JP4922915B2 - 基板処理装置および基板の芯合わせ方法 - Google Patents
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Description
このような処理残りは、その後に基板搬送ロボットによって基板を搬送するときに、基板保持ハンドの金属汚染を引き起こし、これがさらに他の基板へと転移し、基板処理装置の各部に金属汚染を拡散させる原因となるおそれがある。
この構成では、基板を正確に位置合わせして基板支持部材上に支持させることが重要である。もしも、回転ベース部材の回転軸線と基板の中心とにずれがあると、回転に伴う遠心力によって、基板は水平方向へと移動しようとするから、基板の保持が不安定になるおそれがあるからである。
また、この発明の他の目的は、基板保持回転機構に基板を精密に芯合わせすることができる基板の芯合わせ方法を提供することである。
この発明によれば、基板の端面に当接する規制部材によって基板の位置が規制されることによって、基板保持回転機構に対する基板の芯合わせが行われる。すなわち、基板径計測手段によって基板の径が予め計測される。基板は、位置決め部材によって初期位置に位置決めされる。初期位置にある基板の端面に規制部材が当接し、かつ、その規制部材が移動されることにより、基板が回転軸線に向けて移動される。このときの基板の移動距離は、初期位置にある基板の中心と回転軸線との間の距離であり、この移動距離は、基板径計測手段により計測された基板の径に対応する。そのため、基板径の寸法公差によらずに、基板の中心を基板保持回転機構の回転軸線上に正確に位置合わせすることができる。これにより、基板保持回転機構に精密に芯合わせされた状態で基板を保持させることができる。
また、請求項2に記載のように、基板を前記初期位置に位置決めするために、前記位置決め部材に向けて基板を押し付ける押し付け手段(51,67)をさらに含むものであってもよい。この場合、基板は、その端面に当接する位置決め部材に押し付けられることにより、初期位置に位置決めされる。
また、一対の規制部材が基板の端面と当接することにより、基板の位置が規制される。そのため、基板と規制部材とが当接する際に基板が予期しない方向に変位することを防止することができる。このため、基板の中心を基板保持回転機構の回転軸線上に正確に位置合わせすることができる。一対の規制部材は、初期位置に位置決めされた基板の中心と基板保持回転機構の回転軸線とを通る直線を対称軸として線対称な位置関係で設けられており、しかも、前記対称軸に対して対象な進退方向にそれぞれ沿って進退される。したがって、一対の規制部材を移動させることによって、初期位置に位置決めされた基板を前記対称軸をなす直線に沿って回転軸線側へと変位させることができる。
請求項5記載の発明は、前記押し付け手段が、前記基板搬送ハンドを前記基板搬入方向に移動させるハンド駆動機構(67)を含む、請求項4記載の基板処理装置である。
前記押し付け手段は、前記基板搬送ハンドに備えられ、基板の端面に当接する当接部材(52)と、この当接部材を前記基板搬入方向に沿って基板端面に弾性的に付勢する付勢手段(54)とを含むことが好ましい。この場合、当接部材が基板の端面に弾性的に当接するから、基板を位置決め部材に向けて押し付ける際に、基板の端面に変形や潰れが生じることを防止することができる。この付勢手段は、たとえば、ばねその他の弾性部材であってもよい。
この発明によれば、基板搬送のための基板保持ハンドに保持されている基板の径が基板径計測手段により計測される。そのため、基板の搬送動作の途中で基板の径を計測することができる。したがって、基板の径の計測するために、基板Wの搬送動作を中断する必要はない。これにより、スループットを良好に保つことができる。
この発明によれば、基板の端面に当接する当接部材の位置の検出に基づいて、基板の径が計測される。このため、基板の径を、簡単な構成で計測することができる。
この発明によれば、基板の端面を規制する際は、規制部材は規制処理位置に移動され、基板の端面を規制しないときは、規制部材は退避位置に移動される。これにより、基板に処理が施される場合に、規制部材が、基板保持回転機構の周囲の部材に干渉することを防止することができる。
請求項10記載の発明は、円形の基板(W)を保持して所定の回転軸線(J)まわりに回転させるための基板保持回転機構(4)に対して基板を芯合わせするための方法であって、前記基板保持回転機構に保持される基板の径を計測する基板径計測ステップ(S1)と、前記基板保持回転機構に設けられた位置決め部材(55)に基板の端面に当接させることにより、当該基板を予め定める初期位置に位置決めするステップと、前記初期位置に位置決めされた基板の中心と前記回転軸線とを通る直線を対称軸とする線対称な位置関係で一対設けられて、基板の端面に当接して基板の位置を規制するための規制部材(75)を、前記基板径の計測結果に基づいて、前記初期位置に位置決めされた基板の中心と前記回転軸線との間の距離だけ前記回転軸線に向かって基板が移動するように移動させる規制部材移動ステップ(S2,S3)とを含み、前記規制部材移動ステップは、前記対称軸に対して対称な進退方向にそれぞれ沿うように前記一対の規制部材を前記基板保持回転機構に保持された基板に対して進退させる規制部材進退ステップを含む、基板の芯合わせ方法である。
また、一対の規制部材が基板の端面と当接することにより、基板の位置が規制される。そのため、基板と規制部材とが当接する際に基板が予期しない方向に変位することを防止することができる。このため、基板の中心を基板保持回転機構の回転軸線上に正確に位置合わせすることができる。一対の規制部材は、初期位置に位置決めされた基板の中心と基板保持回転機構の回転軸線とを通る直線を対称軸として線対称な位置関係で設けられており、しかも、前記対称軸に対して対象な進退方向にそれぞれ沿って進退される。したがって、一対の規制部材を移動させることによって、初期位置に位置決めされた基板を前記対称軸をなす直線に沿って回転軸線側へと変位させることができる。
図1は、この発明の一実施形態(第1の実施形態)に係る基板処理装置100のレイアウトを示す図解的な平面図である。この基板処理装置100は、半導体ウエハや液晶表示装置用ガラス基板に代表される円形の基板Wの表面に薬液やリンス液(たとえば純水(脱イオン化された純水))等の処理液を施すための枚葉式の装置である。
インデクサロボットIRは、搬送路IPに沿って往復移動可能に設けられており、各カセット載置部CSに載置されたカセットCに対向することができる。また、インデクサロボットIRは、アームと、アームの先端に結合されて、基板Wを保持するための基板保持ハンド70(図2参照)とを備えており、カセットCに対向した状態で、そのカセットCに基板保持ハンド70をアクセスさせて、カセットCから未処理の基板Wを取り出したり、処理済みの基板WをカセットCに収納したりすることができる。さらに、インデクサロボットIRは、搬送路IPの中央部に位置した状態で、処理部PCに対して基板保持ハンド70をアクセスさせて、後述するシャトル搬送機構Sに未処理の基板Wを受け渡したり、シャトル搬送機構Sから処理済みの基板Wを受け取ったりすることができる。
基板保持ハンド70は、基部80と、この基部80から延出された互いにほぼ平行な一対の腕部81,82とを有し、二股フォーク状に形成されている。一対の腕部81,82の各先端部には、基板Wの端面に当接して基板Wの水平移動を規制する規制面83b,84bをそれぞれ有する規制部材83,84が固定されている。一方、基部80には、基板Wの周縁部を下方から支持する一対の基板支持部材87が設けられている。各基板支持部材87は、基板Wの端面に当接して基板Wの水平移動を規制する規制面87bを有している。
図3は、図1に示す基板処理ユニットUの構成を説明するための図解的な断面図である。複数の基板処理ユニットUはいずれも同一構成を有している。そのため、一つの基板処理ユニットUの構成について図面を参照しつつ説明する。
スピンベース5には、その中心部に開口が設けられるとともに、その周縁部付近には支持部7が複数個(この実施形態では12個)設けられている。そして、12個の支持部7が回転軸線Jを中心として30度ずつの等角度間隔で放射状に配置されている。
また、この基板処理ユニットUは、図3に示すようにスピンベース5に対向して配置され、基板Wの上面側の雰囲気を遮断するための雰囲気遮断板9と、この雰囲気遮断板9と基板Wの上面との間に形成される空間SPに窒素ガス等の不活性ガスを供給するガス供給部21を備えている。そして、ガス供給部21から基板Wの上面に向けて空間SPに不活性ガスを供給することによって、基板Wを支持部7に押圧させて、基板Wをスピンチャック4に保持させることが可能となっている。これにより、支持部7と基板W下面との間の摩擦力により、スピンチャック4の回転力が支持部7を介して基板Wに伝えられる。
雰囲気遮断板9の中心の開口および支持軸11の中空部には、上部洗浄ノズル12が同軸に設けられ、その下端部のノズル口12aからスピンベース5に押圧保持された基板Wの上面の回転中心付近に薬液、リンス液等の処理液を供給できるように構成されている。この上部洗浄ノズル12は、配管13に連通接続されている。この配管13は、基端部において分岐しており、一方の分岐配管13aには薬液供給源31が接続され、他方の分岐配管13bにはリンス液供給源33が接続されている。各分岐配管13a,13bには開閉弁15、17が介装されており、装置全体を制御する制御部20による開閉弁15、17の開閉制御によって上部洗浄ノズル12から基板Wの上面に薬液とリンス液とを選択的に切り換えて供給することができる。
支持部7は、スピンベース5の一部が上方に向けて凸状に延出した延出部5aの内部に設けられている。この支持部7は、基板Wの下面周縁部に当接/離間可能にスピンベース5の延出部5aの上面に埋設されたフィルム28と、上下方向に移動可能に支持されてフィルム28の下面側に当接/離間してフィルム28の上面中央部を押上可能となっている可動ロッド29と、この可動ロッド29を上下動させるモータ等の駆動部30とを備えている。なお、駆動部30にはモータに限らず、エアシリンダ等のアクチュエータ全般を用いてもよい。
そして、スピンチャック4に対して基板Wを芯合わせするために、図4に示すように、スピンベース5の上面には、基板Wを初期位置に位置決めするための位置決め部材としての一対の位置決めガイド55が備えられている。また、同じくスピンチャック4に対して基板Wを芯合わせするために、スピンチャック4の側方には、初期位置に位置決めされた基板Wを移動させるための一対の押し出し機構72,73が配置されている。
さらに、この実施形態では、スピンベース5の回転軸線Jに関して、一対の位置決めガイド55と対称な位置に、一対の位置決め時用基板支持ピン58がそれぞれ立設されている。これらの位置決め時用基板支持ピン58は、基板Wの下面周縁部を点接触で支持する半球状の基板支持部59をそれぞれ有している。
片持ち梁61の先端部には、基板Wを落とし込んで保持するための落とし込みガイド64が設けられている。落とし込みガイド64は、基板Wの端面に当接して基板Wの水平移動を規制する規制面64bと、この規制面64bの下縁付近から基板Wの中心に向かって突出した支持爪65とを備えている。規制面64bは、たとえば、基板Wの端面の接線方向に沿う鉛直面とされている。支持爪65の上面は、基板Wの下縁を点接触で支持できるようになっている。
各押し出し機構72,73は、本体部74と、この本体部74に対して進退可能に設けられて、基板Wの端面に当接する円柱状のロッド(規制部材)75とを有している。図7に拡大して示すように、このロッド75の先端部には、テーパ部76を介して、ロッド75よりも一回り小径の小径部77が形成されている。この小径部77の先端面77aは、鉛直面によって形成されている。
なお、初期位置に位置合わせされた基板Wの端面にロッド75の先端面77aが当接するときのロッド75原点位置は、予め行うティーチングによって、補正されることが望ましい。ロッド75の原点位置は、初期位置に位置合わせされた基板Wの端面から所定距離だけ後退した位置であってもよい。
スピンチャック4に基板Wが搬入される際には、ガード98は、退避位置に位置している。そして、押し出し機構72,73が規制処理姿勢にされている。
基板搬送ハンド60が基板Wを搬送しているとき、基板Wは、基板搬送ハンド60上で、落とし込みガイド64,66によって保持されている。このとき、コイルばね54は非圧縮状態であり、当接部材52が基板Wの端面に対向している。
図9は、押し出し機構72,73のロッド75の進出動作の流れを示すフロートチャートである。
具体的には、初期位置にある基板Wの中心とスピンチャック4の回転軸線Jとの間の距離Δは、位置決めガイド55(位置決め面57)から回転軸線Jまでの距離Grと、算出された基板Wの直径φとを用いて、以下の式(1)で算出される。
Δ=Gr−φ/2 ・・・(1)
そして、各ロッド75の進出量dは、以下の式(2)を用いて算出される。
d=Δ/cosθ ・・・(2)
制御部20は、ロッド75の進出量dが式(2)により求められる値となるように一対のモータ78を駆動する(ステップS3)。こうして、基板Wは、基板搬入方向X1と反対方向に向けて移動し、基板Wの中心が回転軸線J上に位置するようになる。これにより、基板Wのスピンチャック4への芯合わせが完了する。
こうして、基板Wのスピンチャック4への芯合わせが行われてから、基板Wが支持部7に渡されることにより、スピンベース5の回転軸線Jに中心が整合した状態で基板Wが支持されることになる。この基板Wの芯合わせの終了に伴い、押し出し機構72,73の姿勢が規制処理姿勢から退避姿勢に切り換えられる。
以上により、この実施形態によれば、基板Wは、その端面に当接する位置決めガイド55に押し付けられることにより、初期位置に位置決めされる。初期位置にある基板Wの端面にロッド75が当接し、かつ、そのロッド75が移動されることにより、基板Wが回転軸線Jに向けて移動される。このときの基板Wの移動距離は、初期位置にある基板Wの中心と回転軸線Jとの間の距離であり、この移動距離は、リニアスケール90により計測された基板Wの径に対応する。そのため、基板Wの径によらずに、基板Wの中心をスピンチャック4の回転軸線J上に正確に位置合わせすることができる。これにより、スピンチャック4に精密に芯合わせされた状態で基板Wを保持させることができる。したがって、基板Wの上面周縁部を処理(ベベル処理)する際に、基板Wの上面周縁部における洗浄幅を高い精度に規定することができる。
図10は、この発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係る基板処理装置200における基板保持ハンド70の平面図である。この実施形態において、前述の図1〜図9の実施形態(第1の実施形態)に示された各部に対応する部分には、図1〜図9の場合と同一の参照符号を付して示し、説明を省略する。
ラインセンサ93は、たとえば、鉛直な光路に沿う光ビームを発生する発光素子と、この発光素子からの光ビームを受光する受光素子との対で構成された透過型のセンサである。各発光素子からは、基板搬送方向X2と直交する方向に長手を有する帯状の光ビームが発光される。このときのラインセンサ93の出力信号は、制御部20に与えられる。制御部20は、受光素子の出力信号(受光範囲または遮光範囲)に基づいて、一対のラインセンサ93を結ぶ直線上を通過する基板Wの長さを算出する。そして、制御部20は、基板Wがラインセンサ93上を通過する間に算出した基板Wの長さのうち最も大きい値を、基板Wの径として得る。これにより、基板Wの径を計測することができる。
この基板処理装置300は、第1の実施形態と異なり、搬送路TPからシャトル搬送機構Sが省略されている。そして、搬送路TPには、基板の径を計測するための測長ステージMDが配置されている。
測長ステージMDには、基板Wを保持して回転させるための基板回転部94が設けられている。基板回転部94は、基板Wをほぼ水平な姿勢でその裏面(下面)を吸着して保持する吸着ベース95を備えており、基板Wを吸着ベース95ごと回転軸線Pまわりに回転させることができるようになっている。
基板回転部94には、吸着ベース95に保持された基板Wの端面と対向して、基板Wの端面までの距離を検出するための測長器(基板径計測手段)97が配置されている。この測長器97は、光ビームを発生する発光素子と、基板Wの端面で反射された発光素子からの光ビームを受光する受光素子との対で構成された反射型のセンサである。測長器97の受光素子の出力信号は、制御部20に与えられる。制御部20は、受光素子の出力信号に基づいて、回転軸線Pから基板Wの端面までの距離を検出することができる。そして、制御部20は、基板Wが一回転される間の当該距離の平均値を算出することにより、基板Wの径(半径)を得ることができる。
たとえば、第2の実施形態では、一対のラインセンサ93を、インデクサ部INDの搬送路IPに配置する構成を例にとって説明したが、この一対のラインセンサ93は、処理部PCの搬送路TPに配置されていてもよい。この場合、ラインセンサ93は、シャトル搬送機構Sのシャトル本体ト69に保持された基板Wの端部位置を検出するものであってもよいし、主搬送ロボットMRの基板搬送ハンド60に保持された基板のWの端部位置を検出するものであってもよい。
また、前述の各実施形態では、位置決めガイド55および位置決め時用基板支持ピン58の基板支持部56,59上で基板Wをスライドさせて当該基板Wの位置決めを行うようにしているが、位置決め時の基板Wのスライドを支持部7に支持させた状態で行ってもよい。この場合、位置決め時用基板支持ピン58は不要であり、位置決めガイド55は基板支持部56を有している必要がない。
また、前述の各実施形態では、一対の押し出し機構72,73を用いて、基板Wを移動させる構成が採用されているが、一つの押し出し機構で基板Wの端部を移動させることもできる。この場合、押し出し機構は搬入基準軸線Q上に配置され、そのロッド75は、基板Wを移動させる際に基板搬入方向X1と反対方向に進出するものであることが望ましい。
また、前述の各実施形態では、基板Wの初期位置が、スピンチャック4の回転軸線Jよりも基板搬入方向X1側に基板Wの中心が位置するように定められているとして説明した。しかし、この初期位置はこの位置に限られず、スピンチャック4の回転軸線Jよりも基板搬入方向X1側に基板Wの中心が位置するように定められていてもよいし、搬入基準軸線Q上にない位置に基板Wの中心が位置するように定められていてもよい。
また、たとえば、前述の各実施形態では、位置決めガイド55により初期位置に位置決めされた基板Wを、計測された基板Wの径に基づいて算出された進出量(移動距離)だけ移動させる構成を例にとったが、基板搬送ハンド60による基板Wの搬入前にロッド75が基板Wの計測径に対応する位置まで進出されており、基板搬送ハンド60によって搬入された基板Wを、ロッド75の先端面77aに押し当てる構成であってもよい。この場合、ロッド75に押し付けられた基板Wは、基板Wの径の寸法公差によらずに、その中心がスピンチャック4の回転軸線J上に位置するようになる。これにより、基板搬送ハンド60による基板Wの搬入動作により、スピンチャック4に基板Wを精密に芯合わせすることができる。
4 スピンチャック(基板保持回転機構)
20 制御部(規制部材移動手段)
51 押圧部材(押し付け手段)
55 位置決めガイド(位置決め部材)
60 基板搬送ハンド
67 ハンド駆動機構
70 基板保持ハンド
72,73 押し出し機構
75 ロッド(規制部材)
88 当接部材
90 リニアスケール(位置検出手段)
93 ラインセンサ(保持基板径計測手段)
96 ラインセンサ(基板径計測手段)
97 測長器(基板径計測手段)
J 回転軸線
Q 搬入基準軸線
W 基板
X1 基板搬入方向
Claims (10)
- 円形の基板を保持して所定の回転軸線まわりに回転させる基板保持回転機構と、
この基板保持回転機構に保持される基板の径を計測する基板径計測手段と、
前記基板保持回転機構に設けられ、基板の端面に当接することにより、当該基板の中心が前記回転軸線と微小距離だけ隔てられるような予め定める初期位置に基板を位置決めするための位置決め部材と、
基板の端面に当接して基板の位置を規制するための規制部材とを含み、
前記初期位置に位置決めされた基板の中心と前記回転軸線に対して反対側に、基板の端面と当接するための部材が設けられておらず、
前記基板径計測手段の計測結果に基づいて、前記初期位置に位置決めされた基板の中心と前記回転軸線との間の距離だけ前記回転軸線に向かって基板が移動するように、前記規制部材を移動させる規制部材移動手段をさらに含む、基板処理装置。 - 基板を前記初期位置に位置決めするために、前記位置決め部材に向けて基板を押し付ける押し付け手段をさらに含む、請求項1記載の基板処理装置。
- 円形の基板を保持して所定の回転軸線まわりに回転させる基板保持回転機構と、
この基板保持回転機構に保持される基板の径を計測する基板径計測手段と、
前記基板保持回転機構に設けられ、基板の端面に当接することにより、予め定める初期位置に基板を位置決めするための位置決め部材と、
基板を前記初期位置に位置決めするために、前記位置決め部材に向けて基板を押し付ける押し付け手段と、
基板の端面に当接して基板の位置を規制するための規制部材と、
前記基板径計測手段の計測結果に基づいて、前記初期位置に位置決めされた基板の中心と前記回転軸線との間の距離だけ前記回転軸線に向かって基板が移動するように、前記規制部材を移動させる規制部材移動手段とを含み、
前記規制部材が、前記初期位置に位置決めされた基板の中心と前記回転軸線とを通る直線を対称軸とする線対称な位置関係で一対設けられており、
前記規制部材移動手段は、前記対称軸に対して対称な進退方向にそれぞれ沿うように前記一対の規制部材を前記基板保持回転機構に保持された基板に対して進退させるものである、基板処理装置。 - 基板を保持して所定の基板搬入方向に移動することによって、前記基板保持回転機構に基板を受け渡す基板搬送ハンドをさらに含み、
前記位置決め部材が、前記回転軸線よりも前記基板搬入方向下流側に中心が位置するように定められた前記初期位置に基板を位置決めするものである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の基板処理装置。 - 前記押し付け手段が、前記基板搬送ハンドを前記基板搬入方向に移動させるハンド駆動機構を含む、請求項4記載の基板処理装置。
- 前記基板径計測手段が、基板搬送のための基板保持ハンドに保持されている基板の径を計測する保持基板径計測手段を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の基板処理装置。
- 前記保持基板径計測手段が、前記基板保持ハンドに保持された基板の端面に向けて進退可能に前記基板保持ハンドに設けられた当接部材と、この当接部材の位置を検出する位置検出手段とを含む、請求項6記載の基板処理装置。
- 前記規制部材が、前記基板保持回転機構に保持される基板の位置を規制するための規制処理位置と、この規制処理位置から退避した退避位置との間で移動可能に設けられている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の基板処理装置。
- 前記初期位置は、当該初期位置に位置決めされた基板の中心と前記回転軸線との間の前記微小距離が基板の径の寸法公差よりも大きくなる位置に設定されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載の基板処理装置。
- 円形の基板を保持して所定の回転軸線まわりに回転させるための基板保持回転機構に対して基板を芯合わせするための方法であって、
前記基板保持回転機構に保持される基板の径を計測する基板径計測ステップと、
前記基板保持回転機構に設けられた位置決め部材に基板の端面に当接させることにより、当該基板を予め定める初期位置に位置決めするステップと、
前記初期位置に位置決めされた基板の中心と前記回転軸線とを通る直線を対称軸とする線対称な位置関係で一対設けられて、基板の端面に当接して基板の位置を規制するための規制部材を、前記基板径の計測結果に基づいて、前記初期位置に位置決めされた基板の中心と前記回転軸線との間の距離だけ前記回転軸線に向かって基板が移動するように移動させる規制部材移動ステップとを含み、
前記規制部材移動ステップは、前記対称軸に対して対称な進退方向にそれぞれ沿うように前記一対の規制部材を前記基板保持回転機構に保持された基板に対して進退させる規制部材進退ステップを含む、基板の芯合わせ方法。
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