JP4969228B2 - 個別包装薬剤自動供給装置 - Google Patents
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Description
ここで、丸もの薬剤は、アンプルやバイアル等の円筒状容器に注射薬や輸液などを収容したものを意味し、ガラスやプラスチック等からなる容器の形状が円筒状なので、丸ものと呼ばれている。また、個別包装薬剤は、そのような容器入り薬剤を一袋に一つずつ袋詰めして密封したものを意味する。本発明の個別包装薬剤自動供給装置が取り扱う丸ものの個別包装薬剤は、硬質の内容器と軟質の外袋とによる二重封入形態のものである。
前者の整列収納タイプでは(例えば特許文献1参照)、アンプルが立って一列に並ぶ完全整列状態でカートリッジに収納され、それらがバネ等で一方向に付勢され、更にゲートの開閉により先端から一つずつ落下排出される。落下排出後、そのアンプルは、水平搬送され、横になるがやはり一列に並ぶ完全整列状態でストックされ、更にプッシャで一つずつ移載されて循環式の縦方向搬送ベルトコンベアのリテーナで掬い上げられ、それから反り投げの如く前方へ送り出され、傾斜板を転がり落ちて、整列ケースに収まる。
今では、このような自動機を用いることにより、アンプル等の容器に入った薬剤を多数収納しておいて必要な時に一つずつ供給することができるようになっている。
しかしながら、そのような丸ものの個別包装薬剤は、硬質の容器の外側に軟質の袋が被されているので、完全整列状態で並べるのや転がすのが難しい。
このため、袋を被っていないアンプルを取り扱うようになっている従来の自動機をそのまま使用する訳にはいかない。
そこで、丸ものの個別包装薬剤を多数収納しておいて逐次供給する個別包装薬剤自動供給装置を実現することが重要な課題となるが、その実現に際しては、収納量が多いのに整列条件は緩くて済むという利点を持った丸もの薬剤の掬い上げ方式を踏襲したうえで、外袋が付いていても一つずつ排出できるよう改造することが、技術的な課題となる。
したがって、この発明によれば、丸ものの個別包装薬剤を多数収納しておいて逐次供給する個別包装薬剤自動供給装置を掬い上げ方式にて実現することができる。
したがって、この発明によれば、丸ものの個別包装薬剤を多数収納しておいて掬い上げ方式で逐次供給する個別包装薬剤自動供給装置の薬剤収納量を増やすことができる。
図1〜2に示した実施例1は、上述した解決手段1〜4(出願当初の請求項1〜4)を薬剤カセットとして具現化したものであり、図3に示した実施例2は、その変形例である。また、図4に示した実施例3や、図5に示した実施例4は、上述した解決手段1〜4を薬剤整列排出機として具現化したものである。
なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、ボルト等の締結具や,ヒンジ等の連結具,電動モータ等の駆動源,タイミングベルト等の伝動部材,モータドライバ等の電気回路,コントローラ等の電子回路などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
薬剤収納部21〜24は、例えばプラスチックや金属などから作られた左側板21と図示しない右側板と図示しない背板と基礎板22と前板23とを具えた上面解放の箱体であり、前板23の上方には上枠24が設けられている。上枠24は左側板21と右側板の上縁部に架けられており、前板23は左側板21や右側板より背が低く、前板23と上枠24との間隙は丸物薬剤11の外径より少し広くなっている。
こうして、この薬剤カセット20にあっては、逐次排出機構30が昇降動作を行う度に、薬剤収納部21〜24に収納されている個別包装薬剤10に対して掬い上げが試行されて、一つでも掬い上げられれば、一つずつ個別包装薬剤10が排出口26に排出される。排出できなかったときには排出できるまで逐次排出機構30の昇降動作が繰り返されるが、個別包装薬剤10が収納されていれば高い率で逐次排出することができる。
前者は(図3(a)参照)、上枠24の位置を可変設定できる機構が付加されたものであり、押上部材31と上枠24との間隙や上枠24による個別包装薬剤10の仕切り位置を調整することが容易に行えるようになっている。これにより、薬剤カセット20をサイズの異なる丸物薬剤11を密封した個別包装薬剤10にも使用することができる。
薬剤カセット20は、互いに同期して動作することにより、縦送りコンベア41上の別位置へ一斉に個別包装薬剤10を逐次排出するようになっている。
薬剤有無センサは、縦送りコンベア41によって搬送された個別包装薬剤10が方向転換機構42の作用位置に存在しているか否かを検出するようになっている。
方向転換機構42は、その作用位置に来た個別包装薬剤10を縦送りコンベア41から外へ送り出すようになっている。
こうして、この薬剤整列排出機40にあっては、個別包装薬剤10が次々に間を空けることなく整列させられて搬出される。
縦送りコンベア53は、例えば水平なベルトコンベア等からなり、周囲板51内の各薬剤収納部から排出された個別包装薬剤10を順に方向転換機構54のところへ搬送し、薬剤有無センサは、搬送されて来た個別包装薬剤10を検出するようになっている。
横送りコンベア55は、例えば水平なベルトコンベア等からなり、受け取った個別包装薬剤10を順に後方のエレベータ57に向けて移送するようになっている。
移載機構56は、移載元に個別包装薬剤10の来ていることが薬剤有無センサの検出にて確認されており且つ移載先にエレベータ57が来ているときに、必要個数の個別包装薬剤10を横送りコンベア55からエレベータ57へ移し替えるようになっている。
エレベータ57は、整列ケースやトレー等を乗せて昇降しうるようになっている。
こうして、この薬剤整列排出機50にあっては、各段毎に個別包装薬剤10が次々に整列されて搬出に備えられ、エレベータ57が来ると直ちに移載されて速やかに搬出される。また、収納薬剤の補充位置と排出薬剤の払出位置とが後方(図では右方)に揃っているので使い易く、複数台の薬剤整列排出機50を隣接設置しても不都合なく使える。
上記の実施例3,4では薬剤収納部が四列になっていたが、薬剤収納部の列数は三列以下でも五列以上でも良い。
なお、上記実施例では個別包装薬剤10の排出数について述べなかったが、個別包装薬剤10の排出数は、適宜な入力装置からキー操作などで与えるようにしても良く、処方オーダリングシステム等からダウンロードした処方箋データから自動で算出するようにしても良い。
20…薬剤カセット(個別包装薬剤自動供給装置)、
21…左側板(薬剤収納部)、22…基礎板、
23…前板(薬剤収納部)、24…上枠、
25…搬送機構、26…排出口、27…排出コンベア、
30…逐次排出機構、31…押上部材、31a…上ストッパ、
31b…転動輪、31c…下ストッパ、32…揺動部材、
33…支軸、34…昇降部材、35…戻し部材、
36…ローラ、37…延長シート、38…テンション機構、
40…薬剤整列排出機(個別包装薬剤自動供給装置)、
41…縦送りコンベア、42…方向転換機構、
50…薬剤整列排出機(個別包装薬剤自動供給装置)、
51…周囲板、52…仕切板、53…縦送りコンベア、
54…方向転換機構、55…横送りコンベア、
56…移載機構、57…エレベータ
Claims (3)
- 丸もの薬剤を一つずつ袋に入れて密封した個別包装薬剤を多数収納しておいて逐次供給する個別包装薬剤自動供給装置であって、側板より低い前板の上方に上枠の設けられた箱状体からなり前記個別包装薬剤の軸方向を一致させれば前後の列なりと上下の重なりは自由に並べられる緩規制整列状態で前記個別包装薬剤を収納しうる薬剤収納部と、この薬剤収納部の内底に設けられていて前記個別包装薬剤を前方へ搬送する搬送機構と、前記個別包装薬剤を前後に並べて複数乗載可能な幅を持った押上部材が設けられていて前記搬送機構と前記前板との間で前記前板に沿って前記押上部材が往復昇降することと前記押上部材が前記前板より高く上昇する位置では前記押上部材と前記上枠との間隙が前記丸もの薬剤の外径より狭くなって乗載薬剤を前記上枠に前後へ仕切らせるとともに前記押上部材が前下がり状態に傾動することにより前記個別包装薬剤のうち先頭の一つが前記上枠の前に来ていればこれを前記前板の上から前方へ排出する逐次排出機構とを備え、前記上枠が前記押上部材の上方に位置しているとともに前記押上部材が上昇位置で前上がり状態から前下がり状態に姿勢を変えながら前記上枠との間隙を狭めることにより前記上枠が前記押上部材の上昇時に乗載薬剤を仕切るとき先頭のものが前記上枠の前に来ていればそれは前記押上部材の前下がり傾動によって前記上枠から離れていくので前進を許すが前記上枠の後に来ていて前記押上部材の前下がり傾動によって前記上枠に向かってくる他のものは前進を拒むようになっていることを特徴とする個別包装薬剤自動供給装置。
- 前記押上部材の下方後背位置に設けられて前記押上部材と共に昇降することにより前記押上部材の上昇時に前記押上部材の下へ前記個別包装薬剤が潜り込むのを阻止する戻し部材を備えたことを特徴とする請求項1記載の個別包装薬剤自動供給装置。
- 容易に曲がるシート状部材からなり、一端部が前記戻し部材に取着されており、前記戻し部材から下方へ延びた中間部が前記搬送機構より低いところで回転自由なローラにて後方へ方向転換されて前記搬送機構の下方に入り、そこで他端部が張力を付与されて、前記戻し部材の上昇時に前記戻し部材の下へ前記個別包装薬剤が潜り込むのを阻止する延長シートを備え、前記戻し部材は、前記押上部材が上昇したときには下端まで前記搬送機構より高くなるものであることを特徴とする請求項2記載の個別包装薬剤自動供給装置。
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