JP4937949B2 - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents
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Description
図26に示すように、蒸発燃料処理装置201は、蒸発燃料ガスに含まれるベーパを吸着及び脱離可能なハニカム構造の吸着体202と、その吸着体202を収容するケース203と、ケース203内に吸着体202を弾性的に保持する一対の保持部材204,205とを備えている。ケース203内に対する吸着体202の挿入側(図26において右側)に配置される保持部材204は、吸着体202の外周面に接触する外周面保持部204a、及び、その吸着体202の端面に接触する端面保持部204bを有する円環状に形成されている。また、吸着体202の他側(図26において左側)に配置される保持部材205は、吸着体202の外周面に接触する円環状に形成されている。また、吸着体202の他側(図26において左側)の端面には、その端面を全面的に覆う不織布から成るフィルター206が配置されている。なお、このような蒸発燃料処理装置201は、例えば特許文献1に記載されている。
本発明が解決しようとする課題は、ケース内に吸着体を弾性的に保持する保持部材による吸着体の肩部の破損を防止あるいは低減することのできる蒸発燃料処理装置を提供することにある。
すなわち、特許請求の範囲の請求項1に記載された蒸発燃料処理装置によると、保持部材の外周面保持部が吸着体の外周面に接触するとともに、該保持部材の端面保持部が吸着体の端面に接触することにより、ケース内に吸着体を弾性的に保持することができる。ところで、保持部材に設けられた逃がし凹部が吸着体の外周面と端面とのなす肩部に対応するため、その肩部に対する保持部材の接触を回避することができる。これによって、保持部材による吸着体の肩部の破損を防止あるいは低減することができる。なお、本明細書でいう「吸着体」とは、活性炭とバインダを練り合わせたハニカム(「モノリス」とも呼ばれる。)構造の通気性を有する吸着体のことをいう。
本発明の実施例1を説明する。説明の都合上、蒸発燃料処理装置の概要を説明した後で、吸着体の保持構造を説明することにする。なお、図1は蒸発燃料処理装置を一部破断して示す側面図である。
図1に示すように、蒸発燃料処理装置10が備えるケース12は、その主体をなす主ケース体14と、その主ケース体14と別体をなす副ケース体16と、主ケース体14と副ケース体16とを連通する連通管18とにより構成されている。なお、説明の都合上、ケースの上下左右は、図1における上下左右に準じるものとする。
図2に示すように、吸着体34は、円柱状をなしかつ軸方向(図1において上下方向)に延びる多数のガス通過孔35を有している。また、吸着体34は、ガス通過孔35内を蒸発燃料ガスが流れることにより、蒸発燃料ガスに含まれるベーパを吸着及び脱離可能である。また、吸着体34の外周面と端面とのなす隅角部分を肩部34aという。なお、吸着体34は、例えばセラミック等の熱容量の高い材料と活性炭等の吸着材とを所定の割合で混合した後、所定形状(例えば円柱状)に成形してから焼成したものである。
本発明の実施例2を説明する。本実施例は、前記実施例1に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。また、以降の実施例についても、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。なお、図7は蒸発燃料処理装置を一部破断して示す側面図である。
図7に示すように、本実施例の蒸発燃料処理装置(符号、110を付す)は、前記実施例1(図1参照)における副ケース体16及び連通管18を省略し、前記主ケース体14のケース本体20における接続ポート25を含む側部に、前記実施例1における副ケース体16のケース筒部27と同一構成をなすケース筒部27(同一符号を付す)が形成されている。大気ポート31及びカバー筒部32はケース本体20の上面側に向けられ、また、ケース筒部27の開口側(蓋板部側)の端部は、蓋板21に対して所定の間隔を隔てて開口されている。したがって、ケース筒部27内は、蓋板21側の隙間を介してケース本体20内と連通している。
さらに、ケース筒部27の下面開口部には、通気性を有する押圧プレート114がそれぞれ水平状態で上下動可能に嵌合されている。押圧プレート114と蓋板21との間には、各押圧プレート114を弾性的に押し上げるコイルスプリングからなる押上げスプリング115が介在されている。また、押さえ部材112と押圧プレート114との間には、活性炭からなる粒状の吸着材118が充填されている。なお、押圧プレート114上には、通気性を有するフィルター116が重合されている。
本発明の実施例3を説明する。本実施例は、前記実施例1における第1の保持部材37に変更を加えたものである。なお、図8は第1の保持部材を装着した吸着体を示す端面図、図9は同じく要部を示す側断面図である。
図8及び図9に示すように、本実施例は、前記第1の保持部材37における端面保持部47内に十文字状のリブ部53を設けたものである。このように、端面保持部47内にリブ部53を設けることにより、端面保持部47を補強することができる。なお、リブ部53の形状は、端面保持部47を補強する形状であればよく、十文字の他、例えば一文字、3本スポーク状、メッシュ状等のように種々の形状が考えられる。また、リブ部53は、前記第2の保持部材38の端面保持部47に適用することもできる。
本発明の実施例4を説明する。本実施例は、前記実施例1における吸着体34の保持構造を変更したものである。なお、図10は蒸発燃料処理装置を一部破断して示す側面図、図11は図10のXI部を示す断面図、図12は図10のXII部を示す断面図、図13は第1の保持部材を装着した吸着体を示す端面図、図14は同じく吸着体の要部を示す側断面図である。また、説明の都合上、図10において、下側の保持部材を第1の保持部材55といい、上側の保持部材を第2の保持部材56という。また、第1の保持部材55と第2の保持部材56とは基本的には同一構成であるから、第1の保持部材55について説明し、第2の保持部材56については第1の保持部材55と同一部位に同一符号を付すことによりその説明を省略し、異なる構成についてのみ説明する。なお、本実施例4以降の実施例は本発明の関連技術である。
本発明の実施例5を説明する。本実施例は、前記実施例2に変更を加えたものである。なお、図15は蒸発燃料処理装置を一部破断して示す側面図である。
図15に示すように、本実施例の蒸発燃料処理装置110は、前記実施例2(図7参照)における第1の保持部材37を前記実施例4における第1の保持部材55に変更するとともに、前記実施例2における第2の保持部材38を前記実施例4における第2の保持部材56に変更したものである。
本発明の実施例6を説明する。本実施例は、前記実施例4における第1の保持部材55の外周面保持材58に変更を加えたものである。なお、図16は第1の保持部材を装着した吸着体を示す端面図、図17は同じく要部を示す側断面図である。
図16及び図17に示すように、本実施例は、前記実施例4(図13及び図14参照)における第1の保持部材55の外周面保持材58の副保持部58bを、主保持部58a内に十文字状のリブ型の副保持部58cに変更したものである。このように、外周面保持材58の主保持部58a内にリブ型の副保持部58cを設けることにより、主保持部58aを補強することができる。なお、リブ型の副保持部58cの形状は、外周面保持材58の主保持部58aを補強する形状であればよく、十文字の他、例えば一文字、3本スポーク状、メッシュ状等のように種々の形状が考えられる。また、リブ型の副保持部58cは、前記第2の保持部材56における外周面保持材58に適用することもできる。
本発明の実施例7を説明する。本実施例は、前記実施例1における吸着体34の保持構造を変更したものである。なお、図18は蒸発燃料処理装置を一部破断して示す側面図、図19は図18のXIX部を示す断面図、図20は図18のXX部を示す断面図である。また、説明の都合上、図18において、下側の保持部材を第1の保持部材65といい、上側の保持部材を第2の保持部材66という。また、本実施例では、前記実施例1(図1参照)における副ケース体16内の押さえ部材42及び押さえスプリング43が省略されている、また、副ケース体16のケース筒部27は、上下2段の段付円筒状に形成されている。これにより、ケース筒部27は、吸着体34の挿入側の端部(下端部)に対応する第1の段付部68と、該吸着体34の挿入側と反対側の端部(上端部)付近に対応する第2の段付部69とを有している。
本発明の実施例8を説明する。本実施例は、前記実施例2に変更を加えたものである。なお、図25は蒸発燃料処理装置を一部破断して示す側面図である。
図25に示すように、本実施例の蒸発燃料処理装置110は、前記実施例2(図7参照)における第1の保持部材37を前記実施例7(図18参照)における第1の保持部材65に変更するとともに、前記実施例2(図7参照)における第2の保持部材38を前記実施例7における第2の保持部材66に変更したものである。また、主ケース体14には、前記実施例7(図18参照)の上下2段の段付円筒状のケース筒部27が形成されている。
12 ケース
14 主ケース体
16 副ケース体
34 吸着体
34a 肩部
37 第1の保持部材
38 第2の保持部材
45 外周面保持部
47 端面保持部
49 逃がし凹部
55 第1の保持部材
56 第2の保持部材
58 外周面保持材
60 端面保持材
65 第1の保持部材
66 第2の保持部材
71 外周面保持材
72 端面保持材
77 外周面保持材
78 端面保持材
110 蒸発燃料処理装置
Claims (1)
- 軸方向に延びる外周面及び軸方向に交差する端面を有する柱状をなし、かつ、軸方向に延びる多数のガス通過孔を有し、該ガス通過孔内を蒸発燃料ガスが流れることにより蒸発燃料ガスに含まれるベーパを吸着及び脱離可能なハニカム構造の吸着体と、
前記吸着体を収容するケースと、
前記ケース内に前記吸着体を弾性的に保持する保持部材と
を備える蒸発燃料処理装置であって、
前記保持部材が、前記吸着体の外周面に接触する外周面保持部及び該吸着体の端面に接触する端面保持部を備え、
前記保持部材には、前記吸着体の外周面と端面とのなす肩部に対応する逃がし凹部が設けられている
ことを特徴とする蒸発燃料処理装置。
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