JP5045489B2 - データ変更検知装置、データ変更検知方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
そして、このデジタル署名を利用して、ログのように時系列で連続して発生するデジタルデータを改ざんから保護しようとする技術がある(例えば、特許文献1参照)。
データを時系列に記憶するデータ時系列記憶手段と、
前記データ時系列記憶手段に記憶されているデータを、該データを時系列に沿って分割
した複数の分割データに分けて、記憶するデータ分割記憶手段と、
前記データ分割記憶手段に記憶されている分割データ毎に、該分割データを所定の要約
関数で要約して得た要約を記憶する分割要約記憶手段と、
前記分割要約記憶手段から、要約を読み出す要約読出手段と、
前記要約読出手段により読み出された要約に要約された元の分割データを、前記データ
分割記憶手段から読み出す分割データ読出手段と、
前記分割データ読出手段により読み出された分割データを前記所定の要約関数で要約し
て要約を取得する読出要約取得手段と、
前記要約読出手段により読み出された要約と、前記読出要約取得手段により取得された
要約と、が一致するか否かを判別する要約一致判別手段と、
前記要約一致判別手段により要約が一致すると判別されたときに、前記分割データ読出
手段により読み出された分割データが、前記データ時系列記憶手段に記憶されているデー
タに含まれているか否かを判別する分割データ含有判別手段と、
前記分割データ含有判別手段により分割データが前記データ時系列記憶手段に記憶され
ているデータに含まれていないと判別されたときに、前記データ時系列記憶手段に記憶さ
れているデータが変更されていることを示す情報を出力するデータ変更情報出力手段と、を備え、
更に、
データを時系列に取得するデータ取得手段と、
前記データ取得手段により取得されたデータを前記データ時系列記憶手段に記録するデ
ータ時系列記録制御手段と、
データを分割するタイミングを指示する分割タイミング指示手段と、
前記データ取得手段により取得されたデータを前記分割タイミング指示手段により指示
されたタイミングで区切って得た分割データを前記データ分割記憶手段に記録するデータ
分割記録制御手段と、
前記データ分割記録制御手段により前記データ分割記憶手段に記録される分割データを
前記所定の要約関数で要約して要約を取得する記録要約取得手段と、
前記記録要約取得手段により取得された要約を前記分割要約記憶手段に記録する分割要
約記録制御手段と、を備え、
前記要約読出手段は、前記分割要約記憶手段から、要約を順次読み出す要約順次読出手
段を有し、
前記分割要約記録制御手段により実行される処理と前記要約順次読出手段により実行さ
れる処理とは、並列処理され、
更に、
前記分割タイミング指示手段により指示される複数のタイミングの中の1のタイミング
で前記データ時系列記憶手段に記憶されているデータを分割した大分割データを取得する
大分割データ取得手段と、
前記大分割データ取得手段により大分割データが取得されたときに、前記分割要約記憶
手段から、すべての要約を読み出す大分割用要約読出手段と、
前記大分割用要約読出手段により読み出された要約毎に、該要約に要約された元の分割
データを、前記データ分割記憶手段から読み出す大分割用分割データ読出手段と、
前記大分割用分割データ読出手段により読み出された分割データ毎に、該分割データを
前記所定の要約関数で要約して要約を取得する大分割用読出要約取得手段と、
分割データ毎に、前記大分割用要約読出手段により読み出された要約と、前記大分割用
読出要約取得手段により取得された要約と、が一致するか否かを判別する大分割用要約一
致判別手段と、
前記大分割用要約一致判別手段により分割データ毎に要約がすべて一致すると判別され
たときに、前記大分割用分割データ読出手段により読み出されたすべての分割データを分
割された順に結合し、該結合したデータを前記所定の要約関数で要約して要約を取得する
結合データ要約取得手段と、
前記大分割データ取得手段により取得された大分割データを前記所定の要約関数で要約
して要約を取得する大分割データ要約取得手段と、
前記結合データ要約取得手段により取得された要約と、前記大分割データ要約取得手段
により取得された要約と、が一致するか否かを判別する大分割データ要約一致判別手段と
、
前記大分割データ要約一致判別手段により要約が一致しないと判別されたときに、前記
大分割データ取得手段により取得された大分割データが変更されていることを示す情報を
出力する大分割データ変更情報出力手段と、を備える。
データを時系列に記憶するデータ時系列記憶部と、
前記データ時系列記憶部に記憶されているデータを、該データを時系列に沿って分割し
た複数の分割データに分けて、記憶するデータ分割記憶部と、
前記データ分割記憶部に記憶されている分割データ毎に、該分割データを所定の要約関
数で要約して得た要約を記憶する分割要約記憶部と、を備える装置を用いるデータ変更検
知方法であって、
前記分割要約記憶部から、要約を読み出す要約読出ステップと、
前記要約読出ステップにより読み出された要約に要約された元の分割データを、前記デ
ータ分割記憶部から読み出す分割データ読出ステップと、
前記分割データ読出ステップにより読み出された分割データを前記所定の要約関数で要
約して要約を取得する読出要約取得ステップと、
前記要約読出ステップにより読み出された要約と、前記読出要約取得ステップにより取
得された要約と、が一致するか否かを判別する要約一致判別ステップと、
前記要約一致判別ステップにより要約が一致すると判別されたときに、前記分割データ
読出ステップにより読み出された分割データが、前記データ時系列記憶部に記憶されてい
るデータに含まれているか否かを判別する分割データ含有判別ステップと、
前記分割データ含有判別ステップにより分割データが前記データ時系列記憶部に記憶さ
れているデータに含まれていないと判別されたときに、前記データ時系列記憶部に記憶さ
れているデータが変更されていることを示す情報を出力するデータ変更情報出力ステップ
と、を備え、
更に、
データを時系列に取得するデータ取得ステップと、
前記データ取得ステップにより取得されたデータを前記データ時系列記憶部に記録するデータ時系列記録制御ステップと、
データを分割するタイミングを指示する分割タイミング指示ステップと、
前記データ取得ステップにより取得されたデータを前記分割タイミング指示ステップにより指示されたタイミングで区切って得た分割データを前記データ分割記憶部に記録するデータ分割記録制御ステップと、
前記データ分割記録制御ステップにより前記データ分割記憶部に記録される分割データを前記所定の要約関数で要約して要約を取得する記録要約取得ステップと、
前記記録要約取得ステップにより取得された要約を前記分割要約記憶部に記録する分割要約記録制御ステップと、を備え、
前記要約読出ステップは、前記分割要約記憶部から、要約を順次読み出す要約順次読出ステップを有し、
前記分割要約記録制御ステップにより実行される処理と前記要約順次読出ステップにより実行される処理とは、並列処理され、
更に、
前記分割タイミング指示ステップにより指示される複数のタイミングの中の1のタイミングで前記データ時系列記憶部に記憶されているデータを分割した大分割データを取得する大分割データ取得ステップと、
前記大分割データ取得ステップにより大分割データが取得されたときに、前記分割要約記憶部から、すべての要約を読み出す大分割用要約読出ステップと、
前記大分割用要約読出ステップにより読み出された要約毎に、該要約に要約された元の分割データを、前記データ分割記憶部から読み出す大分割用分割データ読出ステップと、
前記大分割用分割データ読出ステップにより読み出された分割データ毎に、該分割データを前記所定の要約関数で要約して要約を取得する大分割用読出要約取得ステップと、
分割データ毎に、前記大分割用要約読出ステップにより読み出された要約と、前記大分割用読出要約取得ステップにより取得された要約と、が一致するか否かを判別する大分割用要約一致判別ステップと、
前記大分割用要約一致判別ステップにより分割データ毎に要約がすべて一致すると判別されたときに、前記大分割用分割データ読出ステップにより読み出されたすべての分割データを分割された順に結合し、該結合したデータを前記所定の要約関数で要約して要約を取得する結合データ要約取得ステップと、
前記大分割データ取得ステップにより取得された大分割データを前記所定の要約関数で要約して要約を取得する大分割データ要約取得ステップと、
前記結合データ要約取得ステップにより取得された要約と、前記大分割データ要約取得ステップにより取得された要約と、が一致するか否かを判別する大分割データ要約一致判別ステップと、
前記大分割データ要約一致判別ステップにより要約が一致しないと判別されたときに、前記大分割データ取得ステップにより取得された大分割データが変更されていることを示す情報を出力する大分割データ変更情報出力ステップと、を備える。
コンピュータを、
データを時系列に記憶するデータ時系列記憶手段、
前記データ時系列記憶手段に記憶されているデータを、該データを時系列に沿って分割
した複数の分割データに分けて、記憶するデータ分割記憶手段、
前記データ分割記憶手段に記憶されている分割データ毎に、該分割データを所定の要約
関数で要約して得た要約を記憶する分割要約記憶手段、
前記分割要約記憶手段から、要約を読み出す要約読出手段、
前記要約読出手段により読み出された要約に要約された元の分割データを、前記データ
分割記憶手段から読み出す分割データ読出手段、
前記分割データ読出手段により読み出された分割データを前記所定の要約関数で要約し
て要約を取得する読出要約取得手段、
前記要約読出手段により読み出された要約と、前記読出要約取得手段により取得された
要約と、が一致するか否かを判別する要約一致判別手段、
前記要約一致判別手段により要約が一致すると判別されたときに、前記分割データ読出
手段により読み出された分割データが、前記データ時系列記憶手段に記憶されているデー
タに含まれているか否かを判別する分割データ含有判別手段、
前記分割データ含有判別手段により分割データが前記データ時系列記憶手段に記憶され
ているデータに含まれていないと判別されたときに、前記データ時系列記憶手段に記憶さ
れているデータが変更されていることを示す情報を出力するデータ変更情報出力手段、として機能させ、
更に、
データを時系列に取得するデータ取得手段、
前記データ取得手段により取得されたデータを前記データ時系列記憶手段に記録するデ
ータ時系列記録制御手段、
データを分割するタイミングを指示する分割タイミング指示手段、
前記データ取得手段により取得されたデータを前記分割タイミング指示手段により指示
されたタイミングで区切って得た分割データを前記データ分割記憶手段に記録するデータ
分割記録制御手段、
前記データ分割記録制御手段により前記データ分割記憶手段に記録される分割データを
前記所定の要約関数で要約して要約を取得する記録要約取得手段、
前記記録要約取得手段により取得された要約を前記分割要約記憶手段に記録する分割要
約記録制御手段、として機能させ、
前記要約読出手段は、前記分割要約記憶手段から、要約を順次読み出す要約順次読出手段、として機能し、
前記分割要約記録制御手段により実行される処理と前記要約順次読出手段により実行さ
れる処理とは、並列処理され、
更に、
前記分割タイミング指示手段により指示される複数のタイミングの中の1のタイミング
で前記データ時系列記憶手段に記憶されているデータを分割した大分割データを取得する
大分割データ取得手段、
前記大分割データ取得手段により大分割データが取得されたときに、前記分割要約記憶
手段から、すべての要約を読み出す大分割用要約読出手段、
前記大分割用要約読出手段により読み出された要約毎に、該要約に要約された元の分割
データを、前記データ分割記憶手段から読み出す大分割用分割データ読出手段、
前記大分割用分割データ読出手段により読み出された分割データ毎に、該分割データを
前記所定の要約関数で要約して要約を取得する大分割用読出要約取得手段、
分割データ毎に、前記大分割用要約読出手段により読み出された要約と、前記大分割用
読出要約取得手段により取得された要約と、が一致するか否かを判別する大分割用要約一
致判別手段、
前記大分割用要約一致判別手段により分割データ毎に要約がすべて一致すると判別され
たときに、前記大分割用分割データ読出手段により読み出されたすべての分割データを分
割された順に結合し、該結合したデータを前記所定の要約関数で要約して要約を取得する
結合データ要約取得手段、
前記大分割データ取得手段により取得された大分割データを前記所定の要約関数で要約
して要約を取得する大分割データ要約取得手段、
前記結合データ要約取得手段により取得された要約と、前記大分割データ要約取得手段
により取得された要約と、が一致するか否かを判別する大分割データ要約一致判別手段、
前記大分割データ要約一致判別手段により要約が一致しないと判別されたときに、前記
大分割データ取得手段により取得された大分割データが変更されていることを示す情報を
出力する大分割データ変更情報出力手段、として機能させる。
本発明の第1の実施の形態では、時系列に生成されるデータとしてログデータを例にとり、コンピュータシステムにおいて、記録されているログデータの改ざんを検知するログ改ざん検知アプリケーションについて説明する。
図示するように、コンピュータシステム内において、ログ改ざん検知アプリケーション1は、ログを出力するログ出力アプリケーション2と、ログ出力アプリケーション2から出力されるログを記憶するログ記憶部3との間で動作するよう実装される。
図示するように、コンピュータシステムは、入力部41と、出力部42と、通信部43と、計時部44と、記憶部45と、制御部46と、を備える。また、コンピュータシステムのこれらの各部は、バス47を介して互いに接続されている。
出力部42は、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置を備え、様々な情報を出力する。
計時部44は、時計回路等を備え、日付や時刻を刻む。
図示するように、ログ改ざん検知アプリケーション1は、ログ情報受付処理部11と、ログ情報出力処理部12と、ログ改ざん検知処理部13と、ログ改ざん検知用メモリ14と、を備える。
なお、これらの各処理も、ログ改ざん検知アプリケーション1の一機能として、制御部46の処理により実行される。また、これらの各処理は、ログ改ざん検知アプリケーション1の動作中、常に実行される。
図4は、ログ情報受付処理の手順の一例を示すフローチャートである。
ログ情報受付処理においては、まず、ログ情報受付処理部11は、ログ出力アプリケーション2からログ情報が出力されたか否かを判別する(ステップS101)。
そして、ステップ101に戻り、ログ情報受付処理部11は、ログ情報をバッファ15に保存する処理を繰り返す。
このログ情報受付処理により、ログ出力アプリケーション2へのインタフェースが提供されると共に、バッファ15にログ情報が蓄積される。
このログ情報出力処理では、ログ情報をログファイルに記録する処理をメインに行う。具体的には、バッファ15内に追記されたログ情報が、閲覧用ログファイルとチェック用ログファイルとの2つのログファイルに出力される。更に、計時部44がタイマーとして使用され、特定の時間が経過したことを契機に、閲覧用ログファイルとチェック用ログファイルとのそれぞれのローテーション処理が行われる。
ログ情報出力処理においては、まず、ログ情報出力処理部12は、バッファ15にログ情報が追記されたか否かを判別する(ステップS111)。具体的には、ログ情報出力処理部12は、ログ情報受付処理(図4)のステップS102の処理によって、バッファ15にログ情報が新たに保存されたか否かを判別する。
このステップS112の処理とログ情報受付処理(図4)のステップS102の処理とによって、ログ出力アプリケーション2からログ情報が出力される毎に、出力されたログ情報は複製され、バッファ15と、閲覧用ログ保存エリア31(閲覧用ログファイル)と、チェック用ログ保存エリア32(チェック用ログファイル)と、の3つの記憶領域に同一のログ情報が追加して記録されていく。
閲覧用ログファイルのローテーション時間が経過している場合には(ステップS113−1;Yes)、ログ情報出力処理部12は、閲覧用ログファイルのローテーション時間が経過したことを示す閲覧用ローテーションフラグを立て(ステップS113−2)、閲覧用ログファイルのローテーション時間が経過していない場合には(ステップS113−1;No)、ステップS113−2をスキップする。
次に、ログ情報出力処理部12は、チェック用ログファイルのローテーションを行う(ステップS114)。例えば、チェック用ログファイルのローテーション時間が5秒に設定されている場合には、チェック用ログファイルのローテーションが5秒間隔で行われる。これにより、5秒毎に、5秒の間にチェック用ログ保存エリア32に出力されたログ情報を記録したチェック用ログファイルが生成される。
(1)ハッシュ関数に入力される元のデータのサイズに関わらず、一定の長さでデータが出力される。なお、出力されるデータの長さはハッシュ関数のアルゴリズムによって異なる。
(2)元のデータが異なる場合には、同一のハッシュ値が得られることはほとんどない。
(3)ハッシュ値が分かっていても、元のデータを算出できない。
本実施の形態では、特に上記(2)の特徴に基づき、ハッシュを使用して、ログファイルが改ざんされていないかをチェックする。
なお、使用される所定のハッシュ関数は、例えばROM52に予め記録されている。
又、ハッシュ値保存テーブル16をクリアする前にハッシュ値保存テーブル16をファイル等に記憶することで、チェック用ログ、閲覧用ログの改竄を事後必要時にチェックすることもできる。ハッシュ値保存テーブル16をファイル等に記憶する場合はハッシュ値保存テーブル16そのものの改竄を防止するために暗号化等するのが好ましい。
このログ情報出力処理により、例えばチェック用ログファイルのローテーション間隔が5秒で、閲覧用ログファイルのローテーション間隔が1日の場合には、1日に、例えば数十バイト〜数百バイトのチェック用ログファイルが17280個生成され、閲覧用ログファイルが1個生成される。
なお、チェック用ログファイル及び閲覧用ログファイルのローテーション間隔を適宜変更することで、ログファイルの出力量(数)を変えることができる。
また、並列ログ改ざん検知処理を実行する際には、ログのローテーション前にチェックを実行することで、ローテーション直前の改ざんについてもチェックすることもできる。
並列ログ改ざん検知処理においては、まず、ログ改ざん検知処理部13は、ハッシュ値保存テーブル16のレコード番号を指定するための変数nをn=1とする(ステップS131)。
レコードnが存在しない場合には(ステップS132;No)、ステップS131に戻る。例えば、ハッシュ値保存テーブル16が初期化されたことにより、ハッシュ値保存テーブル16にハッシュ値が1つも保存されていないような場合には、レコード1は存在しないため、ログ改ざん検知処理部13は、ウェイト処理により、ハッシュ値保存テーブル16にハッシュ値が保存されるまで待つ。
次に、ログ改ざん検知処理部13は、読み出したファイル名のチェック用ログファイルを、チェック用ログ保存エリア32から読み出す(ステップ134)。
なお、このステップS138では、上記具体例以外にも、ステップS134で読み出したチェック用ログファイルに近い時間のチェック用ログファイルを含めて、閲覧用ログファイルとつきあわせてチェックしても良い。更には、すべてのチェック用ログファイルを閲覧用ログファイルとつきあわせてチェックしても良い。
チェック用ログファイルは、コンピュータシステムの補助記憶装置内のログ記憶部3に格納されるため、ハッシュ値保存テーブル16に比べて改ざんされる可能性が高い。
尚、処理順序は上記順番に限られず、一番最近に登録されたレコードから順に処理するなど所定の順番としても良い。
そこで、ログ情報出力処理の中でログ情報の改ざんを検知する場合を、本発明の第2の実施の形態として以下に説明する。
本発明の第2の実施の形態では、ログ情報出力処理において、チェック用ログファイル及び閲覧用ログファイルのローテーションを契機に、ログ改ざん検知処理を実行する。
図8においては、図5に示した第1の実施の形態におけるログ情報出力処理と同一のステップには同一の符号を付し、重複を避けるためにその説明を省略する。
第2の実施の形態におけるログ情報出力処理は、チェック用ログファイルをローテーションした後に、バッファ15内のログ情報からハッシュ値を算出すると(ステップS116)、チェック用ログファイルローテーション時ログ改ざん検知処理を実行する(ステップS201)。また、閲覧用ログファイルをローテーションすると(ステップS120)、閲覧用ログファイルローテーション時ログ改ざん検知処理を実行する(ステップS202)。
以下、チェック用ログファイルローテーション時ログ改ざん検知処理及び閲覧用ログファイルローテーション時ログ改ざん検知処理を具体的に説明する。
ログ改ざん検知処理部13は、まず、ステップS114(図8)でローテーションされたチェック用ログファイルを、チェック用ログ保存エリア32から読み出す(ステップS211)。
この閲覧用ログファイルローテーション時ログ改ざん検知処理では、閲覧用ログファイルのローテーションのタイミングで、ローテーションされた閲覧用ログファイルが改ざんされていないかが判断される。
次に、ログ改ざん検知処理部13は、読み出したファイル名のチェック用ログファイルを、チェック用ログ保存エリア32から読み出す(ステップS224)。
次に、ログ改ざん検知処理部13は、読み出したすべてのファイル名のチェック用ログファイルを、チェック用ログ保存エリア32から読み出す(ステップS230)。
上記第1及び第2の実施の形態では、本発明をアプリケーションに適用した場合を説明した。
そこで、次に、本発明を装置に適用した場合を、本発明の第3の実施の形態として説明する。
図示するように、ログ改ざん検知装置100は、ログデータ時系列記憶部101と、ログデータ分割記憶部102と、ハッシュ値記憶部103と、ハッシュ値読出部104と、分割ログデータ読出部105と、読出ハッシュ値算出部106と、ハッシュ値一致判別部107と、分割ログデータ含有判別部108と、ログデータ改ざん情報出力部109と、を備える。
次に、上記第3の実施の形態に係るログ改ざん検知装置100に、更に、機能を付加した場合を、第4の実施の形態として説明する。
なお、図13において、図12に示した第3の実施の形態に係るログ改ざん検知装置と同一の構成要素には同一の符号付し、重複を避けるためにその説明を省略する。
分割タイミング指示部303は、ログデータを分割するタイミングを指示する。ログデータを分割するタイミングは、例えば、チェック用ログ保存エリア32に保存されるチェック用ログファイルをローテーションするタイミングである。
以上のような構成のログ記録処理部300により、ログデータが記録されていくと共に、ログ読出処理部200がログデータの改ざんを検知するために使用する分割ログデータ毎のハッシュ値が、ハッシュ値記憶部103に順次追加して記録されていく。
従って、本実施の形態によれば、ログデータを記録しながら、記録済みのログデータの改ざんを迅速に検知することができる。
従って、本実施の形態によれば、改ざん検知処理が実行済みのログデータに対して、改ざんが行われた場合であっても、繰り返しの改ざん検知処理によって、その改ざんを早急に検知することができる。
図14は、ログデータ分割記憶部102に記録されるログデータが分割されるタイミングでログ改ざん検知処理を行うログ改ざん検知装置100の要部の機能的な構成を示すブロック図である。
図15は、ログデータ時系列記憶部101に記録されるログデータが分割されるタイミングでログ改ざん検知処理を行うログ改ざん検知装置100の要部の機能的な構成を示すブロック図である。
記録ログデータ分割部502は、取得ログデータ記録部501により記録されたログデータを、分割タイミング指示部303により指示されるタイミングで区切って、分割ログデータに分割する。
分割ログデータ記録部503は、取得ログデータ記録部501により記録されたログデータを、記録ログデータ分割部502による分割で得られた分割ログデータに分けて、ログデータ分割記憶部102に記録する。
図15に示すように、ログ改ざん検知装置100は、図13に示した構成要素以外に、更に、大分割ログデータ取得部601と、大分割用ハッシュ値読出部602と、大分割用分割ログデータ読出部603と、大分割用読出ハッシュ値算出部604と、大分割用ハッシュ値一致判別部605と、結合ログデータハッシュ値算出部606と、大分割ログデータハッシュ値算出部607と、大分割ログデータハッシュ値一致判別部608と、大分割ログデータ改ざん情報出力部609と、を備える。
例えば、上記実施の形態では、一定の時間が経過したときにログファイルのローテーションを行う場合を説明しているが、ログファイルが一定のデータサイズになったときに、ローテーションを行うようにしても良い。
また、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、コンピュータにダウンロード等しても良い。
上記実施の形態で、バッファを使用したログの不正改ざんを検知する方法を示した。ここでは、上記実施の形態における方法の機能拡張について述べる。以下の機能を追加・拡張することで、更に、上記実施の形態で示した方法を強化できる。
上記実施の形態で示した方法は、定期チェックを短期間に実施することにより迅速に不正改ざんを検知することにフォーカスしてきた。ここでは、逆の発想で、チェック用ログの出力タイミングを遅くすることで、上記実施の形態で示した方法をより強化できる。
通常、不正侵入者の心理として、侵入後はツール等を使用し目的の行為(情報の不正取得や改ざん)を早急に済ませ、1分でも早くログアウトしたいと考える。図16に示すディレイ処理を行うことによって、アプリケーションから出力されるログ情報を遅延させることで、以下のメリットがある。
仮に、上記実施の形態で示した方法でも保護できない改ざん方法があった場合でも、不正侵入者がログアウトした後で、ログ情報が出力されるため、不正行為を検知できる。
2.不正侵入者が、ログ情報が遅延することを知っている場合
仮に、不正侵入者がログ情報が遅延して出力されることを知っていた場合であっても、ログ情報が出力されるまで不正侵入者をシステム内に拘束することが可能になる。
突発的にログ情報が大量に出力される現象(バースト・トラフィック)が発生した場合、上記実施の形態では、異常時の対応については特に示していない為、想定外の動作をする可能性(プロセスの停止やハングなど)がある。
このような事象が発生した場合の対処方法として、ハッシュ値の算出や改ざんチェックを一時的に停止し、ログ情報の採取だけを行う。
図17に示すバースト・トラフィック対応処理を行うことによって、動作する機能を縮小することで、リソース枯渇によるシステムの性能低下を防ぐことが可能となる。ただし、I/O処理が追いつかないほどのトラフィックの場合は、従来からも対処不可能である。仮に対応する為には、大量のキャッシュを搭載したストレージ等が必要になる。
2 ログ出力アプリケーション
3 ログ記憶部
11 ログ情報受付処理部
12 ログ情報出力処理部
13 ログ改ざん検知処理部
14 ログ改ざん検知用メモリ
15 バッファ
16 ハッシュ値保存テーブル
31 閲覧用ログ保存エリア
32 チェック用ログ保存エリア
41 入力部
42 出力部
43 通信部
44 計時部
45 記憶部
46 制御部
47 バス
51 CPU
52 ROM
53 RAM
100 ログ改ざん検知装置
101 ログデータ時系列記憶部
102 ログデータ分割記憶部
103 ハッシュ値記憶部
104 ハッシュ値読出部
105 分割ログデータ読出部
106 読出ハッシュ値算出部
107 ハッシュ値一致判別部
108 分割ログデータ含有判別部
109 ログデータ改ざん情報出力部
200 ログ読出処理部
201 分割ログデータ改ざん情報出力部
202 ハッシュ値順次読出部
300 ログ記録処理部
301 ログデータ取得部
302 ログデータ時系列記録制御部
303 分割タイミング指示部
304 ログデータ分割記録制御部
305 記録ハッシュ値算出部
306 ハッシュ値記録制御部
400 並列処理制御部
501 取得ログデータ記録部
502 記録ログデータ分割部
503 分割ログデータ記録部
504 ログデータ一時記憶部
505 一時ログデータ取出部
506 一時記録ハッシュ値算出部
507 分割指示ハッシュ値算出部
508 分割指示ハッシュ値一致判別部
509 分割指示ログデータ改ざん情報出力部
601 大分割ログデータ取得部
602 大分割用ハッシュ値読出部
603 大分割用分割ログデータ読出部
604 大分割用読出ハッシュ値算出部
605 大分割用ハッシュ値一致判別部
606 結合ログデータハッシュ値算出部
607 大分割ログデータハッシュ値算出部
608 大分割ログデータハッシュ値一致判別部
609 大分割ログデータ改ざん情報主力部
Claims (8)
- データを時系列に記憶するデータ時系列記憶手段と、
前記データ時系列記憶手段に記憶されているデータを、該データを時系列に沿って分割
した複数の分割データに分けて、記憶するデータ分割記憶手段と、
前記データ分割記憶手段に記憶されている分割データ毎に、該分割データを所定の要約
関数で要約して得た要約を記憶する分割要約記憶手段と、
前記分割要約記憶手段から、要約を読み出す要約読出手段と、
前記要約読出手段により読み出された要約に要約された元の分割データを、前記データ
分割記憶手段から読み出す分割データ読出手段と、
前記分割データ読出手段により読み出された分割データを前記所定の要約関数で要約し
て要約を取得する読出要約取得手段と、
前記要約読出手段により読み出された要約と、前記読出要約取得手段により取得された
要約と、が一致するか否かを判別する要約一致判別手段と、
前記要約一致判別手段により要約が一致すると判別されたときに、前記分割データ読出
手段により読み出された分割データが、前記データ時系列記憶手段に記憶されているデー
タに含まれているか否かを判別する分割データ含有判別手段と、
前記分割データ含有判別手段により分割データが前記データ時系列記憶手段に記憶され
ているデータに含まれていないと判別されたときに、前記データ時系列記憶手段に記憶さ
れているデータが変更されていることを示す情報を出力するデータ変更情報出力手段と、を備え、
更に、
データを時系列に取得するデータ取得手段と、
前記データ取得手段により取得されたデータを前記データ時系列記憶手段に記録するデ
ータ時系列記録制御手段と、
データを分割するタイミングを指示する分割タイミング指示手段と、
前記データ取得手段により取得されたデータを前記分割タイミング指示手段により指示
されたタイミングで区切って得た分割データを前記データ分割記憶手段に記録するデータ
分割記録制御手段と、
前記データ分割記録制御手段により前記データ分割記憶手段に記録される分割データを
前記所定の要約関数で要約して要約を取得する記録要約取得手段と、
前記記録要約取得手段により取得された要約を前記分割要約記憶手段に記録する分割要
約記録制御手段と、を備え、
前記要約読出手段は、前記分割要約記憶手段から、要約を順次読み出す要約順次読出手
段を有し、
前記分割要約記録制御手段により実行される処理と前記要約順次読出手段により実行さ
れる処理とは、並列処理され、
更に、
前記分割タイミング指示手段により指示される複数のタイミングの中の1のタイミング
で前記データ時系列記憶手段に記憶されているデータを分割した大分割データを取得する
大分割データ取得手段と、
前記大分割データ取得手段により大分割データが取得されたときに、前記分割要約記憶
手段から、すべての要約を読み出す大分割用要約読出手段と、
前記大分割用要約読出手段により読み出された要約毎に、該要約に要約された元の分割
データを、前記データ分割記憶手段から読み出す大分割用分割データ読出手段と、
前記大分割用分割データ読出手段により読み出された分割データ毎に、該分割データを
前記所定の要約関数で要約して要約を取得する大分割用読出要約取得手段と、
分割データ毎に、前記大分割用要約読出手段により読み出された要約と、前記大分割用
読出要約取得手段により取得された要約と、が一致するか否かを判別する大分割用要約一
致判別手段と、
前記大分割用要約一致判別手段により分割データ毎に要約がすべて一致すると判別され
たときに、前記大分割用分割データ読出手段により読み出されたすべての分割データを分
割された順に結合し、該結合したデータを前記所定の要約関数で要約して要約を取得する
結合データ要約取得手段と、
前記大分割データ取得手段により取得された大分割データを前記所定の要約関数で要約
して要約を取得する大分割データ要約取得手段と、
前記結合データ要約取得手段により取得された要約と、前記大分割データ要約取得手段
により取得された要約と、が一致するか否かを判別する大分割データ要約一致判別手段と
、
前記大分割データ要約一致判別手段により要約が一致しないと判別されたときに、前記
大分割データ取得手段により取得された大分割データが変更されていることを示す情報を
出力する大分割データ変更情報出力手段と、を備える、
データ変更検知装置。 - 前記要約一致判別手段により要約が一致しないと判別されたときに、前記分割データ読
出手段により前記データ分割記憶手段から読み出された分割データが変更されていること
を示す情報を出力する分割データ変更情報出力手段を、更に備える、
ことを特徴とする請求項1に記載のデータ変更検知装置。 - 前記要約順次読出手段は、前記分割要約記憶手段から、すべての要約を順次読み出し、
すべての要約を読み出し終えると、すべての分割要約を順次読み出すことを繰り返す、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ変更検知装置。 - 前記データ分割記録制御手段は、
前記データ取得手段により取得されたデータを前記データ分割記憶手段に記録する取得
データ記録手段と、
前記取得データ記録手段により記録されたデータを、前記分割タイミング指示手段によ
り指示されるタイミングで区切って、分割データに分割する記録データ分割手段と、
前記取得データ記録手段により記録されたデータを、前記記録データ分割手段による分
割で得られた分割データに分けて、前記データ分割記憶手段に記録する分割データ記録手
段と、を有し、
前記記録要約取得手段は、
前記データ取得手段により取得されたデータを一時的に記憶するデータ一時記憶手段と
、
前記記録データ分割手段によりデータが分割されたタイミングで、前記データ一時記憶
手段から、一時的に記憶されているデータを取り出す一時データ取出手段と、
前記一時データ取出手段により取り出されたデータを分割データとして、該分割データ
を前記所定の要約関数で要約して要約を取得する一時記録要約取得手段と、を有し、
前記データ変更検知装置は、
前記記録データ分割手段による分割で得られた分割データを前記所定の要約関数で要約
して要約を取得する分割指示要約取得手段と、
前記分割指示要約取得手段により取得された要約と、前記一時記録要約取得手段により
取得された要約と、が一致するか否かを判別する分割指示要約一致判別手段と、
前記分割指示要約一致判別手段により要約が一致しないと判別されたときに、前記記録
データ分割手段による分割で得られた分割データが変更されていることを示す情報を出力
する分割指示データ変更情報出力手段と、を更に備える、
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のデータ変更検知装置。 - 主記憶装置と補助記憶装置とを備えており、
前記主記憶装置は、前記分割要約記憶手段を有し、
前記補助記憶装置は、前記データ時系列記憶手段と前記データ分割記憶手段とを有する
、
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のデータ変更検知装置。 - 前記要約関数は、ハッシュ関数であり、
前記分割要約記憶手段は、所定のハッシュ関数を用いて分割データから算出したハッシ
ュ値を要約として記憶し、
前記読出要約取得手段は、前記所定のハッシュ関数を用いて分割データから算出したハ
ッシュ値を要約として取得する、
ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のデータ変更検知装置。 - データを時系列に記憶するデータ時系列記憶部と、
前記データ時系列記憶部に記憶されているデータを、該データを時系列に沿って分割し
た複数の分割データに分けて、記憶するデータ分割記憶部と、
前記データ分割記憶部に記憶されている分割データ毎に、該分割データを所定の要約関
数で要約して得た要約を記憶する分割要約記憶部と、を備える装置を用いるデータ変更検
知方法であって、
前記分割要約記憶部から、要約を読み出す要約読出ステップと、
前記要約読出ステップにより読み出された要約に要約された元の分割データを、前記デ
ータ分割記憶部から読み出す分割データ読出ステップと、
前記分割データ読出ステップにより読み出された分割データを前記所定の要約関数で要
約して要約を取得する読出要約取得ステップと、
前記要約読出ステップにより読み出された要約と、前記読出要約取得ステップにより取
得された要約と、が一致するか否かを判別する要約一致判別ステップと、
前記要約一致判別ステップにより要約が一致すると判別されたときに、前記分割データ
読出ステップにより読み出された分割データが、前記データ時系列記憶部に記憶されてい
るデータに含まれているか否かを判別する分割データ含有判別ステップと、
前記分割データ含有判別ステップにより分割データが前記データ時系列記憶部に記憶さ
れているデータに含まれていないと判別されたときに、前記データ時系列記憶部に記憶さ
れているデータが変更されていることを示す情報を出力するデータ変更情報出力ステップ
と、を備え、
更に、
データを時系列に取得するデータ取得ステップと、
前記データ取得ステップにより取得されたデータを前記データ時系列記憶部に記録するデータ時系列記録制御ステップと、
データを分割するタイミングを指示する分割タイミング指示ステップと、
前記データ取得ステップにより取得されたデータを前記分割タイミング指示ステップにより指示されたタイミングで区切って得た分割データを前記データ分割記憶部に記録するデータ分割記録制御ステップと、
前記データ分割記録制御ステップにより前記データ分割記憶部に記録される分割データを前記所定の要約関数で要約して要約を取得する記録要約取得ステップと、
前記記録要約取得ステップにより取得された要約を前記分割要約記憶部に記録する分割要約記録制御ステップと、を備え、
前記要約読出ステップは、前記分割要約記憶部から、要約を順次読み出す要約順次読出ステップを有し、
前記分割要約記録制御ステップにより実行される処理と前記要約順次読出ステップにより実行される処理とは、並列処理され、
更に、
前記分割タイミング指示ステップにより指示される複数のタイミングの中の1のタイミングで前記データ時系列記憶部に記憶されているデータを分割した大分割データを取得する大分割データ取得ステップと、
前記大分割データ取得ステップにより大分割データが取得されたときに、前記分割要約記憶部から、すべての要約を読み出す大分割用要約読出ステップと、
前記大分割用要約読出ステップにより読み出された要約毎に、該要約に要約された元の分割データを、前記データ分割記憶部から読み出す大分割用分割データ読出ステップと、
前記大分割用分割データ読出ステップにより読み出された分割データ毎に、該分割データを前記所定の要約関数で要約して要約を取得する大分割用読出要約取得ステップと、
分割データ毎に、前記大分割用要約読出ステップにより読み出された要約と、前記大分割用読出要約取得ステップにより取得された要約と、が一致するか否かを判別する大分割用要約一致判別ステップと、
前記大分割用要約一致判別ステップにより分割データ毎に要約がすべて一致すると判別されたときに、前記大分割用分割データ読出ステップにより読み出されたすべての分割データを分割された順に結合し、該結合したデータを前記所定の要約関数で要約して要約を取得する結合データ要約取得ステップと、
前記大分割データ取得ステップにより取得された大分割データを前記所定の要約関数で要約して要約を取得する大分割データ要約取得ステップと、
前記結合データ要約取得ステップにより取得された要約と、前記大分割データ要約取得ステップにより取得された要約と、が一致するか否かを判別する大分割データ要約一致判別ステップと、
前記大分割データ要約一致判別ステップにより要約が一致しないと判別されたときに、前記大分割データ取得ステップにより取得された大分割データが変更されていることを示す情報を出力する大分割データ変更情報出力ステップと、を備える、
データ変更検知方法。 - コンピュータを、
データを時系列に記憶するデータ時系列記憶手段、
前記データ時系列記憶手段に記憶されているデータを、該データを時系列に沿って分割
した複数の分割データに分けて、記憶するデータ分割記憶手段、
前記データ分割記憶手段に記憶されている分割データ毎に、該分割データを所定の要約
関数で要約して得た要約を記憶する分割要約記憶手段、
前記分割要約記憶手段から、要約を読み出す要約読出手段、
前記要約読出手段により読み出された要約に要約された元の分割データを、前記データ
分割記憶手段から読み出す分割データ読出手段、
前記分割データ読出手段により読み出された分割データを前記所定の要約関数で要約し
て要約を取得する読出要約取得手段、
前記要約読出手段により読み出された要約と、前記読出要約取得手段により取得された
要約と、が一致するか否かを判別する要約一致判別手段、
前記要約一致判別手段により要約が一致すると判別されたときに、前記分割データ読出
手段により読み出された分割データが、前記データ時系列記憶手段に記憶されているデー
タに含まれているか否かを判別する分割データ含有判別手段、
前記分割データ含有判別手段により分割データが前記データ時系列記憶手段に記憶され
ているデータに含まれていないと判別されたときに、前記データ時系列記憶手段に記憶さ
れているデータが変更されていることを示す情報を出力するデータ変更情報出力手段、として機能させ、
更に、
データを時系列に取得するデータ取得手段、
前記データ取得手段により取得されたデータを前記データ時系列記憶手段に記録するデ
ータ時系列記録制御手段、
データを分割するタイミングを指示する分割タイミング指示手段、
前記データ取得手段により取得されたデータを前記分割タイミング指示手段により指示
されたタイミングで区切って得た分割データを前記データ分割記憶手段に記録するデータ
分割記録制御手段、
前記データ分割記録制御手段により前記データ分割記憶手段に記録される分割データを
前記所定の要約関数で要約して要約を取得する記録要約取得手段、
前記記録要約取得手段により取得された要約を前記分割要約記憶手段に記録する分割要
約記録制御手段、として機能させ、
前記要約読出手段は、前記分割要約記憶手段から、要約を順次読み出す要約順次読出手段、として機能し、
前記分割要約記録制御手段により実行される処理と前記要約順次読出手段により実行さ
れる処理とは、並列処理され、
更に、
前記分割タイミング指示手段により指示される複数のタイミングの中の1のタイミング
で前記データ時系列記憶手段に記憶されているデータを分割した大分割データを取得する
大分割データ取得手段、
前記大分割データ取得手段により大分割データが取得されたときに、前記分割要約記憶
手段から、すべての要約を読み出す大分割用要約読出手段、
前記大分割用要約読出手段により読み出された要約毎に、該要約に要約された元の分割
データを、前記データ分割記憶手段から読み出す大分割用分割データ読出手段、
前記大分割用分割データ読出手段により読み出された分割データ毎に、該分割データを
前記所定の要約関数で要約して要約を取得する大分割用読出要約取得手段、
分割データ毎に、前記大分割用要約読出手段により読み出された要約と、前記大分割用
読出要約取得手段により取得された要約と、が一致するか否かを判別する大分割用要約一
致判別手段、
前記大分割用要約一致判別手段により分割データ毎に要約がすべて一致すると判別され
たときに、前記大分割用分割データ読出手段により読み出されたすべての分割データを分
割された順に結合し、該結合したデータを前記所定の要約関数で要約して要約を取得する
結合データ要約取得手段、
前記大分割データ取得手段により取得された大分割データを前記所定の要約関数で要約
して要約を取得する大分割データ要約取得手段、
前記結合データ要約取得手段により取得された要約と、前記大分割データ要約取得手段
により取得された要約と、が一致するか否かを判別する大分割データ要約一致判別手段、
前記大分割データ要約一致判別手段により要約が一致しないと判別されたときに、前記
大分割データ取得手段により取得された大分割データが変更されていることを示す情報を
出力する大分割データ変更情報出力手段、として機能させる、
ためのプログラム。
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Family Applications (1)
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