JP4823882B2 - インナーライナー用ゴム組成物およびそれを用いたインナーライナーを有するタイヤ - Google Patents
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Description
(エポキシ化指数)=(ゴム成分中のエポキシ化天然ゴムの比率)
×(エポキシ化天然ゴムのエポキシ化率) (1)
(エポキシ化指数)=(ゴム成分中のエポキシ化天然ゴムの比率)
×(エポキシ化天然ゴムのエポキシ化率) (1)
天然ゴム(NR):KR7、TSR
エポキシ化天然ゴム(1)(ENR(1)):クンプーランガスリー製のENR25(エポキシ化率:25モル%)
エポキシ化天然ゴム(2)(ENR(2)):クンプーランガスリー製のENR50(エポキシ化率:50モル%)
カーボンブラック:キャボットジャパン(株)製のショウブラックN220(N2SA:115m2/g)
シリカ:デグッサ製のウルトラジルVN3(BET:210m2/g)
ステアリン酸カルシウム:日本油脂(株)製
シランカップリング剤:デグサ製のSi69(ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド)
2重結合を有する可塑剤(1):日清オイリオグループ(株)製の植物油
2重結合を有する可塑剤(2):日清オイリオグループ(株)製のN/Bアマニ油
2重結合を有する可塑剤(3):ヤスハラケミカル(株)製のダイマロン(テルペン系樹脂)
2重結合を有さない可塑剤:花王(株)製のエポキシ化大豆油
ワックス:大内新興化学工業(株)製のサンノックワックス
老化防止剤:大内新興化学工業(株)製のノクラック6C(N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン)
ステアリン酸:日本油脂(株)製
酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製の亜鉛華1号
硫黄:鶴見化学工業(株)製の粉末硫黄
加硫促進剤:大内新興化学工業(株)製のノクセラーNS(N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド)
表1の配合処方にしたがい、硫黄および加硫促進剤以外の薬品を、(株)神戸製鋼所製の1.7Lバンバリーミキサーを用いて、150℃の条件下で2分間混練りし、混練物を得た。次に、得られた混練物に硫黄および加硫促進剤を添加し、オープンロールを用いて、95℃の条件下で2分間混練りし、未加硫ゴム組成物を得た。さらに、未加硫ゴム組成物を150℃の条件下で30分加硫することで実施例1〜6および比較例1〜2の加硫ゴム組成物を得た。
(株)神戸製鋼所製の1.7Lバンバリーミキサーを用いて、80重量部のENR(1)および8重量部の2重結合を有する可塑剤(2)を120℃で3分間混合し、マスターバッチ(1)を作製した。
2重結合を有する可塑剤(2)の代わりに2重結合を有する可塑剤(3)を用いること以外はマスターバッチ(1)と同様に、マスターバッチ(2)を作製した。
2重結合を有する可塑剤(2)の代わりに2重結合を有さない可塑剤を用いること以外はマスターバッチ(1)と同様に、マスターバッチ(3)を作製した。
表2に示す配合処方にしたがい、(株)神戸製鋼所製の1.7Lバンバリーミキサーを用いて、マスターバッチ(1)〜(3)、硫黄および加硫促進剤以外の薬品を充填率58%になるように投入し、80rpmで140℃に到達するまで混練りし、混練り物(1)を得た(工程1)。次に、一度排出した後、(株)神戸製鋼所製の1.7Lバンバリーミキサーを用いて、工程1で得られた混練り物(1)およびマスターバッチ(1)〜(3)を充填率が58%になるように投入し、140℃に到達するまで混練りし、混練り物2を得た(工程2)。その後、オープンロールを用いて、工程2で得られた混練り物2、硫黄および加硫促進剤を100℃以下の条件下で2分以上混練りし、未加硫ゴム組成物を得た(工程3)。さらに、工程3で得られた未加硫ゴム組成物を150℃の条件下で30分間プレス加硫することにより、実施例7〜8の加硫ゴム組成物を作製した。
前記加硫ゴム組成物から所定の試験片を切り出し、温度100℃の条件下で48時間熱酸化劣化させて作製した試験用ゴムシートからなる3号ダンベルを用いて、JIS K6251「加硫ゴムおよび熱可塑性ゴム−引張特性の求め方」に準じて引張試験を実施し、破断強度(TB)および破断時伸び(EB)を測定し、TBとEBとの積(TB×EB)を算出し、比較例1のゴム強度指数を100とし、下記計算式により、ゴム強度をそれぞれ指数表示した。なお、ゴム強度指数が大きいほど、ゴム強度に優れるため、欠けにくいことを示す。
(ゴム強度指数)=(各配合の(TB×EB))
÷(比較例1の(TB×EB))×100
前記加硫ゴム組成物から所定の試験片を切り出し、(株)上島製作所製の粘弾性スペクトロメーターを用いて、初期歪10%、動歪1%、周波数10Hzの条件下で、60℃における正接損失(tanδ)の測定を行い、比較例1の転がり抵抗指数を100とし、下記計算式により、転がり抵抗をそれぞれ指数表示した。なお、転がり抵抗指数が大きいほど、転がり抵抗が低減され、良好であることを示す。
(転がり抵抗指数)=(比較例1のtanδ)
÷(各配合のtanδ)×100
JIS K 7126「プラスチックフィルムおよびシートの気体透過度試験方法」に準じて、試験気体を空気(窒素:酸素=8:2)、試験温度を25℃とし、厚さ0.5mmの加硫ゴムシートを用いて空気透過量を測定し、空気透過係数(単位:×10-11cc・cm/cm2・sec・cmHg)を算出した。そして、実施例2の耐空気透過性指数を100とし、以下の計算式により指数表示した。なお、測定には、東洋精機製作所(株)製の恒温式ガス透過率測定装置M−C1を用いた。耐空気透過性指数が大きいほど、耐空気透過性に優れることを示す。
(耐空気透過性指数)=(各配合の空気透過指数の逆数)
÷(実施例2の空気透過係数の逆数)×100
Claims (7)
- エポキシ化天然ゴム30重量%以上および天然ゴム70重量%以下からなるゴム成分100重量部に対し、
シリカを30〜45重量部、および
カーボンブラックを5重量部以下含有し、
該エポキシ化天然ゴム100重量部に対し、
ステアリン酸カルシウムを2〜10重量部含有するインナーライナー用ゴム組成物。 - 以下の式(1)で表されるエポキシ化指数が17以上である請求項1記載のインナーライナー用ゴム組成物。
(エポキシ化指数)=(ゴム成分中のエポキシ化天然ゴムの比率)
×(エポキシ化天然ゴムのエポキシ化率) (1) - ゴム成分中の天然ゴムの含有率が20〜45重量%であり、
さらに、ゴム成分100重量部に対して、
アマニ油、テルペン系樹脂、オレイルアルコール、大豆油からなる群から選ばれる少なくとも1種の2重結合を有する可塑剤を5〜30重量部含有する請求項1または2記載のインナーライナー用ゴム組成物。 - (1)天然ゴム、シリカ、カーボンブラックおよびステアリン酸カルシウムを混練りして混練り物を作製する工程、
(2)エポキシ化天然ゴム、ならびに、アマニ油、テルペン系樹脂、オレイルアルコールおよび大豆油からなる群から選ばれる少なくとも1種の2重結合を有する可塑剤を混練りしてマスターバッチを作製する工程、および
(3)工程(1)で排出された混練り物および工程(2)で排出されたマスターバッチを混練りする工程
を含む請求項1、2または3記載のインナーライナー用ゴム組成物の製造方法。 - 請求項4記載のインナーライナー用ゴム組成物の製造方法により得られたインナーライナー用ゴム組成物。
- 請求項1、2、3または5記載のインナーライナー用ゴム組成物を用いたインナーライナーを有するタイヤ。
- インナーライナーとカーカスプライコードとの間の距離が0.7mm以下であり、
インナーライナーの厚さが1mm以上である請求項6記載のタイヤ。
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