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JP4991286B2 - 処理中の基板裏面堆積を減らす方法および装置。 - Google Patents

処理中の基板裏面堆積を減らす方法および装置。 Download PDF

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JP4991286B2 JP2006508912A JP2006508912A JP4991286B2 JP 4991286 B2 JP4991286 B2 JP 4991286B2 JP 2006508912 A JP2006508912 A JP 2006508912A JP 2006508912 A JP2006508912 A JP 2006508912A JP 4991286 B2 JP4991286 B2 JP 4991286B2
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Description

【技術分野】
【0001】
本出願は、2003年3月21日に出願された米国仮出願シリアル番号第60/456,229号に対し優先権を主張し、かつ関連するものである。この出願の内容は、参照してここに組み込まれる。
【0002】
本出願は、処理中の基板裏面の堆積を減らす方法および装置に関するものであり、特には、プラズマ処理システム内で、基板を囲むように使用されるフォーカスリングに関する。
【背景技術】
【0003】
半導体産業の集積回路(IC)の製造は概して、基板から材料を除去するのに、および基板に材料を堆積するのに必要なプラズマリアクタの中での表面化学の生成、およびアシストするためにプラズマを使用する。一般に、プラズマは、供給されたプロセスガスとの衝突をイオン化することを維持するのに十分なエネルギまで、電子を加熱することによって、真空条件下のプラズマリアクタ中で形成される。さらに、加熱された電子は、解離性衝突を維持するのに十分なエネルギを有し、そしてそれゆえに、所定のコンディション(例えばチャンバ圧、ガス流量など)の下のガスの特定のセットは、チャンバ(例えば材料が基板から除去されるエッチングプロセスまたは材料が基板に加えられる堆積プロセス)の中で実行されている特定のプロセスに適している荷電種および化学的反応種の集団を生成するように選ばれる。
【0004】
荷電種(イオンなど)および化学的反応種の集団の形成は、基板表面でのプラズマ処理システム(すなわち材料エッチング、材料堆積など)の機能を実行するために必要であるが、処理チャンバ内部の他の部品表面は、物理的に、および化学的に活性プラズマにさらされ、そしてやがて、腐食し得る。プラズマ処理システム内のさらされた部品の腐食は、プラズマ処理パーフォーマンスの段階的な低下に、そして、最後にシステムの完全故障につながり得る。
【0005】
プロセスプラズマにさらすことによって被るダメージを最小化するために、消耗可能か、または交換可能な部品、例えばシリコン、石英、アルミナ、カーボンまたは炭化珪素から作られる物は、頻繁な交換の間、より多くのコストがかかる高価な部品の表面を保護するように、および/またはプロセスの変化に影響を及ぼすように処理チャンバ中に入れられ得る。さらに、不必要な汚染物質、不純物などの導入を最小化する表面材料を選ぶことは、処理プラズマに対し、そして、おそらく基板上に形成されるデバイスに対して望ましい。多くの場合、これらの消耗品または交換可能な部品は、システムクリーニングの間、たびたびメンテナンスされるプロセスキットの部分と見なされる。例えば、フォーカスリングは、通常、基板ホルダ上に載置され、基板を囲むように使用され、ここでフォーカスリングの存在は、基板の端部での処理に影響を及ぼす。
【先行技術文献】
【特許文献1】
特開2001−230239号公報
【特許文献2】
特開平08−339984号公報
【特許文献3】
特開平10−265977号公報
【特許文献4】
国際公開第03/009363号
【0006】
プロセス中の基板裏面堆積を減らすための方法と装置は、記載されている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
処理システムの処理にさらされる基板を支持するように構成された基板ホルダに組み合わされるフォーカスリングアセンブリは、基板ホルダに組み合わされるフォーカスリングと、このフォーカスリングに組み合わされて、基板の裏側表面上の、処理からの材料の堆積を減らすように構成された二次的なフォーカスリングとを具備する。
【0008】
処理システムの基板ホルダ上の基板を囲むフォーカスリングアセンブリを使用する方法は、基板ホルダに組み合わされるフォーカスリングと、フォーカスリングに組み合わされ、基板の裏側表面上の、処理からの材料の堆積を減らすように構成された二次的なフォーカスリングとを有したフォーカスリングアセンブリを、処理システム内にインストールすることと、処理システムへ基板を搬送することと、基板を処理することと、を具備する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
プラズマエッチングにおいて、フォーカスリングは、基板の周辺でプロセス特性に影響を及ぼすために使用され得る。従来システムに対して、フォーカスリングは、後で詳しく記載されるように、単に基板に隣接する基板ホルダの上に載置され、ここで、その内側半径は、わずかに基板の外側半径より大きい。概して、フォーカスリングは、与えられたプロセスに対して特に選択された材料、例えばシリコン、石英、アルミナ、サファイヤ、炭化珪素、カーボン、などで形成される。
【0010】
例えば、プラズマエッチングが可能なようなプラズマ処理システム1は、図1に記載されており、処理チャンバ10と、上部アセンブリ20と、上部壁24と、基板35を支持するための基板ホルダ30と、処理チャンバ10の減圧気圧11を提供するための真空ポンプ(図示せず)に接続されたポンピングダクト40とを具備する。例えば、チャンバ10は、基板35に隣接するプロセス空間12内の処理プラズマの形成を容易にする。プラズマ処理システム1は、さまざまな基板(すなわち200mm基板、300mm基板、またはより大きいもの)を処理するように構成され得る。
【0011】
示された実施形態において、上部アセンブリ20は、カバーと、ガス注入アセンブリと、上部電極インピーダンスマッチングネットワークとの少なくともの1つを備えることができる。例えば、上部壁24は、例として、ラジオ周波数(RF)源に接続された電極を含むように構成されることができ、したがって、プラズマ処理システム1の上部電極を容易にすることができる。他の代わりの実施形態において、上部アセンブリ20は、カバーと、上部壁24とを備え、ここで上部壁24は、電気的ポテンシャルが処理チャンバ10のそれと等しい電位に維持される。例えば、処理チャンバ10と、上部アセンブリ20と、上部壁24とは、接地電位(ground potential)に電気的に接続されることができ、そして、プラズマ処理システム1に対し、接地された壁に容易にすることができる。
【0012】
処理チャンバ10は、例えば、プロセス空間12内の処理プラズマからプラズマ処理チャンバ10を保護するための堆積シールド14と、光学ビューポート16とを更に具備することができる。光学ビューポート16は、光学ウィンドウ堆積シールド18の裏面に組み合わされる光学ウィンドウ17と、光学ウィンドウ17を光学ウィンドウ堆積シールド18に組み合わされるように構成され得る光学ウィンドウフランジ19とを含むことができる。例えばO−リングのようなシール部材は、光学ウィンドウフランジ19と光学ウィンドウ17との間で、光学ウィンドウ17と光学ウィンドウ堆積シールド18との間で、および光学ウィンドウ堆積シールド18と処理チャンバ10との間で提供され得る。光学ウィンドウ堆積シールド18は、堆積シールド14内で開口部70を通って延伸することができる。光学ビューポート16は、例えば、プロセス空間12内の処理プラズマからの光学発光のモニタリングを可能とすることができる。
【0013】
基板ホルダ30は、例えば、基板ホルダ30と処理チャンバ10とに接続されたベローズ52(bellows 52)によって囲まれ、処理チャンバ10内の減圧気圧11からシール(seal)するように構成された垂直並進デバイス50(vertical translational device 50)を更に備えることができる。加えて、ベローズシールド54は、例えば、基板ホルダ30に接続されることができ、処理プラズマからベローズ52を保護するように構成されることができる。基板ホルダ10は、フォーカスリング60と、そして任意に、シールドリング56とに更に組み合わされることができる。さらにまた、バッフル板58は、例えば、基板ホルダ30の周辺のまわりに広がることができる。バッフル板58は、図1に示すように、ある角度に傾けられることができるか、または、それは、ある角度に傾けられ得ない(すなわち水平であるか平坦である)。
【0014】
基板35は、例えば、ロボット基板移送システムを介して、スロットバルブ(図示せず)およびチャンバフィードスルー(図示せず)を通して処理チャンバ10との間で移送されることができ、基板ホルダ30内に収容された基板リフトピン(図示せず)によって受け取られて、そして、そこに収容されたデバイスによって機械的に移される。一旦基板35が基板移送システムから受け取られると、それは、基板ホルダ30の上部表面へ降ろされる。
【0015】
基板35は、例えば、静電クランピングシステムを介して基板ホルダ30に固定され得る。さらにまた、基板ホルダ30は、例えば、基板ホルダ30から熱を受け、そして熱交換器システム(図示せず)へ熱を移し、または加熱するときには、熱を熱交換器システムから基板ホルダ30へ移す、再循環クーラントフロー(re−circulating coolant flow)を含む冷却システムを更に含むことができる。さらに、ガスは、例えば、基板35と基板ホルダ30との間のガス空隙熱伝導(gas−gap thermal conductance)を改良するように、裏面ガスシステムを介して基板35の裏面に分配され得る。基板の温度制御が上昇された温度、または低下された温度で必要とされるときには、このようなシステムは、利用され得る。他の実施の形態において、加熱部材、例えば抵抗加熱部材、または熱−電熱器/冷却器(thermo−electric heaters/coolers)は、含まれることができる。
【0016】
図1に示された実施形態において、基板ホルダ30は、RFパワーがプロセス空間12内の処理プラズマに結合するように通過する電極(図示せず)を含むことができる。例えば、基板ホルダ30は、RF発振器(図示せず)からインピーダンスマッチングネットワーク(図示せず)を介して基板ホルダ30へのRFパワーの伝送を通して、RF電圧で電気的にバイアスを印加され得る。RFバイアスは、プラズマを形成し、かつ維持するように電子を加熱するのに役に立ち得る。この構成において、システムは、反応性イオンエッチング(Reactive ion etch:RIE)リアクタとして操作でき、チャンバ、および上部ガス注入電極は、接地面として役立つ。RFバイアスに対し典型的周波数は、1MHzから100MHzまでの範囲であり、例えば13.56MHzであり得る。プラズマ処理のためのRFシステムは、当業者にとって周知である。
【0017】
あるいは、プロセス空間12内で形成される処理プラズマは、平行平板型、容量結合型プラズマ(capacitively coupled plasma:CCP)源、誘導結合型プラズマ(inductively coupled plasma:ICP)源、変成器結合型プラズマ(transformer coupled plasma:TCP)源、それらのいかなる組合せ、そしてDCマグネットシステムのある場合と無い場合でも、それらを使用して形成されることができる。あるいは、プロセス空間12内の処理プラズマは、電子サイクロトロン共鳴(electron cyclotron resonance:ECR)を使用して形成されることができる。さらに別の実施形態では、プロセス空間12内の処理プラズマは、ヘリコン波のラウンチング(launching)から形成される。さらに別の実施形態では、プロセス空間12内の処理プラズマは、表面波(surface wave)の伝搬から形成される。
【0018】
図2には、基板ホルダ30の一部の拡大された断面図が示される。基板ホルダ30は、基板35を支持するように構成され、そして、それは、さらに基板35を基板ホルダ30に組み込まれた静電クランプ(electrostatic clamp:ESC)を使用して基板ホルダ30にクランプするように構成されている。基板ホルダ30は、コーティング層32を更に備えることができる。加えて、基板ホルダ30は、フォーカスリング60を捕えるように、ステップ34を有し、フォーカスリング60は、基板35の周辺での処理に影響を及ぼすために、基板ホルダ30に組み合わされる。図2に示したように、基板35は、基板35の裏側表面38が露出するように、基板ホルダ30のステップ34の内側半径を越えて伸びる半径を有する外縁エッジ36を備えている。さらに、フォーカスリング60は、基板35の外縁エッジ36の下に存在し、それらの間にクリアランススペース70を形成する内側リップ62(inner lip 62)を備えることができる。例えば、基板35の下側と、フォーカスリング60の上部表面との間の垂直寸法は、概ね0.5mmであり得る。加えて、例えば、基板35の端と、フォーカスリング60との間の横方向寸法は、概ね2mmであり得る。基板35を処理するとき、より詳しくは、基板35上の材料膜内の形態をエッチングにするとき、クリアランススペース70の存在は、基板35の裏側表面38上のプロセス残渣の堆積を許すことができる。例えば、low−k誘電体膜、例えばダウケミカルから市販のSiLK(シリコンlow−k)をエッチングするときに、これらの堆積物が発生することは知られている。
【0019】
図3は、基板ホルダ130の一部の拡大された断面図を示す。基板ホルダ130は、基板135を支持するように構成され、そして、それは、更に基板135を基板ホルダ130に組み込まれた静電クランプ(ESC)を使用して基板ホルダ130にクランプするように構成される。基板ホルダ130は、コーティング層132を更に備えることができる。さらに、図3にて示するように、基板ホルダ130は、基板ホルダ130に組み合わされ、基板135を囲むように構成されたフォーカスリング160を具備し、そこで基板135とフォーカスリング160との間のクリアランススペース170は形成され、そして、フォーカスリング160に組み合わされ、クリアランススペース170の少なくとも一部を占有するように構成された二次的なフォーカスリング180をさらに具備する。基板ホルダ130は、内側半径方向のステップ表面137を有しているステップ134と、フォーカスリング160と嵌合するように構成された表面139を受けるステップとを備えている。フォーカスリング160は、二次的なフォーカスリング180を受けるように構成されたリップ(lip)受け表面164を有するリップ162(lip 162)を備えている。リップ受け表面164は、内側半径方向のリップ表面166と、外側の半径方向のリップ表面168との間に広がり得る。さらにまた、図3に示すように、内側半径方向のリップ表面166は、例えば、基板ホルダ130の内側半径方向のステップ表面137と嵌合することができる。
【0020】
図3にて示したように、基板135は、基板135の裏側表面138が露出するように、基板ホルダ130のステップ134の内側半径方向のステップ表面137の半径を越えて伸びる半径を有する外縁エッジ136を含む。二次的なフォーカスリング180は、上部表面182と、下部表面184と、内側半径方向のエッジ面186と、外側の半径方向のエッジ面188とを備えている。二次的なフォーカスリング180の上部表面182の少なくとも一部は、基板135の裏側表面138と嵌合し、下部表面184の少なくとも一部は、表面164を受けるリップと嵌合する。外側の半径方向のエッジは、外側の半径方向のリップ表面168まで伸びる必要はないが、しかし、外縁エッジ136を過ぎて伸びることだけは必要とする。
【0021】
二次的なフォーカスリング180は、コンプライアント材料(compliant material)から形成される。例えば、コンプライアント材料は、シリコーンゴム、ポリイミド(例えばベスペル(登録商標))、およびテフロン(登録商標)の少なくとも1つを備えている。あるいは、二次的なフォーカスリング180は、剛性材料(rigid material)から形成され、フォーカスリング160と二次的なフォーカスリング180とは、製造され、そして、クランピング中に基板135が破断しないように、充分な許容範囲をもって基板ホルダ130に組み込まれる(アセンブリされる)。例えば、剛性材料は、シリコン、炭化珪素、窒化シリコン、二酸化珪素、およびカーボンの少なくとも1つを備えている。あるいは、二次的なフォーカスリング180は、20Ω−cm以下の抵抗率を有するシリコンから形成される。あるいは、二次的なフォーカスリング180は、2Ω−cm以下の抵抗率を有するシリコンから形成される。あるいは、二次的なフォーカスリング180は、0.020Ω−cm以下の抵抗率を有するシリコンから形成される。
【0022】
他の実施形態として、図4は、基板ホルダ230の一部の拡大された断面図を示す。基板ホルダ230は、基板235を支持するように構成され、そして、それは、さらに基板235を基板ホルダ230に組み込まれた静電クランプ(ESC)を使用して基板ホルダ230にクランプするように構成されている。基板ホルダ230は、コーティング層232を更に備えることができる。さらに、図4にて示するように、基板ホルダ230は、基板ホルダ230に組み合わされ、基板235を囲むように構成され、基板235とフォーカスリング260との間のクリアランススペース270が形成されるフォーカスリング260と、フォーカスリング260に組み合わされ、クリアランススペース270の少なくとも一部を占有するように構成された二次的なフォーカスリング280とを備えている。基板ホルダ230は、内側半径方向のステップ表面237を有しているステップ234と、フォーカスリング260と嵌合するように構成されたステップ受け表面239(step receiving surface 239)とを備えている。フォーカスリング260は、二次的なフォーカスリング280を受けるように構成された受け表面264を有するリップ262を備えている。受け表面264は、内側半径方向のリップ表面266と、外側半径方向のリップ表面268との間に広がり得る。さらにまた、内側半径方向のリップ表面266は、例えば、図4に示すように基板ホルダ230の内側半径方向のステップ表面237と嵌合することができる。
【0023】
図4にて示したように、基板235は、基板235の裏側表面238が露出するように、基板ホルダ230のステップ234の内側半径方向のステップ表面237の半径を越えて伸びる半径を有する外縁エッジ236を備えている。二次的なフォーカスリング280は、上部表面282と、下部表面284と、内側半径方向のエッジ面286と、外側半径方向のエッジ面288とを備えている。下部表面284の少なくとも一部は、ステップ受け表面264(step receiving surface 264)と嵌合する。
【0024】
二次的なフォーカスリング280は、剛性材料から形成される。例えば、剛性材料は、シリコン、炭化珪素、窒化シリコン、二酸化珪素、およびカーボンの少なくとも1つを備えている。あるいは、二次的なフォーカスリング280は、コンプライアント材料から形成される。例えば、コンプライアント材料は、シリコーンゴム、ポリイミド(例えばベスペル(登録商標))、およびテフロン(登録商標)の少なくとも1つを備えている。あるいは、二次的なフォーカスリング280は、20Ω−cm以下の抵抗率を有するシリコンから形成される。あるいは、二次的なフォーカスリング280は、2Ω−cm以下の抵抗率を有するシリコンから形成される。あるいは、二次的なフォーカスリング280は、0.020Ω−cm以下の抵抗率を有するシリコンから形成される。
【0025】
他の実施形態として、図5は、基板ホルダ330の一部の拡大された断面図を示す。基板ホルダ330は、基板335を支持するように構成され、そして、それは、さらに基板335を基板ホルダ330に組み込まれた静電クランプ(ESC)を使用して基板ホルダ330にクランプするように構成される。基板ホルダ330は、コーティング層332を更に備えることができる。さらに、図5にて示するように、基板ホルダ330は、基板ホルダ330に組み合わされ、基板335を囲むように構成され、基板335とフォーカスリング360との間のクリアランススペース370が形成されるフォーカスリング360と、フォーカスリング360に組み合わされ、クリアランススペース370の少なくとも一部を占めるように構成された二次的なフォーカスリング380とを備えている。基板ホルダ330は、内側半径方向のステップ表面337を有しているステップ334と、フォーカスリング360と嵌合するように構成されるステップ受け表面339(step receiving surface 339)とを備えている。フォーカスリング360は、二次的なフォーカスリング380を受けるように構成された受け表面364を有するリップ362を備えている。受け表面364は、内側半径方向のリップ表面366と、外側半径方向のリップ表面368との間に広がり得る。さらにまた、内側半径方向のリップ表面366は、例えば、図5に示すように基板ホルダ330の内側半径方向のステップ表面337と嵌合することができる。
【0026】
図5にて示したように、基板335は、基板335の裏側表面338が露出するように、基板ホルダ330のステップ334の内側半径方向のステップ表面337の半径を越えて伸びる半径を有する外縁エッジ336を備えている。二次的なフォーカスリング380は、第1の上部表面381と、上部半径方向の表面383を通って第1の上部表面381につながる第2の上部表面382と、下部表面384と、内側半径方向のエッジ面386と、外側の半径方向のエッジ面388とを備えている。下部表面384の少なくとも一部は、ステップ受け表面364と嵌合する。
【0027】
二次的なフォーカスリング380は、剛性材料から形成される。例えば、剛性材料は、シリコン、炭化珪素、窒化シリコン、二酸化珪素、およびカーボンの少なくとも1つを備えている。あるいは、二次的なフォーカスリング380は、コンプライアント材料から形成される。例えば、コンプライアント材料は、シリコーンゴム、ポリイミド(例えばベスペル(登録商標))、およびテフロン(登録商標)の少なくとも1つを備えている。あるいは、二次的なフォーカスリング380は、20Ω−cm以下の抵抗率を有するシリコンから形成される。あるいは、二次的なフォーカスリング380は、2Ω−cm以下の抵抗率を有するシリコンから形成される。
【0028】
あるいは、二次的なフォーカスリング380は、0.020Ω−cm以下の抵抗率を有するシリコンから形成される。
【0029】
他の実施形態として、図6は、基板ホルダ430の一部の拡大された断面図を示す。基板ホルダ430は基板435を支持するように構成され、そして、それは、さらに基板435を基板ホルダ430に組み込まれた静電クランプ(ESC)を使用して基板ホルダ430にクランプするように構成される。基板ホルダ430は、コーティング層432を更に備えることができる。さらに、図6にて図示するように、基板ホルダ430は、基板ホルダ430に組み合わされ、基板435を囲むように構成され、基板435とフォーカスリング460との間のクリアランススペース470が形成されるフォーカスリング460と、フォーカスリング460に組み合わされ、フォーカスリング460と基板ホルダ430との間に配置されるように構成された二次的なフォーカスリング480とを備えている。基板ホルダ430は、内側半径方向のステップ表面437を有しているステップ434と、フォーカスリング460と嵌合するように構成されたステップ受け表面439とを備えている。フォーカスリング460は、受け表面464を有するリップ462を備えている。受け表面464は、内側半径方向のリップ表面466と、外側の半径方向のリップ表面468との間に広がることができ、内側半径方向のリップ表面466は、図6に示すように二次的なフォーカスリング480と嵌合する。
【0030】
図6にて示したように、基板435は、基板435の裏側表面438が露出するように、基板ホルダ430のステップ434の内側半径方向のステップ表面437の半径を越えて伸びる半径を有する外縁エッジ436を備えている。二次的なフォーカスリング480は、上部表面482と、下部表面484と、内側半径方向のエッジ面486と、外側の半径方向のエッジ面488とを備えている。外側半径方向のエッジ面488の少なくとも一部は、内側半径方向のステップ表面466と嵌合し、そして、下部表面484の少なくとも一部は、ステップ受け表面439と嵌合する。二次的なフォーカスリング480は、フォーカスリング460と基板435との間に設置された保護部分492をオプションとして含むことがあり得る。
【0031】
二次的なフォーカスリング480は、剛性材料から形成される。例えば、剛性材料は、シリコン、炭化珪素、窒化シリコン、二酸化珪素、およびカーボンの少なくとも1つを備えている。あるいは、二次的なフォーカスリング480は、コンプライアント材料から形成される。例えば、コンプライアント材料は、シリコーンゴム、ポリイミド(例えばベスペル(登録商標))、およびテフロン(登録商標)の少なくとも1つを備えている。あるいは、二次的なフォーカスリング480は、20Ω−cm以下の抵抗率を有するシリコンから形成される。あるいは、二次的なフォーカスリング480は、2Ω−cm以下の抵抗率を有するシリコンから形成される。あるいは、二次的なフォーカスリング480は、0.020Ω−cm以下の抵抗率を有するシリコンから形成される。
【0032】
他の実施形態として、図7は、基板ホルダ530の一部の拡大された断面図を示す。基板ホルダ530は、基板535を支持するように構成され、そして、それは、さらに基板535を基板ホルダ530に組み込まれた静電クランプ(ESC)を使用して基板ホルダ530にクランプするように構成されている。基板ホルダ530は、コーティング層532を更に備えることができる。さらに、図7にて示するように、基板ホルダ530は、基板ホルダ530に組み合わされ、基板535を囲むように構成され、基板535とフォーカスリング560との間のクリアランススペース570が形成されるフォーカスリング560と、フォーカスリング560に組み合わされ、フォーカスリング560と基板ホルダ530との間に配置されるように構成され、基板535とその上部表面との間の減少されたクリアランススペース570’に影響するように構成された二次的なフォーカスリング580とを備えている。基板ホルダ530は、内側半径方向のステップ表面537を有しているステップ534と、フォーカスリング560と二次的なフォーカスリング580とを受けるように構成されたステップ受け表面539を備えている。フォーカスリング560は、二次的なフォーカスリング580と嵌合するように構成された内側半径方向の嵌合表面568を備えている。
【0033】
図7にて示したように、基板535は、基板535の裏側表面538が露出するように、基板ホルダ530のステップ534の内側半径方向のステップ表面537の半径を越えて伸びる半径を有する外縁エッジ536を備えている。二次的なフォーカスリング580は、上部表面582と、下部表面584と、内側半径方向のエッジ面586と、外側半径方向のエッジ面588とを備えている。外側半径方向のエッジ面588の少なくとも一部は、内側半径方向の嵌合表面568と嵌合し、下部表面584の少なくとも一部は、ステップ受け表面539と嵌合する。
【0034】
二次的なフォーカスリング580は、剛性材料から形成される。例えば、剛性材料は、シリコン、炭化珪素、窒化シリコン、二酸化珪素、およびカーボンの少なくとも1つを備えている。あるいは、二次的なフォーカスリング580は、コンプライアント材料から形成される。例えば、コンプライアント材料は、シリコーンゴム、ポリイミド(例えばベスペル(登録商標))、およびテフロン(登録商標)の少なくとも1つを備えている。あるいは、二次的なフォーカスリング580は、20Ω−cm以下の抵抗率を有するシリコンから形成される。あるいは、二次的なフォーカスリング580は、2Ω−cm以下の抵抗率を有するシリコンから形成される。あるいは、二次的なフォーカスリング580は、0.020Ω−cm以下の抵抗率を有するシリコンから形成される。
【0035】
他の実施形態において、図8は、基板ホルダ630の一部の拡大された断面図を示す。基板ホルダ630は、基板635を支持するように構成され、そして、それは、さらに基板635を基板ホルダ630に組み込まれた静電クランプ(ESC)を使用して基板ホルダ630にクランプするように構成される。基板ホルダ630は、コーティング層632を更に備えることができる。さらに、図8にて示するように、基板ホルダ630は、基板ホルダ630に組み合わされて、基板635を囲むように構成され、基板635とフォーカスリング660との間のクリアランススペース670が形成されるフォーカスリング660と、
フォーカスリング660に組み合わされて、フォーカスリング660と基板ホルダ630との間に配置されるように構成され、基板635とそれの上部表面との間の減少したクリアランススペース670に影響を及ぼすように構成された二次的なフォーカスリング680を備えている。基板ホルダ630は、内側半径方向のステップ表面637を有しているステップ634と、フォーカスリング660と二次的なフォーカスリング680とを受けるように構成されたステップ受け表面639とを備えている。フォーカスリング660は、二次的なフォーカスリング680と嵌合するように構成された内側半径方向の嵌合表面668を備えている。
【0036】
図8にて示したように、基板635は、基板635の裏側表面638が露出するように、基板ホルダ630のステップ634の内側半径方向のステップ表面637の半径を越えて伸びる半径を有する外縁エッジ636を備えている。二次的なフォーカスリング680は、第1の上部表面681と、上部半径方向の表面683を通って第1の上部表面681につながる第2の上部表面682と、下部表面684と、内側半径方向のエッジ面686と、外側の半径方向のエッジ面688とを備えている。外側の半径方向のエッジ面688の少なくとも一部は、内側半径方向の嵌合表面668と嵌合し、下部表面684の少なくとも一部は、ステップ受け表面639と嵌合する。
【0037】
二次的なフォーカスリング680は、剛性材料から形成される。例えば、剛性材料は、シリコン、炭化珪素、窒化シリコン、二酸化珪素、およびカーボンの少なくとも1つを備えている。あるいは、二次的なフォーカスリング680は、コンプライアント材料から形成される。例えば、コンプライアント材料は、シリコーンゴム、ポリイミド(例えばベスペル(登録商標))、およびテフロン(登録商標)の少なくとも1つを備えている。あるいは、二次的なフォーカスリング680は、20Ω−cm以下の抵抗率を有するシリコンから形成される。あるいは、二次的なフォーカスリング680は、2Ω−cm以下の抵抗率を有するシリコンから形成される。あるいは、二次的なフォーカスリング680は、0.020Ω−cm以下の抵抗率を有するシリコンから形成される。
【0038】
図3〜8において、フォーカスリング160,260、360,460、560および660、二次的なフォーカスリング180,280、380,480、580および680は、例えば、機械加工(machining)、研磨(polishing)、および研削(grinding)の少なくとも1つを使用して作られることができる。例えば、上で記載されているフォーカスリングおよび二次的なフォーカスリングの各々は、ミル(mill)等を含む従来の技術を用いて機械製図に記載される仕様に従って機械加工され得る。例えば、ミルを使用して部品を機械加工する技術は、このような材料を機械加工する当業者にとって周知である。フォーカスリングは、また、更に、そうしないと基板の裏面に蓄積するかもしれないパーティクルを除去するためのクリアランススペース(例えば270)にガスを提供するためのガスチャンネルを含み得る。
【0039】
実施例において、基板裏面堆積の厚さは、いくつかのフォーカスリングアセンブリ構成に対して計量され、各々のフォーカスリングアセンブリは、フォーカスリングおよび二次的なフォーカスリングを備えている。多段階処理(マルチステッププロセス)レシピは、ベアシリコン基板と、シリコン基板上の一面の(blanket)フォトレジスト(photoresist:PR)との両方に対して、上記構成のいくつかで実行された。マルチステッププロセスレシピは、次のステップを備えている:
チャンバ圧力=60mTorr、上部電極RF電力=2200W、下側電極RF電力=1800W、プロセスガス流量CF/0/Ar=150/20/800sccm、上部電極の下部表面と基板ホルダ上の基板の上部表面との間の電極間隔30mm、下側電極温度(例えば基板ホルダ)=0℃、上部電極温度=30℃、チャンバ壁温度=50℃、裏面ヘリウム圧力中心部/端部=10/35Torr、50秒のエッチング時間;
チャンバ圧力=300mTorr、上部電極RF電力=1500W、下側電極RF電力=1200W、プロセスガス流量N/H=500/100sccm、上部電極の下部表面と基板ホルダ上の基板の上部表面との間の電極間隔55mm、下側電極温度(例えば基板ホルダ)=0℃、上部電極温度=30℃、チャンバ壁温度=50℃、裏面ヘリウム圧力中心部/端部=10/35Torr、65秒のエッチング時間;
チャンバ圧力=50mTorr、上部電極RF電力=1000W、下側電極RF電力=100W、プロセスガス流量CH/O/Ar=20/40/200sccm、上部電極の下部表面と基板ホルダ上の基板の上部表面との間の電極間隔55mm、下側電極温度(例えば基板ホルダ)=0℃、上部電極温度=30℃、チャンバ壁温度=50℃、裏面ヘリウム圧力中心部/端部=10/35Torr、17秒のエッチング時間;
チャンバ圧力=50mTorr、上部電極RF電力=1000W、下側電極RF電力=100W、プロセスガス流量CH/CF/O/Ar=20/20/20/200sccm、上部電極の下部表面と基板ホルダ上の基板の上部表面との間の電極間隔55mm、下側電極温度(例えば基板ホルダ)=0℃、上部電極温度=30℃、チャンバ壁温度=50℃、裏面ヘリウム圧力中心部/端部=10/35Torr、20秒のエッチング時間;
チャンバ圧力=800mTorr、上部電極RF電力=1500W、下側電極RF電力=1200W、プロセスガス流量N/H=300/300sccm、上部電極の下部表面と基板ホルダ上の基板の上部表面との間の電極間隔55mm、下側電極温度(例えば基板ホルダ)=0℃、上部電極温度=30℃、チャンバ壁温度=50℃、裏面ヘリウム圧力中心部/端部=10/35Torr、29秒のエッチング時間;
チャンバ圧力=50mTorr、上部電極RF電力=1000W、下側電極RF電力=100W、プロセスガス流量CH/O/Ar=25/20/200sccm、上部電極の下部表面と基板ホルダ上の基板の上部表面との間の電極間隔55mm、下側電極温度(例えば基板ホルダ)=0℃、上部電極温度=30℃、チャンバ壁温度=50℃、裏面ヘリウム圧力中心部/端部=10/35Torr、15秒のエッチング時間;そして、
チャンバ圧力=800mTorr、上部電極RF電力=1500W、下側電極RF電力=1200W、プロセスガス流量N/H=300/300sccm、上部電極の下部表面と基板ホルダ上の基板の上部表面との間の電極間隔55mm、下側電極温度(例えば基板ホルダ)=0℃、上部電極温度=30℃、チャンバ壁温度=50℃、裏面ヘリウム圧力中心部/端部=10/35Torr、7秒のエッチング時間である。
【0040】
表1は、記載された各々の構成と2つの異なるタイプ基板とに対して、基板裏面堆積の測定された厚さ(nm)を示す。
【表1】
Figure 0004991286
【0041】
ここで図9には、処理中の基板裏面堆積を減少する方法が記載されている。この方法は、ステップ810から始まっているフローチャート800に示され、ここで、図3〜8に記載されているようなフォーカスリングと二次的なフォーカスリングとを備えているフォーカスリングアセンブリは、図1に記載されたような処理システム内にインストールされている。インスタレーションは、製造環境内の処理システムの初期インストール中に、またはこのようなシステムの組む立て(assembly)および保守(aintenance)の後のいつでも、熟練した誰でも、なし得る。例えば、フォーカスリングおよび二次的なフォーカスリングは、チャンバクリーニング、プロセスキット置換等の間の保全間隔中に、インストールされることができ、それによって前に使用されたフォーカスリングおよび二次的なフォーカスリングは交換される。インスタレーションの間、フォーカスリングおよび二次的なフォーカスリングは、基板ホルダの上部表面に配置されることができる。あるいは、フォーカスリングおよび/または二次的なフォーカスリングは、機械的なクランピングシステム、または静電クランピングシステムの当業者にとって公知の電気的なクランピングシステムのどちらかを使用することにより、基板ホルダにクランプされ得る。
【0042】
ステップ820において、基板は、基板移送システムの設計に熟練した人々にとって公知の技術を使用して処理システム内にロード(搬送)される。ステップ830において、基板は、処理システム内で処理される。基板の処理は、例えば、基板への材料の付加、もしくは基板から材料の除去のどちらかを含む材料処理を備え得る。
【0043】
本発明の特定の例示的実施形態だけが上で詳細に記載されたが、当業者は、本発明の新しい教示および効果から逸脱しない範囲において、具体的な例示的実施形態に基づき多くの変更態様が可能であることを容易に理解する。したがって、全てのこのような変更態様は、本発明の範囲内に含まれるものである。
【0044】
本発明のこれら及び他の効果は、添付の図面と共に本発明の例示的実施形態の詳細な説明から、より明らかに、より容易に理解されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の1つの実施形態に係るプラズマ処理システムの概略ブロック図を示す図である。
【図2】図1に示されたプラズマ処理システムの従来の基板ホルダの一部の拡大断面図を示す図である。
【図3】本発明の1つの実施形態に係るプラズマ処理システムの基板ホルダの一部の拡大断面図を示す図である。
【図4】本発明の1つの実施形態に係るプラズマ処理システムの基板ホルダの一部の拡大断面図を示す図である。
【図5】本発明の1つの実施形態に係るプラズマ処理システムの基板ホルダの一部の拡大断面図を示す図である。
【図6】本発明の1つの実施形態に係るプラズマ処理システムの基板ホルダの一部の拡大断面図を示す図である。
【図7】本発明の1つの実施形態に係るプラズマ処理システムの基板ホルダの一部の拡大断面図を示す図である。
【図8】本発明の1つの実施形態に係るプラズマ処理システムの基板ホルダの一部の拡大断面図を示す図である。
【図9】本発明の1つの実施形態に係るプラズマ処理システムのフォーカスリングを使用する方法を示す図である。

Claims (15)

  1. 基板を支持する基板ホルダの支持面を取り囲むように基板ホルダのステップに組み合わされるように構成されるフォーカスリングを具備し、
    前記フォーカスリングは、前記支持面の下に配置されるリップ受け表面を有する内側リップと、前記リップ受け表面から上側に延び、前記支持面を越えて延び、基板の裏面にプロセス残渣の堆積を許容するクリアランススペースを形成するように前記支持面の上の前記フォーカスリングの上部表面で終端する外側半径方向のリップ表面とを有し、
    上部表面と、この上部表面と反対側の下部表面と、内側半径方向のエッジ面と、この内側半径方向のエッジ面と反対側の外側半径方向のエッジ面とを有する二次的なフォーカスリングをさらに具備し、
    前記二次的なフォーカスリングは、前記フォーカスリングから分離され、前記二次的なフォーカスリングの前記下部表面は、前記二次的なフォーカスリングが前記基板の前記裏面の前記プロセス残渣の材料の堆積を減らすように、前記二次的なフォーカスリングと前記基板とが接触しないで前記クリアランススペースの一部を満たすために前記フォーカスリングの前記リップ受け表面に接触するように置かれ、前記二次的なフォーカスリングの前記外側半径方向のエッジ面は、前記フォーカスリングの外側半径方向のリップ表面と接触している、フォーカスリングアセンブリ。
  2. 前記二次的なフォーカスリングは、コンプライアント材料で形成されている請求項1に記載のフォーカスリングアセンブリ。
  3. 前記コンプライアント材料は、シリコーンゴム、ポリイミド、およびテフロン(登録商標)の少なくとも1つを備えている請求項2に記載のフォーカスリングアセンブリ。
  4. 前記二次的なフォーカスリングは、剛性材料で形成されている請求項1に記載のフォーカスリングアセンブリ。
  5. 前記剛性材料は、シリコン、炭化珪素、窒化シリコン、二酸化珪素、およびカーボンの少なくとも1つを備えている請求項4に記載のフォーカスリングアセンブリ。
  6. 前記二次的なフォーカスリングは、1Ω−cm以下の抵抗率を有するシリコンで形成されている請求項1に記載のフォーカスリングアセンブリ。
  7. 処理システム内の基板ホルダ上の基板を囲むフォーカスリングアセンブリを使用する方法であって、
    前記フォーカスリングアセンブリを、前記処理システム内にインストールすることを具備し、
    前記フォーカスリングアセンブリは、
    基板を支持する前記基板ホルダの支持面を取り囲むように基板ホルダのステップに組み合わされるフォーカスリングを備え、このフォーカスリングは、前記支持面の下に配置されるリップ受け表面を有する内側リップと、前記リップ受け表面から上側に延び、前記支持面を越えて延び、基板の裏面にプロセス残渣の堆積を許容するクリアランススペースを形成するように前記支持面の上の前記フォーカスリングの上部表面で終端する外側半径方向のリップ表面とを有し、
    前記フォーカスリングアセンブリは、上部表面と、この上部表面と反対側の下部表面と、内側半径方向のエッジ面と、この内側半径方向のエッジ面と反対側の外側半径方向のエッジ面とを有する二次的なフォーカスリングをさらに備え、前記二次的なフォーカスリングは、前記フォーカスリングから分離され、前記二次的なフォーカスリングの前記下部表面は、前記二次的なフォーカスリングが前記基板の前記裏面の前記プロセス残渣の材料の堆積を減らすように、前記二次的なフォーカスリングと前記基板とが接触しないで前記クリアランススペースの一部を満たすために前記フォーカスリングの前記リップ受け表面に接触するように置かれ、前記二次的なフォーカスリングの前記外側半径方向のエッジ面は、前記フォーカスリングの前記外側半径方向のリップ表面と接触しており
    前記処理システム内へ前記基板を搬送することと、
    前記基板の前記裏面の前記プロセス残渣の材料の堆積を減らされて、前記基板を処理することと、をさらに具備する方法。
  8. 前記二次的なフォーカスリングは、コンプライアント材料で形成されている請求項7に記載の方法。
  9. 前記コンプライアント材料は、シリコーンゴム、ポリイミド、およびテフロン(登録商標)の少なくとも1つのを備えている請求項8に記載の方法。
  10. 前記二次的なフォーカスリングは、剛性材料で形成されている請求項7に記載の方法。
  11. 前記剛性材料は、シリコン、炭化珪素、窒化シリコン、二酸化珪素、およびカーボンの少なくとも1つを備えている請求項10に記載の方法。
  12. 前記二次的なフォーカスリングは、1Ω−cm以下の抵抗率を有するシリコンで形成されている請求項7に記載の方法。
  13. 前記基板と前記フォーカスリングとの間に形成されたクリアランススペースは、前記基板上の前記裏側表面の少なくとも一部を露出させ、
    前記二次的なフォーカスリングは、前記クリアランススペースを減らす請求項7に記載の方法。
  14. 前記フォーカスリングの前記リップ受け表面と、前記基板の前記裏面との間の垂直寸法は、0.5mmであり、
    前記基板の周辺の端と、前記フォーカスリングの前記外側半径方向のリップ表面との間の横方向寸法は、2mmであり、
    前記二次的なフォーカスリングは、前記基板の前記裏面と接触しない前記垂直寸法、前記基板の前記裏面と接触しない前記横方向寸法、または、前記基板の前記裏面と接触しない前記垂直寸法および前記横方向寸法の両方を減らされている請求項1に記載のフォーカスリングアセンブリ。
  15. 前記フォーカスリングの前記リップ受け表面と、前記基板の前記裏面との間の垂直寸法は、0.5mmであり、
    前記基板の周辺の端と、前記フォーカスリングの前記外側半径方向のリップ表面との間の横方向寸法は、2mmであり、
    前記二次的なフォーカスリングは、前記基板の前記裏面と接触しない前記垂直寸法、前記基板の前記裏面と接触しない前記横方向寸法、または、前記基板の前記裏面と接触しない前記垂直寸法および前記横方向寸法の両方を減らされている請求項7に記載の方法。
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