JP4928120B2 - 電子写真用導電性部材、これを用いた電子写真装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents
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Description
1)被帯電体が削れる。
2)トナーや外添剤が圧着するために電子写真用導電性部材が汚れる。
3)被帯電体と電子写真用導電性部材が従動せずスティックスリップする。
4)放電に必要な被帯電体と電子写真用導電性部材との間の適切なニップが取れない。
1)導電性粒子は、その混練条件や使用するポリマーブレンドの組み合わせなどにより、ブレンドしたどちらのポリマーに、充填量に対して何割の導電性粒子が偏在するかという様子が変化するので、コントロールするのが難しい。
2)偏在したとしても、平均ドメイン径やドメイン径の分布やドメイン相の異方性などのポリマーブレンドの構造が、混練条件や成型条件などによりばらつき、そのばらつきが電気抵抗の安定性、均一性、制御性に影響を及ぼす。
3)導電性粒子が、ドメイン相側に偏在した場合に電気抵抗のばらつきがそれほど抑制されない。
4)ブレンドした複数種のゴム相のうち、1つのゴム相に添加した全ての導電性粒子を偏在させることは、実質的に不可能である。
(A)アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR) 40〜90質量部
(B)液状NBR 10〜60質量部
(C)その他の固体ゴム 0〜50質量部
(ただし、(A)と(B)と(C)の合計量が100部)
このようにNBRを主体とする弾性体は、被帯電体汚染が抑制される事が知られている。しかし、この特許文献3の発明に、導電性粒子を用いたとしても、ドメイン構造は形成されず、ばらつきの少ない109Ωcm以下の半導電領域の電気抵抗を得られない。
(A)相:アクリロニトリルブタジエンゴムと導電性粒子とを含むマトリックス相、
(B)相:アクリロニトリルブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムの少なくとも1種類を含むドメイン相、
該(B)相は、アクリロニトリルブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムから選ばれる少なくとも一方の架橋ゴム粒子からなり、該架橋ゴム粒子は、該架橋ゴム粒子の粒子径よりも小さい粒子径を有する無機微粒子を含有していることを特徴とする電子写真用導電性部材である。
また、本発明は、上記の電子写真用導電性部材を備えた電子写真装置またはプロセスカートリッジである。
また、本発明は、上記の電子写真用導電性部材の製造方法であって、アクリロニトリルブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムから選ばれる少なくとも一方の架橋ゴム粒子と、未架橋のアクリロニトリルブタジエンゴムと、導電性粒子とを混合し、混練した後、該未架橋のアクリロニトリルブタジエンゴムを架橋して導電性弾性体を形成する工程を含み、
該架橋ゴム粒子は、該架橋ゴム粒子の粒子径よりも小さい粒子径を有する無機微粒子を含有していることを特徴とする電子写真用導電性部材の製造方法である。
上記構成の電子写真用導電性部材において、前記(B)相の真球度が、2以上10以下である構成とすることもできる。こうすることで、電気抵抗のばらつきが小さくなる。この理由は詳細には明らかになっていないが、真球度が小さすぎる場合には、ドメイン相が無い場合のようなカーボンの分散状態のみに支配された導電性を示すと推定される。また、真球度が大きすぎる場合には、導電パスの分断がドメイン相によって起こるために、導電性の差が拡大するために電気抵抗のばらつきが大きくなるものと推定される。
上記構成の電子写真用導電性部材において、前記電子写真用導電性部材の表面における、ポリエステルフィルム(ASTMD−1894によって測定された動摩擦係数が0.4であり、厚みが100μmのもの)との間の動摩擦係数が、0.05以上0.5以下である構成とすることもできる。こうすることで、電子写真用導電性部材として適度な表面の摩擦性となる。
上記の電子写真装置またはプロセスカートリッジにおいて、前記電子写真用導電性部材が、ポリカーボネート系樹脂またはポリアリレート系樹脂を含む電荷輸送層を最外層とする被帯電体と接触もしくは近接して配置されている構成とすることもできる。すなわち、電荷輸送層が、ポリカーボネート系樹脂のような滞留電荷の残りにくい特性を有している樹脂、またはポリアリレート系樹脂のような摺擦によって削れにくく、ソルベントクラックを起こしにくい樹脂で形成されている。
1)導電性弾性体としての硬度が低いために、トナーや外添剤が電子写真用導電性部材と他部材との間で圧着することによる画像不良が発生しにくくなる。
2)導電性粒子は、混練条件や成型条件によらず、実質的にマトリックス相にのみ存在し、ドメイン構造の形成状態の再現性が良く、導電パスが安定に形成される。したがって、半導電領域の電気抵抗でありながら電気抵抗のばらつきを小さくする事ができ、画像の濃度むらが発生しにくくなる。
3)ドメイン相とマトリックス相共に低分子量成分の移行速度が遅いアクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)やスチレンブタジエン(SBR)を主体として構成されているために、滲み出し起因の画像不良が発生しにくくなる。
(A)相:アクリロニトリルブタジエンゴムと導電性粒子とを含むマトリックス相。
(B)相:アクリロニトリルブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムの少なくとも1種類を含むドメイン相。
・電気抵抗差が小さくなるのでドメイン相とマトリックス相の体積比率による電気抵抗が制御しやすい。
・ドメイン相とマトリックス相の接着性が高まり圧縮永久歪みなどの力学的強度が高まる。
・リサイクル性が向上する。
なお、NBRとSBRとを併用することもできる。併用する場合、NBRとSBRの合計量中にNBRが50質量%以上含まれることが好ましい。NBRを単独で使用することも好ましい。
以下の成分を加圧式ニーダーで15分間混練した。
[(A)相(アクリロニトリルブタジエンゴムと導電性粒子とを含むマトリックス相)を形成する成分]
・NBR 100質量部
(商品名「Nipol DN219」:日本ゼオン(株)製)
・カーボンブラック1(導電性粒子) 14質量部
(商品名「旭HS−500」:旭カーボン製)
・カーボンブラック2(導電性粒子) 6質量部
(商品名「ケッチェンブラックEC600JD」:ライオン製)
・ステアリン酸亜鉛 1質量部
・酸化亜鉛 5質量部
・液状エポキシ化ポリブタジエン 10質量部
(商品名「アデカザイザーBF−1000」:旭電化工業(株)製)
・炭酸カルシウム 30質量部
(商品名「ナノックス#30」:丸尾カルシウム(株)製)
[(B)相(アクリロニトリルブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムの少なくとも1種類を含むドメイン相)を形成する成分]
・炭酸カルシウムを5質量%含む架橋NBR粒子 50質量部
(商品名「Baymod N PV KA 8641」:バイエル(株)製)
更に、以下の成分を加えて15分間オープンロールで混練した。
(商品名「ノクセラーDM−P」:大内新興化学(株)製)
・テトラベンジルチウラムジスルフィド 3質量部
(商品名「パーカシットTBzTD」:フレキシス(株)製)
・硫黄(加硫剤) 1.2質量部
カーボンブラックは、導電性が高い種類ほどパーコレーション閾値(横軸に添加部数、縦軸に電気抵抗をとった場合の急激な電気抵抗の変化を及ぼす添加部数の値)付近での電気抵抗変化が急激である。ただし、やや導電性の低いカーボンブラックとブレンドして用いることで、その電気抵抗の変化を緩慢にする事ができるため、2種類のカーボンブラックをブレンドして用いている。
実施例1の電子写真用導電性部材に低圧水銀ランプを用いて、254nmのセンサーにおける感度で、紫外線の光量が8000mJ/cm2になるよう上記電子写真用導電性部材を回転させながら均一に照射した以外は実施例1と同様に実施した。
炭酸カルシウムを5質量%含む架橋NBR粒子の代わりにタルクを5質量%含む架橋NBR粒子(商品名「Baymod NXL3820」:バイエル(株)製)を使用した以外は実施例2と同様に実施した。
炭酸カルシウムを5質量%含む架橋NBR粒子の代わりに炭酸カルシウムを13質量%含む架橋SBR粒子(商品名「Narpow VP−121」:北京化学研究所製)を添加した以外は実施例2と同様に実施した。
実施例2の電子写真用導電性部材を図3に示す構成の電子写真装置の帯電部材として用い、ポリカーボネート系樹脂からなる電荷輸送層をもつ被帯電体と当接させた電子写真装置を作製した。
炭酸カルシウムを5質量%含む架橋NBR粒子を使用せず、カーボンブラック2の使用量を3質量部としたこと以外は実施例2と同様に実施した。
NBRの使用量を50質量部とし、液状NBR(商品名「Nipol 1312」:日本ゼオン(株)製)50質量部を追加したこと以外は比較例1と同様に実施した。
NBRと液状エポキシ化ポリブタジエンを使用せず、エピクロルヒドリンゴム(商品名「エピクロマーCG105」:ダイソー(株)製)100質量部を追加し、カーボンブラック2の使用量を4質量部に減らしたこと以外は実施例2と同様に実施した。
以下の点以外は実施例2と同様に実施した。
・NBRと液状エポキシ化ポリブタジエンと炭酸カルシウムを使用しない。
・エチレンプロピレンゴム(EPDM)(商品名「EPT4045」:三井化学(株)製)100質量部とプロセスオイル(商品名「PW380」:出光興産(株)製)50質量部を追加する。
・カーボンブラック1の使用量を20質量部、カーボンブラック2の使用量を5.6部に変更する。
以下の点以外は比較例1と同様に実施した。
・NBRの使用量を50質量部に変更する。
・液状エポキシ化ポリブタジエンを使用しない。
・エピクロルヒドリンゴム(商品名「エピクロマーCG105」:ダイソー(株)製)50質量部を追加する。
上記電子写真用導電性部材の導電性弾性体のマイクロゴム硬度は、高分子計器(株)製MD−1型(商品名)を使用して測定した。そして、その6点の平均値を算出した。
ドメイン相の形成状態の評価をするために、真球度を測定した。ドメイン相の真球度は、以下のように測定したものと定義する。まず、上記の手順で作製した電子写真用導電性部材の導電性弾性体から、クライオミクロトームを用いて、50nm程度の厚みの超薄切片を作製する。導電性弾性体その切断面を透過型電子顕微鏡(TEM)の10,000倍で観察し、ドメイン構造を撮影した。撮影した画像上においてドメイン相とマトリックス相の明るさのコントラストが小さい場合には、染色を行っても良い。その一例としては、二重結合を持つ相を四酸化オスミウムにて染色する方法がある。ここで得られた画像を画像処理ソフト(商品名「Image−Pro Plus」:プラネトロン(株)製)に取り込み、カウント/サイズによって架橋ゴム粒子の真円度(本発明では、この値を真球度としている)を自動抽出した。このとき「真球度」とは、以下の式で与えられる。
ただし、測定条件としては、ドメイン相の投影面積で0.01μm2未満のドメイン相、および一部でも画像輪郭と接しているドメイン相については除外し、各ドメイン相の真球度の平均値を真球度とした。超薄切片は、X軸、Y軸、Z軸の3軸方向に切り出し、それぞれを撮影することで、配向による影響を相殺した。ドメイン相のカウント数は100以上の平均値とした。
電子写真用導電性部材表面における、ポリエステルフィルムとの間の動摩擦係数の測定方法の一例(概要)を図4に示す。本測定方法は、測定物がローラー形状の場合に好適な方法で、オイラーのベルト式に準拠した方法である。この方法によれば、測定物である電子写真用導電部材と所定の角度(θ)で接触したベルト(厚さ100μm、幅30mm、長さ180mm)は、片方の端部が測定部(荷重計)と、他端部が重りWと結ばれている。この状態で導電性部材を所定の方向、速度で回転させた時、測定部で測定された力をF(g)、重りの重さをW(g)とした時、摩擦係数(μ)は以下の式で求められる;
μ=(1/θ)ln(F/W)
この測定方法により得られるチャートの一例を図5に示す。ここにおいて、電子写真用導電性部材を回転させた直後の値が回転を開始するのに必要な力であり、それ以降が回転を継続するのに必要な力であることがわかる。したがって、回転開始点(すなわちt=0秒時点)の力を静摩擦力とし、また、8<t(秒)≦10の間の時間における平均値をもって、動摩擦力とした。
図6に電子写真用導電性部材の電気抵抗測定装置の概略図を示した。電子写真用導電性部材2の芯金(シャフト)21の両端部を不図示の押圧手段で円柱状のステンレスドラム61に圧接され、ステンレスドラム61の回転駆動に伴い従動回転する。この状態で、電子写真用導電性部材2のシャフト21に外部電源62を用いて直流電圧を印加し、61のアルミニウムドラムに直列に接続した基準抵抗63にかる電圧から、帯電ローラーの電気抵抗を計算した。
《滲み出し跡評価》
上述の実施例1〜5、比較例1〜5で得られた電子写真用導電性部材を、導電性支持体の両端に500gずつの荷重をかけて被帯電体に当接させ、室温40℃湿度95%の恒温恒湿槽に1週間放置した。なお、実施例5で使用した被帯電体は、ポリカーボネート系樹脂を主体とする電荷輸送層をもつ。実施例5以外で使用した被帯電体は、ポリアリレート系樹脂を主体とする電荷輸送層をもつ。
A:滲み出し跡が画像上認識できない場合。
B:1枚目の画像には軽微な滲み出し跡が発生するが、数枚通紙後には確認できなくなる場合。
C:はっきりとした滲み出し跡が認識できる場合。
D:滲み出し跡がはっきりと確認できかつ被帯電体上にソルベントクラックが確認される場合。
上述の実施例1〜5、比較例1〜5で得られた電子写真用導電性部材を、図3の構成を有する電子写真装置であるLBP5500(キヤノン(株)製商品名)に帯電ローラーとして、被帯電体と共に取り付けた。なお、実施例5で使用した被帯電体は、ポリカーボネート系樹脂を主体とする電荷輸送層をもつ。実施例5以外で使用した被帯電体は、ポリアリレート系樹脂を主体とする電荷輸送層をもつ。そして、温度15℃、湿度10%RHの環境下においてハーフトーン画像を出力した。このときに、帯電ローラーの抵抗むらに起因する不定形の「画像濃度むら」を評価した。その明部と暗部の濃度差から、以下の基準で評価した。実使用上、B評価以上であれば問題はない。
A:濃度差は無し。
B:濃度差は軽微。
C:はっきりとした濃度差が有り。
上述の実施例1〜5、比較例1〜5で得られた電子写真用導電性部材を、図3の構成を有する電子写真装置であるLBP5500(キヤノン(株)製商品名)に帯電ローラーとして、被帯電体と共に取り付けた。なお、実施例5で使用した被帯電体は、ポリカーボネート系樹脂を主体とする電荷輸送層をもつ。実施例5以外で使用した被帯電体は、ポリアリレート系樹脂を主体とする電荷輸送層をもつ。そして、温度30℃、湿度80%RHの環境下においてゴースト評価画像を出力した。このとき前露光手段は不使用にした。ゴースト評価画像とは、プリント画像書き出しから被帯電体の1回転の部分に25mm角の正方形のベタ黒部(濃い黒の部分)を並べ、電子写真感光体2回転目以降にハーフトーン(薄い黒の部分)のテストチャートを配したものである。このハーフトーンの部分に1回転目のべた黒部の残像が残ることをゴーストという。ゴーストの濃度差から、以下の基準で評価した。実使用上、このB評価以上であれば問題はない。
A:濃度差は無し。
B:濃度差は軽微。
C:はっきりとした濃度差が有り。
上述の実施例1〜5、比較例1〜5で得られた電子写真用導電性部材を、図3の構成を有する電子写真装置であるLBP5500(キヤノン(株)製商品名)に帯電ローラーとして、被帯電体と共に取り付けた。なお、実施例5で使用した被帯電体は、ポリカーボネート系樹脂を主体とする電荷輸送層をもつ。実施例5以外で使用した被帯電体は、ポリアリレート系樹脂を主体とする電荷輸送層をもつ。そして、温度30℃、湿度80%RHの環境下において画像出し耐久試験を行った。試験条件は前記の方法で連続6,000枚を通紙した。このときに、帯電ローラーに固着したトナーや外添剤による、点状もしくは線状の画像欠陥(耐久汚れ)の評価を、その発生頻度を基準に以下のように評価した。
A:まったく存在しない。
B:ごくまれに存在する。
C:多量に存在する。
《画像評価結果の説明》
滲み出し跡の評価としては、次の通りであった。実施例2〜5及び比較例1は、被帯電体汚染性の低いNBRを主体とした導電性弾性体を用い、表面がUV処理によって高架橋化されているために、導電性弾性体中の低分子量成分が滲み出しにくく、A評価になっている。実施例1は、実施例2にくらべUV処理が無い分、やや滲み出しの付着物があったためにB評価である。比較例2は、NBRを主体とした導電性弾性体を用いてはいるが、液状NBRの架橋による弾性体内部での固定化が不完全であるために、滲み出しが発生しC評価であった。比較例3〜5は、エピクロルヒドリン中の塩素基の脱離に由来する低分子量成分やEPDMの加工性改良のため添加されているプロセスオイルが滲み出すことによって、滲み出し跡となりD評価であった。
12 ドメイン相(島相)
2 電子写真用導電性部材
21 導電性支持体(シャフト)
22 導電性弾性体
23 高離型層
31 電子写真感光体(被帯電体)
32 帯電部材(帯電ローラー)
33 露光手段
34 現像手段
34a トナー担持体
34b 撹拌部材
34c トナー規制部材
35 転写手段(転写ローラー)
36 クリーニング手段
37 前露光手段
61 アルミニウムドラム
62 外部電源
63 基準抵抗
L レーザー光
S1、S2 バイアス印加電源
P 転写材
Claims (9)
- 導電性支持体上に、少なくとも(A)相と(B)相とを有する導電性弾性体を備えた電子写真用導電性部材であって、
(A)相:アクリロニトリルブタジエンゴムと導電性粒子とを含むマトリックス相、
(B)相:アクリロニトリルブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムの少なくとも1種類を含むドメイン相、
該(B)相は、アクリロニトリルブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムから選ばれる少なくとも一方の架橋ゴム粒子からなり、該架橋ゴム粒子は、該架橋ゴム粒子の粒子径よりも小さい粒子径を有する無機微粒子を含有していることを特徴とする電子写真用導電性部材。 - 前記(B)相の真球度が、2以上10以下であることを特徴とする請求項1に記載の電子写真用導電性部材。
- 前記電子写真用導電性部材の表面における、ポリエステルフィルム(ASTMD−1894によって測定された動摩擦係数が0.4であり、厚みが100μmのもの)との間の動摩擦係数が、0.05以上0.5以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の電子写真用導電性部材。
- 前記(B)相の投影面積が、0.01μm2以上100μm2以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電子写真用導電性部材。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載の電子写真用導電性部材を備えたことを特徴とする電子写真装置。
- 前記電子写真用導電性部材が、ポリカーボネート系樹脂またはポリアリレート樹脂を含む電荷輸送層を最外層とする被帯電体と接触もしくは近接して配置されていることを特徴とする請求項5に記載の電子写真装置。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載の電子写真用導電性部材を備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 導電性支持体上に、少なくとも(A)相と(B)相とを有する導電性弾性体を備えた電子写真用導電性部材の製造方法であって、
(A)相:アクリロニトリルブタジエンゴムと導電性粒子とを含むマトリックス相、
(B)相:アクリロニトリルブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムの少なくとも1種類を含むドメイン相、
アクリロニトリルブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムから選ばれる少なくとも一方の架橋ゴム粒子と、未架橋のアクリロニトリルブタジエンゴムと、導電性粒子とを混合し、混練した後、該未架橋のアクリロニトリルブタジエンゴムを架橋して導電性弾性体を形成する工程を含み、
該架橋ゴム粒子は、該架橋ゴム粒子の粒子径よりも小さい粒子径を有する無機微粒子を含有していることを特徴とする電子写真用導電性部材の製造方法。 - 前記未架橋のアクリロニトリルブタジエンゴムを100質量部に対して、10質量部〜200質量部の前記架橋ゴム粒子を混合することを特徴とする請求項8に記載の電子写真用導電性部材の製造方法。
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JP2007163849A (ja) | 2007-06-28 |
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