JP4992387B2 - エレベータの地震管制運転システム - Google Patents
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Description
図1はエレベータのかご内を説明するための斜視図、図2はエレベータの昇降路内を説明するための概略図、図3はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの地震管制運転システムの全体構成を示すシステム構成図、図4は図3におけるエレベータ制御装置の構成を説明するためのブロック構成図、図5は図3における伝送インターフェースの構成を説明するためのブロック構成図、図6は図3におけるかご呼び登録装置の構成を説明するためのブロック構成図、図7はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの地震管制運転システムの動作を説明するためのフローチャートである。
この発明に係るエレベータを制御する手段となるソフトウエアコードはROM23に格納され、また、制御を行うためのパラメータはRAM24に格納される。エレベータ制御装置17においては、マイクロコンピュータ25で演算を行うことで制御データを生成し、伝送インターフェース18を介してエレベータかご1に制御信号を伝送する。また、入力ポート26において、地震情報予測装置15から伝送された地震波の予想計測震度及び主要動到達予想時刻を入力してRAM24に格納し、これを基に管制運転動作を決定する。
伝送インターフェース18は、データ伝送を制御するマイクロコンピュータ27により動作し、ROM28から通信用プログラムコードを読み出し、RAM29からパラメータ等のデータを取り出してデータ伝送処理を行う。
図3のエレベータ制御装置17から伝送される制御信号は、一旦、2ポートRAM30に格納され、順に取り出される。そして、シリアルインターフェース31にてデータの変換を行い、ドライバ32によって図3のエレベータかご1へと送信される。また、エレベータかご1から送信されるデータはレシーバ33によって受信され、シリアルインターフェース31、2ポートRAM30を介してエレベータ制御装置17へ伝送される。また、図3のP波地震感知器21からのデータは、入出力装置19を経由し、レシーバ34によって受信され、シリアルインターフェース35、2ポートRAM30を介してエレベータ制御装置17に伝送される。
かご呼び登録装置20は、マイクロコンピュータ36により動作して、ROM37からプログラムコードを読み出し、RAM38からパラメータ等のデータを取り出して伝送処理を行う。かご操作盤3にて操作されたかご呼び登録釦の信号は、入力ポート39を介して、伝送インターフェース18へと送信される。
ステップS1にて平常運転を行っているエレベータは、ステップS2にて気象庁から配信される緊急地震速報13を地震情報受信装置14により受信する。エレベータ制御装置17は、地震情報予測装置15を介して送信される地震情報受信装置14からの緊急地震速報13の受信状況を常時監視し、緊急地震速報13を受信しない間は、ステップS3に示すように、現在のエレベータ動作である平常運転を継続して行うように制御する。
ステップS2にてエレベータが緊急地震速報13を受信した場合、地震情報受信装置14は受信した緊急地震速報13を地震情報予測装置15に伝送し、地震情報予測装置15は、ステップS4にて地震の初期微動到予想達時刻及び主要動到達予想時刻を予測計算して求める。
次に、ステップS5にて、エレベータに設置されたP波地震感知器21が動作していない場合は、エレベータ制御装置17は地震情報予測装置15から伝送された地震の主要動到達予想時刻から、現在地に主要動が発生するまでの余裕時間を演算し、ステップS6にて最寄階への停止や、避難階への停止動作を余裕時間に応じて選択する主要動到達予想時刻を利用したエレベータ管制運転を行う。
前記主要動到達予想時刻を利用したエレベータ管制運転動作を選択中は、エレベータ制御装置17において、ステップS3における現在のエレベータ動作を前記主要動による管制運転動作として記憶し、ステップS2における緊急地震速報13の受信がされない場合は、前記主要動到達予想時刻によるエレベータ管制運転動作を継続する。
また、ステップS5において、P波地震感知器21が動作した場合は、即座に地震情報修正装置22によりP波地震感知器動作時刻が記録され、ステップS7に示すように、地震情報予測装置15にて予測算出した初期微動到達予想時刻と、前記P波地震感知器動作時刻とを比較し、その差分を、受信した緊急地震速報13の時刻予測誤差として記憶する。
ステップS8においては、地震情報修正装置22で算出された時刻予測誤差を、地震情報予測装置15に伝送し、地震情報予測装置15にて修正主要動到達予想時刻を算出し、エレベータ制御装置17へ伝送する。ここで、修正主要動到達予想時刻は、主要動(S波)到達予想時刻と前記時刻予測誤差の和で求められる。
ステップS9においては、地震情報予測装置15から伝送される修正主要動到達予想時刻に基づいて主要動到達時刻までの余裕時間を計算し、最寄階への停止や、避難階への停止動作を余裕時間に応じて選択する修正主要動到達予想時刻を利用したエレベータの地震管制運転を行う。
図8はこの発明の実施の形態2におけるエレベータの地震管制運転システムの動作を説明するためのフローチャートである。
この実施の形態2では、上記実施の形態1の動作に加えて、緊急地震速報13の計測震度により、地震管制運転を行う動作を追加したものである。すなわち、ステップS10にて、緊急地震速報13を受信した時、その計測震度が所定値(例えば、エレベータの運転に支障がない程度の小さな震度)より小さい場合は、平常運転を継続し、所定値より大きい場合は、実施の形態1と同様に管制運転を実施するようにしたものである。
2 かごの扉
3 かご操作盤
4−1〜4−6 かご呼び釦
5 かご内表示器
6 戸開釦
7 戸閉釦
8 主ロープ
9 巻上機
10 昇降路
11 カウンターウエイト
12−1〜12−7 各階乗場
13 緊急地震速報
14 地震情報受信装置
15 地震情報予測装置
16 エレベータ制御盤
17 エレベータ制御装置
18 伝送インターフェース
19 入出力装置
20 かご呼び登録装置
21 P波地震感知器
22 地震情報修正装置
23、28、37 ROM
24、29、38 RAM
25、27、36 マイクロコンピュータ
26、39 入力ポート
30 2ポートRAM
31、35 シリアルインターフェース
32 ドライバ
33、34 レシーバ
Claims (2)
- 通信手段を介して配信される緊急地震速報を受信する地震情報受信手段と、
前記地震情報受信手段により受信した緊急地震速報に含まれる情報から、任意の地点における初期微動到達予想時刻及び主要動到達予想時刻を予測する地震情報予測手段と、
前記地震情報予測手段により予測した主要動到達予想時刻に基づいてエレベータを地震時管制運転するエレベータ制御手段と、
エレベータに設けられ、地震の初期微動を検知するP波地震感知器と、
前記P波地震感知器が初期微動を検知した時刻と前記地震情報予測手段からの初期微動到達予想時刻とを比較し、その時刻予測誤差を基に前記地震情報予測手段により予測された主要動到達予想時刻を修正する地震情報修正手段とを備え、
前記P波地震感知器が動作していない時は、前記エレベータ制御手段は前記地震情報予測手段により予測された主要動到達予想時刻から、主要動が発生するまでの余裕時間を演算し、停止動作を余裕時間に応じて選択する主要動到達予想時刻を利用した地震管制運転動作を行い、前記主要動到達予想時刻を利用した地震管制運転動作を選択中は、前記エレベータ制御手段に現在のエレベータ動作を主要動による管制運転動作として記憶し、緊急地震速報が受信されない場合は、前記主要動到達予想時刻による地震管制運転動作を継続し、かつ、前記P波地震感知器が動作した時は、前記地震情報修正手段により修正された修正主要動到達予想時刻を算出し、修正主要動到達予想時刻に基づいて主要動到達時刻までの余裕時間を計算し、停止動作を余裕時間に応じて選択する修正主要動到達予想時刻を利用した地震管制運転動作を行うことを特徴とするエレベータの地震管制運転システム。 - 通信手段を介して配信される緊急地震速報を受信する地震情報受信手段と、
前記地震情報受信手段により受信した緊急地震速報に含まれる情報から、任意の地点における初期微動到達予想時刻、主要動到達予想時刻及び計測震度を予測する地震情報予測手段と、
前記地震情報予測手段により予測した主要動到達予想時刻及び計測震度に基づいてエレベータを地震時管制運転するエレベータ制御手段と、
エレベータに設けられ、地震の初期微動を検知するP波地震感知器と、
前記P波地震感知器が初期微動を検知した時刻と前記地震情報予測手段からの初期微動到達予想時刻とを比較し、その時刻予測誤差を基に前記地震情報予測手段により予測された主要動到達予想時刻を修正する地震情報修正手段とを備え、
前記緊急地震速報が受信した計測震度が所定値より小さい場合は平常運転を継続し、計測震度が所定値より大きい場合は、前記P波地震感知器が動作していない時は、前記エレベータ制御手段は前記地震情報予測手段により予測された主要動到達予想時刻から、主要動が発生するまでの余裕時間を演算し、停止動作を余裕時間に応じて選択する主要動到達予想時刻を利用した地震管制運転動作を行い、前記主要動到達予想時刻を利用した地震管制運転動作を選択中は、前記エレベータ制御手段に現在のエレベータ動作を主要動による管制運転動作として記憶し、緊急地震速報が受信されない場合は、前記主要動到達予想時刻による地震管制運転動作を継続し、かつ、前記P波地震感知器が動作した時は、前記地震情報修正手段により修正された修正主要動到達予想時刻を算出し、修正主要動到達予想時刻に基づいて主要動到達時刻までの余裕時間を計算し、停止動作を余裕時間に応じて選択する修正主要動到達予想時刻を利用した地震管制運転動作を行うことを特徴とするエレベータの地震管制運転システム。
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