JP5054846B2 - 認証システム - Google Patents
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Description
入力されたログイン情報を受けた機器制御部10は、認証サーバ2に対してユーザ認証処理を要求し、その要求を受けた認証サーバ2の認証アプリケーション22が、認証が成功したか否かを判定する(ステップS3)。
画面変更の指示を受けた複合機1では、複合機1の内部メモリに保持している標準画面のなかから、指示された標準画面を表示させる。この標準画面が、複合機1がログイン後に表示させる初期表示画面となる。
一方、複合機1の固有の機能ではないアプリケーション操作中にログアウトした場合には、次回のログイン時にアプリケーションの操作画面が表示されることになる。この場合、HTML等で記述されたアプリケーションの表示画面を呼び出すよう複合機1を制御する情報を、認証サーバ2から複合機1に送信する。複合機1では、この情報を受けてアプリケーションサーバ3からアプリケーションの表示画面を呼び出し、初期表示画面として表示させる。
起動通知の送信は、ユーザ認証機能が有効から無効になったときにも実行される。ここでは、複合機1の機器情報と、ユーザ認証機能が無効になったことを示す情報とを含む起動通知が複合機1から認証サーバ2に送信される。また、複合機1が起動した時に、ユーザ認証機能が既に有効となっている場合にも、起動通知が認証サーバ2に送信される。
複合機情報とは、複合機の機器情報、その機器情報が示す複合機の電源がオンであるかオフであるかを示す情報、及び機器情報が示す複合機を認証対象とするか否かを示す情報を含む。
一方、複合機管理部23は、取得した複合機情報により、複合機1のユーザ認証機能が無効から有効になったことを検知した場合、(I)その複合機1を認証対象として複合機情報を書き換える(無効から有効に書き換える)か、若しくは(II)その複合機1を認証対象として新たに加え、機器情報から複合機情報を作成する。このような処理により、複合機管理部23は認証対象として複合機1を追加することができる。
また、ユーザ認証機能が無効になったことを示す情報を含む起動通知を受信した場合には、その複合機1を認証対象から外すように、複合機情報を有効から無効に書き換えるか、その複合機1の複合機情報自体を削除すればよい。
認証サーバ2の認証アプリケーション22は、ログイン画面の要求に応じて、認証サーバ2の内部メモリからログイン画面を読み出して複合機1に返信する(ステップS15)。複合機1の機器制御部10は、受信したログイン画面を表示部11bに操作画面として表示させる。
ユーザが複合機1で入力したログイン情報は、複合機1から認証サーバ2に送信される。認証部25は、受信したログイン情報とユーザ管理テーブル50とを照合し、ログイン情報に合致するユーザ認証情報がユーザ管理テーブル50にあるか否かで認証を行う。認証がOKの場合、認証サーバ2の複合機制御部24は、ログインするユーザが前回ログアウト時に表示させた最終表示画面の情報をユーザ情報管理DB26から取得し、複合機1に対して画面変更の指示を行なう。このとき、前回のログアウト時の最終表示画面が、次のログイン時の初期表示画面として適さないと判断したときには、実際の最終表示画面に代えて、所定の初期表示画面を表示させたり、あるいは、最終表示画面の上位階層の画面を表示させたりする。この処理の詳細は後述する。
機能有効/無効管理テーブル51は、ユーザ情報管理DB26に含まれ、ユーザID毎に、複合機の各機能(要素機能)についての有効/無効を示す情報が関連付けられている。なお、有効/無効を示す情報は、その機能に対するユーザ制限を示す情報であり、権限情報であるともいえる。
より具体的には、ログインされたユーザIDをキーとして、機能有効/無効管理テーブル51からそのユーザIDに対応する有効/無効情報を抽出し、抽出した有効/無効情報からそのユーザに定められた機能毎の有効/無効を判別する。
このとき、複合機の機能ごとに画面が階層構造をもっている場合には、最終表示管理テーブルに記録する最終表示画面情報として、機能のいずれの階層の画面かを特定する情報を付与することができる。これにより、最終表示画面管理テーブルにより、複合機1で表示される特定の画面情報を管理することができる。
複合機1の機器制御部10は、操作部11に対する所定のユーザ操作に応じて、ユーザのログアウト処理を開始する(ステップS21)。そして複合機1がログアウト時に表示していた表示画面情報(最終表示画面情報)を取得し(ステップS22)、次回ログイン時の初期表示画面として利用可能かどうかを判別する(ステップS23)。ここでは、取得した前回ログアウト時の表示画面情報が、初期表示画面テーブルの情報に一致するかどうかを確認する。表示画面情報とは、表示画面そのものの画像データではなく、複合機で表示可能に用意されている標準画面のなかからいずれかの標準画面を特定できる情報である。また、上記の初期表示画面テーブルは、複合機1でログインした時に初期表示可能な画面を特定する情報を予め記憶したテーブルである。
例えば、第1階層がコピー機能の設定画面であるとき、その第2階層の画面は、コピーの解像度設定画面である。また、第1階層がスキャン機能の設定画面であるとき、その第2階層の画面としては、スキャンした画像データの宛先設定画面及び解像度設定画面があり、さらに宛先設定画面の下層である第3階層の画面としてアドレス帳画面がある。
複合機1の機器制御部10は、前回ログアウト時に表示していた最終表示画面が、初期表示画面管理テーブル53に記録されている画面に一致している場合には、ログアウト時の表示画面が次のログイン時の初期表示画面として利用可能であるものと判断する。
初期表示画面管理テーブル53は、複合機1の機器制御部10のメモリ、もしくは他の図示しないメモリに記憶保持される。このメモリが本発明の初期表示画面記憶手段に該当する。
一方、ステップS23でログアウト時の最終表示画面が初期表示画面として利用可能ではない場合、複合機1は、ログアウト時に表示していた画面ではなく、予め定められている画面を代替最終表示画面として設定し(ステップS24)、その画面情報を最終表示画面情報として認証サーバに通知する。
さらに、複数の異なる複合機を認証サーバで管理している場合であっても、システムとして統一的なポリシーを認証サーバ側で制御することができるようになる。
上記第1の実施例では、複合機1におけるログアウト時の最終表示画面が次のログイン時の初期表示画面として利用できない場合、予め定められている最終表示画面を認証サーバ2に通知していた。これに対して、第2の実施例では、複合機1におけるログアウト時の最終表示画面が次のログイン時の初期表示画面として利用できない場合には、代替画面として、その最終表示画面の上位階層にあたる画面情報を利用する。
複合機1は、最終表示画面情報の上位階層の画面が初期表示画面テーブルに存在している場合、その上位階層の画面のうち最も下位の階層の画像(階層が深い画像)を初期表示画面として利用するものとして、その画面情報を最終表示画面情報として認証サーバ2に送信する。認証サーバ2側の処理は、第1の実施例と同様である。
上記第1及び第2の実施例では、最終表示画面情報と初期表示画面テーブルの情報とを比較する処理をログアウト時に行っていたが、第3の実施例では、同様の処理をログイン時の画面変更指示のタイミングで実行する。
図11は、ログイン時の画面切換処理の一例を説明するためのフローチャートである。
複合機1は、ログインにより認証が成功すると、認証サーバ2から送信された画面変更指示を受信する(ステップS41)。認証サーバ2から送信される画面変更指示は、第1の実施例で認証が成功したときに認証サーバ2から複合機1に送信される画面変更指示と同様のものである(例えば、図2のステップS5)。ここでは、認証サーバ2は、前回の複合機1のログアウト時に複合機1から送信された最終表示画面情報をユーザごとに保持しておき、次のログイン時に、最終表示画面情報により特定される画面を初期表示画面として表示させる指示(初期モード設定情報)を複合機1に送信する。
上記実施例1〜3では、ログアウト時の最終表示画面が次回のログイン時の初期表示画面に適しているか否かの判断を複合機1で行うようにしていた。本実施例では、このような判断を認証サーバ2で行うようにする。
図12は、認証サーバにおける初期表示画面の判定処理の一例を説明するためのフローチャートである。まず複合機1は、ログアウト時に表示していた最終表示画面情報を認証サーバ2に送信する。
最終表示画面情報が、初期表示画面テーブルの情報と一致した場合には、その最終表示画面情報を保持しておき、複合機1が次回ログインし、そのユーザの認証が成功したときに、保持しておいた最終表示画面情報を用いて初期表示画面として切り換える指示(初期モード設定情報)を複合機1に送信する(ステップS54)。
そして認証サーバでは、複合機1が次回ログインし、そのユーザの認証が成功したときに、保持しておいた最終表示画面情報を用いて初期表示画面として切り換える指示(初期モード設定情報)を複合機1に送信する(ステップS54)。
上記の各実施例1〜4における処理を、複数の複合機1と認証サーバ2とが接続されたシステムにより実現することができる。つまり、認証サーバ2では、複数の複合機1のそれぞれについて、複合機1のログアウト時の最終表示画面情報を管理し、各複合機1に対して初期モード設定情報を送信することで、複数の複合機1を管理することができる。
本実施例では、上記の各実施例1〜4の処理を、同一ユーザが同一機種の異なる複合機でログイン操作を行ったときにも実行できるようにする。
本実施例では、図7に示すような最終表示画面管理テーブルにおいて、さらにユーザID毎にそのユーザが前回ログアウトしたときの複合機1の機種情報を記憶させておく。機種情報としては、例えば複合機1の製品型番などを用いることができる。また、複合機1のログイン時に認証サーバ2に送信する起動通知において、起動通知に含まれる機器情報に対して、さらに機種情報を含めて送信するものとする。
複合機1では、画像形成時の解像度等の各種の設定値が設定されている。このような複合機1の設定値を最終表示画面情報とともに記憶させておくことにより、次回ログイン時に、前回のログアウト時の設定値を取得して複合機1に設定させることができるようになる。
Claims (7)
- 複合機に入力されたログイン情報の認証を行う認証システムにおいて、
前記複合機がログイン時に初期表示可能な画面を特定する情報を予め記憶する初期表示画面記憶手段と、
前記複合機のログアウト時の最終表示画面を特定する情報と、前記初期表示画面記憶手段に記憶した情報とを比較し、前記ログアウト時の最終表示画面を特定する情報が、前記初期表示画面記憶手段に記憶した情報に一致しない場合、前記最終表示画面を特定する情報が、次回のログイン時の初期表示画面を特定する情報として適していないと判断し、前記ログアウト時の最終表示画面を特定する情報が、前記初期表示画面記憶手段に記憶した情報に一致した場合、前記最終表示画面を特定する情報が、次回のログイン時の初期表示画面を特定する情報として適していると判断する判断手段と、を有し、
前記判断手段によって前記最終表示画面を特定する情報が次回のログイン時の初期表示画面を特定する情報として適していないと判断した場合には、前記初期表示画面記憶手段に記憶されている前記最終表示画面の上位階層の画面のうち、前記最終表示画面に最も近い階層の画面を次回のログイン時の初期表示画面として前記複合機に表示させ、
前記判断手段によって前記最終表示画面を特定する情報が、次回のログイン時の初期表示画面を特定する情報として適していると判断した場合には、前記最終表示画面を次回のログイン時の初期表示画面として前記複合機に表示させることを特徴とする認証システム。 - 請求項1に記載の認証システムにおいて、
前記複合機から通知された該複合機におけるログアウト時の最終表示画面を特定する情報を記憶する記憶手段と、
前記複合機がログインした後の初期表示画面を指示する初期モード設定情報を前記複合機に通知する手段とを有し、
前記初期モード設定情報は、前記最終表示画面を特定する情報と、該最終表示画面を前記初期表示画面として表示することを指示する情報とを含み、
該複合機のログアウト時の最終表示画面を特定する情報を前記記憶手段に通知する手段と、
前記通知された前記初期モード設定情報に基づいて、ログイン後の初期表示画面として前記最終表示画面を表示する制御を行う制御手段と、を有し、
該判断手段は、前記ログアウト時の最終表示画面を特定する情報と、前記初期表示画面記憶手段に記憶した情報と比較し、前記最終表示画面を特定する情報が、次回のログイン時の初期表示画面を特定する情報として適しているか否かを判断するものであって、
前記判断手段によって前記ログアウト時の最終表示画面を特定する情報が、次回のログイン時の初期表示画面を特定する情報として適さないと判断した場合には、前記ログアウト時の最終表示画面を特定する情報ではなく、前記初期表示画面記憶手段に記憶されている前記最終表示画面の上位階層の画面のうち、前記最終表示画面に最も近い階層の画面を特定する情報を前記最終表示画面を特定する情報として前記記憶手段に通知することを特徴とする認証システム。 - 請求項1に記載の認証システムにおいて、
前記複合機から通知された該複合機におけるログアウト時の最終表示画面を特定する情報を記憶する記憶手段と、
前記複合機がログインした後の初期表示画面を指示する初期モード設定情報を前記複合機に通知する手段とを有し、
前記初期モード設定情報は、前記最終表示画面を特定する情報と、該最終表示画面を前記初期表示画面として表示することを指示する情報とを含み、
前記複合機のログアウト時の最終表示画面を特定する情報を前記記憶手段に通知する手段と、
前記通知された前記初期モード設定情報に基づいて、ログイン後の初期表示画面として前記最終表示画面を表示する制御を行う制御手段と、を有し、
該判断手段は、前記初期モード設定情報に含まれる最終表示画面を特定する情報と、前記初期表示画面記憶手段に記憶した情報とを比較し、前記最終表示画面を特定する情報が、次回のログイン時の初期表示画面を特定する情報として適しているか否かを判断するものであって、
前記判断手段によって前記初期モード設定情報に含まれる最終表示画面を特定する情報が、次回のログイン時の初期表示画面を特定する情報として適さないと判断した場合には、前記初期モード設定情報で指定された最終表示画面ではなく、前記初期表示画面記憶手段に記憶されている前記最終表示画面の上位階層の画面のうち、前記最終表示画面に最も近い階層の画面を、次回のログイン時の初期表示画面として表示させることを特徴とする認証システム。 - 請求項1に記載の認証システムにおいて、
前記複合機のログアウト時の最終表示画面を特定する情報を通知する手段と、
前記複合機がログインした後の初期表示画面を指示する初期モード設定情報に基づいて、ログイン後の初期表示画面として前記最終表示画面を表示する制御を行う制御手段と、
前記複合機から通知された該複合機におけるログアウト時の最終表示画面を特定する情報を記憶する記憶手段と、
前記最終表示画面を特定する情報と、該最終表示画面を前記初期表示画面として表示することを指示する情報とを含む初期モード設定情報を前記複合機に通知する手段と、を有し、
該判断手段は、前記ログアウト時の最終表示画面を特定する情報と、前記初期表示画面記憶手段に記憶した情報とを比較し、前記最終表示画面を特定する情報が、次回のログイン時の初期表示画面を特定する情報として適しているか否かを判断するものであって、
前記判断手段によって前記ログアウト時の最終表示画面を特定する情報が、前記次回のログイン時の初期表示画面を特定する情報として適さないと判断した場合には、前記ログアウト時の最終表示画面を特定する情報ではなく、前記初期表示画面記憶手段に記憶されている前記最終表示画面の上位階層の画面のうち、前記最終表示画面に最も近い階層の画面を特定する情報を、前記最終表示画面を特定する情報として前記初期モード設定情報に含めて前記複合機に送信することを特徴とする認証システム。 - 請求項2〜4のいずれか1に記載の認証システムにおいて、
前記ログアウト時の最終表示画面を特定する情報を、複合機固有の機器情報に関連付けて前記記憶手段に記憶し、
前記初期モード設定情報を前記複合機に通知する手段は、前記複合機固有の機器情報に該当する初期モード設定情報を前記複合機に通知することを特徴とする認証システム。 - 請求項2〜4のいずれか1に記載の認証システムにおいて、
前記ログアウト時の最終表示画面を特定する情報に関連付けて、前記複合機の機種情報を前記記憶手段に記憶し、
前記前記初期モード設定情報を前記複合機に通知する手段は、前記機種情報が一致する複合機に対して前記初期モード設定情報を通知することを特徴とする認証システム。 - 請求項2〜4のいずれか1に記載の認証システムにおいて、
前記ログアウト時の最終表示画面を特定する情報に関連付けて、前記複合機の設定情報を前記記憶手段に記憶し、
前記前記初期モード設定情報を前記複合機に通知する手段は、前記初期モード設定情報とともに前記設定情報を前記複合機に通知することを特徴とする認証システム。
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