 送出し口
5 上押え
6 当て板
7 バンドナイフ
8 ガイド板
9 取出しコンベヤ
10 支持軸
M 食肉
m スライス肉片
矢印A 刃物が食肉を切削していくときの食肉の押し付けられる方向
B 仮想切断面
矢印C 肉載せ台の斜め上下移動方向
矢印D 送出しコンベヤの揺動方向
矢印E 肉載せ台の揺動方向
α 載置面と受刃体の先端面とがなす角度

Claims (5)

  1. 切断箇所に向け斜め下方に傾斜した仮想切断面を設定し、肉載せ台が機台に装置されたクランク機構によって前記傾斜した切断面に沿って一定区間を往復移動するよう機台に支持され、該肉載せ台が載置面上に載置された食肉を送出す送出しコンベヤを具備し、該肉載せ台の食肉の送出し側先端部には食肉の送出し口がその先端面が前記傾斜した切断面に沿うように開口されており、該送出し口には少なくとも前記送出しコンベヤの巾寸法の全巾に亘る受刃部を有する受刃体が固着されており、一方が駆動モーターに連結された一対のプーリーにバンドナイフが巻回され、該バンドナイフは前記肉載せ台が該バンドナイフに向けて斜め上方に移動するにつれて前記送出しコンベヤにより送出される食肉の先端部を前記送出しコンベヤに対し角度αをなして上から斜め下向きに斜め切りし、前記食肉の先端部を受け止める当て板が前記送出し口に対して反送出しコンベヤ側位置にスライス厚みに対応するよう送出し方向へ移動可能に設けられ、前記バンドナイフの刃先と前記当て板の上端面との間に形成されたスライス肉の切出し口から切出されるスライス肉片を展開状態で受取り機外に搬出する取出しコンベヤが設けられたスライサーであって、前記載置面と前記送出し口の先端面とがなす角度αが100度以上の鈍角となるよう構成したことを特徴とする斜め切リスライサー。
  2. 切断箇所に向け斜め下方に傾斜した円弧状仮想切断面を設定し、肉載せ台が機台に設けられた支持軸に回動自在に支持されるとともに機台に装置されたクランク機構によって前記傾斜した切断面に沿って一定区間を往復揺動するよう機台に支持され、該肉載せ台が載置面上に載置された食肉を送出す送出しコンベヤを具備し、該肉載せ台の食肉の送出し側先端部には食肉の送出し口がその先端面が前記傾斜した切断面に沿うように開口されており、該送出し口には少なくとも前記送出しコンベヤの巾寸法の全巾に亘る受刃部を有する受刃体が固着されており、一方が駆動モーターに連結された一対のプーリーにバンドナイフが巻回され、該バンドナイフは前記肉載せ台が該バンドナイフに向けて斜め上方に移動するにつれて前記送出しコンベヤにより送出される食肉の先端部を前記送出しコンベヤに対し角度αをなして上から斜め下向きにスライスする刃物としてバンドナイフが設けられ、前記食肉の先端部を受け止める当て板が前記送出し口に対して反送出しコンベヤ側位置にスライス厚みに対応するよう送出し方向へ移動可能に設けられ、前記バンドナイフの刃先と前記当て板の上端面との間に形成されたスライス肉の切出し口から切出されるスライス肉片を展開状態で受取り機外に搬出する取出しコンベヤが設けられたスライサーであって、前記載置面と前記送出し口の円弧状の先端面における弦とがなす角度αが100度以上の鈍角となるよう構成したことを特徴とする斜め切リスライサー。
  3. 前記送出しコンベヤの食肉載置面が、略水平状態乃至は送出し方向に向けて前下がりに傾斜した状態とされたことを特徴とする請求項1または2に記載の斜め切リスライサー。
  4. 前記送出しコンベヤを送出しコンベヤの送出し終端部付近を中心として上方に向けて回動させて、食肉の切断方向の長さが短くなるよう調節可能としたことを特徴とする請求項1または2に記載の斜め切リスライサー。
  5. 前記角度αを100〜170度の鈍角としたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の斜め切リスライサー。
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