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JP4937635B2 - プラズマディスプレイパネル駆動回路およびプラズマディスプレイ装置 - Google Patents

プラズマディスプレイパネル駆動回路およびプラズマディスプレイ装置 Download PDF

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Description

本発明は、壁掛けテレビや大型モニターに用いられるプラズマディスプレイパネルの駆動回路およびプラズマディスプレイ装置に関する。
AC型として代表的な交流面放電型プラズマディスプレイパネル(以下「PDP」と称す。)は、面放電を行う走査電極および維持電極を配列して形成したガラス基板からなる前面板と、データ電極を配列して形成したガラス基板からなる背面板とを、両電極がマトリックスを組むように、且つ間隙に放電空間を形成するように平行に対向配置し、その外周部をガラスフリット等の封着材によって封着することにより構成されている。そして、前面板と背面板との両基板間には、隔壁によって区画された放電セルが設けられ、この隔壁間のセル空間に蛍光体層が形成された構成である。このような構成のPDPにおいては、ガス放電により紫外線を発生させ、この紫外線で赤色(R)、緑色(G)および青色(B)の各色の蛍光体を励起して発光させることによりカラー表示を行っている。
このようなプラズマディスプレイ装置では、その消費電力を削減するため、様々な消費電力削減技術が提案されている。
消費電力を削減する技術の一つとして、PDPが容量性の負荷であることに着目し、インダクタを構成要素に含む共振回路によってそのインダクタとPDPの容量性負荷とをLC共振させ、PDPの容量性負荷に蓄えられた電力を電力回収用のコンデンサに回収し、回収した電力をPDPの駆動に再利用する、いわゆる電力回収回路が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この技術では、例えば、維持期間における走査電極および維持電極への維持パルス電圧の印加にPDPから回収した電力を再利用し、維持期間に消費される電力を削減することで、消費電力の削減を実現することができる。
すなわち、維持パルス発生回路において、インダクタを備えた共振回路、すなわち電力回収回路を設ける。これにより、PDPの容量性負荷(走査電極に生じた容量性負荷)に蓄えられた電力を回収し、その回収された電力を走査電極の駆動電力として再利用し、消費電力を削減する。また、維持パルス発生回路において電力回収回路を設ける。これにより、PDPの容量性負荷(維持電極に生じた容量性負荷)に蓄えられた電力を回収し、その回収された電力を維持電極の駆動電力として再利用し、消費電力を削減する。
電力回収回路は、インダクタンス素子である回収インダクタを用いてPDPの容量性負荷とその回収インダクタとをLC共振させて、電力の回収および供給を行う。電力回収時には、走査電極に生じた容量性負荷に蓄えられた電力を、逆流防止ダイオード及びスイッチング素子を介して回収コンデンサに移動させる。電力供給時には、回収コンデンサに蓄えられた電力を、逆流防止ダイオード及びスイッチング素子を介してPDPに供給する。こうして維持期間におけるPDPの走査電極の駆動を行う。したがって電力回収回路では、維持期間において、電源から電力を供給されることなく、LC共振によって走査電極の駆動を行うため、理論的には消費電力は0となる。
上記の回収回路の動作はダイオードや配線の寄生成分を考慮しない場合の動作である。正確には、回収回路の動作は、スイッチング素子のドレイン端子とソース端子間、ダイオード素子のアノード端子とカソード端子間に並列に寄生コンデンサ成分や、素子間を配線するパターン部に直列に寄生インダクタンス成分を考慮する必要がある。
それらの寄生成分の影響が問題になるのは、前述のダイオード素子がオンからオフになる動作時である。回収動作時には前述の共振電流が流れるが、逆流防止用ダイオードがオンからオフする時には、ダイオードの寄生容量に起因する逆向き電流(以下「リカバリ電流」と呼ぶ)が流れる。
このリカバリ電流により回収インダクタにエネルギーが蓄積されるため、逆流防止ダイオードが完全にオフ状態になった時に、回収インダクタのインダクタンス値とリカバリ電流の時間変化値との積がサージ電圧となって、回収インダクタ端子に発生する。
このサージ電圧が逆流防止ダイオードに印加されるため、逆流防止ダイオードの耐圧は、実際の使用電圧に対して、サージ電圧分以上の余裕を持たせる必要があった。
このような課題を解決するため、回収回路に、保護ダイオード素子を設けた技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。図12に、その構成を示す。同図において、回収回路は、回収コンデンサCrと、回収スイッチQ3、Q4と、逆流防止ダイオードD3、D4と、回収インダクタL1、L2と、保護ダイオードD105、D106とからなる。スイッチング素子Q1、Q2は、維持電圧Vsusを供給するための維持回路を構成する。なお、図12では説明の簡単化のために、走査回路又は維持回路の構成のうち、回収動作に関係する部分のみを記載している。図12は、維持回路が接地されている状態の動作を説明するための回路図である。
逆流防止ダイオードD3にサージ電圧が発生するタイミングにおいて、保護ダイオードD105が導通し、インダクタL1に蓄積されたエネルギーを、インダクタL1→保護ダイオードD105→スイッチング素子Q1の経路で消費させ、これによりサージの発生が抑制される。
同様に前述の逆流防止ダイオードD4にサージ電圧が発生するタイミングにおいて、保護ダイオードD106が導通し、インダクタL2に蓄積されたエネルギーを、インダクタL2→スイッチング素子Q2→保護ダイオードD106の経路で消費させ、これによりサージの発生が抑制される。
特公平7−109542号公報 特許第3369535号
上記に説明した動作は配線の寄生インダクタンス成分を考慮していない動作説明である。実際には、図12に示すように、回収スイッチQ3、Q4と逆流防止ダイオードD3、D4の間の配線には寄生インダクタ成分L3〜L6が存在する。よって、従来の回収回路では、寄生インダクタンス成分(L3〜L6)についてはサージ吸収効果が得られない。
つまり、実際には、寄生インダクタンス成分の影響により、逆流防止ダイオードの端子間にサージ電圧が生じるため、逆流防止ダイオードに必要な耐圧が上昇する。素子の耐圧上昇は、順電圧降下の増大やスイッチスピードの低下など、回収回路の半導体素子損失を増大させる。寄生インダクタンスを小さくする為には、配線パターンを太く、短く配線することが望ましい。
しかし、半導体素子の配置については、基板面積や、半導体素子を固定する放熱板の放熱効率等の観点から種々の制限があり、それらの制限を満たしつつ、配線パターンを太くして、短くするよう設計することは事実上困難であり、寄生インダクタンスを常に低くすることは難しかった。
以上のように、従来技術においては、PDPを駆動する際に回収回路の半導体素子を高耐圧化しなければならず、半導体素子の損失が増大する為、回収効率が低下するといった課題があった。また、半導体素子の損失が増大する為、複数の半導体素子を並列接続しなければならず、コストの増加及び実装面積が増大するといった課題があった。
本発明は、これらの課題に鑑みなされたものであり、電力回収回路における逆流防止ダイオード及び保護ダイオードの低耐圧化を図り、それにより構成素子数を削減し、その実装面積を縮小するとともに回収効率を向上できるPDP駆動回路およびプラズマディスプレイ装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様において、容量性負荷であるプラズマディスプレイパネルを駆動する駆動回路が提供される。駆動回路は、所定のパルス電圧を生成し、前記容量性負荷に印加するパルス発生部と、容量性負荷と共振動作を行うことで容量性負荷から電力を回収し、さらに回収した電力を容量性負荷に供給する電力回収部とを備える。電力回収部は、容量性負荷より大きい容量を持ち、回収した電力を蓄積する回収コンデンサと、容量性負荷と共振するための回収インダクタと、回収コンデンサに接続する逆流防止ダイオードと、一端を逆流防止ダイオードに接続し、他端を回収インダクタに接続し、容量性負荷と回収インダクタとの共振に伴う電流を通過させる経路を形成する回収スイッチ素子と、カソードが定電圧電源に接続し、アノードが逆流防止ダイオードと回収スイッチ素子の接続点に接続する保護ダイオードとを有する。保護ダイオードは、逆流防止ダイオード素子がオン状態からオフ状態となる時に、回収インダクタ及び回収スイッチ素子を含む、閉じた電流経路を形成する。
本発明の第2の態様のプラズマディスプレイの駆動回路は、上記第1の態様の駆動回路において、電力回収部が、容量性負荷より大きい容量を持ち、回収した電力を蓄積する回収コンデンサと、容量性負荷と共振するための回収インダクタと、回収コンデンサに接続する逆流防止ダイオードと、一端を逆流防止ダイオードに接続し、他端を回収インダクタに接続し、容量性負荷と回収インダクタの共振動作に伴う電流を通過させる経路を形成する回収スイッチ素子と、アノードが接地電圧に接続し、カソードが逆流防止ダイオードと回収スイッチ素子の接続点に接続し、逆流防止ダイオードがオン状態からオフ状態となる時に、回収インダクタ及び回収スイッチ素子を含む閉じた電流経路を形成する保護ダイオードとを含む構成を有する。
本発明の第3の態様のプラズマディスプレイの駆動回路は、上記第1の態様の駆動回路において、電力回収部が、容量性負荷より大きい容量を持ち、回収した電力を蓄積する回収コンデンサと、回収コンデンサに接続する逆流防止ダイオードと、逆流防止ダイオードに接続する、容量性負荷と共振するための回収インダクタと、一端を回収インダクタに接続し、他端を容量性負荷に接続し、容量性負荷と回収インダクタの共振動作に伴う電流を通過させる経路を形成する回収スイッチ素子と、カソードが定電圧電源に接続し、アノードが逆流防止ダイオードと回収インダクタの接続点に接続し、逆流防止ダイオードがオン状態からオフ状態となる時に、回収インダクタ及び回収スイッチ素子を含む閉じた電流経路を形成する保護ダイオードとを含む構成を有する。
本発明の第4の態様のプラズマディスプレイの駆動回路は、上記第1の態様の駆動回路において、電力回収部が、容量性負荷より大きい容量を持ち、回収した電力を蓄積する回収コンデンサと、回収コンデンサに接続する逆流防止ダイオードと、逆流防止ダイオードに接続する、容量性負荷と共振するための回収インダクタと、一端を回収インダクタに接続し、他端を容量性負荷に接続し、容量性負荷と回収インダクタの共振動作に伴う電流を通過させる経路を形成する回収スイッチ素子と、アノードが接地電圧に接続し、カソードが逆流防止ダイオードと回収インダクタの接続点に接続し、逆流防止ダイオードがオン状態からオフ状態となる時に、回収インダクタ及び回収スイッチ素子を含む閉じた電流経路を形成する保護ダイオードとを含む構成を有する。

本発明の第5の態様において、プラズマディスプレイ装置が提供される。そのプラズマディスプレイ装置は、複数の走査電極および維持電極を有するプラズマディスプレイパネルと、プラズマディスプレイパネルを駆動する上記の駆動回路とを備える。
本発明によれば、電力回収回路において、保護ダイオードにより、逆流防止ダイオード素子がオン状態からオフ状態となる時に、回収インダクタ及び回収スイッチ素子を含む、閉じた電流経路を形成することで、保護ダイオードに印加される電圧を低減できるため、保護ダイオードの耐圧を低減することができる。したがって、保護ダイオードの損失を低減することができ、並列構成された素子数を低減でき、実装面積を低減することができる。
さらに、本発明によれば、逆流防止ダイオードがオン状態からオフ状態に切り替わる際に生じ得るサージ電圧を抑制できるため、逆流防止ダイオードの耐圧を低減することができ、逆流防止ダイオードの順バイアス電圧降下Vfを低減することができるので、プラズマディスプレイパネルの容量性負荷に蓄えられた電力の回収率を改善して、消費電力の削減を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
1. PDP駆動回路
図1は、本発明の実施の形態におけるPDP駆動回路の構成を示す図である。図1に示すPDP駆動回路はプラズマディスプレイパネル(PDP)の電極に駆動電圧を印加してPDPを駆動する回路である。そのPDP駆動回路の構成、動作を詳細に説明する前にPDPの構成、動作について説明する。なお、図1では、PDP10を容量性付加Cpとして表している。
1.1 プラズマディスプレイパネル(PDP)
図2は、本実施形態のPDP駆動回路により駆動されるプラズマディスプレイパネル(PDP)の構造を示す斜視図である。第1の基板であるガラス製の前面板20上には、ストライプ状の走査電極22とストライプ状の維持電極23とで対をなす表示電極が複数形成されている。そして走査電極22と維持電極23とを覆うように誘電体層24が形成され、その誘電体層24上に保護層25が形成されている。
第2の基板である背面板30上には、走査電極22および維持電極23と立体交差するように、誘電体層33で覆われた複数のストライプ状のデータ電極32が形成されている。誘電体層33上にはデータ電極32と平行に複数の隔壁34が配置され、この隔壁34間の誘電体層33上に蛍光体層35が設けられている。また、データ電極32は隣り合う隔壁34の間の位置に配置されている。
これら前面板20と背面板30とは、走査電極22および維持電極23とデータ電極32とが直交するように、微小な放電空間を挟んで対向配置されるとともに、その外周部をガラスフリット等の封着材によって封着している。そして放電空間には、例えばネオン(Ne)とキセノン(Xe)の混合ガスが放電ガスとして封入されている。放電空間は、隔壁34によって複数の区画に仕切られており、各区画には赤色(R)、緑色(G)および青色(B)の各色に発光する蛍光体層35が順次配置されている。そして、走査電極22および維持電極23とデータ電極32とが交差する部分に放電セルが形成され、各色に発光する蛍光体層35が形成された隣接する3つの放電セルにより1つの画素が構成される。この画素を構成する放電セルが形成された領域が画像表示領域となり、画像表示領域の周囲は、ガラスフリットが形成された領域等のように画像表示が行われない非表示領域となる。
図3は、PDP10の電極配列を示した図である。行方向にn行の走査電極SC1〜SCn(図2の走査電極22)とn行の維持電極SU1〜SUn(図2の維持電極23)とが交互に配列され、列方向にはm列のデータ電極D1〜Dm(図2のデータ電極32)が配列されている。そして、一対の走査電極SCi及び維持電極SUi(i=1〜n)と、1つのデータ電極Dj(j=1〜m)とを含む放電セルCi,jが放電空間内に形成される。放電セルCの総数は(m×n)個になる。
このような構成のPDP10においては、ガス放電により紫外線を発生させ、その紫外線でR、G、Bの各色の蛍光体を励起して発光させることによりカラー表示を行っている。また、PDP10は、1フィールド期間を複数のサブフィールドに分割し、発光させるサブフィールドの組み合わせを用いて駆動されることにより階調表示を行う。各サブフィールドは初期化期間、書込み期間および維持期間からなり、画像データを表示するために、初期化期間、書込み期間および維持期間でそれぞれ異なる信号波形を各電極に印加している。
1.1.1 PDPの駆動電圧波形
図4は、PDP10の各電極に印加する各駆動電圧波形を示す図である。図4に示すように、各サブフィールドは初期化期間、書込み期間、維持期間を有している。また、それぞれのサブフィールドは発光期間の重みを変えるため維持期間における維持パルスの数を異ならせている以外はほぼ同様の動作を行い、各サブフィールドにおける動作原理もほぼ同様であるので、ここでは1つのサブフィールドについてのみ動作を説明する。
まず、初期化期間では、例えば、正のパルス電圧を全ての走査電極SC1〜SCnに印加し、走査電極SC1〜SCnおよび維持電極SU1〜SUnを覆う誘電体層24上の保護層25および蛍光体層35上に必要な壁電荷を蓄積する。この初期化期間は、放電遅れを小さくして書込み放電を安定して発生させるためのプライミング(放電のための起爆剤=励起粒子)を発生させるという働きを持つ。
具体的には、初期化期間前半部では、データ電極D1〜Dm、維持電極SU1〜SUnをそれぞれ0(V)に保持し、走査電極SC1〜SCnには、データ電極D1〜Dmに対して放電開始電圧以下の電圧Vi1から、放電開始電圧を超える電圧Vi2に向かって緩やかに上昇する傾斜波形電圧を印加する。この傾斜波形電圧が上昇する間に、走査電極SC1〜SCnと維持電極SU1〜SUn、データ電極D1〜Dmとの間でそれぞれ1回目の微弱な初期化放電が起こる。そして、走査電極SC1〜SCn上部に負の壁電圧が蓄積されるとともに、データ電極D1〜Dm上部および維持電極SU1〜SUn上部には正の壁電圧が蓄積される。ここで、電極上部の壁電圧とは電極を覆う誘電体層上に蓄積された壁電荷により生じる電圧を表す。
初期化期間後半部では、維持電極SU1〜SUnを正電圧Veに保ち、走査電極SC1〜SCnには、維持電極SU1〜SUnに対して放電開始電圧以下となる電圧Vi3から放電開始電圧を超える電圧Vi4に向かって緩やかに下降する傾斜波形電圧を印加する。この間に、走査電極SC1〜SCnと維持電極SU1〜SUn、データ電極D1〜Dmとの間でそれぞれ2回目の微弱な初期化放電が起こる。そして、走査電極SC1〜SCn上部の負の壁電圧および維持電極SU1〜SUn上部の正の壁電圧が弱められ、データ電極D1〜Dm上部の正の壁電圧は書込み動作に適した値に調整される。以上により初期化動作が終了する(以下、初期化期間に各電極に印加される駆動電圧波形を「初期化波形」と略記する)。
次に、書込み期間では、全ての走査電極SC1〜SCnに順次負の走査パルスを印加することによって走査を行う。そして、走査電極SC1〜SCnを走査している間に、表示データにもとづきデータ電極D1〜Dmに正の書込みパルス電圧を印加する。こうして走査電極SC1〜SCnとデータ電極D1〜Dmとの間に書込み放電が発生し、走査電極SC1〜SCn上の保護層25の表面に壁電荷が形成される。
具体的には、書込み期間では、走査電極SC1〜SCnを一旦電圧Vscnに保持する。次に、放電セルCp,1〜Cp,m(pは1〜nの整数)の書込み動作では、走査電極SCpに走査パルス電圧Vadを印加するとともに、データ電極D1〜Dmのうちp行目に表示すべき映像信号に対応するデータ電極Dq(DqはD1〜Dmのうち映像信号にもとづき選択されるデータ電極)に正の書込みパルス電圧Vdを印加する。こうして、書込みパルス電圧が印加されたデータ電極Dqと走査パルス電圧が印加された走査電極SCPとの交差部に対応する放電セルCp、qで書込み放電が発生する。この書込み放電により放電セルCp,qの走査電極SCp上部に正電圧が蓄積され、維持電極SUp上部に負電圧が蓄積されて、書込み動作が終了する。以下、同様の書込み動作をn行目の放電セルCn,qに至るまで行い、書込み動作が終了する。
続く維持期間では、一定の期間、走査電極SC1〜SCnと維持電極SU1〜SUnとの間に放電を維持するのに充分な電圧を印加する。これにより、走査電極SC1〜SCnと維持電極SU1〜SUnとの間に放電プラズマが生成され、一定の期間、蛍光体層を励起発光させる。このとき、書込み期間において書込みパルス電圧が印加されなかった放電空間では、放電は発生せず蛍光体層35の励起発光は起こらない。
具体的には、維持期間では、走査電極SC1〜SCnを0(V)に一旦戻した後、維持電極SU1〜SUnを0(V)に戻す。その後、走査電極SC1〜SCnに正の維持パルス電圧Vsusを印加する。このとき、書込み放電を起こした放電セルCp,qにおける走査電極SCp上部と維持電極SUp上部との間の電圧は、正の維持パルス電圧Vsusに加えて、書込み期間において走査電極SCp上部および維持電極SUp上部に蓄積された壁電圧が加算されて、放電開始電圧より大きくなり、1回目の維持放電が発生する。そして、維持放電を起こした放電セルCp,qでは、維持放電発生時における走査電極SCPと維持電極SUpとの電位差を打ち消すように走査電極SCp上部に負電圧が蓄積され、維持電極SUp上部に正電圧が蓄積される。こうして、1回目の維持放電が終了する。1回目の維持放電の後、走査電極SC1〜SCnを0(V)に戻し、その後、維持電極SU1〜SUnにVsusを印加する。このとき、1回目の維持放電を起こした放電セルCp,qにおける走査電極SCp上部と維持電極SUp上部との間の電圧は、正の維持パルス電圧Vsusに加えて、1回目の維持放電において走査電極SCp上部および維持電極SUp上部に蓄積された壁電圧が加算されて放電開始電圧より大きくなり、2回目の維持放電が発生する。以降同様に、走査電極SC1〜SCnと維持電極SU1〜SUnとに維持パルスを交互に印加することにより、書込み放電を起こした放電セルCp,qに対して維持パルスの回数だけ維持放電が継続して行われる。
1.2 走査電極駆動回路及び維持電極駆動回路
図1に戻り、本実施の形態におけるPDP駆動回路は、走査電極駆動回路501と、維持電極駆動回路6とを備える。
1.2.1 走査電極駆動回路
走査電極駆動回路501は、維持パルス発生回路5101と、初期化波形発生回路52と、走査パルス発生回路53と、分離スイッチS9、S10とを有する。
(維持パルス発生回路)
維持パルス発生回路5101は、直流電圧Vsusを出力する定電圧電源V1と、スイッチング素子(以下「維持スイッチ」と称す。)Q1、Q2と、電力回収回路50とを含む。維持スイッチQ1、Q2はMOSFET等のスイッチング動作を行う一般に知られた素子で構成される。
電力回収回路50は、回収インダクタL1、L2と、回収コンデンサCrと、スイッチング素子(以下「回収スイッチ」と称す。)Q3、Q4と、逆流防止用ダイオードD3、D4と、保護ダイオードD5、D6とを備えている。維持パルス発生回路5101は、スイッチング素子Q1、Q2、Q3、Q4のオンオフ動作によって、走査電極SC1〜SCnに印加するための維持パルスを発生する。
回収コンデンサCrの一端はグランドに接続される。回収コンデンサCrの他端と、維持スイッチQ1及び維持スイッチングQ2の接続点との間に、回収コンデンサCrと、逆流防止用ダイオードD3と、回収スイッチQ3と、回収インダクタL1とが直列に接続される。また、回収コンデンサCrの他端と、スイッチング素子Q1及びスイッチング素子Q2の接続点との間に、逆流防止用ダイオードD4と、回収スイッチQ4と、回収インダクタL2とが直列に接続される。保護ダイオードD5のアノードは、逆流防止ダイオードD3と回収スイッチQ3の接続点に接続され、カソードは定電圧電源V1に接続される。保護ダイオードD6のカノードは、逆流防止ダイオードD4と回収スイッチQ4の接続点に接続され、アソードはグランドに接続される。
電力回収回路50は、インダクタンス素子である回収インダクタL1、L2を用いることによりPDPの容量性負荷(図3の走査電極SC1〜SCnに生じた容量性負荷)Cpと、回収インダクタL1又はL2のインダクタンスとをLC共振させて、電力の回収および再利用を行う。
スイッチング素子Q1は、定電圧電源V1からスイッチング素子S9およびS10を介してPDP10の走査電極SC1〜SCnに電力を供給して走査電極SC1〜SCnを電圧値Vsusにクランプする。また、スイッチング素子Q2は、走査電極SC1〜SCnをスイッチング素子S9およびS10を介して接地電位にクランプする。これらの動作によって、走査電極SC1〜SCnの駆動を行う。
(初期化波形発生回路)
初期化波形発生回路52は、MOSFET等のスイッチング動作を行う一般に知られた素子からなるスイッチング素子S21、S22と、定電圧電源V1よりも電位の高い第2の電源である電圧値Vsetの定電圧電源V2と、第3の電源である負の電圧値Vadの定電圧電源V3とを有している。そして、定電圧電源V2からスイッチング素子S21を介して走査電極SC1〜SCnに電力を供給し、また、定電圧電源V3からスイッチング素子S22を介して走査電極SC1〜SCnに負の電位となる電力を供給して、初期化波形を発生させる。また、スイッチング素子S21は、そのボディダイオードが定電圧電源V2から主放電経路に流れる電流を遮断する向きで配置され、スイッチング素子S22は、そのボディダイオードが主放電経路Xから定電圧電源V3に流れる電流を遮断する向きで配置されている。
そして、初期化波形発生回路52は、初期化期間前半部では、データ電極D1〜Dmに対して放電開始電圧以下の電圧Vi1から放電開始電圧を超える電圧Vi2、すなわちVsetに向かって緩やかに上昇する傾斜波形を発生し、初期化期間後半部では、維持電極SU1〜SUnに対して放電開始電圧以下となる電圧Vi3から放電開始電圧を超える電圧Vi4、すなわちVadに向かって緩やかに下降する傾斜波形を発生して、走査電極SC1〜SCnに印加する。
(走査パルス発生回路)
走査パルス発生回路53は、MOSFET等のスイッチング動作を行う一般に知られた素子からなるスイッチング素子S31、S32と、電圧値Vscnの定電圧電源V4と、定電圧電源V4へ流れ込む電流を防止する逆流防止用ダイオードD31と、コンデンサC31と、スイッチング動作を行うスキャンIC(IC31)とを有し、書込み期間において負の走査パルスを発生し、走査電極SC1〜SCnに順次印加する。スキャンIC(IC31)は、書き込み放電のための電圧を印加すべき走査電極SC1〜SCnを選択するための回路である。
これらスイッチング素子S1、S2、S5、S6、S21、S22、S31、S32およびスキャンIC(IC31)は、サブフィールド処理回路3において作成されたサブフィールド制御信号にもとづき切替えが制御される。
1.2.2 維持電極駆動回路
維持電極駆動回路6は、直流電圧Vsusを出力する定電圧電源V5と、MOSFET等のスイッチング動作を行う一般に知られた素子であるスイッチング素子S7、S8と、電力回収回路50bとを含む。電力回収回路50bは、回収インダクタL11、L12と、回収コンデンサCr2と、スイッチング素子Q31、Q41と、逆流防止用ダイオードD31、D41と、保護ダイオードD51、D61とを備えている。維持電極駆動回路6の動作は維持パルス発生回路5101と同様である。維持電極駆動回路6は、維持パルス発生回路5101と連動し、PDP10に所定の駆動電圧を印加する。
1.2.3 電力回収回路の動作
以下、本実施形態の電力回収回路50の動作を図5〜図8を参照しながら説明する。
図5は、図1の電力回路50において実際に存在する、配線の寄生インダクタンス成分L3〜L6を追加した回路図である。寄生インダクタL3は、逆流防止ダイオードD3と回収スイッチQ3の間の配線、及び回収スイッチQ3と保護ダイオードD5との間の配線の寄生インダクタンスの和を示す。寄生インダクタL4は、回収スイッチQ3と回収インダクタL1の間の配線の寄生インダクタンスを示す。寄生インダクタL5は、回収インダクタL2と回収スイッチQ4の間の配線の寄生インダクタンスを示す。寄生インダクタL6は、回収スイッチQ4と逆流防止ダイオードD4の間の配線、及び回収スイッチQ4と保護ダイオードD6との間の配線の寄生インダクタンスの和を示している。
図6ないし図8は、維持パルス発生回路5101の駆動波形並びに電力回収回路の素子の電圧波形及び電流波形を示す。図6(a)、図7(a)、図8(a)は、図12に示す従来の電力回収回路に対する波形を示しており、図6(b)、図7(b)、図8(b)は、図1に示す本実施形態の電力回収回路に対する波形を示している。
図6及び図8において、各波形は、上から順に、回収スイッチQ3のゲート信号、維持スイッチQ1のゲート信号、回収スイッチQ4のゲート信号、維持スイッチQ2のゲート信号、PDP10の電圧V_Cp、回収インダクタL1に流れる電流(iL1)と回収インダクタL2に流れる電流(iL2)の和iL、逆流防止ダイオードD3の両端電圧(逆バイアスが正方向)V_D3、回収スイッチQ3の両端電圧V_Q3、及び寄生インダクタL3、L4(またはL5、L6)に流れる電流iLPをそれぞれ示している。
図7(a)において、V_D105、V_D106はそれぞれ、従来の構成における保護ダイオードD105、D106の両端電圧(逆バイアスが正方向)の波形を示している。図7(b)において、V_D5、V_D6はそれぞれ、保護ダイオードD5、D6の両端電圧(逆バイアスが正方向)を示している。
以下、期間T1〜T4における各モードの本実施形態の電力回収回路50の動作を従来技術のものと対比しながら説明する。
<モード1>:T1からT2までの期間
PDP10の電圧V_Cpがゼロあって、維持スイッチQ2はオンしている状態からタイミングT1でオフし、回収スイッチQ3がオンする。これにより、回収コンデンサCrからダイオードD3→寄生インダクタL3→回収スイッチQ3→寄生インダクタL4→回収インダクタL1を経由して、PDP10の容量Cpが充電される。その時流れる共振電流iLが、あるピークを経て反転しゼロになった時点(タイミングT2)でモード1は終了する。
この期間において、従来の保護ダイオードD106の端子間電圧V_D106は図8(a)に示すようにVsusまで印加されているのに対し、本実施形態の保護ダイオードD6の端子間電圧V_D6は図8(b)に示すようにVsus/2までしか印加されていない。これは、従来の保護ダイオードD106の接続点が回収インダクタL2の端子であったのに対し、本発明の保護ダイオードD6の接続点は、回収スイッチQ4と逆流防止ダイオードD4との接続点に接続していることに起因する。
すなわち、本モードにおいて、従来の回収インダクタL2と保護ダイオードD106の接続点電位はVsusであるのに対し、本実施形態の保護ダイオードD6の接続点電位は、Vsusから、回収スイッチQ4の端子間電圧であるVsus/2分だけ低減したVsus/2であるからである。
よって、本実施形態の保護ダイオードD6の耐圧は、従来の保護ダイオードD106に対し、半減可能である。このため、より低い順電圧降下Vfを持つ保護ダイオード素子を使用することが可能となり、保護ダイオードで発生する熱損失を低減できる。また、保護ダイオード素子のコストも低減できる。また、複数のダイオードを並列構成で用いている場合は、その並列数を低減できるため、基板実装面積を低減でき、製造コストも低減できる。
<モード2>:T2からT3までの期間
PDP10の電圧V_CpはVsus付近まで充電されており、維持スイッチQ1が、オフしている状態からタイミングT2でオンする。このとき、PDP10の電圧V_CpはVsusに固定されるが、T2時点で反転した共振電流iLは、逆流防止ダイオードD3の寄生容量(図示せず)を充電し、逆流防止ダイオードD3をオフさせる。
この時、従来の逆流防止ダイオードD3の両端の電圧波形V_D3ではサージ電圧(図7(a)の破線領域A参照)が生じている。これに対し、本実施形態の電力回収回路50の逆流防止ダイオードD3の両端の電圧波形V_D3においては、サージ電圧が抑制されている(図7(b)の破線領域A参照。)。このようにサージ電圧が抑制される理由は以下のとおりである。
逆流防止ダイオードD3の寄生容量の電圧をVsus/2まで充電させると、保護ダイオードD5が順バイアスとなり導通して、回収インダクタL1→寄生インダクタL4→回収スイッチQ3→寄生インダクタL3→保護ダイオードD5→維持スイッチQ1→回収インダクタL1のループ経路が形成される。このループ経路を反転した共振電流iLが還流することで、インダクタL1、L3、L4のそれぞれに蓄積されたエネルギーがループ経路で消費される。このため、寄生インダクタL3、L4に流れる電流iLPの変化(di/dt)が従来技術の場合と比較して緩やかとなり(図7の破線領域B参照)、サージ電圧の発生が抑制される。
<モード3>:T3からT4までの期間
PDP10の電圧V_CpはVsusであり、維持スイッチQ1がオンしている状態から、タイミングT3で、維持スイッチQ1がオフし、回収スイッチQ4がオンする。PDP10の容量性負荷Cpから、回収インダクタL2→寄生インダクタL5→回収スイッチQ4→寄生インダクタL6→逆流防止ダイオードD4を経由して、回収コンデンサCrに電荷を回生する。その時流れる共振電流iLがあるピークを持って再び反転しゼロになった時点(タイミングT4)でモード3は終了する。
この期間において、従来の保護ダイオードD105の端子間電圧V_D105は図8(a)に示すように、Vsusまで印加されているのに対し、本実施形態の保護ダイオードD5の端子間電圧V_D5は図8(b)に示すように、Vsus/2までしか印加されていない。これは、従来の保護ダイオードD105の接続点が回収インダクタL1の端子であったのに対し、本実施形態の保護ダイオードD5の接続点は、回収スイッチQ3と逆流防止ダイオードD3との接続点に接続していることに起因する。
すなわち、本モードにおいて、従来の回収インダクタL1と保護ダイオードD105の接続点電位は、Vsusであるのに対し、本実施形態の保護ダイオードD5の接続点電位は、Vsusから、回収スイッチQ3の端子間電圧であるVsus/2分だけ低減したVsus/2であるからである。
よって、保護ダイオードD5の耐圧は従来の保護ダイオードD105に対し、半減可能である。このため、より低い順電圧降下Vfを持つ保護ダイオード素子を使用することが可能となり、保護ダイオードで発生する熱損失が低減できる。また、保護ダイオード素子のコストも低減できる。また、複数のダイオードを並列構成で用いている場合は、その並列数を低減できるため、基板実装面積を低減でき、製造コストも低減できる。
<モード4>:T4から次のT1までの期間
PDP10の電圧V_Cpはゼロ(GND電位)付近まで放電されており、維持スイッチQ2がオフしている状態からタイミングT4でオンする。このとき、PDP10の電圧V_Cpはゼロ(GND電位)に固定されるが、T4時点で反転した共振電流iLは逆流防止ダイオードD4の寄生容量(図示せず)を充電し、逆流防止ダイオードD4をオフさせる。
この時、図8の破線領域Aに示すように、従来の逆流防止ダイオードD4の端子電圧波形V_D4ではサージ電圧が生じていることに対し、本実施形態の逆流防止ダイオードD4の端子電圧波形V_D4では、サージ電圧が抑制されている。
この理由は、逆流防止ダイオードD4の寄生容量の電圧をVsus/2まで充電させると、保護ダイオードD6が順バイアスとなるので、回収インダクタL2→維持スイッチQ2→保護ダイオードD6→寄生インダクタL6→回収スイッチQ4→寄生インダクタL5→回収インダクタL2のループ経路が形成され、このループ経路に反転した共振電流iLが還流することで、インダクタL2、L5、L6のそれぞれに蓄積されたエネルギーがループ経路で消費される。このため、寄生インダクタL6、L5に流れる電流iLPの変化(di/dt)が従来技術の場合と比較して緩やかとなり(図9の破線領域B参照)、サージ電圧の発生が抑制される。
以上のように、本実施の形態の構成により、PDP駆動回路の保護ダイオードD5、D6の耐圧を半減することができる。さらに、逆流防止ダイオードD3、D4のサージ電圧を抑制することができるので、耐圧を従来より低減することが可能となる。
以上の説明に於いて回収コンデンサCrは約Vsus/2に充電された状態を仮定しているが、回収動作を開始する前までの期間に、回収コンデンサCrを充電する回路及び期間を設けるなどの方法で充電することが可能である。
その他、別途充電回路を特に設けない場合、PDP10からの回生電力で充電する場合は、Vsus電圧を徐々に上昇(例えば約Vsus/2などから徐々に上昇)させながら回収動作を開始することで、回収コンデンサCrをVsus/2まで充電することも可能である。
起動モードが必要な理由は、保護ダイオードの耐圧は、電源電圧のVsusと回収スイッチの端子間電圧との差分で左右される為、定常的にはVsus/2の耐圧で良いが、過渡的に、電源電圧がVsusである状態かつ回収スイッチの端子電圧がゼロ付近である場合は、保護ダイオードの耐圧低減効果が得られないからである。つまり、電源電圧と回収スイッチの端子間電圧の差が、Vsus/2以下になるように起動モードを制御すれば、特に起動方法の種類は問わない。
1.3 変形例
図9に電力回収回路の別の構成例を示す。図9に示す電力回収回路50では、図1に示した回収インダクタンスL1及びL2を一つの回収インダクタンスL7で構成している。この構成は前述のモード1の期間と、モード3の期間を同一にする条件下で実現可能である。図1に示す電力回収回路50において回収インダクタンスL1またはL2に流れる共振電流iLを、電力回収回路55において回収インダクタンスL7に流れる共振電流と対応させて考えれば、図1に示す電力回収回路50と同様に動作説明が可能となる。
この構成についても、図1の構成の場合と同様に電力回収回路50の配線に寄生インダクタンスL3〜L6が存在し、前述の保護ダイオードD5、D6の耐圧の半減効果、及び逆流防止ダイオードD3、D4のサージ電圧の抑制効果が得られる。
また、スイッチング素子Q1、Q2、Q3、Q4は、MOSFET等のスイッチング動作を行う一般に知られた素子であってもよく、この場合、スイッチング動作を行う部分に対してボディダイオードが逆並列に生成されるため、スイッチング動作が遮断状態であってもボディダイオードに対して順方向となる電流を流すことができる。また、スイッチング素子Q1、Q2、Q3、Q4は高電圧動作時にも低損失で制御が簡単であるという特徴を有する一般に知られた絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)で構成してもよい。これは、PDP10の駆動の際に数百アンペアといった大電流が流れることを考慮してのことである。なお、IGBTには寄生ダイオードが生成されないので、スイッチング素子Q1、Q2がIGBTである場合、MOSFETに寄生して生成されるボディダイオードに相当するダイオードをスイッチング素子Q1、Q2に逆並列に接続する。
なお、本実施の形態においてはこれらスイッチング素子の種類を何ら限定するものではなく、スイッチング素子Q1、Q2をIGBTで構成し、またスイッチング素子Q3、Q4をMOSFETで構成してもよく、あるいは、それ以外の一般に知られたスイッチング動作を行う素子を用いる構成としてもかまわない。
なお、図1に示す電力回収回路50において回収インダクタL1、L2の位置と、回収スイッチQ3、Q4の位置を入れ替えてもよい(図10参照)。この場合、保護ダイオードD5のアノードは逆流防止ダイオードD3と回収インダクタL1の接続点に接続し、保護ダイオードD6のカソードは逆流防止ダイオードD4と回収インダクタL2の接続点に接続する。
1.4 まとめ
以上、本実施の形態によれば、維持パルス発生回路5101の電力回収回路において保護ダイオードを回収スイッチと逆流防止ダイオードとの間に接続する構成とすることにより、保護ダイオードの耐圧を半減することができる。したがって、保護ダイオードの損失を低減することができ、並列構成された素子数を低減することができる。さらに、逆流防止ダイオードの耐圧を低減することができ、逆流防止ダイオードのVfを低減することができるので、PDP10の容量性負荷に蓄えられた電力の回収率を改善しての消費電力の削減を実現することができる。
2. プラズマディスプレイ装置
図11は、本実施形態のPDP駆動回路を組み込んだプラズマディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。
図11に示すプラズマディスプレイ装置は、ADコンバータ1、映像信号処理回路2、サブフィールド処理回路3、データ電極駆動回路4、走査電極駆動回路5、維持電極駆動回路6及びPDP10を備えている。
ADコンバータ1は、入力されたアナログの映像信号をデジタルの映像信号に変換する。映像信号処理回路2は、入力されたデジタルの映像信号を発光期間の重みの異なる複数のサブフィールドの組み合わせによってPDP10に発光表示するため、1フィールドの映像信号から各サブフィールドの制御を行うサブフィールドデータに変換する。
サブフィールド処理回路3は、映像信号処理回路2で作成されたサブフィールドデータからデータ電極駆動回路用制御信号、走査電極駆動回路用制御信号および維持電極駆動回路用制御信号を生成し、データ電極駆動回路4、走査電極駆動回路5、維持電極駆動回路6へそれぞれ出力する。
PDP10は、上述したとおり、行方向にn行の走査電極SC1〜SCn(図2の走査電極22)とn行の維持電極SU1〜SUn(図2の維持電極23)とが交互に配列され、列方向にm列のデータ電極D1〜Dm(図2のデータ電極32)が配列されている。そして、一対の走査電極SCi、維持電極SUi(i=1〜n)と1つのデータ電極Dj(j=1〜m)とを含む放電セルCi,jが放電空間内に(m×n)個形成され、赤色、緑色および青色の各色に発光する3つの放電セルにより1つの画素が構成される。
データ電極駆動回路4は、データ電極駆動回路用制御信号にもとづいて各データ電極Djを独立して駆動する。
走査電極駆動回路501は、維持期間に走査電極SC1〜SCnに印加する維持パルスを発生するための維持パルス発生回路5101を内部に備え、各走査電極SC1〜SCnをそれぞれ独立して駆動することができる。走査電極駆動回路501は、走査電極駆動用の制御信号にもとづいて各走査電極SC1〜SCnを独立して駆動する。
維持電極駆動回路6は、維持期間に維持電極SU1〜SUnに印加する維持パルスを発生するための維持パルス発生回路61を内部に備え、PDP10の全ての維持電極SU1〜SUnをまとめて駆動することができる。そして、維持電極駆動回路6は、維持電極駆動用の制御信号にもとづいて維持電極SU1〜SUnを駆動する。
本発明は、電力回収回路を有したPDP駆動回路およびプラズマディスプレイ装置において、特に、回収回路におけるダイオード素子の耐圧を低減することができるPDP駆動回路およびプラズマディスプレイ装置に有用である。
本発明の実施の形態におけるPDP駆動回路の構成を示す図 プラズマディスプレイパネル(PDP)の構造を示す斜視図 PDPの電極配列を示す図 PDPの各電極に印加する駆動電圧波形を示す図 PDP駆動回路において配線の寄生インダクタンスを示した図 本実施形態のPDP駆動回路と従来のPDP駆動回路における駆動波形並びに各構成素子の電圧及び電流波形を対比して説明した図 本実施形態のPDP駆動回路と従来のPDP駆動回路における駆動波形並びに各構成素子の電圧及び電流波形を対比して説明した図 本実施形態のPDP駆動回路と従来のPDP駆動回路における駆動波形並びに各構成素子の電圧及び電流波形を対比して説明した図 電力回収回路の他の構成例を示す図 電力回収回路のさらに別の構成例を示す図 本実施形態のPDP駆動回路を組み込んだプラズマディスプレイ装置の構成を示すブロック図 従来のPDP駆動回路の構成を示す図
符号の説明
1 ADコンバータ
2 映像信号処理回路
3 サブフィールド処理回路
4 データ電極駆動回路
6 維持電極駆動回路
10 プラズマディスプレイパネル(PDP)
22 走査電極
23 維持電極
32 データ電極
50,50b 電力回収回路
52 初期化波形発生回路
53 走査パルス発生回路
61,5101 維持パルス発生回路
501 走査電極駆動回路
Cp PDPの容量性負荷(パネル容量)
Cr,Cr2 回収コンデンサ
L1,L2,L7 回収インダクタ
L3〜L6 寄生インダクタ
D3,D4 逆流防止ダイオード
D5,D6,D105,D106 保護ダイオード
D1〜D6,D31,D41,D51,D61,D105,D106 ダイオード
Q1〜Q4,Q31,Q41,S7〜S10,S21,S22,S31,S32 スイッチング素子
V1〜V5 定電圧電源
IC31 スキャンIC

Claims (5)

  1. 容量性負荷であるプラズマディスプレイパネルを駆動する駆動回路であって、
    所定のパルス電圧を生成し、前記容量性負荷に印加するパルス発生部と、
    前記容量性負荷と共振動作を行うことで、前記容量性負荷から電力を回収し、さらに回収した電力を前記容量性負荷に供給する電力回収部とを備え、
    前記電力回収部は、
    前記容量性負荷より大きい容量を持ち、回収した電力を蓄積する回収コンデンサと、
    前記容量性負荷と共振するための回収インダクタと、
    前記回収コンデンサに接続する逆流防止ダイオードと、
    一端を前記逆流防止ダイオードに接続し、他端を前記回収インダクタに接続し、前記容量性負荷と前記回収インダクタの共振動作に伴う電流を通過させる経路を形成する回収スイッチ素子と、
    カソードが定電圧電源に接続し、アノードが前記逆流防止ダイオードと前記回収スイッチ素子の接続点に接続し、前記逆流防止ダイオードがオン状態からオフ状態となる時に、前記回収インダクタ及び前記回収スイッチ素子を含む閉じた電流経路を形成する保護ダイオードとを有する、
    ことを特徴とするプラズマディスプレイパネル駆動回路。
  2. 容量性負荷であるプラズマディスプレイパネルを駆動する駆動回路であって、
    所定のパルス電圧を生成し、前記容量性負荷に印加するパルス発生部と、
    前記容量性負荷と共振動作を行うことで、前記容量性負荷から電力を回収し、さらに回収した電力を前記容量性負荷に供給する電力回収部とを備え、
    前記電力回収部は、
    前記容量性負荷より大きい容量を持ち、回収した電力を蓄積する回収コンデンサと、
    前記容量性負荷と共振するための回収インダクタと、
    前記回収コンデンサに接続する逆流防止ダイオードと、
    一端を前記逆流防止ダイオードに接続し、他端を前記回収インダクタに接続し、前記容量性負荷と前記回収インダクタの共振動作に伴う電流を通過させる経路を形成する回収スイッチ素子と、
    アノードが接地電圧に接続し、カソードが前記逆流防止ダイオードと前記回収スイッチ素子の接続点に接続し、前記逆流防止ダイオードがオン状態からオフ状態となる時に、前記回収インダクタ及び前記回収スイッチ素子を含む閉じた電流経路を形成する保護ダイオードとを有する、
    ことを特徴とするプラズマディスプレイパネル駆動回路。
  3. 容量性負荷であるプラズマディスプレイパネルを駆動する駆動回路であって、
    所定のパルス電圧を生成し、前記容量性負荷に印加するパルス発生部と、
    前記容量性負荷と共振動作を行うことで、前記容量性負荷から電力を回収し、さらに回収した電力を前記容量性負荷に供給する電力回収部とを備え、
    前記電力回収部は、
    前記容量性負荷より大きい容量を持ち、回収した電力を蓄積する回収コンデンサと、
    前記回収コンデンサに接続する逆流防止ダイオードと、
    前記逆流防止ダイオードに接続する、前記容量性負荷と共振するための回収インダクタと、
    一端を前記回収インダクタに接続し、他端を前記容量性負荷に接続し、前記容量性負荷と前記回収インダクタの共振動作に伴う電流を通過させる経路を形成する回収スイッチ素子と、
    カソードが定電圧電源に接続し、アノードが前記逆流防止ダイオードと前記回収インダクタの接続点に接続し、前記逆流防止ダイオードがオン状態からオフ状態となる時に、前記回収インダクタ及び前記回収スイッチ素子を含む閉じた電流経路を形成する保護ダイオードとを有する、
    ことを特徴とするプラズマディスプレイパネル駆動回路。
  4. 容量性負荷であるプラズマディスプレイパネルを駆動する駆動回路であって、
    所定のパルス電圧を生成し、前記容量性負荷に印加するパルス発生部と、
    前記容量性負荷と共振動作を行うことで、前記容量性負荷から電力を回収し、さらに回収した電力を前記容量性負荷に供給する電力回収部とを備え、
    前記電力回収部は、
    前記容量性負荷より大きい容量を持ち、回収した電力を蓄積する回収コンデンサと、
    前記回収コンデンサに接続する逆流防止ダイオードと、
    前記逆流防止ダイオードに接続する、前記容量性負荷と共振するための回収インダクタと、
    一端を前記回収インダクタに接続し、他端を前記容量性負荷に接続し、前記容量性負荷と前記回収インダクタの共振動作に伴う電流を通過させる経路を形成する回収スイッチ素子と、
    アノードが接地電圧に接続し、カソードが前記逆流防止ダイオードと前記回収インダクタの接続点に接続し、前記逆流防止ダイオードがオン状態からオフ状態となる時に、前記回収インダクタ及び前記回収スイッチ素子を含む閉じた電流経路を形成する保護ダイオードとを有する、
    ことを特徴とするプラズマディスプレイパネル駆動回路。
  5. 複数の走査電極および維持電極を有するプラズマディスプレイパネルと、
    前記プラズマディスプレイパネルを駆動する、請求項1ないし4のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネルの駆動回路と
    を備える、プラズマディスプレイ装置。
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