JP4821401B2 - 電動ギヤポンプ - Google Patents
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Description
このような電動ギヤポンプは、通常、両ロータからなるポンプ部と、これらを駆動するモータ部とを軸方向に並列に配置しており、その軸方向寸法が比較的大きくなる場合があった。
これに対して、回転子にアウタロータを組み込むことで、アウタロータを駆動するとともに、モータの内方側でギヤポンプを構成し、その軸方向の小型化を図ったものがある(例えば特許文献1参照)。
また、上記従来例に用いられている滑り軸受は、停止状態では固定側と回転側との周面が互いに接触状態にあるため、停止状態から回転を開始するときに過度の摩擦が生じる場合がある。さらに、回転時においても、回転速度が適度に上昇しないと固定側と回転側との間に充分な油膜が形成されないため、ポンプの運転、停止を頻繁に繰り返すような使用を行った場合、上述の回転子の軸ぶれも加わることで、互いの周面に異常摩耗等が生じ、電動ギヤポンプとしての寿命が著しく低下するおそれがあった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、回転子にアウタロータを備えることでコンパクト化を図ったとしても、安定したポンプ性能を得るとともに、高い耐久性を維持できる電動ギヤポンプを提供することを目的とする。
前記軸部材は、その両端に形成され前記一対のハウジングに圧入固定された一対の小径部と、前記小径部より大径に形成され前記インナロータを支持している大径部とを有し、前記小径部と前記大径部との間には、前記一対のハウジングに当接して前記一対のハウジングの間隔を規定する側壁部が前記大径部の両側に一対形成され、前記インナロータの貫通孔内周面には、前記大径部の外周面とともに滑り軸受を構成する筒状のブシュが圧入されていることを特徴としている。
また、上記の電動ギヤポンプによれば、回転子を上記従来例のように滑り軸受で支持するのではなく転がり軸受で支持しているので、運転、停止を頻繁に繰り返したとしても回転子の回転部分における摩耗を防止でき、高い耐久性を維持できる。
固定子3は、積層された電磁鋼板からなるコアに銅線を巻線してなるものであり、ケース2の内周面2aに固定されている。回転子4は、固定子3に対して僅かな隙間を空けて対向するように固定子3の内周側に配置されている。
回転子4は、ほぼ円筒状に形成されたアウタロータ5と、このアウタロータ5の外周面に固定されて固定子3に対向する円筒状の磁石6とを備えている。
また、アウタロータ5の内側面5a1側には、内歯5a2に噛み合う外歯10aを有するインナロータ10が配置されている。インナロータ10には、その回転軸と軸中心が一致した貫通孔10bが形成されており、この貫通孔10bには、インナロータ10の両側面から突出した軸部材11が一体回転可能に圧入されている。
また、保持部8aの内側面8a1、及び保持部9aの内側面9a1には、それぞれインナロータ10に圧入された軸部材11が挿入された孔部8a2,9a2が、軸線Aに対して上方に位置する軸線Bを中心軸として形成されている。この孔部8a2,9a2の内周面には、それぞれ、軸部材11の外周面との間に介在することで滑り軸受を構成するブッシュ14,15が圧入されており、インナロータ10を両ハウジング8,9に対して回転自在に支持している。
なお、上記のように回転子4にアウタロータ5を備えることで、アウタロータ5を駆動する構成とすることで、内接ギヤポンプとこれを駆動するモータとを並列配置した場合と比較して、当該電動ギヤポンプ1の軸方向寸法を小さくでき、当該電動ギヤポンプ1をよりコンパクトなものにできる。
以上のように、参考例の電動ギヤポンプ1によれば、回転子4にアウタロータ5を備えることでコンパクト化を図ったとしても、安定したポンプ性能を得ることができるとともに、高い耐久性を維持できる。
すなわち、軸部材11は、小径部11aをインナロータ10の両側側面から突出した状態で、ブシュ20を介して貫通孔10bに挿通されるとともに、小径部11aが両ハウジング8,9の孔部8a2,9a2に圧入固定されて、インナロータ10を回転自在に支持している。
これに対して、例えば、軸部材11をインナロータ10と一体回転可能とした場合、両ハウジング8,9に対してインナロータ10とともに軸部材11軸部材11を回転自在に支持することとなり、軸部材11の両端2箇所それぞれにブシュ等の滑り軸受を設ける必要性が生じる。
一方、本実施形態では、両ハウジング8,9に圧入固定された軸部材11に対してインナロータ10のみを回転自在に支持するため、このインナロータ10に対して、滑り軸受を構成するブシュ20を一箇所設ければよく、その構造を簡略化でき、製造コストを低減できる。
また、上記各実施形態では、回転子4を玉軸受7によって支持したが、例えば、ころ軸受や、円錐ころ軸受等、他の転がり軸受を適用することもできる。さらに、上記各実施形態では、一対の玉軸受7で回転子4を支持したが、一方を玉軸受7等の転がり軸受、他方を滑り軸受で支持する構成としてもよい。
3 固定子
4 回転子
5 アウタロータ
5a2 内歯
7 玉軸受(転がり軸受)
8 第1のハウジング
9 第2のハウジング
10 インナロータ
10a 外歯
10b 貫通孔
11 軸部材
11c 側壁部
M モータ
Claims (1)
- モータの固定子と、
前記固定子の内方に配置されるとともに、内歯を有するアウタロータを備えた前記モータの回転子と、
前記内歯に噛み合う外歯を有するとともに、前記アウタロータの回転によって前記回転子の中心に対して偏心した状態で従動回転するインナロータと、
前記回転子及び前記インナロータの両側側方に配置されてこれらを保持する一対のハウジングと、
前記一対のハウジングの内の少なくとも一方側のハウジングと、前記回転子との間に配設され、前記回転子を支持する転がり軸受と、を有し、
前記インナロータには、その回転軸と軸中心が一致した貫通孔が形成され、
前記インナロータの両側面から突出して前記貫通孔に挿通されるとともに、その両端部が前記一対のハウジングに固定されて前記インナロータを回転自在に支持する軸部材をさらに有し、
前記軸部材は、その両端に形成され前記一対のハウジングに圧入固定された一対の小径部と、前記小径部より大径に形成され前記インナロータを支持している大径部とを有し、
前記小径部と前記大径部との間には、前記一対のハウジングに当接して前記一対のハウジングの間隔を規定する側壁部が前記大径部の両側に一対形成され、
前記インナロータの貫通孔内周面には、前記大径部の外周面とともに滑り軸受を構成する筒状のブシュが圧入されていることを特徴とする電動ギヤポンプ。
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- 2006-03-28 JP JP2006087113A patent/JP4821401B2/ja not_active Expired - Fee Related
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