JP4963069B2 - Pressure sensor - Google Patents
Pressure sensor Download PDFInfo
- Publication number
- JP4963069B2 JP4963069B2 JP2007038914A JP2007038914A JP4963069B2 JP 4963069 B2 JP4963069 B2 JP 4963069B2 JP 2007038914 A JP2007038914 A JP 2007038914A JP 2007038914 A JP2007038914 A JP 2007038914A JP 4963069 B2 JP4963069 B2 JP 4963069B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- introduction path
- adapter
- pressure transmission
- path
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Measuring Fluid Pressure (AREA)
Description
本発明は、湯水の水位などを検出する半導体式圧力センサに関する。 The present invention relates to a semiconductor pressure sensor that detects the level of hot water and the like.
浴槽などの容器内の水位を圧力変化に変換して検知することが行われている。
圧力センサとして、半導体型の圧力検出素子を使用しており、直接的に水圧を印加することができないため、圧力検出素子と水との間に、圧力検出素子に影響を与えない圧力伝達媒体(特殊オイル)を挿入することが行われているが、この圧力伝達媒体と水との間には遮蔽用の部材がなく、両者が直接接触する構成となっている。
このため、水温の上昇などが生じた場合等に、圧力伝達媒体が容器側に流出し、代わりに水が圧力伝達媒体側に侵入することがある。
この状況がセンサの長期間の使用において少量ずつ行なわれた場合、侵入した水が圧力検出素子に直接作用することが生じる。その結果、圧力検出素子は半導体式であるため、電気絶縁性に障害を生じ、使用不能となる。
そこで、このような問題に対処するために各種の提案がなされている(特許文献1〜4)。
The water level in a container such as a bathtub is converted into a pressure change and detected.
Since the pressure sensor uses a semiconductor-type pressure detection element and cannot directly apply water pressure, a pressure transmission medium that does not affect the pressure detection element between the pressure detection element and water ( However, there is no shielding member between the pressure transmission medium and the water, and both are in direct contact with each other.
For this reason, when the water temperature rises or the like, the pressure transmission medium may flow out to the container side, and water may enter the pressure transmission medium side instead.
When this situation is made little by little during the long-term use of the sensor, the invading water directly acts on the pressure detection element. As a result, since the pressure detection element is a semiconductor type, the electric insulation is disturbed and cannot be used.
Therefore, various proposals have been made to deal with such problems (Patent Documents 1 to 4).
図8は、従来提案されている水位検出用圧力センサの一例を示す図であり、(a)は要部の断面図、(b)はその右側面図である。
この図において、51は樹脂製の本体ハウジング(以下、単に「本体」という。)、52は該本体51に形成された継手部、53は半導体センサチップ(以下、単に「センサチップ」という。)、54は前記センサチップ53をマウントするガラス製の台座、55は前記本体51の継手部52に形成された開口部に挿入されている樹脂製のアダプタである。前記継手部52の開口部の内壁には、アダプタ55の挿入時の位置決めと回転防止のために段部56が形成されており、前記アダプタ55の外周部には前記段部56に対応するように平坦部が形成されている。
前記センサチップ53は、シリコン基板の裏面中央部をエッチングしてダイヤフラム(シリコンダイヤフラム)を形成したものであり、シリコンダイヤフラムの上部(図中左側)にはブリッジ回路を形成する複数の圧力検出素子(ピエゾ抵抗素子)が形成されており、図示しない基板上に形成された電子回路部とワイヤボンディングにより接続されている。
図示するように、前記台座54及び本体51の内部には前記センサチップ53のシリコンダイヤフラムのピエゾ抵抗素子が形成されている側と反対側に連通する貫通孔(圧力伝達路)57が形成されており、前記アダプタ55の内部には圧力導入路58が形成されている。そして、前記本体51の開口部の端部と前記アダプタ55の端部とにより圧力伝達室59が形成されており、前記圧力導入路58と前記圧力伝達路57は圧力伝達室58を介して連通している。前記圧力伝達路57、圧力伝達室59及び圧力導入路58内には、フッ素系又はシリコン系のオイルである圧力伝達媒体60が注入されている。
8A and 8B are diagrams showing an example of a conventionally proposed water level detection pressure sensor, where FIG. 8A is a cross-sectional view of the main part, and FIG. 8B is a right side view thereof.
In this figure, 51 is a resin main body housing (hereinafter simply referred to as “main body”), 52 is a joint formed on the
The
As shown in the figure, a through hole (pressure transmission path) 57 communicating with the side opposite to the side where the piezoresistive element of the silicon diaphragm of the
このような構成の圧力センサにおいて、前記継手部52及びアダプタ55の先端部(図中右側の端部)が浴槽内又は浴槽に連通された管路内に位置するように設置されており、水圧が前記圧力導入路58、圧力伝達室59及び圧力伝達路57内の圧力伝達媒体60を介して前記センサチップ53に作用し、水圧に応じた信号がセンサチップ53により検出されて出力される。
ここで、図8に示した圧力センサにおいては、前記圧力導入路58は前記圧力伝達路57よりも高い位置(図中上方)に設けられているので、前記圧力導入路58と前記圧力伝達路57とを一直線状に配置した場合よりも、圧力伝達経路の長さ(すなわち、侵入した水分がセンサチップ53に到達するまでの距離)を長くすることができるので、侵入した水分がセンサチップ53に影響を及ぼすに到る時間が長くなるため、圧力センサの耐久性を向上することができる。
また、前記圧力伝達媒体60として、水よりも比重が大きい材料を使用することにより、上方に位置する圧力導入路58に水が侵入しても、圧力伝達路57にまで水が侵入しにくくなるようにしている。
さらに、圧力伝達媒体60の流れを妨げるように圧力導入路58の一部を狭くすることも提案されている。
Here, in the pressure sensor shown in FIG. 8, since the
Further, by using a material having a specific gravity greater than that of water as the
Further, it has been proposed to narrow a part of the
上述のように各種の提案がなされているが、圧力導入路の一部を狭くする場合には、加工が複雑となる。
また、装置をより小型化することが求められており、圧力センサを小型化しても、高い精度を維持することができる圧力センサが求められている。
例えば、前記図8に示した圧力センサにおいて、装置を小型化するために、前記圧力伝達路57の直径を0.8mm、前記圧力導入路58の直径を0.9mm、前記アダプタ55の大きいほうの直径を4mmにしたとする。このとき、前記アダプタ55内に前記圧力導入路58を形成する場合、圧力導入路58とアダプタ55の外周部との間に所定の厚さを持たせる必要がある。すなわち、アダプタの樹脂成形に対応できること、またアダプタ55を本体ハウジングの継手部52に圧入することに対応できることを十分に検討し、少なくとも0.4mm以上の厚さが好ましい。このことより、アダプタ55の中心位置と圧力導入路58の中心位置のズレは1mm程度になる。このとき、前記圧力伝達路57の上端と前記圧力導入路58の下端との間(段差部)の長さは0.15mmとなる。
この段差部の距離を長くすることは、圧力導入路58から圧力伝達路57を経由して侵入した水分がセンサチップ53に接触し、作動特性に悪影響を及ぼす度合いをより少なくすることになる。
そこで、前述のアダプタ55の寸法構成で考えた場合に、この段差部の距離を1mm程度にすることとした場合、アダプタ55の直径が図8の(b)に破線61で示すように大きくなり、アダプタ55を収納するハウジングの継手部52も、アダプタ55の圧入に対応できる厚みを確保する必要性から大きくなり、センサ全体として小型化という目的を果たせなくなってしまう。
装置を小型化したときでも、前記圧力導入路58、圧力伝達室59及び圧力伝達路57を通る圧力伝達媒体60の経路長を長くすることが望まれる。
Various proposals have been made as described above, but the processing becomes complicated when a part of the pressure introduction path is narrowed.
Further, there is a demand for further downsizing the apparatus, and there is a need for a pressure sensor that can maintain high accuracy even if the pressure sensor is downsized.
For example, in the pressure sensor shown in FIG. 8, in order to reduce the size of the device, the diameter of the
Increasing the distance of the stepped portion reduces the degree to which moisture that has entered from the
In view of the dimensional configuration of the
Even when the apparatus is downsized, it is desirable to increase the path length of the
そこで、本発明は、安定した精度を維持することができるように耐久性を向上するとともに、加工がしやすく、小型化にも対応することができる圧力センサを提供することを目的としている。 Therefore, an object of the present invention is to provide a pressure sensor that improves durability so that stable accuracy can be maintained, is easy to process, and can cope with downsizing.
上記目的を達成するために、本発明の圧力センサは、圧力伝達路を備えた本体ハウジングと、前記本体ハウジングに接続された半導体センサチップと、前記本体ハウジングの継手部に形成された開口部に挿入されるアダプタと、前記本体ハウジングの継手部及び前記アダプタの端部と前記圧力伝達路間を連通する圧力導入路と、前記圧力伝達路及び前記圧力導入路に充填された圧力伝達媒体とを有する圧力センサであって、前記圧力導入路は、重力の方向を縦方向、それに垂直な方向を横方向としたとき、その断面が縦方向の長さよりも横方向の長さの方が長い横長形状とされており、その位置が、前記継手部及びアダプタの先端部が所定の箇所に位置するように設置された際、前記圧力伝達路よりも高い位置となるように形成されているものである。
また、前記圧力導入路は、前記アダプタの外周部に形成された溝と前記本体ハウジングの継手部の内壁とにより形成されているものである。
さらに、前記圧力導入路は、前記アダプタの外周部と前記本体ハウジングの継手部の内壁に形成された溝とにより形成されているものである。
さらに、前記圧力導入路は凹凸が形成された断面形状を有するものである。
さらにまた、前記圧力導入路の中間位置に、重力の方向と逆方向の凸部が形成されているものである。
さらにまた、前記圧力伝達媒体は、水よりも比重が大きいフッ素系オイルとされているものである。
In order to achieve the above object, a pressure sensor according to the present invention includes a main body housing having a pressure transmission path, a semiconductor sensor chip connected to the main body housing, and an opening formed in a joint portion of the main body housing. An adapter to be inserted, a joint part of the main body housing, a pressure introduction path communicating between the end of the adapter and the pressure transmission path, and a pressure transmission medium filled in the pressure transmission path and the pressure introduction path. The pressure sensor has a horizontal direction in which the cross section is longer in the horizontal direction than in the vertical direction when the direction of gravity is the vertical direction and the direction perpendicular thereto is the horizontal direction. and a shape, its position is, when the leading end portion of the joint portion and the adapter is installed so as to be positioned at a predetermined position, is also formed to be higher than the pressure transmitting passage It is.
The pressure introduction path is formed by a groove formed in an outer peripheral portion of the adapter and an inner wall of a joint portion of the main body housing.
Further, the pressure introduction path is formed by an outer peripheral portion of the adapter and a groove formed in an inner wall of the joint portion of the main body housing.
Further, the pressure introduction path has a cross-sectional shape in which irregularities are formed.
Furthermore, a convex portion in the direction opposite to the direction of gravity is formed at an intermediate position of the pressure introduction path.
Furthermore, the pressure transmission medium is a fluorinated oil having a specific gravity greater than that of water.
このような本発明の圧力センサによれば、圧力センサを小型化したときに、侵入した水が圧力検出素子に影響を及ぼす可能性を低減することができ、センサとしての精度を高く維持することができる。
すなわち、圧力導入路の断面形状を横長とすることにより、断面形状が円形である場合と比較して、圧力伝達路の上端と圧力導入路の下端との間(段差部)が長くなるので、圧力伝達媒体が湯水に接する場所からセンサチップまでの距離を長くすることができるため、湯水が侵入したとしても、センサチップに到達するまでの時間を長くすることができ、圧力センサの耐久性を高くすることができる。
また、圧力導入路の断面形状を横長又は内周長が長くなる形状とされた本発明によれば、断面形状が円形の場合よりも内周長が長くなるため、圧力伝達媒体の流体抵抗が大きくなって、圧力伝達媒体が圧力導入路から流出する量が少なくなり、湯水の侵入量を少なくすることができる。
さらに、圧力導入路をアダプタの外周部に形成した溝と継手部の内壁とで形成した本発明によれば、製造工程を簡略化することができる。
さらにまた、圧力導入路の上部に凸部を形成した本発明によれば、水よりも比重の大きい圧力伝達媒体を使用したときに、侵入した湯水が前記凸部に集められるため、侵入した湯水がセンサチップに到達までの時間を長くすることができ、耐久性を高めることができる。
According to such a pressure sensor of the present invention, when the pressure sensor is downsized, it is possible to reduce the possibility that water that has intruded affects the pressure detection element, and to maintain high accuracy as the sensor. Can do.
That is, by making the cross-sectional shape of the pressure introduction path horizontally long, compared with the case where the cross-sectional shape is circular, the gap between the upper end of the pressure transmission path and the lower end of the pressure introduction path (stepped portion) becomes longer. Since the distance from the place where the pressure transmission medium is in contact with hot water to the sensor chip can be increased, even if hot water enters, the time to reach the sensor chip can be increased, and the durability of the pressure sensor can be increased. Can be high.
Further, according to the present invention in which the cross-sectional shape of the pressure introduction path is a horizontally long shape or a shape in which the inner peripheral length is long, the inner peripheral length is longer than that in the case where the cross-sectional shape is circular, so that the fluid resistance of the pressure transmission medium is As the pressure increases, the amount of the pressure transmission medium flowing out from the pressure introduction path decreases, and the amount of hot water entering can be reduced.
Furthermore, according to the present invention in which the pressure introduction path is formed by the groove formed in the outer peripheral portion of the adapter and the inner wall of the joint portion, the manufacturing process can be simplified.
Furthermore, according to the present invention in which a convex portion is formed in the upper portion of the pressure introduction path, when a pressure transmission medium having a specific gravity greater than that of water is used, the invaded hot water is collected in the convex portion. It is possible to lengthen the time until it reaches the sensor chip, and to improve durability.
図1は、本発明の圧力センサの一実施の形態の構成を示す断面図である。
この図において、11は樹脂製(例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂製)の本体ハウジング(「本体」)、12は該本体11に形成された継手部、13は半導体センサチップ(「センサチップ」)、14は該センサチップ13をマウントするガラス製の台座、15は前記本体11の継手部12に形成された開口部に挿入されている樹脂製(例えば、PPS製)のアダプタ、16は前記アダプタ15の位置決めと回転防止のために前記継手部12の開口部内壁に形成された段部であり、それぞれ、前記図8における本体51、継手部52、センサチップ53、台座54、アダプタ55及び段部56と同一のものである。
また、17は前記台座14と本体11の内部に形成された圧力伝達路、19は前記本体11の開口部と前記アダプタ15の先端部とにより形成される圧力伝達室であり、それぞれ、前記図8における圧力伝達路57及び圧力伝達室59と同一のものである。
そして、18は、前記継手部12の先端部及び前記アダプタ15の前記圧力伝達室19側とは反対側の端部と前記圧力伝達室19の間を貫通している圧力導入路であり、前記圧力伝達路17、圧力導入路18及び圧力伝達室19には、前記圧力伝達媒体60と同様の圧力伝達媒体20が充填されている。詳細については後述するが、この実施の形態では、前記圧力導入路18は、前記アダプタ15の外周部に形成された溝と前記継手部12の開口部の内壁により形成されている。
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a configuration of an embodiment of a pressure sensor of the present invention.
In this figure, 11 is a resin-made (for example, PPS (polyphenylene sulfide) resin) main body housing ("main body"), 12 is a joint formed on the
21は前記センサチップ13からの出力信号を処理するための電子回路(図示せず)などが搭載された回路基板、22は外部機器に接続するためのコネクタである。図示するように、前記センサチップ13上の圧力検出素子と前記回路基板21上の電子回路はワイヤーボンディングにより接続されている。また、前記コネクタ22は前記回路基板21に搭載され、該コネクタ22のピン23が回路基板21上の電子回路と半田固定されている。
そして、前記回路基板21は前記本体ハウジング11にエポキシボンドなどの接着剤24により固定され、該回路基板21の周囲はシリコン系ゲルなどのコーティング材25により充填されている。これにより、湿度から回路基板21を保護することができる。
また、26は前記本体11と係合爪部などを用いて係合する樹脂製(例えば、ABS、PPS製など)カバーであり、このカバー26には、前記コネクタ22のための孔が形成されている。そして、前記カバー26と前記本体11を係合することにより前記回路基板21、センサチップ13及びコーティング材25の部分を覆って保護するようになされている。
The
図2は、図1に示した本発明の圧力センサにおける圧力導入路18について説明するための図であり、(a)は該圧力センサの要部の断面図、(b)はその右側面図である。
図2に示すように、この実施の形態においては、圧力導入路18が、前記アダプタ15の外周部に形成された溝と該アダプタ15が挿入される継手部12の開口部内壁とにより形成されており、その断面が図2の(b)に示すように、横方向の長さ(幅)が縦方向の長さ(高さ)より大きい扁平な形状とされている。また、圧力導入路18は、図8の場合と同様に、圧力伝達路17よりも上方(重力の方向を下方とする。)に形成されている。
2A and 2B are diagrams for explaining the
As shown in FIG. 2, in this embodiment, the
圧力導入路18の断面形状をこのように横長の形状とすることにより、前記図8における断面円形の圧力導入路58と同じ断面積とした場合、図示するように、前記圧力伝達路17の上端と圧力導入路18の下端との間(段差部)の長さを大きくすることができる。前記図8の場合には、段差部の長さが0.15mmであったのに対し、本発明のこの実施の形態では、段差部の長さを1mmとすることができる。
したがって、前記圧力導入路18の湯水に接する端部から前記センサチップ13までの距離が長くなり、例え前記圧力伝達媒体20中に湯水が侵入したとしても、センサチップ13に到達するまでの時間が長くなるため、圧力センサの精度が長期間維持され、耐久性を向上させることができる。
If the cross-sectional shape of the
Therefore, the distance from the end of the
また、本発明のこの実施の形態では、圧力導入路18をアダプタ15の外周部に形成した溝と継手部12の開口部内壁により形成するようにしているため、アダプタ15の外周部に扁平な断面を有する溝を形成するのみでよい。これにより、アダプタ15に断面円形の孔を形成することにより圧力導入路としていた従来の圧力センサよりも、アダプタ15の製造工程を簡略なものとすることができる。
さらに、このように圧力導入路18の断面形状を横長の形状としたため、同じ断面積を有する円形の場合と比較して、圧力導入路18の内周長が長くなる。例えば、内径が0.9mmの円の円周は2.8mmであり、これと同一面積の長方形(横1.6mm、縦0.4mm)の外周は4mmとなる。
これにより、断面が円形の場合よりも、圧力伝達媒体20の流体抵抗が大きくなり、温度変化や圧力の変化に応じて圧力伝達媒体20が圧力導入路18から流出する量が少なくなる。したがって、湯水の侵入量が少なくなる。
なお、前記圧力伝達媒体20として、比重が湯水よりも大きなフッ素系のオイルを使用することが望ましい。これにより、侵入した湯水は、前記圧力導入路18の上方に位置するように、圧力検出素子との接触をしにくくなり、測定精度が低下する可能性が低くなる。
Further, in this embodiment of the present invention, the
Furthermore, since the cross-sectional shape of the
As a result, the fluid resistance of the
As the
図1及び図2に示した圧力センサの製造工程は次の通りである。
(1)前記センサチップ13を前記台座14に陽極接合により接合する。
(2)前記本体11に前記アダプタ15を接着剤を介して圧入する。
(3)前記センサチップ13が接合された台座14を前記本体11に接着剤によりダイボンディングして接着する。
(4)回路基板21を本体11に接着剤(エポキシボンド)24により固定し、前記センサチップ13とワイヤーボンディングにより接続する。なお、回路基板21にはコネクタ22が既に取り付けられている。
(5)前記圧力伝達媒体20を前記圧力伝達路17、圧力伝達室19及び圧力導入路18に真空置換法などにより注入する。
(6)作動調整を行い、その結果に応じて回路定数をレーザートリミングする。
(7)コーティング材25を充填する。
(8)本体11にカバー26を取り付ける。
The manufacturing process of the pressure sensor shown in FIGS. 1 and 2 is as follows.
(1) The
(2) The
(3) The
(4) The
(5) The
(6) Perform operation adjustment, and laser trim the circuit constants according to the result.
(7) The
(8) The
図3は、本発明の圧力センサの他の実施の形態の構成を示す図であり、(a)は要部断面図、(b)はその右側面図である。なお、この図及び以下の図において、前記図2と同一の構成要素には同一の番号を付し、説明を省略する。
図3に示すように、この実施の形態においては、圧力導入路31の断面が横方向が長い長方形とされている。この例では、前記図8及び図2の場合と同一の断面積となるように、縦0.4mm、横1.6mmの断面を有する長方形とされている。この場合、圧力導入路31の外周部とアダプタ15の外周部との間に0.45mmの肉厚を持たせるようにしたとしても、前記圧力伝達路17の上端と圧力導入路31の下端との間(段差部)の距離は、0.41mmとなり、前記図8の場合(0.15mm)よりも大きくすることができる。
これにより、湯水が侵入したとしても、該侵入した湯水がセンサチップ13に到達するまでの時間を長くすることができるとともに、圧力伝達媒体20の流体抵抗を大きくすることができ、従来の圧力センサに比べて高信頼度で耐久性のある圧力センサとなる。
3A and 3B are diagrams showing the configuration of another embodiment of the pressure sensor of the present invention, in which FIG. 3A is a cross-sectional view of the main part, and FIG. In this figure and the following figures, the same components as those in FIG.
As shown in FIG. 3, in this embodiment, the cross section of the
Thereby, even if hot water enters, it is possible to lengthen the time until the invaded hot water reaches the
図4は、本発明の圧力センサのさらに他の実施の形態について説明するための図である。この実施の形態では、圧力導入路32の断面が図4に示すように、圧力導入路32の内周長がより長くなるように、圧力導入路32の内壁に突起が形成された形状とされている。
これにより、圧力伝達媒体20の流体抵抗が大きくなるため、圧力伝達媒体20が圧力導入路32から流出する量が少なくなり、湯水の侵入量が少なくなる。
FIG. 4 is a view for explaining still another embodiment of the pressure sensor of the present invention. In this embodiment, as shown in FIG. 4, the cross section of the
Thereby, since the fluid resistance of the
図5は、本発明の圧力センサのさらに他の実施の形態について説明するための図であり、(a)は要部断面図、(b)はその右側面図である。
この実施の形態においては、前記圧力導入路18の上方に凸部41が設けられている。これにより、湯水よりも比重の大きい圧力伝達媒体20を使用したときに、侵入した湯水が前記凸部41に集められるため、前記センサチップ13まで到達する時間をより長くすることができる。
なお、図示した例では、前記図2に示した実施の形態と同様に、前記アダプタ15の外周部に形成した溝と前記継手部12の開口部内壁により圧力導入路18が形成されているため、前記凸部41は、前記継手部12の開口部内壁に凹部を設けることにより形成されている。
なお、これに限られることはなく、前記図3に示した実施の形態などにおいても、圧力導入路18の上部に凸部を形成することにより、圧力センサの耐久性を高めることができる。
5A and 5B are diagrams for explaining still another embodiment of the pressure sensor of the present invention, in which FIG. 5A is a cross-sectional view of the main part and FIG. 5B is a right side view thereof.
In this embodiment, a
In the illustrated example, the
Note that the present invention is not limited to this, and also in the embodiment shown in FIG. 3 and the like, it is possible to improve the durability of the pressure sensor by forming a convex portion on the upper portion of the
図6は、本発明の圧力センサのさらに他の実施の形態について説明するための図であり、(a)は要部断面図、(b)はその右側面図である。
上述した実施の形態においては、図1、図2、図3及び図5のいずれの場合においても、前記センサチップ13、台座14及び前記圧力伝達路17は前記継手部12の中心位置と一列になるように配置されていた。この実施の形態は、前記センサチップ13、台座14及び前記圧力伝達路17を前記継手部12の下方に配置させることにより、前記段差部の長さをより長くしようするものである。
すなわち、図6に示すように、この実施の形態においては、前記センサチップ13、台座14及び圧力伝達路17を継手部12の開口部の中心位置よりも下方に配置している。これにより、前記図1及び図2の場合と同一寸法としたときに、前記圧力伝達路17の上端と圧力導入路18の下端との間(段差部)の距離を2.1mmとすることができる。これにより、耐久性をより向上させることができる。
なお、このように圧力伝達路17を下方に配置したときに、前記アダプタ15の位置決めと回転防止のために前記継手部12の開口部の内壁に形成する段部を、前述した実施の形態における段部16と同様に、開口部の下部に形成すると、本体が大型化することとなる。そこで、この実施の形態においては、前記継手部12の開口部の側部の内壁に段部42(図6(b))を形成している。また、図示していないが、前記アダプタ15の外周部の側面には、該段部42に対応する平面部が形成されている。なお、ここでは、図中左側の側部に段部42を形成したが、右側の側部に形成しても良い。
6A and 6B are diagrams for explaining still another embodiment of the pressure sensor of the present invention, in which FIG. 6A is a cross-sectional view of the main part, and FIG. 6B is a right side view thereof.
In the embodiment described above, the
That is, as shown in FIG. 6, in this embodiment, the
When the
図7は、本発明の圧力センサのさらに他の実施の形態の構成について説明するための図であり、(a)は要部断面図、(b)はその右側面図である。
前記図1及び図2に示した実施の形態においては、前記圧力導入路18をアダプタ15の外周部に形成した溝と前記継手部12に形成された開口部の内壁とにより形成するようにしていた。この実施の形態は、図7に示すように、圧力導入路43を前記継手部12の開口部の内壁に形成された溝と前記アダプタ15の外周部とにより形成するようにしたものである。なお、ここでは、前記図6に示した実施の形態に適用した場合を示しているが、前記センサチップ13、台座14及び圧力伝達路17が継手部12の中心位置と一列になるように配置されている場合に、この実施の形態を適用するようにしてもよい。
このように圧力導入路43を継手部12の開口部内壁に形成された溝により形成することにより、前記段差部の距離をより大きくすることができ、前記図1及び2と同一寸法とした場合には、図示するように段差部の距離を2.5mmとすることができる。これにより、耐久性をより高めることができる。
なお、この実施の形態の場合には、アダプタ15は単なる円筒形でよく、位置決めや回転防止のための段部を設ける必要がない。ただし、前記継手部12側に溝加工を施すため、同一寸法とした場合に、強度的に不利となる。
FIG. 7 is a view for explaining the configuration of still another embodiment of the pressure sensor of the present invention, in which (a) is a cross-sectional view of the main part and (b) is a right side view thereof.
In the embodiment shown in FIGS. 1 and 2, the
When the
In the case of this embodiment, the
なお、上述した各実施の形態を組み合わせるようにしてもよい。例えば、前記図4に示した実施の形態を、前記図6あるいは図7に示した実施の形態の場合に適用してもよいし、前記図5に示した実施の形態を、前記図6あるいは図7に示した実施の形態の場合に適用してもよい。 In addition, you may make it combine each embodiment mentioned above. For example, the embodiment shown in FIG. 4 may be applied to the case of the embodiment shown in FIG. 6 or FIG. 7, or the embodiment shown in FIG. You may apply in the case of embodiment shown in FIG.
11:本体ハウジング、12:継手部、13:半導体センサチップ、14:台座、15:アダプタ、16:段部、17:圧力伝達路、18:圧力導入路、19:圧力伝達室、20:圧力伝達媒体、21:回路基板、22:コネクタ、23:ピン、24:接着剤、25:コーティング材、26:カバー、31、32:圧力導入路、41:圧力導入路に形成された凸部、42:段部、43:圧力導入路 11: Main body housing, 12: Joint part, 13: Semiconductor sensor chip, 14: Base, 15: Adapter, 16: Step part, 17: Pressure transmission path, 18: Pressure introduction path, 19: Pressure transmission chamber, 20: Pressure Transmission medium, 21: circuit board, 22: connector, 23: pin, 24: adhesive, 25: coating material, 26: cover, 31, 32: pressure introduction path, 41: convex portion formed in the pressure introduction path, 42: Stepped portion, 43: Pressure introduction path
Claims (6)
前記本体ハウジングに接続された半導体センサチップと、
前記本体ハウジングの継手部に形成された開口部に挿入されるアダプタと、
前記本体ハウジングの継手部及び前記アダプタの端部と前記圧力伝達路間を連通する圧力導入路と、
前記圧力伝達路及び前記圧力導入路に充填された圧力伝達媒体とを有する圧力センサであって、
前記圧力導入路は、重力の方向を縦方向、それに垂直な方向を横方向としたとき、その断面が縦方向の長さよりも横方向の長さの方が長い横長形状とされており、その位置が、前記継手部及びアダプタの先端部が所定の箇所に位置するように設置された際、前記圧力伝達路よりも高い位置となるように形成されていることを特徴とする圧力センサ。 A body housing with a pressure transmission path;
A semiconductor sensor chip connected to the body housing;
An adapter to be inserted into an opening formed in the joint portion of the main body housing;
A pressure introduction path communicating between the joint part of the main body housing and the end of the adapter and the pressure transmission path;
A pressure sensor having a pressure transmission medium filled in the pressure transmission path and the pressure introduction path,
The pressure introduction path is formed in a horizontally long shape in which the cross-sectional length is longer than the vertical length when the direction of gravity is the vertical direction and the direction perpendicular thereto is the horizontal direction. position, the pressure sensor tip of the joint part and the adapter when installed so as to be positioned at a predetermined position, characterized in that it is formed to be higher than the pressure transmission path.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007038914A JP4963069B2 (en) | 2007-02-20 | 2007-02-20 | Pressure sensor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007038914A JP4963069B2 (en) | 2007-02-20 | 2007-02-20 | Pressure sensor |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008203066A JP2008203066A (en) | 2008-09-04 |
JP4963069B2 true JP4963069B2 (en) | 2012-06-27 |
Family
ID=39780741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007038914A Expired - Fee Related JP4963069B2 (en) | 2007-02-20 | 2007-02-20 | Pressure sensor |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4963069B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6412851B2 (en) | 2015-12-01 | 2018-10-24 | 長野計器株式会社 | Physical quantity measuring device |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2568668B2 (en) * | 1988-12-23 | 1997-01-08 | 松下電器産業株式会社 | Pressure sensor |
JPH03111715U (en) * | 1990-03-01 | 1991-11-15 | ||
JP3319088B2 (en) * | 1993-10-26 | 2002-08-26 | 株式会社デンソー | Semiconductor pressure sensor |
JPH11248578A (en) * | 1998-03-05 | 1999-09-17 | Omron Corp | Capacitive pressure sensor and its package structure |
JP3991253B2 (en) * | 1999-01-27 | 2007-10-17 | 株式会社鷺宮製作所 | Pressure sensor |
-
2007
- 2007-02-20 JP JP2007038914A patent/JP4963069B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008203066A (en) | 2008-09-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7216546B2 (en) | Pressure sensor having integrated temperature sensor | |
EP1980830B1 (en) | Pressure sensor device including temperature sensor contained in common housing | |
JP4548066B2 (en) | Pressure sensor | |
JP4052263B2 (en) | Pressure sensor | |
US5900554A (en) | Pressure sensor | |
KR100534560B1 (en) | Pressure sensor device having temperature sensor | |
JP5955677B2 (en) | Sensor system for differential pressure measurement | |
JP4830391B2 (en) | Manufacturing method of sensor device and sensor device | |
JP2010256187A (en) | Pressure sensor | |
KR20150083029A (en) | Sensor for detecting a temperature and a pressure of a fluid medium | |
JP6144540B2 (en) | Pressure sensor | |
KR20120065940A (en) | Semiconductor pressure sensor and manufacturing method thereof | |
KR20160147505A (en) | Pressure sensor device and method of fabricating the same | |
US7216545B2 (en) | Acid-resistant pressure sensor | |
US7284435B2 (en) | Pressure sensor | |
JP4821786B2 (en) | Temperature sensor and temperature sensor integrated pressure sensor | |
JP2009103602A (en) | Pressure sensor | |
JP4963069B2 (en) | Pressure sensor | |
KR101715244B1 (en) | Pressure sensor device and method of fabricating the same | |
JP2012093111A (en) | Sensor device | |
JP2006194683A (en) | Temperature sensor-integrated pressure sensor device | |
JP2005326338A (en) | Pressure sensor | |
JP5494741B2 (en) | Pressure sensor | |
WO2020179249A1 (en) | Flow-rate measuring device | |
KR102682014B1 (en) | Pressure Sensor |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091224 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111220 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120213 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120321 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120321 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150406 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |