[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP4941672B2 - 生体関連物質の非特異吸着防止コート剤 - Google Patents

生体関連物質の非特異吸着防止コート剤 Download PDF

Info

Publication number
JP4941672B2
JP4941672B2 JP2008061118A JP2008061118A JP4941672B2 JP 4941672 B2 JP4941672 B2 JP 4941672B2 JP 2008061118 A JP2008061118 A JP 2008061118A JP 2008061118 A JP2008061118 A JP 2008061118A JP 4941672 B2 JP4941672 B2 JP 4941672B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
water
coating agent
represented
repeating unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008061118A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009216572A (ja
Inventor
俊博 小川
功二 田守
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
JSR Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JSR Corp filed Critical JSR Corp
Priority to JP2008061118A priority Critical patent/JP4941672B2/ja
Priority to EP09154634A priority patent/EP2100931A1/en
Priority to US12/400,417 priority patent/US20090234090A1/en
Publication of JP2009216572A publication Critical patent/JP2009216572A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4941672B2 publication Critical patent/JP4941672B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D133/00Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides, or nitriles thereof; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D133/24Homopolymers or copolymers of amides or imides
    • C09D133/26Homopolymers or copolymers of acrylamide or methacrylamide
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/22Compounds containing nitrogen bound to another nitrogen atom
    • C08K5/24Derivatives of hydrazine
    • C08K5/25Carboxylic acid hydrazides

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

本発明は、例えば、臨床診断や生化学実験等において使用する部品・器具・容器等への各種タンパク等の生体関連物質の非特異吸着を防止し、かつ、耐久性の高い生体関連物質の非特異吸着防止コート剤に関する。
近年、疾病の早期発見等の目的のため、検査の高感度化が求められており、診断薬の感度向上は大きな課題となっている。ポリスチレンプレートや磁性粒子などを用いた診断薬においても、感度向上のため、検出方式として酵素発色を用いる方式から、より高い感度が得られる蛍光や化学発光を用いる方式へと切り替わりつつあるが、実際には十分な感度が得られていない。その原因は、血清などの生体分子混在下で特定の物質を検出する診断では、共存する生体分子や2次抗体、発光基質などが器具・容器などへ非特異的に吸着し、その結果、ノイズが増加して高感度化の妨げとなるからである。そのため、免疫診断測定においては、これらの物質が器具・容器に非特異的に吸着することによる感度の低下を軽減するため、通常、アルブミン、カゼイン、ゼラチン等の生物由来物質を添加剤として用いることにより、非特異吸着を抑制して、ノイズを低減させている。しかしながら、これらの添加剤を使用しても、なお、非特異的な吸着が残り、さらに、生体由来の添加剤を用いる場合、BSEに代表される生物汚染の問題がある。また、これら添加剤による非特異吸着防止効果は、酸・アルカリ、界面活性剤水溶液などによる洗浄により、簡単に低下してしまい、耐久性に劣る。
非特異吸着防止を目的とした化学合成の重合体によるコート剤の例としては、特開平5−103831号公報、特開2006−177914号公報、および特開2006−299045号公報にポリオキシエチレンを有するポリマーが、ならびに、特開2006−176720号公報、および特開2006−258585号公報にホスホリルコリン基を有する共重合体が提案されているが、これらの非特異吸着防止効果は不十分であった。
特開平5−103831号公報 特開2006−177914号広報 特開2006−299045号公報 特開2006−176720号広報 特開2006−258585号公報
本発明は、臨床検査や生化学実験等(例えば化学発光免疫診断測定)において使用する部品・器具・容器等へのタンパクなどの生体関連物質が非特異吸着を防止することができ、かつ、耐久性の高い生体関連物質の非特異吸着防止コート剤を提供する。
本発明者らは、この課題を解決するために、特定の架橋剤を使用して特定の組成の共重合体を合成することにより、生体関連物質に対する高い非特異吸着防止効果と耐久性とを両立するコート剤が得られることを見いだし、本発明を完成した。
本発明の一態様にかかる生体関連物質の非特異吸着防止コート剤は、
下記一般式(1)で表される繰り返し単位(A)および下記一般式(2)で表される繰り返し単位(B)を有する水溶性共重合体(P)と、
一分子当たり少なくとも2個のヒドラジノ基を有するヒドラジド化合物(H)と、
を含有する。
Figure 0004941672
・・・・・(1)
(式中、Rは水素原子またはメチル基を表し、Xは下記式(1a)または(1b)で表される基を示す。)
Figure 0004941672
・・・・・(1a)
(式中、RおよびRは独立して、水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、或いは、水酸基、カルボキシル基、アルコキシ基、アシロキシ基、およびアルコキシカルボニル基から選ばれる少なくとも1つの基で置換された炭素数1〜8のアルキル基である。)
Figure 0004941672
・・・・・(1b)
(式中、RおよびRは独立して、単結合、置換または非置換のメチレン基、或いは、置換または非置換の炭素数2〜7の2価のアルキレン基(ここで、RおよびRの炭素数の合計は4〜10である。)を示し、Yは単結合、O、およびSの何れかを示す。)
Figure 0004941672
・・・・・(2)
(式中、Rは水素原子またはメチル基を示し、Zは少なくとも1個のアルド基またはケト基を有する有機基を示す。)
なお、本発明において、生体関連物質とは脂質、タンパク質、糖類、または核酸類をいう。
上記非特異吸着防止コート剤において、上記水溶性共重合体(P)が、下記一般式(3)で表される繰り返し単位(C)をさらに有することができる。
Figure 0004941672
・・・・・(3)
(式中、Rは水素原子またはメチル基を示す。)
上記生体関連物質の非特異吸着防止コート剤によれば、上記繰り返し単位(A)および上記繰り返し単位(B)を有する水溶性共重合体(P)と、上記ヒドラジド化合物(H)とを含有することにより、高い非特異吸着防止効果と耐久性を有するコート層を形成することができる。
本発明の一実施形態にかかる生体関連物質の非特異吸着防止コート剤は、下記一般式(1)で表される繰り返し単位(A)および下記一般式(2)で表される繰り返し単位(B)を有する水溶性共重合体(P)と、一分子当たり少なくとも2個のヒドラジノ基を有するヒドラジド化合物(H)と、を含有する。
Figure 0004941672
・・・・・(1)
(式中、Rは水素原子またはメチル基を表し、Xは下記式(1a)または(1b)で表される基を示す。)
Figure 0004941672
・・・・・(1a)
(式中、RおよびRは独立して、水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、或いは、水酸基、カルボキシル基、アルコキシ基、アシロキシ基、およびアルコキシカルボニル基から選ばれる少なくとも1つの基で置換された炭素数1〜8のアルキル基である。)
Figure 0004941672
・・・・・(1b)
(式中、RおよびRは独立して、単結合、置換または非置換のメチレン基、或いは、置換または非置換の炭素数2〜7の2価のアルキレン基(ここで、RおよびRの炭素数の合計は4〜10である。)を示し、Yは単結合、O、およびSの何れかを示す。)
Figure 0004941672
・・・・・(2)
(式中、Rは水素原子またはメチル基を示し、Zは少なくとも1個のアルド基またはケト基を有する有機基を示す。)
1.水溶性共重合体(P)
1.1.水溶性共重合体(P)の物性・構成
本実施形態に係る生体関連物質の非特異吸着防止コート剤に含有される水溶性共重合体(P)の重量平均分子量は、通常1,000〜1,000,000であり、好ましくは2,000〜100,000であり、より好ましくは3,000〜50,000である。また、水溶性共重合体(P)の分子量分布は、典型的には、重量平均分子量/数平均分子量が1.5〜3である。水溶性共重合体(P)の重量平均分子量が1,000未満であると、非特異吸着防止効果が不十分である場合があり、一方、水溶性共重合体(P)の重量平均分子量が1,000,000より大きいと、溶液の粘度が増加してコーティングが困難になる場合がある。
水溶性共重合体(P)は水溶性である。本発明において、「水溶性である」とは、25℃で1%のポリマー固形分となるように水に共重合体を添加・混合したときに、目視で透明または半透明に溶解することをいう。
1.1.1.繰り返し単位(A)
水溶性共重合体(P)において、上記一般式(1)で表される繰り返し単位(A)は、高い非特異吸着防止効果の発現と水溶性共重合体(P)の水への溶解性に寄与する。
上記一般式(1a)において、Rは好ましくは水素原子、メチル基およびエチル基から選ばれる少なくとも1種であり、Rは好ましくは水素原子、メチル基、エチル基、ノルマルプロピル基、イソプロピル基、メトキシエチル基およびヒドロキシエチル基から選ばれる少なくとも1種である。非特異吸着防止効果に優れ、水への適度な溶解性をもたらすことができる点で、最も好ましい組み合わせは、RおよびRがともにメチル基である。
上記一般式(1b)において、RおよびRは好ましくはメチレン基、エチレン基、プロピレン基であり、Yは好ましくは単結合または酸素原子である。非特異吸着防止効果に優れ、水への適度な溶解性をもたらすことができる点で、最も好ましい組み合わせは、RおよびRがともにエチレン基であり、Yが酸素原子である。
1.1.2.繰り返し単位(B)
水溶性共重合体(P)において、上記一般式(2)で表される繰り返し単位(B)は、コート層の耐久性に寄与する。
上記一般式(2)において、Rは好ましくは水素原子である。Zは好ましくは、ホルミル基、ホルミルフェニル基、下記一般式(4)で示されるアルド基を含有するエステル基、下記一般式(5)で示されるアルド基を含有するアミド基などのアルド基を有する有機基;
Figure 0004941672
・・・・・(4)
(式中、R〜R10は独立して、水素原子、メチル基、またはエチル基である。)
Figure 0004941672
・・・・・(5)
(式中、R11〜R14は独立して、水素原子、メチル基、またはエチル基である。)
アセチル基、アセチルフェニル基、下記一般式(6)で示されるケト基を含有するエステル基、下記一般式(7)で示されるケト基を含有するアミド基などのケト基を有する有機基である。
Figure 0004941672
・・・・・(6)
(式中、R15〜R18は独立して、水素原子、メチル基、またはエチル基である。)
Figure 0004941672
・・・・・(7)
(式中、R19〜R22は独立して、水素原子、メチル基、またはエチル基である。)
Zとして、より好ましい有機基は、ホルミル基、アセチル基、および下記式(8)で示される有機基であり、最も好ましい有機基は、下記式(8)で示される有機基である。
Figure 0004941672
・・・・・(8)
なお、本発明において、アルド基とは炭素原子に結合したアルデヒドを意味し、ケト基とは2個の炭素原子と結合したカルボニル基を意味し、カルボキシル基やアミド基は含まない。
1.1.3.繰り返し単位(C)
水溶性共重合体(P)は、下記一般式(3)で表される繰り返し単位(C)をさらに有していてもよい。水溶性共重合体(P)において、上記一般式(3)で表される繰り返し単位(C)は、高い非特異吸着防止効果の発現とコート層の基材への吸着に寄与する。
Figure 0004941672
・・・・・(3)
(式中、Rは水素原子またはメチル基を示す。)
上記一般式(3)において、Rは好ましくは水素原子である。
1.1.4.繰り返し単位(D)
水溶性共重合体(P)において、本発明の効果を阻害しない範囲で、上記一般式(1)〜(3)で表される繰り返し単位(A)〜(C)以外の繰り返し単位(D)を含んでいても良い。
1.2.水溶性共重合体(P)の製造
次に、水溶性共重合体(P)を製造するために使用するモノマー組成について説明する。
1.2.1.モノマー(a)
繰り返し単位(A)は、少なくとも1種のモノマー(a)に由来する構造を有する。モノマー(a)は、アクリルアミドおよびアクリルアミドのN−置換モノマーから選ばれる少なくとも1種のモノマーであることが好ましい。モノマー(a)として、より好ましくは、アクリルアミド、N−ヒドロキシエチルアクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、アクリロイルモルフォリンから選ばれる少なくとも1種であり、さらに好ましくは、N,N−ジメチルアクリルアミドである。モノマー(a)の使用量は、水溶性共重合体(P)を製造するためのモノマー総量100重量部に対して、好ましくは20〜99重量部、より好ましくは25〜98重量部、さらに好ましくは30〜95重量部である。ここで、モノマー(a)の重量部が水溶性共重合体(P)を製造するためのモノマー総量100重量部あたり20重量部未満であると、造膜が不良である場合や非特異吸着防止効果に劣る場合があり、一方、99重量部を超えると、耐久性が不良となる場合がある。
1.2.2.モノマー(b)
繰り返し単位(B)は、少なくとも1種のモノマー(b)に由来する構造を有する。モノマー(b)は好ましくは、アクロレイン、ホルミルスチレン、ビニルメチルケトン、ビニルフェニルケトン、上記式(4)〜(7)で表される(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド類から選ばれる少なくとも1種であり、共重合性の点で、より好ましくは、アクロレイン、ビニルメチルケトン、およびダイアセトンアクリルアミドから選ばれる少なくとも1種であり、さらにモノマーの安全性の点で、最も好ましくは、ダイアセトンアクリルアミドである。モノマー(b)の使用量は、水溶性共重合体(P)を製造するためのモノマー総量100重量部に対して、好ましくは1〜80重量部、より好ましくは2〜75重量部、さらに好ましくは5〜70重量部である。ここで、モノマー(b)の重量部が水溶性共重合体(P)を製造するためのモノマー総量100重量部あたり1重量部未満であると、耐久性が不良となる場合があり、一方、80重量部を超えると、造膜が不良である場合や非特異吸着防止効果に劣る場合がある。
1.2.3.モノマー(c)
繰り返し単位(C)は、少なくとも1種のモノマー(c)に由来する構造を有する。モノマー(c)は好ましくは、2−メトキシエチルアクリレートおよび2−メトキシエチルメタクリレートから選ばれる少なくとも1種であり、より好ましくは2−メトキシエチルアクリレートである。モノマー(c)の使用量は、水溶性共重合体(P)を製造するためのモノマー総量100重量部に対して、好ましくは2〜50重量部、より好ましくは20〜48重量部、さらに好ましくは30〜45重量部である。ここで、モノマー(c)の重量部が上記の範囲内であると、高い耐久性と、良好な造膜性が期待できる。
本実施の形態に係る水溶性共重合体は、繰り返し単位(A)〜(C)の他に、繰り返し単位(D)を含んでも良い。モノマー(d)は、繰り返し単位(D)を形成するための成分である。その他のモノマー(d)として、アニオン性モノマー、特に、スチレンスルホン酸、イソプレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸などを、モノマー(a)〜(c)と共重合して共重合体を製造することにより、血液バックなどのコート剤として使用した場合に、高い低非特異吸着効果が得られる場合がある。その他のモノマー(d)として、造膜性、耐水性、保湿性などのコントロールのため、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、スチレン、ポリオキシエチレン(メタ)アクリルエステル、モノマー(a)以外のN−置換アクリルアミドなど公知のモノマーを使用しても良い。
使用するモノマーは、工業用原料として入手することができるものを精製して、あるいは、未精製のまま、共重合に使用することができる。
モノマーの重合は、例えば、ラジカル重合、アニオン重合、カチオン重合など公知の重合法で行うことができ、製造が容易であることから、好ましくはラジカル重合である。
また、モノマーの重合は、公知の溶媒、開始剤、連鎖移動剤などと共に攪拌・加熱することにより実施される。重合時間は通常30分〜24時間であり、重合温度は通常0〜120℃程度である。
重合後の水溶性共重合体(P)は、再沈、抽出、透析等により精製することが好ましい。
2.ヒドラジド化合物(H)
ヒドラジド化合物(H)は、一分子中に少なくとも2個のヒドラジノ基を有するものである。このようなヒドラジド化合物(H)としては、例えば、シュウ酸ジヒドラジド、マロン酸ジヒドラジド、コハク酸ジヒドラジド、グルタル酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジド、フタル酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド、テレフタル酸ジヒドラジド、マレイン酸ジヒドラジド、フマル酸ジヒドラジド、イタコン酸ジヒドラジド等の合計炭素数が2〜10、特に4〜6のジカルボン酸ジヒドラジド類;クエン酸トリヒドラジド、ニトリロ酢酸トリヒドラジド、シクロヘキサントリカルボン酸トリヒドラジド、エチレンジアミン四酢酸テトラヒドラジド等の3官能以上のヒドラジド類;エチレン−1,2−ジヒドラジン、プロピレン−1,2−ジヒドラジン、プロピレン−1,3−ジヒドラジン、ブチレン−1,2−ジヒドラジン、ブチレン−1,3−ジヒドラジン、ブチレン−1,4−ジヒドラジン、ブチレン−2,3−ジヒドラジン等の合計炭素数が2〜4の脂肪族ジヒドラジン類等の水溶性ジヒドラジンや、これらの多官能性ヒドラジン誘導体の少なくとも一部のヒドラジノ基を、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブチルアルデヒド、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチル−n−プロピルケトン、メチル−n−ブチルケトン、ジアセトンアルコール等のカルボニル化合物と反応させることによりブロックした化合物、例えば、アジピン酸ジヒドラジドモノアセトンヒドラゾン、アジピン酸ジヒドラジドジアセトンヒドラゾン等を挙げることができる。これらのヒドラジド化合物(H)のうち、アジピン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド、およびアジピン酸ジヒドラジドジアセトンヒドラゾンから選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。ヒドラジド化合物(H)は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
ヒドラジド化合物(H)の使用量は、水溶性共重合体(P)中のアルド基およびケト基の合計量とヒドラジド化合物(H)のヒドラジノ基とのモル当量比が、1:0.1〜5、好ましくは1:0.5〜1.5、さらに好ましくは1:0.7〜1.2の範囲となる量である。この場合、ヒドラジノ基がアルド基およびケト基の合計1当量に対して、0.1当量未満であると、コート層の耐久性が低下する場合があり、一方、5当量を超えると、非特異吸着防止効果が低下する場合がある。
ヒドラジド化合物(H)は、本実施形態にかかる生体関連物質の非特異吸着防止コート剤を調製する適宜の工程で配合することができるが、水溶性共重合体(P)の製造時における重合安定性を維持するためには、ヒドラジド化合物(H)の全量を、水溶性共重合体(P)の製造後に配合することが好ましい。
ヒドラジド化合物(H)は、本実施形態にかかる生体関連物質の非特異吸着防止コート剤の施用後の乾燥過程で、そのヒドラジノ基が水溶性共重合体(P)のケト基および/またはアルド基と反応して、親水性の網目構造を形成し、コート層を架橋させる作用を有する。この架橋反応は、通常触媒を用いなくても常温で進行するが、必要に応じて、硫酸亜鉛、硫酸マンガン、硫酸コバルト等の水溶性金属塩等の触媒を添加したり、あるいは、加熱乾燥したりすることにより、促進させることができる。
3.非特異吸着防止コート剤
本実施形態に係る生体関連物質の非特異吸着防止コート剤は、水溶性共重合体(P)およびヒドラジド化合物(H)以外に溶媒を含むのが好ましい。溶媒は好ましくは水である。非特異吸着防止コート剤の固形分濃度は、好ましくは0.01%〜30%、さらに好ましくは0.1%〜10%である。
本実施形態に係る生体関連物質の非特異吸着防止コート剤は、高い非特異吸着防止効果と耐久性を有する。本実施形態に係る生体関連物質の非特異吸着防止コート剤は、具体的には以下のように作用することができる。
すなわち、本実施形態に係る生体関連物質の非特異吸着防止コート剤においては、繰り返し単位(B)の疎水性結合によって、容器・器具などの壁面に水溶性共重合体(P)が吸着し、繰り返し単位(A)(水溶性共重合体(P)が繰り返し単位(C)を含む場合、さらに繰り返し単位(C))によって壁面を親水性することにより、タンパク質などの非特異吸着を防止することができる。
また、本実施形態に係る生体関連物質の非特異吸着防止コート剤においては、ヒドラジド化合物(H)中のヒドラジノ基が水溶性共重合体(P)の繰り返し単位(B)中のケト基および/またはアルド基と反応して、親水性の網目構造を形成し、コート層を架橋させ、コート層の耐久性を発現させることができる。
本実施形態に係る生体関連物質の非特異吸着防止コート剤は例えば、臨床診断や生化学実験等(例えば化学発光免疫診断測定)で使用される部品・容器・器具等の表面にコーティングして使用される。コーティングは公知の方法を実施することができ、例えば、スピンコート、バーコート、ブレードコート、カーテンコート、スプレーコート、ディップコートなどが可能である。複雑な形状の器具へ欠損なくコーティングが可能な点で、ディップコートが好ましい。コーティング後は、常温または加熱乾燥することが好ましい。好ましい加熱温度・時間は、基剤などにもよるが、40〜120℃、3分〜24時間程度である。
本実施形態に係る生体関連物質の非特異吸着防止コート剤は例えば、光学セル、検体移送チューブ、検体チューブなどの臨床診断部品;MEMSに代表されるシリコン基材、マイクロフルイディクスに代表されるガラス基材・プラスチック基材などのバイオチップ;金蒸着基材などのバイオセンサーなどにコーティングして、各種タンパク、脂質、核酸等の非特異吸着を好適に防止することができ、繰り返しの使用にも耐久性を示すコート層を形成することができる。
4.実施例および比較例
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらによって制限されるものではない。
なお、本実施例では、重量平均分子量(Mw)は、東ソー社製 TSKgel α−Mカラムを用い、流量1ミリリットル/分、溶出溶媒は0.1mM塩化ナトリウム水溶液/エタノール混合溶媒、カラム温度40℃の分析条件で、単分散ポリエチレングリコールを標準とするゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定された。吸光度は、日本バイオ・ラッドラボラトリーズ社製モデル680マイクロプレートリーダーにより測定された。
4.1.実施例1
4.1.1.水溶性共重合体(P−1)の合成
モノマー(a)としてジメチルアクリルアミド40g、モノマー(b)としてダイアセトンアクリルアミド20g、モノマー(c)としてメトキシエチルアクリレート40g、連鎖移動剤としてメルカプトプロピオン酸0.1gを水900gに混合して攪拌機付きセパラブルフラスコに入れた。これに窒素を吹き込みながら70℃まで昇温し、開始剤として2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]ジハイドロクロライド4gを添加した後、2時間重合を続け、さらに80℃に昇温して3時間エージングした後、室温まで冷却した。得られた共重合体溶液をダイアライザーにより精製し、さらに水で希釈することにより、本実施例の5%水溶性共重合体(P−1)水溶液1800gを得た。水溶性共重合体(P−1)のGPCによる重量平均分子量は27,000であった。
4.1.2.コーティング
上記5%水溶性共重合体(P−1)水溶液をさらに水で1%に希釈した後、ヒドラジド化合物(H)としてアジピン酸ジヒドラジド9gを添加・溶解し、コート剤とした。このコート剤中にポリスチレン製96穴プレート(以下、「96穴プレート」という。)をディップし、引き上げた後、交換水で洗浄し、エアーガンで残余の水を吹き飛ばした。これを40℃で3時間乾燥し、コート済みの96穴プレートとした。
4.1.3.非特異吸着防止効果の測定
コート済みの96穴プレートを水で3回洗浄し、これに、西洋ワサビパーオキシダーゼ標識マウスIgG抗体(ミリポア社製「AP124P」)水溶液を満たし、室温で30分間インキュベートした後、PBSバッファーで3回洗浄し、TMB(3,3’,5,5’−テトラメチルベンジジン)/過酸化水素水/硫酸で発色させて450nmの吸光度を測定した。
4.1.4.耐久性の測定
コート済みの96穴プレートを2%ドデシル硫酸ナトリウム水溶液で5回洗浄し、上記非特異吸着防止効果を測定した。
4.2.実施例2〜4
モノマーおよびヒドラジド化合物(H)を表1に示す組成とした以外は実施例1と同様の操作を行った。
4.3.比較例1
実施例1において、ヒドラジド化合物(H)を使用しなかった以外は、実施例1と同様の操作を行った。
4.4.比較例2、3
表1に示すモノマー組成とした以外は実施例1と同様の操作を行った。但し、比較例3のモノマー組成で重合したところ、重合中にポリマー固体が析出し、攪拌が困難になったことから、重合を中止し、未評価のままとした。
4.5.比較例4
実施例1において、コート剤の代わりにウシ血清アルブミン(BSA)を用いて、「4.1.3.非特異吸着防止効果の測定」以下と同様の方法にて、BSAを用いた場合の吸光度を測定した。
4.6.測定結果
以上の実施例および比較例における非特異吸着防止効果の測定結果を表1に示す。
Figure 0004941672
表1によれば、本実施の形態にかかる生体関連物質の非特異吸着防止コート剤を用いることにより、ヒドラジド化合物(H)を使用しない場合、モノマー(c)を使用しないで合成された共重合体を含む場合、ウシ血清アルブミンを用いた場合に比べて、96穴プレートに対するマウスIgG抗体の非特異吸着量を著しく低減でき、かつ、形成されたコート層が耐久性に優れていることが確認された。

Claims (2)

  1. 下記一般式(1)で表される繰り返し単位(A)および下記一般式(2)で表される繰り返し単位(B)を有する水溶性共重合体(P)と、
    一分子当たり少なくとも2個のヒドラジノ基を有するヒドラジド化合物(H)と、
    を含有する、生体関連物質の非特異吸着防止コート剤。
    Figure 0004941672
    ・・・・・(1)
    (式中、Rは水素原子またはメチル基を表し、Xは下記式(1a)または(1b)で表される基を示す。)
    Figure 0004941672
    ・・・・・(1a)
    (式中、RおよびRは独立して、水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、或いは、水酸基、カルボキシル基、アルコキシ基、アシロキシ基、およびアルコキシカルボニル基から選ばれる少なくとも1つの基で置換された炭素数1〜8のアルキル基である。)
    Figure 0004941672
    ・・・・・(1b)
    (式中、RおよびRは独立して、単結合、置換または非置換のメチレン基、或いは、置換または非置換の炭素数2〜7の2価のアルキレン基(ここで、RおよびRの炭素数の合計は4〜10である。)を示し、Yは単結合、O、およびSの何れかを示す。)
    Figure 0004941672
    ・・・・・(2)
    (式中、Rは水素原子またはメチル基を示し、Zは少なくとも1個のアルド基またはケト基を有する有機基を示す。)
  2. 上記水溶性共重合体(P)が、下記一般式(3)で表される繰り返し単位(C)をさらに有する、請求項1に記載の生体関連物質の非特異吸着防止コート剤。
    Figure 0004941672
    ・・・・・(3)
    (式中、Rは水素原子またはメチル基を示す。)
JP2008061118A 2008-03-11 2008-03-11 生体関連物質の非特異吸着防止コート剤 Active JP4941672B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008061118A JP4941672B2 (ja) 2008-03-11 2008-03-11 生体関連物質の非特異吸着防止コート剤
EP09154634A EP2100931A1 (en) 2008-03-11 2009-03-09 Coating agent for preventing nonspecific adsorption
US12/400,417 US20090234090A1 (en) 2008-03-11 2009-03-09 Coating agent for preventing nonspecific adsorption

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008061118A JP4941672B2 (ja) 2008-03-11 2008-03-11 生体関連物質の非特異吸着防止コート剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009216572A JP2009216572A (ja) 2009-09-24
JP4941672B2 true JP4941672B2 (ja) 2012-05-30

Family

ID=40790540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008061118A Active JP4941672B2 (ja) 2008-03-11 2008-03-11 生体関連物質の非特異吸着防止コート剤

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20090234090A1 (ja)
EP (1) EP2100931A1 (ja)
JP (1) JP4941672B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190103195A (ko) 2017-01-18 2019-09-04 다이킨 고교 가부시키가이샤 단백질 저흡착성을 갖는 단백질 혹은 단백질을 포함하는 조성물의 투여용, 보존용, 운반용 또는 수송용 용기 및 단백질 혹은 단백질 조성물의 제조용 기재

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8617803B2 (en) 2006-12-14 2013-12-31 Jsr Corporation Non-specific adsorption inhibitor, probe-bonded particles, and method for producing the same
EP2151688B1 (en) * 2007-05-30 2018-07-11 JSR Corporation Non-specific adsorption inhibitor
WO2013027556A1 (ja) * 2011-08-22 2013-02-28 テルモ株式会社 抗血栓性材料および医療用具
JP2015097550A (ja) * 2012-03-13 2015-05-28 テルモ株式会社 血液適合性材料および医療用具
JP6278731B2 (ja) * 2014-02-24 2018-02-14 テルモ株式会社 抗血栓性医療材料、および該医療材料を利用した医療用具
JP6216298B2 (ja) * 2014-08-29 2017-10-18 株式会社日立ハイテクノロジーズ 自動分析装置及びそれを用いた分析方法
US10188774B2 (en) * 2015-03-10 2019-01-29 Terumo Kabushiki Kaisha Method for producing antithrombotic coating material

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5169720A (en) * 1986-11-18 1992-12-08 W. R. Grace & Co.-Conn. Protein non-adsorptive polyurea-urethane polymer coated devices
US6730740B1 (en) * 1998-09-25 2004-05-04 Akzo Nobel N.V. Aqueous cross-linkable polymer composition for use in coatings and process for producing the same
JP2002088331A (ja) * 2000-09-12 2002-03-27 Nichiban Co Ltd 飛翔害虫捕獲粘着シート用組成物
JP2002088311A (ja) * 2000-09-19 2002-03-27 Hitachi Maxell Ltd 付着物易除去被覆の製造方法
US20070135567A1 (en) * 2004-10-08 2007-06-14 Ruhoff Philip J Self crosslinking waterborne coatings
JP2006177914A (ja) 2004-12-20 2006-07-06 Yukio Nagasaki 高分子密生層を有する表面およびその調製方法
JP2006176720A (ja) 2004-12-24 2006-07-06 Sumitomo Bakelite Co Ltd 医療材料用高分子化合物およびそれを用いた高分子溶液
JP4534817B2 (ja) 2005-03-16 2010-09-01 住友ベークライト株式会社 蛋白質の検出方法及びペプチドの検出方法
JP2006299045A (ja) 2005-04-19 2006-11-02 Sumitomo Bakelite Co Ltd 医療材料用高分子化合物及び該高分子化合物を用いたバイオチップ用基板
JP5055289B2 (ja) * 2005-11-17 2012-10-24 シーメンス・ヘルスケア・ダイアグノスティックス・インコーポレイテッド アッセイにおける非特異的結合の低減
JP4960044B2 (ja) 2006-09-01 2012-06-27 株式会社東芝 暗号処理回路及びicカード

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190103195A (ko) 2017-01-18 2019-09-04 다이킨 고교 가부시키가이샤 단백질 저흡착성을 갖는 단백질 혹은 단백질을 포함하는 조성물의 투여용, 보존용, 운반용 또는 수송용 용기 및 단백질 혹은 단백질 조성물의 제조용 기재

Also Published As

Publication number Publication date
US20090234090A1 (en) 2009-09-17
JP2009216572A (ja) 2009-09-24
EP2100931A1 (en) 2009-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5207012B2 (ja) 生体関連物質の非特異吸着防止剤および物品のコーティング方法
JP4941672B2 (ja) 生体関連物質の非特異吸着防止コート剤
JP5344148B2 (ja) 非特異吸着防止剤および物品のコーティング方法
CA2601432C (en) Polymer compound for biomedical use and biochip substrate using such a polymer compound
JP6111569B2 (ja) 無機材料で構成される表面用の表面処理剤、該表面処理剤でコーティングされた器具、その製造方法、及び新規重合体
US9128083B2 (en) Nonspecific adsorption inhibitor of substance relating to living body and method for coating article
US20150148486A1 (en) Method of immobilizing biologically active substance
US20100062475A1 (en) Particle for medical use, particle for anlaysis and method of producing the same
JP5246400B2 (ja) タンパク安定化剤
JP4811355B2 (ja) バイオデバイスおよびその製造方法、並びにバイオセンサー
JP6824293B2 (ja) 生体分子をコンジュゲートするためのアズラクトン官能化基材
JPWO2006123737A1 (ja) 医療材料用高分子化合物及び該高分子化合物を用いたバイオチップ用基板
US20240182698A1 (en) Water-soluble polymer to prevent non-specific adsorption
JP2002356643A (ja) 水性塗料用樹脂組成物
JP5614179B2 (ja) 医療材料用高分子化合物および該高分子化合物を用いたバイオチップ用基板
JP4505581B2 (ja) 物質固定化方法
JP2008001794A (ja) 医療材料用高分子化合物および該高分子化合物を用いた医療材料
JP7578907B2 (ja) バイオチップおよび検出方法
EP2600152B1 (en) Sugar chain array
JP2001335670A (ja) 水性樹脂組成物及び架橋剤
JP2007309725A (ja) 機能性物質の物質固定化剤、及び、該物質固定化剤を用いた機能性物質の固定化方法、並びに、該方法により機能性物質が固定化された基体
US20160369123A1 (en) Coating agent composition and utilization of same
JP2007139587A (ja) 物質固定化剤、物質固定化方法および物質固定化基板
JPH0567648B2 (ja)
JP6269773B2 (ja) 無機材料で構成される表面用の表面処理剤、該表面処理剤でコーティングされた器具、その製造方法、及び新規重合体

Legal Events

Date Code Title Description
RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20100817

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100922

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4941672

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250