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JP4826241B2 - 複写機,複写機システム,およびコンピュータプログラム - Google Patents

複写機,複写機システム,およびコンピュータプログラム Download PDF

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JP4826241B2 JP2005356561A JP2005356561A JP4826241B2 JP 4826241 B2 JP4826241 B2 JP 4826241B2 JP 2005356561 A JP2005356561 A JP 2005356561A JP 2005356561 A JP2005356561 A JP 2005356561A JP 4826241 B2 JP4826241 B2 JP 4826241B2
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Description

本発明は、複写機,複写機システム,およびコンピュータプログラムに関するものである。
複写機として、例えば、原稿画像上の任意の領域を指定し、該領域に対して色変換や塗りつぶし等の画像処理を実行できるようにしたものがある。
例えば、指定領域の塗りつぶしや色変換等の編集処理や、読み取った画像に対して領域を指定し、その指定領域内外の画像データを加工するといった、いわゆる、カラー画像処理をモニタ表示を見ながら行ない、その結果を確認することのできるデジタルカラー複写機が考案されている(特許文献1参照)。
特開平08−317237号公報
特許文献1の例では、一枚の原稿に対して領域指定や色指定等の編集情報の設定(以下、複雑コピーの設定と称する)を行ない、その設定内容で記録出力を行なうことしか記載されていないため、一度設定した内容を保存しておき、同じ設定内容を別の原稿にも適用させることについては言及されていない。そのため、複数枚の原稿に同じ内容の複雑コピーの設定を行なう場合であっても、複雑コピーの設定を個別の原稿に対してそれぞれ行なわなければならず、効率が悪いという問題点がある。
また、特許文献1の例では、必ず原稿をスキャナで読み取ってから、その原稿の画像データに対して複雑コピーの設定を行なうものであり、どのような簡単な編集情報の設定であっても原稿を読み取らなければならず、効率が悪いという問題点がある。
上記問題を背景として、本発明は、同じ内容の編集情報の設定を複数枚の原稿に対して行なうことが可能であり、また、効率よく編集情報を設定可能な複写機,複写機システム,およびコンピュータプログラムを提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するための複写機は、原稿を画像データとして読み取る読取手段と、読取手段により読み取られた画像データを表示する表示手段と、表示手段により表示された画像データに対して編集を行なうための編集情報の設定を行なう編集情報設定手段と、編集情報設定手段により設定された編集情報を保存する保存手段と、保存手段に編集情報が保存されている状態で、読取手段により連続して読み取られる複数の原稿の画像データのそれぞれに対して保存手段に保存されている同一の編集情報を適用する編集情報適用手段と、編集情報適用手段により編集情報が適用された複数の画像データを順次出力する出力手段と、を備えることを前提とする。
上記構成によって、1枚の原稿に対して、複雑コピーの設定を行なえば、それ以降の連続して読み取られる複数枚の原稿に対しても同様の複雑コピーの設定内容(編集情報)が適用されることから、個別に複雑コピーの設定を行なう必要がなく、複数の同様の原稿に対して同じ複雑コピーを行ないたい場合の作業効率が向上する。
上記目的を達成するための複写機は、用紙情報を指定する用紙指定手段と、用紙指定手段により指定された用紙情報に基づいて、白紙画像データの表示を行なう表示手段と、表示手段により表示された白紙画像データに対して編集を行なうための編集情報の設定を行なう編集情報設定手段と、編集情報設定手段により設定された編集情報を保存する保存手段と、原稿を画像データとして読み取る読取手段と、読取手段により読み取られた画像データに対して保存手段に保存されている編集情報を適用する編集情報適用手段と、編集情報適用手段により編集情報が適用された画像データを出力する出力手段と、を備えることを前提とする。
上記構成によって、簡単な複雑コピーのパターンであれば、原稿をわざわざ読み取らせることなく、複雑コピーの設定を行なうことができる。
上記目的を達成するための複写機は、原稿を画像データとして読み取る読取手段と、予め記憶されている雛型の編集情報と、その雛型の編集情報を呼び出すための雛型情報設定キーとを対応付けて記憶する記憶手段と、雛型情報設定キーが操作された場合に、その雛型情報設定キーに対応付けて記憶されている雛型の編集情報を記憶手段から呼び出し、読取手段により読み取られた原稿の画像データに対して適用する編集情報適用手段と、編集情報適用手段により雛型の編集情報が適用された画像データを出力する出力手段と、を備えることを前提とする。
上記構成によって、予め装置が使用することが予測される複雑コピーのパターンを雛型情報として登録したワンタッチボタンを備えておくことで、ユーザがわざわざ複雑コピーの設定を行なうことなく、必要に応じてワンタッチボタンを操作して複雑コピーの設定を行なうことができる。
また、本発明の複写機における編集情報適用手段は、読取手段により連続して複数の原稿の画像データが読み取られた場合に、同一の編集情報を当該複数の原稿の画像データのそれぞれに対して適用することを特徴とする構成をとることができる。
上記構成によって、白紙画像データに対して編集情報の設定を行った場合の編集内容や、雛型情報設定キーを用いて編集情報の設定を行った場合の編集内容のように、一度指定した複雑コピーの設定内容(編集情報)を一枚の原稿に対してだけではなく複数枚の原稿に対して適用させることができ、原稿毎に複雑コピーの設定を行なう手間を省くことができる。
また、本発明の複写機は、雛型の編集情報の内容を表示する編集情報表示手段と、編集情報表示手段により表示された雛型の編集情報をさらに編集する編集情報編集手段とを備え、編集情報適用手段は編集情報編集手段により編集された編集情報を読取手段により読み取られた原稿の画像データに対して適用することを特徴とする構成をとることができる。
上記構成によって、予め備えられている雛型情報に対して変更を加えることができるため、今回のコピーのみ雛型の設定内容を一部変更したい、といった要求に柔軟に対応することができる。
また、本発明の複写機は、編集情報の設定が受け付けられる編集モードに切り替えるための編集モード切替手段を備え、編集モード切替手段により編集モードに切り替えられ、その編集モードが継続している期間は、保存手段における編集情報の保存が継続されることを特徴とする構成をとることができる。
上記構成によって、一度切り替えられた編集モードのモード中であれば、そのモード中に設定した複雑コピーの設定内容が保存手段に保持された状態になるため、そのモードを解除しない間は、複数の原稿に対して、保存されている複雑コピーの設定内容を繰り返し適用することができ、同じ複雑コピーの設定を原稿毎に指定する手間を省くことができる。また、複雑コピーの設定内容は、編集モードが一度解除されることで削除されるため、編集モードの解除後も複雑コピーの設定内容を保持しておくためのメモリを確保する必要がなく、メモリを効率よく使用することができる。
また、本発明の複写機は、編集情報適用手段により編集情報が適用された画像データを確認出力する確認出力手段と、確認出力手段により確認出力された画像データに対して確定を指示する確定指示手段とを備え、出力手段は、確定指示手段による確定指示がなされた場合に、編集情報が適用された複数の画像データを出力することが可能であることを特徴とする構成をとることができる。
上記構成によって、指定した複雑コピーの設定内容が適切か否かを確認してから、複数枚の原稿に対しての複雑コピーの指示を行なうため、間違った指定のまま複数枚の原稿に対して同様のコピーが行われることを防ぐことができる。
また、本発明の複写機における表示手段は、読取手段により読み取られた複数の原稿の画像データ、もしくは用紙指定手段により指定された用紙情報に基づく白紙の画像データを複数表示するとともに、当該複数の画像データを切り替えて表示可能であり、編集情報設定手段は、表示手段により表示される画像データ毎に個別に編集情報の設定を受け付け、表示手段に表示されている一つの画像データに対して編集情報が設定された場合に、その編集情報を適用する原稿のページ数を指定するためのページ数指定手段を備え、保存手段は、編集情報設定手段により設定された編集情報と、ページ数指定手段により指定された原稿のページ数とを対応付けて保存しており、編集情報適用手段は、読取手段により連続して読み取られる複数の原稿の画像データのページをカウントするとともに、保存手段を参照し、カウントされたページ数に対応付けて保存されている編集情報を適用することを特徴とする構成をとることができる。
上記構成によって、原稿が複数枚まとめてセットされ、その複数枚に対して、ページ毎に異なる複雑コピーを実行したい場合に、複数の異なる複雑コピーの設定を原稿に対して行なうとともに、その複雑コピーを適用するページ数を指示しておけば、一度の原稿読み取りの中で、それぞれページ毎で異なる設定内容での複雑コピーの設定および出力が可能となる。そのため、複雑コピーの設定内容が異なるページ毎に予め原稿を分けておき、別々に原稿をセットして複雑コピーの設定を行なうといった必要がなく、原稿の取り扱いが簡単となる。
また、本発明の複写機における表示手段は、読取手段により読み取られた複数の原稿の画像データを表示し、かつ当該複数の画像データを切り替えて表示可能であり、表示手段により表示される画像データ毎に雛型情報設定キーによる雛型の編集情報の設定を受け付け、表示手段に表示されている一つの画像データに対して雛型情報設定キーによる編集情報が設定された場合に、その編集情報を適用する原稿のページ数を指定するためのページ数指定手段と、雛型情報設定キーにより設定された雛型の編集情報と、ページ数指定手段により指定された原稿のページ数とを対応づけて保存する保存手段と、を備え、編集情報適用手段は、読取手段により連続して読み取られる複数の原稿の画像データのページをカウントするとともに、保存手段を参照し、カウントされたページ数に対応づけて保存されている雛型の編集情報を適用することを特徴とする構成をとることができる。
上記構成によって、雛型情報を用いる場合においても、原稿が複数枚まとめてセットされ、その複数枚に対して、ページ毎に異なる複雑コピーを実行したい場合に、複数の異なる複雑コピーの設定を雛型を用いて行なうとともに、その複雑コピーを適用するページ数を指示しておけば、一度の原稿読み取りの中で、それぞれページ毎で異なる設定内容での複雑コピーの設定および出力が可能となる。そのため、複雑コピーの設定内容が異なるページ毎に予め原稿を分けておき、別々に原稿をセットして複雑コピーの設定および出力を行なうといった必要がなく、原稿の取り扱いが簡単となる。
また、本発明の複写機は、編集情報適用手段により編集情報を適用した原稿の画像データについて、その画像データを何枚出力するかを指定する部数指定手段を備えたことを特徴とする構成をとることができる。
上記構成によって、読み取られた原稿毎にコピー部数を指定できるため、複雑コピーの設定を適用した出力を一枚の原稿に対し必要な部数だけ指定することができ、同じ複雑コピーの設定を適用した出力を何セットか出力したい場合に有効となる。
上記目的を達成するための複写システムは、複写機と、その複写機にネットワーク接続された端末装置とを含む複写機システムであって、端末装置は、画像データを取得する画像データ取得手段と、画像データ取得手段により取得された画像データを表示する表示手段と、表示手段により表示された画像データに対して編集を行なうための編集情報の設定を行なう編集情報設定手段と、編集情報設定手段により設定された編集情報を複写機に送る送信手段と、備え、複写機は、原稿を画像データとして読み取る読取手段と、端末装置から編集情報を取得する取得手段と、取得手段により取得された編集情報を保存する保存手段と、保存手段に編集情報が保存されている状態で、読取手段により連続して読み取られる複数の原稿の画像データのそれぞれに対して保存手段に保存されている同一の編集情報を適用する編集情報適用手段と、編集情報適用手段により編集情報が適用された複数の画像データを出力する出力手段と、を備えることを前提とする。
上記構成によって、1枚の原稿に対して、複雑コピーの設定を行なえば、それ以降の連続して読み取られる複数枚の原稿に対しても同様の複雑コピーの設定内容が適用されることから、個別に複雑コピーの設定を行なう必要がなく、複数の同様の原稿に対して同じ複雑コピーを行ないたい場合の作業効率が向上する。また、複写機以外の端末装置で複雑コピーの設定を行なうことができるので、複写機に複雑コピーの設定を行なうための表示画面や設定キー等を設ける必要がなくなる。
さらに、端末装置が備えるある程度大きなサイズの画面を用いて、読み取った原稿の画像データを表示させることで、細かい編集情報の設定についても精度よく行なうことができる。また、端末装置に対して複写機が複数接続されている場合にも、端末装置で一括して複雑コピーの設定を行なうことができ、効率よく複雑コピーの設定を行なうことができる。
上記目的を達成するための複写システムは、複写機と、その複写機にネットワーク接続された端末装置とを含む複写機システムであって、端末装置は、用紙情報を指定する用紙指定手段と、用紙指定手段により指定された用紙情報に基づいて、白紙画像データの表示を行なう表示手段と、表示手段により表示された白紙画像データに対して編集を行なうための編集情報の設定を行なう編集情報設定手段と、編集情報設定手段により設定された編集情報を複写機に送る送信手段と、を備え、複写機は、端末装置から編集情報を取得する取得手段と、取得手段により取得された編集情報を保存する保存手段と、原稿を画像データとして読み取る読取手段と、読取手段により読み取られた画像データに対して保存手段に保存されている編集情報を適用する編集情報適用手段と、編集情報適用手段により編集情報が適用された画像データを出力する出力手段と、を備えることを前提とする。
上記構成によって、簡単な複雑コピーのパターンであれば、原稿をわざわざ読み取らせることなく、複雑コピーの設定および出力を行なうことができる。また、複写機以外の端末装置で複雑コピーの設定を行なうことができるので、複写機に複雑コピーの設定を行なうための表示画面や設定キー等を設ける必要がなくなる。
さらに、端末装置が備えるある程度大きなサイズの画面を用いて、読み取った原稿の画像データを表示させることで、細かい編集情報の設定についても精度よく行なうことができる。また、端末装置に対して複写機が複数接続されている場合にも、端末装置で一括して複雑コピーの設定を行なうことができ、効率よく複雑コピーの設定を行なうことができる。
上記目的を達成するための複写システムは、複写機と、その複写機にネットワーク接続された端末装置とを含む複写機システムであって、端末装置は、予め記憶されている雛型の編集情報と、その雛型の編集情報を呼び出すための雛型情報設定キーとを対応付けて記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された雛型の編集情報を複写機に送る送信手段と、を備え、複写機は、原稿を画像データとして読み取る読取手段と、端末装置から雛型の編集情報を取得する取得手段と、取得手段により取得された雛型の編集情報を保存する保存手段と、雛型情報設定キーが操作された場合に、その雛型情報設定キーに対応付けて保存されている雛型の編集情報を保存手段から呼び出し、読取手段により読み取られた原稿の画像データに対して適用する編集情報適用手段と、編集情報適用手段により雛型の編集情報が適用された画像データを出力する出力手段と、を備えることを前提とする。
上記構成によって、予め装置が使用することが予測される複雑コピーのパターンを雛型情報として登録したワンタッチボタンを備えておくことで、ユーザがわざわざ複雑コピーの設定を行なうことなく、必要に応じてワンタッチボタンを操作して複雑コピーを実行することができる。また、複写機以外の端末装置で複雑コピーの設定を行なうことができるので、複写機に複雑コピーの設定を行なうための表示画面や設定キー等を設ける必要がなくなる。
さらに、端末装置が備えるある程度大きなサイズの画面を用いて、読み取った原稿の画像データを表示させることで、細かい編集情報の設定についても精度よく行なうことができる。また、端末装置に対して複写機が複数接続されている場合にも、端末装置で一括して複雑コピーの設定を行なうことができ、効率よく複雑コピーの設定を行なうことができる。
上記目的を達成するためのコンピュータプログラムは、原稿の画像データを取得する取得ステップと、取得ステップにより取得された画像データを表示させる表示ステップと、表示ステップにより表示された画像データに対して編集を行なうための編集情報の設定を行なう編集情報設定ステップと、編集情報設定ステップにより設定された編集情報を保存する保存ステップと、保存ステップにより編集情報が保存されている状態で、新たに取得される複数の画像データのそれぞれに対して保存ステップにおいて保存された同一の編集情報を適用する編集情報適用ステップと、編集情報が適用された複数の画像データを順次出力する出力ステップと、をコンピュータで実行させる、記録媒体に格納されたまたは利用可能な状態におかれたコンピュータ読み取り可能なコンピュータプログラムとして構成される。
上記プログラムをコンピュータに読み取らせて動作させることで、請求項1と同様の効果を得ることができる。
上記目的を達成するためのコンピュータプログラムは、用紙情報を取得する用紙情報取得ステップと、用紙情報取得ステップにより取得された用紙情報に基づいて、白紙画像データを表示させる表示ステップと、表示ステップにより表示された白紙画像データに対して編集を行なうための編集情報の設定を行なう編集情報設定ステップと、編集情報設定ステップにより設定された編集情報を保存する保存ステップと、原稿の画像データを取得する取得ステップと、取得ステップにより取得された画像データに対して保存ステップにおいて保存された編集情報を適用する編集情報適用ステップと、編集情報が適用された画像データを出力する出力ステップと、をコンピュータで実行させる、記録媒体に格納されたまたは利用可能な状態におかれたコンピュータ読み取り可能なコンピュータプログラムとして構成される。
上記プログラムをコンピュータに読み取らせて動作させることで、請求項3と同様の効果を得ることができる。
上記目的を達成するためのコンピュータプログラムは、原稿の画像データを取得する取得ステップと、雛型情報設定キーが操作された場合に、雛型の編集情報と、その雛型の編集情報を呼び出すための雛型情報設定キーとを予め対応付けて記憶している記憶部から、操作された雛型情報設定キーに対応付けて記憶されている雛型の編集情報を呼び出し、取得ステップにより取得された原稿の画像データに対して適用する編集情報適用ステップと、編集情報適用ステップにより雛型の編集情報が適用された画像データを出力する出力ステップと、をコンピュータで実行させる、記録媒体に格納されたまたは利用可能な状態におかれたコンピュータ読み取り可能なコンピュータプログラムとして構成される。
上記プログラムをコンピュータに読み取らせて動作させることで、請求項8と同様の効果を得ることができる。
同じ内容の編集情報の設定を複数枚の原稿に対して行なうことが可能であり、また、効率よく編集情報を設定可能な複写機,複写機システム,およびコンピュータプログラムを提供するという目的を、編集モード切替手段により複雑コピーの設定が可能な編集モードに切り替えられている間は、読取手段により読み取られて表示された画像データ,用紙指定手段により指定された用紙情報に基づいて表示された白紙画像データに対して複雑コピーの設定を行なうことができ、編集モード中は当該複雑コピーの設定内容を一時保存して、その設定内容を繰り返し使用可能な構成により実現した。
以下、本発明の複写機,複写機システム,およびコンピュータプログラムの実施の形態を、複写機を例に挙げて図面を用いて説明する。図1に本実施形態の複写機10の電気的構成のブロック図を示す。複写機10は、CPU11、ワークメモリ12aを備えるRAM12、各種プログラムを記憶するROM13、バスライン14、入出力部15(図1ではI/Oと表記)、メモリ16、通信インターフェース18(図1では通信I/Fと表記)、および印刷制御データ等の受信したデータを一時格納する受信バッファ17を備えて構成される。
ROM13には、印刷制御プログラム13a、スキャナ制御プログラム13b、通信プログラム13c、およびコピー制御プログラム13dが格納されている。
入出力部15には、操作パネル20(図2参照、詳細は後述)、周知のインクジェット印字機構、レーザー印字機構、熱転写印字機構、あるいはドットインパクト式印字機構などからなる本発明の出力手段である印刷部23,イメージセンサ等を含む原稿の読み取りを行なう本発明の読取手段であるスキャナ部24等が制御対象として接続されている。これら印刷部23、スキャナ部24の動作は周知のものであり、ROM13に格納された対応する印刷制御プログラム13a、スキャナ制御プログラム13b、コピー制御プログラム13dを、本発明の編集情報適用手段であるCPU11がRAM12のワークメモリ12aを用いて実行することで動作制御される。
また、本発明の取得手段である通信インターフェース18はLAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク50を介して端末装置30(詳細は後述)とデータ等を送受信するための通信インターフェース回路を含んで構成される。通信ネットワーク50に接続された外部通信網を経由した各種データの送受信は、CPU11が通信プログラム13cを実行することで行なわれる。
メモリ16は、例えばEEPROM(Electrically Erasable & Programmable Read Only Memory:電気的消去・プログラム可能・読出し専用メモリ)等の不揮発性メモリで構成され、複写機10の動作に必要なデータが記憶されている。
図2に、複写機10の操作パネル20の例を示す。操作パネル20は、本発明の編集情報設定手段,編集情報編集手段,編集モード切替手段,用紙指定手段,確定指示手段,ページ数指定手段,部数指定手段である操作部21と、表示部22、スピーカ20aとを含んで構成される。操作部21はメカニカルなスイッチ等が用いられ、複写機10の電源の入/切を行なう電源ボタン21a、カーソルボタン21b、コピーボタン21c1,スキャナボタン21c2やその他の機能ボタン21c3を含んで構成される機能選択ボタン21c、テンキー21d、ワンタッチボタン21e,各種動作の開始を行なうスタートボタン21f、および各種動作を中断あるいは停止させるストップボタン21gが含まれる。
本発明の表示手段,編集情報表示手段,確認出力手段である表示部22は周知のドット・マトリックス方式のカラー液晶表示器および液晶表示制御を行なうための図示しないドライバ回路を含んで構成されている。ドライバ回路は、例えば、画素毎にトランジスタを付けて目的の画素を確実に点灯させたり消したりすることができるアクティブマトリックス駆動方式が用いられ、入出力部15から送られる表示指令および表示画面データに基づいて表示を行なう。また、表示部22として有機EL(ElectroLuminescence:電界発光)表示器,プラズマ表示器を用いてもよい。
また、操作部21として、表示部22と一体になったタッチパネルを用いてもよい。タッチパネルは、表示部22の画面上にガラス基盤と透明なフィルムにスペーサと呼ばれる隙間を介してX軸方向、Y軸方向に電気回路が配線され、フィルム上をユーザがタッチすると、押された部分の配線がショートして電圧値が変わるため、これを2次元座標値(X,Y)として検出する、いわゆる抵抗膜方式が広く用いられる。その他に、いわゆる静電容量方式を用いてもよい。
(複雑コピー処理1)
図3,図4を用いて、読み取った原稿に種々の加工をして印刷出力する複雑コピー処理について説明する。なお、本処理はコピー制御プログラム13dに含まれ、コピー制御プログラム13dの他の処理とともに繰り返し実行される。まず、コピーボタン21c1を押下してコピーモードに移行した上で、図示しないメニューキー(例えば、21c3に割り当てられていてもよい)を押下することで、複写機10が備える機能についての詳細な内容を設定するための図示しないメニュー画面を表示部21に表示させる。そして、操作部21のカーソルボタン21bを操作し、図示しないメニューの中から本発明の編集モードである複雑コピーモードを選択し、複雑コピーモードに移行する(S1:Yes)。なお、複雑コピーモードへの移行方法としては、これ以外に予め定められたキーと同時にコピーボタン21c1を押下した場合に複雑コピーモードに移行する構成としてもよく、また、ワンタッチボタン21eに例えば複雑コピーモードに移行するための「複雑コピー」ボタンを設定してもよい。この場合、カーソルボタン21b,コピーボタン21c1,ワンタッチボタン21eが本発明の編集モード切替手段となる。
複雑コピーモードに移行すると、表示部22に図4のような画面が表示される(S2)。この画面には、スキャナ部24で読み取られた原稿の画像データを表示するプレビュー画面22a、カーソルボタン21bにより操作されるカーソルポインタ22b、複雑コピーを実行するコピースタートボタン22c、入力あるいは設定を有効とするOKボタン22d、入力あるいは設定を無効とするキャンセルボタン22e、プレビュー画面22aで表示される画像データを編集するための編集メニュー選択画面22f、編集メニュー画面22fに対応するパラメータ設定画面22g、設定内容を確認する確認ボタン22hが表示される。また、パラメータ設定画面22gには、後述する複雑コピーの設定において使用される編集項目として「モノクロ」,「カラー」,「マスク」といったパラメータが用意されている。
複雑コピーの設定を行ないたい原稿をスキャナ部24にセットして編集メニュー画面22fの選択項目から「プレビュー」をカーソルポインタ22bでクリック(表示部22がタッチパネルを含む場合はタッチパネル上のプレビューボタンの押下、操作部21のワンタッチボタン21eがプレビューボタンを備える場合はそのボタンを用いてもよい、以下同じ)すると(S3:Yes)、スキャナ部24で原稿が読み取られ、読み取られた原稿の画像データがプレビュー画面22aに表示される(S4)。
なお、「プレビュー」により原稿を読み取らせる方法としては、予め複雑コピーの設定を行ないたい原稿のみを原稿台にセットしておき、それを読み取らせる方法や、同じ複雑コピーを行ないたい原稿が複数枚ある場合は、複数枚の原稿をまとめてセットしておき、先頭の一枚だけを読み取らせる方法等が考えられる。また、プレビューで原稿を読み取る場合は、スキャナ部24が備える読み取りの解像度レベルのうちの低解像度で読み取りを行い、短時間で読み取りを完了し、画像データをプレビュー画面22aに表示する。これは、原稿の大体の内容が確認できれば、複雑コピーの設定は可能であることから、低解像度で読み取ることでプレビューに要する全体の時間を短縮するためである。
また、例えば履歴書等のように文書の書式が一般的に決まっている定型文書に対して複雑コピーの設定を行なう場合(S3:No)には、原稿を読み取ってプレビュー表示を行なう必要はなく、編集メニュー画面22fの選択項目のうち「定型」をカーソルポインタ22bでクリックして(S5:Yes)、定型文書の雛型を用いて雛型編集処理(S6:詳細は後述)を行なう。
複雑コピーの設定を行なう前に複雑コピーモードを終了したい場合には、キャンセルボタン22eをクリックすると(S16:Yes)、キャンセル処理(後述)が行なわれ、複雑コピーモードを終了する。(S15)。
そして、プレビュー画面22aに表示されている画像データに対して複雑コピー設定処理(S7:詳細は後述)を実行する。この複雑コピー設定処理は、プレビュー指示により原稿が読み取られた状態でプレビュー画面22aに表示されている画像データ,雛型編集処理を行なった後にプレビュー画面22aに表示されている画像データのいずれにも実行可能である。設定が完了して確認ボタン22hをクリックすると(S8:Yes)、それまでに行なわれた設定内容がプレビュー画面22aあるいはパラメータ設定画面22gに具体的に表示される(S9)。例えば、マスクが指定された領域が実際にマスクされた状態で表示されたり、色が指定された領域がその色で表示され、所望の設定が行なわれたかを確認できるレベルで表示される。所望の設定が行なわれていない場合(S10:No)には、複雑コピー設定処理をやり直す。なお、確認ボタン22hをクリックしたときに、ステップS7で行なわれた複雑コピーの設定に基づいて実際に印刷部23により一枚だけコピー出力される構成であってもよい。
そして、所望の設定が行なわれていることが確認できたら、OKボタン22dをクリックする。OKボタン22dがクリックされると(S10:Yes)、確認表示されている設定内容がメモリ16内の複雑コピー設定記憶領域に保存される(S11)。
この後、本発明の確定指示手段であるコピースタートボタン22cがクリックされると(S12:Yes)、その時点で複雑コピー設定記憶領域に記憶されている内容に基づいて複雑コピーが実行される(S13)。また、キャンセルボタン22eがクリックされると(S14:Yes)、キャンセル処理が行なわれ、メモリ16に保存されていた設定内容がクリアされ複雑コピーモードを終了する。(S15)。
ステップS13の複雑コピーの実行(本スキャン)では、予め設定されている解像度での読み取りが行われる。ここでの解像度は、例えば、装置のコピー機能の詳細設定において、低解像度、標準、高解像度といった複数の選択肢から選択することが可能である。また、コピースタートが指示された時に、複数枚の原稿がセットされていれば、その複数枚の原稿に対してステップS7で設定された複雑コピーの内容が適用されてコピーされる。なお、プレビューに使用した原稿も、本スキャンを行なう必要があれば、他の原稿と共に再度原稿台にセットする。また、読み取った原稿の画像データに対して、指定された領域をマスクする、あるいは色を変更する等の処理については、詳細な説明は省略するが、例えば、マスクの場合であれば、1枚の原稿の画像データをビットマップデータに展開した後、指定された領域のデータ部分を全て「0」に置き換えて記録しない状態とすることで実現でき、指定された領域を「単色:赤」に変更する場合であれば、同様にビットマップデータに展開した後、指定された領域のデータ部分が仮にモノクロのデータであっても、赤の情報を付加して印刷部に出力することで実現できる。
(雛型編集処理)
図5から図9を用いて図3のステップS6に相当する雛型編集処理について説明する。図4の画面において編集メニュー画面22fの、本発明の雛型情報設定キーである「定型」をカーソルポインタ22bでクリックすると、図6のようにサブメニュー22jが表示される。「定型」についてのサブメニュー22jが表示されている間は、他のメニュー・ボタンは通常の表示よりも輝度を低くしたり色を変えたりして選択できない旨を表す。
本実施形態においては、サブメニューとして「A4」,「履歴書」,「住民票」の3つが用意されているが、これに限定されるものではなく他のメニューがあってもよい。ここで、例えば「履歴書」をクリックすると、図7のようにROM13あるいはメモリ16の所定の雛型情報記憶領域に予め記憶されている履歴書の雛型情報に基づく画像がプレビュー画面22aに表示され、履歴書に対応した設定パラメータがパラメータ設定画面22gに表示される(S21)。
履歴書の雛型情報には、履歴書に一般的に備えられている、顔写真を添付する領域、氏名を記載する領域、住所を記載する領域、経歴を記載する領域等、記載内容毎に領域を区分けするための情報と、その区分けした領域をパラメータ設定画面22gにパラメータ表示するための情報として、「顔」、「住所」、「氏名」、あるいは「経歴」といった設定パラメータ情報と、が少なくとも含まれている。また、図7の例では、各設定パラメータに対して、デフォルトの編集内容(情報)が予め付与されており、例えば、設定パラメータ「顔」に対しては編集内容として「マスク」が対応付けて記憶され、設定パラメータ「住所」には編集内容として「モノクロ」が対応付けて記憶されており、このようなデフォルトの編集内容も雛型情報に記憶されている。
そして、例えば履歴書のコピーを行なう際に履歴書に添付されている顔写真22a1をコピーする必要がない場合(S22:Yes)、パラメータ設定画面22gの設定パラメータである「顔:マスク」の右欄にカーソルポインタ22bでチェックを入れデフォルトの編集内容を設定する。すると、図8のようにプレビュー画面22aの顔写真表示領域22a2がコピーの対象とはならない点線表示となる。他の設定パラメータにはデフォルト状態ではチェックが入れられていないため、「顔」に対応する領域以外はモノクロコピーの設定となる。
この状態でOKボタン22dをクリックすると、設定内容がワークメモリ12aに一時的に記憶される(S23)。図9に、雛型編集処理が実行され、ワークメモリ12aに記憶された設定内容の一例を示す。ここには、番号(No),設定分類(定型等),設定パラメータ(文書の書式「履歴書」,設定の対象となる範囲「全体」,編集内容「モノクロ」,機能「コピー」)等が含まれている。No0は編集内容の指定なしを示す雛型情報で、図8の設定内容はNo1として記憶される。
そして、ステップS8以降の確認ボタン22hに基づく処理等が行われ、最終的にコピースタートポタン22cがクリックされると(S12:Yes)、図9の記憶内容に基づいたコピーが実行され、新たに読み取られる原稿(履歴書)に対して、顔写真の部分がマスクされ、他の部分はモノクロによるコピー出力が得られる。履歴書が複数枚セットされている場合は、その複数枚の履歴書に対して同様の設定がなされる。
また、図6においてサブメニューの中から本発明の用紙情報である「A4」をクリックする(本発明の用紙指定手段に相当)と、プレビュー画面22aにはA4サイズの白紙画像が表示され、この白紙画像に対して雛型編集処理および複雑コピー設定処理(後述)を行なうことができる。ここで使用できる雛型編集の内容としては、用紙の領域として例えば上半分,下半分,右半分,左半分という一般的な定型領域が用意されていて、その定型領域を選択してマスク,印刷色の設定を行なう。
具体的に、原稿の上半分にテスト問題が記載され、下半分に回答が記載されていような原稿をコピーするときに、まず、テスト問題の部分だけをコピーして、回答部分はマスクしたいといった要求が考えられる。この場合は、一々原稿をプレビューすることなく、原稿のサイズA4を選択し、白紙画像を表示した上で、雛型編集の中から、下半分を選択すると共に、編集内容としてマスクを指定することで、複雑コピーの実行時には、読み取った原稿に対して、下半分がマスクされたコピー出力が得られる。このように、簡単な設定であれば、原稿をプレビューすることなく、簡単なボタン操作で領域指定や編集内容を設定することができる。
定型文書の別の例として、書籍をページ見開きでコピーする際の雛型情報を作成することもできる。図10のように書籍Bをコピーする際にはガラス製の原稿台Aに置くと、ページ見開き部に近い領域Dは原稿台Aに密着しないため、黒く出力される。そこで、図示しない「定型」のサブメニューから「定型:書籍」を選択し、図11のような「定型:書籍」という雛型情報に基づく画像を表示し、中綴じ部がコピーされる領域22a6をマスクするように設定を行なえば、書籍に印字されている領域22a5(書籍Bの領域C,E)のみコピーされ中綴じ部(領域D)が黒く出力されることはなくなる。同様に縁部分22a7の黒い出力を消したい場合には、「周縁部:マスク」の右の欄にチェックを入れ、マスク設定を有効とすることで縁部分22a7の黒出力を防止することができる。
中綴じ部(領域D)の幅は、書籍の厚さ等により変化することから、例えば、雛型情報に基づいて、一枚試しコピーを行ってみて(ステップS9の確認出力処理に相当)、中綴じ部分のコピー出力の結果が適切でない場合は、ステップS7の複雑コピーの設定に戻り、中綴じ部分の幅をカーソルポインタ22bを用いて適宜調節し、所望の設定に変更できることが望ましい。
(複雑コピー設定処理)
図12から図21を用いて図3のステップS7に相当する複雑コピー設定処理について説明する。まず、編集メニュー画面22fの選択項目から「プレビュー」をカーソルポインタ22bでクリックして、スキャナ部24で読み取られた原稿の画像データを表示部22に表示させ、次に編集メニュー画面22fの選択項目から「自由設定」をクリックすると、図13のようにユーザが任意の複雑コピー設定を行なうことができる状態となる。
ここで、プレビュー画面22a中の所望の領域をコピー出力したくない場合は、まず図14のようにパラメータ設定画面22gの編集内容「マスク」の右欄にカーソルポインタ22bでチェックを入れる(S31:Yes)。そして、図15あるいは図16のように領域の始点と終点を指定することでマスクしたい領域を指定する。領域の指定が終了すると(S32:Yes)、設定内容として指定した領域の情報およびその領域に対する編集内容がワークメモリ12aに一時保存される(S33)。この後、ステップS31に戻る。
続いて、所望の領域の表示色(印字色)を変更したい場合(S31:Yes)には、図17,図18のようにパラメータ設定画面22gの編集内容「単色:赤」の右欄にカーソルポインタ22bでチェックを入れる。赤以外の単色を使用したい場合には、「単色:赤」の欄をクリックするとプルダウンメニュー形式で色リストが表示されるので、所望の色を選択する。
そして、図19,図20のように上記と同様に始点と終点を指定して表示色を変更する領域22a4を指定する。複雑コピーの設定を終了する場合(S36:Yes)にはOKボタン22dをクリックする。複雑コピーの設定を中止したい場合にはキャンセルボタン22eをクリックすると(S35:Yes)、ワークメモリ12aに一時保存されていたそれまでの設定内容がクリアされる(S37)。
図21に、複雑コピー設定処理が実行され、ワークメモリ12aに記憶された設定内容の一例を示す。ここには、番号(No),設定分類(自由設定等),設定パラメータ(文書の書式,設定の対象となる範囲,設定内容,機能)等が含まれている。図15,図16における設定内容がNo1として、図19,図20における設定内容がNo2として記憶されている。また、その他の領域の設定内容はNo0(編集内容の設定なしを示す)として記憶されている。
そして、ステップS8以降の確認ボタン22hに基づく処理等が行われ、最終的にコピースタートポタン22cがクリックされると(S12:Yes)、図21の記憶内容に基づいたコピーが実行され、新たに読み取られる原稿に対して、指定された領域がそれぞれマスク、あるいは赤で出力され、他の部分はモノクロによるコピー出力が得られる。また、原稿が複数枚セットされている場合は、その複数枚の原稿に対して同様の設定がなされる。
(複雑コピー処理2)
図22から図31を用いて、読み取った原稿に種々の加工をして印刷出力する複雑コピー処理の別の例について説明する。なお、本処理はコピー制御プログラム13dに含まれ、コピー制御プログラム13dの他の処理とともに繰り返し実行される。
複雑コピーモードに移行して読み取られた原稿の画像データがプレビュー画面22aに表示されるステップS61からS63、および定型文書の雛型を用いて雛型編集処理を行なうステップS64,S65は、それぞれ図3のステップS2からS4、ステップS5,S6と同様であるため、ここでの説明は割愛する。但し、ステップS61で表示される画面は図23のように、複数枚の原稿を「プレビュー」により読み取って複雑コピー設定処理を行なえるように、スキャンページ選択ボタン22m,22n、次ページボタン22k、一つの原稿に対するコピー枚数を設定するためのコピー枚数設定ボタン22p,22qが追加されている。
また、複雑コピーの設定を行なう前に複雑コピーモードを終了したい場合には、キャンセルボタン22eをクリックすると(S78:Yes)、キャンセル処理(後述)が行なわれ、複雑コピーモードを終了する。(S77)。
そして、複雑コピー設定処理(S66:図12と同様)を実行する。図24,図25の例では編集項目として「マスク」がチェックされているため、指定された領域22a8がマスクされる。設定内容の確認(S67,S68)については図3のステップS8,S9と同様であるため、ここでの説明は割愛する。
次に、上記の複雑コピー設定内容を、新たに本スキャンとして読み取られる原稿のどのページに適用するかを、スキャンページ選択ボタン22m,22nを用いて設定する(S69)。図26の例では、領域22a8がマスクされる設定を新たにスキャンされる原稿の1ページから5ページに適用する場合の設定画面を示している。
また、上記の複雑コピー設定内容によりスキャンされる原稿の1枚に対するコピー枚数を、コピー枚数設定ボタン22p,22qを用いて設定することができる(S70)。図27は、図26で設定された1ページから5ページまでを各2枚コピーする場合の設定画面例である。このステップS70において特に枚数が指定されなければ原稿は各1枚コピーされる。
上記の複雑コピー,スキャンページ範囲,コピー枚数の設定内容に間違いなければOKボタン22dをクリックする。OKボタン22dがクリックされると(S71:Yes)、設定内容がメモリ16に確保される複雑コピー設定記憶領域に保存される(S72)。
続いて、コピースタートボタン22cをクリックすると(S73:Yes)、上記複雑コピー設定記憶領域に保存されている設定内容でコピーが行なわれる(S74)。図27の例では、図示しない原稿台にセットされスキャナ部24により読み取られた原稿が5枚以内であれば、その5枚以内の原稿に対し上記の複雑コピーの設定で各2枚コピーされ、原稿が6枚以上であれば、1ページから5ページまでが上記の複雑コピーの設定で各2枚コピーされ、6ページ以降は特に複雑コピーの設定が行なわれていないため、読み取られた原稿の内容がそのまま各1枚コピーされる。
「プレビュー」により原稿を複数枚読み取った場合は、図28のようにプレビュー画面22aに複数枚の画像データが重なって表示されることから、次ページボタン22kをクリックすると(S75:Yes)、図29のように次ページのプレビュー画面22abが切り替え表示され、上記と同様に複数ページのプレビュー画面22abに対して複雑コピー,スキャンページ範囲,コピー枚数の設定を行なうことができる。続く図30の表示画面例ではプレビュー画面22abの領域22ab1の印刷色を赤色、スキャンページ範囲は6ページのみ、コピー枚数は1枚と設定している。
また、キャンセルボタン22eをクリックすると(S76:Yes)、キャンセル処理が行なわれ、ワークメモリ12aおよびメモリ16に保存されていた設定内容がクリアされ複雑コピーモードを終了する(S77)。
上記処理により、メモリ16の複雑コピー設定記憶領域に保存される上記設定内容を図31に示す。図24から図27の設定はスキャンページ1として設定の異なる領域毎(設定パラメータ2)に編集内容(設定パラメータ3)が記憶され、図29,図30の設定はスキャンページ2として同様に記憶される。また、スキャンページ毎にページ範囲やコピー枚数の指定情報が記憶される。
上記の設定内容で複雑コピーを実施すると、原稿が5枚以内であれば、その5枚の原稿に対してスキャンページ1の設定内容で各2枚コピーされ、原稿が6枚以上であれば、1ページから5ページまでがスキャンページ1の設定内容で各2枚コピーされ、6ページはスキャンページ2の設定内容で1枚コピーされ、7ページ以降は特に複雑コピーの設定が行なわれていないため、読み取られた原稿の内容がそのまま各1枚コピーされる。
なお、上記の例では、複数の原稿に対して複雑コピー等の設定を行なう場合、プレビュー時に複雑コピーの設定を行なう原稿のみを読み取っているが、コピーしようとする原稿を全て読み取って必要なページを選択して表示させ、そのページに対して複雑コピーの設定を行なう方法でもよい。また、複数のプレビューがある場合に重ねて表示させて切り替え表示を行なう代わりに並列に表示し、複雑コピーの設定を行なう構成であってもよい。
(複写機システム)
複写機10の複雑コピー等の設定を複写機10に接続された端末装置30で行なう構成としてもよい。端末装置30の電気的構成のブロック図を図32に示す。本発明の編集情報適用手段であるCPU31、ワークメモリ32aを備える本発明の保存手段であるRAM32、各種プログラムを記憶するROM33、記憶装置であるハードディスクドライブ(HDD)34、バスライン35、入出力部(図中では「I/O」と表示)36、CD−ROMドライブ39および通信ネットワーク50に接続するための本発明の画像データ取得手段,送信手段である通信インターフェース(図中では「通信I/F」と表示)40等を備えたパーソナルコンピュータ(あるいはワークステーション)として構成される。
HDD34やCD−ROMドライブ39は、インターフェース(I/F)44、49を介してバスライン35に接続されている。HDD34は、端末装置30の基本ソフトウェアとなるOS34a、複雑コピーの設定を行なう設定プログラム34b、通信ネットワーク50上の機器(複写機10等)との通信を行なうための通信プログラム34c、各種データを格納するデータベース34d等が記憶されている。本発明の編集情報設定手段,編集情報編集手段,編集モード切替手段,用紙指定手段,確定指示手段,ページ数指定手段,部数指定手段である入出力部36には、キーボードあるいはマウス等からなる入力部37、LCDあるいはCRTからなる本発明の表示手段,編集情報表示手段,確認出力手段である表示部38が接続されている。
設定プログラム34dの動作により、端末装置30の表示部38に図4と同様の画面を表示させ、ここでプレビューを指定することで複写機10に対して原稿の読み取りの指示を送る。次に、複写機10で読み取られた原稿の画像データを複写機10から取得し、その画像データに対して複雑コピーの設定を行なう。複雑コピーの設定処理は上述の複雑コピー処理1(図3のステップS1〜S11,S14,S15),複雑コピー設定処理(図12),複雑コピー処理2(図22のステップS61〜S72,S75,S76)と同様であり、設定内容はデータベース34dに記憶される。
続いて、表示部38に表示されている図4と同様の画面上において、コピースタートを指定することで、データベース34dに記憶されている複雑コピーの設定内容が複写機10に送信され、複写機10のメモリ16に格納されるとともに、複写機10においてセットされている原稿の読み取りが開始され(本スキャン)、新たに読み取られた原稿の画像データに対して、端末装置30において設定された複雑コピーが適用されて出力される。原稿が複数枚セットされている場合は、それらの原稿が順次読み取られ、複雑コピーがそれぞれ適用されて出力されることになる。
端末装置30に複写機10が複数接続されている場合に、データベース34dに記憶された設定内容は端末装置30から複写機10を指定して送信することができる。図33のように、表示部38の表示画面にしたがって、送信先の複写機(複写機名,ネットワークアドレス等),送信内容(複雑コピー設定内容等)を指定する。「送信」ボタンをクリックすると、指定された設定内容がデータベース34dから読み出され、複写機10に送られる。複写機10では、送られてきたデータはメモリ16に格納される。「定型設定」の場合は複写機10にプレビュー用に原稿を読み取らせる必要がないので、端末装置30はどの複写機に対して複雑コピーの設定内容を送出して複雑コピーを実行させるかの指定を行なっておく必要がある。
また、端末装置30は、複写機10のRAM12あるいはメモリ16の記憶内容(複雑コピー設定内容やプレビューした画像データ等)を取得することもできる。図33の画面で「受信」ボタンをクリックすると、複写機10側で指定された設定内容のデータ等を受信する。受信したデータは一旦ワークメモリ32aに格納され、所定のコマンドを実行することでデータベース34dの該当領域に格納される。
例えば、あるユーザが複写機10側で複雑コピーモードに移行し、複雑コピーの設定を開始したものの、別の要件が入り、その設定を中断しなければならない状況が生じた場合、この複写機10側の設定内容を端末装置30に受信させる機能を使用することで、後で端末装置30を使用して複雑コピーの設定等を再開することができ、途中まで行った設定を無駄にしてしまうことを防止できる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、図8におけるパラメータ設定画面22gの各設定パラメータに対して、デフォルトの編集内容(マスク、単色赤等)が予め記憶されており、チェックを入力することでデフォルトの編集内容を設定する方式をとっていたが、これに限定されるものではなく、「顔」、「住所」といった設定パラメータ毎に、編集内容がプルダウン表示され、その中から、所望の編集内容を選択できるように構成されていてもよい。
複写機,複写機システムの全体構成を示すブロック図。 操作パネルの構成を示す図。 複雑コピー処理1を説明するフロー図。 プレビュー時の表示画面の一例を示す図。 雛型編集処理を説明するフロー図。 雛型編集処理実行時の表示画面の一例を示す図。 図6に続く雛型編集処理実行時の表示画面の一例を示す図。 図7に続く雛型編集処理実行時の表示画面の一例を示す図。 雛型編集処理実行後の記憶内容の一例を示す図。 書籍を見開きでスキャンする例を示す図。 書籍を見開きでスキャンする場合の表示画面の一例を示す図。 複雑コピー設定処理を説明するフロー図。 複雑コピー設定処理実行時の表示画面の一例を示す図。 図13に続くパラメータ設定時の表示画面の一例を示す図。 図14に続く領域設定時の表示画面の一例を示す図。 図15に続く領域設定時の表示画面の一例を示す図。 図16に続くパラメータ設定時の表示画面の一例を示す図。 図17に続くパラメータ設定時の表示画面の一例を示す図。 図18に続く領域設定時の表示画面の一例を示す図。 図19に続く領域設定時の表示画面の一例を示す図。 複雑コピー設定内容の一例を示す図。 複雑コピー処理2を説明するフロー図。 複雑コピー処理2実行時の初期画面の一例を示す図。 図23に続くパラメータ設定時の表示画面の一例を示す図。 図24に続く領域設定時の表示画面の一例を示す図。 図25に続くページ範囲設定時の表示画面の一例を示す図。 図26に続くコピー枚数設定時の表示画面の一例を示す図。 複数枚の原稿に対する複雑コピー設定処理実行時の表示画面の一例を示す図。 複数枚の原稿をプレビューした際の表示画面の一例を示す図。 図29に続く領域設定時の表示画面の一例を示す図。 複雑コピー設定内容の一例を示す図。 端末装置の構成を示す図。 端末装置の表示画面の一例を示す図。
符号の説明
10 複写機
11 CPU(編集情報適用手段)
12 RAM
13 ROM
16 メモリ(保存手段)
18 通信I/F(取得手段)
20 操作パネル
21 操作部(本発明の編集情報設定手段,編集情報編集手段,編集モード切替手段,用紙指定手段,確定指示手段,ページ数指定手段,部数指定手段)
21b カーソルキー
21c 機能選択ボタン
21d テンキー
21e ワンタッチキー
22 表示部(表示手段,編集情報表示手段,確認出力手段)
22c コピースタートボタン(確定指示手段)
23 印刷部(出力手段)
24 スキャナ部(読取手段)
30 端末装置
31 CPU(編集情報適用手段)
34d データベース
37 入力部(編集情報設定手段,編集情報編集手段,編集モード切替手段,用紙指定手段,ページ数指定手段,部数指定手段)
38 表示部(表示手段,編集情報表示手段,確認出力手段)
40 通信I/F(画像データ取得手段,送信手段)

Claims (18)

  1. 複数の原稿のうちの1枚を画像データとして読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた画像データを表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された画像データに対して編集を行なうための編集情報の設定を行なう編集情報設定手段と、
    前記編集情報設定手段により設定された編集情報を保存する保存手段と、
    前記保存手段に前記編集情報が保存されている状態で、前記読取手段により連続して読み取られる残余の前記原稿の画像データのそれぞれに対して前記保存手段に保存されている同一の編集情報を適用する編集情報適用手段と、
    前記編集情報適用手段により編集情報が適用された複数の画像データを順次出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする複写機。
  2. 前記編集情報適用手段により前記編集情報が適用された画像データを確認出力する確認出力手段と、
    前記確認出力手段により確認出力された画像データに対して確定を指示する確定指示手段とを備え、
    前記出力手段は、前記確定指示手段による確定指示がなされた場合に、前記編集情報が適用された複数の画像データを出力することが可能であることを特徴とする請求項1に記載の複写機。
  3. 用紙情報を指定する用紙指定手段と、
    前記用紙指定手段により指定された用紙情報に基づいて、白紙画像データの表示を行なう表示手段と、
    前記表示手段により表示された白紙画像データに対して、その白紙画像データの所定領域毎に、その領域を印刷するか否かを含む印刷態様の編集を行なうための編集情報の設定を行なう編集情報設定手段と、
    前記編集情報設定手段により設定された編集情報を保存する保存手段と、
    原稿を画像データとして読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた画像データに対して前記保存手段に保存されている編集情報を適用する編集情報適用手段と、
    前記編集情報適用手段により編集情報が適用された画像データを出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする複写機。
  4. 前記編集情報適用手段は、前記読取手段により連続して複数の原稿の画像データが読み取られた場合に、同一の編集情報を当該複数の原稿の画像データのそれぞれに対して適用することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の複写機。
  5. 前記編集情報の設定が受け付けられる編集モードに切り替えるための編集モード切替手段を備え、
    前記編集モード切替手段により前記編集モードに切り替えられ、その編集モードが継続している期間は、前記保存手段における前記編集情報の保存が継続されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の複写機。
  6. 前記編集情報の内容を表示する編集情報表示手段と、
    前記編集情報表示手段により表示された編集情報をさらに編集する編集情報編集手段とを備え、
    前記編集情報適用手段は前記編集情報編集手段により編集された編集情報を前記読取手段により読み取られた原稿の画像データに対して適用することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の複写機。
  7. 前記表示手段は、前記読取手段により読み取られた複数の原稿の画像データ、もしくは前記用紙指定手段により指定された用紙情報に基づく前記白紙の画像データを複数表示するとともに、当該複数の画像データを切り替えて表示可能であり、
    前記編集情報設定手段は、前記表示手段により表示される画像データ毎に個別に前記編集情報の設定を受け付け、
    前記表示手段に表示されている一つの画像データに対して前記編集情報が設定された場合に、その編集情報を適用する原稿のページ数を指定するためのページ数指定手段を備え、
    前記保存手段は、前記編集情報設定手段により設定された編集情報と、前記ページ数指定手段により指定された原稿のページ数とを対応付けて保存しており、
    前記編集情報適用手段は、前記読取手段により連続して読み取られる複数の原稿の画像データのページをカウントするとともに、前記保存手段を参照し、カウントされたページ数に対応付けて保存されている前記編集情報を適用することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の複写機。
  8. 原稿を画像データとして読み取る読取手段と、
    予め記憶され、所定領域毎にその領域を印刷するか否かを含む印刷態様が設定された雛型の編集情報と、その雛型の編集情報を呼び出すための雛型情報設定キーとを対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記雛型情報設定キーが操作された場合に、その雛型情報設定キーに対応付けて記憶されている前記雛型の編集情報を前記記憶手段から呼び出し、前記読取手段により読み取られた原稿の画像データに対して適用する編集情報適用手段と、
    前記編集情報適用手段により前記雛型の編集情報が適用された画像データを出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする複写機。
  9. 前記編集情報適用手段は、前記読取手段により連続して複数の原稿の画像データが読み取られた場合に、同一の編集情報を当該複数の原稿の画像データのそれぞれに対して適用することを特徴とする請求項8に記載の複写機。
  10. 前記雛型の編集情報の内容を表示する編集情報表示手段と、
    前記編集情報表示手段により表示された雛型の編集情報をさらに編集する編集情報編集手段とを備え、
    前記編集情報適用手段は前記編集情報編集手段により編集された編集情報を前記読取手段により読み取られた原稿の画像データに対して適用することを特徴とする請求項8または9に記載の複写機。
  11. 前記読取手段により読み取られた画像データを表示する表示手段を備え、
    前記表示手段は、前記読取手段により読み取られた複数の原稿の画像データを表示し、
    かつ当該複数の画像データを切り替えて表示可能であり、
    前記表示手段により表示される画像データ毎に前記雛型情報設定キーによる前記雛型の編集情報の設定を受け付け、
    前記表示手段に表示されている一つの画像データに対して前記雛型情報設定キーによる編集情報が設定された場合に、その編集情報を適用する原稿のページ数を指定するためのページ数指定手段と、
    前記雛型情報設定キーにより設定された雛型の編集情報と、前記ページ数指定手段により指定された原稿のページ数とを対応付けて保存する保存手段と、を備え、
    前記編集情報適用手段は、前記読取手段により連続して読み取られる複数の原稿の画像データのページをカウントするとともに、前記保存手段を参照し、カウントされたページ数に対応づけて保存されている前記雛型の編集情報を適用することを特徴とする請求項8ないし10のいずれか1項に記載の複写機。
  12. 前記編集情報適用手段により編集情報を適用した原稿の画像データについて、その画像データを何枚出力するかを指定する部数指定手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の複写機。
  13. 複写機と、その複写機にネットワーク接続された端末装置とを含む複写機システムであって、
    前記端末装置は、
    画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記画像データ取得手段により取得された画像データを表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された画像データに対して編集を行なうための編集情報の設定を行なう編集情報設定手段と、
    前記編集情報設定手段により設定された編集情報を前記複写機に送る送信手段と、を備え、
    前記複写機は、
    複数の原稿のうちの1枚を画像データとして読み取る読取手段と、
    前記端末装置から前記編集情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された編集情報を保存する保存手段と、
    前記保存手段に前記編集情報が保存されている状態で、前記読取手段により連続して読み取られる残余の前記原稿の画像データのそれぞれに対して前記保存手段に保存されている同一の編集情報を適用する編集情報適用手段と、
    前記編集情報適用手段により編集情報が適用された複数の画像データを出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする複写機システム。
  14. 複写機と、その複写機にネットワーク接続された端末装置とを含む複写機システムであって、
    前記端末装置は、
    用紙情報を指定する用紙指定手段と、
    前記用紙指定手段により指定された用紙情報に基づいて、白紙画像データの表示を行なう表示手段と、
    前記表示手段により表示された白紙画像データに対して、その白紙画像データの所定領域毎に、その領域を印刷するか否かを含む印刷態様の編集を行なうための編集情報の設定を行なう編集情報設定手段と、
    前記編集情報設定手段により設定された編集情報を前記複写機に送る送信手段と、
    を備え、
    前記複写機は、
    前記端末装置から前記編集情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された編集情報を保存する保存手段と、
    原稿を画像データとして読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた画像データに対して前記保存手段に保存されている編集情報を適用する編集情報適用手段と、
    前記編集情報適用手段により編集情報が適用された画像データを出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする複写機システム。
  15. 複写機と、その複写機にネットワーク接続された端末装置とを含む複写機システムであって、
    前記端末装置は、
    予め記憶され、所定領域毎にその領域を印刷するか否かを含む印刷態様が設定された雛型の編集情報と、その雛型の編集情報を呼び出すための雛型情報設定キーとを対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された雛型の編集情報を前記複写機に送る送信手段と、
    を備え、
    前記複写機は、
    原稿を画像データとして読み取る読取手段と、
    前記端末装置から前記雛型の編集情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された雛型の編集情報を保存する保存手段と、
    前記雛型情報設定キーが操作された場合に、その雛型情報設定キーに対応付けて保存されている前記雛型の編集情報を前記保存手段から呼び出し、前記読取手段により読み取られた原稿の画像データに対して適用する編集情報適用手段と、
    前記編集情報適用手段により前記雛型の編集情報が適用された画像データを出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする複写機システム。
  16. 複数の原稿のうちの1枚の画像データを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにより取得された画像データを表示させる表示ステップと、
    前記表示ステップにより表示された画像データに対して編集を行なうための編集情報の設定を行なう編集情報設定ステップと、
    前記編集情報設定ステップにより設定された編集情報を保存する保存ステップと、
    前記保存ステップにより前記編集情報が保存されている状態で、新たに取得される残余の前記原稿の画像データのそれぞれに対して前記保存ステップにおいて保存された同一の編集情報を適用する編集情報適用ステップと、
    前記編集情報が適用された複数の画像データを順次出力する出力ステップと、
    をコンピュータで実行させる、記録媒体に格納されたまたは利用可能な状態におかれたコンピュータ読み取り可能なコンピュータプログラム。
  17. 用紙情報を取得する用紙情報取得ステップと、
    前記用紙情報取得ステップにより取得された用紙情報に基づいて、白紙画像データを表示させる表示ステップと、
    前記表示ステップにより表示された白紙画像データに対して、その白紙画像データの所定領域毎に、その領域を印刷するか否かを含む印刷態様の編集を行なうための編集情報の設定を行なう編集情報設定ステップと、
    前記編集情報設定ステップにより設定された編集情報を保存する保存ステップと、
    原稿の画像データを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにより取得された画像データに対して前記保存ステップにおいて保存された編集情報を適用する編集情報適用ステップと、
    前記編集情報が適用された画像データを出力する出力ステップと、
    をコンピュータで実行させる、記録媒体に格納されたまたは利用可能な状態におかれたコンピュータ読み取り可能なコンピュータプログラム。
  18. 原稿の画像データを取得する取得ステップと、
    雛型情報設定キーが操作された場合に、所定領域毎にその領域を印刷するか否かを含む印刷態様が設定された雛型の編集情報と、その雛型の編集情報を呼び出すための雛型情報設定キーとを予め対応付けて記憶している記憶部から、操作された前記雛型情報設定キーに対応付けて記憶されている前記雛型の編集情報を呼び出し、前記取得ステップにより取得された原稿の画像データに対して適用する編集情報適用ステップと、
    前記編集情報適用ステップにより前記雛型の編集情報が適用された画像データを出力する出力ステップと、
    をコンピュータで実行させる、記録媒体に格納されたまたは利用可能な状態におかれた
    コンピュータ読み取り可能なコンピュータプログラム。
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