JP4933420B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents
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Description
仮に、変形量の大きいコイルスプリング等の弾性部材を配置することはできても、専用の部品が必要になり、部品の増加、高コスト化を招くことになる。
この構成によれば、固定筒に対してカム筒が繰り出され、さらに、ガイド筒により回転が規制されつつカム筒のカム作用により、レンズ枠が光軸方向に移動させられる。ここで、カム筒は、ガイド筒の弾性片により光軸方向の一方に向けて付勢されて光軸方向のガタツキが規制される。このように、ガイド筒に弾性片を設けることで、部品の増加を招くことなく、簡単な構成で、カム筒のガタツキを防止することができる。
特に、カム筒が回転させられると、そのフォロワピンが固定筒のカム溝によりカム作用を受けてカム筒が光軸方向に繰り出され、ガイド筒は、その被ガイド片が固定筒のガイド溝に挿入されて回転が規制されつつカム筒と一緒に光軸方向に繰り出され、又、カム筒の回転により、レンズ枠は、そのフォロワピンがガイド筒のガイドスリットにより回転規制されつつ、カム筒のカム溝によりカム作用を受けて光軸方向に移動させられる。そして、カム筒が所定位置に繰り出された状態で、ガイド筒の弾性片が固定筒の一部に当接して弾性変形しカム筒を光軸方向の一方に向けて付勢するため、カム筒のガタツキを防止することができる。
この構成によれば、弾性片に2つの機能(回転を規制するべくガイド溝によりガイドされる機能と、弾性変形して付勢力を発生する機能)を兼ねさせることで、ガイド筒の構造を簡素化することができる。
この構成によれば、カム筒が光軸方向に最も繰り出された状態で、カム筒のガタツキを防止することができる。したがって、カム筒が沈胴位置から所定量繰り出された後、カム筒の回転によりレンズ枠がカム筒に対して相対的に移動してズーミングを行う(光軸方向に移動する)ようなレンズ鏡筒において、カム筒のガタツキを防止することができる。
この構成によれば、ガイド筒の掛止片と協働して、ガイド筒の弾性片が付勢力を及ぼすため、ガイド筒をカム筒と一緒に移動させる構成を採用しつつも、簡単な構造にて付勢力を発生する弾性片を設けることができる。
この構成によれば、フランジ部によりガイド筒の機械的強度を確保しつつも、弾性片の弾性変形量を大きくすることができ、より大きな付勢力を得ることができる。
図1ないし図10は、本発明に係るレンズ鏡筒を組み込んだレンズ駆動装置の一実施形態を示すものであり、図1は装置の正面図、図2はベースを除いた装置の背面図、図3はレンズ鏡筒が沈胴位置にある状態を示す装置の断面図、図4はレンズ鏡筒が広角端位置にある状態を示す装置の断面図、図5はレンズ鏡筒が望遠端位置にある状態を示す装置の断面図、図6はレンズ鏡筒に含まれる固定筒、カム筒、ガイド筒を重ね合わせると共に広角端撮影位置と望遠端撮影位置における各フォロワピンの位置を示した展開図、図7はレンズ鏡筒に含まれる固定筒の展開図、図8はレンズ鏡筒に含まれるカム筒の展開図、図9は広角端撮影位置におけるフォロワピンの位置を示したレンズ鏡筒に含まれるガイド筒の展開図、図10はレンズ鏡筒の一部を示す部分断面図である。
歯列部32は、後述する駆動機構80の歯車82aと噛合するように形成されている。
カム溝33は、断面が略V字状に形成されており、後述する第1レンズ群40のフォロワピン42を受け入れて、光軸方向Lにカム作用を及ぼすように形成されている。
カム溝34は、断面が略V字状に形成されており、後述する第2レンズ群50のフォロワピン52を受け入れて、光軸方向Lにカム作用を及ぼすように形成されている。
環状溝35は、後述するガイド筒70の掛止片72を掛止させて、カム筒30とガイド筒70を光軸方向Lに一緒に移動させつつ、ガイド筒70に対してカム筒30の回転を許容するように形成されている。
フォロワピン42は、その先端領域がカム溝33に摺動自在に挿入され、その付根領域が後述するガイド筒70のガイドスリット71aに摺動自在に挿入されるように形成されている。
そして、第1レンズ群40は、カム筒30の回動によりカム溝33からカム作用を受けて、光軸方向Lにおいて前進及び後退する。
フォロワピン52は、その先端領域がカム溝34に摺動自在に挿入され、その付根領域が後述するガイド筒70のガイドスリット71bに摺動自在に挿入されるように形成されている。
そして、第2レンズ群50は、カム筒30の回転によりカム溝34からカム作用を受けて、光軸方向Lにおいて前進及び後退する。
掛止片72は、カム筒30の環状溝35に対して、スナップフィット結合により掛止されて、カム筒30がガイド筒70に対して相対的に回転するのを許容しつつ、ガイド筒70をカム筒30と一体的に光軸方向Lに移動させるものである。
フランジ部73は、ガイド筒70の機械的強度を高めるべく、環状でかつ平板状に形成されている。
これにより、カム筒30のフォロワピン31がカム溝21の側面にガタ寄せされて、光軸方向Lにおけるカム筒30のガタツキが規制される。
スリット75は、弾性片74の付根領域をフランジ部73から分離するように、弾性片74の両側に形成されている。これにより、フランジ部73によりガイド筒70の機械的強度を確保しつつも、弾性片74の弾性変形量を大きくすることができ、より大きな付勢力を得ることができる。
駆動機構90は、第3レンズ群60を光軸方向Lに駆動するものであり、図2に示すように、固定筒20の外側に配置されたモータ91、モータ91により駆動される歯車列92、歯車列92により回転駆動されるリードスクリュー(不図示)、レンズ枠61の連結部63に保持されリードスクリューに螺合したナット(不図示)等を備えている。
そして、第3レンズ群60は、駆動機構90により、光軸方向Lにおいて前進及び後退して合焦動作を行うようになっている。
そして、カム筒30は、駆動機構80により、光軸方向Lに繰り出され又は繰り込まれるようになっている。
すなわち、モータ81が回転すると、歯車82aを含む歯車列82を介して、カム筒30が固定筒20に対して相対的に回転しつつ、沈胴位置から所定位置まで繰り出される。そして、第1レンズ群40及び第2レンズ群50は、図3に示すようにカム筒30及び第1レンズ群40ないし第3レンズ群60が後退して入れ子状に収納された非撮影時の沈胴位置から、図4に示すように光軸方向Lにおいてそれぞれ繰り出した広角端撮影位置を経て、図5に示す望遠端撮影位置までの間を移動し、ズーミング動作を行う。
先ず、非撮影時において、第1レンズ群40及び第2レンズ群50並びにカム筒30は、図3に示すように、光軸方向Lの後方Rに向けて後退した沈胴位置にある。
これにより、カム筒30は光軸方向Lの後方Rに付勢され、そのフォロワピン31がカム溝21に対してガタ寄せされ、光軸方向Lにおけるカム筒30のガタツキが規制される。
一方、第3レンズ群60は、駆動機構90により、第1レンズ群40及び第2レンズ群50の位置に応じた合焦位置に移動させられる。
このように、ガイド筒70に弾性片74を一体的に設けることで、部品の増加を招くことなく、簡単な構成で、カム筒30のガタツキを防止することができる。
また、上記レンズ鏡筒においては、弾性片74が被ガイド片の役割もなすため、ガイド筒70の回転を規制するべくガイド溝22によりガイドされる機能と、弾性変形してカム筒30を付勢する付勢力を発生する機能を兼ねることができ、弾性片と被ガイド片を別々に設ける場合に比べて、ガイド筒70の構造を簡素化することができる。
上記実施形態においては、ガイド筒70に一体的に設ける弾性片74が、固定筒20のガイド溝22にガイドされる被ガイド片を兼ねる構成を示したが、これに限定されるものではなく、別々に形成してもよい。
F 前側
R 後側
G1,G2,G3 レンズ
10 ベース
11 ガラスフィルタ
12 CCD
13 ガイドシャフト
20 固定筒
21 カム溝
22 ガイド溝
22a 終端壁(固定筒の一部)
30 カム筒
30a 外周面
30b 内周面
31 フォロワピン
32 歯列部
33,34 カム溝
35 環状溝(カム筒の一部)
40 第1レンズ群
41 レンズ枠
42 フォロワピン
50 第2レンズ群
51 レンズ枠
52 フォロワピン
60 第3レンズ群
61 レンズ枠
62,63 連結部
70 ガイド筒
71 円筒部
71a、71b ガイドスリット
72 掛止片
73 フランジ部
74 弾性片(被ガイド片)
75 スリット
80 駆動機構
81 モータ
82 歯車列
82a 歯車
90 駆動機構
91 モータ
92 歯車列
100 スプリング
Claims (5)
- 固定筒と、レンズ枠と、前記固定筒の内側に配置されて光軸方向に繰り出されると共に前記レンズ枠を光軸方向に移動させるカム作用をなすカム筒と、前記レンズ枠を光軸回りの回転を規制しつつ光軸方向にガイドするガイド筒と、を備えたレンズ鏡筒であって、
前記固定筒は、光軸方向に伸長するガイド溝と、光軸方向にカム作用をなすカム溝を有し、
前記カム筒は、その外周面に設けられて前記固定筒のカム溝に挿入されるフォロワピンと、その内周面に形成されて光軸方向にカム作用をなすカム溝を有し、
前記レンズ枠は、前記カム筒のカム溝に挿入されるフォロワピンを有し、
前記ガイド筒は、前記カム筒と前記レンズ枠の間に配置されて、前記レンズ枠の光軸回りの回転を規制するべく前記レンズ枠のフォロワピンを光軸方向にガイドするガイドスリットと、前記カム筒と一体的に光軸方向に移動するべく前記カム筒の一部に掛止される掛止片と、前記固定筒のガイド溝に挿入される被ガイド片と、光軸方向の一方に向けて前記カム筒を付勢するべく一体的に形成された弾性変形可能な弾性片を有し、
前記弾性片は、前記カム筒が光軸方向の所定位置に繰り出された状態で、前記固定筒の一部に当接して弾性変形するように形成されている、
ことを特徴とするレンズ鏡筒。 - 前記弾性片は、前記被ガイド片を兼ねる、
ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。 - 前記弾性片は、前記カム筒が光軸方向に最も繰り出された状態において、前記ガイド溝の終端壁に当接して弾性変形するように形成されている、
ことを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。 - 前記ガイド筒は、前記ガイドスリットを画定する円筒部と、前記円筒部の一端において径方向外向きに突出する前記掛止片と、前記円筒部の他端において径方向外向きに延在する環状のフランジ部及び径方向外向きに突出する前記弾性片を有する、
ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一つに記載のレンズ鏡筒。 - 前記ガイド筒は、前記弾性片の付根領域を前記フランジ部から分離するスリットを有する、
ことを特徴とする請求項4に記載のレンズ鏡筒。
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