JP5064782B2 - インク及びインクジェット記録装置 - Google Patents
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Description
(式中、Rはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、及びヘキシル基のいずれかを表わし、Mはアルカリ金属を表わす。)
(1)上記(d)成分中のアルカリ金属は、樹脂(分散剤)の可溶化基であるカルボキシル基の会合を阻害し、該カルボキシル基の熱による酸無水物反応などの脱水反応を防ぐ。つまり、本発明のインクが、ヒータ表面で高温に曝されても、樹脂(分散剤)の可溶化基であるカルボキシル基が熱分解されないため、顔料の分散性が低下するのを防止できたものと考えられる。
(2)上記(d)成分のマロン酸部位は弱酸であり、アルカリ金属は強アルカリであるため、(d)成分を含む溶液(すなわち、インク)は緩衝作用を持つ。このため、急激な温度変化の際も弱アルカリ性となり、樹脂(分散剤)の溶解性を保つことができ、顔料の分散性が向上したものと考えられる。
(3)上記(d)成分の構造中のアルキル基が、樹脂(分散剤)及び顔料の疎水性部位と相互作用することにより、顔料の分散性が向上したものと考えられる。
先ず、本発明のインクについて説明する。該インクは、少なくとも(a)顔料、(b)分散剤、(c)液媒体、及び(d)後述する一般式(1)で表わされるマロン酸誘導体のアルカリ金属塩を構成成分として含む。本発明者らは、インクを熱エネルギーの作用により記録ヘッドからインク滴として吐出させるインクジェット記録方法において、顔料を色材としたインクの吐出の安定化方法について鋭意検討した。その結果、インクジェット記録方法に用いるインクとして、後述する(d)成分を含むインクを使用することで、非常に効果的に吐出性能を安定化させることができることを知見して本発明に至った。以下、本発明のインクの各構成成分について説明する。
先ず、本発明のインクを特徴づける(d)成分について述べる。本発明で使用する(d)成分は、下記一般式(1)で表わされる通り、マロン酸誘導体のアルカリ金属塩である。
(式中、Rはアルキル基を表わし、Mはアルカリ金属を表わす。)
エチルマロン酸リチウム塩、エチルマロン酸ナトリウム塩、エチルマロン酸カリウム塩、エチルマロン酸ルビジウム塩、エチルマロン酸セシウム塩、
プロピルマロン酸リチウム塩、プロピルマロン酸ナトリウム塩、プロピルマロン酸カリウム塩、プロピルマロン酸ルビジウム塩、プロピルマロン酸セシウム塩、
ブチルマロン酸リチウム塩、ブチルマロン酸ナトリウム塩、ブチルマロン酸カリウム塩、ブチルマロン酸ルビジウム塩、ブチルマロン酸セシウム塩、
ペンチルマロン酸リチウム塩、ペンチルマロン酸ナトリウム塩、ペンチルマロン酸カリウム塩、ペンチルマロン酸ルビジウム塩、ペンチルマロン酸セシウム塩、
ヘキシルマロン酸リチウム塩、ヘキシルマロン酸ナトリウム塩、ヘキシルマロン酸カリウム塩、ヘキシルマロン酸ルビジウム塩、ヘキシルマロン酸セシウム塩などが挙げられる。
次に、本発明のインクを構成する(a)成分である顔料について説明する。顔料としては、無機顔料や有機顔料など、あらゆる顔料を用いることができる。具体的には、下記に挙げるものを使用できる。しかし、これらに限定されるものではない。
C.I.ピグメントイエロー−1、同−2、同−3、同−12、同−13、同−14、同−16、同−17、同−73、同−74、同−75、同−83、同−93、同−95、同−97、同−98、同−114、同−128、同−129、同−151、同−154、同−195、
C.I.ピグメントレッド−5、同−7、同−12、同−48(Ca)、同−48(Mn)、同−57(Ca)、同−57:1、同−57(Sr)、同−112、同−122、同−123、同−168、同−184、同−202、
C.I.ピグメントブルー−1、同−2、同−3、同−15:3、同−15:34、同−16、同−22、同−60、
C.I.ヴァットブルー−4、同−6など。
次に、本発明のインクを構成する(b)成分である分散剤について説明する。上記に挙げたような顔料をインクの色材として使用する場合には、顔料をインク中で安定に分散させるために分散剤を使用する。前記したように本発明では、(d)成分であるマロン酸誘導体のアルカリ金属塩を用いることで、熱エネルギーの作用により記録ヘッドからインク滴を吐出させて記録を行った際の顔料の分散性の低下の抑制、さらには分散性を高めることを可能とする。分散剤としては、高分子分散剤や界面活性剤系分散剤などを用いることができるが、高分子分散剤(樹脂)を用いた場合に、より高い効果が得られる。勿論、複数のものを併用してもよい。
アクリル酸エステル−マレイン酸共重合物塩、スチレン−メタクリルスルホン酸共重合物塩、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合物塩、β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物塩、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、
ポリビニルアルコールなどを使用することができる。これらの中でも、特に、重量平均分子量が1,000から30,000で、酸価が100から430の範囲のものが好ましい。
次に、本発明のインクを構成する(c)成分である液媒体について説明する。液媒体としては、水を含むものを使用することが好ましく、特に、水と水溶性有機溶剤との混合媒体を用いることが好ましい。水は、種々のイオンを含有する一般の水ではなく、脱イオン水を使用することが望ましい。また、水の含有量としては、水性インク全量に対して、好ましくは35から96質量%の範囲である。水溶性有機溶剤は、インクの粘度を使用上好ましい適当な粘度に調整するためと、インクの乾燥速度を遅らせたり、色材の溶解性を高め、記録ヘッドのノズルの目詰まりを防止するなどの種々の目的で用いられる。インク中の水溶性有機溶剤の総含有量は、インク全量に対して、0.5から20質量%の範囲で使用することが好ましく、さらには、インク全量に対して、1から15質量%の範囲で含有させることがより好ましい。上記範囲とすることで、優れた吐出の安定効果を有し、また、記録ヘッドのノズル詰まりなどの生じにくいインクを得ることができる。
メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、
tert−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、n−ペンタノールなどの炭素数1から5のアルキルアルコール類;
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類;
アセトン、ジアセトンアルコールなどのケトン又はケトアルコール類;
テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類;
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどのオキシエチレン又はオキシプロピレン共重合体;
エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオールなどのアルキレン基が2から6個の炭素原子を含むアルキレングリコール類;
グリセリン;
トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン;
エチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル、トリエチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテルなどの低級アルキルエーテル類;
トリエチレングリコールジメチル(又はエチル)エーテル、テトラエチレングリコールジメチル(又はエチル)エーテルなどの多価アルコールの低級ジアルキルエーテル類;
モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどのアルカノールアミン類;
スルホラン、N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンなどが挙げられる。上記の如き水溶性有機溶剤は、単独でも或いは混合物としても使用することができる。
さらに、本発明のインクには、上記した成分の他に、必要に応じて、従来公知の一般的な各種添加剤を含有させることができる。添加剤としては、例えば、粘度調整剤、pH調整剤、防かび剤、防腐剤、酸化防止剤、消泡剤、界面活性剤や、尿素などのノズル乾燥防止剤などが挙げられ、これらを適宜に選択して添加することができる。
上記のような組成を有する本発明のインクは、熱エネルギーの作用により記録ヘッドからインク滴を吐出させ、記録媒体上に画像を記録するインクジェット記録方法に用いられる。このため、本発明のインクは、その物性が以下の範囲のものであることが好ましい。すなわち、25℃付近でのpHは、3から12であることが好ましく、より好ましくは4から10である。表面張力は、10から60mN/m(dyn/cm)であることが好ましく、より好ましくは15から50mN/m(dyn/cm)である。粘度は、1から30cps(mPa・s)であることが好ましく、より好ましくは1から10cps(mPa・s)である。
次に、本発明のインクジェット記録装置について説明する。本発明のインクジェット記録装置は、上記した本発明のインクを、熱エネルギーの作用により記録ヘッドからインク滴として吐出させ、記録媒体上に画像を記録するための手段を有することを特徴とする。好適なものとしては、例えば、バブルジェット(登録商標)記録方式のインクジェット記録装置が挙げられる。しかし、本発明は、これに限定されず、本発明のインクを用い、かつ、上記の記録方式を採用した装置であればよく、また、その他は従来の装置と同様の構成のものでよい。
[実施例1]
(顔料分散液1の調製)
・スチレン−アクリル酸−アクリル酸ブチル共重合体
(酸価116、重量平均分子量3,700) 5部
・トリエタノールアミン 0.5部
・ジエチレングリコール 5部
・イオン交換水 69.5部
・粉砕メディア:ジルコニウムビーズ1mm径
・粉砕メディアの充填率:50%(体積)
・粉砕時間:3時間
さらに、遠心分散処理(12,000rpm、20分間)を行い、粗大粒子を除去して、固形分が20%である顔料分散液1を得た。
以下の各成分をビーカーにて混合し、25℃にて3時間撹拌し、ポアサイズ1.0μmのミクロフィルター(富士フイルム(株)製)にて加圧濾過したものを実施例1のインクとした。
・ジエチレングリコール 10部
・グリセリン 10部
・ブチルマロン酸カリウム 1部
・イオン交換水 49部
(顔料分散液2の調製)
・スチレン−アクリル酸共重合体
(重量平均分子量:約7,000) 3.5部
・水酸化カリウム 1.0部
・ジエチレングリコール 5.0部
・イオン交換水 65.5部
以下の各成分をビーカーにて混合し、25℃にて3時間撹拌し、ポアサイズ1.0μmのミクロフィルター(富士フイルム(株)製)にて加圧濾過したものを実施例2のインクとした。
・顔料分散液2 20部
・ジエチレングリコール 10部
・グリセリン 10部
・ブチルマロン酸カリウム 1部
・イオン交換水 59部
(顔料分散液3の調製)
・スチレン−アクリル酸共重合体
(重量平均分子量:約7,000) 3.5部
・水酸化カリウム 1.0部
・ジエチレングリコール 5.0部
・イオン交換水 65.5部
以下の各成分をビーカーにて混合し、25℃にて3時間撹拌し、ポアサイズ1.0μmのミクロフィルター(富士フイルム(株)製)にて加圧濾過したものを実施例3のインクとした。
・顔料分散液3 20部
・ジエチレングリコール 10部
・グリセリン 10部
・ブチルマロン酸カリウム 1部
・イオン交換水 59部
(顔料分散液4の調製)
・スチレン−アクリル酸共重合体
(重量平均分子量:約7,000) 3.5部
・水酸化カリウム 1.0部
・ジエチレングリコール 5.0部
・イオン交換水 65.5部
以下の各成分をビーカーにて混合し、25℃にて3時間撹拌し、ポアサイズ1.0μmのミクロフィルター(富士フイルム(株)製)にて加圧濾過したものを実施例4のインクとした。
・顔料分散液4 20部
・ジエチレングリコール 10部
・グリセリン 10部
・ブチルマロン酸カリウム 1部
・イオン交換水 59部
(実施例5のインクの調製)
以下の各成分をビーカーにて混合し、25℃にて3時間撹拌し、ポアサイズ1.0μmのミクロフィルター(富士フイルム(株)製)にて加圧濾過したものを実施例5のインクとした。
・顔料分散液4 20部
・ジエチレングリコール 10部
・グリセリン 10部
・メチルマロン酸カリウム 1部
・イオン交換水 59部
(実施例6のインクの調製)
以下の各成分をビーカーにて混合し、25℃にて3時間撹拌し、ポアサイズ1.0μmのミクロフィルター(富士フイルム(株)製)にて加圧濾過したものを実施例6のインクとした。
・顔料分散液4 20部
・ジエチレングリコール 10部
・グリセリン 10部
・ブチルマロン酸ナトリウム 1部
・イオン交換水 59部
(実施例7のインクの調製)
以下の各成分をビーカーにて混合し、25℃にて3時間撹拌し、ポアサイズ1.0μmのミクロフィルター(富士フイルム(株)製)にて加圧濾過したものを実施例7のインクとした。
・顔料分散液4 20部
・ジエチレングリコール 10部
・グリセリン 10部
・ブチルマロン酸セシウム 1部
・イオン交換水 59部
以下の各成分をビーカーにて混合し、25℃にて3時間攪拌し、ポアサイズ1.0μmのミクロフィルター(富士フイルム(株)製)にて加圧ろ過したものを実施例8のインクとした。
・顔料分散液4 20部
・ジエチレングリコール 10部
・グリセリン 10部
・ブチルマロン酸カリウム 0.5部
・イオン交換水 59.5部
実施例で調製した顔料分散液1〜4をそれぞれ用いて比較例のインクを調製した。
以下の各成分をビーカーにて混合し、25℃にて3時間撹拌した。この混合物をポアサイズ1.0μmのメンブランフィルター(富士フイルム(株)製)で加圧ろ過したものを比較例1のインクとした。
・顔料分散液1 30部
・ジエチレングリコール 10部
・グリセリン 10部
・イオン交換水 50部
以下の各成分をビーカーにて混合し、25℃にて3時間撹拌した。この混合物をポアサイズ1.0μmのメンブランフィルター(富士フイルム(株)製)で加圧ろ過したものを、比較例2のインクとした。
・顔料分散液2 20部
・ジエチレングリコール 10部
・グリセリン 10部
・イオン交換水 60部
以下の各成分をビーカーにて混合し、25℃にて3時間撹拌した。この混合物をポアサイズ1.0μmのメンブランフィルター(富士フイルム(株)製)で加圧ろ過したものを、比較例3のインクとした。
・顔料分散液3 20部
・ジエチレングリコール 10部
・グリセリン 10部
・イオン交換水 60部
以下の各成分をビーカーにて混合し、25℃にて3時間撹拌した。この混合物をポアサイズ1.0μmのメンブランフィルター(富士フイルム(株)製)で加圧ろ過したものを、比較例4のインクとした。
・顔料分散液4 20部
・ジエチレングリコール 10部
・グリセリン 10部
・イオン交換水 60部
以下の各成分をビーカーにて混合し、25℃にて3時間撹拌した。この混合物をポアサイズ1.0μmのメンブランフィルター(富士フイルム(株)製)で加圧ろ過したものを、比較例5のインクとした。
・顔料分散液4 20部
・ジエチレングリコール 10部
・グリセリン 10部
・マロン酸カリウム 1部
・イオン交換水 59部
以下の各成分をビーカーにて混合し、25℃にて3時間撹拌した。この混合物をポアサイズ1.0μmのメンブランフィルター(富士フイルム(株)製)で加圧ろ過したものを比較例6のインクとした。
・顔料分散液4 20部
・ジエチレングリコール 10部
・グリセリン 10部
・ブチルマロン酸アンモニウム 1部
・イオン交換水 59部
上記の実施例1〜8及び比較例1〜6のインクについて、吐出速度及び吐出耐久性を評価した。
測定に際して、記録信号に応じた熱エネルギーをインクに付与することによりインクを吐出させるオンデマンド型マルチ記録ヘッド(BC−02(キヤノン(株)製))を有するインクジェット記録装置を用いた。駆動条件を、駆動パルス幅4.4μs、駆動電圧24.6V、駆動周波数300ヘルツとし、各インクを搭載して、それぞれの吐出速度を測定した。得られた結果を下記の基準で評価し、表2に示した。
A:液滴の吐出速度が10m/s以上12m/s以下。
B:液滴の吐出速度が8m/s以上10m/s未満。
C:液滴の吐出速度が6m/s以上8m/s未満。
D:液滴の吐出速度が6m/s未満。
耐久試験も、吐出速度を測定したと同じインクジェット記録装置を用いて行った。駆動条件は、駆動パルス幅4.4μs、駆動電圧24.6V、駆動周波数6250Hzとした。上記の条件で、各インクについて連続吐出を行い、下記の方法で吐出耐久性を試験した。記録ヘッドから吐出される1×106発分の液滴を容器に収集して、電子天秤で秤量した。具体的には、1×106発分の液滴の吐出前後における容器の重さを秤量し、増加量を求めて、その1×106発における平均の吐出液滴量(すなわち、1発分の量)を算出した。そして、連続吐出を1×108発まで行い、耐久試験の最終の1×106発分の液滴量から求めた平均の吐出液滴量を、耐久試験の当初の1×106発分の液滴量から求めた平均の吐出液滴量と比較し、下記の基準で評価した。得られた結果を表2に示した。
A:9.9×107〜1×108発間の平均の吐出液滴量が0〜1×106発後の平均の吐出液滴量と比べて90%以上。
B:9.9×107〜1×108発間の平均の吐出液滴量が0〜1×106発後の平均の吐出液滴量と比べて90%未満70%以上。
C:9.9×107〜1×108発間の平均の吐出液滴量が0〜1×106発後の平均の吐出液滴量と比べて70%未満。
D:途中で吐出不能に陥った。
Claims (6)
- 前記一般式(1)中のMが、カリウムである請求項1に記載のインク。
- 前記(d)成分の含有量が、インク全量に対して0.005から5質量%である請求項1又は2に記載のインク。
- 前記(b)成分が、ポリアクリル酸塩、スチレン−アクリル酸共重合物塩、スチレン−メタクリル酸共重合物塩、スチレン−アクリル酸−アクリル酸エステル共重合物塩、スチレン−マレイン酸共重合物塩、アクリル酸エステル−マレイン酸共重合物塩、スチレン−メタクリルスルホン酸共重合物塩、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合物塩、β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物塩、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、及びポリビニルアルコールのいずれかである請求項1から3のいずれか1項に記載のインク。
- 前記(b)成分の重量平均分子量が、1,000以上30,000以下である請求項1から4の何れか1項に記載のインク。
- 請求項1から5のいずれか1項に記載のインクを、熱エネルギーの作用により記録ヘッドからインク滴として吐出させ、記録媒体上に画像を記録するための手段を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
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