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JP4954260B2 - 共有スペース管理システム、共有スペース管理方法及び共有スペース提供サーバ - Google Patents

共有スペース管理システム、共有スペース管理方法及び共有スペース提供サーバ Download PDF

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Description

本発明は、複数の通信端末に情報の共有をさせるために、複数の通信端末からのアクセスが可能な記憶領域である共有スペースを提供する共有スペース管理システム、共有スペース管理方法及び共有スペース提供サーバに関する。
従来より、複数の限定されたユーザに対して、テキストデータ及び画像データといった情報を共有する掲示板やグループ向けの情報共有サイト等の共有スペースを提供するサービスが行われている(例えば、非特許文献1参照)。このようなサービスでは、まず、管理者となるユーザがサイト上に掲示板等の共有スペースを開設するための開設処理を行う。そして、管理者は、その共有スペースに他のユーザがアクセスするためのアカウントとしてID及びパスワードを作成し、共有スペースにアクセスするためのURL等の情報と共に他のユーザに通知する。各ユーザは、通知されたURL等の情報に基づき共有スペースにアクセスし、ID及びパスワードを入力する認証処理を行うことにより、共有スペース上の情報を得ることが可能となる。また、特許文献1には、複数の通信端末の通信を中継する中継装置を構成するサーバに、通信端末装置のそれぞれがアクセスし、通信を行うための認証処理を行うことが記載されている。
特開2009−77132号公報
"Yahoo!グループ"、[online]、ヤフー株式会社、[2009年10月9日検索]、インターネット〈URL:http://groups.yahoo.co.jp/〉
しかしながら、共有スペースを他のユーザに提供するためのID及びパスワードを設定し、他のユーザに通知するといった処理は、管理者にとって負担が大きいものであった。また、他のユーザが共有スペースにアクセスした後、通知されたID及びパスワードを入力する認証処理も、他のユーザにとって操作が煩雑であり、負担が大きいものであった。また、携帯電話といった音声通信端末による音声通話中に、通話中のユーザ間で情報の共有を行うために共有スペースを開設するといった場合には、ユーザの手は携帯電話の保持に使われているため、上記のような認証処理は、ユーザにとって大きな負担となる。さらに、音声通話中の情報共有のために、例えば数十分程度の短時間だけ共有スペースを開設したいといったニーズもあり、かかる場合には、ユーザに与える認証処理の負担感は一層大きいものとなる。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、情報を複数のユーザの端末間で共有するための共有スペースを提供するシステムにおいて、共有スペースに対するアクセスを管理者により決定された特定ユーザに限定する認証処理を実現すると共に、認証処理のためのユーザによる操作の負担を軽減する共有スペース管理システム、共有スペース管理方法及び共有スペース提供サーバを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の共有スペース管理システムは、複数の通信端末に情報の共有をさせるために、複数の通信端末からのアクセスが可能な記憶領域である共有スペースを提供する共有スペース提供サーバ、並びに互いに音声通信可能に接続された第1通信端末及び第2通信端末を含む共有スペース管理システムであって、第2通信端末は、任意の文字列からなるトークンの発行要求であり、第2通信端末を識別する識別子を含むトークン発行要求を共有スペース提供サーバに送信するトークン発行要求送信手段と、トークン発行要求送信手段により送信されたトークン発行要求に応じて共有スペース提供サーバから返信されたトークンを受信するトークン受信手段と、トークン受信手段により受信されたトークンを第2通信端末のユーザに提示するために、該トークンを表示するトークン表示手段と、トークン表示手段にトークンが表示された後に、第2通信端末のユーザにより発話された音声であるユーザ発話音声を取得する発話音声取得手段と、発話音声取得手段により取得されたユーザ発話音声を第1通信端末に送信する発話音声送信手段とを備え、第1通信端末は、第2通信端末から送信されたユーザ発話音声を受信する受話音声受信手段と、第2通信端末に対するアクセス権の設定の可否を判定するための情報であって、受話音声受信手段により受信されたユーザ発話音声に基づく情報であるユーザ発話音声情報を共有スペース提供サーバに送信する受話音声情報送信手段とを備え、共有スペース提供サーバは、第2通信端末からのトークン発行要求を受け付けるトークン発行要求受付手段と、トークン発行要求に応じて発行されたトークンを、トークン発行要求の送信元の識別子に対応付けて記憶する発行トークン記憶手段と、トークン発行要求受付手段により受け付けられたトークン発行要求に応じてトークンを生成すると共に、生成したトークンを第2通信端末の識別子に対応付けて発行トークン記憶手段に記憶させるトークン発行手段と、トークン発行手段により生成されたトークンを第2通信端末に送信するトークン送信手段と、第1通信端末の受話音声情報送信手段から送信されたユーザ発話音声情報を取得する受話音声情報取得手段と、受話音声情報取得手段により取得されたユーザ発話音声情報に含まれる文字列の情報が、発行トークン記憶手段に記憶されているトークンと一致する場合に、第2通信端末に対するアクセス権の設定を許可するトークン判定手段と、共有スペースに対するアクセス権が設定されている通信端末の識別子を、当該共有スペースの識別子に対応付けて記憶している共有スペース情報記憶手段と、トークン判定手段により、第2通信端末に対するアクセス権の設定が許可された場合に、第2通信端末の識別子を共有スペースの識別子に対応付けて共有スペース情報記憶手段に登録するアクセス権設定手段とを備えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の共有スペース管理方法は、複数の通信端末に情報の共有をさせるために、複数の通信端末からのアクセスが可能な記憶領域である共有スペースを提供する共有スペース提供サーバ、並びに音声通信可能に接続された第1通信端末及び第2通信端末を含む共有スペース管理システムにおける共有スペース管理方法であって、第2通信端末が、任意の文字列からなるトークンの発行要求であり、第2通信端末を識別する識別子を含むトークン発行要求を共有スペース提供サーバに送信するトークン発行要求送信ステップと、共有スペース提供サーバが、トークン発行要求送信ステップにおいて送信されたトークン発行要求を受け付けるトークン発行要求受付ステップと、共有スペース提供サーバが、トークン発行要求受付ステップにおいて受け付けられたトークン発行要求に応じてトークンを生成すると共に、発行されたトークンを記憶させるための発行トークン記憶手段に、生成したトークンをトークン発行要求の送信元の識別子に対応付けて記憶させるトークン発行ステップと、共有スペース提供サーバが、トークン発行ステップにおいて生成されたトークンを第2通信端末に送信するトークン送信ステップと、第2通信端末が、トークン送信ステップにおいて送信されたトークンを受信するトークン受信ステップと、第2通信端末が、トークン受信ステップにおいて受信されたトークンを第2通信端末のユーザに提示するために、該トークンを表示するトークン表示ステップと、トークン表示ステップにおいてトークンが表示された後に、第2通信端末のユーザにより発話された音声であるユーザ発話音声を取得する発話音声取得ステップと、第2通信端末が、発話音声取得ステップにおいて取得されたユーザ発話音声を第1通信端末に送信する発話音声送信ステップと、第1通信端末が、第2通信端末から送信されたユーザ発話音声を受信する受話音声受信ステップと、第1通信端末が、第2通信端末に対するアクセス権の設定の可否を判定するための情報であって、受話音声受信手段により受信されたユーザ発話音声に基づく情報であるユーザ発話音声情報を共有スペース提供サーバに送信する受話音声情報送信ステップと、共有スペース提供サーバが、受話音声情報送信ステップにおいて送信されたユーザ発話音声情報を取得する受話音声情報取得ステップと、共有スペース提供サーバが、受話音声情報取得ステップにおいて取得されたユーザ発話音声情報に含まれる文字列の情報が、発行トークン記憶手段に記憶されているトークンと一致する場合に、第2通信端末に対するアクセス権の設定を許可するトークン判定ステップと、共有スペース提供サーバが、トークン判定ステップにおいて第2通信端末に対するアクセス権の設定が許可された場合に、共有スペースに対するアクセス権が設定されている通信端末の識別子を当該共有スペースの識別子に対応付けて記憶している共有スペース情報記憶手段に、第2通信端末の識別子を共有スペースの識別子に対応付けて登録するアクセス権設定ステップとを有することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の共有スペース提供サーバは、互いに音声通信可能に接続された第1通信端末及び第2通信端末を含む共有スペース管理システムにおいて、複数の通信端末に情報の共有をさせるために、複数の通信端末からのアクセスが可能な記憶領域である共有スペースを提供する共有スペース提供サーバであって、第2通信端末からのトークン発行要求を受け付けるトークン発行要求受付手段と、トークン発行要求に応じて発行されたトークンを、トークン発行要求の送信元の識別子に対応付けて記憶する発行トークン記憶手段と、トークン発行要求受付手段により受け付けられたトークン発行要求に応じてトークンを生成すると共に、生成したトークンを第2通信端末の識別子に対応付けて発行トークン記憶手段に記憶させるトークン発行手段と、トークン発行手段により生成されたトークンを第2通信端末に送信するトークン送信手段と、トークン送信手段により送信されたトークンが第2通信端末において表示された後に第2通信端末のユーザにより発話された音声であって、該第2通信端末により取得された後に該第2通信端末から第1通信端末に送信された音声であるユーザ発話音声に基づく情報であるユーザ発話音声情報を、該第1通信端末から取得する受話音声情報取得手段と、受話音声情報取得手段により取得されたユーザ発話音声情報に含まれる文字列の情報が、発行トークン記憶手段に記憶されているトークンと一致する場合に、第2通信端末に対するアクセス権の設定を許可するトークン判定手段と、共有スペースに対するアクセス権が設定されている通信端末の識別子を、当該共有スペースの識別子に対応付けて記憶している共有スペース情報記憶手段と、トークン判定手段により、第2通信端末に対するアクセス権の設定が許可された場合に、第2通信端末の識別子を共有スペースの識別子に対応付けて共有スペース情報記憶手段に登録するアクセス権設定手段とを備えることを特徴とする。
本発明の共有スペース管理システム、共有スペース管理方法及び共有スペース提供サーバによれば、共有スペース提供サーバにより生成された、認証処理に用いられるトークンは、第2通信端末に送信され、ユーザに対して表示される。第2通信端末のユーザにより発話されたトークンの文字列がユーザ発話音声として第2通信端末に取得されると、ユーザ発話音声は、第1通信端末を経由して共有スペース提供サーバに取得される。共有スペース提供サーバでは、発行したトークンが発行要求の送信元である第2通信端末の識別子と対応付けられて記憶されているので、ユーザ発話音声から抽出した文字列が、記憶されたトークンと一致するか否かを判定することにより、当該トークンに対応付けられた識別子に示される第2通信端末に、共有スペースに対するアクセス権を設定することが可能となる。従って、かかる認証処理により、共有スペースに対するアクセスを第1通信端末と音声通話中の第2通信端末に限定することができる。また、第2通信端末のユーザは、手を使った操作ではなく、第1通信端末との通話状態を維持したままの発話動作により認証処理のための操作を完了させることができる。従って、ユーザの操作負担が軽減される。
また、本発明の共有スペース管理システムでは、共有スペース提供サーバは、音声認識手段を更に備え、第1通信端末の受話音声情報送信手段は、ユーザ発話音声をユーザ発話音声情報として共有スペース提供サーバに送信し、共有スペース提供サーバの受話音声情報取得手段は、受話音声情報送信手段から送信されたユーザ発話音声を取得し、共有スペース提供サーバの音声認識手段は、音声認識処理によりユーザ発話音声をテキスト情報に変換し、共有スペース提供サーバのトークン判定手段は、音声認識手段により変換されたテキスト情報に含まれる文字列が、発行トークン記憶手段に記憶されているトークンと一致する場合に、第2通信端末に対するアクセス権の設定を許可することを特徴とする。
この場合には、ユーザ発話音声からテキスト情報への変換処理が共有スペース提供サーバにより行われるので、第1通信端末は特段の音声認識機能を有する必要がない。従って、第1通信端末の処理負荷が軽減される。
また、本発明の共有スペース管理システムでは、第1通信端末は、受話音声受信手段により受信されたユーザ発話音声を、音声認識処理によりテキスト情報に変換する音声認識手段を備え、第1通信端末の受話音声情報送信手段は、音声認識手段により変換されたテキスト情報をユーザ発話音声情報として共有スペース提供サーバに送信し、共有スペース提供サーバの受話音声情報取得手段は、第1通信端末の受話音声情報送信手段から送信されたテキスト情報をユーザ発話音声情報として取得し、共有スペース提供サーバのトークン判定手段は、受話音声情報取得手段により取得されたテキスト情報に含まれる文字列が、発行トークン記憶手段に記憶されているトークンと一致する場合に、第2通信端末に対するアクセス権の設定を許可することとしてもよい。
この場合には、第1通信端末においてユーザ発話音声がテキスト情報に変換され、変換されたテキスト情報が共有スペース提供サーバに送信されるので、第1通信端末と共有スペース提供サーバとの間の通信負荷が軽減される。
また、本発明の共有スペース管理システムでは、第1通信端末は、共有スペース作成要求送信手段と、宛先情報転送手段とを更に備え、共有スペース提供サーバは、共有スペース作成要求受付手段と、共有スペース作成手段と、宛先情報送信手段とを更に備え、第2通信端末は、宛先情報受信手段を更に備え、第1通信端末の共有スペース作成要求送信手段は、共有スペース提供サーバに共有スペース作成要求を送信し、共有スペース提供サーバの共有スペース作成要求受付手段は、共有スペース作成要求送信手段から送信された共有スペース作成要求を受信し、共有スペース提供サーバの共有スペース作成手段は、共有スペース作成要求受付手段により受け付けられた共有スペース作成要求に応じて、共有スペース提供サーバがアクセス可能な所定の記憶手段に共有スペースを作成し、共有スペース提供サーバの宛先情報送信手段は、共有スペース作成要求に応じて、第2通信端末からのトークン発行要求の送信先のネットワーク上の場所を示す情報である宛先情報を生成し、生成した該宛先情報を第1通信端末に送信し、第1通信端末の宛先情報転送手段は、共有スペース提供サーバの宛先情報送信手段から送信された宛先情報を受信すると共に、第2通信端末に送信し、第2通信端末の宛先情報受信手段は、第1通信端末の宛先情報転送手段から送信された宛先情報を受信し、第2通信端末のトークン発行要求手段は、宛先情報受信手段により受信された宛先情報に示されるネットワーク上の場所に対して、トークン発行要求を送信することを特徴とする。
この場合には、第1通信端末からの共有スペース作成要求に応じて、共有スペース提供サーバにより共有スペースが作成されると共に、前記トークン発行要求の送信先のネットワーク上の場所を示す情報である宛先情報が共有スペース提供サーバにより生成され、生成された宛先情報が第1通信端末を介して第2通信端末に送信されるので、第2通信端末は確実にトークン発行要求を送信することができる。
また、本発明の共有スペース管理システムでは、第1通信端末は、受話音声受信手段を含む第1音声通話端末と、受話音声情報送信手段を含む第1情報端末とから構成され、第1音声通話端末は、受話音声受信手段により受信されたユーザ発話音声を第1情報端末に送信する通話端末音声送信手段を更に備え、第1情報端末は、通話端末音声送信手段から送信されたユーザ発話音声をユーザ発話音声情報として受信する通話端末音声受信手段を更に備えることが好ましい。
この場合には、通常の携帯電話に例示されるような、一般的な音声通話機能と簡易なデータ通信機能を備えた第1音声通話端末と、通常のパーソナルコンピュータに例示されるような、ネットワークを介した通信機能を備えた第1情報端末とにより第1通信端末が構成されるので、本システムを容易に構成することが可能となる。
また、本発明の共有スペース管理システムでは、第2通信端末は、発話音声取得手段及び発話音声送信手段を含む第2音声通話端末と、トークン発行要求送信手段、トークン受信手段及びトークン表示手段を含む第2情報端末とから構成されることが好ましい。
この場合には、通常の携帯電話に例示されるような、一般的な音声通話機能を備えた第2音声通話端末と、通常のパーソナルコンピュータに例示されるような、ネットワークを介した通信機能を備えた第2情報端末とにより第2通信端末が構成されるので、本システムを容易に構成することが可能となる。
本発明の共有スペース管理システム、共有スペース管理方法及び共有スペース提供サーバによれば、情報を複数のユーザの端末間で共有するための共有スペースを提供するシステムにおいて、共有スペースに対するアクセスを管理者により決定された特定ユーザに限定する認証処理を実現すると共に、認証処理のためのユーザによる操作の負担を軽減することが可能となる。
共有スペース管理システムの構成図である。 第1実施形態における共有スペース提供サーバの機能的構成を示すブロック図である。 共有スペース提供サーバのハードブロック図である。 発行トークン記憶部の構成及び内容の一例を示す図である。 共有スペース情報記憶部の構成及び内容の一例を示す図である。 第1実施形態における第1通信端末及び第2通信端末の機能的構成を示すブロック図である。 共有スペース管理システムにおいて実施される処理内容を示すフローチャートである。 共有スペース作成処理の処理内容を示すフローチャートである。 共有スペースに対するアクセスが行われたときの共有スペース提供サーバにおける処理内容を示すフローチャートである。 第2実施形態における共有スペース提供サーバの機能的構成を示すブロック図である。 第2実施形態における第1通信端末の機能的構成を示すブロック図である。 第2実施形態の共有スペース管理システムにおいて実施される処理内容を示すフローチャートである。 第3実施形態における第1通信端末及び第2通信端末の機能的構成を示すブロック図である。 第4実施形態における共有スペース提供サーバの機能的構成を示すブロック図である。 第4実施形態における第1通信端末及び第2通信端末の機能的構成を示すブロック図である。 宛先情報の例を示す図である。
本発明に係る共有スペース管理システムの実施形態について図面を参照して説明する。なお、可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る共有スペース管理システム100の構成を示す図である。図1に示すように、共有スペース管理システム100は、共有スペース提供サーバ1、第1通信端末3及び第2通信端末5を含む。共有スペース管理システム100は、複数の限定されたユーザに対して、テキストデータ及び画像データといった情報を共有する掲示板やグループ向けの情報共有サイト等の共有スペースを提供するためのシステムである。
本実施形態の共有スペース管理システム100では、第1通信端末3と第2通信端末5との間で音声通話が行われているときにおいて、共有スペースにより何らかのデータの共有を所望する場合に、第1通信端末3のユーザが共有スペースの管理者となり共有スペースを開設し、共有スペースへのアクセス可能な端末が第1通信端末3及び第2通信端末5に限定されるように、第2通信端末5の認証及び共有スペースに対するアクセス権の設定をすることができる。
共有スペース提供サーバ1、第1通信端末3及び第2通信端末5は、ネットワークN1を介してデータの送受信可能に接続されている。また、第1通信端末3及び第2通信端末5は、音声通信網N2を介して音声通信可能に接続されている。音声通信網N2は、音声通信可能な回線であれば、いかなる回線にも限定されず、例えば、電話回線、移動体通信網、IP通信網といった回線に例示される。
次に、共有スペース提供サーバ1の機能について説明する。図2は、共有スペース提供サーバ1の機能的構成を示すブロック図である。共有スペース提供サーバ1は、複数の通信端末に情報の共有をさせるために、複数の通信端末からのアクセスが可能な記憶領域である共有スペースを提供する装置である。
図2に示すように、共有スペース提供サーバ1は、トークン発行要求受付部10(トークン発行要求受付手段)、トークン発行部11(トークン発行手段)、発行トークン記憶部12(発行トークン記憶手段)トークン送信部13(トークン送信手段)、受話音声情報取得部14(受話音声情報取得手段)、音声認識部15(音声認識手段)、トークン抽出部16(トークン抽出手段)、トークン判定部17(トークン判定手段)、アクセス権設定部18(アクセス権設定手段)、共有スペース情報記憶部19(共有スペース情報記憶手段)、共有スペース作成要求受付部20(共有スペース作成要求受付手段)、共有スペース作成部21(共有スペース作成手段)、共有スペース制御部28及び共有スペース記憶部29を備える。
図3は、共有スペース提供サーバ1のハードウエア構成図である。共有スペース提供サーバ1は、物理的には、図3に示すように、CPU101、主記憶装置であるRAM102及びROM103、ネットワークカード等のデータ送受信デバイスである通信モジュール104、ハードディスク、フラッシュメモリ等の補助記憶装置105、入力デバイスであるキーボード及びマウス等の入力装置106、ディスプレイ等の出力装置107などを含むコンピュータシステムとして構成されている。図2に示した各機能は、図3に示すCPU101、RAM102等のハードウエア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU101の制御のもとで通信モジュール104、入力装置106、出力装置107を動作させるとともに、RAM102や補助記憶装置105におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。再び、図2を参照し、共有スペース提供サーバ1の各機能部について詳細に説明する。
トークン発行要求受付部10は、任意の文字列からなるトークンの発行要求であるトークン発行要求を第2通信端末5から受け付ける部分である。トークン発行要求は、第2通信端末5を識別する識別子を含む。この識別子は、例えば、ネットワーク上の第2通信端末5の場所を示すIPアドレスである。
トークン発行部11は、トークン発行要求受付部10により受け付けられたトークン発行要求に応じてトークンを生成する部分である。トークン発行部11は、例えば、ランダムに抽出した複数の文字からトークンを生成することとしてもよいし、トークンとして用いるための文字列を予め記憶していることとしてもよい。また、トークン発行部11は、生成したトークンを第2通信端末5の識別子に対応付けて発行トークン記憶部12に記憶させる部分である。
発行トークン記憶部12は、トークン発行要求に応じて生成・発行されたトークンを、トークン発行要求の送信元の識別子に対応付けて記憶する記憶手段である。図4は、発行トークン記憶部12に記憶されているトークンの一例を示す図である。図4に示すように、発行トークン記憶部12では、発行されたトークンを識別するIDに対応付けて、発行されたトークン、発行先IPアドレス、及び発行時刻が記憶されている。発行先IPアドレスは、トークン発行要求の送信元であると共に、当該トークンを発行する発行先の通信端末のIPアドレスである。また、発行時刻は、当該トークンを発行した時刻を示す情報である。
トークン送信部13は、トークン発行部11により生成されたトークンを第2通信端末5に送信する部分である。トークン発行要求には、例えばIPアドレスといった第2通信端末5の識別子が含まれているので、トークン送信部13は、この識別子を宛先としてトークンを送信することができる。
受話音声情報取得部14は、第1通信端末3から送信されたユーザ発話音声情報を取得する部分である。ユーザ発話音声情報は、第2通信端末5のユーザにより発話された音声であるユーザ発話音声に関する情報である。第1実施形態では、ユーザ発話音声情報は、第2通信端末5から第1通信端末3を介して送信されたユーザ発話音声である。ユーザ発話音声は、トークン表示部52(図6参照)に表示されたトークンの文字列を見た第2通信端末5のユーザにより発話された音声である。即ち、ユーザ発話音声は、トークンの文字列が音声に変換されたものである。後述するように、ユーザ発話音声は、第2通信端末5により取得された後に、第1通信端末3に送信される。さらに、第1通信端末3に送信されたユーザ発話音声は、共有スペース提供サーバ1に送信される。
音声認識部15は、受話音声情報取得部14により取得されたユーザ発話音声を、音声認識処理によりテキスト情報に変換する部分である。ここで用いられる音声認識処理には、既存の音声認識技術を採用することができる。音声認識技術としては、例えば、汎用大語彙連続音声認識エンジンJulius(http://julius.sourceforge.jp/)といったものが存在する。
トークン抽出部16は、音声認識部15により得られたテキスト情報から、トークンに該当する部分のテキスト情報を抽出する部分である。なお、音声認識部15における変換処理により得られたテキスト情報がトークンに該当する場合には、音声認識部15により得られたテキスト情報は、トークン抽出部16を介さずにトークン判定部17に送出されることとしてもよい。
トークン判定部17は、音声認識部15により変換されたテキスト情報に含まれトークンに該当する文字列が、発行トークン記憶部12に記憶されているトークンと一致する場合に、第2通信端末5に対するアクセス権の設定を許可する部分である。なお、トークン判定部17は、テキスト情報の文字列と発行トークン記憶部12に記憶されているトークンとが一致することに加えて、発行トークン記憶部12に記憶されている当該トークンの発行時刻から予め定められた所定の有効期限を経過していないことを、アクセス権の設定の許可条件としてもよい。そして、トークン判定部17は、アクセス権の設定可否に関する情報をアクセス権設定部18及び共有スペース作成部21に送出する。
アクセス権設定部18は、トークン判定部17により第2通信端末5に対するアクセス権の設定が許可された場合に、第2通信端末5の識別子を共有スペースの識別子に対応付けて共有スペース情報記憶部19に登録する部分である。
共有スペース情報記憶部19は、共有スペースに対するアクセス権が設定されている通信端末の識別子を、当該共有スペースの識別子に対応付けて記憶する記憶手段である。図5は、共有スペース情報記憶部19の構成及び記憶されているデータの一例を示す図である。図5に示すように、レコードを識別するID毎に共有スペースID及び許可IPアドレスが各々対応付けられて記憶されている。共有スペースIDは、共有スペースを識別する識別子である。許可IPアドレスは、アクセス権が設定されている通信端末のIPアドレス(識別子)である。例えば、IPアドレスが「152.129.255.xxx」である通信端末には、識別子「7366」により特定される共有スペースに対するアクセス権が設定されている。
共有スペース作成要求受付部20は、第1通信端末3の共有スペース作成要求送信部34から送信された共有スペース作成要求を受信する部分である。
共有スペース作成部21は、トークン判定部17により第2通信端末5に対するアクセス権の設定が許可された場合に、共有スペース提供サーバ1がアクセス可能な記憶手段である共有スペース記憶部29に共有スペースを作成する部分である。また、共有スペース作成部21は、共有スペース作成要求受付部20により受け付けられた共有スペース作成要求に応じて、共有スペース記憶部29に共有スペースを作成することとしてもよい。
共有スペース制御部28は、第1通信端末3及び第2通信端末5からの共有スペースに対するアクセスを受け付けて、データのリード及びライトといった共有スペースに対する操作を制御する部分である。通信端末から送信される共有スペースに対するアクセスには、アクセス対象の共有スペースの識別子、共有スペースに対する操作内容、及び送信元の通信端末のIPアドレスが含まれている。共有スペース制御部28は、通信端末から共有スペースに対するアクセスを受け付けると、共有スペース情報記憶部19を参照し、当該アクセスに含まれる共有スペースの識別子に、当該通信端末のIPアドレスが許可IPアドレスとして対応付けられているか否かを判定することにより、当該共有スペースに対するアクセスの可否を判断する。
共有スペース記憶部29は、共有スペースを開設するための記憶手段である。本実施形態では、共有スペース記憶部29が共有スペース提供サーバ1の一機能部として備えられることとしているが、共有スペース提供サーバ1からアクセス可能であれば、共有スペース提供サーバ1の外部に設けられることとしてもよい。
続いて、第1通信端末3及び第2通信端末5の機能について説明する。第1通信端末3及び第2通信端末5は、例えば移動体通信網といったネットワークを介して音声通信が可能であると共に、例えばインターネットといったネットワークによるデータ通信が可能である端末装置であり、例えば携帯電話、移動端末といった装置に例示される。図6は、第1通信端末3及び第2通信端末5の機能的構成を示すブロック図である。
なお、第1通信端末3及び第2通信端末5も、コンピュータの一種であり、図3に示す共有スペース提供サーバ1と同様のハードウエア構成を備える。図6に示す第1通信端末3及び第2通信端末5の各機能は、図3に示すCPU101、RAM102等のハードウエア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより実現される。
図6に示すように、第1通信端末3は、受話音声受信部30(受話音声受信手段)、受話音声情報送信部31(受話音声情報送信手段)、発話音声取得部32、発話音声送信部33、共有スペース作成要求送信部34(共有スペース作成要求送信手段)及び共有スペースアクセス部35(共有スペースアクセス手段)を備える。
受話音声受信部30は、第2通信端末5から送信されたユーザ発話音声を受信する部分である。なお、受話音声受信部30は、ユーザ発話音声が発生しているときのみ音声を収集し、有意な音声が発生していないときには音声の収集を行わないことが好ましい。具体的には、受話音声受信部30は、音声信号に対してフレーム処理を行い、フレームごとに例えばフーリエ解析といった処理を実施することにより音声特徴量を抽出し、抽出した音声特徴量にユーザの音声が含まれる時間区間における音声を取得する。また、受話音声受信部30は、音声信号をフーリエ変換し、人間の声に特有の周波数帯域の音声が含まれているときに、その音声信号を取得することとしてもよい。このような、ユーザ発話音声が発生しているときのみ音声を取得する機能は、第2通信端末5の発話音声取得部53が備えることとしてもよい。
受話音声情報送信部31は、受話音声受信部30により受信されたユーザ発話音声に関する情報であるユーザ発話音声情報を共有スペース提供サーバ1に送信する部分である。本実施形態では、ユーザ発話音声情報は、ユーザ発話音声の音声データである。
発話音声取得部32は、第2通信端末5との音声通話のために、第1通信端末3のユーザにより発話された音声を取得する部分である。また、発話音声送信部33は、発話音声取得部32により取得された第1通信端末3のユーザの音声を第2通信端末5に送信する部分である。
共有スペース作成要求送信部34は、共有スペースの開設を要求する旨の情報を含む共有スペース作成要求を共有スペース提供サーバ1に送信する部分である。なお、共有スペース作成要求には、第1通信端末3の識別子であるIPアドレスが含まれることとしてもよい。
共有スペースアクセス部35は、共有スペースに対するアクセスを実施する部分である。共有スペースに対するアクセスには、アクセス対象の共有スペースの識別子、共有スペースに対する操作内容、及び第1通信端末3のIPアドレスが含まれている。
また、図6に示すように、第2通信端末5は、トークン発行要求部50(トークン発行要求手段)、トークン受信部51(トークン受信手段)、トークン表示部52(トークン表示手段)、発話音声取得部53(発話音声取得手段)、発話音声送信部54(発話音声送信手段)、受話音声受信部55、及び共有スペースアクセス部56(共有スペースアクセス手段)を備える。
トークン発行要求部50は、トークン発行要求を共有スペース提供サーバ1に送信する部分である。トークン発行要求は、第2通信端末5を識別する識別子であるIPアドレスを含む。なお、トークン発行要求の送信先である共有スペース提供サーバ1の所在を示す情報は、第2通信端末5が予め取得していることとしてもよいし、第1通信端末3からメール等の通信手段や、第1通信端末3のユーザからの音声通話により通知されることとしてもよい。
トークン受信部51は、トークン発行要求に応じて共有スペース提供サーバ1から返信されたトークンを受信する部分である。
トークン表示部52は、トークン受信部51により受信されたトークンを第2通信端末5のユーザに提示するために、当該トークンの文字列を表示する部分である。
発話音声取得部53は、トークン表示部52にトークンの文字列が表示された後に、第2通信端末5のユーザにより発話された音声であるユーザ発話音声を取得する部分である。即ち、第2通信端末5のユーザは、トークン表示部52に表示されたトークンの文字列を見た後に当該文字列の内容を発話して、その発話内容をユーザ発話音声として発話音声取得部53に取得させる。発話音声取得部53は、例えば、第2通信端末5のユーザにより第2通信端末5に対して所定の操作が行われたときに、発話音声の取得を行うこととしてもよい。
発話音声送信部54は、発話音声取得部53により取得されたユーザ発話音声を第1通信端末3に送信する部分である。
受話音声受信部55は、第1通信端末3との音声通話のために、第1通信端末3から送信された第1通信端末3のユーザの発話音声を受信する部分である。
共有スペースアクセス部56は、共有スペースに対するアクセスを実施する部分である。共有スペースに対するアクセスには、アクセス対象の共有スペースの識別子、共有スペースに対する操作内容、及び第2通信端末5のIPアドレスが含まれている。
続いて、図7を参照して、本実施形態の共有スペース管理方法における共有スペース管理システム100の動作について説明する。図7は、共有スペース管理システム100において実施される処理内容を示すフローチャートである。例えば、第1通信端末3と第2通信端末5との間で音声通話が行われているときにおいて、共有スペースにより何らかのデータの共有を第1通信端末3及び第2通信端末5のユーザが所望する場合に、図7のフローチャートに示される処理が開始される。
まず、第2通信端末5のトークン発行要求部50は、トークン発行要求を共有スペース提供サーバ1に送信する(S1)。トークン発行要求には、第2通信端末5を識別する識別子であるIPアドレスが含まれている。
次に、共有スペース提供サーバ1のトークン発行要求受付部10は、トークン発行要求部50からのトークン発行要求を受け付ける(S2)。続いて、トークン発行部11は、トークン発行要求受付部10により受け付けられたトークン発行要求に応じてトークンを生成する(S3)。さらに、トークン発行部11は、生成したトークンを第2通信端末5のIPアドレス及び当該トークンを生成した時刻に対応付けて発行トークン記憶部12(図4参照)に記憶させる(S4)。そして、トークン送信部13は、トークン発行部11により生成されたトークンを第2通信端末5に送信する(S5)。
次に、第2通信端末5のトークン受信部51は、トークン発行要求に応じて共有スペース提供サーバ1から返信されたトークンを受信する(S6)。続いて、トークン表示部52は、トークン受信部51により受信されたトークンを第2通信端末5のユーザに提示するために、例えばディスプレイといった装置に当該トークンの文字列を表示する(S7)。
トークン表示部52に表示されたトークンの文字列の内容が第2通信端末5のユーザにより発話されると、第2通信端末5の発話音声取得部53は、第2通信端末5の当該ユーザの発話音声であるユーザ発話音声を取得する(S8)。そして、発話音声送信部54は、発話音声取得部53により取得されたユーザ発話音声を第1通信端末3に送信する(S9)。
次に、第1通信端末3の受話音声受信部30は、第2通信端末5から送信されたユーザ発話音声を受信する(S10)。続いて、受話音声情報送信部31は、受話音声受信部30により受信されたユーザ発話音声を共有スペース提供サーバ1に送信する(S11)。
次に、共有スペース提供サーバ1の受話音声情報取得部14は、第1通信端末3から送信されたユーザ発話音声を取得する(S12)。続いて、音声認識部15は、受話音声情報取得部14により取得されたユーザ発話音声を、音声認識処理によりテキスト情報に変換する(S13)。そして、トークン抽出部16は、音声認識部15により得られたテキスト情報から、トークンに該当する部分のテキスト情報を抽出する(S14)。
次に、共有スペース提供サーバ1のトークン判定部17は、トークン抽出部16により抽出されたトークンの認証処理を行う(S15)。具体的には、トークン判定部17は、トークン抽出部16により抽出されたトークンの文字列が、発行トークン記憶部12に記憶されているトークンと一致し、当該トークンの発行時刻から経過した時間が一定時間内(例えば10秒程度)である場合に、第2通信端末5に対して、共有スペースに対するアクセス権の設定を許可する。これにより、共有スペース提供サーバ1は、第1通信端末3と第2通信端末5とが互いに音声通信を行っていることを認識できる。
認証が成功した場合、即ち第2通信端末5に対してアクセス権の設定が許可された場合には(S16)、処理手順はステップS18に進められ、第2通信端末5に対してアクセス権の設定が許可されなかった場合には(S16)、処理手順はステップS17に進められる。
ステップS17では、エラー処理が行われる。具体的には、例えば、共有スペース提供サーバ1は、第1通信端末3及び第2通信端末5にエラーが発生した旨のエラー情報を表示させる。
ステップS18では、共有スペース作成処理が行われる。続いて、図8を参照して共有スペース作成処理を具体的に説明する。図8は、共有スペース作成処理を詳細に示すフローチャートである。
共有スペース作成処理(S18)では、まず、共有スペース提供サーバ1の共有スペース作成部21は、共有スペース記憶部29に共有スペースを作成する(S21)。続いて、アクセス権設定部18は、第1通信端末3及び第2通信端末5に対してアクセス権を設定する(S22)。具体的には、アクセス権設定部18は、第1通信端末3のIPアドレス及び第2通信端末5のIPアドレスを、作成した共有スペースの識別子に対応付けて共有スペース情報記憶部19(図5参照)に登録する。そして、アクセス権設定部18は、共有スペースの作成及びアクセス権の設定が完了した旨を、第1通信端末3及び第2通信端末5に通知する(S23)。
なお、本実施形態では、第2通信端末5に対する認証処理が完了した後に共有スペースが作成され、第1通信端末3のIPアドレスが共有スペース情報記憶部19に登録されることとしているが、これには限られない。例えば、ステップS1に示される処理手順に先立って、第1通信端末3の共有スペース作成要求送信部34から、共有スペース提供サーバ1の共有スペース作成要求受付部20に共有スペース作成要求が送信され、送信された共有スペース作成要求に応じて、共有スペース作成部21が共有スペース記憶部29に共有スペースを作成すると共に第1通信端末3のIPアドレスを共有スペース情報記憶部19に登録することとしてもよい。
次に、第1通信端末3又は第2通信端末5から共有スペースに対するアクセスが行われたときにおける共有スペース提供サーバ1の処理内容を説明する。図9は、共有スペース提供サーバ1の処理内容を示すフローチャートである。
まず、共有スペース制御部28は、第1通信端末3又は第2通信端末5からの共有スペースに対するアクセスを受け付ける(S31)。共有スペースに対するアクセスには、アクセス対象の共有スペースの識別子、共有スペースに対する操作内容、及び送信元の通信端末のIPアドレスが含まれている。共有スペースに対する操作内容は、例えば、共有スペースへのデータのライト、及び共有スペースに記憶されているデータのリードといったものである。
次に、共有スペース制御部28は、共有スペース情報記憶部19を参照し、当該アクセスに含まれる共有スペースの識別子に、当該通信端末のIPアドレスが許可IPアドレスとして対応付けられているか否かを判定する(S32)。これにより、共有スペースに対するアクセスを当該通信端末に許可するか否かが判定される。アクセスが許可されなかった場合には、処理手順はステップS33に進められる。ステップS33では、例えば、当該通信端末にエラーが発生した旨のエラー情報を表示させるといったエラー処理が行われる。
アクセスが許可された場合には、処理手順はステップS34に進められる。ステップS34では、共有スペース制御部28は、当該アクセスに含まれる共有スペースの識別子により共有スペースを特定し(S34)、特定された共有スペースに対して、受け付けたアクセスに応じた操作内容を実施する(S35)。これにより、当該共有スペースにアクセス可能な通信端末は、共有スペース情報記憶部19において、当該共有スペースの識別子にIPアドレスが許可IPアドレスとして対応付けられている通信端末に限定される。
以上説明した第1実施形態の共有スペース管理システム100では、共有スペース提供サーバ1により生成された、認証処理に用いるためのトークンは、第2通信端末5に送信され、第2通信端末5のユーザに対して表示される。第2通信端末5のユーザにより発話されたトークンの文字列がユーザ発話音声として第2通信端末5に取得されると、ユーザ発話音声は、第1通信端末3を経由して共有スペース提供サーバ1に取得される。共有スペース提供サーバ1では、発行したトークンが、発行要求の送信元である第2通信端末5の識別子と対応付けられて記憶されているので、ユーザ発話音声から抽出した文字列が、記憶されたトークンと一致するか否かを判定することにより、当該トークンに対応付けられた識別子に示される第2通信端末5に、共有スペースに対するアクセス権を設定することが可能となる。従って、かかる認証処理により、共有スペースに対するアクセスを第1通信端末3と音声通話中の第2通信端末5に限定することができる。また、第2通信端末5のユーザは、手を使った操作ではなく、第1通信端末3との通話状態を維持したままの発話動作により認証処理のための操作を完了させることができる。従って、ユーザの操作負担が軽減される。
また、本実施形態では、ユーザ発話音声からテキスト情報への変換処理が共有スペース提供サーバ1により行われるので、第1通信端末3は特段の音声認識機能を有する必要がない。従って、第1通信端末3の処理負荷が軽減される。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る共有スペース管理システム100について説明する。第2実施形態では、共有スペース提供サーバ1及び第1通信端末3の構成が第1実施形態と異なる。第1実施形態では、ユーザ発話音声からテキスト情報への変換処理が、共有スペース提供サーバ1により行われるのに対して、第2実施形態では、ユーザ発話音声からテキスト情報への変換処理は、第1通信端末3Aにより行われる。
図10は、第2実施形態における共有スペース提供サーバ1Aの機能的構成を示すブロック図である。図10に示すように、共有スペース提供サーバ1Aは、第1実施形態の共有スペース提供サーバ1において備えられていた音声認識部15を備えていない。図11は、第2実施形態における第1通信端末3Aの機能的構成を示すブロック図である。図11に示すように、第1通信端末3Aは、第1実施形態の第1通信端末3が備えていた各機能部30〜35に加えて、音声認識部36を備える。
第1通信端末3Aの受話音声受信部30は、第2通信端末5から送信されたユーザ発話音声を受信し、受信したユーザ発話音声を音声認識部36に送出する。
第1通信端末3Aの音声認識部36は、受話音声受信部30から送出されたユーザ発話音声を、音声認識処理によりテキスト情報に変換する部分である。ここで用いられる音声認識処理には、既存の音声認識技術を採用することができる。音声認識部36は、ユーザ発話音声に基づいて得られたテキスト情報を受話音声情報送信部31に送出する。
第1通信端末3Aの受話音声情報送信部31は、音声認識部36から送出されたテキスト情報を、ユーザ発話音声に関する情報であるユーザ発話音声情報として、共有スペース提供サーバ1Aに送信する。即ち、第2実施形態では、ユーザ発話音声情報は、ユーザ発話音声のテキスト情報である。
なお、受話音声情報送信部31に与えられるテキスト情報は、音声認識部36により変換処理されたものに代えて、受話音声受信部30により受信されたユーザ発話音声を聴いた第1通信端末3Aのユーザの入力操作により得られたものとすることができる。
共有スペース提供サーバ1Aの受話音声情報取得部14は、第1通信端末3Aから送信されたユーザ発話音声情報を取得し、取得したユーザ発話音声情報をトークン抽出部16に送出する。
共有スペース提供サーバ1Aのトークン抽出部16は、受話音声情報取得部14から送出されたユーザ発話音声情報から、トークンに該当する部分のテキスト情報を抽出する。
続いて、図12を参照して、第2実施形態における共有スペース管理システム100の動作について説明する。図12は、共有スペース管理システム100において実施される処理内容を示すフローチャートである。
ステップS41〜S50の処理内容は、図7のフローチャートにおけるステップS1〜S10の処理内容と同様である。続くステップS51において、第1通信端末3Aの音声認識部36は、受話音声受信部30から送出されたユーザ発話音声を、音声認識処理によりテキスト情報に変換する(S51)。そして、第1通信端末3Aの受話音声情報送信部31は、音声認識部36における変換処理により得られたテキスト情報を、ユーザ発話音声情報として、共有スペース提供サーバ1Aに送信する(S52)。
次に、共有スペース提供サーバ1Aの受話音声情報取得部14は、第1通信端末3Aから送信されたユーザ発話音声情報を受信し(S53)、取得したユーザ発話音声情報をトークン抽出部16に送出する。続いて、共有スペース提供サーバ1Aのトークン抽出部16は、ユーザ発話音声情報から、トークンに該当する部分のテキスト情報(文字列)を抽出する(S54)。続くステップS55〜S58の処理内容は、図7のフローチャートにおけるステップS15〜S18の処理内容と同様である。
以上説明した第2実施形態の共有スペース管理システム100では、第1通信端末3Aにおいてユーザ発話音声がテキスト情報に変換され、変換されたテキスト情報が共有スペース提供サーバ1Aに送信されるので、第1通信端末3Aと共有スペース提供サーバ1Aとの間の通信負荷が軽減される。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る共有スペース管理システム100について説明する。第3実施形態では、第1通信端末3及び第2通信端末5の構成が第1及び第2実施形態と異なる。図13は、第3実施形態における第1通信端末3B及び第2通信端末5Bの機能的構成を示すブロック図である。第3実施形態における第1通信端末3Bは、第1音声通話端末3aと、第1情報端末3bとから構成される。また、第3実施形態における第2通信端末5Bは、第2音声通話端末5aと、第2情報端末5bとから構成される。
第1通信端末3Bの第1音声通話端末3aは、第1実施形態の第1通信端末3が備えていた各機能部30,32〜33に加えて、通話端末音声送信部38を備える。また、第1通信端末3Bの第1情報端末3bは、第1実施形態の第1通信端末3が備えていた各機能部31,34〜35に加えて、通話端末音声受信部39を備える。
第1音声通話端末3aの受話音声受信部30は、第2通信端末5から送信されたユーザ発話音声を受信し、通話端末音声送信部38に送出する。そして、通話端末音声送信部38は、ユーザ発話音声を第1情報端末3bに送信する。
第1情報端末3bの通話端末音声受信部39は、第1音声通話端末3aの通話端末音声送信部38から送信されたユーザ発話音声を受信する。そして、通話端末音声受信部39は、受話音声情報送信部31にユーザ発話音声を送出する。
なお、通話端末音声送信部38と通話端末音声受信部39との間の通信手段は、例えば、USB(Universal Serial Bus)規格、IEEE1394規格等に準拠したケーブルによる有線通信であってもよいし、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)通信及び無線LAN通信といった無線通信であってもよい。
なお、第1情報端末3bには、第2実施形態における第1通信端末3Aと同様に音声認識部36が備えられることとしてもよい。その場合には、音声認識部36は、通話端末音声受信部39により受信されたユーザ発話音声を音声認識処理によりテキスト情報に変換し、得られたテキスト情報を受話音声情報送信部31に送出する。従って、受話音声情報送信部31により共有スペース提供サーバ1に送信されるユーザ発話音声情報は、ユーザ発話音声のテキスト情報である。
第2通信端末5Bの第2音声通話端末5aは、第1実施形態の第2通信端末5が備えていた各機能部53〜55を備える。また、第2通信端末5Bの第2情報端末5bは、第1実施形態の第2通信端末5が備えていた各機能部50〜52,56を備える。
以上説明した第3実施形態における第1通信端末3B及び第2通信端末5Bでは、通常の携帯電話に例示されるような、一般的な音声通話機能と簡易なデータ通信機能を備えた第1音声通話端末3aと、通常のパーソナルコンピュータに例示されるような、ネットワークを介した通信機能を備えた第1情報端末3bとにより第1通信端末3Bを構成することができる。また、通常の携帯電話に例示されるような、一般的な音声通話機能を備えた第2音声通話端末5aと、通常のパーソナルコンピュータに例示されるような、ネットワークを介した通信機能を備えた第2情報端末5bとにより第2通信端末5Bを構成することができる。従って、本システムを容易に構成することが可能となる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態に係る共有スペース管理システム100について説明する。図14は、第4実施形態における共有スペース提供サーバ1Cの機能的構成を示すブロック図である。第4実施形態における共有スペース提供サーバ1Cは、第1実施形態における共有スペース提供サーバ1が備えていた各機能部10〜21,28,29に加えて、宛先情報送信部22を備える。
また、図15は、第4実施形態における第1通信端末3C及び第2通信端末5Cの機能的構成を示すブロック図である。第4実施形態における第1通信端末3Cは、第1実施形態における第1通信端末3が備えていた各機能部30〜35に加えて、宛先情報転送部40を備える。さらに、第4実施形態における第2通信端末5Cは、第1実施形態における第2通信端末5が備えていた各機能部50〜56に加えて、宛先情報受信部57を備える。以下に第4実施形態における各機能部の動作について説明する。
第1通信端末3Cの共有スペース作成要求送信部34から共有スペース提供サーバ1Cの共有スペース作成要求受付部20に共有スペース作成要求が送信されると、共有スペース提供サーバ1Cの共有スペース作成部21は、共有スペース作成要求に応じて、共有スペース記憶部29に共有スペースを作成する。
また、共有スペース提供サーバ1Cの宛先情報送信部22は、共有スペース作成要求に応じて、第2通信端末5Cからのトークン発行要求の送信先のネットワーク上の場所を示す情報である宛先情報を生成すると共に、生成した該宛先情報を第1通信端末3Cに送信する。図16は、生成された宛先情報の例を示す図である。図16に示す例では、共有スペースID「7366」により識別される共有スペースに対するアクセス権の設定を受けるための、トークン発行要求の宛先情報として、「http://www.xxx.jp」が生成されている。図16において例示されている宛先情報は、URL情報である。宛先情報送信部22は、図16に示される共有スペースIDと宛先情報との対応付けに関する情報を、共有スペース情報記憶部19に記憶させる。
第1通信端末3Cの宛先情報転送部40は、宛先情報送信部22から送信された宛先情報を受信すると共に、第2通信端末5Cに送信する。第2通信端末5Cの宛先情報受信部57は、宛先情報転送部40から送信された宛先情報を受信し、受信した宛先情報をトークン発行要求部50に送出する。
第2通信端末5Cのトークン発行要求部50は、宛先情報に示されるネットワーク上の場所にアクセスしてトークン発行要求を発行する。または、トークン発行要求部50は、宛先情報に示されるネットワーク上の場所にトークン発行要求を送信する。
ここで、宛先情報は、例えばURL情報である。この場合には、第2通信端末5Cのトークン発行要求部50は、宛先情報に示されるURLにアクセスし、当該URLにより識別されるサイト上からトークン発行要求を発行・送信する。当該サイトには、トークン発行要求を発行するためのプログラムが予め備えられている。なお、このサイトは、共有スペース提供サーバ1Cにより開設されているものであってもよいし、ネットワークN1上の他のサーバにより開設されているものであってもよい。
宛先情報に示される宛先に対してトークン発行要求が送信されたことにより、トークン発行要求受付部10に対してトークンの発行要求が受け付けられたこととなる。そして、トークン発行部11は、受け付けられたトークン発行要求に応じてトークンを生成する。
また、宛先情報は、共有スペース提供サーバ1Cの所在を示すIPアドレス、メールアドレスといった情報でもよい。この場合には、第2通信端末5Cのトークン発行要求部50は、宛先情報に示されるIPアドレス等を宛先として、トークン発行要求を送信する。
第2通信端末5Cからトークン発行要求が送信されると、第1実施形態と同様に、共有スペース提供サーバ1Cのトークン発行要求受付部10は、トークン発行要求を受信する。続いて、トークン発行部11は、トークン発行要求受付部10により受け付けられたトークン発行要求に応じてトークンを生成すると共に、生成したトークンを第2通信端末5の識別子に対応付けて発行トークン記憶部12(図4参照)に記憶させる。
そして、トークン判定部17は、音声認識部15により変換されたテキスト情報に含まれトークンに該当する文字列が発行トークン記憶部12に記憶されているトークンと一致する場合に、当該トークンに対応付けられて記憶されている発行先IPアドレスに識別される通信端末に対して、共有スペースのアクセス権の設定を許可する。
アクセス権設定部18は、トークン判定部17によりアクセス権の設定が許可された通信端末のIPアドレス(発行トークン記憶部12における発行先IPアドレス)を共有スペースIDに対応付けて共有スペース情報記憶部19(図5参照)に登録する。
共有スペース制御部28は、共有スペース情報記憶部19において共有スペースIDに対応付けられているIPアドレスを有する通信端末にのみ当該共有スペースに対するアクセスを許可する。従って、当該共有スペースにアクセス可能な通信端末は、発行トークン記憶部12において、受話音声情報取得部14を介して取得されたトークンに対応付けられている発行先IPアドレスを有する通信端末に限定される。これにより、第1通信端末3Cと音声通話中の第2通信端末5C以外の他の通信端末が、宛先情報送信部22により生成されたURL(宛先情報)にアクセスし、他の通信端末にトークンが発行された場合であっても、他の通信端末は、共有スペースに対するアクセスの許可を得ることができない。
以上説明した第4実施形態では、第1通信端末3Cからの共有スペース作成要求に応じて、共有スペース提供サーバ1Cにより共有スペースが作成されると共に、トークン発行要求の送信先のネットワーク上の場所を示す情報である宛先情報が共有スペース提供サーバ1Cにより生成され、生成された宛先情報が第1通信端末3Cを介して第2通信端末5Cに送信されるので、第2通信端末5Cは確実にトークン発行要求を送信することができる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
1,1A,1C…共有スペース提供サーバ、3,3A,3B,3C…第1通信端末、3a…第1音声通話端末、3b…第1情報端末、5,5B,5C…第2通信端末、5a…第2音声通話端末、5b…第2情報端末、10…トークン発行要求受付部、11…トークン発行部、12…発行トークン記憶部、13…トークン送信部、14…受話音声情報取得部、15…音声認識部、16…トークン抽出部、17…トークン判定部、18…アクセス権設定部、19…共有スペース情報記憶部、20…共有スペース作成要求受付部、21…共有スペース作成部、22…宛先情報送信部、28…共有スペース制御部、29…共有スペース記憶部、30…受話音声受信部、31…受話音声情報送信部、32…発話音声取得部、33…発話音声送信部、34…共有スペース作成要求送信部、35…共有スペースアクセス部、36…音声認識部、38…通話端末音声送信部、39…通話端末音声受信部、40…宛先情報転送部、50…トークン発行要求部、51…トークン受信部、52…トークン表示部、53…発話音声取得部、54…発話音声送信部、55…受話音声受信部、56…共有スペースアクセス部、57…宛先情報受信部、N1…ネットワーク、N2…音声通信網。

Claims (8)

  1. 複数の通信端末に情報の共有をさせるために、複数の通信端末からのアクセスが可能な記憶領域である共有スペースを提供する共有スペース提供サーバ、並びに互いに音声通信可能に接続された第1通信端末及び第2通信端末を含む共有スペース管理システムであって、
    前記第2通信端末は、
    任意の文字列からなるトークンの発行要求であり、前記第2通信端末を識別する識別子を含むトークン発行要求を前記共有スペース提供サーバに送信するトークン発行要求送信手段と、
    前記トークン発行要求送信手段により送信された前記トークン発行要求に応じて前記共有スペース提供サーバから返信された前記トークンを受信するトークン受信手段と、
    前記トークン受信手段により受信された前記トークンを前記第2通信端末のユーザに提示するために、該トークンを表示するトークン表示手段と、
    前記トークン表示手段に前記トークンが表示された後に、前記第2通信端末のユーザにより発話された音声であるユーザ発話音声を取得する発話音声取得手段と、
    前記発話音声取得手段により取得された前記ユーザ発話音声を前記第1通信端末に送信する発話音声送信手段とを備え、
    前記第1通信端末は、
    前記第2通信端末から送信された前記ユーザ発話音声を受信する受話音声受信手段と、
    前記第2通信端末に対するアクセス権の設定の可否を判定するための情報であって、前記受話音声受信手段により受信された前記ユーザ発話音声に基づく情報であるユーザ発話音声情報を前記共有スペース提供サーバに送信する受話音声情報送信手段とを備え、
    前記共有スペース提供サーバは、
    前記第2通信端末からの前記トークン発行要求を受け付けるトークン発行要求受付手段と、
    前記トークン発行要求に応じて発行された前記トークンを、前記トークン発行要求の送信元の識別子に対応付けて記憶する発行トークン記憶手段と、
    前記トークン発行要求受付手段により受け付けられた前記トークン発行要求に応じて前記トークンを生成すると共に、生成した前記トークンを前記第2通信端末の識別子に対応付けて前記発行トークン記憶手段に記憶させるトークン発行手段と、
    前記トークン発行手段により生成された前記トークンを前記第2通信端末に送信するトークン送信手段と、
    前記第1通信端末の前記受話音声情報送信手段から送信された前記ユーザ発話音声情報を取得する受話音声情報取得手段と、
    前記受話音声情報取得手段により取得された前記ユーザ発話音声情報に含まれる文字列の情報が、前記発行トークン記憶手段に記憶されている前記トークンと一致する場合に、前記第2通信端末に対するアクセス権の設定を許可するトークン判定手段と、
    前記共有スペースに対するアクセス権が設定されている通信端末の識別子を、当該共有スペースの識別子に対応付けて記憶している共有スペース情報記憶手段と、
    前記トークン判定手段により、前記第2通信端末に対するアクセス権の設定が許可された場合に、前記第2通信端末の識別子を前記共有スペースの識別子に対応付けて前記共有スペース情報記憶手段に登録するアクセス権設定手段とを備える
    ことを特徴とする共有スペース管理システム。
  2. 前記共有スペース提供サーバは、音声認識手段を更に備え、
    前記第1通信端末の前記受話音声情報送信手段は、前記ユーザ発話音声を前記ユーザ発話音声情報として前記共有スペース提供サーバに送信し、
    前記共有スペース提供サーバの前記受話音声情報取得手段は、前記受話音声情報送信手段から送信された前記ユーザ発話音声を取得し、
    前記共有スペース提供サーバの前記音声認識手段は、音声認識処理により前記ユーザ発話音声をテキスト情報に変換し、
    前記共有スペース提供サーバの前記トークン判定手段は、前記音声認識手段により変換された前記テキスト情報に含まれる文字列が、前記発行トークン記憶手段に記憶されている前記トークンと一致する場合に、前記第2通信端末に対するアクセス権の設定を許可する
    ことを特徴とする請求項1に記載の共有スペース管理システム。
  3. 前記第1通信端末は、前記受話音声受信手段により受信された前記ユーザ発話音声を、音声認識処理によりテキスト情報に変換する音声認識手段を備え、
    前記第1通信端末の前記受話音声情報送信手段は、前記音声認識手段により変換された前記テキスト情報を前記ユーザ発話音声情報として前記共有スペース提供サーバに送信し、
    前記共有スペース提供サーバの前記受話音声情報取得手段は、前記第1通信端末の前記受話音声情報送信手段により送信された前記テキスト情報をユーザ発話音声情報として取得し、
    前記共有スペース提供サーバの前記トークン判定手段は、前記受話音声情報取得手段により取得された前記テキスト情報に含まれる文字列が、前記発行トークン記憶手段に記憶されている前記トークンと一致する場合に、前記第2通信端末に対するアクセス権の設定を許可する
    ことを特徴とする請求項1に記載の共有スペース管理システム。
  4. 前記第1通信端末は、共有スペース作成要求送信手段と、宛先情報転送手段とを更に備え、
    前記共有スペース提供サーバは、共有スペース作成要求受付手段と、共有スペース作成手段と、宛先情報送信手段とを更に備え、
    前記第2通信端末は、宛先情報受信手段を更に備え、
    前記第1通信端末の前記共有スペース作成要求送信手段は、前記共有スペース提供サーバに共有スペース作成要求を送信し、
    前記共有スペース提供サーバの前記共有スペース作成要求受付手段は、前記共有スペース作成要求送信手段から送信された共有スペース作成要求を受信し、
    前記共有スペース提供サーバの前記共有スペース作成手段は、前記共有スペース作成要求受付手段により受け付けられた前記共有スペース作成要求に応じて、前記共有スペース提供サーバがアクセス可能な所定の記憶手段に前記共有スペースを作成し、
    前記共有スペース提供サーバの前記宛先情報送信手段は、前記共有スペース作成要求に応じて、前記第2通信端末からの前記トークン発行要求の送信先のネットワーク上の場所を示す情報である宛先情報を生成し、生成した該宛先情報を前記第1通信端末に送信し、
    前記第1通信端末の前記宛先情報転送手段は、前記共有スペース提供サーバの前記宛先情報送信手段から送信された前記宛先情報を受信すると共に、前記第2通信端末に送信し、
    前記第2通信端末の前記宛先情報受信手段は、前記第1通信端末の前記宛先情報転送手段から送信された前記宛先情報を受信し、
    前記第2通信端末の前記トークン発行要求手段は、前記宛先情報受信手段により受信された前記宛先情報に示されるネットワーク上の場所に対して、前記トークン発行要求を送信する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の共有スペース管理システム。
  5. 前記第1通信端末は、
    前記受話音声受信手段を含む第1音声通話端末と、前記受話音声情報送信手段を含む第1情報端末とから構成され、
    前記第1音声通話端末は、
    前記受話音声受信手段により受信された前記ユーザ発話音声を前記第1情報端末に送信する通話端末音声送信手段を更に備え、
    前記第1情報端末は、
    前記通話端末音声送信手段から送信された前記ユーザ発話音声を前記ユーザ発話音声情報として受信する通話端末音声受信手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の共有スペース管理システム。
  6. 前記第2通信端末は、
    前記発話音声取得手段及び前記発話音声送信手段を含む第2音声通話端末と、前記トークン発行要求送信手段、前記トークン受信手段及び前記トークン表示手段を含む第2情報端末とから構成される
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の共有スペース管理システム。
  7. 複数の通信端末に情報の共有をさせるために、複数の通信端末からのアクセスが可能な記憶領域である共有スペースを提供する共有スペース提供サーバ、並びに音声通信可能に接続された第1通信端末及び第2通信端末を含む共有スペース管理システムにおける共有スペース管理方法であって、
    前記第2通信端末が、任意の文字列からなるトークンの発行要求であり、前記第2通信端末を識別する識別子を含むトークン発行要求を前記共有スペース提供サーバに送信するトークン発行要求送信ステップと、
    前記共有スペース提供サーバが、前記トークン発行要求送信ステップにおいて送信された前記トークン発行要求を受け付けるトークン発行要求受付ステップと、
    前記共有スペース提供サーバが、前記トークン発行要求受付ステップにおいて受け付けられた前記トークン発行要求に応じて前記トークンを生成すると共に、発行された前記トークンを記憶させるための発行トークン記憶手段に、生成した前記トークンを前記トークン発行要求の送信元の識別子に対応付けて記憶させるトークン発行ステップと、
    前記共有スペース提供サーバが、前記トークン発行ステップにおいて生成された前記トークンを前記第2通信端末に送信するトークン送信ステップと、
    前記第2通信端末が、前記トークン送信ステップにおいて送信された前記トークンを受信するトークン受信ステップと、
    前記第2通信端末が、前記トークン受信ステップにおいて受信された前記トークンを前記第2通信端末のユーザに提示するために、該トークンを表示するトークン表示ステップと、
    前記トークン表示ステップにおいて前記トークンが表示された後に、前記第2通信端末のユーザにより発話された音声であるユーザ発話音声を取得する発話音声取得ステップと、
    前記第2通信端末が、前記発話音声取得ステップにおいて取得された前記ユーザ発話音声を前記第1通信端末に送信する発話音声送信ステップと、
    前記第1通信端末が、前記第2通信端末から送信された前記ユーザ発話音声を受信する受話音声受信ステップと、
    前記第1通信端末が、
    前記第2通信端末に対するアクセス権の設定の可否を判定するための情報であって、前記受話音声受信手段により受信された前記ユーザ発話音声に基づく情報であるユーザ発話音声情報を前記共有スペース提供サーバに送信する受話音声情報送信ステップと、
    前記共有スペース提供サーバが、前記受話音声情報送信ステップにおいて送信された前記ユーザ発話音声情報を取得する受話音声情報取得ステップと、
    前記共有スペース提供サーバが、前記受話音声情報取得ステップにおいて取得された前記ユーザ発話音声情報に含まれる文字列の情報が、前記発行トークン記憶手段に記憶されている前記トークンと一致する場合に、前記第2通信端末に対するアクセス権の設定を許可するトークン判定ステップと、
    前記共有スペース提供サーバが、前記トークン判定ステップにおいて前記第2通信端末に対するアクセス権の設定が許可された場合に、前記共有スペースに対するアクセス権が設定されている通信端末の識別子を当該共有スペースの識別子に対応付けて記憶している共有スペース情報記憶手段に、前記第2通信端末の識別子を前記共有スペースの識別子に対応付けて登録するアクセス権設定ステップと
    を有することを特徴とする共有スペース管理方法。
  8. 互いに音声通信可能に接続された第1通信端末及び第2通信端末を含む共有スペース管理システムにおいて、複数の通信端末に情報の共有をさせるために、複数の通信端末からのアクセスが可能な記憶領域である共有スペースを提供する共有スペース提供サーバであって、
    前記第2通信端末からの前記トークン発行要求を受け付けるトークン発行要求受付手段と、
    前記トークン発行要求に応じて発行された前記トークンを、前記トークン発行要求の送信元の識別子に対応付けて記憶する発行トークン記憶手段と、
    前記トークン発行要求受付手段により受け付けられた前記トークン発行要求に応じて前記トークンを生成すると共に、生成した前記トークンを前記第2通信端末の識別子に対応付けて前記発行トークン記憶手段に記憶させるトークン発行手段と、
    前記トークン発行手段により生成された前記トークンを前記第2通信端末に送信するトークン送信手段と、
    前記トークン送信手段により送信された前記トークンが前記第2通信端末において表示された後に前記第2通信端末のユーザにより発話された音声であって、該第2通信端末により取得された後に該第2通信端末から前記第1通信端末に送信された音声であるユーザ発話音声に基づく情報であるユーザ発話音声情報を、該第1通信端末から取得する受話音声情報取得手段と、
    前記受話音声情報取得手段により取得された前記ユーザ発話音声情報に含まれる文字列の情報が、前記発行トークン記憶手段に記憶されている前記トークンと一致する場合に、前記第2通信端末に対するアクセス権の設定を許可するトークン判定手段と、
    前記共有スペースに対するアクセス権が設定されている通信端末の識別子を、当該共有スペースの識別子に対応付けて記憶している共有スペース情報記憶手段と、
    前記トークン判定手段により、前記第2通信端末に対するアクセス権の設定が許可された場合に、前記第2通信端末の識別子を前記共有スペースの識別子に対応付けて前記共有スペース情報記憶手段に登録するアクセス権設定手段と
    を備えることを特徴とする共有スペース提供サーバ。
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