JP4933744B2 - 多重磁極マグネトロンスパッタリング成膜装置 - Google Patents
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気密な処理室と、
上記処理室内に配設され且つ上記基板を支持するための保持面を有する第1保持部材と、
上記第1保持部材と対向するように上記処理室内に配設された第2保持部材と、
上記第1保持部材上に支持された上記基板と対向する表面を有するように、上記第2保持部材に保持されたターゲットと、
上記ターゲットの裏面側中央部に配設され該ターゲット裏面に一方の磁極が向けられた中心磁石と、
上記ターゲットの裏面側外周縁部に配設され該ターゲット裏面に他方の磁極が向けられた複数の外周磁石と、
上記ターゲットの表面側の該ターゲット外周縁よりも外側位置に配設され、上記外周磁石の他方の磁極と同じか異なる磁極が内側に向けられた複数の第1外部磁石と、
上記第1外部磁石に重なるように、上記第1外部磁石よりも上記基板側位置に配設され、当該第1外部磁石と同じように磁極が配向された複数の第2外部磁石と、
上記ターゲットと上記基板とを結ぶ方向を軸として巻回され、且つその中心が上記ターゲットと上記基板との空間に配置され、更に第2外部磁石4の位置と基板との間に配設されたコイルと、
上記コイルに高周波電力を付与する高周波電力付与手段と、
上記ターゲット及び上記基板間に電力を印加する電力印加手段とを備える構成である。
上記第1外部磁石及び第2外部磁石は、上記処理室の外壁の外側位置に該外壁に近接して又は接触して配設されている構成である。
上記電力印加手段は、上記ターゲットに電力を印加するターゲット電力印加手段と、上記基板に電力を印加する基板電力印加手段とを備え、上記ターゲット電力印加手段及び上記基板電力印加手段は印加する電力を可変できるようになっている構成である。
上記第1保持部材の上記保持面上に上記基板を配置(載置)する工程と、次に、上記処理室内を排気しながら上記処理室内に処理ガスを供給することにより、上記処理室内を所定の減圧雰囲気に設定する工程と、次に、上記電力印加手段により上記ターゲット及び上記基板間に電界を形成して、上記コイルに高周波電力を付与して、上記ターゲットから上記膜材料粒子を放出させ、上記膜材料粒子を上記基板表面上に堆積させることにより上記基板表面に薄膜を形成する処理工程とを具備し、
上記第1外部磁石からは上記ターゲット表面に沿って上記中心磁石に向かう磁力線を有する磁界を形成し、上記第2外部磁石からは上記コイル内を通って基板に向かう磁力線及び上記中心磁石に向かう磁力線を有する磁界を形成する構成である。
実施形態1の多重磁極マグネトロンスパッタリング成膜装置を、図1及び図2に基づき、説明する。略円筒形状の真空容器(処理室)21の下部に磁石内臓のターゲット台(保持部材)11が配設されている。ターゲット台11の上面に磁性体で構成された円板状ターゲット7が設置され、容器21の上方位置に配設された保持部材10の表面10aに被処理基板8が取付けられている。ターゲット台11内であって、ターゲット7の中心部に対応する位置に中心磁石1が配設され、ターゲット7の周囲に対応する位置には4つの外周磁石2(2a〜2d)が略90°間隔で配設されている。中心磁石1はターゲット裏面7bにS極を向けて配置されており、外周磁石2はターゲット裏面7bにN極を向けて配置されている。
図3及び図4により、本発明の実施形態2を説明する。実施形態1と同じものは同じ符号とし、説明は省略する。
実施形態3について、説明する。実施形態3では、ターゲットとしてFeを用いた点が実施形態2と異なるのみで、他は実施形態2と同じである。
2 外周磁石
3 第1外部磁石
4 第2外部磁石
5 コイル
7 ターゲット
8 基板
Claims (7)
- 基板上に膜を形成するための多重磁極マグネトロンスパッタリング成膜装置であって、
気密な処理室と、
上記処理室内に配設され且つ上記基板を支持するための保持面を有する第1保持部材と、
上記第1保持部材と対向するように上記処理室内に配設された第2保持部材と、
上記第1保持部材上に支持された上記基板と対向する表面を有するように、上記第2保持部材に保持されたターゲットと、
上記ターゲットの裏面側中央部に配設され該ターゲット裏面に一方の磁極が向けられた中心磁石と、
上記ターゲットの裏面側外周縁部に配設され該ターゲット裏面に他方の磁極が向けられた複数の外周磁石と、
上記ターゲットの表面側の該ターゲット外周縁よりも外側位置に配設され、上記外周磁石の他方の磁極と同じか異なる磁極が内側に向けられた複数の第1外部磁石と、
上記第1外部磁石に重なるように、上記第1外部磁石よりも上記基板側位置に配設され、当該第1外部磁石と同じように磁極が配向された複数の第2外部磁石と、
上記ターゲットと上記基板とを結ぶ方向を軸として巻回され、且つその中心が上記ターゲットと上記基板との空間に配置され、更に第2外部磁石4の位置と基板との間に配設されたコイルと、
上記コイルに高周波電力を付与する高周波電力付与手段と、
上記ターゲット及び上記基板間に電力を印加する電力印加手段とを備えることを特徴とする多重磁極マグネトロンスパッタリング成膜装置。 - 請求項1記載の多重磁極マグネトロンスパッタリング成膜装置において、
上記第1外部磁石は全て、上記外周磁石の上記他方の磁極と同じ磁極を上記内側に向けて配設されていることを特徴とする。 - 請求項1記載の多重磁極マグネトロンスパッタリング成膜装置において、
上記外周磁石の上記他方の磁極と同じ磁極を上記内側に向けた第1外部磁石と、上記外周磁石の上記他方の磁極とは異なる磁極を上記内側に向けた第1外部磁石とが交互に配設されていることを特徴とする。 - 請求項1ないし3のいずれか一に記載の多重磁極マグネトロンスパッタリング成膜装置において、
上記第1外部磁石及び第2外部磁石は、上記処理室の外壁の外側位置に該外壁に近接して又は接触して配設されていることを特徴とする。 - 請求項1ないし4のいずれか一に記載の多重磁極マグネトロンスパッタリング成膜装置において、
上記電力印加手段は、上記ターゲットに電力を印加するターゲット電力印加手段と、上記基板に電力を印加する基板電力印加手段とを備え、上記ターゲット電力印加手段及び上記基板電力印加手段は印加する電力を可変できるようになっていることを特徴とする。 - 請求項1ないし5のいずれか一に記載の多重磁極マグネトロンスパッタリング成膜装置を使用した成膜方法であって、
上記第1保持部材の上記保持面上に上記基板を配置(載置)する工程と、次に、上記処理室内を排気しながら上記処理室内に処理ガスを供給することにより、上記処理室内を所定の減圧雰囲気に設定する工程と、次に、上記電力印加手段により上記ターゲット及び上記基板間に電界を形成して、上記コイルに高周波電力を付与して、上記ターゲットから上記膜材料粒子を放出させ、上記膜材料粒子を上記基板表面上に堆積させることにより上記基板表面に薄膜を形成する処理工程とを具備し、
上記第1外部磁石からは上記ターゲット表面に沿って上記中心磁石に向かう磁力線を有する磁界を形成し、上記第2外部磁石からは上記コイル内を通って基板に向かう磁力線及び上記中心磁石に向かう磁力線を有する磁界を形成することを特徴とする多重磁極マグネトロンスパッタリング成膜方法。 - 請求項6に記載の多重磁極マグネトロンスパッタリング成膜方法において、上記ターゲット電力印加手段及び上記基板電力印加手段の電力値を調整して、上記膜の成膜状態を調整することを特徴とする。
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