JP4962181B2 - 熱処理装置 - Google Patents
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Description
このように真空包装された食材(以下、パック食材という)等の保存に際しては、調理された食材を真空包装後に加熱して調理、殺菌する場合があり、このようにパック食材等の加熱を効率的に行うための熱処理装置として、例えば、特許文献1に示されるような加熱装置に関する技術が開示されている。
かかるパック食材を加熱、冷却する関連技術として、例えば、特許文献2に示されるようなレトルト用の加熱冷却装置に関する技術が開示されている。
しかしながら、対象物を冷却するためには冷却用の熱媒体が大量に必要であるうえ、熱処理装置が加熱機能と冷却機能の双方を有している場合には、熱媒体循環回路等に加熱に用いた熱媒体が残留している場合があり、加熱に用いた熱媒体、すなわち温水が冷水に混合されて冷却工程における冷却効率が低下するという問題があった。
請求項1記載の発明は、対象物が収納可能とされた筐体と、前記筐体内部に配置され、前記対象物に熱媒体を噴射するノズルと、前記筐体の下部に配置され前記ノズルから噴射された前記熱媒体を受けるとともに貯留する熱媒体タンクと、前記熱媒体タンク内に貯留された前記熱媒体を前記ノズルに循環させる熱媒体循環回路とを備え、前記熱媒体循環回路に、前記ノズルに冷水を供給する冷水供給部と、前記熱媒体循環回路から前記熱媒体を排出可能とする排出手段とが設けられた熱処理装置であって、前記冷水供給部は、前記熱媒体循環回路を構成する冷水循環回路と、前記冷水循環回路の上流側と下流側とに接続され、前記冷水が貯留可能とされた冷水タンクと、前記冷水タンクに冷水を供給する冷水用給水器とを有し、前記熱媒体タンクからの熱媒体の流路を、前記排出手段と前記冷水循環回路とを切り替えて接続する流路切替手段と、前記流路切替手段の接続を選択する冷却制御部とを備えていることを特徴とする。
また、前回の冷却工程で冷却した際に対象物等から分離して冷水に混入した付着物等が排出手段から排出されるので、冷水タンク内の冷水の清浄が効率的に確保される。
図1は、この発明に係る加熱冷却装置(熱処理装置)の概略構成を示す図であり、符号1は、加熱冷却装置を示している。
この実施の形態において、熱媒体Mは水が温度調整された構成とされ、パック食材Wを加熱する場合には温水Hの状態で、冷却する場合には冷水Cの状態で用いられるようになっている。また、この明細書における冷水Cには、給水装置46から給水される常温水が含まれる。
また、台車24は、台車24を移動自在に支持する車輪24Aによって加熱冷却装置本体20内部に設けられた台車用テーブル24Bに載置可能とされている。
また、熱媒体タンク25には、レベルセンサLA及びタンク水温センサT2が設けられていて、熱媒体タンク25内の熱媒体Mの液位及び温度が検出可能とされている。
薬注器55による液体洗剤の注入は、例えば、1週間に一回程度実施され、注入された液体洗剤は、熱媒体タンク25及び熱媒体循環回路40を熱媒体Mとともに循環して熱媒体循環回路40内部に付着、堆積した液汁等の固化成分を洗浄、除去するようになっている。
ノズル分配管32は、図2、図3に示すように、例えば、台車24の両側方に、加熱冷却装置本体20の上方から下方に延在してそれぞれ2組ずつ設けられており、ノズル30はそれぞれのノズル分配管32の長手方向に沿って等間隔に配置されている。
冷水供給部60は、冷水Cのみが流通する冷水循環回路42と、冷水Cが貯留可能とされ冷水循環回路42の上流側に冷水Cが流入可能に接続され、冷水循環回路42の下流側に冷水Cが流出可能に接続された冷水タンク62と、冷水用給水器65とを備え、冷水循環回路42は、切替回路43により主循環回路41と選択的に切り替え自在とされている。
また、流量調整弁F1とバイパス回路部41Aの間には排出手段49が設けられ、排出手段49は排出バルブ49Vと排出バルブ49Vを介して接続された排出管路49Aとからなり、排出バルブ49Vを開くことにより熱媒体循環回路40内の熱媒体Mが外部に排出可能とされている。
なお、第1の切替手段81は、品温センサT1と、タンク水温センサT2と、噴射温度測定センサT3と、ノズル30からの熱媒体Mの噴射時間を測定する噴射時間タイマ(図示せず)の少なくともいずれか1つを有して構成され、これらのうち複数により構成される場合には、そのうちの1つを選択して用い、又は品温センサT1、タンク水温センサT2、噴射温度測定センサT3、噴射時間タイマのうち2つ以上が協働して作用するようにしてもよい。
また、第2の切替手段82が、上記2つ以上のセンサ等により構成される場合には、切り替えをその全部又は選択された一部によって行うことが可能であり、その場合に複数のセンサ等を協働して作用させるようにしてもよい。
なお、第3の切替手段83は、レベルセンサLAと第2の排出時間タイマTM2のいずれか1つにより構成してもよいし、レベルセンサLAと第2の排出時間タイマTM2とから構成する場合に、上記のように2つが協働して作用する構成のほか、いずれか1つを選択して用いる構成としてもよい。
また、冷水タンク62には、冷水用給水器65と、排水回路66とが接続され、冷水Cの液位を検出するためのレベルセンサLBが設けられている。
また、管路66Bはバルブ66Vを介して冷水タンク62の底部に接続され、このバルブ66Vを操作することにより冷水タンク62内の液位を任意に調整できるようになっている。
冷却制御部70から電磁バルブ65Vに出力された制御信号は、例えば、電磁バルブ65Vの開時間と閉時間の比を調整することによって給水量が調整されるようになっている。
なお、電磁バルブ65Vに代えて開度が制御可能なバルブを用いてもよい。
また、冷却装置64の下流側は冷水タンク62の底部に管路63Bを介して接続され、管路63Bには、フロースイッチF5が配置されている。
かかる構成により、冷水タンク62から冷却装置64に導かれた冷水Cは冷却されて温度調整可能とされている。
加熱冷却装置1による加熱、冷却は、自動運転により、例えば、以下に示すような待機工程、予熱工程、加熱工程、冷却工程の順序で移行し、手動運転による場合は、各工程の運転条件が満足されている範囲で任意の操作が可能である。
まず、パック食材Wが収納された台車24を筐体21内の所定の位置に配置する。
〔待機工程〕
(1)レベルセンサLAにより検出される熱媒体タンク25内の液位が設定値に到達していない場合には待機工程に移行して給水装置46から熱媒体タンク25内に給水され、液位が設定値以上になったら予熱工程に移行する。
(2)タンク水温センサT2により検出される熱媒体Mの温度が設定温度に到達していない場合には予熱工程に移行し、設定温度以上の場合には加熱工程に移行する。
(1)起動スイッチ(図示せず)をONにする。
(2)加熱部51の蒸気供給バルブ51Vが熱媒体Mの温度に対応した開度に制御され、熱媒体タンク25内の熱媒体Mに蒸気を注入する。
(3)タンク水温センサT2により検出される熱媒体タンク25内の熱媒体Mの温度が設定温度に到達したら予熱が完了する。
予熱工程が完了したら、加熱工程に移行する。
加熱工程における熱媒体Mの温度調整は、この実施の形態では噴射温度測定センサT3が検出した温度を基準として熱媒体タンク25内の熱媒体Mの温度を調整して行われる。
(2)加熱工程は、熱媒体循環回路40を熱媒体Mが主循環回路41を流通する構成とする。熱媒体Mが主循環回路41を経由するためには、モータバルブV1を開くとともに、モータバルブV2、モータバルブV3を閉じる。
(3)次いで、循環ポンプ41Pを駆動して、熱媒体循環回路40内に熱媒体M(温水H)を循環させて、熱媒体タンク25内の熱媒体Mを主循環回路41経由でノズル分配管32に送りノズル30からパック食材Wに熱媒体Mを噴射する。
(4)ノズル分配管32内を通過する熱媒体Mの温度が噴射温度測定センサT3により検出され、ノズル分配管32内の熱媒体Mの温度が設定温度の範囲よりも高い場合には、給水装置46の電磁バルブ46Vが開かれて熱媒体タンク25内に給水され、噴射温度測定センサT3により検出されたノズル分配管32内の熱媒体Mの温度が設定温度の範囲よりも低い場合には蒸気供給バルブ51Vが開度調整されて熱媒体タンク25内に蒸気が注入され、加熱される。
(5)加熱工程において注入した蒸気の凝縮及び給水装置46からの給水による熱媒体Mの容積の増加はオーバーフロー配管25Aを経由して熱媒体タンク25から排出されて熱媒体Mの液位が維持される。
(6)噴射された温水Hによりパック食材Wが加熱され、パック食材Wの温度が上昇し、例えば、温度センサT1により検出されるパック食材Wの芯温が所定の値に到達したら、図示しないタイマがカウントを開始して所定時間の経過により加熱工程は終了する。
これにより、パック食材Wを加熱工程から加熱するので、予熱工程時の熱による影響を受けることなく、加熱開始の初期から急速な加熱を効率的に行うことができる。さらに、作業者に対して予熱工程が完了したこと、すなわちパック食材Wが収納された台車24を筐体21内に搬入するタイミングを知らせる報知手段を設ける構成とすることも可能である。
(1)起動スイッチをONにする(加熱工程から冷却工程への移行が自動の場合には、起動スイッチをONにする操作は必要ないものとする。)。
(2)熱媒体タンク25内の熱媒体Mが温水Hの場合等、熱媒体タンク25内の熱媒体Mを熱媒体循環回路40に循環させると冷水供給部60の冷水Cの温度が上昇する場合は、冷却工程に移行する際に、まず、排出バルブ49Vを開き、モータバルブV1、モータバルブV2、及び給水装置46の電磁バルブ46Vを閉じてから循環ポンプ41Pを起動する。
(3)循環ポンプ41Pが起動されると、熱媒体タンク25内の温水H(熱媒体M)は、排出手段49の排出バルブ49Vを経由して熱媒体循環回路40の外部に加圧排出される。このとき、給水装置46からの給水は停止されている。
なお、この動作は、熱媒体タンク25内の熱媒体Mの温度に関わらず行うことも可能である。
(4)この実施の形態においては、熱媒体タンク25内の熱媒体Mの液位がレベルセンサLAの位置まで低下したら第2の排出時間タイマTM2がカウントを開始し、第2の排出時間タイマTM2によりカウントされる時間が設定された時間に到達することにより、冷却制御部70は、熱媒体タンク25内の熱媒体Mの液位が予め設定した液位まで低下したものと判断する。
(5)熱媒体タンク25内の熱媒体Mの液位が予め設定した液位まで低下したら、冷却制御部70は、循環ポンプ41Pを継続して動かしながら、排出バルブ49V、モータバルブV2、モータバルブV3を閉じ、モータバルブV1を開く。
次いで、電磁バルブ46Vを開いて給水装置46から熱媒体循環回路40に給水し、給水装置46から給水された冷水C(常温水)は主循環回路41を経由してノズル分配管32に送られノズル30から噴射される。
このとき、給水装置46からの給水により熱媒体タンク25の水位は上昇するが、過剰の冷水Cをオーバーフロー配管25Aから排出させることで、熱媒体タンク25の水位は維持される。タンク水温は、徐々に給水温度に近づき、パック食材Wを給水温度付近、すなわち常温域まで冷却する。
(6)ノズル30から噴射された冷水Cによりパック食材Wが冷却され、品温センサT1により検出されるパック食材Wの温度が設定値まで下がったら、冷却制御部70は、電磁バルブ46Vを閉じて給水装置46からの給水を停止し、あわせて排出バルブ49Vを開きモータバルブV1を閉じる。このとき、循環ポンプ41Pは継続して動かした状態、モータバルブV2は閉じた状態が維持される。
(7)次いで、循環ポンプ42Pを起動して、冷水タンク62内の冷水Cをノズル分配管32に送ってノズル30から噴射してパック食材Wを冷却しながら、冷却に用いた冷水Cを排出手段49の排出バルブ49Vを経由して外部に排出する。
冷水タンク62内の冷水Cを排出手段49から排出させながらパック食材Wを冷却する間、電磁バルブ65Vは閉じられて冷水用給水器65からの給水は停止されている。
(8)冷水タンク62内の冷水Cの液位がレベルセンサLBにより設定された液位まで低下したら、排出バルブ49Vを閉じるとともにモータバルブV2を開いて冷水Cが冷水供給部60を循環するように流路切替手段85の接続を冷水供給部60の冷水循環回路42に切り替える。
この実施の形態において、第2の切替手段82はレベルセンサLBが選択されており、レベルセンサLBにより検出される冷水タンク62内の液位が設定位置となったら冷却制御部70に入力される。
上記冷水Cを排出させながらの冷却に関しては、冷水タンク62内の冷水Cを予め冷却装置64により設定温度まで冷却しておくことが好適である。
(9)流路切替手段85の接続切替は、モータバルブV1、排出バルブ49Vを閉じるとともにモータバルブV2、モータバルブV3を開き、流路切替手段85の接続を冷水循環回路42として、冷水Cが熱媒体循環回路40の冷水供給部60を経由する構成とする。このとき、循環ポンプ41P及び循環ポンプ42Pは継続して動かした状態が維持される。
(10)次いで、熱媒体タンク25内の冷水Cを冷水循環回路42経由で熱媒体循環回路40内を循環させて、ノズル分配管32に移動しノズル30から冷水Cを噴射してパック食材Wを冷却する。
(11)冷水Cが冷水循環回路42を経由するようにした後は、冷水用給水器65からの給水は停止されたまま、循環ポンプ63Pを駆動して冷水Cを冷水タンク62と冷却装置64との間で循環して冷却装置64の設定温度まで冷却する。その結果、パック食材Wを冷却することにより冷水供給部60に持ち込まれた熱が除去される。
(12)冷却工程は、例えば、品温センサT1により測定されるパック食材Wの芯温が設定された温度に到達することにより、又は、その後所定時間が経過したことがタイマ(図示せず)により確認されることにより完了する。
また、冷水用給水器65から冷水タンク62への給水は、冷水供給部60からノズル30への冷水Cの供給が停止されている間に行われ、その給水量は冷却装置64の冷却能力によって冷水タンク62内の冷水Cの温度が維持される範囲内とされる。
また、使用済の冷水Cを排出手段49から系外に排出させることにより、前回の冷却において混入した、例えば、パック食材Wから混入してきた液汁等を除去して、循環させる冷水Cを清浄にすることができる。
また、冷水供給部60から冷水Cを供給する間、冷水用給水器65からの給水を停止するので、冷水タンク62内の冷水Cより温度が高い冷水用給水器65からの給水による冷水タンク62内の冷水温度上昇を防ぐことができ、冷却タンク62内の冷水Cを常に低温で循環させることで、冷却工程時間を短縮することができる。
例えば、上記実施の形態においては、熱処理装置が、加熱機能と冷却機能の双方を備えた加熱冷却装置1である場合について説明したが、冷却機能のみを備えた冷却装置に適用することも可能である。
このような構成を採用する場合には、温水Hを単独で排出手段49から排出させる必要がないため、冷却工程の準備時間を短縮することができる。
この場合、給水装置46から給水しつつ主循環回路41を循環させて行う冷却を省略しもよい。
このような構成を採用することにより、冷却工程の準備時間の短縮に加え、加熱工程で用いて熱媒体タンク25内に貯留された温水Hが冷水供給部60に循環されることがないため、ノズル30に供給する冷水Cの温度を低温に維持してパック食材Wの冷却を効率的に行うことができる。
例えば、冷水循環回路42に冷水Cを循環させる際に冷水タンク62の水位が変動して冷水循環回路42への給水が必要な場合に、電磁バルブ65Vを開いて冷水タンク62に給水してもよい。また、冷却装置64の冷却能力が大きく、冷水タンク62内の水温が上がらない場合に、電磁バルブ65Vを開いて冷水タンク62に給水してもよい。
また、上記実施の形態においては、冷却装置64による冷水Cの冷却を、冷水供給部60からの冷水Cの供給が停止している間に行う構成としたが、冷水供給部60から冷水Cを供給している間も行う構成としてもよく、また、冷却装置64により冷水Cを冷却している際の冷水用給水器65から冷水タンク62への給水を、冷水タンク62内の水温の維持の範囲外の給水量にて行ってもよい。
H 温水
M 熱媒体
W パック食材(対象物)
LB レベルセンサ
T1 品温センサ
T2 タンク水温センサ
T3 噴射温度測定センサ
TM1 第1の排出時間タイマ
TM2 第2の排出時間タイマ
1 加熱冷却装置(熱処理装置)
21 筐体
25 タンク
30 ノズル
40 熱媒体循環回路
41 主循環回路
41A バイパス回路(循環通路)
42 冷水循環回路
46 給水装置
49 排出手段
49A 排出管路(排出手段)
49V 排出バルブ(排出手段)
51 加熱部
60 冷水供給部
62 冷水タンク
64 冷却装置
70 冷却制御部
81 第1の切替手段
82 第2の切替手段
83 第3の切替手段
85 流路切替手段
Claims (10)
- 対象物が収納可能とされた筐体と、
前記筐体内部に配置され、前記対象物に熱媒体を噴射するノズルと、
前記筐体の下部に配置され前記ノズルから噴射された前記熱媒体を受けるとともに貯留する熱媒体タンクと、
前記熱媒体タンク内に貯留された前記熱媒体を前記ノズルに循環させる熱媒体循環回路とを備え、
前記熱媒体循環回路に、前記ノズルに冷水を供給する冷水供給部と、前記熱媒体循環回路から前記熱媒体を排出可能とする排出手段とが設けられた熱処理装置であって、
前記冷水供給部は、
前記熱媒体循環回路を構成する冷水循環回路と、
前記冷水循環回路の上流側と下流側とに接続され、前記冷水が貯留可能とされた冷水タンクと、
前記冷水タンクに冷水を供給する冷水用給水器とを有し、
前記熱媒体タンクからの熱媒体の流路を、前記排出手段と前記冷水循環回路とを切り替えて接続する流路切替手段と、
前記流路切替手段の接続を選択する冷却制御部とを備えていることを特徴とする熱処理装置。 - 前記冷却制御部は、
前記流路切替手段の接続を前記冷水循環回路とし、前記冷水供給部から冷水を供給することを特徴とする請求項1に記載の熱処理装置。 - 前記冷却制御部は、
前記流路切替手段の接続を前記冷水循環回路とする前に前記流路切替手段の接続を前記排出手段とし、前記冷水供給部から冷水を供給することを特徴とする請求項2に記載の熱処理装置。 - 前記冷却制御部は、
前記対象物の温度を測定する品温センサと、前記熱媒体タンク内の熱媒体の温度を検出するタンク水温センサと、前記ノズルから噴射される熱媒体の温度を測定する噴射温度測定センサと、前記ノズルからの噴射時間を測定する噴射時間タイマの少なくともいずれか1つを有する第1の切替手段を備え、
前記第1の切替手段の信号に基づいて前記流路切替手段の接続を前記排出手段とし、前記冷水供給部から冷水を供給するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の熱処理装置。 - 前記冷却制御部は、
前記排出手段から熱媒体が排出された排出時間を測定する第1の排出時間タイマと、
前記冷水タンク内の冷水の液位を検出するレベルセンサと、
前記熱媒体タンク内の熱媒体の温度を検出するタンク水温センサの少なくともいずれか1つを有する第2の切替手段を備え、
前記第2の切替手段からの信号に基づいて前記流路切替手段の接続を前記冷水循環回路とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱処理装置。 - 前記熱媒体循環回路は、前記冷水供給部と並列に配置され前記熱媒体を前記熱媒体タンクから前記ノズルに循環させる循環通路と、前記熱媒体循環回路に給水する給水装置とを備え、
前記流路切替手段は、前記循環通路への接続が可能とされ、
前記冷却制御部は、
前記冷水供給部から前記冷水を供給する前に前記流路切替手段の接続を前記循環通路とし、前記給水装置から給水するように構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱処理装置。 - 前記冷却制御部は、
前記ノズルから前記熱媒体を噴射する前に前記流路切替手段の接続を前記排出手段とし、前記熱媒体タンクから前記熱媒体を排出させるように構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の熱処理装置。 - 前記排出手段から熱媒体が排出された排出時間を測定する第2の排出時間タイマと、
前記熱媒体タンク内の熱媒体の液位を検出するレベルセンサの少なくともいずれか1つを有する第3の切替手段を備え、
前記冷却制御部は、
前記第3の切替手段からの信号に基づいて前記ノズルから前記熱媒体を噴射するように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の熱処理装置。 - 前記冷却制御部は、
前記冷水供給部から前記冷水を供給する間、前記冷水用給水器による給水を停止するように構成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の熱処理装置。 - 前記冷水供給部は、
前記冷水タンク内に貯留された冷水を冷却する冷却装置を有し、
前記冷却制御部は、
前記冷水供給部からの前記冷水の供給を停止している間、前記冷水用給水器から前記冷水タンクに給水し、
前記冷水用給水器からの給水量を、前記冷却装置により前記冷水タンク内の冷水の温度が維持可能な範囲に調整するように構成されていることを特徴とする請求項9に記載の熱処理装置。
Priority Applications (1)
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JP2007182475A JP4962181B2 (ja) | 2007-07-11 | 2007-07-11 | 熱処理装置 |
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