JP5045197B2 - 定着装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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1.駆動回転する定着部材と、
前記定着部材の外周面に圧接しながら回動し、前記定着部材と協働して記録材を挟持搬送する無端ベルト部材を外周部に備えた加圧部材と、
前記加圧部材の無端ベルト部材の内側に配設され、該無端ベルト部材を前記定着部材に圧接させて、定着ニップ部を形成する押圧部材と、
前記無端ベルト部材と前記押圧部材との間に配設され、前記無端ベルト部材と前記押圧部材との摺動摩擦を解消する摺動シートと、
前記定着ニップ部における前記記録材の搬送方向下流側に配置され、前記摺動シートを介して前記無端ベルト部材と前記定着部材を押圧して、該定着ニップ部から加熱加圧定着された前記記録材を分離させる分離部材と、
を備えた定着装置において、
前記摺動シートは、少なくとも前記分離部材と当接する領域が弾性体で形成され、前記定着部材における表面の製品硬度と、前記摺動シートの前記分離部材と接する領域における該摺動シートの表面の製品硬度との差は、JIS−A硬度で5度以下、−15度以上であることを特徴とする定着装置。
2.前記定着部材における表面の製品硬度と、前記摺動シートの前記分離部材と接する領域における該摺動シートの表面の製品硬度との差は、JIS−A硬度で0度以下、−10度以上であることを特徴とする1項に記載の定着装置。
3.前記摺動シートが前記無端ベルト部材と接する面には、該摺動シートと前記加圧部材の無端ベルト部材との間の摺動摩擦を低減する素材が設けられていることを特徴とする2項に記載の定着装置。
4.記録材を給紙搬送する記録材搬送部と、該記録材搬送部によって給紙搬送された記録材にトナー像を形成する画像形成手段と、
前記記録材上に形成されたトナー像を該記録材に定着する定着装置と、
を備えている画像形成装置において、
前記定着装置は、1乃至3項の何れか1項に記載の定着装置であることを特徴とする画像形成装置。
[画像形成装置の概略]
先ず、本発明の定着装置と、この定着装置が装着されている本発明の画像形成装置について、図1を用いてその概略を説明する。
[定着装置の説明]
以下に、前記定着装置500について図2及び図3の正面断面図を用いて更に詳細に説明する。
[比較実験1]
特許文献1に示す、支持フレームに設けた弾性部材上に分離部材を配置する方式の定着装置を画像形成装置に装着し、220mm/sの速度で記録材Pを搬送し、異なる斤量の記録材Pに対してそれぞれ5枚ずつ連続して画像形成させ、定着部材の傷やそれによる画像ムラの状態を実験した。尚、定着部材510としては、定着ローラを用いた。その結果は、表1に示すように、記録材Pに斤量の高い厚紙を用い、それが斜行して定着装置に搬送されてくると、分離のために高いピーク面圧が集中して掛けられることになり、その斜行角度によっては定着部材の傷やそれによる画像ムラが発生してくることが分かる。因みに分離部材の材質は剛性の高い液晶ポリマーで表面の製品硬度はロックウエルMスケール77度で剛体に近い硬さである。
[比較実験2]
このような状態を改善して本発明の定着装置500Aを用いた場合の結果を表2に示す。
[比較実験3]
更に定着ローラ表面の製品硬度と、分離部材550Aの頂部に設けた弾性体のシリコンゴムの製品硬度とのJIS−Aでの硬度差の影響について、定着部材の傷や画像不良及び記録材の分離性能をテストした結果を表3に示す。
[比較実験4]
また、定着装置500Bの分離部材550Bを、図3の正面断面図に示すように、頂部まで一体にした剛性の高い液晶ポリマー樹脂にしたものを用い、摺動シート538に弾性体のシリコンゴムシートを用い、記録材Pの斤量を209のものを用いた場合に、定着ローラ表面製品硬度と、該定着ローラに接触する摺動シート538に設けた弾性体のシリコンゴムの製品硬度とのJIS−Aでの硬度差の影響について、定着部材510の傷や画像不良及び記録材Pの分離性能をテストした結果を表4に示す。
538は弾性体のシリコンゴムシートを用い、製品硬度がJIS−A70度のものを用い、比較例においては、ガラスクロスにテフロン(登録商標)コーティングしたもので製品硬度がJIS−A85度のものを用いた。
500,500A,500B 定着装置
510 定着部材
530 加圧部材
531 支持フレーム
532 支持軸
534,535,536 ガイド部材
538 摺動シート
541 無端ベルト部材
542 押圧部材
545 潤滑剤塗布部
550,550A,550B 分離部材
551 分離部材頂部
Claims (4)
- 駆動回転する定着部材と、
前記定着部材の外周面に圧接しながら回動し、前記定着部材と協働して記録材を挟持搬送する無端ベルト部材を外周部に備えた加圧部材と、
前記加圧部材の無端ベルト部材の内側に配設され、該無端ベルト部材を前記定着部材に圧接させて、定着ニップ部を形成する押圧部材と、
前記無端ベルト部材と前記押圧部材との間に配設され、前記無端ベルト部材と前記押圧部材との摺動摩擦を解消する摺動シートと、
前記定着ニップ部における前記記録材の搬送方向下流側に配置され、前記摺動シートを介して前記無端ベルト部材と前記定着部材を押圧して、該定着ニップ部から加熱加圧定着された前記記録材を分離させる分離部材と、
を備えた定着装置において、
前記摺動シートは、少なくとも前記分離部材と当接する領域が弾性体で形成され、前記定着部材における表面の製品硬度と、前記摺動シートの前記分離部材と接する領域における該摺動シートの表面の製品硬度との差は、JIS−A硬度で5度以下、−15度以上であることを特徴とする定着装置。 - 前記定着部材における表面の製品硬度と、前記摺動シートの前記分離部材と接する領域における該摺動シートの表面の製品硬度との差は、JIS−A硬度で0度以下、−10度以上であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記摺動シートが前記無端ベルト部材と接する面には、該摺動シートと前記加圧部材の無端ベルト部材との間の摺動摩擦を低減する素材が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
- 記録材を給紙搬送する記録材搬送部と、該記録材搬送部によって給紙搬送された記録材にトナー像を形成する画像形成手段と、
前記記録材上に形成されたトナー像を該記録材に定着する定着装置と、
を備えている画像形成装置において、
前記定着装置は、請求項1乃至3の何れか1項に記載の定着装置であることを特徴とする画像形成装置。
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JP2007109134A JP5045197B2 (ja) | 2007-04-18 | 2007-04-18 | 定着装置及びそれを備えた画像形成装置 |
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JP2007109134A JP5045197B2 (ja) | 2007-04-18 | 2007-04-18 | 定着装置及びそれを備えた画像形成装置 |
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