JP4819262B2 - Driving method and driving apparatus for liquid crystal display device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はマトリックス型液晶表示装置の複数行を同時に選択して液晶に電圧を印加し、表示を行う駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示パネルの駆動に複数ライン同時選択法(Multiple LineAddressing、以下MLA法という。)が提案されている(特開平6−27907号、特開平8−63131、特開平8−234164、特開平8−43571など)。MLA法では複数の走査電極(行電極)を一括して選択し、列電極には行電極に印加する電圧と表示データとから決定される列電圧を印加して液晶を駆動する。
【0003】
MLA法では、列電極に供給する列電圧の群、つまり、画像表示に必要となる表示パターンを独立に制御するために、同時選択する各行電極には所定の選択電圧パルス群(以下、選択パターンともいう)を印加する。
【0004】
各行電極に印加する選択電圧パルス群をデジタル表記した場合、L行K列の行列で表すことができる。以下この行列を選択行列(A)という。Lは行の同時選択数である。そして、選択電圧パルス群は互いに直交するベクトル群として表される。したがって、それらのベクトルを要素として含む行列は直交行列となる。また、各行列内の各行ベクトルは互いに直交である。以下、行電極をラインとも表し説明を行う。
【0005】
MLA法で用いる直交行列において、各行は液晶表示装置の各ラインに対応する。たとえば、L本の選択ライン中の第1番目のラインに対して、選択行列(A)の第1行目の行列要素が適用される。すなわち、1列目の行列要素、次に2列目の行列要素の順に選択電圧パルスとして用いられ、第1番目の行電極に印加される。
【0006】
図5は列電極に印加される電圧波形のシーケンスの決め方を示す説明図である。ここでは選択行列として4行4列の直交行列を例にあげる。図5(a)に示す選択行列で、「1」は正の選択パルス、「−1」は負の選択パルスを意味する。同時選択される各ラインに輝度差が生じないMLA法として、図5(a)の直交行列を用いることが提案された(特開平7−281645参照)。
【0007】
この図5(a)の直交行列の各行の列成分が繰り返される場合、「1」、「−1」の現れ方は、位相が異なるだけで周波数は等しい。つまり、同時選択される各行電極に印加される選択電圧波形の周波数は等しいのである。
【0008】
一方、アダマール行列のような直交行列の各列成分が繰り返される場合、「1」、「−1」の現れ方の周波数は等しくない。つまり、同時選択される各行電極に印加される選択電圧波形の周波数は等しくないのである。同時選択される各行電極に印加される選択電圧波形の周波数が等しくないと、同時選択される各ラインに輝度差が生じ、横筋の表示ムラとなって、表示品位が劣化するのである。こにような表示むらを回避するために、図5(a)の直交行列が用いられるのである。
【0009】
列電極のある位置(i,j)で表示されるべき表示データが、図5(a)に示す白丸と黒丸の配列状態である場合、列電極に与えられる列表示パターンは図5(b)のベクトル(d)で表される。図5(b)において、「−1」はオン表示に対応し、「1」はオフ表示に対応する。列電極のある位置(i,j)に順次印加されるべき列電圧パターンは、図5(b)に示すベクトル(v)のようになる。このベクトル(v)は、画像表示の一部を構成する列表示パターンとそれに対応する行選択パターンについて、ビットごとに排他的論理和をとり、それらの結果の和をとったものに対応する。
【0010】
このようなMLA法は液晶のフレーム応答を抑制できる。その結果、高速応答(立上り時間r+立下り時間d<200ms)と、高コントラスト比(30:1以上)を達成し、適切な回路構成を採用すれば低消費電力をも達成できる。そして、STN液晶などを用いた単純マトリックス型液晶表示装置において、従来の駆動法では困難とされていた高品位の画像提供を可能にしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
単純マトリックス型液晶表示装置をMLA法で駆動して画像表示を行う場合に、特定の表示状態において問題が生じた。たとえば、図6(a)に示すように白背景の中で黒帯パターンを表示する場合である。この黒帯パターンを画面上で左から右へ移動させたときに、図6(b)に示すように黒帯の左右の境界部にギザギザした輝度ムラが発生することがわかった。図中、右方向に突出するように輝度ムラが生じている。
【0012】
逆に、図6(c)に示すように、画面の右側から左側に移動した場合は、逆に黒帯パターンの左右の境界部の左側にギザギザした輝度ムラが発生し、これらの場合の、黒帯パターンの移動方向によって発生する輝度ムラの現れ方は左右対称であることがわかった。
【0013】
これは、画面を構成する水平方向のラインに応じて、黒帯パターンの表示の境界部で輝度変化が生じたためである。L2、L3、L4の位置では白と黒の中間輝度を呈しているが、L1の位置では白の輝度を呈している。この輝度ムラが生じる原因について、図7、図8、図9を参照して説明する。
【0014】
図5(a)に示した直交行列と、隣接する列電極iと列電極jの表示パターンの場合、列電極iと列電極jに順次印加されるべき電圧パターンは図5(b)に示すベクトル(v)のようになる。そのときの各画素に印加される列電圧と行電圧との合成電圧波形を図7に示す。
【0015】
すなわち列電極iのL1の画素には図7の(B)(A)(A)(A)の電圧波形が順次印加される。列電極jのL1の画素には図7の(D)(C)(C)(C)の電圧波形が順次印加される。ここで(A)と(D)、(B)と(C)は、Vmを中心にしてプラス(+)とマイナス(−)の極性が異なるだけであり、それぞれ実効電圧は等しいのである。
【0016】
図6(a)に示した黒帯パターンが画面上で左から右へ移動するときの、画素に印加される実効電圧について図8を参照し説明をする。
【0017】
まず、図8(a)はフレーム番号、サブフレーム番号、およびL1、L2、L3、L4は行電極に対する出力パターンを表している。ここで出力パターンを「0」、「1」で示しているが、図5で示した直交行列の「−1」をここでは「0」と表記している。
【0018】
図8(b)は表示パターンを示している。すなわち白表示が「1」に、黒表示が「0」に対応しており、フレーム番号が2から3に切り替わる時点で表示が白から黒に切り替わることを示す。
【0019】
図8(c)は画素に印加される合成電圧波形の実効電圧の大きさを示す。ここでは図7に示した合成電圧波形に対して、実効電圧の大きさを示すため(A)(D)の組み合わせを「1」、(B)(C)の組み合わせを「0」と表記している。
【0020】
各画素では、この図に示した合成波形が印加されて光学輝度の変化を起こしている。第1フレームから第2フレームの期間では、表示パターンは白表示であるが、「0」を示す期間では黒表示と同一の合成電圧が印加される。
【0021】
しかし、フレーム周波数は一般的に70〜120Hzに設定されるため、サブフレームの周波数は、その4倍の280〜480Hzになる。しかし、このような瞬間的な電圧変化に対して液晶は完全に応答せず、その際の輝度変化は使用者には視認されない。
【0022】
そこで実際に液晶が応答して、使用者に視認される過程を図8(d)を参照して説明する。図8(d)は図8(c)の結果に対して連続する4つのサブフレーム、すなわち1フレームの期間の合計値を示している。L1の画素では、図8(c)の第1フレームの第1サブフレームから第4サブフレームの値が「0、1、1、1」である。
【0023】
したがって、第1フレームの第4サブフレームに加算値の3を入れる。また、第1フレームの第2サブフレームから第2フレームの第1サブフレームまでの値が「1、1、1、0」であるから第2フレームの第1サブフレームに加算値の3を入れる。他の位置にも同様の方法で加算値を記入すると図8(d)の結果が得られる。
【0024】
図8(d)から分かるように、白表示している期間の第1フレームと第2フレームでは、加算値はすべて3になる。黒表示に変わった後、第3フレームの第4サブフレーム以降の加算値はすべて1である。しかし、第3フレームの第1サブフレームから第3サブフレームの期間の加算値は、0から4までの値にばらついており、かつL1からL4まで各サブフレームの値に違いがある。
【0025】
第3フレームの第1サブフレームの加算値は、L1が4、L2からL4が2である。白表示の加算値が3、黒表示の加算値が1であることと比較を行ってみる。白表示から黒表示に切り替わる過渡期間において、L2からL4は白と黒との中間の加算値をとるのに対して、L1では白よりも高い値をとっていることが分かる。
【0026】
したがって、図6(a)に示した黒帯パターンを左から右へ移動させたとき、図6(b)に示したように黒帯の左右の境界部でL2、L3、L4では白と黒の中間輝度を呈するようになる(図面右側に突き出た輝度ムラ)。しかし、L1では白の輝度を呈するため、使用者にはギザギザした輝度ムラとして視認されるのである。
【0027】
このように、MLA法を用いた場合には、白表示から黒表示に切り替わる過渡期間において、加算値つまり画素に印加される電圧が、L1からL4に応じて異なることになる。よって、画面上に輝度差が生ずる。このため黒帯パターンを画面上で左から右へ移動させたとき黒帯の右側の境界部にギザギザした輝度ムラが発生して使用者に視認される。
【0028】
次に、黒帯パターンを図面の右から左方向に移動した場合を説明する。図9(a)はフレーム番号、サブフレーム番号、およびL1、L2、L3、L4は行電極の出力パターンを示す。図9(b)は表示パターンを示しており、フレーム番号2から3に切り替わる時点で、表示が黒から白に切り替わることを示している。図9(c)は画素に印加される合成波形の実効電圧の大きさを示す。
【0029】
図9(d)は、図9(c)の結果に対して、連続する4つのサブフレーム、すなわち1フレームの期間の合計値を示している。第3フレームの1サブフレームの加算値は、L1が0、L2からL4が2である。白表示の加算値が3、黒表示の加算値が1であることと、比較を行う。すると、黒表示から白表示に切り替わる過渡期間において、L2からL4は、白と黒との中間の加算値をとるのに対して、L1は黒よりも、低い値をとっていることがわかる。
【0030】
したがって、図6(a)に示した図形の移動の場合には、図6(b)のような輝度ムラを呈し、同様の理由で、図6(c)に示した図形の移動の場合には、図6(d)のような輝度ムラを呈することになる。
【0031】
このように、MLA法を用いた場合には、白表示から黒表示に切り替わる過渡期間において、加算値つまり画素に印加される電圧が、L1からL4に応じて異なることになる。そして、表示画面上に輝度差が生じる。このため、黒帯パターンを画面の右方向または左方向に移動させたとき、黒帯の左右の境界部にギザギザした輝度ムラが発生して使用者に視認されるようになる。
【0032】
本発明では、そのような問題点を解決し、MLA法を用いた液晶表示装置における動画表示の際に発生する輝度ムラを抑制し、均一な表示品位が得られることを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の態様1は、複数の行電極と複数の列電極を有する液晶表示装置の行電極を複数本一括して選択し、選択した各行電極には選択電圧を印加し、列電極には表示データと選択電圧とから決定する列電圧を印加して表示を行う液晶表示装置の駆動方法において、m行n列の直交行列Bの1列目からn列目までの行列要素(i,j)が、m行n列の直交行列Aの行列要素(i,n−j+1)と等しく、連続して表示する二つのフレームの第1のフレームで直交行列Aを用いて選択電圧を決定し、第2のフレームで直交行列Bを用いて選択電圧を決定することを特徴とする液晶表示装置の駆動方法を提供する。
【0034】
また、態様2は、複数の行電極と複数の列電極を有する液晶表示装置の行電極を複数本一括し選択し、あらかじめ仮想行を設定し、選択した各行電極には選択電圧を印加し、列電極には表示データと選択電圧とから決定する列電圧を印加して表示を行う液晶表示装置の駆動方法において、m行n列の直交行列Bの行列要素(i,j)は、jが1以上かつ(n−1)以下であるときには、m行n列の直交行列Aの行列要素(i,n−j)と等しく、jがnに等しいときには、m行n列の直交行列Aの行列要素(i,j)と等しく、連続して表示する二つのフレームのうちの、第1のフレームで直交行列Aを用いて選択電圧を決定し、第2のフレームで直交行列Bを用いて選択電圧を決定するか、または、第1のフレームで直交行列Bを用いて選択電圧を決定し、第2のフレームで直交行列Aを用いて選択電圧を決定することを特徴とする液晶表示装置の駆動方法を提供する。
【0035】
また、態様3は、m=4、n=4で、かつ同時選択される各行電極に印加される選択電圧波形の周波数が等しい態様1または2に記載の液晶表示装置の駆動方法を提供する。
【0036】
また、態様4は、複数の行電極と複数の列電極を有する液晶表示装置の行電極を複数本一括して選択し、選択した各行電極には選択電圧を印加し、列電極には表示データと選択電圧とから決定する列電圧を印加して表示を行う液晶表示装置の駆動装置において、m行n列の直交行列Bの1列目からn列目までの行列要素(i,j)が、m行n列の直交行列Aの行列要素(i,n−j+1)と等しく、連続して表示する二つのフレームの第1のフレームで直交行列Aを用いて選択電圧を決定し、第2のフレームで直交行列Bを用いて選択電圧を決定し、さらに列電圧を決定する列データ生成手段が備えられたことを特徴とする液晶表示装置の駆動装置を提供する。
【0037】
また、態様5は、複数の行電極と複数の列電極を有する液晶表示装置の行電極を複数本一括して選択し、選択した各行電極には選択電圧を印加し、列電極には表示データと選択電圧とから決定する列電圧を印加して表示を行う液晶表示装置の駆動装置において、m行n列の直交行列Bの行列要素(i,j)は、jが1以上かつ(n−1)以下であるときには、m行n列の直交行列Aの行列要素(i,n−j)と等しく、jがnに等しいときには、m行n列の直交行列Aの行列要素(i,j)と等しく、連続して表示する二つのフレームのうちの、第1のフレームで直交行列Aを用いて選択電圧を決定し、第2のフレームで直交行列Bを用いて選択電圧を決定するか、または、第1のフレームで直交行列Bを用いて選択電圧を決定し、第2のフレームで直交行列Aを用いて選択電圧を決定し、さらに列電圧を決定する列データ生成手段が備えられたことを特徴とする液晶表示装置の駆動装置を提供する。
【0038】
また、態様6は、m=4、n=4で、かつ同時選択される各行電極に印加される選択電圧波形の周波数が等しい態様4または5に記載の駆動装置を提供する。なお、本発明は基本的に2フレーム構成で駆動を行うものである。
【0039】
【発明の実施の形態】
(例1)
図1は本発明に用いることのできる、二つで一組の4×4の直交行列の一例を示す。この二つの直交行列は、その行列要素が左右対称に構成されている。連続して表示する二つのフレームに対して、第1のフレームと第2のフレームにこれらの二つの直交行列を使用して液晶の駆動を行う。
【0040】
図3および図4を参照して本発明の基本構成について説明する。図3(a)はフレーム番号、サブフレーム番号、およびL1、L2、L3、L4は行電極の出力パターンを示す。図1で示した直交行列の「−1」をここでは「0」と表記し、出力パターンを「0、1」で示している。この図3(a)に示すように第1フレームの期間において、第1フレーム用の4×4直交行列の出力パターンが行電極に出力される。そして、第2フレームでは、第2フレーム用の4×4直交行列の出力パターンが行電極に出力される。
【0041】
図3(b)は表示パターンを示している。すなわち白表示が1に、黒表示が0に対応しており、フレーム番号が2から3に切り替わる時点で表示が白から黒に切り替わることを示す。
【0042】
図3(c)は画素に印加される合成電圧波形の実効電圧の大きさを示す。図2(d)は、図3(c)の結果に対して、連続する4つのサブフレーム、すなわち1フレームの期間における合計値を示している。L1の画素では、図3(c)の第1フレームの第1サブフレームから第4サブフレームの値が「0、1、1、1」であるから第1フレームの第4サブフレームに加算値の3を入れる。また第1フレームの第2サブフレームから第2フレームの第1サブフレームまでの値が「1、1、1、1」であるから、第2フレームの第1サブフレームに加算値の4を入れる。他の位置にも同様の方法で加算値を記入すると図3(d)の結果が得られる。
【0043】
図3(d)から分かるように白表示から黒表示に切り替わる過渡期間において、第3フレームの第1サブフレームの加算値は、L1とL4が3、L2とL3が2である。白表示の加算値が3、黒表示の加算値が1であることと比較すると、L1からL4まで、白と同レベルの加算値または白と黒との中間の加算値をとる。
【0044】
従来例で示した図8(d)の場合、L1の加算値が4、他のL2からL4の加算値が2となるため輝度差が生じた。これに対して図3(d)の結果では、L1からL4の輝度差は図8(d)よりも低減できることが分かる。また、図6(a)に示した黒帯パターンを左から右へ移動させる実験を行ったところ、黒帯の右側の境界部で発生する従来のギザギザした輝度ムラが低減できることを確認した。同様に、図形を右から左に移動しても正常な表示を行うことができた。
【0045】
次に、図2は本発明の液晶表示装置の駆動装置の一例を示すブロック図である。図2において、MLA駆動装置10は、画像データ100、ドットクロック信号、垂直同期信号、水平同期信号、画像データの有効期間を示すデータ・イネーブル信号等の制御信号101を入力し、列ドライバに対して列データ信号104を出力し、列ドライバと行ドライバに対して必要な制御信号108を出力する。
【0046】
MLA駆動装置10に入力される、階調信号を持った画像データ100は、階調処理回路11に入力される。階調処理回路11は、入力した画像データ100を各表示フレームごとの階調レベルを示す階調データ102に変換してフレームメモリ12に書き込む。フレームメモリ12は、書き込まれた階調データをMLA駆動するために複数回読み出されるまで保持する。
【0047】
MLA演算回路13は、フレームメモリ12から階調データ103を読み出して、列電極に印加される電圧パターンを生成し、列ドライバに出力する。また、タイミングコントロール回路15は、各回路ブロックに対して必要な制御信号105、106、107と列ドライバ、行ドライバに対する制御信号108を生成する。
【0048】
タイミングコントロール回路15からMLA演算回路13へ送信される制御信号107には、連続して表示する2つのフレームの第1フレームと第2フレームを識別する制御信号が含まれている。
【0049】
MLA演算回路13では、この識別信号を利用して第1フレームでは図1に示す第1フレーム用の直交行列(図面の左側)を使用して列電極に印加する電圧パターンを生成し、また、第2フレームでは図1に示す第2フレーム用の直交行列(図面の右側)を使用して、列電極に印加する電圧パターンを生成する。
【0050】
また、MLA法においては、列電極に印加する電圧レベル数を低減化する方法が提案されている。印加電圧レベル数を低減するために、同時選択されるラインの一部を実際に表示を行わない仮想行とする駆動方法である。
【0051】
(例2)
図10は、4行4列の直交行列を用いる例であって、同時選択数を4とした場合、その第4ラインを仮想行として用いる。列電極の位置(i,j)において行電極L1、L2、L3で表示される表示データと、それに対応する仮想行データを図7(a)に示すように設ける。すると、列表示パターンは図10(b)に示すベクトル(d)で表される。
【0052】
そして、列表示パターンとそれに対応する行選択パターンとについてビットごとに排他的論理和をとり、それらの結果の和をとる。その結果、列電極のある位置(i,j)に順次印加されるべき電圧パターンは、図10(b)に示すベクトル(v)のようになる。この場合、電圧パターンのレベルは「2」または「−2」の2レベルである。
【0053】
図11は、仮想行を用いて、二つで一組の構成となる直交行列の一例を示す。この仮想行を含む直交行列を使用したMLA法においては、画面上で黒帯パターンを左から右へ移動させたとき、黒帯の右側の境界部にギザギザした輝度ムラが生じにくく、良好な画面表示を行うことができる。この点について図12を参照して説明する。
【0054】
図12(a)はフレーム番号、サブフレーム番号、およびL1、L2、L3、L4は行電極の出力パターンを示す。ここで出力パターンを「0、1」で示しているが、図11で示した直交行列の「−1」をここでは「0」と表記している。この図に示すように第1フレームの期間において、第1のフレーム用の4×4直交行列(左側)の出力パターンが行電極に出力され、第2フレームでは、第2のフレーム用の4×4直交行列(右側)の出力パターンが行電極に出力される。
【0055】
図12(b)は表示パターンを示している。すなわち白表示が「1」に、黒表示が「0」に対応しており、フレーム番号2から3に切り替わる時点で表示が白から黒に切り替わることを示す。
【0056】
図12(c)は画素に印加される合成電圧波形の実効電圧の大きさを示す。図12(d)は、図12(c)の結果に対して連続する4つのサブフレーム、すなわち合計で1フレーム分の期間の加算値を示している。
【0057】
図12(d)から分かるように白表示から黒表示に切り替わる過渡期間において、第3フレームの第1サブフレームの加算値は、L1とL3が3、L2とL4が2である。L1からL4まで、白と同レベルの加算値または白と黒との中間の加算値をとる。
【0058】
従来例の説明として示した図8(d)の場合、L1の加算値が4、他のL2からL4の加算値が2となるため輝度差が発生した。これに対して、本発明においては、図12(d)に示すように、L1からL4の輝度差は図8(d)の場合よりも低減できることが分かった。
【0059】
しかし、第3フレームの第2サブフレームの加算値は、L2が3、L1とL3が2であるの対してL4は1である。また、第3フレームの第3サブフレームの加算値は、L1、L2、L3が2であるのに対してL4は0である。このようにL4は他のラインに対して加算値が低く、画素に印加する電圧が下がる。したがって、他のラインより輝度が低下することになるが、L4は仮想行であり実際には表示されないため輝度ムラは発生しない。
【0060】
この例においても図6(a)に示した黒帯パターンを左から右へ移動させたとき、黒帯の右側の境界部で発生する従来のギザギザした輝度ムラは低減された。また、同様の理由で、図形を右から左側に移動した場合であっても、輝度ムラは生じなく、正常な表示を行うことができた。このように、仮想行を用いた場合であっても、用いる直交行列の一部が、態様1と同様に、左右対称性の行列要素を有していれば、上記の輝度ムラの発生を防止できる。
【0061】
次に、本例におけるMLA駆動装置の一例を示す。基本構成は上記の例1と同様であるので、図2を参照して説明する。図2においてMLA駆動装置10は、画像データ100、ドットクロック信号、垂直同期信号、水平同期信号、画像データの有効期間を示すデータ・イネーブル信号等の制御信号101を入力し、列ドライバに対して列データ信号104を出力し、列ドライバと行ドライバに対して必要な制御信号105を出力することは、例1と同様である。
【0062】
フレームメモリ12から読み出された階調データ103は、MLA演算回路13に入力される。MLA演算回路13では、列電極に印加する電圧のレベル数を2レベルにするために、3ラインの表示データに対応して仮想行のデータを生成した後、行選択パターンを用いてビットごとに排他的論理和をとり、列電極に印加する電圧パターン104を生成する。
【0063】
MLA演算回路13では、タイミングコントロール回路15から送信される第1フレームと第2フレームを識別する識別信号を利用して、第1フレームでは図11に示す第1フレーム用の直交行列(左側)を使用して列電極に印加する電圧パターンを生成する。また、第2フレームでは図11に示す第2フレーム用の直交行列(右側)を使用して、列電極に印加する電圧パターンを生成するのである。
【0064】
【発明の効果】
このように、本発明によれば、行列要素の左側部分と右側部分とが左右対称の関係を有する二つで一組の直交行列を用いたMLA駆動方法により、白表示から黒表示、または黒表示から白表示に切り替わる過渡期間において発生するライン間の輝度ムラを抑制し、均一な表示品位が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いる左右対称型の直交行列の一例を示す説明図。
【図2】本発明の駆動装置のブロック図。
【図3】本発明の実施例における実効電圧の変化を示す説明図。
【図4】本発明の他の実施例における実効電圧の変化を示す説明図。
【図5】MLA駆動による列データ信号を示す説明図。
【図6】MLA駆動による輝度ムラを示す説明図。
【図7】MLA駆動による画素に印加される波形の説明図。
【図8】本発明のMLA駆動による実効電圧の変化を示す説明図。
【図9】本発明の他の例における実効電圧の変化を示す説明図。
【図10】仮想行ラインを設けた場合のカラムデータ信号を示す説明図。
【図11】本発明の例2における直交行列の一例を示す説明図。
【図12】本発明の例2における実効電圧の変化を示す説明図。
【符号の説明】
1:左半分の直交行列
2:右半分の直交行列[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a driving method for performing display by selecting a plurality of rows of a matrix type liquid crystal display device and applying a voltage to liquid crystal.
[0002]
[Prior art]
A multiple line simultaneous selection method (Multiple Line Addressing, hereinafter referred to as MLA method) has been proposed for driving a liquid crystal display panel (JP-A-6-27907, JP-A-8-63131, JP-A-8-234164, JP-A-8-234). 43571). In the MLA method, a plurality of scanning electrodes (row electrodes) are selected at a time, and a column voltage determined from a voltage applied to the row electrode and display data is applied to the column electrode to drive the liquid crystal.
[0003]
In the MLA method, in order to independently control a group of column voltages supplied to the column electrode, that is, a display pattern necessary for image display, a predetermined selection voltage pulse group (hereinafter referred to as a selection pattern) is applied to each row electrode to be simultaneously selected. (Also called).
[0004]
When the selection voltage pulse group applied to each row electrode is represented in digital form, it can be represented by a matrix of L rows and K columns. Hereinafter, this matrix is referred to as a selection matrix (A). L is the number of rows selected simultaneously. The selection voltage pulse group is expressed as a vector group orthogonal to each other. Accordingly, a matrix including these vectors as elements is an orthogonal matrix. Further, the row vectors in each matrix are orthogonal to each other. Hereinafter, the row electrode is also referred to as a line and will be described.
[0005]
In the orthogonal matrix used in the MLA method, each row corresponds to each line of the liquid crystal display device. For example, the matrix element in the first row of the selection matrix (A) is applied to the first line among the L selection lines. That is, it is used as a selection voltage pulse in the order of the matrix element in the first column and then the matrix element in the second column, and is applied to the first row electrode.
[0006]
FIG. 5 is an explanatory diagram showing how to determine the sequence of voltage waveforms applied to the column electrodes. Here, a 4-by-4 orthogonal matrix is taken as an example of the selection matrix. In the selection matrix shown in FIG. 5A, “1” means a positive selection pulse, and “−1” means a negative selection pulse. It has been proposed to use the orthogonal matrix shown in FIG. 5A as an MLA method in which a luminance difference does not occur between the simultaneously selected lines (see JP-A-7-281645).
[0007]
When the column components in each row of the orthogonal matrix in FIG. 5A are repeated, the appearances of “1” and “−1” are the same in frequency but different in phase. That is, the frequency of the selection voltage waveform applied to each row electrode selected at the same time is equal.
[0008]
On the other hand, when each column component of an orthogonal matrix such as a Hadamard matrix is repeated, the frequencies of appearance of “1” and “−1” are not equal. That is, the frequency of the selection voltage waveform applied to each row electrode selected simultaneously is not equal. If the frequencies of the selection voltage waveforms applied to the simultaneously selected row electrodes are not equal, a luminance difference is generated between the simultaneously selected lines, resulting in uneven display of horizontal stripes and display quality degradation. In order to avoid such display unevenness, the orthogonal matrix in FIG. 5A is used.
[0009]
When the display data to be displayed at a certain position (i, j) of the column electrode is an arrangement state of white circles and black circles shown in FIG. 5A, the column display pattern given to the column electrode is as shown in FIG. Of the vector (d). In FIG. 5B, “−1” corresponds to on display, and “1” corresponds to off display. A column voltage pattern to be sequentially applied to a certain position (i, j) of the column electrode is a vector (v) shown in FIG. This vector (v) corresponds to a column display pattern that constitutes a part of the image display and a row selection pattern corresponding to the column display pattern and an exclusive OR for each bit and the sum of those results.
[0010]
Such an MLA method can suppress the frame response of the liquid crystal. As a result, a high-speed response (rise time r + fall time d <200 ms) and high contrast ratio (30: 1 or more) can be achieved, and low power consumption can be achieved by employing an appropriate circuit configuration. In a simple matrix type liquid crystal display device using STN liquid crystal or the like, it is possible to provide a high-quality image, which has been difficult with the conventional driving method.
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
When a simple matrix type liquid crystal display device is driven by the MLA method to display an image, a problem occurs in a specific display state. For example, as shown in FIG. 6A, a black belt pattern is displayed in a white background. It was found that when this black belt pattern is moved from left to right on the screen, uneven brightness occurs at the left and right boundary portions of the black belt as shown in FIG. 6B. In the drawing, luminance unevenness is generated so as to protrude rightward.
[0012]
On the contrary, as shown in FIG. 6C, when moving from the right side to the left side of the screen, on the contrary, a jagged luminance unevenness occurs on the left side of the left and right boundary portions of the black belt pattern, and in these cases, It was found that the luminance unevenness that occurs depending on the moving direction of the black belt pattern is symmetrical.
[0013]
This is because the luminance change occurs at the boundary of the black belt pattern display according to the horizontal lines constituting the screen. At the positions L2, L3, and L4, intermediate brightness between white and black is exhibited, but at the position L1, white brightness is exhibited. The cause of the uneven brightness will be described with reference to FIGS. 7, 8, and 9. FIG.
[0014]
In the case of the orthogonal matrix shown in FIG. 5A and the display pattern of the adjacent column electrode i and column electrode j, the voltage pattern to be sequentially applied to the column electrode i and column electrode j is shown in FIG. 5B. It becomes like vector (v). FIG. 7 shows a combined voltage waveform of the column voltage and the row voltage applied to each pixel at that time.
[0015]
That is, the voltage waveforms of (B), (A), (A), and (A) in FIG. 7 are sequentially applied to the L1 pixel of the column electrode i. The voltage waveforms of (D), (C), (C), and (C) in FIG. 7 are sequentially applied to the L1 pixel of the column electrode j. Here, (A) and (D), (B) and (C) differ only in the polarity of plus (+) and minus (-) around Vm, and the effective voltages are equal.
[0016]
The effective voltage applied to the pixel when the black belt pattern shown in FIG. 6A moves from left to right on the screen will be described with reference to FIG.
[0017]
First, FIG. 8A shows frame numbers, subframe numbers, and L1, L2, L3, and L4 represent output patterns for the row electrodes. Here, although the output patterns are indicated by “0” and “1”, “−1” of the orthogonal matrix shown in FIG. 5 is expressed as “0” here.
[0018]
FIG. 8B shows a display pattern. That is, the white display corresponds to “1”, the black display corresponds to “0”, and indicates that the display is switched from white to black when the frame number is switched from 2 to 3.
[0019]
FIG. 8C shows the magnitude of the effective voltage of the combined voltage waveform applied to the pixel. Here, the combination of (A) and (D) is expressed as “1” and the combination of (B) and (C) is expressed as “0” in order to indicate the magnitude of the effective voltage with respect to the composite voltage waveform shown in FIG. ing.
[0020]
In each pixel, the combined waveform shown in this figure is applied to cause a change in optical luminance. In the period from the first frame to the second frame, the display pattern is white display, but in the period indicating “0”, the same composite voltage as that in black display is applied.
[0021]
However, since the frame frequency is generally set to 70 to 120 Hz, the frequency of the subframe is 280 to 480 Hz, which is four times that frequency. However, the liquid crystal does not respond completely to such an instantaneous voltage change, and the brightness change at that time is not visually recognized by the user.
[0022]
A process in which the liquid crystal actually responds and is visually recognized by the user will be described with reference to FIG. FIG. 8D shows the total value of four consecutive subframes, that is, one frame period, for the result of FIG. In the pixel L1, the values of the first subframe to the fourth subframe of the first frame in FIG. 8C are “0, 1, 1, 1”.
[0023]
Therefore, an addition value of 3 is entered in the fourth subframe of the first frame. Also, since the value from the second subframe of the first frame to the first subframe of the second frame is “1, 1, 1, 0”, an addition value of 3 is added to the first subframe of the second frame. . If addition values are entered in other positions in the same manner, the result shown in FIG. 8D is obtained.
[0024]
As can be seen from FIG. 8D, all the added values are 3 in the first frame and the second frame during the period of white display. After changing to black display, all the added values after the fourth subframe of the third frame are 1. However, the added value of the third frame from the first subframe to the third subframe varies from 0 to 4, and there is a difference in the value of each subframe from L1 to L4.
[0025]
The added value of the first subframe of the third frame is 4 for L1 and 2 for L2 to L4. A comparison is made that the added value for white display is 3 and the added value for black display is 1. It can be seen that L2 to L4 take intermediate addition values between white and black, while L1 takes a higher value than white during the transition period from white display to black display.
[0026]
Therefore, when the black belt pattern shown in FIG. 6A is moved from left to right, white and black are displayed in L2, L3, and L4 at the left and right boundary portions of the black belt as shown in FIG. 6B. (Brightness unevenness protruding on the right side of the drawing). However, since L1 exhibits white luminance, it is visually recognized by the user as uneven luminance.
[0027]
As described above, when the MLA method is used, the added value, that is, the voltage applied to the pixel varies in accordance with L1 to L4 in the transition period in which the white display is switched to the black display. Therefore, a luminance difference is generated on the screen. For this reason, when the black belt pattern is moved from the left to the right on the screen, the uneven luminance on the right side of the black belt is generated and is visually recognized by the user.
[0028]
Next, a case where the black belt pattern is moved from the right to the left in the drawing will be described. FIG. 9A shows a frame number, a subframe number, and L1, L2, L3, and L4 indicate output patterns of row electrodes. FIG. 9B shows a display pattern, and shows that the display is switched from black to white when the frame number is switched from 2 to 3. FIG. 9C shows the magnitude of the effective voltage of the combined waveform applied to the pixel.
[0029]
FIG. 9D shows the total value of four consecutive subframes, that is, one frame period, with respect to the result of FIG. 9C. The added value of one subframe of the third frame is 0 for L1 and 2 for L2 to L4. A comparison is made that the added value for white display is 3 and the added value for black display is 1. Then, it can be seen that L2 to L4 take intermediate addition values between white and black, while L1 takes a lower value than black during the transition period from black display to white display.
[0030]
Therefore, in the case of the movement of the figure shown in FIG. 6A, luminance unevenness as shown in FIG. 6B is exhibited, and for the same reason, the movement of the figure shown in FIG. Exhibits uneven luminance as shown in FIG.
[0031]
As described above, when the MLA method is used, the added value, that is, the voltage applied to the pixel varies in accordance with L1 to L4 in the transition period in which the white display is switched to the black display. Then, a luminance difference is generated on the display screen. For this reason, when the black belt pattern is moved in the right direction or left direction of the screen, a jagged luminance unevenness is generated at the left and right boundary portions of the black belt and is visually recognized by the user.
[0032]
It is an object of the present invention to solve such problems and to suppress uneven brightness that occurs during moving image display in a liquid crystal display device using the MLA method, thereby obtaining uniform display quality.
[0033]
[Means for Solving the Problems]
That is, according to the first aspect of the present invention, a plurality of row electrodes of a liquid crystal display device having a plurality of row electrodes and a plurality of column electrodes are selected at a time, a selection voltage is applied to each selected row electrode, Is a method of driving a liquid crystal display device that performs display by applying a column voltage determined from display data and a selection voltage, and the matrix elements (i, j) is equal to the matrix element (i, n−j + 1) of the orthogonal matrix A of m rows and n columns, and the selection voltage is determined using the orthogonal matrix A in the first frame of two frames to be displayed consecutively. A method for driving a liquid crystal display device is provided, wherein a selection voltage is determined using an orthogonal matrix B in a second frame.
[0034]
Further, in the
[0035]
[0036]
In the fourth aspect, a plurality of row electrodes of a liquid crystal display device having a plurality of row electrodes and a plurality of column electrodes are selected at once, a selection voltage is applied to each selected row electrode, and display data is applied to the column electrodes. And a selection voltage, a matrix voltage (i, j) from the first column to the n-th column of the m-by-n orthogonal matrix B is applied to the liquid crystal display device that performs display by applying a column voltage determined from the selection voltage. The selection voltage is determined using the orthogonal matrix A in the first frame of two frames that are equal to the matrix element (i, n−j + 1) of the orthogonal matrix A of m rows and n columns, and the second A drive device for a liquid crystal display device is provided, comprising column data generation means for determining a selection voltage using an orthogonal matrix B in the frame and further determining a column voltage.
[0037]
In the fifth aspect, a plurality of row electrodes of a liquid crystal display device having a plurality of row electrodes and a plurality of column electrodes are collectively selected, a selection voltage is applied to each selected row electrode, and display data is applied to the column electrodes. In the driving device of the liquid crystal display device that performs display by applying a column voltage determined from the selection voltage and the selection voltage, the matrix element (i, j) of the m-by-n orthogonal matrix B has j equal to or greater than (n− 1) When equal to or less than the matrix element (i, n−j) of the m-by-n orthogonal matrix A, and when j is equal to n, the matrix element (i, j) of the m-by-n orthogonal matrix A Of the two frames to be displayed continuously, the selection voltage is determined using the orthogonal matrix A in the first frame and the selection voltage is determined using the orthogonal matrix B in the second frame. Alternatively, the selection voltage is determined using the orthogonal matrix B in the first frame, and the second frame is selected. Determining the selected voltage with the orthogonal matrix A in over arm, to provide a driving device for a liquid crystal display device characterized by further provided with a string data generating means for determining the column voltage.
[0038]
Aspect 6 provides the driving apparatus according to
[0039]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(Example 1)
FIG. 1 shows an example of a pair of 4 × 4 orthogonal matrices that can be used in the present invention. The matrix elements of these two orthogonal matrices are configured symmetrically. With respect to two frames to be displayed in succession, the liquid crystal is driven by using these two orthogonal matrices for the first frame and the second frame.
[0040]
The basic configuration of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 3A shows the frame number, subframe number, and L1, L2, L3, and L4 the output pattern of the row electrode. Here, “−1” of the orthogonal matrix shown in FIG. 1 is represented as “0”, and the output pattern is represented by “0, 1”. As shown in FIG. 3A, the output pattern of the 4 × 4 orthogonal matrix for the first frame is output to the row electrode in the period of the first frame. In the second frame, the output pattern of the 4 × 4 orthogonal matrix for the second frame is output to the row electrode.
[0041]
FIG. 3B shows a display pattern. That is, the white display corresponds to 1 and the black display corresponds to 0, indicating that the display is switched from white to black when the frame number is switched from 2 to 3.
[0042]
FIG. 3C shows the magnitude of the effective voltage of the combined voltage waveform applied to the pixel. FIG. 2D shows a total value in a period of four consecutive subframes, that is, one frame, with respect to the result of FIG. In the pixel of L1, since the values of the first subframe to the fourth subframe of the first frame in FIG. 3C are “0, 1, 1, 1”, the added value is added to the fourth subframe of the first frame.
[0043]
As can be seen from FIG. 3D, in the transition period in which the white display is switched to the black display, the addition values of the first subframe of the third frame are 3 for L1 and L4 and 2 for L2 and L3. Compared with the addition value of white display being 3 and the addition value of black display being 1, the addition value of the same level as white or an intermediate addition value between white and black is taken from L1 to L4.
[0044]
In the case of FIG. 8D shown in the conventional example, the added value of L1 is 4, and the added values of other L2 to L4 are 2, so that a luminance difference occurs. On the other hand, in the result of FIG. 3D, it can be seen that the luminance difference from L1 to L4 can be reduced as compared with FIG. 8D. Further, when an experiment for moving the black belt pattern shown in FIG. 6A from the left to the right was performed, it was confirmed that the conventional uneven luminance unevenness generated at the right boundary portion of the black belt could be reduced. Similarly, normal display could be performed even when the figure was moved from right to left.
[0045]
Next, FIG. 2 is a block diagram showing an example of a driving device of the liquid crystal display device of the present invention. In FIG. 2, the
[0046]
[0047]
The MLA
[0048]
The
[0049]
The MLA
[0050]
In the MLA method, a method for reducing the number of voltage levels applied to the column electrodes has been proposed. In order to reduce the number of applied voltage levels, this is a driving method in which part of simultaneously selected lines are virtual rows that are not actually displayed.
[0051]
(Example 2)
FIG. 10 shows an example using an orthogonal matrix of 4 rows and 4 columns. When the number of simultaneous selections is 4, the fourth line is used as a virtual row. Display data displayed by the row electrodes L1, L2, and L3 at the position (i, j) of the column electrode and virtual row data corresponding to the display data are provided as shown in FIG. Then, the column display pattern is represented by a vector (d) shown in FIG.
[0052]
Then, an exclusive OR is performed for each bit of the column display pattern and the corresponding row selection pattern, and the result is summed. As a result, the voltage pattern to be sequentially applied to a certain position (i, j) of the column electrode becomes a vector (v) shown in FIG. In this case, the level of the voltage pattern is two levels of “2” or “−2”.
[0053]
FIG. 11 shows an example of an orthogonal matrix having a set of two, using virtual rows. In the MLA method using the orthogonal matrix including the virtual rows, when the black belt pattern is moved from the left to the right on the screen, the uneven luminance on the right side of the black belt is less likely to occur, and a good screen is obtained. Display can be made. This point will be described with reference to FIG.
[0054]
FIG. 12A shows a frame number, a subframe number, and L1, L2, L3, and L4 indicate output patterns of row electrodes. Here, although the output pattern is indicated by “0, 1”, “−1” of the orthogonal matrix shown in FIG. 11 is expressed as “0” here. As shown in this figure, in the period of the first frame, the output pattern of the 4 × 4 orthogonal matrix (left side) for the first frame is output to the row electrode, and in the second frame, 4 × 4 for the second frame is output. The output pattern of the 4-orthogonal matrix (right side) is output to the row electrode.
[0055]
FIG. 12B shows a display pattern. That is, the white display corresponds to “1” and the black display corresponds to “0”, and indicates that the display is switched from white to black when the frame number is switched from 2 to 3.
[0056]
FIG. 12C shows the magnitude of the effective voltage of the combined voltage waveform applied to the pixel. FIG. 12 (d) shows four subframes that are continuous with respect to the result of FIG. 12 (c), that is, an added value for a period of one frame in total.
[0057]
As can be seen from FIG. 12D, in the transition period in which the white display is switched to the black display, the addition values of the first subframe of the third frame are 3 for L1 and L3, and 2 for L2 and L4. From L1 to L4, an addition value at the same level as white or an intermediate addition value between white and black is taken.
[0058]
In the case of FIG. 8D shown as an explanation of the conventional example, the added value of L1 is 4, and the added value of L2 to L4 is 2, so that a luminance difference occurs. On the other hand, in the present invention, as shown in FIG. 12 (d), it was found that the luminance difference from L1 to L4 can be reduced as compared with the case of FIG. 8 (d).
[0059]
However, the added value of the second subframe of the third frame is 3 for L2 and 2 for L1 and L3, whereas L4 is 1. Further, the added value of the third subframe of the third frame is L1, L2, and L3 being 2, whereas L4 is 0. In this way, L4 has a lower added value than the other lines, and the voltage applied to the pixel decreases. Accordingly, the luminance is lower than that of the other lines, but L4 is a virtual row and is not actually displayed, so luminance unevenness does not occur.
[0060]
Also in this example, when the black belt pattern shown in FIG. 6A is moved from left to right, the conventional uneven luminance unevenness generated at the right boundary of the black belt is reduced. For the same reason, even when the figure is moved from the right to the left, the luminance unevenness does not occur and normal display can be performed. As described above, even when a virtual row is used, if a part of the orthogonal matrix to be used has a left-right symmetric matrix element as in the first aspect, the occurrence of the luminance unevenness is prevented. it can.
[0061]
Next, an example of the MLA driving device in this example is shown. The basic configuration is the same as in Example 1 above, and will be described with reference to FIG. In FIG. 2, the
[0062]
The
[0063]
The MLA
[0064]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, from the white display to the black display or the black display by the MLA driving method using two sets of orthogonal matrices in which the left side portion and the right side portion of the matrix element have a symmetrical relationship. Uniform display quality can be obtained by suppressing luminance unevenness between lines that occurs during the transition period from display to white display.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing an example of a left-right symmetric orthogonal matrix used in the present invention.
FIG. 2 is a block diagram of a driving apparatus according to the present invention.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing changes in effective voltage in an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing changes in effective voltage in another embodiment of the present invention.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing column data signals by MLA driving.
FIG. 6 is an explanatory diagram showing luminance unevenness due to MLA driving.
FIG. 7 is an explanatory diagram of a waveform applied to a pixel by MLA driving.
FIG. 8 is an explanatory diagram showing changes in effective voltage due to MLA driving of the present invention.
FIG. 9 is an explanatory diagram showing a change in effective voltage in another example of the present invention.
FIG. 10 is an explanatory diagram showing a column data signal when a virtual row line is provided.
FIG. 11 is an explanatory diagram showing an example of an orthogonal matrix in Example 2 of the present invention.
FIG. 12 is an explanatory diagram showing a change in effective voltage in Example 2 of the present invention.
[Explanation of symbols]
1: Left half orthogonal matrix
2: Orthogonal matrix in the right half
Claims (6)
m行n列の直交行列Aの行列要素(i,n−j+1)と等しく、
連続して表示する二つのフレームの第1のフレームで直交行列Aを用いて選択電圧を決定し、第2のフレームで直交行列Bを用いて選択電圧を決定することを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。A plurality of row electrodes of a liquid crystal display device having a plurality of row electrodes and a plurality of column electrodes are collectively selected, a selection voltage is applied to each selected row electrode, and the column electrode is determined from display data and a selection voltage. In the method of driving a liquid crystal display device that performs display by applying a column voltage, matrix elements (i, j) from the first column to the n-th column of the orthogonal matrix B of m rows and n columns are:
It is equal to the matrix element (i, n−j + 1) of the orthogonal matrix A of m rows and n columns,
A selection voltage is determined using an orthogonal matrix A in a first frame of two frames to be displayed continuously, and a selection voltage is determined using an orthogonal matrix B in a second frame. Driving method.
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