JP4954815B2 - Apparatus for formatting an information recording medium - Google Patents
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Description
本発明は、情報記録媒体のフォーマットを行う装置に関し、特にサーティファイ フォーマット(Certification Format)を行う装置に関する。 The present invention relates to an apparatus for formatting an information recording medium, and more particularly to an apparatus for performing a certification format.
近年、大容量で交換可能な情報記録媒体、およびそれを用いた記録再生動作を行うドライブ装置が広く普及している。 In recent years, large-capacity exchangeable information recording media and drive devices that perform recording / reproducing operations using the same have become widespread.
大容量で交換可能な情報記録媒体としては、DVD(Digital Versatile Disc)やBD(Blu−ray Disc)といった光ディスク媒体が知られている。光ディスクドライブ装置は、レーザ光を用いて光ディスク媒体上にデータの記録を行う。レーザ光として、DVDに対しては赤色レーザ光を用い、BDに対しては赤色レーザ光より波長が短い青色レーザ光を用い、それによりBDはDVDよりも記録密度を高め、大容量化を実現している。 As an information recording medium having a large capacity and exchangeable, an optical disk medium such as a DVD (Digital Versatile Disc) or a BD (Blu-ray Disc) is known. The optical disc drive apparatus records data on an optical disc medium using laser light. As the laser light, red laser light is used for DVD, and blue laser light having a shorter wavelength than red laser light is used for BD, so that BD has higher recording density and higher capacity than DVD. is doing.
図1は、光ディスク媒体の領域構成の一例を示す図である。円盤状の光ディスク媒体1には、スパイラル状にトラック2が形成されており、トラック2に沿って多数のブロック3が形成されている。
FIG. 1 is a diagram showing an example of an area configuration of an optical disk medium. A disc-shaped
トラック2の幅(トラックピッチ)は、BDでは0.32μmと規定されている。ブロック3は、エラー訂正の単位であり、記録および再生動作が行われる最小の単位である。ブロック3は、例えば、DVDでは1ECC(サイズ:32KByte)、BDでは1クラスタ(サイズ:64Kbyte)である。光ディスク媒体のデータの最小単位であるセクタ(サイズ:2KByte)という単位を用いて説明すると、1ECC=16セクタ、1クラスタ=32セクタとなる。
The width (track pitch) of the
なお、BDでは、AUNと呼ばれる論理セクタ(1論理セクタ=2セクタ/4KByte)という単位が使用されることもある。 In BD, a unit called logical sector (1 logical sector = 2 sectors / 4 Kbytes) called AUN may be used.
BDでは、ブロック3のデータは、ユーザデータであるデータブロックと、アドレス等のフラグ情報であるフラグブロックとを有する。図2は、BDのブロック3のデータフォーマットを示す図である。
In the BD, the data in the
図2を参照して、ユーザデータであるデータブロックと、フラグ情報であるフラグブロックに対して、それぞれエラー訂正用の訂正コードであるパリティを付加してLDCクラスタ、BISクラスタというデータを生成し、これら2つのデータをインタリーブしてECCクラスタという形のデータを生成する。BDのブロック3(つまり、クラスタ)には、このECCクラスタのデータ形式でデータが格納される。BISクラスタのデータは、LDCクラスタのデータと比べてデータサイズが小さいが、LDCクラスタと同程度のパリティデータを付加するため、エラー訂正能力が極めて高く、LDCクラスタに相当するデータブロックと比べて正しく読み出し出来る可能性が高いという特徴をもつ。 Referring to FIG. 2, data called LDC cluster and BIS cluster are generated by adding parity, which is a correction code for error correction, to a data block that is user data and a flag block that is flag information, These two pieces of data are interleaved to generate data in the form of ECC clusters. Data is stored in the data format of the ECC cluster in the block 3 (that is, cluster) of the BD. The data size of the BIS cluster is smaller than the data of the LDC cluster, but since parity data of the same level as that of the LDC cluster is added, the error correction capability is extremely high and correct compared to the data block corresponding to the LDC cluster. It has a feature that the possibility of reading is high.
なお、以下で説明されるクラスタは、BDのブロック3のことを指しているが、これに限定されない。
In addition, although the cluster demonstrated below points out the
図3は、記録型光ディスク媒体の構造を示す図である。 FIG. 3 is a diagram showing the structure of a recordable optical disk medium.
光ディスク媒体1は、リードイン領域4と、データ領域5と、リードアウト領域6とを備える。
The
データ領域5は、ユーザデータ領域14と、スペア領域15aおよび15bとを備える。
The
ユーザデータ領域14は、音楽やビデオなどのリアルタイムデータや、文章や、データベースなどのコンピュータデータなど、ユーザによって任意の情報が記録可能な領域である。
The
スペア領域15aおよび15bは、ユーザデータ領域14内のあるブロック3の代わりにデータを記録する交替領域であり、例えばユーザデータ領域14において欠陥ブロックが検出された場合は、そのブロックの交替領域として使用される。図3に示す例では、スペア領域15aおよび15bは、データ領域5の内周側(つまりリードイン領域4側)と外周側(つまりリードアウト領域6側)にそれぞれ配置されている。
The
リードイン領域4はデータ領域5より内周側に位置しており、リードアウト領域6はデータ領域5より外周側に位置している。これらの領域4および5は、光ディスク媒体1に関する管理情報等を備える他に、光ピックアップ(図示せず)のオーバーランを防ぐ役割も果たしている。
The lead-in area 4 is located on the inner circumference side from the
リードイン領域4は、第1の欠陥管理領域10(以下、1stDMAとも称する)と、第2の欠陥管理領域11(以下、2ndDMAとも称する)とを備えている。1stDMAと2ndDMAは共に、光ディスク媒体1のデータ構造や欠陥に関する情報など、ディスクの管理情報を記録するための領域である。
The lead-in area 4 includes a first defect management area 10 (hereinafter also referred to as 1stDMA) and a second defect management area 11 (hereinafter also referred to as 2ndDMA). Both 1stDMA and 2ndDMA are areas for recording disc management information such as data structure of the
リードアウト領域6は、第3の欠陥管理領域12(以下、3rdDMAとも称する)と第4の欠陥管理領域13(以下、4thDMAとも称する)とを備えている。3rdDMAと4thDMAは共に、光ディスク媒体1のデータ構造や欠陥に関する情報など、ディスクの管理情報を記録するための領域である。
The lead-
ここでDMAとは、一般的には欠陥管理領域(Defect Management Area)のことであるが、欠陥管理情報以外にもディスクに関する様々な情報(ディスク管理情報)を備え得ることから、もっと広い意味で、ディスク管理領域(Disc Management Area)とも呼ばれる。 Here, the DMA is generally a defect management area, but it can be provided with various information (disk management information) related to the disc in addition to the defect management information. It is also called a disc management area.
1stDMA〜4thDMAはそれぞれ、光ディスク媒体1の所定の位置に配置され、1stDMA〜4thDMAには互いに同じ情報が記録されている。これは、1stDMA〜4thDMAのいずれかが欠陥となってしまった場合の備えであり、たとえ正しく再生されないDMAがあってもどれか1つでも正しく再生できるDMAがあれば欠陥管理情報を取得することができる。
The 1st DMA to 4th DMA are respectively arranged at predetermined positions on the
1stDMA〜4thDMAはそれぞれ、ディスク定義構造20(以下、DDSとも称する)と、欠陥リスト21(以下、DFLとも称する)とを備える。 Each of the 1st DMA to 4th DMA includes a disk definition structure 20 (hereinafter also referred to as DDS) and a defect list 21 (hereinafter also referred to as DFL).
DFL21は、欠陥ブロックの位置とその交替先の位置などの交替処理に関する情報である欠陥エントリ23と、DFL21の識別子や更新回数情報、欠陥エントリ23の総個数情報などを含む欠陥リストヘッダ22等を含む。
The DFL 21 includes a
次に、ブロック3の位置を示すアドレスについて説明する。アドレスとしては、物理的に光ディスク媒体1の記録層上に割り振られた位置情報である物理アドレス(以下、PSNとも称する)と、ホスト装置などからアクセス可能な領域、つまり論理空間であるデータ領域5に対して仮想的に連続して割り当てられる論理アドレス(以下、LSNとも称す)とがある。これらのアドレスは、一般的にはセクタ単位、あるいはブロック3中に所定数という単位で割り振られる。
Next, an address indicating the position of the
書換え型BDディスクであるBD−REのPSNとしては、トラック2の側面を波打たせる形(ウォーブル)で付与されるADIPと呼ばれるアドレスと、ブロック3の記録データ中に付与されるAUNと呼ばれるアドレスとがある。LSNは、データ領域5に仮想的に連続して割り振られた0から始まる一連のアドレス情報であり、通常は、ユーザデータ領域14中の先頭ブロックを0として全てのブロック3に順に割り振られるアドレスであるが、ユーザデータ領域14中に交替処理が行われたブロック3が存在する場合には、交替元ブロックに本来割り振られるはずだったLSNが、交替先であるスペア領域15a若しくは15b中の対応するブロックに対して割り振られる。
The PSN of the BD-RE, which is a rewritable BD disc, includes an address called ADIP given in the form of wobbling the side of the
物理アドレス(PSN)は、ディスクのトラックパスの方向に沿って昇順に割り振られたアドレスである。例えば、記録層を2つ(L0層とL1層)持つ2層BD−REディスクの場合には、オポジットパスと呼ばれるアドレッシング方法が採用されているため、L0層ではディスク内周側から外周側に向かって昇順に、L1層では外周側から内周側に向かって昇順に物理アドレスが割り振られる。 The physical address (PSN) is an address allocated in ascending order along the direction of the track path of the disk. For example, in the case of a two-layer BD-RE disc having two recording layers (L0 layer and L1 layer), an addressing method called an opposite pass is employed. In the ascending order, physical addresses are assigned in the ascending order from the outer peripheral side to the inner peripheral side in the L1 layer.
次に、サーティファイ処理について説明する。DVD−RAMやBD−REなどの書換え可能な光ディスク媒体には、データ領域5内のブロック3が正常なブロックか欠陥ブロックかを予め検査するために、一般にサーティファイと呼ばれる処理が行われる。サーティファイとは、ブロック3に任意のデータを記録(Write)し、その後、該ブロック3からデータの読み出し(Verify)を行い、記録したデータと読み出したデータとが一致しているか否かを確認するという検査方法である。一致していると判断された場合にはそのブロック3は正常なブロックと判定する。一方、Writeに失敗、もしくはVerifyに失敗、あるいは書き込んだデータと読み出したデータとが不一致といった場合には、そのブロック3は正常に使用できない欠陥ブロックであると判定し、欠陥ブロックの位置情報を欠陥リスト21等へ登録する(例えば、特許文献1参照)。また、ディスクが交替用のスペア領域15aおよび15bを備えている場合には、サーティファイで欠陥と判定したブロックの交替先としてスペア領域15aおよび15b中のブロック3を割り当てたりもする(例えば、特許文献2参照)。
Next, the certification process will be described. In a rewritable optical disk medium such as a DVD-RAM or a BD-RE, a process called “certification” is generally performed in order to inspect beforehand whether the
サーティファイ処理の種類としては、ディスク全面に対してサーティファイを行う処理や、特定の領域に対してのみサーティファイを行う処理等が存在する。例えばBD−REでは、DDS20やDFL21等のディスク管理情報を初期化するフォーマット処理の一部として、“Full Certification”(以下、フルサーティファイとも称する。)と“Quick Certification”(以下、クイックサーティファイとも称する。)という2つのモードが規定されている(例えば、非特許文献1参照)。これらはデータ領域5を初期化する、つまりデータ領域5に対してユーザデータの記録をすぐに行える状態(=レディ状態)にするフォーマットと呼ばれる処理に含まれる処理であり、これらの処理を行った領域には有効なユーザデータは存在しない状態となる。
As types of certification processing, there are processing for performing certification on the entire disk surface, processing for performing certification only on a specific area, and the like. For example, in the BD-RE, “Full Certification” (hereinafter also referred to as “full certification”) and “Quick Certification” (hereinafter also referred to as “quick certification”) are used as part of the format processing for initializing disk management information such as DDS 20 and DFL 21. )) Is defined (for example, see Non-Patent Document 1). These are processes included in a process called a format for initializing the
フルサーティファイとは、データ領域5に含まれる全てのブロック3に対してサーティファイを行うモードである。
The full certification is a mode in which certification is performed on all the
クイックサーティファイとは、データ領域5の中で、欠陥リスト21に登録されている欠陥ブロックに対してのみサーティファイを行うというモードであり、フルサーティファイと比べて高速に最低限のブロック3の検査を行うことを目的としている。
The quick certification is a mode in which certification is performed only for defective blocks registered in the
次に、BD−REの欠陥エントリ23について説明する。
Next, the
図4は、BD−REの欠陥エントリ23の構成および種類を示す図である。
FIG. 4 is a diagram showing the configuration and type of the
図4(a)は、欠陥エントリ23の構成を示している。欠陥エントリ23は、欠陥ブロックの状態(カテゴリー)を表すエントリ属性30、交替元である欠陥ブロックの先頭物理アドレス等を示す欠陥位置情報31、エントリ属性30の付帯情報であるサブ属性32、交替先ブロックの先頭物理アドレス等を示す交替位置情報33を含む8Byte(64ビット)の情報である。
FIG. 4A shows the configuration of the
図4(b)は、BD−REの欠陥エントリ23の種類、つまりエントリ属性30の種類を示している。エントリ属性30としては、RAD、NRD、SPR、PBA、UNUSEという5つの属性がある。
FIG. 4B shows the type of the
RAD属性とは、単独のブロックの欠陥を示す属性であり、欠陥位置情報31として欠陥ブロックの先頭物理アドレス、交替位置情報33としてスペア領域15中の交替先ブロックの先頭物理アドレスが含まれる。RADには、欠陥ブロックが交替先ブロックへ実際に交替記録されていることを表すRAD0と、交替先ブロックを欠陥ブロックのために割り当てているが、実際には交替記録していない(交替位置情報33の示すブロックを使用していない)ことを示すRAD1とが存在する。RAD0属性は例えば2進数で“0000”と表され、RAD1属性は例えば2進数で“1000”と表される。
The RAD attribute is an attribute indicating a defect of a single block, and includes the leading physical address of the defective block as the
RAD0属性とRAD1属性の違いは、データ読み出し要求がなされた場合に、交替先ブロックのデータを読み出す(RAD0属性)のか、交替元(つまり欠陥)ブロックのデータを読み出す(RAD1属性)のかというところにある。なお、データ記録要求がなされた場合には、いずれの属性とも交替先ブロックに対してアクセスする。 The difference between the RAD0 attribute and the RAD1 attribute is whether the data of the replacement block is read (RAD0 attribute) or the data of the replacement source (that is, defective) block (RAD1 attribute) when a data read request is made. is there. When a data recording request is made, access is made to the replacement block for any attribute.
また、RAD0のサブ属性32には“Discard”状態を示す情報(例えば、2進数で1000)が設定される場合がある。これは、交替元ブロックへ記録しようとしたデータの一部が交替先ブロックに交替記録されている状態を示している。詳細については後述する。 In addition, information indicating the “Discard” state (for example, 1000 in binary) may be set in the sub-attribute 32 of RAD0. This shows a state in which a part of the data to be recorded in the replacement source block is replaced and recorded in the replacement destination block. Details will be described later.
NRD属性は、交替がなされていない単独の欠陥ブロックを示しており、欠陥位置情報31として欠陥ブロックの先頭物理アドレスのみが含まれる。NRD属性は例えば2進数で“0001”と表される。
The NRD attribute indicates a single defective block that has not been replaced, and the
SPR属性は、スペア領域15中の交替先ブロックとして使用可能なブロックを示し、交替位置情報33として交替先ブロックの先頭物理アドレスが含まれる。SPR属性は例えば2進数で“0010”と表される。
The SPR attribute indicates a block that can be used as a replacement block in the spare area 15, and the
また、SPR属性のサブ属性32には、“RDE”状態を示す情報(例えば、2進数で0100)が設定される場合がある。これは、交替位置情報33で示される交替先ブロックが以前に欠陥として判定されたことを示す情報であり、該ブロックが欠陥である可能性があることを示す。
In addition, information indicating the “RDE” state (for example, 0100 in binary number) may be set in the sub-attribute 32 of the SPR attribute. This is information indicating that the replacement block indicated by the
PBA属性は、欠陥の可能性がある1ブロック以上の領域を示し、欠陥位置情報31としてその領域の先頭物理アドレス、交替位置情報33として連続ブロック数が含まれる。PBA属性は例えば2進数で“0100”と表される。
The PBA attribute indicates an area of one or more blocks that may be defective, and includes the top physical address of the area as defect position
また、PBA属性サブ属性32には、“RDE”状態を示す情報(例えば、2進数で”0100”)が設定される場合がある。これは、欠陥位置情報31と交替位置情報33とで示される領域が以前に欠陥として判定されたことを示す情報であり、該領域が欠陥である可能性があることを示す。
The
UNUSE属性は、スペア領域15aおよび15b中の単独の欠陥ブロックを示し、交替位置情報33として欠陥ブロックの先頭物理アドレスが含まれる。UNUSE属性は例えば2進数で“0111”と表される。
The UNUSE attribute indicates a single defective block in the
欠陥リスト21(図3)には、欠陥エントリ23が、欠陥エントリ23の8Byteの値で昇順にソートされて格納される(正確には、最上位ビットを除いた63ビットの値で昇順にソートされて格納される。RAD0とRAD1は同一属性として扱われる)。つまり、欠陥エントリ23は、エントリ属性30ごとにグループ分けされて昇順にソートされている。
In the defect list 21 (FIG. 3), the
ここで、上述した“Discard”状態について、より詳細に説明する。書換え型光ディスク媒体1に対するデータの記録再生は、基本的にブロック3の単位で行われる。例えば、BD−REの場合には1クラスタ(64KByte)単位である。しかし、ホストPC装置からは、ブロック単位に満たないサイズのデータの記録が要求される場合がある。このような要求にも対応するために、光ディスク媒体1へのデータの記録再生を行うドライブ装置は、Read−Modify−Write(以下、RMWとも称する)という機能を備えている。
Here, the “Discard” state described above will be described in more detail. Data recording / reproduction with respect to the rewritable
図5は、RMW処理の手順を示す図であり、記録媒体としてBD−REを用いたとする。なお、数字の最後に“h”を付けることで16進数を表現する。 FIG. 5 is a diagram showing a procedure of RMW processing, and it is assumed that BD-RE is used as a recording medium. A hexadecimal number is expressed by adding “h” at the end of the number.
図5を参照して、クラスタ(先頭物理アドレス=100h、サイズ=16論理セクタ(アドレスで表すと20h分))に対して、先頭物理アドレス=110h、記録要求サイズ=8h(4論理セクタ分)という、クラスタ単位より小さいサイズの記録要求がなされた場合の処理手順を説明する。
・ステップ(1):記録要求された物理アドレス(110h)を含むブロック(=クラスタ)のデータを読み出す。この例ではReadに失敗したとして、該ブロックは欠陥として扱う。
・ステップ(2):ステップ(1)で読み出したデータのうちの、記録要求された位置に相当する部分に記録要求データを埋め込み、新たな1ブロック単位のデータを生成する。
・ステップ(3):ステップ(1)でデータを読み出した欠陥ブロックの交替先としてスペア領域15中のブロック(例えば先頭物理アドレス=10000hのブロック)を割当て、そのブロックへ(2)で生成した1ブロック分のデータを記録する。
Referring to FIG. 5, for a cluster (first physical address = 100h, size = 16 logical sectors (20 h in terms of address)), first physical address = 110h, recording request size = 8h (4 logical sectors) A processing procedure when a recording request having a size smaller than a cluster unit is made will be described.
Step (1): The data of the block (= cluster) including the physical address (110h) requested to be recorded is read. In this example, assuming that Read fails, the block is treated as a defect.
Step (2): The recording request data is embedded in the portion of the data read out in step (1) corresponding to the recording-requested position, and new one block unit data is generated.
Step (3): A block in the spare area 15 (for example, a block having a head physical address = 10000h) is assigned as the replacement destination of the defective block whose data has been read out in step (1), and the
ユーザからの要求としてはWrite処理のみであるが、RMW処理にはデータ読み出し処理(Read処理)とデータ記録処理(Write処理)が含まれている。このWrite処理を実施する前に行うRead処理が何らかの理由で失敗し(例えば、たまたまディスク表面に埃が付着していた)、当該ブロックのデータが正しく読み出せない場合もある。しかし、ユーザからの要求はWriteであるため、Readに失敗したからと言ってWriteエラーとするのは好ましくない。 The request from the user is only the write process, but the RMW process includes a data read process (read process) and a data recording process (write process). In some cases, the Read process performed before the Write process fails for some reason (for example, dust has happened to adhere to the disk surface), and the data of the block cannot be read correctly. However, since the request from the user is “Write”, it is not preferable that a “Write error” occurs even if Read fails.
BDディスクでは、BISデータ中に“flag bits”(以下、フラグビットとも称する)と呼ばれるブロックおよびセクタの状態を示すフラグ情報を含ませ、そのフラグ情報中に“Status Bits(Sa)”(以下、ステータスビットとも称する)と呼ばれるセクタごとのデータの状態を示す2ビットの情報を含ませるという方法が考えられている(例えば、特許文献3参照)。RMWのReadに失敗したセクタのステータスビットを、失敗したことを示す状態にセットする。例えば2進数表記で“10”と設定する(特許文献3では、この場合には“01”をセットすると記載されているが、説明の都合上、本明細書では“10”とする)。
In a BD disc, BIS data includes flag information indicating the state of blocks and sectors called “flag bits” (hereinafter also referred to as flag bits), and “Status Bits (Sa)” (hereinafter referred to as “flag bits”). A method of including 2-bit information indicating the state of data for each sector, also referred to as a status bit) (see, for example, Patent Document 3). The status bit of the sector that failed to read RMW is set to a state indicating failure. For example, “10” is set in binary notation (in
ステータスビットに“10”が設定されたセクタのデータをDiscard状態のデータと呼ぶ。また、Discard状態のデータを含むブロックのことをDiscard状態のブロックと呼ぶ。言い換えれば、Discard状態のブロックとは、当該ブロックデータの少なくとも一部を他のブロックのデータによって補完する必要がある(または補完可能である)状態のブロックであることを意味している。 The data of the sector in which “10” is set in the status bit is called “Discard data”. A block including data in the Discard state is called a block in the Discard state. In other words, the block in the Discard state means a block in a state where at least a part of the block data needs to be complemented (or can be complemented) by data of another block.
しかし、このようなステータスビットをセクタに付加したとしても、依然として、Readに失敗したデータは失われたままの状態で交替先ブロックにデータが記録されていることには変わりはない。 However, even if such a status bit is added to the sector, the data that has failed to be read is still recorded in the replacement block with the data being lost.
ところで、RMWのReadに失敗した交替元ブロックも、たまたまその時点では埃や指紋のような汚れが付着していたが、ユーザが汚れを拭き取ったり、埃が取れたりして、次にトライした際には正しくReadできる可能性もある。そのため、BDディスクでは、フラグビットの中にさらに、“Previous Location Address”(以下、PLAとも称する)という情報を含ませるという方法も考えられている(例えば、特許文献3参照)。 By the way, the replacement source block that failed to read the RMW also happened to have dirt such as dust and fingerprints attached at that time, but when the user tried to wipe the dirt or remove the dust and try again May be able to read correctly. For this reason, in the BD disc, a method of including information “Previous Location Address” (hereinafter also referred to as PLA) in the flag bit is also considered (see, for example, Patent Document 3).
このPLAは、交替先ブロックでのみ有効な情報であり、このPLAが設定されている交替先ブロックのデータが、直前にどの物理アドレス位置に記録されていたかを示す物理アドレス情報である。BD−REでは、スペア領域15aおよび15b内の交替先ブロックにのみ、有効な値のPLAが設定され、その他の領域(つまりユーザデータ領域14)のブロックにおいては常に無効を示す0が設定される。
This PLA is valid information only in the replacement destination block, and is physical address information indicating in which physical address position the data of the replacement block in which this PLA is set was recorded immediately before. In the BD-RE, a valid PLA is set only in the replacement blocks in the
Discard状態の交替先ブロックのデータAを読み出す場合は、PLAが指す欠陥ブロックのデータBも読み出し、データBを正常に読み出せた場合にはそのデータBでデータAを補完することで、正しいデータを復元することが可能となる。このように、Discard状態の交替先ブロックにおいて、PLAは有効な情報として意味を持つ。 When reading the data A of the replacement block in the Discard state, the data B of the defective block pointed to by the PLA is also read. When the data B can be read normally, the data A is complemented with the data B, so that the correct data Can be restored. In this way, in the replacement block in the Discard state, PLA is significant as valid information.
次に、図6を参照して、RMW処理をより詳細に説明する。図6(a)はステータスビットの種類を示し、図6(b)はRMW処理を示している。 Next, the RMW process will be described in more detail with reference to FIG. FIG. 6A shows the types of status bits, and FIG. 6B shows RMW processing.
図6(b)を参照して、RMWのReadで失敗した場合は、
・ステップ(1):1ブロック中の全てのセクタのステータスビットを2進数表記で“10”としたダミーデータを生成し、
・ステップ(2):ステップ(1)で生成したデータに、記録要求されたデータをModifyし、Modifyしたセクタのステータスビットを2進数表記で“00”とし、
・ステップ(3):ステップ(2)で生成したデータを、交替先ブロックへ記録する、
という手順でRMW処理が行われる。
Referring to FIG. 6B, when RMW read fails,
Step (1): Generate dummy data with the status bits of all sectors in the block set to “10” in binary notation,
Step (2): Modify the data requested to be recorded in the data generated in step (1), and set the status bit of the modified sector to “00” in binary notation,
Step (3): Record the data generated in step (2) in the replacement block.
The RMW process is performed in the following procedure.
次に、図7を参照して、PLAと欠陥エントリ23との関係を説明する。図7では、説明を簡単にするために、本来セクタ単位に割り当てられる物理アドレスを、ブロック3の単位で割り振った形式で説明を行う。
Next, the relationship between the PLA and the
図7(a)は、RMWを行う前のディスクの状態を示す。図7(a)に示すように、物理アドレス:Dのブロックに対して、ブロック単位に満たないデータの記録要求がなされた場合は、RMW処理を行う必要がある。しかし、この物理アドレス:Dは欠陥で、正しくデータが読み出せない状態にあったとする。 FIG. 7A shows the state of the disk before RMW is performed. As shown in FIG. 7A, when a data recording request less than the block unit is made for the block of the physical address: D, it is necessary to perform RMW processing. However, it is assumed that this physical address: D is defective and data cannot be read correctly.
図7(b)は、RMWを実行した後の状態を示す。物理アドレス:Dのブロックからは正しくデータが読み出せないためステータスビットを2進数で“10”に設定し、記録要求データをModifyして、スペア領域15中の物理アドレス:Aの交替先ブロックに交替記録する。 FIG. 7B shows a state after the RMW is executed. Since the data cannot be read correctly from the block of the physical address: D, the status bit is set to “10” in binary, the recording request data is modified, and the physical address: A in the spare area 15 is changed to the replacement destination block. Record replacement.
この時、物理アドレス:AのブロックのPLAの値は、物理アドレス:Dを指すように設定される。また欠陥による交替記録が発生したため、欠陥リスト21(図3)には、欠陥位置情報31を物理アドレス:D、交替位置情報33を物理アドレス:Aとし、サブ属性32にDiscard状態を設定(2進数で“1000”)したエントリ属性:RAD0の欠陥エントリ23が登録される。
At this time, the PLA value of the block of the physical address: A is set to indicate the physical address: D. Since replacement recording due to a defect has occurred, the defect list 21 (FIG. 3) has the
図8は、Discard状態のデータに対する補完処理を説明する図である。図8(a)は、PLA(物理アドレス:Dを指定)を含むDiscard状態の交替先ブロック(物理アドレス:A)を示す図である。図8(b)は、補完処理を示す図である。図8(b)に示すように、交替元ブロック(物理アドレス:D)のデータが全て正しく読み出せた場合、交替先ブロックから読み出したデータに、交替元ブロックのデータを補完することで、正しいデータを復元することが出来る。 FIG. 8 is a diagram for explaining a complementing process for data in the Discard state. FIG. 8A is a diagram showing a replacement block (physical address: A) in the Discard state including PLA (physical address: D is specified). FIG. 8B is a diagram illustrating the complementing process. As shown in FIG. 8B, when all the data of the replacement source block (physical address: D) can be read correctly, the data read from the replacement destination block is complemented with the data of the replacement source block. Data can be restored.
なお、Read要求に対して、PLAが指すブロックのデータが正しく読み出せなかった場合には、Read要求に対してはエラー終了することになる。 If the data of the block pointed to by the PLA cannot be read correctly in response to the Read request, the Read request ends in error.
図9は、データ補完のためのいわゆる“PLA辿り”処理手順を示すフローチャートである。ここでは、上述の図8の例を用いて説明する。 FIG. 9 is a flowchart showing a so-called “PLA tracing” processing procedure for data complementation. Here, a description will be given using the example of FIG.
ステップ801:データ読み出し対象の交替先ブロックへ移動する。例えば、図8に示す物理アドレス:Aの位置へ移動する。 Step 801: Move to a replacement block to be read. For example, it moves to the position of physical address A shown in FIG.
ステップ802:対象の交替先ブロックのデータを読み出す。 Step 802: Read data of a target replacement block.
ステップ803:読み出したデータがDiscard状態か否か(つまり、PLAが有効か否か)を判断する。具体的には、読み出したデータに、“10”を示すステータスビットが含まれているか否かを確認する。 Step 803: It is determined whether or not the read data is in the “Discard” state (that is, whether or not PLA is valid). Specifically, it is confirmed whether or not the read data includes a status bit indicating “10”.
ステップ804:Discard状態と判定された場合は、PLAが示す交替元ブロックへ移動する。例えば、図8に示す物理アドレス:Dの位置へ移動する。 Step 804: If it is determined that the state is the Discard state, the process moves to the replacement source block indicated by PLA. For example, it moves to the position of physical address: D shown in FIG.
ステップ805:対象の交替元ブロックのデータを読み出し、そのデータで交替先ブロックから読み出したデータを補完する。 Step 805: The data of the target replacement source block is read, and the data read from the replacement destination block is complemented with the data.
ステップ805で生成したデータが依然としてDiscard状態である場合は、ステップ803〜ステップ805の処理を複数回繰り返す。なお、この繰り返し処理は、必ずしも行わなくても良い。
If the data generated in
ステップ806:Discard状態では無いと判定された場合、最終的なデータが確定する。 Step 806: If it is determined that the state is not in the “Discard” state, final data is determined.
次に、サーティファイの対象となるブロックについて説明する。BD−REでは、図4(b)に示す“Certify対象”の欄に○印が付されているエントリ属性のブロックがサーティファイ対象となる。サーティファイ対象とならないブロックは、サブ属性32に“RDE”情報を含まないSPR属性のブロックのみとなる。サーティファイの対象となるブロックは、より具体的には、以下の5つのエントリ属性30で欠陥エントリ23として登録されているブロックである。
Next, blocks that are subject to certification will be described. In the BD-RE, a block having an entry attribute with a circle in the “Certification target” column shown in FIG. 4B is a certification target. Blocks that are not subject to certification are only blocks with an SPR attribute that does not include “RDE” information in the sub-attribute 32. More specifically, the block to be certified is a block registered as a
・エントリ属性30が“RAD”の欠陥エントリ23の欠陥位置情報31が示すブロック
・エントリ属性30が“NRD”の欠陥エントリ23の欠陥位置情報31が示すブロック
・エントリ属性30が“SPR”の欠陥エントリ23(サブ属性32が“RDE”情報を含むもののみ)の交替位置情報33が示すブロック
・エントリ属性30が“PBA”の欠陥エントリ23の欠陥位置情報31が示すブロックを先頭に、交替位置情報33が示す連続ブロック数分の領域
・エントリ属性30が“UNUSE”の欠陥エントリ23の交替位置情報33が示すブロック
A block indicated by the
クイックサーティファイにおいては、そのサーティファイ結果に基づいて、欠陥リスト21に対して以下に示すような処理を行う。
In the quick certification, the following processing is performed on the
(1)サーティファイに失敗したブロック
・エントリ属性30がSPRのブロック(サブ属性32が“RDE”情報を含む)のサーティファイに失敗した場合は、交替位置情報33が当該ブロックを示すUNUSE属性の欠陥エントリ23へ変更する。
・エントリ属性30がPBAのブロックのサーティファイに失敗した場合は、欠陥位置情報31が当該ブロックを示すRAD属性またはNRD属性の欠陥エントリ23を追加し、PBA属性の欠陥エントリ23は削除する。
(1) Block that failed to be certified ・ If the
If the
(2)サーティファイに成功したブロック
・エントリ属性30がRADまたはNRD属性のブロックのサーティファイに成功した場合は、欠陥位置情報31が該当ブロックを示す欠陥エントリ23を削除する。
・エントリ属性30がPBA属性のブロックのサーティファイに成功した場合は、欠陥位置情報31が該当ブロックを示す欠陥エントリ23を削除する。
・エントリ属性30がSPR属性のブロック(サブ属性32が“RDE”情報を含む)のサーティファイに成功した場合は、サブ属性32が“RDE”情報を含まないSPR属性の欠陥エントリ23へ変更する。
・エントリ属性30がUNUSE属性のサーティファイに成功した場合は、サブ属性32が“RDE”情報を含まないSPR属性の欠陥エントリ23へ変更する。
When the
If the
When the
クイックサーティファイでは、欠陥リスト21(図3)に登録されている欠陥ブロックに対してのみサーティファイを行う。そしてその結果によって、欠陥エントリ23に対して上述のような削除・変更・追加等の処理を行う。しかし、例えば、RAD属性またはNRD属性のブロックのサーティファイに失敗した場合に問題が発生する。サーティファイに失敗した場合、例えば、RAD属性の欠陥エントリ23をそのまま残す、または欠陥と判定されたブロックに対して別途交替先ブロックを割り当てたRAD属性とする等の処理が行われる。
In the quick certification, the certification is performed only on the defective blocks registered in the defect list 21 (FIG. 3). Then, depending on the result, processing such as deletion / change / addition as described above is performed on the
RAD属性としては、RAD0属性とRAD1属性という2つの属性が存在する。これらの属性の違いは、交替先のデータが有効か否か、つまり交替先ブロックの読み出し処理を行うか、交替元ブロックの読み出しを行うかという点である。もしサーティファイでエラーとなったブロックをRAD1属性として登録した場合、次にそのブロックへのRMW要求がなされたとすると、欠陥ブロックの読み出し処理を行うことになる。こうなると、読み出せない可能性が高いことに加えて、読み出し処理のリトライが発生してしまうなど、処理パフォーマンスの低下を招き、好ましくない。サーティファイでエラーとなったブロックを、NRD属性の欠陥エントリ23として登録した場合も、これと同様の問題が発生する。
There are two RAD attributes: RAD0 attribute and RAD1 attribute. The difference between these attributes is whether or not the replacement destination data is valid, that is, whether the replacement destination block is read or the replacement source block is read. If the block in which the error occurred in the certification is registered as the RAD1 attribute, and the next RMW request is made to the block, the defective block reading process is performed. In such a case, in addition to a high possibility that the data cannot be read, a retry of the reading process occurs, resulting in a decrease in processing performance. The same problem also occurs when a block that has an error in certification is registered as a
なお、クイックサーティファイ後には、PBA属性の欠陥エントリ23は存在しないことと規定されているため、PBA属性の欠陥エントリ23として登録することはあり得ない。
In addition, since it is defined that the
そのため、サーティファイでエラーとなったブロックは、RAD0属性の欠陥エントリ23で登録するのが好ましい。RAD0属性の場合は、記録・読み出し要求に対していずれも交替先ブロックへのアクセスを行うことになる。クイックサーティファイは、欠陥ブロックに対してのみサーティファイを行うものであり、交替先として使用されているスペア領域については特に何も行わない。そのため、Discard状態の交替先ブロックが存在した場合、クイックサーティファイ後も、交替先ブロックにはDiscard状態であるとの情報はそのまま残ることになる。なお、フルサーティファイの場合は、スペア領域15aおよび15bを含むデータ領域5全域に対してCertificationを行うため、スペア領域中のブロックがDiscard状態のまま残ることは無い。
For this reason, it is preferable to register the block in which the error is caused by the certification in the
クイックサーティファイ後も交替先ブロックにDiscard状態であるとの情報がそのまま残った場合において、次にこの交替先ブロックへのRead要求(具体的にはRMWのRead処理)がなされると、図9に示したPLA辿り処理が発生することになる。クイックサーティファイフォーマット処理により、PLAが指す交替元ブロックには有効なユーザデータが存在しない状態となっているので、このPLA辿り処理は無駄であるだけでなく、パフォーマンスの低下を招くことになる。 When the information indicating that the disk is in the Discard state remains in the replacement block after the quick certification, when a read request (specifically, RMW read processing) is made to this replacement block, FIG. The shown PLA tracing process will occur. Due to the quick certification format process, there is no valid user data in the replacement source block pointed to by the PLA, so this PLA tracing process is not only useless, but also causes a decrease in performance.
また、別の問題として、欠陥リスト21には、欠陥エントリ23の8Byteの値(正確には、最上位ビットを除いた63ビットの値)に従って欠陥エントリ23が昇順にソートされて格納されている。つまり、エントリ属性30ごとにグループ分けされて欠陥ブロックの物理アドレスが格納されており、欠陥ブロックを物理アドレス順に配列して格納しているわけではない。
As another problem, the
具体的には、例えば、4つの物理アドレスA、B、C、D(A<B<C<D)が存在し、BとDがRAD0属性、AとCがNRD属性の欠陥エントリ23で欠陥リスト21に登録されているとすると、欠陥リスト21には、
RAD0 B
RAD0 D
NRD A
NRD C
の順番で配列されていることになる。
Specifically, for example, there are four physical addresses A, B, C, and D (A <B <C <D), and B and D are RAD0 attributes, and A and C are NRD
RAD0 B
RAD0 D
NRD A
NRD C
It will be arranged in the order of.
光ディスク媒体1が記録層を1層のみ有する場合、上述の欠陥リスト21の情報に従って順番にクイックサーティファイを行おうとすると、まず、光ヘッドをディスクの内周側から外周側へ移動させながら、RAD0属性の欠陥ブロックに対するクイックサーティファイを行う。その後、今度は、NRD属性の欠陥ブロックに対するクイックサーティファイのために光ヘッドがディスクの内周側に戻り、再び内周側から外周側へ移動することになる。エントリ属性30は5種類あるため、光ヘッドの内周側から外周側への移動を5回繰り返す場合も発生し得る。光ディスク媒体1が複数の記録層を有する場合も同様に、物理アドレスの小さい領域から大きい領域への移動を複数回繰り返すことになる。このため、クイックサーティファイ処理に時間が掛かってしまうという問題がある。
When the
本発明の装置は、情報記録媒体のフォーマット処理を行う装置であって、前記情報記録媒体は、データ領域を備え、前記データ領域は、ユーザデータ領域とスペア領域とを備え、前記ユーザデータ領域は、ユーザデータが記録される領域であり、前記スペア領域は、ユーザデータ領域、またはスペア領域における欠陥ブロックの代わりに使用される交替先ブロックを含み、前記交替先ブロックは、前記交替先ブロックの一部が有効データを含んでいないことを示す指示情報を含んでおり、前記装置は、前記フォーマット処理を制御する制御部を備え、前記フォーマット処理を行う場合、前記制御部は、前記交替先ブロックが全ての有効データを含んでいることを示すように、前記交替先ブロックに含まれる前記指示情報をクリアすることを特徴とする。 The apparatus of the present invention is an apparatus for performing a format process of an information recording medium, wherein the information recording medium includes a data area, the data area includes a user data area and a spare area, and the user data area includes The spare area includes a replacement block used in place of a defective block in the user data area or the spare area, and the replacement block is one of the replacement blocks . part is includes indication information indicating that contains no valid data, the apparatus comprises a control unit for controlling the formatting process, when performing the formatting process, the control unit, the replacement block is to indicate that it contains all of the valid data, to clear the indication information included in the replacement block JP To.
ある実施形態によれば、前記指示情報は、前記交替先ブロックに含まれる有効データの状態を示すステータス情報と、前記欠陥ブロックの位置を示すアドレス情報とを含んでおり、前記制御部は、前記フォーマット処理を行う場合、前記交替先ブロックに含まれる有効データは前記欠陥ブロックに存在しないことを示すように、少なくとも前記ステータス情報をクリアする処理を行う。 According to an embodiment, the instruction information includes status information indicating a state of valid data included in the replacement block and address information indicating a position of the defective block, and the control unit includes When the formatting process is performed , at least the status information is cleared so as to indicate that the valid data included in the replacement block does not exist in the defective block .
ある実施形態によれば、前記指示情報は、前記交替先ブロックに含まれる有効データの状態を示すステータス情報と、前記欠陥ブロックの位置を示すアドレス情報とを含んでおり、前記制御部は、前記フォーマット処理を行う場合、前記交替先ブロックに含まれる有効データは前記欠陥ブロックに存在しないことを示すように、少なくとも前記アドレス情報をダミー情報に更新する処理を行う。 According to an embodiment, the instruction information includes status information indicating a state of valid data included in the replacement block and address information indicating a position of the defective block, and the control unit includes When the formatting process is performed , at least the address information is updated to dummy information so as to indicate that the valid data included in the replacement block does not exist in the defective block .
ある実施形態によれば、前記制御部は、前記フォーマット処理としてクイックサーティファイ処理を行うときに、前記交替先ブロックに含まれる情報を更新する処理を行う。 According to an embodiment, the control unit performs a process of updating information included in the replacement block when performing a quick certification process as the formatting process.
本発明の装置は、情報記録媒体のフォーマット処理を行う装置であって、前記情報記録媒体は、物理アドレスが割り当てられた複数のブロックを備え、前記複数のブロックは、欠陥と判定された複数の欠陥ブロックを含んでおり、前記情報記録媒体は、前記複数の欠陥ブロックを属性の種類毎に分類した欠陥リストを記録する欠陥管理領域を備えており、前記装置は、前記フォーマット処理を制御する制御部を備え、前記フォーマット処理は、前記欠陥ブロックを対象として処理を行う欠陥ブロック処理を含んでおり、前記制御部は、前記属性の異なる2つ以上の前記欠陥ブロックに対して、物理アドレス順に前記欠陥ブロック処理を行うことを特徴とする。 An apparatus according to the present invention is an apparatus for performing a format process of an information recording medium, wherein the information recording medium includes a plurality of blocks to which physical addresses are assigned, and the plurality of blocks are a plurality of blocks determined to be defective. The information recording medium includes a defect management area for recording a defect list in which the plurality of defective blocks are classified for each attribute type, and the apparatus controls the formatting process. The format process includes a defect block process for performing the process on the defective block, and the control unit performs the physical block in the physical address order for the two or more defective blocks having different attributes. Defective block processing is performed.
ある実施形態によれば、前記制御部は、前記属性の種類毎に分類された前記複数の欠陥ブロックを前記物理アドレス順に並べ替えたリストを生成し、前記物理アドレス順に並べ替えたリストを用いて前記欠陥ブロック処理を行う。 According to an embodiment, the control unit generates a list in which the plurality of defective blocks classified according to the attribute type are sorted in the physical address order, and uses the list sorted in the physical address order. The defective block process is performed.
ある実施形態によれば、前記制御部は、前記物理アドレスが連続する互いに隣接する複数の欠陥ブロックに対して一括して前記欠陥ブロック処理を行う。 According to an embodiment, the control unit collectively performs the defective block processing on a plurality of adjacent defective blocks having consecutive physical addresses.
ある実施形態によれば、前記制御部は、前記欠陥ブロック処理を行うとき、前記属性毎の次に前記欠陥ブロック処理を行う予定の欠陥ブロックを示す情報を保持する。 According to an embodiment, when the defective block processing is performed, the control unit holds information indicating a defective block scheduled to be subjected to the defective block processing next for each attribute.
ある実施形態によれば、前記制御部は、前記欠陥ブロック処理としてクイックサーティファイ処理を行うときに、前記属性の異なる2つ以上の前記欠陥ブロックに対して、物理アドレス順にサーティファイ処理を行う。 According to an embodiment, when the quick certification process is performed as the defective block process, the control unit performs the certification process in the order of physical addresses on two or more defective blocks having different attributes.
本発明の方法は、情報記録媒体のフォーマット処理を行う方法であって、前記情報記録媒体は、データ領域を備え、前記データ領域は、ユーザデータ領域とスペア領域とを備え、前記ユーザデータ領域は、ユーザデータが記録される領域であり、前記スペア領域は、ユーザデータ領域、またはスペア領域における欠陥ブロックの代わりに使用される交替先ブロックを含み、前記交替先ブロックは、前記交替先ブロックの一部が有効データを含んでいないことを示す指示情報を含んでおり、前記フォーマット処理は、前記欠陥ブロックを対象として処理を行う欠陥ブロック処理を含んでおり、前記方法は、前記欠陥ブロックに前記欠陥ブロック処理を行うステップと、前記交替先ブロックが全ての有効データを含んでいることを示すように、前記交替先ブロックに含まれる前記指示情報をクリアするステップとを包含することを特徴とする。 The method of the present invention is a method for performing format processing of an information recording medium, wherein the information recording medium includes a data area, the data area includes a user data area and a spare area, and the user data area includes The spare area includes a replacement block used in place of a defective block in the user data area or the spare area, and the replacement block is one of the replacement blocks . The format processing includes defect block processing for processing the defective block as a target, and the method includes the defect block including the defect information. as shown and performing block processing, said replacement block contains all of the valid data, before Characterized in that it comprises the step of clearing said instruction information contained in the replacement block.
本発明の方法は、情報記録媒体のフォーマット処理を行う方法であって、前記情報記録媒体は、物理アドレスが割り当てられた複数のブロックを備え、前記複数のブロックは、欠陥と判定された複数の欠陥ブロックを含んでおり、前記情報記録媒体は、前記複数の欠陥ブロックを属性の種類毎に分類した欠陥リストを記録する欠陥管理領域を備えており、前記フォーマット処理は、前記欠陥ブロックを対象として処理を行う欠陥ブロック処理を含んでおり、前記方法は、前記属性の異なる2つ以上の前記欠陥ブロックに対して、物理アドレス順に前記欠陥ブロック処理を行うステップを包含することを特徴とする。 The method of the present invention is a method for performing format processing of an information recording medium, wherein the information recording medium includes a plurality of blocks to which physical addresses are assigned, and the plurality of blocks are a plurality of blocks determined to be defective. The information recording medium includes a defect management area for recording a defect list in which the plurality of defect blocks are classified according to attribute types, and the formatting process targets the defect blocks. The method includes a defect block process for performing processing, and the method includes a step of performing the defect block process in the order of physical addresses with respect to two or more defective blocks having different attributes.
本発明によれば、交替先ブロックの一部が有効データを含んでいないことを示す指示情報を交替先ブロックが含んでいることから、欠陥ブロックをサーティファイする場合は、交替先ブロックが全ての有効データを含んでいることを示すように交替先ブロックに含まれる指示情報(例えば、PLAおよび/またはステータスビット)をクリアする。この更新により、サーティファイ後に交替先ブロックに記録されたデータを読み出すときに、欠陥ブロックにアクセスしないようにする。これにより、不要なPLA辿り処理が行われることが無くなるため、処理パフォーマンスを向上させることができる。なお、上記欠陥ブロックは交替元ブロック(交替先ブロックのデータがその交替先ブロックに記録される直前に記録されていたブロック)を含む。 According to the present invention, since the replacement destination block includes instruction information indicating that a part of the replacement block does not include valid data , when the defective block is certified, the replacement block is all valid. The instruction information (for example, PLA and / or status bit) included in the replacement block is cleared so as to indicate that the data is included . This update prevents access to the defective block when reading the data recorded in the replacement block after the certification. As a result, unnecessary PLA tracing processing is not performed, so that processing performance can be improved. The defective block includes a replacement source block (a block recorded immediately before the data of the replacement block is recorded in the replacement block).
また、本発明によれば、属性の異なる2つ以上の欠陥ブロックに対して、物理アドレス順に欠陥ブロック処理を行う。欠陥ブロック処理は、例えばクイックサーティファイ処理やQuick Reformat処理である。クイックサーティファイ処理を行う場合は、サーティファイ対象の欠陥ブロックに対して、トラックパスに沿った物理アドレス順にサーティファイを行うことで、トラックパスに沿って1回で全ての対象ブロックをサーティファイでき、処理パフォーマンスを向上させることができる。複数の欠陥ブロックを属性の種類毎にサーティファイしようとすると、上述したようにディスクの内周側と外周側との間を何度もヘッドが往復する必要があるが、本発明によれば、1回で全ての対象ブロックのサーティファイを行うことが出来る。 Further, according to the present invention, defective block processing is performed in order of physical addresses for two or more defective blocks having different attributes. The defect block processing is, for example, quick certification processing or quick reform processing. When performing a quick certification process, all target blocks can be certified at one time along the track path by performing certification on the defective blocks subject to certification in the order of physical addresses along the track path. Can be improved. When trying to certify a plurality of defective blocks for each attribute type, the head needs to reciprocate between the inner and outer sides of the disk as described above. You can certify all target blocks at once.
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(実施形態1)
(1)記録再生装置
まず、本発明の第1の実施形態による記録再生装置を説明する。図10は、本実施形態の記録再生装置100を示す図である。
(Embodiment 1)
(1) Recording / reproducing apparatus First, the recording / reproducing apparatus according to the first embodiment of the present invention will be described. FIG. 10 is a diagram showing the recording / reproducing
記録再生装置100は、光ディスク媒体1に対してデータの記録再生を行う。記録再生装置100は、上位制御装置(図示せず)にI/Oバス190を介して接続されている。上位制御装置は、典型的には、ホストコンピュータである。
The recording / reproducing
記録再生装置100は、命令処理部110と、記録制御部120と、再生制御部130と、欠陥リスト格納バッファ140と、データバッファ150と、サーティファイ制御部160と、サーティファイ実行部170と、光ヘッド部180とを備える。
The recording / reproducing
命令処理部110は、上位制御装置からの命令(コマンド)を解析・処理する。記録制御部120は記録動作の制御を行い、再生制御部130は読み出し動作の制御を行う。光ヘッド部180は、記録制御部120および再生制御部130からの命令に基づいて、光ディスク媒体1にレーザ光を照射して光ディスク媒体1に対する情報の記録再生を行う。データバッファ150は、記録データおよび再生データを一時的に格納する。
The
欠陥リスト格納バッファ140は、光ディスク媒体1の1st〜4thDMAの何れかから読み出した欠陥リスト21、若しくはこれから1st〜4thDMAへ記録しようとする欠陥リスト21など、常に最新の欠陥リスト情報(最新欠陥リスト情報40)を格納する。サーティファイ制御部160はサーティファイ処理全体を制御し、サーティファイ実行部170はサーティファイを実行する。
The defect list storage buffer 140 always has the latest defect list information (latest defect list information) such as the
サーティファイ制御部160は、サーティファイ対象領域算出部161と、欠陥エントリ操作部162と、クリア対象領域算出部163と、サーティファイ情報格納メモリ164とを備える。
The certification control unit 160 includes a certification target
サーティファイ対象領域算出部161は、サーティファイを実施する対象領域を算出する。欠陥エントリ操作部162は、サーティファイでエラーとなったブロックを欠陥リスト21(より厳密には、最新欠陥リスト情報40)に登録したり、成功したブロックを欠陥リスト21から削除したりする。クリア対象領域算出部163は、クイックサーティファイを行うときに、サーティファイ対象領域以外でデータクリアが必要な領域(具体的には、交替先ブロックとして割り当てる領域)を求める。
The certification target
サーティファイ情報格納メモリ164は、サーティファイを行う際に必要な各種情報を格納している。サーティファイ情報格納メモリ164は、サーティファイ対象リスト情報41と、サーティファイ結果リスト情報42と、各属性総個数情報43と、各属性先頭位置ポインタ44とを格納している。
The certification information storage memory 164 stores various types of information necessary for certification. The certification information storage memory 164 stores certification
サーティファイ対象リスト情報41は、サーティファイ対象領域を示すリスト情報である。サーティファイ結果リスト情報42は、サーティファイ結果がエラーであったブロックを示す情報である。各属性総個数情報43は、エントリ属性30ごとの欠陥エントリ23の個数を示す情報である。各属性先頭位置ポインタ44は、最新欠陥リスト情報40中の各エントリ属性の先頭位置を示す情報である。欠陥リスト21(最新欠陥リスト情報40)の一例を図11に示している。
The certification
なお、サーティファイ対象リスト情報41からサーティファイOKだったリストを除くことで、サーティファイ結果リスト情報42と同じ情報を生成することも可能であるが、本実施形態では、サーティファイ対象リスト情報41とサーティファイ結果リスト情報42とを別々に生成して管理する。
It is possible to generate the same information as the certification
また、最新欠陥リスト情報40の初期生成は、記録再生装置100に光ディスク媒体1がセットされて最初に光ディスク媒体1から読み出された情報を、再生制御部130がバッファ140へ格納することで行われる。サーティファイ制御部160は、最新欠陥リスト情報40を格納する際に、各属性総個数情報43および各属性先頭位置ポインタ44の初期設定を行う。
In addition, the initial generation of the latest
図11を参照して、各属性総個数情報43について説明する。各属性総個数情報43は、欠陥リストヘッダ22に含まれるエントリ属性30ごとの総個数情報を用いて生成される。
With reference to FIG. 11, each attribute
欠陥リストヘッダ22中には、“RDE”状態で無いSPR属性の欠陥エントリ23(サーティファイ対象でない)も含めた総個数情報が格納されている。このため、 “RDE”状態のSPR属性の欠陥エントリ23の先頭位置と終端位置とを探索し、この間に含まれる欠陥エントリ23の個数をサーティファイ対象のSPR属性総個数情報として設定する。
The
各属性先頭位置ポインタ44は、最新欠陥リスト情報40に含まれる最初の欠陥エントリ23の位置を0と設定して、各属性総個数情報43を用いて先頭位置からのオフセット値として各属性の先頭位置を算出することで設定される。なお、SPR属性の欠陥エントリ23の先頭位置は、“RDE”状態の欠陥エントリ23の先頭位置である。
Each attribute
最新欠陥リスト情報40は、光ディスク媒体1から欠陥ブロックが新たに検出されたとき、あるいは、欠陥と判定されていたブロックに正常にデータが記録できたときなどに更新される。
The latest
なお、記録制御部120、再生制御部130およびサーティファイ制御部160をまとめて制御部と呼ぶこともある。上述した記録再生装置100の各構成要素はハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアによって実現されてもよい。
The
(2)クイックサーティファイ処理手順
次に、クイックサーティファイ処理手順を説明する。本実施形態では、クイックサーティファイ処理をトラックパスに沿って1回で実施するために、エントリ属性30によらずに、対象ブロックの物理アドレス順に欠陥エントリ23を並べ替えたサーティファイ対象リスト情報41を生成し、このリスト情報41が示す順番にサーティファイを行う。また、クイックサーティファイ処理を行ったときには、交替先ブロックのステータスビットおよび/またはPLA情報を更新する。
(2) Quick certification processing procedure Next, a quick certification processing procedure will be described. In this embodiment, in order to perform the quick certification process once along the track path, the certification
図12は、本実施形態によるクイックサーティファイフォーマット処理を示すフローチャートである。 FIG. 12 is a flowchart showing the quick certification format process according to the present embodiment.
ステップ1001:まず、記録制御部120は欠陥管理領域(DMA)の情報を更新する。具体的には、サーティファイ制御部160からの命令を受けて、記録制御部120は、サーティファイ処理実行中状態を示すフラグを含むように1stDMA〜4thDMAのディスク定義構造20(図3)を更新する。
Step 1001: First, the
ステップ1002:サーティファイ制御部160は、サーティファイ対象リスト情報41を生成する。具体的には、サーティファイ対象領域算出部161が、最新欠陥リスト情報40からサーティファイ対象となるブロックの位置情報を算出し、サーティファイ対象リスト情報41へ追加していく。
Step 1002: The certification control unit 160 generates certification
図13は、サーティファイ対象リスト情報41の生成処理手順を示すフローチャートである。図14は、サーティファイ対象リスト情報41を示す図である。
FIG. 13 is a flowchart showing a procedure for generating the certification
ステップ1101:サーティファイ対象の全てのエントリ属性30の欠陥エントリ23に対して、以下のステップ1102からステップ1104を繰り返す。具体的には、欠陥リスト21に登録されているRAD属性、NRD属性、SPR属性(サブ属性がRDE状態)、PBA属性、UNUSE属性の全ての欠陥エントリ23に対して、属性ごとに以下の処理を繰り返して実施する。
Step 1101: The following
ステップ1102:サーティファイ制御部160は、対象のエントリ属性30の欠陥エントリ23の中に、サーティファイ対象リスト情報41へ追加していない欠陥エントリ23が存在するか否かを判断する。例えば、各属性総個数情報43を用いて、その個数分を全てサーティファイ対象リスト情報41へ追加したか否かを確認し、個数に満たない場合にはまだ追加していない情報が存在すると判断する。
Step 1102: The certification control unit 160 determines whether or not the
ステップ1103:サーティファイ対象領域算出部161は、対象のエントリ属性30における最小の物理アドレス情報を取得する。図11に示すように、欠陥エントリ23はエントリ属性30ごとにソートされており、各属性先頭位置ポインタ44が各属性の処理対象先頭位置を示している。各属性先頭位置ポインタ44が指す欠陥エントリ23の欠陥ブロックの物理アドレスを取得する。また、サーティファイ対象領域算出部161は、物理アドレスの取得が完了すると、各属性先頭位置ポインタ44を、同じ属性の中の次の欠陥エントリの位置を指すように更新する。
Step 1103: The certification target
ステップ1104:サーティファイ対象領域算出部161は、ステップ1103で取得した物理アドレス情報をサーティファイ対象リスト情報41に登録する。この際、サーティファイ対象リスト情報41が、物理アドレス情報を昇順にソートしたリストになるように追加する。追加したら、ステップ1102へ戻る。
Step 1104: The certification target
ステップ1105:サーティファイ対象の全てのエントリ属性30に対して処理が未完了ならば、次のエントリ属性30を対象としてステップ1101へ戻る。サーティファイ対象の全てのエントリ属性30に対して完了していれば、処理を終了する。
Step 1105: If processing has not been completed for all the entry attributes 30 to be certified, the process returns to step 1101 for the
図14を参照して、サブ属性がRDEでないSPR属性(サーティファイ対象でない)を除く全ての欠陥エントリ23に登録された欠陥ブロックの先頭物理アドレス(4Byteの情報)を抽出し、エントリ属性30の種別によらずに物理アドレス順に昇順に並べたサーティファイ対象リスト情報41を生成する。複数ブロックにまたがる可能性のあるPBA属性の欠陥エントリ23については、その示される領域に含まれるブロックの先頭物理アドレスを全て抽出して、サーティファイ対象リスト情報41に登録する。
Referring to FIG. 14, the leading physical address (4 byte information) of the defective block registered in all
なお、図14に示す例では、サーティファイ対象リスト情報41を、サーティファイ対象の4Byteの物理アドレス情報のみのリストとして説明しているが、これに限定されない。例えば、連続した領域を一括管理できるように、先頭物理アドレス情報と連続ブロック数とを組み合わせた形式で情報を管理してもよい。
In the example illustrated in FIG. 14, the certification
サーティファイ対象リスト情報41の終端には、終端であることを示す識別情報(=物理アドレスとして絶対に取りえない値。例えば、16進数でFFFFFFFFhという4Byteの値)が付与される。
At the end of the certification
再び図12を参照して、クイックサーティファイフォーマット処理手順を説明する。 Referring to FIG. 12 again, the quick certification format processing procedure will be described.
ステップ1003:サーティファイ制御部160は、保持している欠陥リスト21に関する情報、つまり最新欠陥リスト情報40を初期化する。具体的には、スペア領域15aおよび15b中の全ブロックを交替位置情報33とするSPR属性(サブ属性32がRDE状態でないもの)の欠陥エントリ23のみ存在し、その他のエントリ属性30の欠陥エントリ23が存在しない欠陥リスト21を最新欠陥リスト情報40とする。
Step 1003: The certification control unit 160 initializes information about the held
ステップ1004:サーティファイ対象領域算出部161は、サーティファイ対象領域を算出する。具体的には、サーティファイ対象領域算出部161は、ステップ1002で生成したサーティファイ対象リスト情報41から、サーティファイを開始する物理アドレスおよび連続ブロック数を算出する。例えば、図14に示すサーティファイ対象リスト情報41では、物理アドレス100060h、100080h、1000A0が連続しているため、サーティファイ開始物理アドレスが100060h、連続ブロック数が3という形で算出する。
Step 1004: The certification target
サーティファイ対象リスト情報41に登録されている物理アドレス情報が連続したブロックを指している場合には、それらのブロックの数も連続ブロック数の中に組み込む。
When the physical address information registered in the certification
こうすることで、連続した複数のブロックへのサーティファイを一括して実施することが出来るようになり、1つのブロックごとにサーティファイを実施する場合と比べて処理パフォーマンスを向上させることができる。 By doing so, it becomes possible to carry out certification for a plurality of consecutive blocks at once, and the processing performance can be improved compared to the case where certification is carried out for each block.
なお、サーティファイ対象領域算出部161は、リスト情報41中の次のサーティファイ対象の物理アドレスを指すポインタを保持していてもよい。このポインタは、初期状態ではサーティファイ対象リスト情報41中の先頭の物理アドレスを指し、ポインタが指す物理アドレスを含むサーティファイ対象領域の算出が終了したら、後に続く未だ算出が行われていない物理アドレスを指すように更新される。このようなポインタを用いることにより、次にステップ1004の処理が要求された場合に容易にサーティファイ対象領域を算出することが出来る。
The certification target
ステップ1005:サーティファイ制御部160は、サーティファイ対象領域が存在するか否かを判断する。具体的には、サーティファイ制御部160は、ステップ1004で算出したサーティファイ開始物理アドレスがディスク上の物理アドレスであれば(つまり、終端を示す情報であるFFFFFFFFhで無ければ)、または連続ブロック数が0で無ければ、サーティファイ対象領域が存在すると判断する。
Step 1005: The certification control unit 160 determines whether or not a certification target area exists. Specifically, the certify controller 160 determines that the certification start physical address calculated in
ステップ1006:サーティファイ対象領域が存在すると判断した場合は、サーティファイ制御部160はサーティファイを実施する。具体的には、サーティファイ制御部160は、ステップ1004で算出された領域に対してサーティファイを行うよう、サーティファイ実行部170へ要求し、サーティファイ実行部170はその領域に対してサーティファイを実施する。
Step 1006: If it is determined that the certification target area exists, the certification control unit 160 performs certification. Specifically, the certification control unit 160 requests the
ステップ1007:サーティファイ実行部170によるサーティファイ結果から、サーティファイ制御部160は、サーティファイに失敗した領域が存在するか否かを判断する。
Step 1007: From the certification result by the
ステップ1008:サーティファイに失敗した領域が存在すると判定した場合、サーティファイ制御部160は、そのサーティファイでエラーとなった領域を示す情報を保持する。具体的には、サーティファイ制御部160は、エラーとなったブロックの先頭物理アドレスを、サーティファイ結果リスト情報42に加える。
Step 1008: If it is determined that there is an area where certification has failed, the certification control unit 160 holds information indicating the area where the certification has failed. Specifically, the certification control unit 160 adds the head physical address of the block in error to the certification
エラーとなったブロックのアドレスをサーティファイ結果リスト情報42に加えた場合、またはステップ1007においてエラーとなったブロックが存在しないと判定された場合は、ステップ1004の処理に戻る。そして、ステップ1005においてサーティファイ対象領域が存在しないと判定されるまで、ステップ1004からステップ1008の処理を繰り返す。
If the address of the block in error is added to the certification
ステップ1009:欠陥エントリ操作部162は、サーティファイでエラーとなった全ての領域を欠陥リスト21に登録する。具体的には、欠陥エントリ操作部162は、サーティファイ結果リスト情報42に登録された全ての物理アドレスのブロックを欠陥ブロックとした欠陥エントリ23を、最新欠陥リスト情報40に登録する。エラーとなったブロックがユーザデータ領域14内のブロックである場合には、その物理アドレスを欠陥位置情報31としたRAD0属性の欠陥エントリ23を生成する。エラーとなったブロックがスペア領域15内のブロックである場合には、その物理アドレスを交替位置情報33としたUNUSE属性の欠陥エントリ23を生成する。また、欠陥リストヘッダ22中に含まれる各エントリ属性の総個数情報および各属性総個数情報43もあわせて更新する。
Step 1009: The defect
ステップ1009が完了した時点で、サーティファイ結果を反映した最新欠陥リスト情報40が生成される。
When
欠陥エントリ操作部162は、SPR属性の欠陥エントリ23の交替位置情報33に登録されているブロックの中から最適なブロックを選択して、RAD0属性の欠陥エントリ23の交替先ブロックとして割り当てる。これに伴い、交替先ブロックとして選択されたブロックを元々登録していたSPR属性の欠陥エントリ23は削除する。なお、SPR属性の欠陥エントリ23を、RAD0属性の欠陥エントリ23に置き換える方法でもよい。
The defect
ここで、上述の最適なブロックとは、例えば、交替元ブロックから最も近い距離に位置するブロック(半径距離的に最も近いブロック)であるが、物理アドレス距離的に最も近いブロックであってもよく、そのときのディスクの使用状況に応じて選択される。 Here, the above-mentioned optimal block is, for example, a block located at the closest distance from the replacement source block (the block closest to the radial distance), but may be a block closest to the physical address distance. It is selected according to the disk usage status at that time.
同様に、UNUSE属性の欠陥エントリ23の登録に併せて、UNUSE属性の欠陥エントリ23に含まれるブロックを元々登録していたSPR属性の欠陥エントリ23は削除する。なお、SPR属性の欠陥エントリ23を、UNUSE属性の欠陥エントリ23に置き換える方法でもよい。
Similarly, along with the registration of the UNUSE
ステップ1010:サーティファイ制御部160は、交替先ブロックとして割り当てたブロックのステータスビット(図6)を示すフラグ情報をクリアする。ここでクリアするとは、例えば、全ての有効データが当該ブロックに存在していることを示すようにフラグ情報を書き換える処理である。具体的には、クリア対象領域算出部163は、RAD0属性の欠陥エントリ23が示す交替先ブロックの物理アドレス情報を算出し、その交替先ブロックのステータスビットを“10”以外の値にする(図6(a))。例えば、サーティファイ制御部160は、RAD0属性の欠陥エントリ23が示す交替先ブロックにパディングデータ(データとして意味を持たない任意のデータ)を記録するように記録制御部120に要求し、記録制御部120は、ステータスビットの値を、パディング属性を示す“11”にする。
Step 1010: The certification control unit 160 clears flag information indicating a status bit (FIG. 6) of a block assigned as a replacement block. Here, clearing is, for example, a process of rewriting flag information so as to indicate that all valid data exists in the block. Specifically, the clear target
ステップ1011:記録制御部120は欠陥管理領域(DMA)を更新する。具体的には、サーティファイ制御部160は、ステップ1009で生成した最新欠陥リスト情報40を欠陥リスト21としてDMAに記録するよう記録制御部120に要求し、記録制御部120は1stDMAから4thDMAに記録を行う。また、このとき、ディスク定義構造20の中に含まれるサーティファイ処理実行中状態を示すフラグもクリアする。
Step 1011: The
以上で、クイックサーティファイ処理が完了する。 This completes the quick certification process.
上述したように、クイックサーティファイフォーマットを行うときに、RAD0属性の欠陥エントリ23の交替先ブロックのステータスビットを“10”以外の値に書き換える、つまりDiscard状態でない状態に変更しておく。PLA辿り処理(図9)のステップ803の処理において、読み出したデータがDiscard状態でないと判定された場合は、PLAが示す交替元ブロックへアクセスすることは無い。交替先ブロックのステータスビットを“10”以外の値に書き換える、すなわちPLAが無効であることを示すようにステータスビットを書き換えることで、その交替先ブロックをReadするときに無駄なPLA辿り処理を行うことが無くなり、処理パフォーマンスを向上させることが出来る。
As described above, when the quick certification format is performed, the status bit of the replacement destination block of the
また、PLAをダミー情報に書き換えることで、無駄なPLA辿り処理を防止してもよい。例えば、PLAを交替元ブロックの物理アドレスでない無効な値に書き換え、ステップ803の処理からステップ806の処理へ進むことにより、無駄なPLA辿り処理を防止することができる。
In addition, useless PLA tracing processing may be prevented by rewriting PLA with dummy information. For example, by rewriting the PLA to an invalid value that is not the physical address of the replacement source block and proceeding from the processing in
また、サーティファイ対象の欠陥ブロックをトラックパスに沿った物理アドレス順にソートしたサーティファイ対象リスト情報41を生成し、そのリストが示す順番にサーティファイを行うことで、トラックパスに沿って1回で全ての対象ブロックをサーティファイでき、処理パフォーマンスを向上させることができる。
Further, by generating certification
なお、サーティファイ対象リスト情報41を、サーティファイ対象ブロックの4Byteの物理アドレス情報のみのリストとして説明したが、これに限定されない。例えば、連続した領域を一括管理できるように、先頭物理アドレス情報と連続ブロック数とを組み合わせた形式で情報を管理してもよい。また、サーティファイ結果リスト情報42を、サーティファイでエラーとなったブロックの4Byteの物理アドレス情報のみのリストとして説明したが、これに限定されず、連続した領域を一括管理できるように、先頭物理アドレス情報と連続ブロック数とを組み合わせた形式で情報を管理してもよい。
The certification
なお、ステップ1010(図12)で記録するデータはパディングデータで無くとも良く、例えばステータスビットを“00”にしたAll 00hのデータ等、ステータスビットを“10”以外のデータに書き換えることが出来ればよい。 Note that the data recorded in step 1010 (FIG. 12) does not have to be padding data. For example, if the status bit can be rewritten to data other than “10”, such as All 00h data with the status bit set to “00”. Good.
また、ステップ1010の処理では、対象ブロックのデータ全てを書き換える必要はなく、少なくとも対象ブロックのステータスビットを“10”以外の値に出来ればよい。例えばステータスビットのみを“11”に書き換える処理でもよい。
In the process of
また、ステップ1010の処理では、ステータスビットを更新する対象を、RAD0属性の欠陥エントリ23の交替先ブロックのみとしているが、これに限定されず、例えば、交替先として使用される可能性のあるスペア領域中の全ブロックに対して処理を行ってもよい。あるいは、Discard状態の交替先ブロックのステータスビットのみを更新するという方法でもよい。
Further, in the processing of
また、ステップ1008およびステップ1009の処理では、サーティファイでエラーとなったブロックをサーティファイ結果リスト情報42に登録し、全てのサーティファイ対象領域に対してのサーティファイが完了した後、エラーとなった全てのブロックを最新欠陥リスト情報40へ登録していたが、この処理手順に限定されない。例えば、サーティファイ結果リスト情報42を用いず、ステップ1008の処理の直後にステップ1009の処理を実施する、つまりサーティファイでエラーとなったブロックを検出するたびに、対応する欠陥エントリ23を最新欠陥リスト情報40へ登録してもよい。
Further, in the processing of
また、BD−REのフォーマット処理の1つとして、“Quick Reformat”と呼ばれるフォーマット処理がある。この処理では、登録されている全ての欠陥エントリ23を、RDE状態のPBA属性またはRDE状態のSPR属性の欠陥エントリ23として登録し直す。この処理は、上述のクイックサーティファイの処理手順の一部を改変することで実現できる。例えば、ステップ1006(図12)の処理を行わずに、ステップ1007において常にエラーと判断して、欠陥ブロックをサーティファイ結果リスト情報42へ登録する。ステップ1009の処理において、ユーザデータ領域中の欠陥ブロックを、RDE状態のPBA属性の欠陥エントリ23で登録する。また、スペア領域中の欠陥ブロックを、RDE状態のSPR属性の欠陥エントリ23で登録する。これにより“Quick Reformat”を実現することが出来る。このように、クイックサーティファイの処理手順の一部を利用して“Quick Reformat”を行うことにより、処理回路の複雑化を抑制することができる。
As one of the BD-RE format processes, there is a format process called “Quick Format”. In this process, all the registered
(実施形態2)
(1)記録再生装置
次に、本発明の第2の実施形態による記録再生装置を説明する。図15は、本実施形態の記録再生装置100を示す図である。本実施形態の記録再生装置100は、実施形態1の記録再生装置100と同じ構成要素を備えているが、サーティファイ情報格納メモリ164には、サーティファイ対象リスト情報41と、サーティファイ結果リスト情報42とが格納されていない。また、サーティファイ制御部160が実行する処理プログラムが異なる。処理の詳細は後述する。
(Embodiment 2)
(1) Recording / Reproducing Device Next, a recording / reproducing device according to a second embodiment of the present invention will be described. FIG. 15 is a diagram showing the recording / reproducing
各属性総個数情報43および各属性先頭位置ポインタ44の初期設定については、上述した実施形態1での処理と同様に、サーティファイ制御部160が最新欠陥リスト情報40を用いて行う。
The initial setting of each attribute
(2)クイックサーティファイ処理手順
本実施形態では、欠陥リスト21の情報をそのまま用いて、クイックサーティファイ処理をトラックパスに沿って1回で実施すると共に、交替先ブロックのステータスビットおよび/またはPLA情報を更新する。
(2) Quick certification processing procedure In this embodiment, using the information of the
図16は、本実施形態のクイックサーティファイフォーマット処理を示すフローチャートである。図17は、欠陥リスト21(最新欠陥リスト情報40)の一例を示している。 FIG. 16 is a flowchart showing the quick certificate format process of the present embodiment. FIG. 17 shows an example of the defect list 21 (latest defect list information 40).
ステップ1401:まず、記録制御部120は欠陥管理領域(DMA)を更新する。具体的には、サーティファイ制御部160からの命令を受けて、記録制御部120は、サーティファイ処理実行中状態を示すフラグを含むように1stDMA〜4thDMAのディスク定義構造(図3)を更新する。
Step 1401: First, the
ステップ1402:サーティファイ対象領域算出部161は、サーティファイ対象領域を算出する。具体的には、サーティファイ対象領域算出部161は、各属性先頭位置ポインタ44(図17)が指しているブロックのうちで、物理アドレスが最小のブロックの物理アドレスをサーティファイ開始物理アドレス情報として算出する。また、その物理アドレスが最小のブロックの次のブロック(同じエントリ属性のブロック)を指すようにポインタ44を更新する。
Step 1402: The certification target
更新後のポインタ44が指しているブロックの中に、先に選択した物理アドレスが最小のブロックと物理アドレスが連続しているブロックが存在する場合は、ステップ1004(図12)の処理と同様に、連続しているブロックの数を連続ブロック数として算出する。こうすることで、連続した複数のブロックへのサーティファイを一括して実施することが出来るようになり、1つのブロックごとにサーティファイを実施する場合と比べて、処理パフォーマンスを向上させることができる。
If there is a block in which the physical address selected earlier and the block having the smallest physical address exist among the blocks pointed to by the updated
例えば、図17に示すリストでは、サーティファイ対象ブロックの物理アドレスのうち最小の物理アドレスは、RDE状態のSPR属性の100060hである。この物理アドレス100060hには、UNUSE属性の100080h、1000A0hが連続しているため、サーティファイ開始物理アドレスが100060h、連続ブロック数が3という形で算出する。
For example, in the list shown in FIG. 17, the minimum physical address among the physical addresses of the certification target blocks is 100060h of the SPR attribute in the RDE state. Since this
サーティファイ対象領域が存在しない場合には、サーティファイ開始物理アドレス情報をFFFFFFFFhと算出するか、または連続ブロック数を0と算出する。 When the certification target area does not exist, the certification start physical address information is calculated as FFFFFFFFh, or the number of consecutive blocks is calculated as zero.
ステップ1403:サーティファイ制御部160は、サーティファイ対象領域が存在するか否かを判断する。具体的には、サーティファイ制御部160は、ステップ1402で算出したサーティファイ開始物理アドレス情報がディスク上の物理アドレス情報であれば(つまり、終端を示す情報であるFFFFFFFFhで無ければ)、または連続ブロック数が0で無ければ、サーティファイ対象領域が存在すると判断する。
Step 1403: The certification control unit 160 determines whether or not a certification target area exists. Specifically, the certification control unit 160 is the certification start physical address information calculated in
ステップ1404:サーティファイ対象領域が存在すると判断した場合は、サーティファイ制御部160はサーティファイを実施する。具体的には、サーティファイ制御部160は、ステップ1402で算出された領域に対してサーティファイを行うよう、サーティファイ実行部170へ要求し、サーティファイ実行部170はその領域に対してサーティファイを実施する。
Step 1404: If it is determined that the certification target area exists, the certification control unit 160 performs certification. Specifically, the certification control unit 160 requests the
ステップ1405:サーティファイ実行部170によるサーティファイ結果から、サーティファイ制御部160は、サーティファイに成功した領域が存在するか否かを判定する。
Step 1405: From the certification result by the
ステップ1406:サーティファイに成功した領域が存在すると判定された場合は、欠陥エントリ操作部162は、サーティファイに成功した領域(ブロック)に対応する欠陥エントリ23を最新欠陥リスト情報40から削除または更新する。
Step 1406: When it is determined that there is an area that has been successfully certified, the defect
例えば、RAD0属性の欠陥エントリ23のブロックへのサーティファイが成功した場合、欠陥エントリ操作部162は、当該欠陥エントリ23の交替先ブロックを、SPR属性(RDE状態でない)の欠陥エントリ23として登録し直すとともに、当該RAD0属性の欠陥エントリ23は削除する。あるいは、RAD0属性の欠陥エントリ23をSPR属性(RDE状態でない)の欠陥エントリ23に変更する。
For example, when the certification to the block of the
UNUSE属性およびSPR属性(RDE状態)の欠陥エントリ23のブロックへのサーティファイが成功した場合も同様に、交替先ブロックをSPR属性(RDE状態でない)の欠陥エントリ23として登録し直すとともに、UNUSE属性またはSPR属性(RDE状態)の欠陥エントリ23は削除する。あるいは、UNUSE属性またはSPR属性(RDE状態)の欠陥エントリ23をSPR属性(RDE状態でない)の欠陥エントリ23に変更する。
Similarly, when the certification to the block of the
NRD属性の欠陥エントリ23のブロックへのサーティファイが成功した場合は、その欠陥エントリ23を削除する。
When the certification to the block of the
PBA属性の欠陥エントリ23に登録されている領域全てのサーティファイに成功した場合には、その欠陥エントリ23を削除する。PBA属性の欠陥エントリ23に登録されている領域の一部のサーティファイに成功した場合には、成功したブロックを削除した連続ブロック数を示すPBA属性の欠陥エントリ23として登録し直す。
When the certification of all the areas registered in the
ステップ1407:サーティファイ制御部160は、ポインタ情報を更新する。具体的には、サーティファイ制御部160は、ステップ1406の処理において欠陥エントリ23の削除および/または更新が発生したことに伴い、各属性先頭位置ポインタ44を更新するとともに、欠陥リストヘッダ22中の各エントリ属性30の総個数情報や、各属性総個数情報43も更新する。
Step 1407: The certification control unit 160 updates the pointer information. Specifically, the certification control unit 160 updates each attribute
各属性先頭位置ポインタ44の更新が完了した場合、またはステップ1405の処理においてサーティファイに成功したブロックが存在しないと判定された場合は、ステップ1402の処理に戻る。そして、ステップ1403の処理においてサーティファイ対象領域が存在しないと判定されるまで、ステップ1402からステップ1407の処理を繰り返す。
When the update of each attribute
ステップ1408:サーティファイ制御部160は、交替先ブロックのステータスビット(図6)をクリアする。具体的には、クリア対象領域算出部163は、サーティファイに失敗したブロックの欠陥エントリ23の中から、RAD属性の欠陥エントリ23が示す交替先ブロックの物理アドレス情報を算出し、その交替先ブロックのステータスビットを“10”以外の値にする(図6(a))。例えば、サーティファイ制御部160は、RAD0属性の欠陥エントリ23が示す交替先ブロックにパディングデータを記録するように記録制御部120に要求し、記録制御部120は、ステータスビットの値を、パディング属性を示す“11”にする。
Step 1408: The certification control unit 160 clears the status bit (FIG. 6) of the replacement block. Specifically, the clear target
ステップ1409:記録制御部120は欠陥管理領域(DMA)を更新する。具体的には、サーティファイ制御部160は、ステップ1402〜ステップ1407で生成した最新欠陥リスト情報40を欠陥リスト21としてDMAへ記録するように記録制御部120に要求し、記録制御部120は1stDMAから4thDMAに記録を行う。また、このとき、ディスク定義構造20の中に含まれるサーティファイ処理実行中状態を示すフラグもクリアする。
Step 1409: The
以上で、クイックサーティファイ処理が完了する。 This completes the quick certification process.
上述したように、クイックサーティファイフォーマットを行うときに、RAD0属性の欠陥エントリ23の交替先ブロックのステータスビットを“10”以外の値に書き換える、つまりDiscard状態でない状態に変更しておく。これにより、その交替先ブロックをReadするときに無駄なPLA辿り処理を行うことが無くなり、処理パフォーマンスを向上させることが出来る。
As described above, when the quick certification format is performed, the status bit of the replacement destination block of the
また、サーティファイ対象の全ての欠陥ブロックに対して、一元的にトラックパスに沿った物理アドレスの順番にサーティファイを行うことで、トラックパスに沿って1回で全ての対象ブロックをサーティファイでき、処理パフォーマンスを向上させることができる。 Also, by performing certification in the order of physical addresses along the track path for all defective blocks subject to certification, all the target blocks can be certified at one time along the track path. Can be improved.
なお、ステップ1408(図15)で記録するデータはパディングデータで無くともよく、例えばステータスビットを“00”にしたAll 00hのデータ等、ステータスビットを“10”以外のデータに書き換えることが出来ればよい。 Note that the data recorded in step 1408 (FIG. 15) need not be padding data. For example, if the status bit can be rewritten to data other than “10”, such as All 00h data with the status bit set to “00”. Good.
また、ステップ1408の処理では、対象ブロックのデータ全てを書き換える必要はなく、少なくとも対象ブロックのステータスビットを“10”以外の値に出来ればよい。例えばステータスビットのみを“11”に書き換える処理でもよい。
In the processing of
また、ステップ1408の処理では、ステータスビットを更新する対象を、RAD0属性の欠陥エントリ23の交替先ブロックのみとしているが、これに限定されず、例えば、交替先として使用される可能性のあるスペア領域中の全ブロックに対して処理を行ってもよい。
In the processing in
また、上述の実施形態1および2の処理以外の処理として、欠陥リスト21中の物理アドレスが最も小さいブロックを毎回求めることで、トラックパスに沿って1回で全ての対象ブロックをサーティファイする処理を行ってもよい。
Further, as a process other than the processes of the first and second embodiments described above, a process of certifying all target blocks at once along the track path by obtaining a block having the smallest physical address in the
また、上述の実施形態1および2の処理では、物理アドレスが小さいブロックから順に、つまり昇順にトラックパスに沿ってサーティファイを行ったが、これに限定されない。例えば、物理アドレスが大きいブロックから順、つまり降順に、トラックパスと逆の方向に順にサーティファイを行っても、同様の効果を得ることが出来る。 In the processing of the first and second embodiments described above, certification is performed in order from the block having the smallest physical address, that is, in ascending order along the track path, but the present invention is not limited to this. For example, the same effect can be obtained by performing certification in order from the block with the largest physical address, that is, in descending order, in the direction opposite to the track path.
なお、上述の実施形態1および2の処理では、書換え型BDであるBD−REを例にとって説明したが、上述の処理が適用されるメディアはBD−REに限定されず、BD−REのフラグビット(ステータスビット)と同様な情報を有するメディアにも適用することが出来る。 In the above-described processing of the first and second embodiments, the BD-RE that is a rewritable BD has been described as an example. However, the medium to which the above-described processing is applied is not limited to the BD-RE, and the BD-RE flag. It can also be applied to media having information similar to bits (status bits).
また、上述の実施形態1および2の処理では、クイックサーティファイフォーマットを例にとって説明したが、本発明はクイックサーティファイフォーマットに限定されず、本発明は、交替先ブロックを示す欠陥エントリ(RAD属性相当)がフォーマット後に存在するような処理に対して適用することが出来る。 In the processing of the first and second embodiments described above, the quick certification format has been described as an example. However, the present invention is not limited to the quick certification format, and the present invention is a defect entry (corresponding to a RAD attribute) indicating a replacement destination block. Can be applied to processes that exist after formatting.
本発明は、情報記録媒体のフォーマット処理に関する技術分野において特に有用である。 The present invention is particularly useful in the technical field relating to format processing of information recording media.
1 光ディスク媒体
2 トラック
3 ブロック
4 リードイン領域
5 データ領域
6 リードアウト領域
10、11、12、13 欠陥管理領域(DMA)
14 ユーザデータ領域
15a、15b スペア領域
20 ディスク定義構造(DDS)
21 欠陥リスト(DFL)
22 欠陥リストヘッダ
23 欠陥エントリ
30 エントリ属性
31 欠陥位置情報
32 サブ属性
33 交替位置情報
40 最新欠陥リスト情報
41 サーティファイ対象リスト情報
42 サーティファイ結果リスト情報
43 各属性総個数情報
44 各属性先頭位置ポインタ
100 記録再生装置
110 命令処理部
120 記録制御部
130 再生制御部
140 欠陥リスト格納バッファ
150 データバッファ
160 サーティファイ制御部
161 サーティファイ対象領域算出部
162 欠陥エントリ操作部
163 クリア対象領域算出部
164 サーティファイ情報格納メモリ
170 サーティファイ実行部
180 光ヘッド部
190 I/Oバス
DESCRIPTION OF
14
21 Defect List (DFL)
22
Claims (6)
前記情報記録媒体は、データ領域を備え、
前記データ領域は、ユーザデータ領域とスペア領域とを備え、
前記ユーザデータ領域は、ユーザデータが記録される領域であり、
前記スペア領域は、ユーザデータ領域、またはスペア領域における欠陥ブロックの代わりに使用される交替先ブロックを含み、
前記交替先ブロックは、前記交替先ブロックの一部が有効データを含んでいないことを示す指示情報を含んでおり、
前記指示情報は、前記交替先ブロックに含まれる有効データの状態を示すステータス情報と、前記欠陥ブロックの位置を示すアドレス情報とを含んでおり、
前記装置は、前記フォーマット処理を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記フォーマット処理を行う場合、前記交替先ブロックに含まれる有効データは前記欠陥ブロックに存在しないことを示すように、少なくとも前記ステータス情報をクリアする、装置。 An apparatus for performing format processing of an information recording medium,
The information recording medium includes a data area,
The data area includes a user data area and a spare area,
The user data area is an area where user data is recorded,
The spare area includes a replacement block used in place of a defective block in the user data area or the spare area,
The replacement block includes instruction information indicating that a part of the replacement block does not include valid data,
The instruction information includes status information indicating the state of valid data included in the replacement block, and address information indicating the position of the defective block,
The apparatus includes a control unit that controls the formatting process.
The controller clears at least the status information so as to indicate that valid data included in the replacement block does not exist in the defective block when performing the formatting process .
前記情報記録媒体は、データ領域を備え、
前記データ領域は、ユーザデータ領域とスペア領域とを備え、
前記ユーザデータ領域は、ユーザデータが記録される領域であり、
前記スペア領域は、ユーザデータ領域、またはスペア領域における欠陥ブロックの代わりに使用される交替先ブロックを含み、
前記交替先ブロックは、前記交替先ブロックの一部が有効データを含んでいないことを示す指示情報を含んでおり、
前記指示情報は、前記交替先ブロックに含まれる有効データの状態を示すステータス情報と、前記欠陥ブロックの位置を示すアドレス情報とを含んでおり、
前記装置は、前記フォーマット処理を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記フォーマット処理を行う場合、前記交替先ブロックに含まれる有効データは前記欠陥ブロックに存在しないことを示すように、少なくとも前記アドレス情報をダミー情報に更新する、装置。 An apparatus for performing format processing of an information recording medium,
The information recording medium includes a data area,
The data area includes a user data area and a spare area,
The user data area is an area where user data is recorded,
The spare area includes a replacement block used in place of a defective block in the user data area or the spare area,
The replacement block includes instruction information indicating that a part of the replacement block does not include valid data,
The instruction information includes status information indicating the state of valid data included in the replacement block, and address information indicating the position of the defective block,
The apparatus includes a control unit that controls the formatting process.
The control device updates at least the address information to dummy information so as to indicate that valid data included in the replacement block does not exist in the defective block when performing the formatting process.
前記情報記録媒体は、データ領域を備え、
前記データ領域は、ユーザデータ領域とスペア領域とを備え、
前記ユーザデータ領域は、ユーザデータが記録される領域であり、
前記スペア領域は、ユーザデータ領域、またはスペア領域における欠陥ブロックの代わりに使用される交替先ブロックを含み、
前記交替先ブロックは、前記交替先ブロックの一部が有効データを含んでいないことを示す指示情報を含んでおり、
前記指示情報は、前記交替先ブロックに含まれる有効データの状態を示すステータス情報と、前記欠陥ブロックの位置を示すアドレス情報とを含んでおり、
前記フォーマット処理は、前記欠陥ブロックを対象として処理を行う欠陥ブロック処理を含んでおり、
前記方法は、
前記欠陥ブロックに前記欠陥ブロック処理を行うステップと、
前記交替先ブロックに含まれる有効データは前記欠陥ブロックに存在しないことを示すように、少なくとも前記ステータス情報をクリアするステップと
を包含する、方法。 A method for formatting an information recording medium,
The information recording medium includes a data area,
The data area includes a user data area and a spare area,
The user data area is an area where user data is recorded,
The spare area includes a replacement block used in place of a defective block in the user data area or the spare area,
The replacement block includes instruction information indicating that a part of the replacement block does not include valid data,
The instruction information includes status information indicating the state of valid data included in the replacement block, and address information indicating the position of the defective block,
The format process includes a defect block process for performing the process on the defective block,
The method
Performing the defective block processing on the defective block;
Clearing at least the status information to indicate that valid data contained in the replacement block does not exist in the defective block .
前記情報記録媒体は、データ領域を備え、The information recording medium includes a data area,
前記データ領域は、ユーザデータ領域とスペア領域とを備え、The data area includes a user data area and a spare area,
前記ユーザデータ領域は、ユーザデータが記録される領域であり、The user data area is an area where user data is recorded,
前記スペア領域は、ユーザデータ領域、またはスペア領域における欠陥ブロックの代わりに使用される交替先ブロックを含み、The spare area includes a replacement block used in place of a defective block in the user data area or the spare area,
前記交替先ブロックは、前記交替先ブロックの一部が有効データを含んでいないことを示す指示情報を含んでおり、The replacement block includes instruction information indicating that a part of the replacement block does not include valid data,
前記指示情報は、前記交替先ブロックに含まれる有効データの状態を示すステータス情報と、前記欠陥ブロックの位置を示すアドレス情報とを含んでおり、The instruction information includes status information indicating the state of valid data included in the replacement block, and address information indicating the position of the defective block,
前記フォーマット処理は、前記欠陥ブロックを対象として処理を行う欠陥ブロック処理を含んでおり、The format process includes a defect block process for performing the process on the defective block,
前記方法は、The method
前記欠陥ブロックに前記欠陥ブロック処理を行うステップと、Performing the defective block processing on the defective block;
前記交替先ブロックに含まれる有効データは前記欠陥ブロックに存在しないことを示すように、少なくとも前記アドレス情報をダミー情報に更新するステップとUpdating at least the address information to dummy information to indicate that valid data included in the replacement block does not exist in the defective block;
を包含する、方法。Including the method.
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