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JP4989705B2 - 貫流ファン及び送風機及び空気調和機 - Google Patents

貫流ファン及び送風機及び空気調和機 Download PDF

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JP4989705B2
JP4989705B2 JP2009255644A JP2009255644A JP4989705B2 JP 4989705 B2 JP4989705 B2 JP 4989705B2 JP 2009255644 A JP2009255644 A JP 2009255644A JP 2009255644 A JP2009255644 A JP 2009255644A JP 4989705 B2 JP4989705 B2 JP 4989705B2
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Description

この発明は、空気調和機の室内機などに使われる貫流ファン及びそれを用いた送風機、空気調和機に関する。
近年の送風機や空気調和機は、広い部屋に対応するため必要能力が大きくなってきており、そのためには送風機の高風量化が求められる。また省エネ性と快適性向上のため、送風機や空気調和機は、低入力化と低騒音化が求められている。これらの目的をファンの翼形状によって実現させる事例がある。
(1)例えば、気流が翼に流入する方向と翼の入口角を合わせて騒音発生を抑制する事例がある(例えば特許文献1)。
(2)また、ファン外径を幅方向に変化させて音発生のタイミングをずらした事例もある(例えば特許文献2、特許文献3)。
(3)また、羽根車軸方向の翼弦長を変化させて軸方向の風速分布を均一化する事例もある(例えば特許文献4)。
特開2006−329099号公報(第7頁、第1図) 特開平9−100795号公報(第6頁、第2図) 特開2001−50189号公報(第4頁、第1図や第3図) 特開10−77988号公報(第6頁、第4図)
従来の貫流ファンは幅方向に翼断面形状が同一であったため、吹出し翼列で翼列の向きと翼列に流入する気流方向が一致する場所が幅方向に同じ位置になっており、翼間風速が局所的に速くなっていた。翼間を通過するときのエネルギー損失は風速の2乗に比例し、騒音は風速の6乗に比例する。このため、風速が大きくなるとファンの入力悪化と騒音増加を招いていた。さらに、ファンから吹き出した後の風路に局所的に高速な主流が残るため、速度差により渦が発生してエネルギー損失が大きくなると共に、吹出し口にある気流制御用ベーンに高速流が衝突して圧力変動が高まり、騒音が大きくなるという課題がある。特許文献1で示したように、幅方向でファン外周側の出口角を変化させると、角度の大小で翼列の通風抵抗を調整して吹出し位置をずらすことはできる。しかし、出口角を大きくしすぎると吸込み側の翼列で流れが翼に沿わずに剥がれる剥離現象が発生して翼先端で渦が発生し、エネルギー損失と騒音が大きくなる。従って、ファン外周側だけの制御により吹出し風量を広範囲に分布させることは困難である。
また、特許文献2、特許文献3のようにファン外径を変化させると、翼弦長の長短で風速の大小をつけることができて、風路の風速分布は均一化する。しかし、吸込み翼列先端の方向がファン径により変化するため、流れが翼に沿う場所もあれば、大きなはく離が発生する場所ができることとなり、送風機全体のエネルギー損失と騒音との低減は難しい。また、ファンとスタビライザ(ノーズ)のシール位置が幅方向に同一にならないため、漏れ流れが発生して吹出し風量が低下する恐れがある。またファン径が大きくなると、製造ばらつきにより肉厚が不均一な翼が製造されたときに振動が大きくなる。
特許文献4の事例にあるように翼弦長を軸方向に変化させた事例では、羽根車軸方向の風速分布を均一にできると思われるが、羽根車周方向に均一吹き出しすることは困難と思われる。羽根車周方向に均一に吹き出すためには回転軸方向の翼形状に明確な差を設ける必要があり、特許文献4の図4に示すように翼形状が次第に変化する翼形状では、軸方向の断面が同一である2次元翼と同様に特定の翼列のみに吹出し流れが集中する恐れがある。
この発明は、吸込み側の剥離流れを防止しながら、ファンの吹出し位置をずらして、翼間の最大風速を低減してファンの低入力化、低騒音化を図ることを目的とする。また、ファン吹出し後の風路の風速分布を均一化して風路のエネルギー損失と騒音とを低減した送風機や空気調和機を提供することを目的とする。
この発明の貫流ファンは、
回転軸の長手方向に所定の間隔で配置された2つ以上のリング形状の翼支持部材と、
隣り合う2つの前記翼支持部材の間に、外周寄り、かつ、周方向に間隔をあけて配置された複数の翼と
を備えた貫流ファンにおいて、
隣り合う2つの前記翼支持部材の間に配置された前記複数の翼からなる構成部分である単位ユニットは、
2つの前記翼支持部材の間の任意の位置で前記回転軸を法線とする平面で切断されると、前記回転軸と前記平面との交点から遠い端部と近い端部との2つの端部を持つ各翼の断面が現われ、
各翼の断面の前記交点から遠い端部は前記平面上において前記交点を中心とする第1の円の円周上に並び、かつ、各翼の断面の前記交点から近い端部は前記平面上において前記交点を中心とする第2の円の円周上に並び、
各翼の断面は、外周円である前記第1の円と内周円である前記第2の円との間に存在し、
少なくとも一つの前記単位ユニットは、
一方の前記翼支持部材から他方の前記翼支持部材に向かって前記平面で順次切断されると、前記内周円である前記第2の円の半径が所定の長さの第1半径で連続する第1半径領域と、前記内周円である前記第2の円の半径が前記第1半径よりも短い第2半径で連続する第2半径領域とが出現する出現ユニットであることを特徴とする。
この発明により、低入力、低騒音の貫流ファンを提供できる。
実施の形態1の貫流ファン1の構成図。 実施の形態1の貫流ファン1の断面図。 実施の形態1の貫流ファン1の翼の概観図。 実施の形態1の貫流ファン1を用いた空気調和機30の断面図。 実施の形態1の貫流ファン1のファン中心軸高さにおける翼間気流を示す模式図。 実施の形態1の貫流ファン1のユニット下部における翼間気流を示す模式図。 実施の形態1の貫流ファン1の吹き出し気流を示す模式図。 実施の形態1の従来と貫流ファン1との送風機の吹出し風速分布の模式図。 実施の形態1の貫流ファン1を用いた送風機の試験結果を示す図。 実施の形態2の貫流ファン1の断面図。 実施の形態3の貫流ファン1の断面図。 実施の形態4の貫流ファン1の断面図。 参考例1の貫流ファン1の断面図。 参考例1の貫流ファン1の翼の概観図。 実施の形態の貫流ファン1の断面図。 実施の形態の貫流ファン1の断面図。
実施の形態1.
図1〜図9を参照して実施の形態1の貫流ファン1を説明する。図1は、実施の形態1の貫流ファン1の構造を示す図である。図1(a)は、貫流ファン1の外観を示す斜視図ある。図1(b)は、リング2とリング2との間の拡大部である。
図1(c)は、図1(b)のA−A断面である。
貫流ファン1は、回転軸1−1の長手方向に所定の間隔で配置された複数のリング形状の翼支持部材(以下、リングという)と(図1(a))、隣り合う2つのリング2の間に、外周寄り、かつ、周方向に間隔をあけて配置された複数の翼(図1(c))とを備えている。図1(a)の貫流ファン1は、6つのリング2を備え、隣合う2つリングの間には、35枚の翼3が配置されている。図1(a)において、隣り合う2つのリングの間に取り付けられた複数の翼からなる構成部分を、羽根車単体4(あるいは1連という)。図1(a)の貫流ファン1は、5つの「一連」(単位ユニット)からなる。
(貫流ファン1の翼の断面形状)
図2は、貫流ファン1の断面形状と外観とを示す図である。図2(a)は図1(b)と同様の図である。図2(b)はS−S断面を示す図である。図2(c)はC−C断面を示す図である。図2(a)に示すように、1連におけるリング2−1とリング2−2との間を所定の幅をもつ3つの領域に分け、左から順に左側の領域である領域S(Side)、中央の領域である領域C(Center)、右側領域である領域Sとしている。右側、左側とも領域Sとしたのは、後述のように右側、左側とも翼の断面形状が同じであるためである。この3つの領域の幅は、図中では1連幅の1/3ずつとしている。領域S、領域C、領域Sで以下のように翼断面形状を変化させる。
以下、リング2に近い領域Sを「リング近傍部」と呼ぶ場合があり、翼中央部の領域Cを「翼中央部」と呼ぶ場合がある。
リング近傍部(領域S)と翼中央部(領域C)との翼の断面形状を比較する。S−S断面を示す図2(b)、C−C断面を示す図2(c)において、翼肉厚の中心を結ぶ線(翼中心線5)は円弧で形成されている。そして翼先端R部の曲率中心6(R部がない場合は尖部先端)を通る円(内径7、外径8の後述の第1の円、第2の円)を定義する。すなわち図2(b)、(c)に示すように、一連は、2つのリングの間の任意の位置で回転軸1−1を法線とする平面で切断されると、回転軸1−1と平面との交点(円の中心となる図3の点P)から遠い端部5−1と近い端部5−2との2つの端部を持つ各翼の断面が現われる。それぞれの翼断面の遠い端部5−1は、前記平面上においてその交点を中心とする第1の円(半径8。外径という場合がある。)の円周上に並ぶ。また各翼の断面の近い端部5−2は、前記平面上において前記交点を中心とする第2の円(半径7。内径という場合がある。)の円周上に並ぶ。各翼の断面(S−S断面、C−C断面)は、外周円である第1の円と内周円である第2の円との間に存在する(図2(b)、(c))。
ここで、領域S(S−S断面)と領域C(C−C断面)とにおける翼の内径7、外径8を比較する。そうすると、図2(b)、(c)に示すように、翼中央部の翼内径(半径7c)は、リング近傍の翼内径(半径7s)よりも短くなっている(半径7s>半径7c)。また、翼外径は一連の間で同一である(半径8s=半径8c)。内周側の円(第2の円)に関して半径が短いということは、翼断面の形状(翼弦長という)が長いということである。つまり領域Cの方が領域Sよりも翼弦長が長い。この関係を図2(c)の半径7s、7cとの長さで表現した。また後述する図3でも述べる。
(出現ユニット)
図2(a)〜(c)に示すように、一連(単位ユニット)は、一方のリング2−1から他方のリング2−2に向かって回転軸1−1を法線とする平面で順次切断されると、内周円である第2の円の半径7が所定の長さの第1半径7aで連続する領域S(第1半径領域)と、第1半径7aよりも短い第2半径7cで連続する領域C(第2半径領域)とが出現する。このように一連のうち第1半径領域と第2半径領域とが出現する一連を、出現ユニットという。図1(a)に示すように貫流ファン1は5つの一連からなる。5つの一連の全部が出現ユニットでもよいし、少なくとも一つが出現ユニットでもよい。図2(a)の出現ユニットは、一方のリング2−1から他方のリング2−2に向かって回転軸1−1を法線とする平面で順次切断されると、領域S(第1半径領域)が出現ユニットのリング2−1側とリング2−2側との両側に出現し、かつ、領域C(第2半径領域)が2つの領域Sの間に出現する。
図3は、出現ユニットに取り付けられる翼3の外観図を示す。図3は1枚の翼を示している。翼3の外観は、内周側が回転軸1−1方向において点31〜点36に推移する凸型形状である。領域S(点31〜点32、点35〜点36の範囲)と領域C(点33〜点34の範囲)との間は段差状に接続されている。
(空気調和機)
図4は、この貫流ファン1を用いる空気調和機30の構成例である。本実施の形態1の貫流ファン1の周囲を取り囲むように、空気と冷媒との熱交換をする熱交換器9が配置されている。熱交換器9と吹き出し口18の間には、埃除去用または空気清浄用の機器10やフィルター11が配置されている機種もある。貫流ファン1の吸込み側と吹き出し側とは、ユニット正面側のノズル12先端に取り付けられたスタビライザ13、背面側のリアガイド14で仕切られている。貫流ファン1の回転(回転方向15)により、吸い込み口から流入した気流16はフィルター11を通過し、熱交換器9を通過して熱交換した後、送風機に吸込まれ(範囲37)、反対側から吹出す(範囲38)。風路を通過した気流は気流制御用のベーン17で定められた方向に沿って、吹き出し口18から機外に排出される。
(動作)
次に動作について説明する。送風機の吸込み口から流入した気流16は貫流ファン1の翼列に吸込まれ、ファン内側を通過して、ファン中心に対して吸込み側(範囲37)と反対側の翼列(範囲38)から吹出す。ここで、ファンの吹出し翼列と気流の流入方向との関係について、気流解析による結果を用いて説明する。
(ファン中心軸高さ19の場合)
図5は、翼列がファン中心軸高さ19にあるときの翼列周りの流れ場を示す。図5(a)は、ファン中心軸高さ19の翼列を示している。図5(b)は、ファン中心軸高さ19でのリング近傍(S−S断面相当)の断面を示している。図5(c)は、ファン中心軸高さ19での翼中央部(C−C断面相当)の断面を示している。翼に流入する気流方向20(回転する翼の座標系から見た相対速度)と、翼の弦線21(内外の翼先端と結んだ直線)方向とは、略平行関係になる。翼列の通風抵抗は摩擦支配になるため、両翼列の通風抵抗の差は小さい。長弦翼は吹出す空気に対してエネルギーを多く与えるため、翼が長い翼中央部(領域C)での吹き出し風速が速くなる。すなわちファン中心軸高さ19の場合、長弦翼領域の方が吹き出し風速が速くなる。
(ユニット下部22の場合)
図6は、翼列が回転してユニット下部22に移動したとの翼列周りの流れ場を示す。図6(a)は、ユニット下部22での翼列を示している。図6(b)は、ユニット下部22でのリング近傍(S−S断面相当)の断面を示している。図6(c)は、ユニット下部22での翼中央部(C−C断面相当)の断面を示している。翼列が回転してユニット下部22に移動したとき、翼中央部(図6(c))は、リング近傍部(図6(b))よりも入口・出口の方向23、24(翼入口出口先端における翼中心線の接線方向とする)のなす角度θ25が大きい(θ25S<θ25C)。このため、気流20が翼間を通過する際の流入〜流出の気流転向が大きくなるので、角度θ25が大きいほど通風抵抗が大きくなる。従って、角度θ25が小さく抵抗が小さい短弦翼列からの吹出し風速が速くなる。
図7は、貫流ファン1において、ファン中心軸高さ19(図7(a))とユニット下部22(図7(b))との翼列から吹出した気流の軌跡を示している。図7(a)は、ファン中心軸高さ19における領域C(長弦翼の領域)の気流を示している。図8(a)で後述するようにファン中心軸高さ19では翼列から気流は吹き出しにくいのであるが、領域Cを長弦翼としたため図5(b)の効果によって、ファン中心軸高さ19の翼間から気流26aが吹き出し、気流26aは風路下側41に沿って流れていく。また図7(b)は、ユニット下部22における領域S(短弦翼の領域)の気流を示している。図8(a)で後述するようにユニット下部22では翼列から気流は吹き出しにくいのであるが、図6(a)で述べた効果によって、ユニット下部22の翼間から気流26bが吹き出し、気流26bは風路上側に沿って流れていく。ファン中心軸高さ19とユニット下部22との間の位置では上記で示した2つの現象の中間状態になるため、風路の上から下まで気流が吹き分けされて風路高さ方向に均一な吹出し流れが形成される。また、翼中央部とリング近傍部間においても吹き分けされるため、ファン幅方向にも吹出し気流が分散される。このように本実施の形態1の貫流ファン1では、吹出し気流を周方向と幅方向に分散させることができる。
図8(a)は、従来のファンの吹き出し状態を示す。従来のファンでは各断面で同一の吹き出し状態である。図8(b)は、貫流ファン1の出現ユニットの各断面の吹き出し状態を重ねてみたものに相当する。図8(a)に示す従来のファンでは、吹出し気流が局所の翼間に偏る。すなわち、従来のファンでは、ファン中心軸高さ19あるいはユニット下部22では気流が吹き出しにくい。一方、図8(a)に示すように右下45度の方向では気流が局所的に吹き出している。一方、本実施の形態1の貫流ファン1では、図8(b)に示すように吹出し気流が局所の翼間に偏ることなく、ファン周方向に分散するため、吹出し範囲が広がる。同一風量で比較すれば、吹出し範囲が広い方が翼列を通過する最大風速が低減するので、翼列通過時のエネルギー損失と騒音が低減される。また、ファン下流の風路で局所的な高速域がなくなるため風速分布27が均一化され、風路や気流制御用のベーンを通過する最大風速が低下して圧力損失が低減してエネルギー損失を抑えることができる。最大風速が低下するので、風路で発生する騒音も低減される。本実施の形態1の貫流ファン1では翼内周の形状変更により気流分布を制御しているため、ファン吸込み部の翼外周部で発生する剥離を誘発しない。そのため、吸込み側で騒音増加することなしに気流を制御することができる。
本実施の形態1の貫流ファン1は、羽根車単体(両側のリング間)で翼形状の差(翼内径の大小)を明確にして、異なる翼形状の範囲を所定の幅だけ確保したことにより、吹出し気流の吹き分けを可能にしている。背景技術で挙げた特許文献4のように翼形状を次第に変化させると、吹出し翼列の通風抵抗の大小差が弱くなるため、局所の翼列に流れが偏る可能性があり周方向の吹き分けは困難になる。本実施の形態1の貫流ファン1では翼形状を同一とする軸方向の幅を羽根車1連の翼長さの1/4以上として、気流の吹き分け作用が働くようにしている。
図9は、貫流ファン1と従来ファンとの比較結果を示す図である。本実施の形態1の貫流ファン1を用いた送風機の実験を行い、実施の形態1の貫流ファン1では、図9に示すように空気調和機の定格風量(18m3/min)でファンのトルク負荷が約3%低減し、騒音が0.3dB低減することを確認した。
以上のように、本実施の形態1の貫流ファン1は、翼列の吹出し範囲を広くして局所的に高速な吹出し流れが発生しないようにしている。その結果、翼間を通過する気流のエネルギー損失を低減することができ、翼間で発生する騒音を低減することができる。また、風路の高速流を抑制することができるので、風路でのエネルギー損失と騒音を低減される送風機や空気調和機を実現できる。
以上の実施の形態1では次の貫流ファン1を説明した。貫流ファン1は、複数の翼とそれらを支持するリングとで構成される複数の羽根車単体(一連)が当該羽根車の回転軸方向に連結されており、羽根車の回転によって一方から空気を吸い込み他方にその空気を吹き出す。この貫流ファン1において、リングに挟まれた翼(一連に配置された翼)を回転軸方向に所定の幅をもつ領域に分け、翼の中央を翼中央部、両側のリング近傍をリング近傍部と定義したとき、翼中央部の翼内径がリング近傍部の翼内径より小さい。また、翼外径は羽根車単体で同じである。
実施の形態2.
次に図10を参照して実施の形態2を説明する。図10は、実施の形態2における貫流ファン1の翼の形状を示す図である。図10は図2とほぼ同様であるが、図10(b),(c)に出口角を記載している。実施の形態2の貫流ファン1の特徴は次の様である。すなわち、出口角について、領域S(短弦翼の領域)における出口角のほうが、領域C(長弦翼の領域)における出口角よりも大きいことを特徴とする。
図10(b),(c)は断面の例を示す。一連分の羽根車断面を所定の幅をもつリング近傍部(S−S断面)と翼中央部(C−C断面)に分けて示しており、中央部の内径が小さい(中央部が長弦翼の翼形状)。これは実施の形態1と同様である。ここで翼断面の外周部に着目すると、翼中心線5と翼外径の円弧8(第1の円の円周)とが交わる点における2つの線の接線28がなす角(出口角θ29)が、リング近傍部(短弦翼領域)の出口角θ29sの方が翼中央部の出口角θ29cよりも大きくなっている(θ29s>θ29c)。
出口角θ29を大きくすると、吹出し翼列がユニット下部22にあるときに翼列で流入〜流出する気流の転向が小さくなるため、通風抵抗が小さくなる。よって翼列の通風抵抗が小さくなる領域がユニット下部付近で拡大するため、吹出し範囲が広がり、吹出し風量がさらに均一化される。それに伴い、風路の風速分布も均一化されて最大風速がさらに低減する。風路や吹出し口の風向ベーン17で発生する圧力損失と騒音を低減することができる。本実施の形態2では翼における内周と外周形状との両方で吹出し分布調整をするため出口角の変化は少なくて済み、ファン吸込み側で大きなはく離を発生させる危険は少ない。
以上の実施の形態2では、翼断面の出口角が、リング近傍部の方が翼中央部よりも大きくなっている貫流ファン1を説明した。
実施の形態3.
次に図11を参照して実施の形態3を説明する。図11は、実施の形態3における貫流ファン1の翼の形状を示す図である。図11は図2とほぼ同様である。実施の形態3の貫流ファン1では、出現ユニットの領域C(長弦翼の領域)は、一方のリング2−1から他方のリング2−2に向かう領域長さが、両側の2つの領域S(短弦の領域)の領域長さの和よりも長くなっている。すなわち図11(a)において左側の領域Sの回転軸方向の長さをLs(左)、右側の領域Sの回転軸方向の長さをLs(右)、中央の領域Cの回転軸方向長さをLcとすれば、
Lc>Ls(左)+Ls(右)
の関係である。
すなわち図11では一連分の羽根車断面を所定の幅をもつリング近傍部(領域S)と翼中央部(領域C)とに分けて示しており、翼中央部の内径の方が小さい。ここまでは実施の形態1と同じである。そして2種類の翼形状が幅方向に占める割合を比較すると、内径が小さい翼(領域C)の方が多くなっている点が実施の形態1と異なる。
図7に示したように、ファン中心軸高さ19でファンから吹出した気流はケーシングに沿い風路下側41を流れる。実施の形態3の貫流ファン1は、内径が小さい領域(長弦翼領域)が多いのでケーシングに沿って風路下側41を流れる空気の風量が多くなる。
空気調和機の吹出し口の下面側(風路下側41)は、表面を通過する気流速度が遅くなると、冷房時に外気が侵入して壁面で結露付着と露落下を起こしやすく品質悪化を招く。これらを防ぐためには風速を速くして外気進入を防げばよいため、ファン中心軸高さ19で吹出し気流を多くなるように、内径が小さく弦長が長い翼の幅を多くしている。但し、気流が風路下側だけに偏ると局所高速流を発生させてエネルギー損失と騒音増加を招く。本実施の形態3の翼は短弦翼も備えるので吹出し気流を風路上側42にも配分するので、局所高速域の発生を防ぎエネルギー損失と騒音増加を抑制できる。
以上の実施の形態3では、羽根車単体の翼を回転軸方向に所定の幅をもつ内径が小さい翼領域と、内径が大きい翼領域とに分けたとき、内径が小さい翼領域の方が、内径が大きい翼領域よりも広い貫流ファン1を説明した。
実施の形態4.
次に図12を参照して実施の形態4を説明する。図12は、実施の形態4における貫流ファン1の翼の形状を示す図である。図12は図2とほぼ同様である。実施の形態4の貫流ファン1では、実施の形態3とは逆に、出現ユニットの領域C(長弦翼の領域)は、一方のリング2−1から他方のリング2−2に向かう領域長さが、両側の2つの領域S(短弦の領域)の領域長さの和よりも短くなっている。すなわち図12(a)において左側の領域Sの回転軸方向の長さをLs(左)、右側の領域Sの回転軸方向の長さをLs(右)、中央の領域Cの回転軸方向長さをLcとすれば、
Ls(左)+Ls(右)>Lc
の関係である。
すなわち図12に示すように、一連分の羽根車断面を所定の幅をもつリング近傍部(領域S)と翼中央部(領域C)に分けて示しており、翼中央部の内径が小さい。2種類の翼形状が幅方向に占める割合を比較すると、内径が大きい翼の方が多くなっている。実施の形態3とは逆にユニット下部22でのファンからの吹出し風量が多くなり、このため図4におけるべーン17−2によって水平方向に吹き出す気流が多くなる。気流の到達距離を稼ぎ、広い部屋を空調するためにはこの翼形状が適する。実施の形態3同様に局所に気流が偏らないように長弦翼を組み合わせているため、エネルギー損失と騒音を抑制も実現できる。よって、気流の到達距離が長く低入力・低騒音な空気調和機を実現できる。
羽根車単体の翼を回転軸方向に所定の幅をもつ内径が小さい翼領域と、内径が大きい翼領域とに分けたとき、内径が大きい翼領域の方が、内径が小さい翼領域よりも広い貫流ファン1を説明した。
参考例1
次に図13、図14を参照して参考例1を説明する。参考例1の貫流ファン1は、図14に示すように、実施の形態1とは逆に、リング側の2つの領域Sを長弦翼の領域とし、中央部分の領域Cを短弦翼の領域とした形状である。図13は図2に対応し、図14は図3に対応する。図14に示すように出現ユニットは、一方のリング2−1から他方のリング2−2に向かって回転軸1−1を法線とする平面で順次切断されると、半径7sの領域S(長弦翼領域)が出現ユニットの回転軸方向における一方のリング2−1の側と他方のリング22−2の側との両側に出現し、かつ、半径7cの領域C(短弦翼領域)が2つの領域Sの間に出現する。
図13は、一連分の羽根車断面を所定の幅をもつリング近傍部(領域S)と翼中央部(領域C)に分けて示している。実施の形態1〜4までは、翼中央部(領域C)の翼内径をリング近傍部(領域S)よりも小さくしていた。参考例1ではリング近傍部の翼内径7sが翼中央部7cよりも小さくなっている(半径7s<半径7c)。図14は翼1枚の外観図を示す。外観は点51〜点56に推移する凹型形状であり、領域Sと領域Cとの間は段差状に接続されている。
参考例1の貫流ファン1は、ファン中心軸高さ19でリング近傍部下流が増速されユニット下部22で翼中央部(短弦翼領域)が増速されるので、これまで示した事例と逆になる。しかし、ファンから吹出す翼列の範囲を広げ、局所高速流を抑制する点については変わらないため、空力性能の観点では、これまで示した事例と同様に低入力・低騒音のユニットを実現できる。一方、構造面から考えると、リング近傍部で重い翼(長弦翼)が支えられているため、両リング間の翼のたわみが小さくなるので、ファンが高速回転したときの振動がこれまで示した事例よりも小さくなる。従って、参考例1の貫流ファン1は気流音だけではなく振動音も低減されるので、より低騒音な送風機や空気調和機を実現できる。
以上の参考例1では、リングに挟まれた翼を回転軸方向に所定の幅をもつ領域に分けて翼の中央を翼中央部、両側のリング近傍をリング近傍部と定義したとき、翼中央部の翼内径がリング近傍部の翼内径より大きく、翼外径が羽根車単体で同じである貫流ファン1を説明した。
参考例2
参考例2は、参考例1について実施の形態2(出口角)、実施の形態3(領域S<領域C)、実施の形態4(領域S>領域C)を適用する場合である。実施の形態2に示した内径が大きい翼の出口角を大きくする事例や、実施の形態3〜4で示した幅方向に内径大小の翼領域に長短をつける事例は、長弦翼断面の翼部位がリング近傍部、翼中央部にあっても依存しない。このため、リング近傍部の翼内径が小さい貫流ファンであっても同様の効果が得られる。なお、これらの図示は省略する。すなわち参考例1の形状において、出現ユニットの領域C(短弦翼の領域)は、一方のリングから他方のリングに向かう領域長さが、両側の2つの領域S(長弦翼の領域)の領域長さの和よりも長くなってもよい。あるいは、出現ユニットの領域C(短弦翼の領域)は、一方のリングから他方のリングに向かう領域長さが、両側の2つの領域S(長弦翼の領域)の領域長さの和よりも短くなってもよい。また実施の形態2のように、短弦翼領域の出口角を長弦翼の領域の出口角よりも大きくしてもよい。
実施の形態
次に図15を参照して実施の形態を説明する。図15(a)は、実施の形態の貫流ファン1の外観図である。図15(a)は一連が5つで構成されている場合を示している。図15(a)では、すべての一連が出現ユニットであるとする。それぞれの一連は、実施の形態1で説明した出現ユニットの形状である。すなわち5つの各一連の翼形状は、翼中央部(領域C)でリング近傍部(領域S)よりも翼内径が小さくなっている。すなわち領域Cが長弦翼領域である。本実施の形態では、貫流ファン1の両端部の一連4−1、一連4−2が両端以外の他の一連に比べて、翼内径がさらに小さいことを特徴とする。すなわち、それぞれの一連4−1〜一連4−5はいずれも実施の形態1の図3の翼形状であるが、両端の一連4−1、一連4−2の長弦領域の半径7c(端部)は、これら両端以外の一連(例えば中央部の一連4−3)の長弦領域の半径7c(中央部)よりも小さいことを特徴とする。
このように実施の形態の貫流ファン1は、少なくとも3つ以上の出現ユニットが含まれると共に回転軸1−1の方向の両端に出現ユニットが配置される。両端に配置された出現ユニットは、長弦翼領域の半径の長さが、両端とは異なる位置に配置された出現ユニットの長弦翼領域の半径の長さよりも、短い。
図7で示したように翼内径が小さい、つまり翼弦が長いときには風は下吹きしやすくなる。ユニット端部(ファン端部)は外気が吹出し口からユニット内部に逆流する現象が特に起きやすく、本実施の形態ではファン端部で下吹き傾向が強くなるように翼内周径をユニット中央部の連よりもさらに小さくしている。このようにすれば、ユニット中央部の連は吹出し風速分布の均一化によるエネルギー損失低減と音低減、端部は逆流防止により品質向上を図ることができる。
以上の実施の形態では、羽根車単体で内径が小さい翼について、貫流ファンの端部に配置される羽根車単体の翼内径がその他の羽根車単体の翼内径に比べて、小さい貫流ファン1を説明した。
実施の形態
実施の形態では、実施の形態1の貫流ファン1の両側の端部の一連について、翼内径が小さい領域幅(長弦領域の回転軸方向長さ)が両端以外に配置された他の一連に比べて広くなるように構成する。
このように、このように実施の形態の貫流ファン1は、少なくとも3つ以上の出現ユニットが含まれると共に回転軸1−1の方向の両端に出現ユニットが配置される。両端に配置された出現ユニットは、回転軸1−1方向に向かう長弦領域長さが、両端とは異なる位置に配置された出現ユニットの長弦領域長さよりも長い。
このようにすると、ファン端部で風路下部が流れやすくなり、実施の形態と同じように、ファン端部における逆流を防止することができる。
以上の実施の形態では、羽根車単体で内径が小さい翼が占める領域について、貫流ファンの端部に配置される羽根車単体がその他の羽根車単体に比べて広い貫流ファン1を説明した。
実施の形態
図16に実施の形態における貫流ファン1の翼1枚の外観図を示す。これまでの実施の形態1〜6、参考例1,2までの事例は、羽根車1連の幅方向に所定の幅の異なる翼形状が混在する事例であり、翼形状が変化する点において、急激に形状変化すると段差で風きり音発生の恐れがある。本実施の形態では、翼形状が領域Sから領域Cに変化する途中の過程(領域SC)を設けて曲線で滑らかに接合している。全てを曲線だけで構成するのではなく、直線と両端部を翼形状に沿った曲線で結んでもよい。これにより風きり音を抑制しつつ吹出し流れを均一化して低騒音と低入力化を図ることができる。
このように実施の形態の貫流ファン1では、出現ユニットの各翼は、短弦翼領域から長弦翼領域に移行する滑らかな形状で形成されている。
以上の実施の形態1〜7、参考例1,2では、送風機や空気調和機を対象とする貫流ファンを説明したが、空気清浄機や除湿機など、貫流ファンを用いた他の機器に対しても同様の効果が得られ、低騒音と低入力化を実現できる。
実施の形態では、羽根車単体の翼が所定の幅をもつ翼内径が大きい領域と小さい領域とをもち、2つの領域が傾斜状あるいは曲線で接合されている貫流ファン1を説明した。
以上の実施の形態1〜7、参考例1,2では貫流ファン1を説明したが、実施の形態1〜7、参考例1,2で説明した貫流ファン1を備えた送風機、あるいはこの貫流ファンを備えた空気調和機の実施形態とすることも可能である。
1 貫流ファン、2 リング、3 翼、4 羽根車単体、5 翼中心線、6 翼先端のRまたは尖部先端、7 翼内径、8 翼外径、9 熱交換器、10 空気清浄用機器、11 フィルター、12 ノズル、13 スタビライザ、14 リアガイド、15 貫流ファンの回転方向、16 空気調和機を通過する気流、17 気流制御用のベーン、18 吹き出し口、19 ファン中心軸高さ、20 翼間に流入する気流方向、21 翼の弦線、22 ユニット下部、23 翼列の入口方向、24 翼列の出口方向、25 23と24のなす角、26 翼間から吹出した気流、27 吹出し風速分布、28 翼中心線と翼外径の交点を通る両接線、29 出口角。

Claims (9)

  1. 回転軸の長手方向に所定の間隔で配置された2つ以上のリング形状の翼支持部材と、
    隣り合う2つの前記翼支持部材の間に、外周寄り、かつ、周方向に間隔をあけて配置された複数の翼と
    を備えた貫流ファンにおいて、
    隣り合う2つの前記翼支持部材の間に配置された前記複数の翼からなる構成部分である単位ユニットは、
    2つの前記翼支持部材の間の任意の位置で前記回転軸を法線とする平面で切断されると、前記回転軸と前記平面との交点から遠い端部と近い端部との2つの端部を持つ各翼の断面が現われ、
    各翼の断面の前記交点から遠い端部は前記平面上において前記交点を中心とする第1の円の円周上に並び、かつ、各翼の断面の前記交点から近い端部は前記平面上において前記交点を中心とする第2の円の円周上に並び、
    各翼の断面は、外周円である前記第1の円と内周円である前記第2の円との間に存在し、
    少なくとも一つの前記単位ユニットは、
    一方の前記翼支持部材から他方の前記翼支持部材に向かって前記平面で順次切断されると、前記内周円である前記第2の円の半径が所定の長さの第1半径で連続する第1半径領域と、前記内周円である前記第2の円の半径が前記第1半径よりも短い第2半径で連続する第2半径領域とが出現する出現ユニットであり、
    前記出現ユニットは、
    一方の前記翼支持部材から他方の前記翼支持部材に向かって前記平面で順次切断されると、前記第1半径領域が前記出現ユニットの前記回転軸方向における一方の前記翼支持部材の側と他方の前記翼支持部材の側との両側に出現し、かつ、前記第2半径領域が2つの前記1半径領域の間に出現することを特徴とする貫流ファン。
  2. 前記出現ユニットの前記第2半径領域は、
    一方の前記翼支持部材から他方の前記翼支持部材に向かう領域長さが、2つの前記1半径領域の前記領域長さの和よりも長いことを特徴とする請求項記載の貫流ファン。
  3. 前記出現ユニットの前記第2半径領域は、
    一方の前記翼支持部材から他方の前記翼支持部材に向かう領域長さが、2つの前記1半径領域の前記領域長さの和よりも短いことを特徴とする請求項記載の貫流ファン。
  4. 前記貫流ファンは、
    少なくとも3つ以上の前記出現ユニットが含まれると共に前記回転軸の方向の両端に前記出現ユニットが配置され、
    前記両端に配置された前記出現ユニットは、
    前記第2半径領域の前記第2半径の長さが、前記両端とは異なる位置に配置された前記出現ユニットの前記第2半径領域の前記第2半径の長さよりも、短いことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の貫流ファン。
  5. 前記貫流ファンは、
    少なくとも3つ以上の前記出現ユニットが含まれると共に前記回転軸の方向の両端に前記出現ユニットが配置され、
    前記両端に配置された前記出現ユニットは、
    一方の前記翼支持部材から他方の前記翼支持部材に向かう前記第2半径領域の領域長さが、前記両端とは異なる位置に配置された前記出現ユニットの前記第2半径領域の前記領域長さよりも、長いことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の貫流ファン。
  6. 前記出現ユニットの各翼は、
    前記第1半径領域から前記第2半径領域に移行する滑らかな形状で形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の貫流ファン。
  7. 前記出現ユニットの各翼は、
    前記第1半径領域の翼断面の出口角が、前記第2半径領域の翼断面の出口角よりも大きいことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の貫流ファン。
  8. 請求項1〜いずれかに記載の貫流ファンを備えた送風機。
  9. 請求項1〜いずれかに記載の貫流ファンを備えた空気調和機。
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