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JP4904697B2 - 情報管理システム - Google Patents

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JP4904697B2 JP2005042518A JP2005042518A JP4904697B2 JP 4904697 B2 JP4904697 B2 JP 4904697B2 JP 2005042518 A JP2005042518 A JP 2005042518A JP 2005042518 A JP2005042518 A JP 2005042518A JP 4904697 B2 JP4904697 B2 JP 4904697B2
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Description

本発明は、サーバー装置とクライアント装置との間での情報の同期に関する。
情報単位を数多く保持し、管理する環境においては、様々な環境から入力された情報単位を効率的に一元管理することが求められている。こういった目的を達成するためには、複数の情報環境で保持される情報単位群を同期して、どのような環境から入力されたデータも全て同様に扱うことができるようにすることが一般的である。
その一方、近年では通常のパーソナルコンピュータに加えて、PDAと呼ばれる小型の携帯コンピュータや携帯電話が、情報機器として使用されることが多い。この種の携帯機器においては、情報を保持できる容量、画面サイズ、計算能力等において、通常のパーソナルコンピュータよりも劣る場合が多い。このような状況では、パーソナルコンピュータに保持される情報単位群と小型携帯機器上に保持される情報単位群とを全く同じデータ内容のまま同期させることは困難であるばかりでなく、不適切である場合も多い。
特許文献1に記載されたシステムでは、パーソナルコンピュータ上の主データベースの中で携帯機器に持ち出す必要のあるデータ項目を規定し、これに従って両者間のデータの同期処理を行っている。しかしながら、この技術においては、主データベースと携帯機器において保持するデータ構造との関係を詳細に定義する必要があるため、そのためにユーザに係る作業負担が大きいという問題がある。また、このシステムは、ノートPCやPDA、携帯電話機など、表示画面サイズや記憶容量などの性能が異なる各種の携帯端末の間で情報単位を同期させる場合を想定していない。
特許文献2には、変更ログを統合して通信することによって、パーソナルコンピュータ、PDA、携帯電話といった機器の間で情報単位群を効率的に同期する手段が示される。しかしながら、この技術は、同期における通信を効率化するためのものに過ぎず、携帯機器の記憶容量や画面サイズに応じたデータを提供するものではない。
また、非特許文献1には、ウェブページの表示を携帯機器の小さな画面に合わせて変更する研究が報告されている。しかしながら、この技術は表示領域が小さいことに着目したものであって、携帯機器と通常のパーソナルコンピュータに保持される情報単位群を同期させるためのものではない。
特開平11−312178号公報 特開2002−163137号公報 Timothy Bickmore and Bill Schilit. "Digestor: Device-Independent Access to the World-Wide Web." Proceedings Sixth International World Wide Web Conference, Santa Clara, California, April, 1997.
そこで、本発明では、様々な能力を持ったクライアント装置を複数使用するような環境において、簡便に、各クライアント装置の性能に合わせたデータに適切に同期することを課題とする。
本発明に係る情報管理システムは、サーバー装置とクライアント装置とを含む情報管理システムであって、
クライアント装置は、テキスト文字列を含む情報単位を1以上保持しており、
サーバー装置は、
テキスト文字列を含む情報単位を1以上保持すると共に、
クライアント装置のタイプごとに、サーバー装置と当該タイプのクライアント装置との間の情報単位の同期ルールとして、当該タイプのクライアント装置が保持する情報単位に含まれるテキスト文字列の文字数を規定する同期ルールを記憶した同期ルール保持手段と、
クライアント装置とサーバー装置との情報単位の同期処理の実行が要求された場合に、該クライアント装置のタイプに対応する同期ルールを同期ルール保持手段から取得すると共に、サーバー装置の保持する情報単位に対応する情報単位をクライアント装置が保持していない場合には、サーバー装置の保持する該情報単位のテキスト文字列を前記取得した同期ルールに規定される文字数の部分へと削減し、文字数を削減した後の該情報単位をクライアント装置に提供して保持させ、サーバー装置が保持する情報単位がクライアント装置の保持する対応する情報単位よりも古い場合には、サーバー装置が保持する該情報単位のテキスト文字列のうち前記取得した同期ルールに規定される文字数の部分を、該クライアント装置で更新を受けた可能性のある部分として特定し、特定した部分を該クライアント装置から読み出した、対応する情報単位のテキスト文字列により置換することにより、該サーバー装置の保持する該情報単位を更新する同期更新手段と、
を備える
ことを特徴とする。
クライアント装置のタイプは、表示画面サイズや記憶容量などと言ったクライアント装置の性能に応じて分類される。情報管理装置は、各クライアント装置のタイプを判別し、そのタイプに応じた同期ルールに従ってクライアント・サーバ間の情報単位の内容を同期させるので、タイプの異なる様々なクライアント装置とサーバー装置との間での情報同期が実現できる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下「実施形態」と呼ぶ)について説明する。
図1は、本発明に係る情報管理システムの構成を示すブロック図である。図1に示される情報管理システムは、ネットワーク30を介して相互に接続された1以上のクライアント装置10と、サーバー装置20から構成される。
クライアント装置10は、個々のユーザが所持し、場合によっては携帯するコンピュータであり、ノートPC(パーソナルコンピュータ)、PDA(携帯情報端末)、及び携帯電話機などがその例である。クライアント装置10は、機能モジュールとして、クライアントタイプ保持手段11、情報単位入力手段12、クライアント情報単位群保持手段13、検索条件入力手段14、情報単位検索手段15及び情報単位提示手段16を備える。
クライアントタイプ保持手段11は、当該クライアント装置10のタイプ(以下「クライアントタイプ」と呼ぶ)を示す情報を保持する手段である。クライアント装置10のタイプは、クライアント装置10を表示画面の大きさに基づき分類した種別である。例えばノートPC、PDA、携帯電話機の種別を例示することができる。なお、クライアント装置10の種別は、二次記憶装置の容量やプロセッサの演算能力など、クライアント装置の処理能力等を更に加味して分類してもよい。
情報単位入力手段12は、ユーザから情報単位の入力を受け付けるための機能モジュールである。ここで、情報単位は、この情報管理システムにおいて管理する情報の単位であり、複数の情報項目からなる所定のデータ構造を有する。そしてその中の少なくとも1つの情報項目はテキスト文字列の情報を含む。情報単位入力手段12は、テキスト入力のための入力装置(例えばキーボード又はソフトウエアキーボード)を備える。
クライアント情報単位群保持手段13は、情報単位入力手段12から入力された情報単位を記憶する記憶装置である。検索条件入力手段14は、クライアント情報単位群保持手段13に保持されている情報単位に対する検索条件の入力を受ける手段である。本実施形態で利用可能な検索条件は、例えばキーワードである。
情報単位検索手段15は、検索条件入力手段14で入力された条件に基づいてクライアント情報単位群保持手段13を検索する機能モジュールである。
情報単位提示手段16は、情報単位検索手段15によって検索された情報単位を提示する機能モジュールである。情報単位の提示は、検索された情報単位をクライアント装置10の備える画面に表示することにより行われる。
以上に説明したクライアント装置10の各機能モジュールは、典型的には、この実施の形態の中で説明するそれら各モジュールの機能を記述したプログラムを、クライアント装置10のコンピュータシステムで実行することにより実現される。
サーバー装置20は、サーバー装置情報単位群保持手段21,情報単位群同期手段22,同期ルール保持手段23及び変更部分検出手段24を備える。
サーバー装置情報単位群保持手段21は、情報単位群を記憶する記憶装置である。
情報単位群同期手段22は、クライアント装置10のクライアント情報単位群保持手段13に保持される情報単位群とサーバー装置情報単位群保持手段21に保持される情報単位群との同期処理を行う機能モジュールである。この同期処理は、同期ルール保持手段23及び変更部分検出手段24を用いて行われる。
同期ルール保持手段23は、クライアント情報単位群保持手段13とサーバー装置情報単位群保持手段21との間の情報単位群の同期処理のルール(「同期ルール」と呼ぶ)を保持する機能モジュールである。保持される同期ルールは、クライアントタイプごとに規定されたものである。同期ルールの例は後述する。
変更部分検出手段24は、クライアント装置10において情報単位に変更があった場合に、同期ルール保持手段23に保持されている同期ルールに基づいてサーバー装置情報単位群保持手段21に保持される情報単位の変更すべき部分を検出する。
以上に説明したクライアント装置10及びサーバー装置20の各機能モジュールは、典型的には、この実施の形態の中で説明するそれら各モジュールの機能を記述したプログラムを、クライアント装置10又はサーバー装置20のコンピュータシステムで実行することにより実現される。
次にクライアント装置10における情報単位の登録処理について説明する。
図2は、ノートPC上に本実施形態のクライアント装置10を実現した場合の表示画面100の例である。表示画面100は、検索条件としてのキーワードを入力する検索キー入力エリア101、検索処理の実行指示を入力するための検索ボタン102、この表示画面100に表示されている作成又は編集(変更)中の情報単位を、クライアント情報単位群保持手段13に登録する指示を入力するための登録ボタン103、クライアント情報単位群保持手段13に登録した情報単位や検索された情報単位の見出しを一覧表示する登録・検索結果表示エリア104、情報単位の見出しを表示する見出しエリア105、情報単位の本文内容を表示する内容エリア106、情報単位に付与されたキーワードを表示するキーワードエリア107、及び情報単位に含まれる画像を表示する画像エリア108とからなる。なお、画像ばかりでなく、音声又は動画などといったマルチメディア情報を情報単位に組み込み可能とすることもでき、この場合画像エリア108は、マルチメディア情報ファイルのアイコン(画像や動画の場合はサムネイルなどとすることもできる)を表示する添付マルチメディア情報の表示エリアとなる。このアイコンをクリックすると、対応するマルチメディア情報のファイルが再生されることになる。なお、このエリアには、複数のマルチメディアファイルを貼り込むことができる。
図3は、クライアント装置10において、ユーザが情報単位を作成又は編集してクライアント情報単位群保持手段13に登録する処理を示すフローチャートである。
この処理では、まずユーザーは、図4のように、見出しエリア105には登録したい情報単位の見出しとする文字列を、内容エリア106には当該情報単位の本文内容の文字列を、キーワードエリア107には当該情報単位に付与したい1以上のキーワードの文字列をそれぞれ入力する(ステップS1)。
また、複数のキーワードを付与する場合は、各キーワード間をカンマ等の所定の記号で区切るなどする。
また、ステップS1では、画像エリア108に、この情報単位に添付したい画像を入力する。画像の入力は、例えば、当該クライアント装置10のファイルシステムに保存された画像ファイルを、オペレーティングシステムの提供するグラフィカルユーザインタフェース(GUI)環境を利用して、ドラッグ・アンド・ドロップ等の操作により画像エリア108にコピーすることで実現できる。
ステップS1では、この情報管理システム内に今まで存在しなかった新規な情報単位を作成する場合は情報単位の各項目の入力を行えばよいし、既存の情報単位の内容に編集を加えたい場合は、その情報単位を選択して表示画面100に表示し、カーソルで必要な部分を選択し、そこに加除・変更を行えばよい。
次に、ユーザーが、所望の情報の入力が完了したと判断して登録ボタン103を押すと登録処理が開始される(ステップS2)。この登録処理では、情報単位入力手段12が管理する作業領域に保持されている作成・編集中の情報単位が、クライアント情報単位群保持手段13に対し、図5のようなフォーマットで保存される(ステップS3)。
図5のフォーマットでは、各情報単位は、ID部201,見出し部202,内容部203,キーワード部204,マルチメディア情報205を所定の順序で並べたデータ構造を有する。
ID部201は、情報単位を特定する識別情報(「情報単位ID」と呼ぶ)を示すデータ項目である。サーバー装置20から取得した情報単位の場合、情報単位IDは既に含まれている。クライアント装置10で情報単位を新規作成した場合、システム内で一意な情報単位IDをそのクライアント装置10が付与する。これには、例えば、各クライアント装置10に一意な識別情報を付与するとともに、クライアント装置10で新規作成した情報単位には当該クライアント装置10内で一意な識別番号等を与え、それら両者を組み合わせたものを情報単位IDとすればよい。また、新規作成した情報単位をクライアント情報単位群保持手段13に登録する際に、クライアント装置10がサーバー装置20から、その情報単位に対する情報単位IDを取得するようにしてもよい。
見出し部202には、表示画面100の見出しエリア105に表示された文字列が登録される。同様に、内容部203には内容エリア106に表示された文字列が、キーワード部204にはキーワードエリア107に表示された文字列が、マルチメディア情報205には画像エリア108に表示された画像等のマルチメディア情報が、それぞれ登録される。なお、キーワードエリア204にマルチメディア情報205のファイルへのリファレンス情報(ファイルの格納場所など、当該ファイルを特定してアクセスするのに必要な情報)を組み込むようにしてもよい。
また、本実施形態では、キーワード部204に、当該情報単位の更新時刻(日時)が追加される。すなわち、登録ボタン103が押下されたときに、情報単位入力手段12がその時点の日時の情報をオペレーティングシステムから取得し、これを更新時刻として所定の書式で記述して、キーワード部204に追加する。なお、サーバー装置20に既登録の情報単位の内容をクライアント装置10で更新し、再び登録する場合は、キーワード部204中に既に存在する更新時刻の情報を、その再登録時点の時刻へと修正する。更新時刻のデータは、例えば西暦年、月、日、時、分のように所定の書式で表現されているので、キーワード部204内のデータから既存の更新時刻を抽出するのは容易である。なお、更新時刻をキーワード部204に組み込んだのは、更新時刻についての検索をキーワード検索と同じ操作で実現できるようにするためである。もちろんこれは一例に過ぎず、更新時刻を情報単位内の独立した項目としてもよい。
ステップS3での登録処理の結果は、登録・検索結果表示エリア104にフィードバックされる (ステップS4)。すなわち、登録・検索結果表示エリア104には、ステップS3で新たに登録された情報単位の見出しが、登録された旨を示す情報(図4では、「−登録−」の行)に対応づけて表示される。
以上、クライアント装置10における情報登録の処理を説明した。以上では、クライアント装置10をノートPC上に構築した場合を例に取ったが、PDAや携帯電話機など、他のタイプの装置を用いる場合も基本的な処理の流れは同様である。ただし、クライアントタイプによって表示画面の大きさやメモリ容量などといった性能に違いがあるので、同期処理においてサーバー装置20からクライアント装置10に情報単位を渡す際に、そのクライアント装置10が属するタイプの性能に応じてデータの省略乃至圧縮を行う。この同期処理については、次に詳しく説明する。
サーバー装置情報単位群保持手段21とクライアント情報単位群保持手段13との間での情報単位群の同期は、例えばユーザがクライアント装置10に対し、同期処理の実行を明示的に指示したときに行われる。このために、クライアント装置10には、同期処理の指示のコマンド入力を受け付けたり、或いは同期処理を呼び出すためのメニューを含んだGUI画面を提供したりする機能を備える。また、このようにユーザからの明示的な指示に応じて同期処理を実行する代わりに、或いはこれに加えて、情報管理システムにおいて所定のイベントが発生したタイミングで同期処理を実行してもよい。例えば、クライアント装置10がサーバー装置20にログインするとき、又はログアウトするとき、又はその両方などといったタイミングや、登録ボタン103が押下されたタイミングなどで同期処理を実行するなどである。また、定期的に同期処理を実行するようにしてもよい。
本実施形態では、同期処理はサーバー装置20が主体となって実行する。このため、クライアント装置10に対するユーザに指示や、クライアント装置10で発生したイベントをトリガとして同期処理を開始する場合は、そのような指示があったときやイベントが発生したときにクライアント装置10からサーバー装置20に対して同期処理の実行要求を送る。これに応じて、情報単位群同期手段22は、まず図6に示す手順を実行し、次いで図12に示す手順を実行する。
同期処理の前半部分である図6の手順では、まず情報単位群同期手段22は、クライアント情報単位群保持手段13に保持されている情報単位を1つずつ順次読み出し (ステップS10)、読み出した情報単位がサーバー装置情報単位群保持手段21に存在するかチェックする(ステップS12)。本実施形態では、各情報単位がそれぞれ情報単位IDを持っている構成になっているので、ステップS12では、読み出した情報単位の情報単位IDと同じ情報単位IDを持つ情報単位がサーバー装置情報単位群保持手段21に存在するかをチェックすればよい。
この判定で、同じ情報単位が存在しない場合には、当該情報単位をサーバー装置情報単位群保持手段21に登録する (ステップS14)。サーバー装置情報単位群保持手段21には、図5に示したのと同じ形態で情報単位群が保持される。
すなわち、図5に示した情報単位のデータ構造は、本実施形態のシステムの基本的なデータ構造であり、サーバー装置20でも各種のクライアント装置10でもそのデータ構造を用いる。その上で本実施形態では、表示画面サイズが小さいとか一次記憶や二次記憶の記憶容量が小さいとか処理速度が遅いとかいった性能の低いクライアント装置10については、同期の際に提供する情報単位のテキストデータを一部省略したり、画像データ等の添付ファイルを圧縮したりすることで、そのような性能の低いクライアント装置10に対し、情報単位群のデータベースを移植できるようにし、データベースに対する検索などの処理の所要時間を短縮できるようにする。ここで、図5の説明の際に例示していたノートPCは、モバイルクライアントとしては性能が高い部類に入るものなので、サーバー装置20が保持する情報単位のデータを省略することなく同期する。これに対し、PDAは、一般に、ノートPCよりも表示画面サイズや一次及び二次記憶の容量、処理速度などといった性能面で劣るので、同期の際にはサーバー装置20が持つデータの一部が省略乃至圧縮されて提供される。携帯電話機は、PDAよりも更に性能が落ちるため、同期の際の省略部分が更に多くなる。どの程度のデータ省略や圧縮を行うかの情報は、クライアントタイプごとの同期ルールとして規定され、同期ルール保持手段23に保持されている。なお、以上は、同期処理においてサーバー装置20が持つ情報単位をクライアント装置10に提供した場合の話であり、これに対しクライアント装置10側で情報単位を新規に作成した場合は、クライアント装置10は、クライアントタイプによらず、省略無しの情報単位を持つ。
図6の手順の説明に戻ると、ステップS14の判定で、クライアント装置10から読み出した情報単位と同じIDを持つ情報単位がサーバー装置20に存在する場合には、情報単位群同期手段22は、サーバー装置情報単位群保持手段21からその情報単位を読み出す (ステップS16)。その上で、クライアント装置10から読み出した情報単位とサーバー装置情報単位群保持手段21から読み出した情報単位とが同一のものであるかをチェックする(ステップS18)。本実施形態の情報単位は更新時刻の情報を保持しているので、ここでは更新時刻が全く同一であるかどうかで同一の情報単位かを判定することができる。
ステップS18の判定で、それら2つの情報単位が一致していると判定された場合は、クライアント装置10側の情報単位もサーバー装置20側の情報単位も共に最新のものであるので、どちらも更新の必要がない。したがって、この場合、どちらの情報単位の更新も行わずにステップS36に進み、クライアント情報単位群保持手段13の中に、まだ読み出していない情報単位が残っているか否かを判定し、残っていればステップS10に戻って次の情報単位を読み出す。
ステップS18の判定で、両情報単位が同一で無いと判定された場合には、それら両情報単位の更新時刻を比較することでどちらが新しいかを判別する (ステップS20)。
サーバー装置20側が新しいと判定した場合、まず同期ルール保持手段23を検索し、図7の形態で保存されている同期ルールから、クライアント装置10のタイプに応じた同期ルールを判定し、取得する(ステップS22)。ここでのクライアントタイプの判別は、同期処理のためにサーバー装置20にアクセスする際に、クライアント装置10がクライアントタイプ保持手段11に保持している自らのクライアントタイプを示すデータを、サーバー装置20に送ればよい。但しこれは一例であり、この他にも、例えば、各クライアント装置10のタイプを示すリスト情報をサーバー装置20に持たせ、クライアント装置10がサーバー装置20にアクセスする際に自身の識別情報を渡し、サーバー装置20がその識別情報に対応するタイプをリスト情報から検索するようにしてもよい。
なお、図7に示す例では、各縦列がそれぞれのクライアントタイプに対する同期ルールを示している。1つのクライアントタイプに対する同期ルールは、情報単位の各項目、すなわち本実施形態の例では見出し、内容、キーワード、マルチメディアの添付ファイル(例えば画像)、の各々についての変換ルールの組である。個々の変換ルールは、サーバー装置20の持つ情報単位の項目を、クライアント装置10に渡すに当たってどのようにデータ量削減(省略又は圧縮)するかを示している。また図示例において、「適用せず」とあるのは、変換が不要という意味である。したがって例えば、クライアントタイプ「ノートPC」については、同期時にサーバー装置20が持つ情報単位がそのまま提供されるのに対し、クライアントタイプ「PDA」については、見出しだけは無変換であるが、内容についてはサーバー装置20の持つ文字列データの1000文字目以降が、キーワードについては500文字目以降がそれぞれカット(省略)され、マルチメディアの添付ファイルは1ファイル当たり200キロバイト以下に圧縮される。マルチメディア添付ファイルの圧縮は、静止画像であるか、動画であるか、音声であるかといったデータの種類やファイル形式に応じた圧縮アルゴリズムと、目標とするデータサイズに合わせた圧縮パラメータを用いて行われる。クライアントタイプ「携帯電話」についての同期ルールは、各項目のデータ量をPDAよりも更に削減するものである。このルールでは、例えば見出しは10文字目以降が、内容部100文字目以降が、キーワードは40文字目以降が、それぞれ省略され、添付ファイルは圧縮ではなくファイルそのものがカットされ、その代わりにそのファイルに対してサーバー装置20が付与したID(識別情報)の文字列が内容部203に組み込まれる。添付ファイルのIDとしては、例えば、その添付ファイルのURL(Universal Resource Locator) を用いることができる。
ステップS22で同期ルールを取得すると、情報単位群同期手段22は、サーバー装置情報単位群保持手段21内に図5の形態で保持されている情報単位の各項目を、その同期ルールにおける当該項目の変換ルールに基づいて変換し (ステップS24)、この変換後の情報単位をクライアント装置10に渡して、クライアント情報単位群保持手段13に保持されている情報単位を更新させる (ステップS26)。
図8は、図5に例示した情報単位に対しPDAの同期ルールに対する変換ルールを適用した場合の、変換後の情報単位の例である。この例では、内容部203の長いテキストの後半部がカットされ、さらにマルチメディア情報205(画像ファイル)が圧縮されている。図9は、図5に例示した情報単位に対し携帯電話機の同期ルールに対する変換ルールを適用した場合の、変換結果である。この例では、見出し、内容部の長いテキストがカットされ、さらに添付の画像ファイルがカットされて、その代わりにそのファイルのURLが内容部203へ挿入されている。内容部203に添付ファイルのURLを挿入した場合は、その部分が内容部203本来の本文文字列に対して挿入された添付ファイルのIDであることを明示するために、所定の特殊文字列(区切り語)が追加されている。図9の例では、添付ファイルのID情報は、内容部203の末尾に追加しているので、そのID情報の開始位置に所定の特殊文字列(図示例では「[添付ファイル]」だがこれは一例である)が組み込まれている。また、図8および図9に示すように、テキストがカットされた場合には、カットした部分にその旨を示す特殊文字列(図示例では「[略]」だがこれは一例である)が挿入される。
これら区切りのための特殊文字列は、PDAや携帯電話側で情報単位の編集処理が行われた場合のテキスト統合処理に利用される(詳細は後述)。なお、これら区切りのための特殊文字列は、クライアント装置10のユーザからの変更を受けないように保護される。
ステップS26の更新処理が終わると、ステップS36に進み、まだ読み出していない情報単位が残っているか否かを判定し、残っていればステップS10に戻って次の情報単位を読み出す。
ステップS20に戻り、クライアント装置側の情報単位が新しいと判定された場合、情報単位群同期手段22は、同期ルール保持手段23を検索し、クライアント装置10のタイプに対応した同期ルールを取得する(ステップS28)。そして、変更部分検出手段24が、サーバー装置情報単位群保持手段21内に保持されている情報単位の各項目のデータを、クライアント装置10側で更新を受けた可能性がある部分(「変更ルール適用部分」と呼ぶ)と、そうでない部分(「非適用部分」と呼ぶ)とに切り分ける(ステップS30)。例えば、クライアント装置10がPDAの場合、サーバー装置20側の情報単位の内容部203のデータのうち、1000文字目までが変更ルール適用部分となる。また1000文字目以降の部分は、クライアント装置10側には提供されないので変更されることはなく、したがって非適用部分となる。ステップS30では、このように切り分けた非適用部分を一時データとして作成する。このような非適用部分を示す一時データの例を図10に示す。
この一時データは、どの情報単位のものかを示す情報単位ID301の後に、見出し部202の非適用部分データ302,内容部203の非適用部分データ303,及びキーワード部204の非適用部分データ304が、図5の情報単位の場合と同様の順序で並んでいる。なお、図10の例では、説明をわかりやすくするため、変更ルール適用部分を「[カット]」という文字列で示している 。
このように非適用部分の切り出しが終わると、情報単位群同期手段22は、ステップS10でクライアント装置10側から読み出した情報単位と、サーバー装置20側の情報単位から図10の形態で抽出された非適用部分とを合成する(ステップS32)。この処理は、サーバー装置20側の情報単位のうちの変更ルール適用部分を、クライアント装置10側から読み出した情報単位により置換する処理ということもできる。内容部203を例にとると、ステップS32ではクライアント側の「[略]」までの部分とサーバー装置側の「[カット]」以降のデータとが合成される。そして、サーバー装置情報単位群保持手段21に保持されている情報単位を、以上の処理で合成された情報単位によって更新する (ステップS34)。
具体例として、図11を参照して、携帯電話機で情報単位を編集した場合に、それがサーバー装置20側にどのように反映されるかを説明する。図11において、(a),(b)が携帯電話機の表示画面の表示例である。そのうち(a)は、編集を加える前の元の文字列であり、ここでは一例として図9に示した情報の中の内容部203を表示している。これは、図5に示したサーバー装置20上の情報単位の内容部203を携帯電話機用に変換したものである。一方(b)は、(a)に示した文字列に対し、携帯電話機で編集を加えた後の文字列を表示している。(a)、(b)に表示されている文字列のうち、特殊文字列「[略]」より前(すなわち、本文)に示した下線は、編集による変更箇所を強調するために便宜上図示したものであり、実際の表示画面にはこの下線は示されない。(b)のように変更された内容部をサーバー装置20上の情報単位の内容部と同期すると、サーバー装置20上の内容部のデータは(c)に示すようになる。(c)での下線部は、図5に示したサーバー装置20上の情報単位の内容部203の文字列との相違部分を明示するために便宜的に付したものである。
ステップS34の更新処理が終わると、ステップS36に進み、まだ読み出していない情報単位が残っているか否かを判定し、残っていればステップS10に戻って次の情報単位を読み出す。
そして、以上の処理を、クライアント情報単位群保持手段23に保持されているすべての情報単位に対して繰り返す (ステップS36)。
以上、同期処理の前半部を説明した。次に、図12を参照して、同期処理の後半部の流れを説明する。
図12の手順では、まず情報単位群同期手段22が、サーバー装置情報単位群保持手段21に保持されている情報単位を順次読み出す (ステップS40)。次に、読み出した情報単位がクライアント情報単位群保持手段13に存在するかチェックする (ステップS42)。同じ情報単位が存在しない場合には、同期ルール保持手段23を検索し、クライアント装置10のタイプに応じて同期ルールを取得する(ステップS44)。そして、ステップS40で読み出した情報単位の各項目に対し、それぞれその同期ルール内の当該項目に対応する変換ルールを適用する(ステップS46)。この変換ルールの適用により、サーバー装置20の情報単位の各項目は、クライアント装置10のタイプに応じたデータサイズへと、データ量が削減される。そして、この結果得られた、クライアント装置10のタイプに合わせて変換された情報単位を、ネットワーク30を介してクライアント情報単位群保持手段13へ保存する (ステップS48)。そして、ステップS50に進み、サーバー装置情報単位群保持手段21の中にまだ読み出していない情報単位が残っているか否かを判定し、残っていればステップS40に戻って次の情報単位を読み出す。
なお、ステップS40でサーバー装置情報単位群保持手段21から読み出した情報単位と同じものがクライアント情報単位群保持手段13に存在すると、ステップS42において判定された場合は、ステップS50に進み、まだ読み出していない情報単位が残っているか否かを判定し、残っていればステップS40に戻って次の情報単位を読み出す。これは次の理由からである。すなわち、この処理は、図6に示したクライアント装置10からサーバー装置20への情報反映を終えた後の処理なので、ステップS42で同じ情報単位がクライアント装置10にあると判定された場合、その情報単位は既にクライアント・サーバー装置間で同期済みである。このように同期済みであることが明らかなので、その情報単位については更新処理は行わず、ステップS50に進むのである。
以上の処理を、サーバー装置情報単位群保持手段21に保持されているすべての情報単位に対して繰り返す 。
以上に説明した図6及び図12の処理が終了すると、サーバー装置20とクライアント装置10との間の情報の同期が完了する。
以上の例では、同期処理の前半部でクライアント側から順に情報単位を読み出してこれを基準にクライアント・サーバー間の同期を図り、次にサーバー側から順に情報単位を読み出して、この中からクライアント側に保持されていない情報単位を見つけ出してクライアント側に反映するようにしたが、この順序は逆でもよい。
以上の例では、比較的簡単な同期アルゴリズムを用いたが、特開2000−259473号公報(「データベース管理方式」)に示されるような、より高度なアルゴリズムを使用してユーザーの利便性を増しても良い。
また、この例では、同期処理をサーバー装置20側で実施しているが、この代わりに、同期処理を実施する手段を各クライアントに持たせるようにしてもよい。
次に、図13を参照して、本実施形態におけるクライアント装置10での情報単位の検索処理の流れを説明する。
まず、検索キー入力エリア101に対しユーザから検索キーが入力され、検索ボタン102が押下されると (ステップS60)、情報単位検索手段15は、その検索キーを元に、クライアント情報単位群保持手段13に保持されている情報単位群から検索条件に合致した情報単位を検索する(ステップS62)。そして、検索された各情報単位の見出しのリストを、登録・検索結果表示エリア104へリスト表示する (ステップS64)。このリスト表示の中のいずれかの見出しが、ユーザから選択された場合は、選択された見出しに対応する情報単位をクライアント情報単位群保持手段13から読み込んで表示する。
図14は、クライアント装置10がノートPCである場合の、このときの表示画面100の表示状態の例を示す図である。この例では、強調表示120がなされている「ヒラタクワガタ・・・」がユーザに選択されており、見出しエリア105及び内容エリア106等には、この選択された情報単位の各項目が表示されている。
図15は、クライアント装置10が画面や入力手段、記憶領域などに制約のあるPDAである場合の、検索結果表示時の表示画面150の例である。このような機器では、図7に示される同期ルールの「PDA」列の同期ルールが選択されるため、極端に長い文字列がカットされて表示され、さらに、画像ファイル等は圧縮処理がなされて表示される。
図16は、クライアント装置10が画面や入力手段、記憶領域など、性能がPDAよりも更に劣る携帯電話である場合の、検索結果表示時の表示画面160a〜160cの例である。携帯電話機の場合、表示画面を複数の表示エリアへと分割したのでは、個々のエリアに表示できる情報は極めて少量になってしまうので、表示画面には図2に示した各エリアを一度に1つずつ表示し、その画面をユーザが切り替えていくようにする。例えば、表示画面160aは検索キー入力画面であり、これに検索キーを入力して検索指示を行うと、検索された情報単位の見出しを一覧表示した表示画面160bが表示され、この一覧表示の中から所望の見出しをユーザが選択すると、その見出しに対応する本文内容のデータを示した表示画面160cが表示される。
なお、本実施形態では、情報単位に含まれるテキスト文字列の項目は、クライアント装置10に提供される場合には、先頭からそのクライアント装置10のタイプに応じた量の文字列のみに限定される。しかし、新聞記事や学術論文やビジネス文書などの実用文書では、文書の冒頭に全体の要約や文書中で最も重要な事項が記述されている場合が多いので、このような限定を行っても、なおかつかなり有用な情報をクライアント装置10に持たせることができる。
なお、見出しエリア105や内容エリア106などに表示した文字列データに対応する、省略のない完全版をサーバー装置20に要求するための機能とこの機能を呼び出すためのユーザインタフェースをクライアント装置10に設けてもよい。ユーザは、検索結果の中から選択して画面表示した情報単位の省略部分も読みたい場合は、この機能を呼び出す。すると、クライアント装置10がその情報単位のID等をサーバー装置20に渡し、その完全版のデータを要求する。要求を受けたサーバー装置20は、指示されたIDの情報単位のデータを、前述した同期ルールによる変換を行わずに、そのままクライアント装置10に提供する。なお、クライアント装置10側で情報単位に編集を加えた後で、完全版の要求がなされる場合を考慮するならば、サーバー装置20は完全版の要求を受けたときに、その情報単位につき同期処理(例えば図6のステップS20〜S34)を実行し、同期済みの情報単位の全データをクライアント装置10に提供するようにすることも好適である。また、情報単位の完全版の取得は、情報単位全体だけでなく、その中の項目ごとに行えるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態では、クライアント装置10を表示画面サイズや記憶容量などの性能のレベルごとに複数のタイプに分類し、サーバー装置20の持つ情報単位を各タイプのクライアント装置10の性能に合わせて変換するための規則を示した同期ルールをタイプごとに設定しておく。そして、クライアント装置・サーバー装置間での情報の同期の際、クライアント装置のタイプを判別し、そのタイプに対応する同期ルールにしたがって、サーバー装置20とクライアント装置10との間で情報単位の内容を同期させている。従って、本実施形態によれば、性能の異なる複数のタイプのクライアント装置10とサーバー装置20との情報単位の同期を実現することができる。
本発明に係る情報管理システムの構成を示す機能ブロック図である。 ノートPC上に実現した実施形態のクライアント装置の表示画面の一例を示す図である。 情報単位の登録処理の流れを示すフローチャートである。 情報単位を表示した表示画面の例を示す図である。 情報単位のデータ構造の一例を示す図である。 サーバー装置・クライアント装置間の情報単位群の同期処理の手順の前半部を示す図である。 同期ルールの例を示す図である。 図5の情報単位の例に対し、PDAの同期ルールを適用した結果を例示する図である。 図5の情報単位の例に対し、携帯電話機の同期ルールを適用した結果を例示する図である。 サーバー装置が生成する情報単位の一時データの例を示す図である。 携帯電話機で内容部の文字列に加えられた変更が、サーバー装置側に反映される様子を説明するための図である。 サーバー装置・クライアント装置間の情報単位群の同期処理の手順の後半部を示す図である。 クライアント装置での情報単位の検索処理の流れを示すフローチャートである。 ノートPCにおける検索結果の表示画面の例を示す図である。 PDAにおける検索結果の表示画面の例を示す図である。 携帯電話機における検索結果の表示画面の例を示す図である。
符号の説明
10 クライアント装置、11 クライアントタイプ保持手段、12 情報単位入力手段、13 クライアント情報単位群保持手段、14 検索条件入力手段、15 情報単位検索手段、16 情報単位提示手段、20 サーバー装置、21 サーバー装置情報単位群保持手段、22 情報単位群同期手段、23 同期ルール保持手段、24 変更部分検出手段。

Claims (5)

  1. サーバー装置とクライアント装置とを含む情報管理システムであって、
    クライアント装置は、テキスト文字列を含む情報単位を1以上保持しており、
    サーバー装置は、
    テキスト文字列を含む情報単位を1以上保持すると共に、
    クライアント装置のタイプごとに、サーバー装置と当該タイプのクライアント装置との間の情報単位の同期ルールとして、当該タイプのクライアント装置が保持する情報単位に含まれるテキスト文字列の文字数を規定する同期ルールを記憶した同期ルール保持手段と、
    クライアント装置とサーバー装置との情報単位の同期処理の実行が要求された場合に、該クライアント装置のタイプに対応する同期ルールを同期ルール保持手段から取得すると共に、サーバー装置の保持する情報単位に対応する情報単位をクライアント装置が保持していない場合には、サーバー装置の保持する該情報単位のテキスト文字列を前記取得した同期ルールに規定される文字数の部分へと削減し、文字数を削減した後の該情報単位をクライアント装置に提供して保持させ、サーバー装置が保持する情報単位がクライアント装置の保持する対応する情報単位よりも古い場合には、サーバー装置が保持する該情報単位のテキスト文字列のうち前記取得した同期ルールに規定される文字数の部分を、該クライアント装置で更新を受けた可能性のある部分として特定し、特定した部分を該クライアント装置から読み出した、対応する情報単位のテキスト文字列により置換することにより、該サーバー装置の保持する該情報単位を更新する同期更新手段と、
    を備える
    ことを特徴とする情報管理システム
  2. 前記サーバー装置が備える前記同期更新手段は、サーバー装置が保持する情報単位が前記クライアント装置が保持する対応する情報単位よりも新しい場合、サーバ装置が保持する該情報単位のテキスト文字列を前記取得した同期ルールに規定される文字数の部分へと削減し、文字数を削減した後の情報単位により前記クライアント装置が保持する対応する情報単位を更新する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報管理装置。
  3. テキスト文字列を含む情報単位を1以上保持するサーバー装置であって、
    クライアント装置のタイプごとに、サーバー装置と当該タイプのクライアント装置との間の情報単位の同期ルールとして、当該タイプのクライアント装置が保持する情報単位に含まれるテキスト文字列の文字数を規定する同期ルールを記憶した同期ルール保持手段と、
    クライアント装置とサーバー装置との情報単位の同期処理の実行が要求された場合に、該クライアント装置のタイプに対応する同期ルールを同期ルール保持手段から取得すると共に、サーバー装置の保持する情報単位に対応する情報単位をクライアント装置が保持していない場合には、サーバー装置の保持する該情報単位のテキスト文字列を前記取得した同期ルールに規定される文字数の部分へと削減し、文字数を削減した後の該情報単位をクライアント装置に提供して保持させ、サーバー装置が保持する情報単位がクライアント装置の保持する対応する情報単位よりも古い場合には、サーバー装置が保持する該情報単位のテキスト文字列のうち前記取得した同期ルールに規定される文字数の部分を、該クライアント装置で更新を受けた可能性のある部分として特定し、特定した部分を該クライアント装置から読み出した、対応する情報単位のテキスト文字列により置換することにより、該サーバー装置の保持する該情報単位を更新する同期更新手段と、
    を備えるサーバ装置。
  4. テキスト文字列を含む情報単位を1以上保持するサーバー装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、該コンピュータを、
    クライアント装置のタイプごとに、サーバー装置と当該タイプのクライアント装置との間の情報単位の同期ルールとして、当該タイプのクライアント装置が保持する情報単位に含まれるテキスト文字列の文字数を規定する同期ルールを記憶した同期ルール保持手段、
    クライアント装置とサーバー装置との情報単位の同期処理の実行が要求された場合に、該クライアント装置のタイプに対応する同期ルールを同期ルール保持手段から取得すると共に、サーバー装置の保持する情報単位に対応する情報単位をクライアント装置が保持していない場合には、サーバー装置の保持する該情報単位のテキスト文字列を前記取得した同期ルールに規定される文字数の部分へと削減し、文字数を削減した後の該情報単位をクライアント装置に提供して保持させ、サーバー装置が保持する情報単位がクライアント装置の保持する対応する情報単位よりも古い場合には、サーバー装置が保持する該情報単位のテキスト文字列のうち前記取得した同期ルールに規定される文字数の部分を、該クライアント装置で更新を受けた可能性のある部分として特定し、特定した部分を該クライアント装置から読み出した、対応する情報単位のテキスト文字列により置換することにより、該サーバー装置の保持する該情報単位を更新する同期更新手段、
    として機能させるためのプログラム。
  5. サーバー装置とクライアント装置とを含む情報管理システムにおいて実行される方法であって
    クライアント装置は、テキスト文字列を含む情報単位を1以上保持しており、
    サーバー装置は、テキスト文字列を含む情報単位を1以上保持すると共に、クライアント装置のタイプごとに、サーバー装置と当該タイプのクライアント装置との間の情報単位の同期ルールとして、当該タイプのクライアント装置が保持する情報単位に含まれるテキスト文字列の文字数を規定する同期ルールを記憶した同期ルール保持手段を有しており、
    前記方法は、
    クライアント装置とサーバー装置との情報単位の同期処理の実行が要求された場合に、クライアント装置のタイプに対応する同期ルールを、前記同期ルール保持手段から取得するステップと、
    サーバー装置の保持する情報単位に対応する情報単位をクライアント装置が保持していない場合には、サーバー装置の保持する該情報単位のテキスト文字列を前記取得した同期ルールに規定される文字数の部分へと削減し、文字数を削減した後の該情報単位をクライアント装置に提供して保持させるステップと、
    サーバー装置が保持する情報単位がクライアント装置の保持する対応する情報単位よりも古い場合には、サーバー装置が保持する該情報単位のテキスト文字列のうち前記取得した同期ルールに規定される文字数の部分を、該クライアント装置で更新を受けた可能性のある部分として特定し、特定した部分を該クライアント装置から読み出した、対応する情報単位のテキスト文字列により置換することにより、該サーバー装置の保持する該情報単位を更新するステップと、
    を含む情報管理方法。
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