JP4987676B2 - 飲料用容器 - Google Patents
飲料用容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4987676B2 JP4987676B2 JP2007295584A JP2007295584A JP4987676B2 JP 4987676 B2 JP4987676 B2 JP 4987676B2 JP 2007295584 A JP2007295584 A JP 2007295584A JP 2007295584 A JP2007295584 A JP 2007295584A JP 4987676 B2 JP4987676 B2 JP 4987676B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mouth
- axis direction
- end side
- lid
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
- Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
Description
そこで、飲み口管路を容器体の内部に常時開放することにより飲料が流入口から円滑に流れ込むようにし、その飲み口管路に、所定の飲料残量で容器体が所定の傾き角度以上になったときに空気のみが流通する空気抜き管路を通したものがある。空気抜き管路は、容器体の内部に突き出る管部分を有している。下唇を口先部の一端側の管壁に付け、容器体を傾けたときに、飲み口管路の他端側に片寄った位置に通された空気抜き管路の内部側の開口位置と、傾き角、飲料水面の関係から上記所定条件の空気流通が実現され、飲み口管路の一端側に飲料の流路が確保されるようになっている。
なお、空気抜き管路の外部側の開口は、口先部の先端より低い位置で開放している。これは、口先部を覆う蓋の内側にパッキンを設け、蓋を閉じた状態では上記パッキンが口先部に押し付けられて密封し、蓋を開けた状態ではパッキンが飲み口管路の延長上から外れる構成を実現するため、また、上唇で空気抜き管路の外部側の開口が塞がれることを確実に防止するためである(例えば、特許文献1)。
これは、口先部の流量を増やすため、口先部の管路断面直径を大径化すると、図5(a)に示すように、丸口状の口先部51の一端側に下唇Llを付け、口先部51の先端に上唇Luを付けたとき(図中に上下の唇を二点鎖線で模式的に示す)、口先部51と上唇Luの形状差から、口先部51の他端側の直径上においても管路開放空間が大きくなり、そこから飲料がこぼれ易くなるためである。
この口先部53は、上記図5(b)の楕円状化と比して、短手軸他端側の長手軸方向両端部に、短手軸一端側の部分54に対して上記離間距離が大きい逃げ部55b、55bを形成した分、口先部53の先端に付けた上唇Luの形状から遠ざかり、その両端上方付近で管路開放空間を確保することができる。また、両逃げ部55b、55bを繋ぐ平面部55aは、上記離間距離を必要に応じて自由に設定することができる。
上記のように、容器体を傾けて飲み口管路に飲料を流すとき、上記のような栓体が飲料の流れを阻害しないようにし、飲み口管路の流入量を多くし、また、飲料の残量が少なくなり、容器体の傾きが大きくなったときに容器体の内外で空気の流通を円滑に行なえる管路を確保することである。
口先部を長手軸と短手軸とを有する異形断面形状にすることにより、口先部の管路断面を長手軸方向に拡大しつつ、口先部と上唇間の離間距離の拡大を避けることが可能になる。
口先部の短手軸方向他端側の長手軸方向両端部に上記逃げ部を形成することにより、上唇の左右両端付近と口先部の短手軸方向他端側との形状差が広がり、容器体を大きく傾けたときでも、上唇の左右両端付近の上方に管路開放空間を得ることが可能になる。
上記空気抜き管路の外部側の開口は、短手軸方向で上記逃げ部と同側で開放しているため、上記管路開放空間を通じて外部との円滑な空気流通を確保することが可能になる。
補強リブは、上記の一体射出成形により、飲み口管路の短手軸方向他端側の内面に連続するように形成することができる。
ここで、補強リブは、上記空気抜き管路から長手軸方向に突き出た中実板状に形成されていることが好ましい。長手軸方向に突き出る中実板状の補強リブは、飲み口管路の短手軸方向他端側の内面に連続するため、容器体の傾きに伴って飲料が飲み口管路の短手軸方向他端側からも流入しようとする流れを妨げる。このため、上記構成の補強リブを採用すれば、空気抜き管路の補強を行いながら、その補強部分を利用して上記逃げ部から飲料をこぼれ難くすることができる。
図1は、実施形態に係る飲料用容器の蓋を開いた状態を上方から示している。図2は、図1の飲料用容器の蓋付近のみを斜め上方から示している。図3は、実施形態に係る飲料用容器の要部を縦断側面図で示している。
その口先部4の流量は、短手軸方向長さと直径が同径の丸口状の口先部と比して、管路断面が長手軸方向に拡大しているため、増大されている。また、口先部4は、長手軸方向長さと直径が同径の丸口状の口先部と比して、短手軸方向長さが小さくなり、その短手軸方向他端側と上唇間の離間距離が狭いため、飲料がこぼれ易くなることを避けられる。
しかも、口先部4の短手軸方向一端側の対称性から、下唇は、自然と中央付近を短手軸上に付けられ、結果的に上唇も短手軸上を中央にして付けられる。このため、口先部4の短手軸方向他端側の長手軸方向両端部に形成された上記逃げ部は、上唇の左右両端付近との形状差を生み出すのに有効に機能する。その結果、上唇の左右両端付近の上方には、管路開放空間が得られる。
また、飲料残量が少なくなり、容器体1の傾きがさらに大きくなっても、上記管路開放空間は、上唇の左右両端付近で確保されている。それら管路開放空間と空気抜き管路10の外部側の開口は、連通が確保されるため、その連通空間を通じた円滑な空気抜きにより飲料を流し続けることができる。
したがって、この実施形態に係る飲料用容器は、上記一連の口先部4の一端側に下唇を付け、口先部4の先端に上唇を付けて容器体1を傾ける飲み方をしたときに、容器体1を大きく傾けて飲料を勢いよく口に流し込み易くすることができる。
2 カバー部材
3 飲み口管路
4 口先部
5 蓋
5a 突出部
5b ガイド壁
6 パッキン
6a シール部
6b リブ部
7 ヒンジ機構
8 ロック機構
8a 支持壁
9 ロック操作部材
10 空気抜き管路
11 補強リブ
Claims (2)
- 容器体の内部に常時開放している飲み口管路と、この飲み口管路の口先部を覆う蓋と、この蓋の内側に設けられたパッキンと、上記容器体の内部に突き出る空気抜き管路とを備え、上記空気抜き管路の外部側の開口は、上記口先部の先端より低い位置で開放し、上記蓋を閉じた状態で上記パッキンが上記口先部に押し付けられて上記飲み口管路を密封し、上記蓋を開けた状態で上記パッキンが上記飲み口管路の延長上から外れる飲料用容器において、上記口先部の管壁は、長手軸と短手軸とを有する異形断面形状を成し、その口先部の短手軸方向一端側は、短手軸と同一線上に対称軸を有する断面曲線状を成し、その口先部の短手軸方向他端側は、長手軸との短手軸方向の離間距離が短手軸方向一端側より大きい逃げ部を長手軸方向両端部に有し、上記空気抜き管路の外部側の開口は、短手軸方向で上記逃げ部と同側で開放しており、
上記飲み口管路と上記空気抜き管路は、上記容器体の容器口に被さるカバー部材と一体に射出成形され、上記空気抜き管路は、上記飲み口管路の短手軸方向他端側の内面に連続する補強リブを有し、その補強リブは、上記空気抜き管路から長手軸方向に突き出た中実板状に形成されていることを特徴とする飲料用容器。 - 上記パッキンは、中空軸部の外周にフランジ状のシール部を有し、上記蓋は、上記パッキンの中空軸部の内面が押し込まれる突出部を有し、この突出部と上記中空軸部とに、該パッキンの取付け方向を一方向に決める係合部が形成されている請求項1に記載の飲料用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007295584A JP4987676B2 (ja) | 2007-11-14 | 2007-11-14 | 飲料用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007295584A JP4987676B2 (ja) | 2007-11-14 | 2007-11-14 | 飲料用容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009120226A JP2009120226A (ja) | 2009-06-04 |
JP4987676B2 true JP4987676B2 (ja) | 2012-07-25 |
Family
ID=40812834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007295584A Active JP4987676B2 (ja) | 2007-11-14 | 2007-11-14 | 飲料用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4987676B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11040806B2 (en) | 2017-12-15 | 2021-06-22 | Husky Injection Molding Systems Ltd. | Closure cap for a container |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102010052750B4 (de) * | 2010-11-30 | 2015-02-12 | Red Bull Gmbh | Trinkbehältnis |
JP2012121614A (ja) * | 2010-12-10 | 2012-06-28 | Tiger Vacuum Bottle Co Ltd | 飲料用容器の栓 |
JP6133381B2 (ja) * | 2015-11-05 | 2017-05-24 | 象印マホービン株式会社 | 飲料容器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH044579Y2 (ja) * | 1986-04-11 | 1992-02-10 | ||
JP4515372B2 (ja) * | 2005-10-20 | 2010-07-28 | 象印マホービン株式会社 | 液体容器の蓋構造 |
-
2007
- 2007-11-14 JP JP2007295584A patent/JP4987676B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11040806B2 (en) | 2017-12-15 | 2021-06-22 | Husky Injection Molding Systems Ltd. | Closure cap for a container |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009120226A (ja) | 2009-06-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4987676B2 (ja) | 飲料用容器 | |
CN104320997B (zh) | 用于饮用容器的盖装置 | |
JP2009062091A (ja) | プラスチックキャップ | |
KR102341050B1 (ko) | 캡 유닛 및 음료용 용기 | |
KR20050097517A (ko) | 병의 스파우트 | |
US6138877A (en) | Spout attachment | |
JP5304138B2 (ja) | バッグインボックス用スパウト | |
US6202644B1 (en) | Diving snorkel | |
JP2008137657A (ja) | 飲料用容器の栓体 | |
JP2014061953A (ja) | 注出容器 | |
CN111591581B (zh) | 可变倾倒流量装置 | |
JP3043284B2 (ja) | 液体用容器の注口構造 | |
WO2007048173A1 (en) | Container with an insert for pouring spout | |
JP7580280B2 (ja) | 注出キャップ | |
KR20210111175A (ko) | 캡 유닛 및 캡 부착 용기 | |
JP4549312B2 (ja) | 液体容器の中栓 | |
JP5577070B2 (ja) | 液体収納容器、および、液体調味料の収納容器 | |
JP2021195165A (ja) | 飲料容器の栓体 | |
KR200209044Y1 (ko) | 뚜껑에 오프너와 흡입구가 장착된 식,음료용 캔의 접구부 | |
US20230415965A1 (en) | Sealing mechanism for a beverage container | |
KR200365965Y1 (ko) | 액체용기 뚜껑 | |
CN210300518U (zh) | 一种水杯 | |
JPH0811916A (ja) | 注ぎキャップ | |
JP4758152B2 (ja) | 流量調整中栓 | |
JP4743858B2 (ja) | ヒンジキャップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090911 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111021 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111122 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120119 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120424 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120425 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4987676 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |