JP4824174B2 - ブロードキャストプログラムおよびプログラムガイドデータを獲得し処理するためのシステム - Google Patents
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Description
(発明の分野)
本発明は、ブロードキャストプログラムガイド、システム情報およびプログラム固有情報の処理に関する。
【0002】
(発明の背景)
ビデオブロードキャストおよび処理の応用例において、デジタルビデオデータは、通常、周知の規格の要件に従うように符号化される。そのような広範に採用される規格には、本明細書で「MPEG規格」と呼ぶMPEG2(動画エキスパートグループ)画像符号化規格がある。MPEG規格は、システム符号化セクション(ISO/IEC 13818−1、1994年6月10日)とビデオ符号化セクション(ISO/IEC 13818−2、1995年1月20日)から構成されている。MPEG規格に符号化されたデータは、通常は多くのプログラムチャネルのデータ内容(例えば、ケーブルテレビジョンチャネル1〜125に対応する内容)を含んでいるパケット化されたデータストリーム形式である。さらに、いくつかのデジタルサービスおよびチャネルは、単一アナログチャネルが以前に占有した周波数スペクトルを占有することができる。アナログNTSC適合のブロードキャストチャネルに以前割り振られた6MHz帯域を、現在では、様々なサービスを提供するいくつかのデジタルサブチャネルに分割することができる。例えば、RFチャネル13用ブロードキャストスペクトルは、メインプログラムチャネル、株式相場を提供する金融サービスチャネル、スポーツニュースサービスチャネル、ならびにショッピングおよび対話式チャネルを含むサブチャネルに割り振ることができる。また、別のサブチャネル中で伝達されるデータは別のデータ形式(例えば、アナログ、デジタル等)であってよい。さらに、伝送されるサブチャネルの数と個々のサブチャネルの帯域はどちらも、変化するブロードキャストのプログラム編成の要件に適応するように動的に変更することができる。
【0003】
このようなデジタルビデオシステムでは、ブロードキャストされるサービス数の急増とその内容の種類の増加、およびブロードキャスト業者がチャネル数とチャネルに割り振られた帯域を動的に変更できる能力により、いくつかの問題が提起される。具体的には、ブロードキャストチャネル数の増加により、同調の難度が高まり、選択されたプログラムチャネルを獲得するために必要となる時間が延長される。さらに、チャネル数が増えるにつれ、伝送されるプログラムデータの復号に必要となるプログラム固有補助情報の分量も増える。プログラム固有補助情報は、選択されたプログラムを含むパケットを識別しアセンブルすることに使用されるデータを含み、さらに、伝送されたプログラムデータに関連付けられたプログラムガイドおよびテキスト情報も含む。プログラムを受信し復号するために必要となるプログラム固有補助情報の獲得および管理と、デジタルビデオシステムにおけるチャネル番号付けの管理により、さらなる問題が提起される。これらの問題および派生的な問題は、本発明の原理によるシステムによって対処される。
【0004】
(発明の概要)
複数のブロードキャストチャネルのうち1つのチャネル上で伝達されるプログラムガイド情報を獲得するためのシステムは、個別チャネル上で利用可能なプログラムガイドを識別するために、受信したブロードキャストチャネル全体の走査を必要とする。選択されたプログラムガイドタイプ(例えば、アナログ−VBIタイプ、MPEG PSIタイプ、またはATSC PSIPタイプ)のプログラムガイドは、ビデオ復号器データベースを更新することによってブロードキャストチャネルに関連付けられる。選択されたプログラムガイドタイプのプログラムガイドは、個々のブロードキャストチャネル上で伝達されるプログラムを含むパケット化されたプログラム情報を取り込む際に獲得され使用される。別の機能では、個々のブロードキャストチャネル上で受信されたデータは、所定の順序で特定タイプのプログラムガイドを識別するために調べられる。
【0005】
(図面の詳細な説明)
図1に、ブロードキャスト信号を処理するためのデジタルビデオ受信装置のブロック図を示す。開示されたシステムは、異なる符号化フォーマットのプログラムガイドデータを含むプログラム固有補助情報を組み込んだビデオ信号の処理を必要とする。これらは、例えば、MPEGシステム規格のセクション2.4.4で指定されているプログラム固有情報(PSI:Program Specific Information)の要件に適合するMPEG PSIフォーマットを含むことができ、あるいは本明細書でPSIP規格と呼ぶ、高品位テレビジョンシステム委員会(ATSC)から1997年11月10日に公開された地上ブロードキャストおよびケーブル用プログラムおよびシステム情報プロトコルに準拠したものでよい。データフォーマットは、垂直帰線消去時間(VBI)中に、すなわち専有権のある他のデータフォーマットで、プログラム固有情報を伝達するアナログNTSCタイプのビデオ信号フォーマットを含むこともできる。
【0006】
デジタルビデオシステムでは、個々のチャネルは、チャネルの伝送の搬送周波数を決定する物理伝送チャネル(PTC)番号で指定することができる。個々のチャネルは、第1および第2の識別番号で指定することもできる。第1の識別番号(主番号)は情報プロバイダに関連付けられている。第2の識別番号(副番号)は第1の識別番号に関連付けられたチャネル群から1つのブロードキャストチャネルを識別する際に使用される。第1および第2の識別番号は、ブロードキャストチャネル上を伝送されるプログラムを構成するデータを識別する際に、組み合わせて使用される。主番号に関する例示的範囲は、地上ブロードキャストチャネルに関しては1〜99、ケーブルチャネルに関しては1〜999である。副番号に関する例示的範囲は、地上チャネルとケーブルチャネルのどちらに関しても1〜999である。主番号と副番号から判定されたブロードキャストチャネルは、別法としてサービス、仮想チャネル、または論理チャネルと呼ぶことができる。開示された実施形態では、システム初期化の際、特定のプログラムガイド(例えば、PSIPガイド、MPEG PSIガイドまたはアナログVBIガイド)を個々のチャネルに関連付けるためにチャネル走査が有利に実施される。同様の手続きは新しいチャネルを導入する際にも実行される。さらに、復号器は、ユーザが入力したPTC番号を表示用の主−副番号の組合せに有利に変換する。
【0007】
本発明の原理は、様々な符号化タイプまたは変調フォーマットを使用する地上ブロードキャストシステム、ケーブルブロードキャストシステム、衛星ブロードキャストシステム、インターネットまたはコンピュータネットワークブロードキャストシステムに適用することができる。このようなシステムは、符号化されたデータストリームとプログラム固有情報を伝達する他の方法を必要とする、例えば、非MPEG適合システムを含むことができる。さらに、開示されたシステムはブロードキャストプログラムを処理することのように記述されているが、これは例示にすぎない。「プログラム」という用語は、例えば、オーディオデータ、電話メッセージ、コンピュータプログラム、インターネットデータまたは他の通信などのパケット化されたデータの任意の形式を表すために使用されるものである。
【0008】
図1のビデオレシーバシステム(システム20)では、オーディオ、ビデオおよびブロードキャストプログラム内容を表す関連付けられたデータを搬送する信号で変調された地上ブロードキャスト搬送波は、アンテナ10によって受信され、ユニット13によって処理される。結果的に生じるデジタル出力信号は復調器15によって復調される。ユニット15からの復調された出力は、復号器17によってトレリス復号され、バイト長データセグメントにマッピングされ、インターリーブ解除され、リードソロモン誤り訂正される。ユニット17からの訂正された出力データは、プログラムを表現する多重化されたオーディオ成分、ビデオ成分、およびデータ成分を含むMPEG適合移送データストリーム形式である。ユニット17からの移送ストリームは、ユニット22によってオーディオ成分、ビデオ成分、およびデータ成分に逆多重化され、これらは復号器システム100の他のエレメントによってさらに処理される。これらの他のエレメントには、ビデオ復号器25、オーディオプロセッサ35、サブピクチャプロセッサ30、画面上図形表示ジェネレータ(OSD)37、マルチプレクサ40、NTSC符号器45、および記憶インターフェース95が含まれる。ある形態では、符号器100は、表示用MPEG復号化データおよびオーディオ再生をユニット50および55上でそれぞれに提供する。別の形態では、ユニット17からの移送ストリームは、記憶装置90を介して記憶媒体98上の記憶域にMPEG適合データストリームを供給するように復号器100によって処理される。アナログビデオ信号処理モードでは、ユニット19が、表示用NTSC適合信号とオーディオ再生を、ユニット50と55上にそれぞれ供給するためにユニット17から受信したビデオ信号を処理する。
【0009】
別の入力データモードでは、ユニット72、74、および78は、電話回線18からのインターネットストリームのビデオおよびオーディオデータ、分配線11からの衛星データ、およびケーブル回線14からのケーブルビデオにそれぞれインターフェースを提供する。ユニット72、74、および78からの処理されたデータは、ユニット17によって適切に復号され、復号器100に供給されて、アンテナ10を介した地上ブロードキャスト入力に関連して上述したのと同様の方法でさらに処理される。
【0010】
ユーザは、TVチャネルまたは、プログラムガイドなどの画面上メニューのどちらを参照するかを遠隔制御ユニット70によって選択する。プロセッサ60は、遠隔制御ユニット70からインターフェース65を介して提供される選択情報を使用して、参照用の所望のプログラムチャネルを受信するために図1のエレメントを適切に構成する。プロセッサ60は、プロセッサ62およびコントローラ64を備える。ユニット62は、プログラムガイドおよびシステム情報を含むプログラム固有情報を処理(例えば、構文解析、照合、アセンブル)し、コントローラ64は、復号器100を操作する際に必要となるその他の制御機能を実行する。ユニット60の機能は、図1に示すように別個のエレメント62および64として実施することができるが、別法として単一プロセッサ内でこれらを実施することもできる。例えば、ユニット62および64の機能を、マイクロプロセッサのプログラミングされた命令内に組み込むことができる。プロセッサ60は、入力信号フォーマットおよび符号化タイプを復調および復号するために、プロセッサ13、復調器15、復号器17、および復号器システム100を構成する。復号器100内のユニット13、15、17、およびサブユニットは、入力信号タイプ別にプロセッサ60によって制御レジスタ値を双方向データおよび制御信号バスCを使用してそれらのエレメント内にセットすることによって個別に構成される。
【0011】
復号器100に提供される移送ストリームは、プログラムチャネルデータおよびプログラム固有情報を含むデータパケットを含む。ユニット22は、プログラム固有情報パケットを、この情報を構文解析し、照合し、かつ階層的に構成された表にアセンブルするプロセッサ60に導く。ユーザが選択したプログラムチャネルを含む個々のデータパケットは、アセンブルされたプログラム固有情報を使用して識別され、アセンブルされる。プログラム固有情報は、所望のチャネルに同調するように図1のシステムを可能にするための条件付きアクセス、ネットワーク情報、および識別とリンキングデータ、ならびに完全なプログラムを形成するためのアセンブルデータパケットを含む。プログラム固有情報は、プログラムガイド補助情報(例えば、電子プログラムガイド:EPG)と、ブロードキャストプログラムに関係する説明文、ならびにこの補助情報の識別とアセンブリをサポートするデータも含む。
【0012】
プログラムガイド情報を獲得する際、復号器100は(プロセッサ60と共に)、受信した信号がアナログチャネルとデジタルチャネルのどちらを表すかを判定し、また、受信したチャネル上で利用可能なプログラムガイド情報のタイプを判定する。アナログチャネルVBIガイドまたはデジタルプログラムガイド(例えば、MPEG PSIタイプのガイドまたはATSC PSIPタイプのガイド)を次いでその後に獲得することができる。PSIP、MPEG PSIまたはVBIガイドのどれがブロードキャストチャネルのために提示されているかを判定する際、あるいはブロードキャストチャネルがVBIガイドのないアナログチャネルかどうかを判定する際、復号器100は(ユニット60と共に)、記憶したデータベース情報を更新して、ガイドの1つを所望のブロードキャストチャネルに関連付ける。
【0013】
様々なタイプのプログラム固有情報およびプログラムガイド(例えば、PSIP、MPEG PSI、またはVBIガイド)がプロセッサ60によって獲得され、アセンブルされて、それぞれのデータ構造を形成する。プロセッサ60は、デジタルATSC PSIPガイド(同じくMPEG PSIガイド)を、例えば、多重階層に構成され内部リンクされた表にアセンブルする。同様に、プロセッサ60は、アナログVBIデータをアセンブルして、プログラムに関係する復号器機能(例えば、時間推移したプログラム記録)を実施する際に使用するためのプログラムガイドデータベースと、システム要件に従って表示するためのガイドとを形成する。
【0014】
例示的階層PSIP表構成は、マスターガイド表(MGT)、チャネル情報表(CIT)、イベント情報表(EIT)、および拡張テキスト表(ETT)などのオプションによる表を含む。MGTは、他の表に関連付けられたデータパケットを識別するための識別子などの、別の表中に伝達されているプログラム固有情報を獲得するための情報を含む。CITは、ユーザが選択したプログラムチャネルを受信するように同調およびナビゲーションするための情報を含む。EITは、CIT内に列挙されたチャネル上で受信可能プログラム(イベント)の記述リストを含む。ETTは、プログラムおよびプログラムチャネルを説明したテキストメッセージを含む。階層表内で項目を説明し補足する追加的プログラム固有情報が、記述子情報エレメント内で伝達される。ユニット22を介してプロセッサ60によって形成された結果的なプログラム固有情報データ構造が、ユニット60の内部メモリ内に記憶される。
【0015】
獲得したプログラム固有情報がMPEG PSIフォーマットで伝達される場合、それはMPEGシステム規格セクション2.4.4に従って表中に同様に形成される。これらの表は、プログラム関連表(PAT)、プログラムマップ表(PMT)を含むことができ、ネットワーク情報表(NIT)および条件付きアクセス表(CAT)を含むことができる。各表は、特定PIDによって認識されるデータパケットから形成される。PMTは、プログラムを構成する個々のパケット化されたデータストリームを識別するPIDラベルを定義する。これらの個々のストリームはエレメンタリストリームと呼ばれる。エレメンタリストリームは、ビデオデータストリームと、キャプションデータストリームと同様に様々な言語用の個々のオーディオデータストリームなどのデータストリームとを含む。PATは、プログラム番号を、PMTを含むパケットの識別とアセンブリを可能にするPIDに関連付ける。NITはオプションであり、例えば、衛星伝送チャネル周波数やトランスポンダーチャネルなどの物理ネットワークパラメータを定義するために構造化され使用することができる。CATは、ユーザの権利に依存する、プログラムへのアクセスを管理する暗号化符合などの条件付きアクセス情報を含む。
【0016】
図2〜5に、個々のブロードキャストチャネル上で伝達されるプログラムを含むパケット化されたプログラム情報を取り込む際に使用するための、複数のブロードキャストチャネル上で伝達される様々なタイプのプログラムガイド情報(例えば、アナログ−VBIタイプ、MPEG PSIタイプ、またはATSC PSIPタイプ)を獲得する際に、図1の復号器を制御するにあたってプロセッサ60が使用する方法を示す。具体的には、図2に、プログラムガイド情報を獲得し、個々のブロードキャストチャネルを識別し、それを固有プログラムガイドに関連付けるための方法のフローチャートを示す。これは、将来選択されるブロードキャストチャネルの処理に使用されるガイドを探索する必要性を有利に低減し、かつ、プログラムおよびチャネル獲得回数も低減する。ステップ105で、ステップ100の開始に引き続き、プロセッサ60は、ユーザが選択したブロードキャストチャネルを伝達する物理伝送チャネル(PTC)を受信するために同調するようシステム20に命令する。受信したブロードキャストチャネルがデジタルの場合、プロセッサ60はステップ110で、どのプログラムガイドが利用可能かを識別するために、まずガイドのPSIPのタイプを、次いでガイドのMPEG PSIガイドを探すことによって、チャネル上で受信したデータを調べる。受信したブロードキャストチャネルがアナログの場合(例えば、NTSC適合)、プロセッサ60はステップ110で、1つまたは複数のプログラムガイドが利用可能かどうかを識別するために、アナログ信号の垂直帰線消去時間(VBI)中に伝達されたいかなるデータをも構文解析する。PSIPガイドとMPEG PSIガイドの両方が利用可能な場合、プロセッサ60はステップ115で、獲得するPSIPガイド(最高の優先順位のガイドに指定されている)を選択し、その選択したPSIPガイドに受信したブロードキャストチャネルを関連付けるように内部データベースを更新する。PSIPガイドは、所定のガイド優先プロファイルに従って最高の優先順位のガイドとして選択される。ステップ120で、プロセッサ60はデマルチプレクサ22と協同してPSIPデータパケットを獲得し、それらをユニット60内部メモリ内でPSIPガイドデータ構造を形成するためにアセンブルする。
【0017】
代替実施形態では、複数のガイド(例えば、PSIPおよびMPEG PSIガイド)を獲得しアセンブルすることができる。この複数のガイドは、ガイドデータ内のエラーを識別するか、あるいはあるガイド中に列挙されており別のガイド中で省略されている追加のブロードキャストサービスを識別するために、プロセッサ60によって比較され使用されることができる。したがって、プロセッサ60は、それらのサービスへのユーザのアクセスをサポートするデータを取り込むことによって、そのような追加サービスをユーザのサービスリストに追加することができる。ステップ125でプロセッサ60は、表示されたプログラムガイド一覧表の生成をサポートする情報を導出するために、取り込んだPSIPガイドデータを構文解析する。表示されたプログラムガイドは、ユーザにプログラムとイベント、および受信した物理伝送チャネル(PTC)上で利用可能な関連付けられたスケジュールされたブロードキャスト時刻を示す。プロセッサ60は、復号器100と協同して、構文解析された情報を処理し、再生デバイス50上にプログラムガイド一覧表表示を提示する。表示されたプログラムガイドは、受信した伝送チャネルおよび他の利用可能なチャネルに関してプログラムを列挙する。ステップ130でプロセッサ60は、ユーザが選択したブロードキャストチャネル上でブロードキャストされるプログラムを形成するためにパケット化されたデータを取り込み、またアセンブリするように復号器100に命令する際に、獲得したPSIPガイドデータを使用する。図2のプロセスはステップ135で終了する。
【0018】
図3に、個々の地上ブロードキャストチャネルを対応するプログラムガイドに関連付けるために、受信した地上ブロードキャストチャネル全体を通しての反復的な走査を必要とするプロセッサ60および復号器100が使用する初期化方法のフローチャートを示す。このような初期化方法は、例えば、電源投入時に、または使用頻度が低い期間(例えば、夜間)中、またはユーザに不可視のバックグラウンド動作中に実行することができる。しかし、この種の走査動作では、新しく追加されたブロードキャストチャネルで利用可能なガイドを識別することができない。ステップ200の開始に引き続き、プロセッサ60はステップ205で、前もって記憶された物理伝送チャネル(PTC)同調情報を使用して、次に利用可能な地上ブロードキャストチャネルを受信するために同調するようにシステム20(図1の復号器)に命令する。さらに、プロセッサ60はステップ210で、この地上ブロードキャストチャネル上で伝達されるデジタルPSIPガイドの獲得を試みるようにシステム20に命令する。プロセッサ60が成功した場合、プロセッサ60はPSIPガイドを内部メモリに記憶し、この特定の受信したチャネルをPSIPガイドタイプチャネルとして関連付けるために内部データベースを更新する(それぞれ、ステップ215および220)。ステップ215でのPSIPガイドの獲得が失敗した場合、プロセッサ60は、受信したブロードキャストチャネルがアナログかどうかを判定し、アナログの場合はステップ225および230でそれぞれにVBIデータ形式で伝達されるプログラムガイドを獲得する(可能ならば)。受信したブロードキャストチャネルがアナログでない場合(ステップ225)、プロセッサ60は、プログラムマップ表およびプログラム関連表(PMTおよびPAT)を含むデジタルMPEG PSIガイドを獲得するよう試みる。プロセッサ60が成功した場合、プロセッサ60はMPEG PSIガイドを内部メモリに記憶し、この特定の受信したチャネルをMPEG PSIガイドタイプチャネルとして関連付けるために内部データベースを更新する(それぞれ、ステップ240および245)。ステップ240でMPEG PSIガイドの獲得に失敗した場合、ステップ250でプロセッサ60は、この特定の受信したチャネルを関連付けられたガイドがないものと識別する。プロセッサ60は、ステップ220、230、245、または250でのその内部データベースの更新に引き続き、ステップ205では、次の地上ブロードキャストチャネルを受信するために同調することによってチャネル走査プロセスを反復する。この反復的なプロセスは、すべての利用可能な地上ブロードキャストチャネルの走査が完了するまで反復され、このプロセスはステップ207で完了する。
【0019】
図4に、個々のケーブルブロードキャストチャネルを対応するプログラムガイドに関連付けるための、受信したケーブルブロードキャストチャネル全体に対する反復的な走査を必要とする、プロセッサ60および復号器100が使用する初期化方法のフローチャートを示す。ステップ300の開始に引き続き、ステップ305でプロセッサ60は、次に利用可能なケーブルブロードキャストチャネルを受信するために、以前に記憶された物理伝送チャネル(PTC)同調情報を使用して同調するようにシステム20に命令する。さらに、プロセッサ60はステップ310で、このケーブルブロードキャストチャネル上で伝達されるデジタルMPEG PSIガイドの獲得を試みるようにシステム20に命令する。プロセッサ60が成功した場合、プロセッサ60は、MPEG PSIガイドを内部メモリに記憶し、特定の受信したチャネルをMPEG PSIガイドタイプのチャネルとして関連付けるように内部データベースを更新する(それぞれ、ステップ315および320)。ステップ315でMPEG PSIガイドの獲得に失敗した場合、プロセッサ60は、受信したブロードキャストチャネルがアナログかどうかを判定し、アナログの場合、ステップ325と330でそれぞれに(可能ならば)VBIデータ形式で伝達されるプログラムガイドを獲得する。受信したブロードキャストチャネルがアナログでない場合(ステップ325)、ステップ335で、プロセッサ60はこの特定の受信したチャネルを、関連付けられたガイドなしと識別する。ステップ320、330、および335におけるその内部データベースの更新に引き続き、プロセッサ60は、ステップ305で次のブロードキャストチャネルを受信するために同調することによってチャネル走査プロセスを反復する。この反復的なプロセスは、すべての利用可能なケーブルブロードキャストチャネルの走査が完了するまで反復され、このプロセスはステップ307で完了する。
【0020】
図5に、例えば、チャネル識別番号のユーザ入力に応答して、または符号器のチャネルラインナップへの新しいチャネルの追加に応答して、ブロードキャストチャネル上でプログラムガイドを使用できるかどうかを判定するための方法のフローチャートを示す。ステップ400の開始に引き続き、また、チャネル識別番号のユーザの入力に応答して、ステップ405でプロセッサ60は、ユーザが入力した識別番号が、以前走査されたチャネルに対応しているかどうか、また、識別されたプログラムガイドに関連付けられているかどうかをその内部データベースから判定する。プログラムガイドが選択されたチャネルに関連付けられており、以前に獲得されている場合、プロセッサ60はステップ430で、選択されたチャネルを受信するために、以前に獲得したプログラムガイド情報を使用して同調するようにシステム20に命令する。選択されたチャネルが最初に受信されるチャネルであり、関連付けられたプログラムガイド情報を有しない場合(例えば、ユーザのチャネルラインナップに追加中のチャネル)、プロセッサ60はプログラムガイド可用性走査を開始する。プロセッサ60はステップ410で、選択されたブロードキャストチャネルを受信するために、以前に記憶した物理伝送チャネル(PTC)同調情報を使用して同調するようシステム20に命令し、その選択されたブロードキャストチャネル上で伝達されるデジタルPSIPガイドの獲得を試みる。プロセッサ60が成功した場合、プロセッサ60は内部メモリにPSIPガイドを記憶し、選択されたチャネルをPSIPガイドタイプのチャネルとして関連付けるように内部データベースを更新する(ステップ415)。
【0021】
ステップ430で、プロセッサ60は、選択されたチャネルを受信するために、以前に獲得したPSIPガイド情報を使用して同調するようシステム20に命令する。ステップ410でPSIPガイドの獲得が失敗だった場合、プロセッサ60は、それぞれにステップ420および425で、受信したブロードキャストチャネルがアナログかどうかを判定し、アナログである場合は、VBIデータ形式(使用可能な場合)で伝達されるプログラムガイドを獲得する。プロセッサ60は、ステップ430で、アナログチャネルを受信するために、以前に記憶したPTC同調情報を使用して同調するようにシステム20に命令する。受信したブロードキャストチャネルがアナログでない場合(ステップ420)、プロセッサ60は、プログラムマップ表およびプログラム関連表(PMTおよびPAT)を含むデジタルMPEG PSIガイドの獲得を試みる。プロセッサ60が成功した場合、プロセッサ60はMPEG PSIガイドを内部メモリに記憶し、特定の受信したチャネルをMPEG PSIガイドタイプのチャネルとして関連付けるように内部データベースを更新し、選択されたチャネルの同調を開始する。(ステップ435、440および430それぞれで)選択されたチャネルがデジタルであり、PSIPガイドとMPEG PSIガイドのどちらも獲得していない場合、プロセッサ60はステップ445で、ステップ410からのガイド獲得プロセスの反復を開始する。この反復的プロセスは、限られた回数の試行だけ(例えば4回の試行)、または限られた期間だけ繰り返される。これらの試行に引き続き、ガイドが獲得されなかった場合、このチャネルは、画面上のメッセージによりユーザに対して獲得不可能と識別される。衛星アンテナ同調操作中などの特定の状況では、このプロセスを、チャネル同調操作の一部として連続して反復されるように設定することができる。
【0022】
図6〜9に、ユーザが選択したチャネルの獲得用に、様々なタイプの事前に記憶されたプログラムガイド情報を用いたチャネル番号マッピングおよびチャネルリスト全体を通したナビゲーションのためにプロセッサ60が利用する方法を示す。具体的には、図6に、プログラム内容データとチャネル識別番号を処理して表示用合成画像を提供するためのチャネル番号マッピングを必要とする方法のフローチャートを示す。ステップ505で、ステップ500の開始に引き続き、プロセッサ60は、利用可能なチャネルを求めて、以前に獲得したチャネル情報のデータベースを探索する。このデータベース情報は、前のチャネル走査の動作中に蓄積されたものである。プロセッサ60は、データベースを走査して、ユーザが入力した物理伝送チャネル(PTC)チャネル番号、および仮想チャネル主番号と仮想チャネル副番号のどちらか一方(または両方)に応答して所望のプログラムを伝達する、ユーザが選択したブロードキャストチャネルを識別する。データベースは、チャネルマップ内で、物理伝送チャネル(PTC)のチャネル番号を仮想チャネル主番号と仮想チャネル副番号に関連付ける。チャネルマップは、ユーザ所望のプログラムを伝達する特定のブロードキャストチャネルの識別を、副番号を有するPTCの入力または副番号を有する主番号の入力から有利に可能にする。代替実施形態では、このチャネル識別番号の変換は、所定の記憶されているアルゴリズムまたは論式を用いて実施することができる。ユーザが副番号を入力していない場合はデフォルト値ゼロが想定されるが、デフォルト副番号はプログラム可能であり、別のデフォルト番号に設定することができる。ステップ510でプロセッサ60は、その内部データベースを使用して識別されたユーザが選択したブロードキャストチャネルを受信するように同調するようシステム20に命令する。
【0023】
ステップ515でプロセッサ60は、その内部データベースを調べて、ユーザが選択した伝送チャネルに関連付けられたプログラムガイドタイプを識別する。複数のガイドが利用可能な場合(例えば、PSIPとMPEG PSIガイドの両方)、プロセッサ60は、所定のガイドの優先順位に基づいて使用するための1つのガイド(例えば、PSIPガイド)を選択する。ステップ520でプロセッサ60は、復号器100のデマルチプレクサ22と協同して、ユーザが選択したブロードキャストチャネル上で伝達されるプログラムを含むデータパケットを獲得する。ステップ525でプロセッサ60は、復号器100と協同して、獲得したパケットをアセンブルし、それらを処理して表示用プログラム画像(ユーザが選択したブロードキャストチャネル上でブロードキャスト中のプログラムを表す)を生成する。プログラム画像は、関連付けられたPTC番号および主番号と副番号と共に再生装置50上に有利に表示される。図6のプロセスはステップ530で終了する。
【0024】
図7および8に、それぞれMPEG PSIプログラムガイドとATSC PSIP適合プログラムガイド用のチャネルマッピングに基づくチャネル選択および復号器同調の例を示す。これらの例は、複数のガイドおよび複数の仮想チャネル識別番号がブロードキャストされているときに、仮想チャネル(またはサブチャネル)および対応する表示用仮想チャネル番号を選択しているところを示している。具体的には、図7は2つのチャネル選択例を示しており、サブチャネル50−1、50−2、50−3、および50−4を有する物理伝送チャネル50上で伝達されるMPEG PSIガイド情報を使用する。第1の例では、ユーザは、物理伝送チャネル50(例えば、NBC)を選択するために、遠隔ユニット70(図1)を介して番号50を入力する。ユーザは、別法として、グラフィカルユーザインターフェース内のメニュー項目選択によって番号50を選択するか、または、例えばキーボードまたは個別のスイッチなどの異なるデータ入力装置を使用することができることに留意されたい。プロセッサ60(図1)は、MPEG PSIガイドがPTC50に関連付けられていることをその内部データベースから認識する。さらに、プロセッサ60は、PTC 50に同調し、デフォルトの副番号1によって識別されるブロードキャストチャネル50−1(例えば、NBC−1のスポーツサブチャネル)のプログラム画像を取り込み、処理し、表示するようシステム20に命令する際に、以前に記憶したMPEG PSIガイドデータを使用する。これらの画像は、ブロードキャストチャネル番号50−1と共に表示される。別の実施形態では、番号50−1の代わりに、またはそれに追加して、チャネルのロゴと副番号が、例えばNBC−1のように表示される。
【0025】
図7の次の例では、ユーザは、物理伝送チャネル50上で伝達される特定のブロードキャストチャネルを選択するために、遠隔ユニット70(図1)を介して番号50および2を入力する。プロセッサ60は、PTC 50に同調し、このチャネル上で伝達されるプログラムデータを取り込み、処理し、表示するようシステム20に命令する際に、以前に獲得したMPEG PSIデータを使用する。処理されたプログラムデータは、ユーザが入力した副番号2によって識別されたブロードキャストチャネル番号50−2(例えば、NBC−2ムービーチャネル)と共に表示される。これらの画像は、ブロードキャストチャネル番号50−2と共に表示される。
【0026】
図8に、仮想チャネル99−0、99−1、99−2、および99−3を有する物理伝送チャネル50上で伝達されるATSC PSIPガイド情報を使用する4チャネル選択例を示す。様々な受信したプログラムガイドが様々なチャネルマッピング構造をサポートすることに留意されたい。PSIPガイドは、物理伝送チャネル(PTC)を、固有ブロードキャスト業者に関連付けられている主チャネル番号に関連付けるチャネルマップデータを含む。このようにして、PSIPチャネルマップは、例えば、チャネル99をPTC 50および情報プロバイダ(すなわち、ブロードキャスト業者)NBCに関連付けることができる。したがって、復号器は、選択されたチャネル識別番号、または、すべての異なるチャネル識別番号ならびに、例えばNBC−1などのチャネルロゴと副番号を表示するために、このマッピングデータを有利に使用することができる。対照的に、従来のMPEG PSIガイドはこのようなマッピングを完全にはサポートしない。
【0027】
図8の第1の例では、ユーザは、物理伝送チャネル50(例えば、NBC)を選択するために、遠隔ユニット70(図1)を介して番号50を入力する。プロセッサ60は、ATSC PSIPガイドがPTC 50に関連付けられていることをその内部データベースから認識する。さらに、プロセッサ60は、デフォルトの副番号0によって識別される仮想チャネル99−0に相当するPTC 50に同調し、PTC50上で伝達されるプログラムを取り込み、処理し、表示するようシステム20に命令する際に、以前に獲得されたPSIPガイドデータを使用する。異なるガイドチャネルマッピングシステム(例えば、MPEG PSIガイドシステム)内ではなく、あるガイドチャネルマッピングシステム(例えば、PSIPガイドシステム)内の特定ブロードキャストチャネルを識別するために、異なるデフォルト副番号を使用することができることに留意されたい。処理されたプログラムは、PSIPチャネルマップから導出したブロードキャストチャネル番号99−0と共に表示される。
【0028】
図8の次の例は、前述の第1の例と、ユーザが副番号2とPTC番号50を入力するという点で異なる。システム20およびプロセッサ60は、以前に獲得されたPSIPチャネルマップから、チャネル番号99−2と共に表示するための仮想チャネル番号99−2上のプログラムを獲得するために、システム20がPTC 50に同調するということを判定する際にこれらの番号の両方を適用する。
【0029】
図8の次の例では、ユーザはブロードキャストチャネル番号99を入力する。システム20およびプロセッサ60は、チャネル99がPTC 50にマップし、識別番号99−0と共に表示するためのデフォルトブロードキャストチャネル番号99−0上のプログラムを獲得するために、システム20がPTC 50に同調することを、以前に獲得したPSIPチャネルマップから判定する。チャネル99に対するデフォルトの副番号は0であることに留意されたい。
【0030】
図8の最後の例は、ユーザが副番号2ならびに仮想ブロードキャストチャネル番号99を入力するという点で前述の例とは異なる。システム20およびプロセッサ60は、チャネル番号99−2と共に表示するためのブロードキャストチャネル番号99−2上のプログラムを獲得するために、システム20がPTC 50に同調することを、以前に獲得されたPSIPチャネルマップから判定する際に、これらの番号の両方を適用する。
【0031】
図9に、プロセッサ60およびシステム20(図1)が、階層的に関連付けられたブロードキャストチャネルリスト全体を通したナビゲーションによるユーザのチャネル選択に応答してプログラム内容データを獲得する際に使用するための方法のフローチャートを示す。図10に、階層的に関連付けられたチャネルリストと、関連付けられたメニューナビゲーション制御を含めて、例示的プログラムガイド表示とを示す。図9のステップ805では、ステップ800の開始に引き続き、プロセッサ60は、仮想チャネル番号によって識別されたブロードキャストチャネルを選択するために、第1のナビゲーション制御のユーザによる活動化に応答して、ブロードキャストチャネルの第1のリスト全体を通してナビゲートするようシステム20に命令する。チャネルのこのようなりストは、図10の左側の列のうちの仮想チャネル番号107〜111によって例示されるプログラムガイドチャネルリストの形式をとる(A&E、NBCなど)。さらに、第1のナビゲーション制御は、遠隔ユニット70(図1)上のチャネル増分ボタンまたはチャネル減分ボタン、または、例えば、図10のアイコン957の活動化を必要とするカーソルを基礎とした制御、またはこの他の制御形式などの、どのような形式のユーザインターフェース制御であってもよい。例えばNBCチャネル108(図10の項目905)などの仮想チャネル番号によって識別される所望のブロードキャストチャネルの選択または強調表示に際し、例えばチャネル108に対するPTC 50などの(図10の項目910)、それに対応する物理伝送チャネル番号が表示される。さらに、この例における108−0,108−1、および108−2を含めて、チャネル108に関して利用可能な対応するサブチャネルが、階層的に構成されたサブメニュー形式で表示される(図10のメニュー930)。
【0032】
図9のステップ810で、プロセッサ60は、第2のナビゲーション制御のユーザによる活動化に応答して、選択されたブロードキャストチャネルに階層的に関連付けられたブロードキャストサブチャネル(メニュー930)の第2のリスト全体を通してナビゲートするようにシステム20に命令する。これは、例えば参照したり記録するための、仮想チャネルの副番号によって識別される所望のサブチャネルを選択する目的でこれは実行される。例示的な図10では、選択されたブロードキャストチャネル108に関して階層的に表示された第2のリストはサブチャネル108−0、108−1、108−2(項目915、920、および925)を含む。第2のナビゲーション制御は、第1のナビゲーション制御と同様に、遠隔ユニット70(図1)上のチャネル増分ボタンまたはチャネル減分ボタン、あるいは、例えば、図10のアイコン940の活動化を必要とするカーソルを基礎とした制御、またはこの他の形式の制御などの、どのような形式のユーザインターフェースであってもよい。
【0033】
図9のステップ815でプロセッサ60は、ステップ810で選択されたサブチャネル上のプログラムを含むデータを伝達するチャネルを受信するように同調するようシステム20に命令する。プロセッサ60は、選択されたサブチャネルを受信するように同調するようシステム20を構成する際に、その内部データベースに記憶されている選択されたサブチャネルに関連付けられた同調情報を含めて、以前に獲得されたプログラムガイド情報を使用する。ステップ820でプロセッサ60は、パケット化されたデータの取り込みとアセンブリに際して、ユーザが選択したサブチャネル上でブロードキャスト中のプログラムを生成するようシステム20に命令する。図9のプロセスはステップ825で終了する。
【0034】
図1のアーキテクチャは限定的なものではない。同じ目的を達成するために、本発明の原理による他のアーキテクチャを派生させることもできる。さらに、図1によるシステム20の素子の機能と図2〜9の工程段階は、全部を実施することも、マイクロプロセッサのプログラミングされた命令中で部分的に実施することもできる。さらに、本発明の原理は、(非MPEG適合プログラムガイド情報を含めて、)アナログプログラムまたはデジタルプログラム固有(およびプログラムガイド)情報のいかなる形式にも適用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理による、ブロードキャスト信号を処理するためのデジタルビデオ受信装置のブロック図である。
【図2】 本発明による、ユーザが選択したブロードキャストチャネルを伝達する伝送チャネル上で伝達されるプログラムガイド情報を獲得し、個々のブロードキャストチャネルを識別しこれを固有のプログラムガイドに関連付けるための方法のフローチャートである。
【図3】 本発明による、個々の地上波ブロードキャストチャネルをそれに対応するプログラムガイドに関連付けるために、受信した地上波ブロードキャストチャネル全体を走査するための符号器初期化方法のフローチャートである。
【図4】 本発明による、個々のケーブルブロードキャストチャネルをそれに対応するプログラムガイドに関連付けるために、受信したケーブルブロードキャストチャネル全体を走査するための復号器初期化方法のフローチャートである。
【図5】 本発明による、例えば「ユーザ」のチャネル識別番号入力に応答して、または符号器チャネルのラインナップへの新しいチャネルの追加に応答して、ブロードキャストチャネル上でプログラムガイドが使用できるかどうかを判定するための方法のフローチャートである。
【図6】 本発明による、表示用合成画像を提供するための、プログラム内容データとチャネル識別番号を処理するためのチャネル番号のマッピングを必要とする方法のフローチャートである。
【図7】 本発明による、MPEG PSIプログラムガイドとATSC PSIP適合プログラムガイド用の、チャネルマッピングに基づく復号器同調の例を示す図である。
【図8】 本発明による、MPEG PSIプログラムガイドとATSC PSIP適合プログラムガイド用の、チャネルマッピングに基づく復号器同調の例を示す図である。
【図9】 本発明による、階層的に関連付けられたチャネルリスト全体を通したナビゲーションによる「ユーザ」チャネル選択に応答して、プログラム内容データを獲得するための方法のフローチャートである。
【図10】 本発明による、階層的に関連付けられたチャネルリストおよび関連付けられたメニューナビゲーション制御を含む例示的プログラムガイド表示を示す図である。
Claims (16)
- ビデオ復号器において、複数のブロードキャストチャネルのうちの1つの上で伝達されるプログラムガイド情報を獲得するための方法であって、
プログラムガイドの複数の異なるタイプからプログラムガイドタイプを選択するステップと、
前記ビデオ復号器内のデータベースを更新することによって、前記選択されたプログラムガイドタイプのプログラムガイドをブロードキャストチャネルに関連付けるステップと、
前記選択されたプログラムガイドタイプのプログラムガイドを獲得するステップとを含むことを特徴とする方法。 - 前記獲得されたプログラムガイドを使用して、前記ブロードキャストチャネル上で伝達されるプログラムを含むパケット化されたプログラム情報を取り込むステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記獲得されたプログラムガイドから導出される情報を使用して、利用可能なプログラムとブロードキャストの表示時刻のリストを表示するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記異なるタイプのプログラムガイドが、(a)プログラム固有情報と、(b)アナログタイプのビデオ信号の垂直帰線消去時間中に含まれる情報のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記プログラム固有情報が、(i)ATSC適合プログラム固有情報プロトコル(PSIP)形式の情報と、(ii)MPEG適合プログラム固有情報(PSI)形式の情報のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
- 前記プログラム固有情報が、(a)プログラムを構成する個々のパケット化されたデータストリームを識別するためのデータを含むプログラムマップ情報、(b)関連付けられたプログラムマップ情報を含むパケットを識別するようにプログラムをデータに関連付けるためのプログラム関連情報、(c)ネットワークパラメータを定義するためのネットワーク情報、(d)チャネル識別番号を、搬送波周波数、移送ストリーム識別子、サービスタイプ、およびプログラム番号のうちの1つまたは複数に関連付けるチャネルマップ情報、および(e)ユーザの権利に依存するプログラムへのアクセスに際して使用するための条件付きアクセス情報のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
- 前記ブロードキャストチャネルが物理伝送チャネル(PTC)を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記獲得されたプログラムガイドが、
サブチャネルのグループを含む前記複数のブロードキャストチャネルのうちの1つを、情報プロバイダに関連付けられた第1の識別番号に関連付け、
前記一群のサブチャネルのうちからの1つのサブチャネルを第2の識別番号に関連付けることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - プログラムガイドを関連付ける前記ステップが、前記選択されたプログラムガイドを前記複数のブロードキャストチャネルのうちの1つに関連付け、
前記獲得するステップが、ブロードキャストサブチャネル上で伝達されるプログラムを取り込む際に使用するためのプログラムガイドを獲得し、
前記ブロードキャストサブチャネル上で伝達されるプログラムを含むパケット化されたプログラム情報を取り込むステップをさらに含む
ことを特徴とする請求項8に記載の方法。 - 受信したブロードキャストチャネル全体を通して自動的に走査し、個々のチャネルごとに利用可能なプログラムを識別および獲得するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 受信したチャネル全体を通して自動的に走査し、個々のチャネルに対する複数のプログラムガイドを識別し、獲得するステップであって、前記複数の獲得されたプログラムガイドのうちの少なくとも1つのプログラムガイドからのデータが、前記選択されたプログラムガイドタイプの前記獲得されたプログラムガイドを更新するために使用されるステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記複数のブロードキャストチャネルのうちの前記1つを含む複数のブロードキャストチャネル全体を通して走査することによって前記複数の異なるタイプのプログラムガイドを識別するステップであって、前記選択されたプログラムガイドタイプの前記獲得されたプログラムガイドが前記複数のブロードキャストチャネルのうちの前記1つにより受信されるステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- プログラムガイドの前記複数の異なるタイプが、(a)ATSC適合プログラム固有プロトコル(PSIP)形式の情報、(b)MPEG適合プログラム固有情報(PSI)形式の情報、および(c)アナログタイプビデオ信号の垂直帰線消去時間中に含まれる情報のうちの複数の情報を含むガイドを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
- 異なるタイプの利用可能なプログラムガイドを識別するように、前記複数のブロードキャストチャネルからの個々のブロードキャストチャネル上で受信されたデータを調べるステップを含み、所定の順序で特定タイプのプログラムガイドを識別するように前記データが調べられることを特徴とする請求項12に記載の方法。
- デジタルに符号化されたプログラムガイドを最初に識別し、次いでアナログビデオデータプログラムガイドを識別するように前記データが調べられることを特徴とする請求項14に記載の方法。
- 個別のブロードキャストチャネルを復号器のチャネルラインナップに追加したい旨のユーザの要求に応答して、プログラムガイド情報の獲得が実行されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
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