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JP5041401B2 - 回転センサ - Google Patents

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Description

本発明は、回転体に取り付けてこの回転体の回転角度を検出するのに使用する回転センサに関する。
従来から、例えば回転するシャフトの回転角度を検知する回転センサが知られている(例えば、特許文献1参照)。この回転センサは、円板状に形成された磁石が回転軸に支持されており、この磁石が回転軸を中心として所定の方向に回転可能に構成されている。また、この回転センサは2つの磁気センサを備えている。2つの磁気センサはホール素子であり、円板の中心と一方の磁気センサを通る直線と、円板の中心と他方の磁気センサを通る直線とが概ね90度の角度をなすように配置されている。また、各磁気センサは、磁石の円周の直下に共に配置されている。
特開2003−75108号公報(第2−4頁、図4、5)
ところで、上述したような従来の回転センサは、磁石が径方向に着磁されており、センサの感度を向上させるために磁石の外周の角の部分にホール素子を配置させている。このような構成は磁石とホール素子との相対的位置関係が変わらない場合にのみ高い検出精度を維持できる。しかしながら、実際の回転センサでは、回転軸には軸方向や径方向にガタがあり、磁石とホール素子の相対距離がダイナミックに変化するため、ホール素子が回転軸の回転とは関係ない磁石の動きによる信号を検出してしまい、精度の良い角度検出ができない問題があった。
具体的には、例えば、車両のステアリングシャフトにこのような回転センサを取り付ける際、限られた短いタクトタイム内でステアリングシャフトに回転センサを迅速に取り付ける必要があり、このような組み付け性向上のために回転センサのロータとステータ間の特にロータの軸線方向に関するある程度のガタを許容することが通常行われている。
しかし、このようなガタを許容すると、回転センサのステータとロータとのロータの軸線方向の相対的位置のばらつきが生じてしまい、ロータの軸線方向に関してこの両者の相対的位置関係がずれることで、磁石が回転していなくても検出部の磁束密度が変化し回転したと誤検出してしまい回転センサの高い検出精度を維持できなくなる。特に軸方向に磁石がずれた場合、ホール素子に近づく方向では磁束密度が大きくなり、遠ざかる方向では磁束密度は小さくなる。よって磁石が回転してなくてもホール素子は磁石の軸方向の動きで信号の変動を出力し、角度誤差となってしまう。
これを図面に基づいてより詳細に説明する。図8は、このような回転センサ5の概略平面図であり、磁石50の周縁近傍に周方向90°の角度をなしてホール素子90(91,92)がそれぞれ配置されている。図9は、シャフト55を介してこのような回転センサ5を図示しないステアリングシャフトに最適な寸法関係で取り付けた状態での磁石50の磁力線50Aを模式的に示した図である。同図では、円板状をなす磁石50の磁力線50Aの曲率が最も大きい端部近傍にこの磁力線50Aと交差するようにホール素子90(図9ではホール素子91)が磁石50の回転とは独立して固定配置された基板70に配置されている。そして、この磁束密度の大きさをホール素子90で検出するようになっている。
一方、図10は、上述した回転センサ5の組み付け性向上のために、回転センサ5のロータの回転中心軸線方向におけるステータとロータ間のある程度のガタを許容した場合に、このガタに起因して図9に示した回転センサ5の磁石50がホール素子90に対して磁石50の回転中心軸線方向に若干ずれた状態を示している。なお、このずれ量は、上述したように回転センサ5の組み付け性向上を図るために必要なずれ量である。回転センサ5がこのような状態になると、磁石50の磁力線50Aがホール素子90から離れてしまい、ホール素子90の検出特性が極端に低下することが分かる。
一方、例えば特開2006−105827号公報に記載の回転センサも知られている。この回転センサは、リング状の磁石を有し、車両のステアリングシャフトに磁石を貫通させて車両のステアリングに対する取り付け位置の自由度を高めている。しかしながら、このような回転センサにおいても、センサ自体の検出特性を向上するために磁石の磁力線の曲率が最も大きい端部近傍にホール素子が配置され、上述した場合と同等の問題、即ち回転センサの組み付け性向上を図るために磁石の備わったロータとホール素子の備わったステータ間のロータの回転中心軸線方向、即ち磁石の回転中心軸線方向のガタをある程度許容すると、ステータとロータとの相対的位置のばらつきにより磁石の磁気回路をホール素子が横切らず、ホール素子の検出出力特性が低下する問題が生じている。
図11はこのような回転センサ6を図示しないシャフトに最適な寸法関係で取り付けた場合の磁石60の磁力線60Aを模式的に表した図である。同図では、リング状の磁石60の磁力線60Aの端部近傍にホール素子90が配置され、この磁束密度の大きさを磁石60の回転とは独立して固定配置された基板80上のホール素子90で検出するようになっている。
一方、図12は、上述した回転センサ6の組み付け性向上のために回転センサ6のステータとロータ間のロータの回転中心軸線方向における或る程度のガタを許容した場合に、図11に示した回転センサ6の磁石60がこのガタに起因してホール素子90に対して磁石60の回転中心軸線方向に若干ずれた状態を示している。なお、このずれ量は、上述したように回転センサ6の組み付け性向上を図るために必要なずれ量である。このような状態になると、磁石60の磁力線60Aがホール素子90から離れてしまい、ホール素子90の検出特性が極端に低下することが分かる。
本発明の目的は、被測定回転体の回転軸に軸ガタなどが生じても当該被測定回転体の回転角度を正確に測定できる回転センサを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明にかかる回転センサは、
被測定回転体の回転角度を検出する回転センサであって、
前記被測定回転体に取り付けられ当該被測定回転体と一体に回転する磁石の磁束密度を磁気検出素子で検出する回転センサにおいて、
前記磁石は、周方向一方の端部であって回転中心軸線方向の一側及び、軸線方向他側の端部を異なる磁極で着磁し、
前記磁気検出素子は、前記磁石の外周で、かつ、前記磁石の厚さ方向の中間付近に配置したものであり、
2つの前記磁気検出素子が、前記磁石の中心軸線に対して90°をなすように配置されていることを特徴としている。
本発明にかかる回転センサにこのような磁気検出素子を用いることで、被測定回転体の回転角度を正確に測定できる。
また、請求項3に記載の本発明にかかる回転センサは、請求項1記載の回転センサにおいて、前記磁石は、当該磁石の回転軸線と平行な方向に着磁された磁石であることを特徴としている。
本発明にかかる回転センサにこのような磁気検出素子を用いることで、被測定回転体の回転角度を正確に測定できる。
本発明にかかる回転センサによると、部品点数が少なく小型で組み付け性及び検出精度に優れた回転センサを提供することができる。
以下、本発明の一実施形態にかかる回転センサ1について図面に基いて説明する。なお、この説明においては自動車のステアリング装置においてこの回転センサを被測定回転体であるステアリングシャフトに取り付けてハンドルの回転角度を検出する場合について説明する。
本発明の一実施形態にかかる回転センサ1は、図1及び図2に示すように、円板状の磁石10と、磁石10の中心部一側に突設したシャフト20と、磁石10及びシャフト20の回転とは独立して固定された基板30と、円板状の磁石10の周方向外側であって、磁石10の中心軸線に対して90°をなすように、かつ磁石10の中心軸線から互いに等距離隔てて基板上に配置された2つのホール素子(磁気検出素子)40(41,42)を備えている。
なお、基板30は図示しない筐体等からなるステータに固定されている。また、磁石10とシャフト20とはここでは詳細には説明しないロータの一部又は全部をなし、ロータは、図示しない支持部材を介してステータに回転自在に支持されている。そして、回転センサ1によって回転角度を検出するステアリングシャフトにシャフト20の端部が、両者が一体に回転するように連結されている。なお、回転センサの組み付け性向上のために回転センサ1のステータとロータ間のロータの回転中心軸線方向に或る程度のガタを許容するようになっている。
磁石10は、周方向一方の端部であって回転中心軸線方向一側(例えば図1の右側で図2の右上側)がS極で軸線方向他側(例えば図1の右側で図2の右下側)がN極として形成され、周方向他方の端部(一方の端部と直径方向反対側端部)であって軸線方向一側(例えば図1の左側で図2の左上側)がN極で軸線方向他側(図1の左側で図2の左下側)がS極として形成されている。そして、この一方の端部と他方の端部の間ではN極とS極の形成領域が磁石10の厚さ方向(磁石10の回転中心軸線方向)に徐々に変化するようになっている。
また、ここでは詳細には示さないが、基板30、磁石10は外部からの磁気を遮蔽する材質でできた筐体内に収容され、この筐体は図示しないブラケット等でシャフト20及びこれが連結されるステアリングシャフトとは異なる固定部位に取り付けられるようになっている。
基板30には、前述したように2つのホール素子40(41,42)が備わっており、図示しないステアリングシャフトと一体に回転するシャフト20の回転、即ち磁石10の回転による磁束密度の変化をそれぞれのホール素子40(41,42)が検出するようになっている。
各ホール素子40(41,42)の磁石10に対する取り付け位置は、図2に示す一方のホール素子41の配置状態から明らかなように、磁石10の磁力線10Aが形成される領域内であってこの磁力線10Aの描くN極からS極への経路の中間付近の位置(図2の一点鎖線で示す領域R内)に配置されている。そして、このホール素子40の出力をここでは詳細には示さない演算手段を用いて磁石10即ちステアリングシャフトの回転角度に換算している。
このホール素子40及び上記演算手段を用いた磁石10(即ちステアリングシャフト20)の回転角度の検出原理は、例えば図3(a)の右側に示す一方のホール素子41が図3(b)で示す出力特性を有することを利用している。ここで、図3(b)は、横軸が磁石10、即ちシャフト20の回転角度を表わし、縦軸が磁石10の磁束密度の大きさを示している。図3(b)から分かるように一方のホール素子41の出力特性はsin波(正弦波)を示している。
なお、ここでは図示しないが、図3(a)において磁石10の上方に配置したホール素子42についても同様に図3(b)のような正弦波を示す出力特性を有するが、基板上での両者の配置態様からホール素子42の出力特性は図3(b)に示すホール素子41の出力特性に対して90°位相がずれるようになっている。そして、この90°位相のずれたホール素子41,42の出力をそれぞれX,Yとすると、tan−1(X/Y)を取ることによって鋸刃状の出力が得られ、これによってステアリングシャフトの回転角度を360°周期で正確に検出するようになっている。
以下に上述した回転センサ1の作用を図面に基づいて具体的に説明する。図2はこのような回転センサを図示しない車両のステアリングシャフトにロータとステータとの相対的な位置関係が最適な状態で取り付けた場合の磁石10の磁力線10Aを模式的に表した図である。同図では、円板状の磁石10の磁力線10Aの、磁石10の回転中心軸線と平行となる位置であって、設計上最適な位置にホール素子41が配置され、この磁束密度の大きさをホール素子41で検出するようになっている。
一方、図4は、上述した回転センサの組み付け性向上のために回転センサ1のステータとロータ間のロータの回転中心軸線方向に或る程度のガタを許容した場合に、このガタに起因して図2に示した回転センサ1の磁石10がホール素子41に対して磁石10の回転中心軸線方向に若干ずれた状態を示している。なお、このずれ量は、回転センサ1の組み付け性向上を図るために必要なずれ量である。このような状態になっても、磁石10の磁力線10Aがホール素子41を横切る横切り方に関して、図2に示す磁石10とホール素子41との相対的位置関係が最適な状態にある場合と殆ど変わらないので、ホール素子41の検出特性が殆ど低下しないことが分かる。なお、上述した作用の説明は、回転センサ1のロータの回転中心軸線方向におけるロータとステータのガタに起因したものであるので、このようなガタが生じている限り回転センサ1の磁石10とホール素子42との間でも上述の作用と同様の作用を生じ、ホール素子42の検出特性も上述したロータとステータ間のガタによって影響を受けることはない。
続いて、上述した実施形態にかかる回転センサの変形例について図面に基いて説明する。なお、この説明においては自動車のステアリング装置においてこの変形例にかかる回転センサを被測定回転体であるステアリングシャフト(以下、「シャフトSh」とする)に取り付けてハンドルの回転角度を検出する場合について説明する。
本発明の変形例にかかる回転センサ1’は、図5及び図6に示すように、リング状の磁石110と、磁石110の内周に取り付けられたスペーサ125と、磁石110とシャフトShの回転とは独立して固定配置された基板130と、磁石110の周方向外側であって磁石110の中心軸線に対して90°をなすように、かつ磁石110の中心軸線から互いに等距離隔てて基板上に配置された2つのホール素子(磁気検出素子)140(141,142)を備えている。そして、基板130は図示しない筐体等からなるステータに固定されている。
磁石110とスペーサ125は、ここでは詳細には説明しないロータの一部又は全部をなし、ロータは、図示しない支持部材を介してステータに回転自在に支持されている。そして、回転センサの組み付け性向上のために回転センサ1’のステータとロータ間のロータの回転中心軸線方向に或る程度のガタを許容している。
なお、磁石110の内側に取り付けられたリング状のスペーサ125は非磁性材料製のスペーサからなる。また、リング状のスペーサ125の内周面には例えば図示しないセレーションが形成され、シャフトShの図示しないセレーションと嵌合するようになっている。そして、スペーサ125を介してシャフトShの回転と共にこの磁石110が一体に回転するようになっている。又、磁石110は磁気回路に影響を与えない軸受等で基板130又はこの基板130を収容する筐体に回転自在に支持されている。
磁石110の構成については、上述したリング状の磁石10のように周方向一方の端部(図5に示す右側)で磁石110の軸線方向一側(図6に示す上側)がS極で磁石110の軸線方向他側(図6に示す下側)がN極として形成され、周方向他方の端部(一方の端部と直径方向反対側端部で図5に示す左側)の一側がN極で他側がS極として形成されている。また、この一方の端部と他方の端部との間ではN極とS極との形成領域が磁石110の厚さ方向(磁石110の回転中心軸線方向)に亘って徐々に入れ替わるようになっている。各ホール素子140の磁石110に対する取り付け位置は、図6に示す一方のホール素子141の配置状態から明らかなように、磁石110の磁力線110Aが形成される領域内であってこの磁力線110Aの、磁石110の回転軸線とほぼ平行となる位置に配置されている。
なお、この各ホール素子140を用いて回転角度を検出する方法については、上述の実施形態の回転センサ1と同様であるので詳細な説明を省略する。
続いて、上述した回転センサ1’の作用を図面に基づいて以下に具体的に説明する。図6は、このような回転センサ1’をここでは図示しないシャフトShに最適な状態で取り付けた場合における磁石110の磁力線110Aを模式的に示した図である。図6では、リング状の磁石110の磁力線110Aの、磁石110の回転中心軸線と平行となる位置であって取付け上最適な位置にホール素子141が配置され、この磁束密度の大きさをホール素子141で検出するようになっている。
一方、図7は、上述した回転センサ1’の組み付け性向上のために回転センサ1’のロータの回転中心軸線方向におけるステータとロータ間のガタをある程度許容した場合、このガタに起因して図5に示した回転センサ1’の磁石110がホール素子141に対して磁石110の回転中心軸線方向に若干ずれた状態を示している。なお、このずれ量は、回転センサ1’の組み付け性向上を図るために必要なずれ量である。このような状態になっても、磁石110の磁力線110Aがホール素子141を横切る横切り方について磁石110とホール素子141との相対的配置が最適な状態にある場合と殆ど変わらないので、ホール素子140の検出特性が殆ど低下しないことが分かる。
なお、上述した作用は、回転センサ1’のロータの回転中心軸線方向におけるロータとステータのガタが生じた場合に発揮されるので、回転センサ1’の磁石110とホール素子142との間でも上述の作用と同様の作用を生じ、ホール素子142の検出特性が上述したロータとステータ間のガタによって影響を受けることはない。
以上説明したように、本発明にかかる回転センサは、上述した構成を有することで、小型で組み付け性に優れ、かつ組付け性向上のために許容したロータとステータ間のロータの軸線方向のガタの影響を受けることなく、常に安定した回転角度の検出精度を維持できる。
なお、以上説明した実施形態及びその各種変形例に関する回転センサにおいて、磁気検出素子として上述したホール素子を使用する代わりにMR素子を使用することも考えられるが、MR素子は磁束の大きさは判別できても極性までは判別できず、磁束の大きさおよび極性を判別できるホール素子のほうが、1つの素子あたりの検出可能な角度範囲が広くなる(理論上2倍になる)点で利用価値が高いと言える。従って、上述の実施形態及びその各種変形例に関する回転センサにホール素子を用いることは技術的意義があると言える。
本発明にかかる回転センサは、高い回転角度検出精度を要求されると共に、組み付け性向上のために或る程度の部品公差や組み付け状態でのガタを許容せざるを得ない車両用ステアリング装置の回転角度検出に特に適している。しかしながら、本発明にかかる回転センサは、例えば、ロボットアームのように振動しながら回転する回転軸間の相対回転角度や回転トルクを求めるものであれば、どのようなものにも適用可能である。
本発明の一実施形態にかかる回転センサの概略平面図である。 図1に示した回転センサが、基板(ステータ)が磁石(ロータ)に対して最適な相対的位置関係で取り付けられた状態を概略的に示す矢視II‐II側面図である。 図1に示した回転センサの回転角度検出の原理を概略的に示す説明図である。 回転センサのホール素子が実装された基板(ステータ)が磁石(ロータ)に対してロータの回転中心軸線方向に若干ずれた状態を示す図2に対応する概略側面図である。 図1に示した回転センサの変形例を示す概略平面図である。 図5に示した回転センサを矢視VI‐VIで示す部分的な概略側面図である。 回転センサのホール素子が実装された基板(ステータ)が磁石(ロータ)に対してロータの回転中心軸線方向に若干ずれた状態を示す概略側面図である。 従来の回転センサの図1に対応する概略平面図である。 従来の回転センサの図2に対応する概略側面図であり、基板(ステータ)が磁石(ロータ)に対して最適な相対的位置関係で取り付けられた回転センサを示している。 回転センサのホール素子が実装された基板(ステータ)が磁石(ロータ)に対してロータの回転中心軸線方向に若干ずれた状態を示す概略側面図である。 図9とは異なる従来の回転センサの部分的概略斜視図であり、基板(ステータ)が磁石(ロータ)に対して最適な相対的位置関係で取り付けられた状態にある回転センサを示している。 図11とは異なり回転センサのホール素子が実装された基板(ステータ)が磁石(ロータ)に対してロータの回転中心軸線方向に若干ずれた状態を示す部分的概略斜視図である。
符号の説明
1,1’,5,6 回転センサ
10 磁石
10A 磁力線
20 シャフト
30 基板
40(41,42) ホール素子
50 磁石
50A 磁力線
55 シャフト
60 磁石
60A 磁力線
70,80 基板
90(91,92) ホール素子
110 磁石
110A 磁力線
125 スペーサ
130 基板
140(141,142) ホール素子
R 領域
Sh シャフト

Claims (2)

  1. 被測定回転体の回転角度を検出する回転センサであって、
    前記被測定回転体に取り付けられ当該被測定回転体と一体に回転する磁石の磁束密度を磁気検出素子で検出する回転センサにおいて、
    前記磁石は、周方向一方の端部であって回転中心軸線方向の一側及び、軸線方向他側の端部を異なる磁極で着磁し、
    前記磁気検出素子は、前記磁石の外周で、かつ、前記磁石の厚さ方向の中間付近に配置したものであり、
    2つの前記磁気検出素子が、前記磁石の中心軸線に対して90°をなすように配置されていることを特徴とする回転センサ。
  2. 前記磁気検出素子は、前記磁力線と平行な磁束密度の大きさを検出する磁気検出素子であることを特徴とする、請求項1記載の回転センサ。
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