JP5054646B2 - 拍位置推定装置、拍位置推定方法および拍位置推定プログラム - Google Patents
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Description
図1は、拍位置推定装置100の構成を示すブロック図である。拍位置推定装置100は、楽曲データの拍位置を推定する。具体的には、拍位置推定装置100は、楽曲データを提供するコンテンツサーバであってもよいし、携帯電話機や携帯音楽プレーヤー等の携帯端末であってもよい。
次に、拍位置推定装置100の動作を説明する。図2は、本発明に係る拍位置推定装置100の特徴的な動作の一例を示すフローチャートである。まず、拍位置推定装置100は、最初の解析区間を設定する(ステップS1)。そして、全ての解析区間について拍位置の検出および検証が終了しているか否かを判定する(ステップS2)。全ての解析区間について拍位置の検出および検証が終了している場合には、拍を統合し(ステップS3)、統合された拍の位置を推定された拍位置として出力し、終了する。一方、全ての解析区間について拍位置の検出および検証が終了していない場合には、設定された解析区間の楽曲データを抽出する(ステップS4)。
図3(a)〜(d)は、それぞれ解析区間の設定、解析区間における拍位置の検出、検証区間の設定、および検証区間における拍位置の検出を示す概略図である。図3(a)に示すように、拍位置推定の対象となる楽曲データに対して、まず解析区間201が設定される。そして、図3(b)に示すように、解析区間201について拍位置P1〜P3が検出される。次に、図3(c)に示すように、検出された拍間隔よりやや広い検証区間301が設定される。そして、図3(d)に示すように、検証区間301について拍位置R1、R2が検出される。拍位置R1、R2のそれぞれの誤差範囲内に、解析区間201について検出された拍位置P1〜P3が入っているかを判定することにより検証処理を行う。たとえば、図3に示す解析区間における第1、第2拍位置P1、P2と検証区間における第1、第2拍位置R1、R2が一致しない場合に不適当と判定される。
図4は、拍位置検出処理を示すフローチャートである。上記のように設定された解析区間の楽曲データを抽出し、入力波形に対して短時間フーリエ変換を適用し、入力波形におけるスペクトログラムを計算する(ステップT1)。スペクトログラムから時系列でのパワー関数を求め(ステップT2)、自己相関関数により拍間隔を算出し(ステップT3)、相互相関関数により拍位置を算出することで拍位置を検出する(ステップT4)。
図5(a)〜(c)は、それぞれ解析区間の設定例を示す概略図である。解析区間設定部102は、解析区間の位置をシフトさせて次の解析区間の開始位置を設定する。たとえば、図5(a)に示すように、直前の解析区間202の終了位置の直後に次の解析区間203の開始位置を設定する。また、図5(b)に示すように、直前の解析区間202の位置と重複して次の解析区間204設定してもよい。また、図5(c)に示すように、直前の解析区間202で検出された拍間隔を飛ばして次の解析区間205設定してもよい。図5(b)に示す解析区間の設定方式では、直前の解析区間202の検出結果を利用し、検出された拍位置の間隔分、解析区間をシフトさせる。なお、シフト量は1拍分(拍間隔)とすることが好ましいがこれに限らない。
次に、統合および基本拍位置推定について説明する。図6は、検出した拍位置の統合処理を示す概略図である。たとえば、統合部118は、図5(a)〜(c)に示すいずれかの方法で解析区間をシフトさせ、各時系列上で重複して得られた検出結果を加算する。
101 初期設定部
102 解析区間設定部
103 検証区間設定部
106 楽曲データベース
107 区間抽出部
110 拍位置検出部
111 位置判定部
113 記録部
114 検証部
118 統合部
119 基本拍位置推定部
120 拍情報記憶部
121 メタ情報生成部
201〜205 解析区間
301 検証区間
P1〜P3、R1、R2 拍位置
Claims (12)
- 楽曲データの拍位置を推定する拍位置推定装置であって、
最初の解析区間を設定する初期設定部と、
前記最初の解析区間に続く解析区間を逐次設定する解析区間設定部と、
前記各解析区間内に検証区間を設定する検証区間設定部と、
前記各解析区間または検証区間の楽曲データについて拍位置を検出する拍位置検出部と、
前記各解析区間で検出された拍位置と前記各解析区間内の検証区間で検出された拍位置とが一致するか否かを検証する検証部と、を備え、
前記検証結果に基づき楽曲データ全体にわたり拍位置を推定することを特徴とする拍位置推定装置。 - 前記検証区間設定部は、前記各解析区間で検出された拍位置に基づいて、検証区間を設定することを特徴とする請求項1記載の拍位置推定装置。
- 前記解析区間設定部は、前記検証結果に基づき楽曲データ全体にわたり解析区間を逐次設定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の拍位置推定装置。
- 前記解析区間についての拍位置の検出結果に基づき、前記解析区間の開始位置が適当か否かを判定する位置判定部を更に備え、
判定の結果、前記解析区間の開始位置が不適当である場合に、前記解析区間設定部は、開始位置をシフトさせた次の解析区間を設定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の拍位置推定装置。 - 前記解析区間設定部は、前記検証の結果、前記拍位置が一致しないときに、前記検証区間で検出された拍位置を基準にして、次の解析区間の長さおよび開始位置を設定することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の拍位置推定装置。
- 前記解析区間設定部は、前記検証の結果、前記拍位置が一致しないときに、前記検証区間で検出された拍位置の間隔より標準最低拍間隔以上長い間隔を次の解析区間の長さに設定することを特徴とする請求項5記載の拍位置推定装置。
- 前記解析区間設定部は、直前に設定された解析区間内で検出された最初の拍位置から、前記解析区間または前記検証区間で検出された拍間隔の一拍分シフトさせた位置を開始位置として次の解析区間を設定することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の拍位置推定装置。
- 前記解析区間設定部は、直前に設定された解析区間内で検出された最後の拍位置から、前記解析区間または前記検証区間で検出された拍間隔の一拍分シフトさせた位置を開始位置として次の解析区間を設定することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の拍位置推定装置。
- 前記解析区間設定部は、前記検証の結果、前記拍位置が一致しない区間に重ならないよう、次の解析区間の開始位置を設定することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の拍位置推定装置。
- 前記各解析区間で検出された拍位置を楽曲データ全体にわたり統合する統合部を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の拍位置推定装置。
- 楽曲データの拍位置を推定する拍位置推定方法であって、
最初の解析区間を設定すると、
前記最初の解析区間に続く解析区間を逐次設定する解析区間設定ステップと、
前記各解析区間内に検証区間を設定する検証区間設定ステップと、
前記各解析区間または検証区間の楽曲データについて拍位置を検出する拍位置検出ステップと、
前記各解析区間で検出された拍位置と前記各解析区間内の検証区間で検出された拍位置とが一致するか否かを検証する検証ステップと、を含み、
前記検証区間設定ステップでは、前記各解析区間で検出された拍位置に基づいて、検証区間を設定し、
前記解析区間設定ステップでは、前記検証結果に基づき楽曲データ全体にわたり解析区間を逐次設定することを特徴とする拍位置推定方法。 - 楽曲データの拍位置を推定する拍位置推定プログラムであって、
最初の解析区間を設定する初期設定処理と、
前記最初の解析区間に続く解析区間を逐次設定する解析区間設定処理と、
前記各解析区間内に検証区間を設定する検証区間設定処理と、
前記各解析区間または検証区間の楽曲データについて拍位置を検出する拍位置検出処理と、
前記各解析区間で検出された拍位置と前記各解析区間内の検証区間で検出された拍位置とが一致するか否かを検証する検証処理と、をコンピュータに実行させ、
前記検証区間設定処理では、前記各解析区間で検出された拍位置に基づいて、検証区間を設定し、
前記解析区間設定処理では、前記検証結果に基づき楽曲データ全体にわたり解析区間を逐次設定することを特徴とする拍位置推定プログラム。
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