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JP4809970B2 - Resin composition - Google Patents

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JP4809970B2
JP4809970B2 JP2000306967A JP2000306967A JP4809970B2 JP 4809970 B2 JP4809970 B2 JP 4809970B2 JP 2000306967 A JP2000306967 A JP 2000306967A JP 2000306967 A JP2000306967 A JP 2000306967A JP 4809970 B2 JP4809970 B2 JP 4809970B2
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宗彦 山田
広志 重田
達明 半井
稔 藤田
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Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱可塑性樹脂(A)、熱可塑性エラストマー(B)及びエチレン−酢酸ビニル共重合体(C)を含有してなる樹脂組成物に関し、更に詳しくは靭性に優れ、脆性が改良された所謂柔軟性に富んだ樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ビルやマンションのフローリングには塩化ビニル樹脂製の床材が多用されていたり、その他建材用途等にも塩素含有樹脂を使用した製品が多く使用されているが、塩素含有樹脂製品は、火災時に有害な塩化水素ガスを含んだ煙を多量に発生するため、人体に悪影響を及ぼしたり、避難行動や消火活動を妨げるという問題がある。又、可塑剤や安定剤を多量に含むため、可塑剤のブリードによる汚染が見られ、臭気も強いという問題もある。
【0003】
かかる対策として、▲1▼特開平7−125145号公報には、ポリプロピレン70〜30重量部及びエチレン−酢酸ビニル共重合体30〜70重量部を混合した基材樹脂100重量部に、炭酸カルシウム又は炭酸カルシウムと水酸化アルミニウムとの混合物を120〜300重量部含有せしめた樹脂組成物からなる床材が、▲2▼特開平9−317142号公報には、30〜70重量部のポリエチレンと70〜30重量部のエチレン−酢酸ビニル共重合体との混合樹脂に、50〜300重量部の無機質充填材を混合してなる樹脂組成物からなる床材が、▲3▼特開平10−45962号公報には、30〜70重量部のポリエチレンに、酢酸ビニル含有率が71〜90重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体を70〜30重量部、無機質充填材を50〜300重量部の割合で配合してなる樹脂組成物からなる床材が、それぞれ提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】
しかしながら、上記公報開示技術では、ポリプロピレンやポリエチレン等のベース樹脂が硬い樹脂であるため、エチレン−酢酸ビニル共重合体を配合することで柔軟性を付与しようとしているが、単にエチレン−酢酸ビニル共重合体を配合するのみでは、成形加工性や柔軟性を充分に満足させることは困難であり、更なる改良が求められるところである。
【0005】
そこで、本発明ではこのような背景下において、柔軟性に優れた樹脂組成物及びそれを用いた成形物、積層体を提供することを目的とするものである。
【0006】
【問題点を解決するための手段】
しかるに本発明者は、上記の事情に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、熱可塑性樹脂(A)、熱可塑性エラストマー(B)及びエチレン−酢酸ビニル共重合体(C)を含有してなり、熱可塑性樹脂(A)がポリオレフィン系樹脂であり、熱可塑性エラストマー(B)がポリエステル系樹脂であり、エチレン−酢酸ビニル共重合体(C)の酢酸ビニル含有量が40〜90重量%であり、熱可塑性樹脂(A)100重量部に対して熱可塑性エラストマー(B)を1〜50重量部、エチレン−酢酸ビニル共重合体(C)を1〜30重量部それぞれ配合してなる樹脂組成物がその目的を達成できることを見出し、本発明を完成した。
【0007】
本発明においては、従来の技術と発想を変え、ポリエチレン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂の熱可塑性樹脂(A)の柔軟性を改善するために、熱可塑性エラストマー(B)としてポリエステル系樹脂の使用を試みたところ、両者の相溶性が不良で所期の目的が達成できなかったが、相溶化剤として所定の酢酸ビニル含有量を有するエチレン−酢酸ビニル共重合体(C)を含有させることにより、かかる問題点を解消したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を詳細に説明する。本発明に用いられる熱可塑性樹脂(A)としては、ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂等が挙げられるが、ポリオレフィン系樹脂が好適に用いられる。又、これらは単独で使用しても、2種以上併用して使用してもよい。
【0009】
かかるポリオレフィン系樹脂としては、高密度、中密度、低密度の各種ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリペンテン等の単独重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン又はプロピレンを主体として1−ブテン、1−ヘキセン等の炭素数2〜20程度のα−オレフィンとの共重合体、更にエチレン又はプロピレン等のオレフィンの含量が90モル%以上のオレフィン−酢酸ビニル共重合体、オレフィン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体及び金属イオンが修飾されたアイオノマー樹脂等、あるいは上記ポリオレフィン系樹脂の単独又は共重合体を不飽和カルボン酸等でグラフト変性したもの等が1種又は2種以上任意に使用可能である。
中でもポリエチレン系樹脂が好ましく、又製造面からはメタロセン触媒を使用したものが有用である
【0010】
これらの中でも特に、密度が0.910〜0.945g/cm3、メルトインデックス(MI)が0.5〜50g/10分(JIS K 7210に準ずる)の結晶性エチレン系重合体であるものが好ましく、より好ましいメルトインデックス(MI)は0.5〜20g/10分(JIS K 7210に準ずる)である。
【0011】
メルトインデックス(MI)が0.5g/10分未満では流動性が低下することにより溶融成形性が低下することとなり、50g/10分を越えると溶融時の張力が低下し好ましくない。
かかるポリエチレン系樹脂の市販品としては、例えば日本ポリケム社製の「カーネルKF270」等が挙げられる。
【0012】
本発明において使用する熱可塑性エラストマー(B)としてはポリウレタン系樹脂またはポリエステル系樹脂が代表的に挙げられる。
ポリウレタン系樹脂はポリオールとポリイソシアネートとの縮合反応物で弾性を示すものであれば、いずれも使用できる。
【0013】
ポリオールとして例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、1,4−ブタンジオール、ポリブチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、水素添加ビスフェノールA、ポリカプロラクトン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ポリトリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ポリペンタエリスリトール、ソルビトール、マンニトール、アラビトール、キシリトール、ガラクチトール、グリセリン、ポリグリセリン、ポリテトラメチレングリコール等の多価アルコールや、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、エチレンオキサイド/プロピレンオキサイドのブロック又はランダム共重合の少なくとも1種の構造を有するポリエーテルポリオールが挙げられる。
【0014】
該多価アルコール又はポリエーテルポリオールと無水マレイン酸、マレイン酸、フマール酸、無水イタコン酸、イタコン酸、アジピン酸、イソフタル酸等の多塩基酸との縮合物であるポリエステルポリオール、カプロラクトン変性ポリテトラメチレンポリオール等のカプロラクトン変性ポリオール、ポリオレフィン系ポリオール、水添ポリブタジエンポリオール等のポリブタジエン系ポリオール等も挙げられる。
【0015】
ポリイソシアネートとしては特に限定されることなく、例えば芳香族系、脂肪族系、環式脂肪族系、脂環式系等のポリイソシアネートが挙げられ、中でもトリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、水添化ジフェニルメタンジイソシアネート、変性ジフェニルメタンジイソシアネート、水添化キシリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ノルボルネンジイソシアネート、1,3−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン等のジイソシアネート或いはこれらの3量体等が好適に用いられる。
ポリウレタン系樹脂としてはポリオールセグメントがポリエステルポリオールであるものが顕著な効果を発揮する。市販品としては日本ミラクトラン社製の「ミラクトランE−180FNAT」が有用である。
【0016】
ポリエステル系樹脂とは、ハードセグメントを20〜50重量%程度とソフトセグメントを50〜80重量%程度縮合してなるもので、より具体的には、芳香族ジカルボン酸、短鎖グリコール及び炭素/酸素原子比が2.0より大きく4.0以下であるポリアルキレングリコ−ルを重縮合して得られるポリエステル系樹脂が好ましい。かかる芳香族ジカルボン酸としては、主としてテレフタル酸及びその低級アルキルエステルが用いられ、その他としてはイソフタル酸、フタル酸、2,5−ノルボナンジカルボン酸、1,4−ナフタル酸、1,5−ナフタル酸、4,4−オキシ安息香酸及びそれらの低級アルキルエステル等が挙げられるが中でもジメチルテレフタレートが原料の入手し易さ、ポリエステル化速度の速いこと、ポリエーテルに対する影響(酸分解しない)の面から特に好ましい。
【0017】
また、かかる短鎖グリコールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール等が挙げられるが中でも1,4−ブタンジオールが良好な結晶性を示し特に好ましい。
更に、かかる炭素/酸素原子比が2.0より大きく4.0以下であるポリアルキレングリコールとしては、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等やそのエチレンオキサイド付加物等が用いられ、更にはこれらとポリエチレングリコールとの併用も可能である。
【0018】
ポリウレタン系樹脂またはポリエステル系樹脂以外の熱可塑性エラストマーとしてはポリスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレン共重合体、ポリ塩化ビニル系エラストマー、1,2−ポリブタジエン系エラストマー、トランスポリイソプレン系エラストマー、フッ素ゴム系エラストマー、塩素化ポリエチレンエラストマー等がある。
【0019】
本発明において相溶化剤として使用するエチレン−酢酸ビニル共重合体(C)は酢酸ビニル含有量が40〜90重量%であり、特に60〜80重量%が有用である。酢酸ビニル含有量が40重量%未満では組成物が柔軟性に欠け、一方90重量%を越えると相溶性付与効果に乏しくなる。該共重合体のメルトインデックス(MI)は0.05g/10分未満では流動性の低下を招き、時にはフィッシュアイの原因となり成形物の外観が悪化し、250g/10分を越えると他成分とブレンドしたときにベタツキがあり、溶融張力が低下するので0.05〜250g/10分が望ましい。
【0020】
尚、上記メルトインデックス(MI)とは、特に断りがなければ190℃における荷重2160gの条件で測定される溶融指数(g/10分)のことである。
【0021】
熱可塑性樹脂(A)、熱可塑性エラストマー(B)及びエチレン−酢酸ビニル共重合体(C)の混合割合は、熱可塑性樹脂(A)100重量部に対して熱可塑性エラストマー(B)を1〜50重量部、特に好ましくは1〜30重量部、エチレン−酢酸ビニル共重合体(C)を1〜30重量部、特に好ましくは5〜30重量部が適当である。熱可塑性エラストマー(B)が1重量部未満では柔軟性付与効果がなく、多すぎると強度等の面で実用上問題が起こる。エチレン−酢酸ビニル共重合体(C)が1重量部未満では(A)と(B)との相溶性が不良になり、多すぎると組成物に粘着性が発現する。
【0022】
熱可塑性樹脂(A)、熱可塑性エラストマー(B)及びエチレン−酢酸ビニル共重合体(C)の混合方法は、特に限定はなく、例えば、加圧ニーダー、ミキシングロール、バンバリーミキサー、ヘンシェルミキサーやタンブラー、押出機等の機械的せん断により行うことができる。
【0023】
本発明では、上記熱可塑性樹脂(A)、熱可塑性エラストマー(B)及びエチレン−酢酸ビニル共重合体(C)からなる樹脂組成物を成形物にし、その際に生じるスクラップや各種用途に供した際に生じるスクラップを上記樹脂組成物に含有させることも可能で、本発明の効果を有する樹脂組成物となる。スクラップの含有割合は、10〜90重量%、好ましくは10〜50重量%程度である。
【0024】
成形物を製造するに際しては、必要に応じガラス繊維、炭素繊維等の補強材、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、パラフィン、高級脂肪酸アミド系、金属セッケン等の滑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、抗菌剤、発泡剤、無機・有機充填剤、帯電防止剤、難燃化剤、顔料等の公知の添加剤を適当配合することもある。
【0025】
成形法としては通常溶融成形法が行われ、カレンダー成形、押出成形法、射出成形法、圧縮成形法、等任意の成形法が採用できる。このうち押出成形法としてはT−ダイ法、中空成形法、パイプ押出法、線状押出法、異型ダイ押出法、インフレーション法、メルトスパン法等が挙げられる。
【0026】
本発明の樹脂組成物から得られる成形物の形状は任意であり、フィルム、シート、テープ、ボトル、チューブ、タンク、ホース、パイプ、フィラメント、異型断面押出物等のみならず、本発明の樹脂組成物を少なくとも一層とする積層体とすることも重要で、積層する場合の相手側樹脂としては、ポリオレフィン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、ナイロン−6、ナイロン−6,6等のポリアミド系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ビニルエステル系樹脂、ポリエステル系樹脂エラストマー、ポリウレタン系樹脂エラストマー、塩素化ポリエチレン系樹脂、塩素化ポリプロピレン系樹脂等の熱可塑性樹脂が挙げられる。
【0027】
かかる積層体を製造するに際して接着樹脂を用いることもでき、かかる接着樹脂としては、公知の接着剤を用いることができ、例えば不飽和カルボン酸又はその無水物で変性された密度0.86〜0.95g/cm3のエチレン−α−オレフィン共重合体が好ましく、上記のポリオレフィン系樹脂と同様の樹脂を不飽和カルボン酸又はその無水物で共重合又はグラフト変性することにより得ることができ、勿論変性には、未変性のエチレン−α−オレフィン共重合体と不飽和カルボン酸又はその無水物のブレンドも含まれる。不飽和カルボン酸又はその無水物としては、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、シトラコン酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸等が挙げられ、中でも無水マレイン酸が好適に用いられる。
【0028】
このときのエチレン−α−オレフィン共重合体に含有される不飽和カルボン酸又はその無水物量は、0.001〜10重量%が好ましく、更に好ましくは、0.01〜5重量%である。該含有量が少ないと接着力が低下し、逆に多いと架橋反応を起こし、成形性が悪くなり好ましくない。かかる接着樹脂は積層対象の層中に混ぜることも可能である。
【0029】
本発明の積層体は、シート状やフィルム状だけでなく、上記の共押出成形法、共射出成形法、共押出インフレ成形法やブロー成形法等により、パイプ・チューブ状やタンク・ボトル等の容器等に成形することができ、更には該積層体を100〜150℃程度に再度加熱して、ブロー延伸法等により延伸することも可能である。
【0030】
又、本発明の積層体の各層(本発明の樹脂組成物層以外)には、成形加工性、物性等の向上のために酸化防止剤、滑剤、帯電防止剤、可塑剤、着色剤、紫外線吸収剤、抗菌剤、無機・有機充填剤、難燃化剤、顔料等を本発明の効果を阻害しない範囲で添加することもできる。
【0031】
かくして本発明の樹脂組成物及びそれを用いた成形物や積層体は、成形加工性、柔軟性に非常に優れた効果を示し、各種用途に用いられ、中でもフィルム、シート等の包装材料、床材、壁紙等の建材、自動車用内装材等の用途として非常に有用である。
【0032】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
尚、実施例中、「部」、「%」とあるのは、特に断わりのない限り、重量基準を意味する。
【0033】
[熱可塑性樹脂(A)]
(A−1):密度=0.920g/cm3、メルトインデックス(MI)=1 g/10分(190℃、2160g荷重)のポリエチレン(融点 =122.3℃)
(A−2):日本ポリケム社製のポリエチレン「カーネルKF270」(メタロセン触媒使用、平均分子量35000)
【0034】
[熱可塑性エラストマー(B)]
(B−1):日本ミラクトラン社製のポリエステル系ポリウレタン樹脂「ミラ クトランE−180FNAT」(平均分子量:150000)
(B−2):アジピン酸と1,4−ブタンジオール/ネオペンチルグリコール (モル比9/1)との縮合物より得られた分子量2000のポリエステルポリオールと、トリレンジイソシアネートとを反応させたポリウレタン
(B−3):ジメチルフタレート34.4部、平均分子量2000のポリテト ラメチレングリコール63.8部、1,4−ブタンジオール24.0部を反応させて得られたポリエステル樹脂
(B−4):日本合成化学社製のポリエステル系樹脂「日合ポリエスターSP −176」
【0035】
[エチレン−酢酸ビニル共重合体(C)]
(C−1):酢酸ビニル含有量=67%、メルトインデックス(MI)=52g/10分、平均分子量=300000のエチレン−酢酸ビニル共重合体
(C−2):酢酸ビニル含有量=60%、メルトインデックス(MI)=152g/10分、平均分子量=230000のエチレン−酢酸ビニル共重合体
(C−3):酢酸ビニル含有量=55%、メルトインデックス(MI)=180g/10分、平均分子量=240000のエチレン−酢酸ビニル共重合体
【0036】
実施例1〜2、参考例1〜3
上記熱可塑性樹脂(A)、熱可塑性エラストマー(B)及びエチレン−酢酸ビニル共重合体(C)を用いて、表1に示す如き混合重量部、混合温度200℃にて、日本ロール社製バンバリーミキサーで40rpm、25分間混合し、樹脂組成物を得た。
【0037】
〔表1〕
熱可塑性 熱可塑性エラス エチレン−酢酸ビ
樹脂(A) トマー(B) ニル共重合体(C)
実施例1 (A−2)100 (B−3)50 (C−3)20
〃 2 (A−2)100 (B−4)20 (C−3)15
参考例1 (A−1)100 (B−1)20 (C−1)10
〃 2 (A−1)100 (B−2)35 (C−1)10
〃 3 (A−2)100 (B−1)40 (C−2)15
【0038】
上記で得られた樹脂組成物において、更に滑剤としてポリエチレンワックス(三井化学社製、「Hw−220P」)を樹脂組成物100部に対して0.2部加え、径8インチの2本ロールにて140℃で7分間混合し、シートを成形した。
【0039】
かかるシートを145℃でプレスし、JIS K 6301に準じて3号試験片を作製し、20℃、65%RH雰囲気下で100mm/minの引張速度で、引張強度及び伸度を測定した。
測定結果を表2に示す。
【0040】
〔表2〕
引張強度(Kg/cm 2 ) 伸度(%)
実施例1 250 335
〃 2 235 320
参考例1 230 310
〃 2 240 320
〃 3 245 330
【0041】
【発明の効果】
本発明の樹脂組成物は、熱可塑性樹脂(A)、熱可塑性エラストマー(B)及びエチレン−酢酸ビニル共重合体(C)を含有してなり、熱可塑性樹脂(A)がポリオレフィン系樹脂であり、熱可塑性エラストマー(B)がポリエステル系樹脂であり、エチレン−酢酸ビニル共重合体(C)の酢酸ビニル含有量が40〜90重量%であり、熱可塑性樹脂(A)100重量部に対して熱可塑性エラストマー(B)を1〜50重量部、エチレン−酢酸ビニル共重合体(C)を1〜30重量部それぞれ配合してなり、エチレン−酢酸ビニル共重合体(C)が熱可塑性樹脂(A)と熱可塑性エラストマー(B)との相溶化剤として働くため成形加工性、柔軟性に優れた効果を示し、各種用途に利用することができ、中でもフィルム、シート等の包装材料、床材、壁紙等の建材、自動車用内装材、積層体等の用途に非常に有用である。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a resin composition comprising a thermoplastic resin (A), a thermoplastic elastomer (B), and an ethylene-vinyl acetate copolymer (C), and more particularly has excellent toughness and improved brittleness. The present invention relates to a so-called flexible resin composition.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, flooring made of vinyl chloride resin has been frequently used for flooring in buildings and condominiums, and many products using chlorine-containing resin are also used for other building materials applications, but chlorine-containing resin products are Since a large amount of smoke containing harmful hydrogen chloride gas is generated at the time of a fire, there is a problem in that it adversely affects the human body and prevents evacuation and fire fighting activities. Further, since it contains a large amount of plasticizer and stabilizer, there is a problem that the plasticizer is contaminated by bleeding and the odor is strong.
[0003]
As such countermeasures, (1) JP-A-7-125145 discloses that calcium carbonate or 100 parts by weight of a base resin in which 70 to 30 parts by weight of polypropylene and 30 to 70 parts by weight of an ethylene-vinyl acetate copolymer are mixed. A flooring made of a resin composition containing a mixture of calcium carbonate and aluminum hydroxide in an amount of 120 to 300 parts by weight is disclosed in (2) JP-A-9-317142 as 30 to 70 parts by weight of polyethylene and 70 to 70 parts by weight. A flooring made of a resin composition obtained by mixing 50 to 300 parts by weight of an inorganic filler with a mixed resin of 30 parts by weight of ethylene-vinyl acetate copolymer is disclosed in (3) Japanese Patent Laid-Open No. 10-45962. 30 to 70 parts by weight of polyethylene, 70 to 30 parts by weight of an ethylene-vinyl acetate copolymer having a vinyl acetate content of 71 to 90% by weight, and an inorganic filling Flooring made from the resin composition obtained by blending in a proportion of 50 to 300 parts by weight, have been proposed respectively.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the technology disclosed in the above publication, since the base resin such as polypropylene or polyethylene is a hard resin, an attempt is made to add flexibility by blending an ethylene-vinyl acetate copolymer. It is difficult to sufficiently satisfy the molding processability and flexibility only by blending the coalescence, and further improvement is required.
[0005]
Therefore, the present invention aims to provide a resin composition excellent in flexibility, a molded product using the resin composition, and a laminate in such a background.
[0006]
[Means for solving problems]
The present inventors have however, result of intensive research in view of the above circumstances, the thermoplastic resin (A), the thermoplastic elastomer (B) and ethylene - Ri Na contain vinyl acetate copolymer (C), The thermoplastic resin (A) is a polyolefin resin, the thermoplastic elastomer (B) is a polyester resin, and the vinyl acetate content of the ethylene-vinyl acetate copolymer (C) is 40 to 90% by weight, 1-50 parts by weight of the thermoplastic elastomer (B) of the thermoplastic resin (a) 100 parts by weight of an ethylene - vinyl acetate copolymer (C) ing by blending each 1 to 30 parts by weight of resin composition Has found that the object can be achieved, and completed the present invention.
[0007]
In the present invention, a polyester resin is used as the thermoplastic elastomer (B) in order to improve the flexibility of the thermoplastic resin (A) of a polyolefin resin such as a polyethylene resin by changing the idea from the conventional technique. As a result, the compatibility between the two was poor and the intended purpose could not be achieved, but by including an ethylene-vinyl acetate copolymer (C) having a predetermined vinyl acetate content as a compatibilizing agent, This problem is solved.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention is described in detail below. The thermoplastic resin (A) used in the present invention, Po Li olefin resins, polyamide resins, polyester resins, polyether resins, polyurethane resins, polycarbonate resins, acrylic resins, polystyrene resins and the like Although mentioned, polyolefin-type resin is used suitably. These may be used alone or in combination of two or more.
[0009]
Examples of such polyolefin resins include high-density, medium-density, and low-density polyethylene, polypropylene, polybutene, polypentene and other homopolymers, ethylene-propylene copolymer, 1-butene and 1-hexene mainly composed of ethylene or propylene. A copolymer with an α-olefin having about 2 to 20 carbon atoms, such as an olefin-vinyl acetate copolymer having an olefin content of 90 mol% or more, such as ethylene or propylene, and an olefin- (meth) acrylate copolymer. One or two or more kinds of ionomer resins modified with polymers and metal ions, or those obtained by graft-modifying the above-mentioned polyolefin-based resins or copolymers with unsaturated carboxylic acids or the like can be arbitrarily used.
Of these, polyethylene resins are preferred, and those using metallocene catalysts are useful from the viewpoint of production.
Among these, in particular, a crystalline ethylene polymer having a density of 0.910 to 0.945 g / cm 3 and a melt index (MI) of 0.5 to 50 g / 10 minutes (according to JIS K 7210). A more preferred melt index (MI) is 0.5 to 20 g / 10 min (according to JIS K 7210).
[0011]
If the melt index (MI) is less than 0.5 g / 10 minutes, the fluidity is lowered and the melt moldability is lowered, and if it exceeds 50 g / 10 minutes, the tension at the time of melting is lowered, which is not preferable.
Examples of commercially available products of such polyethylene resins include “Kernel KF270” manufactured by Nippon Polychem Co., Ltd.
[0012]
A typical example of the thermoplastic elastomer (B) used in the present invention is a polyurethane resin or a polyester resin.
Any polyurethane-based resin can be used as long as it is a condensation reaction product of polyol and polyisocyanate and exhibits elasticity.
[0013]
Examples of the polyol include ethylene glycol, diethylene glycol, triethylene glycol, tetraethylene glycol, polyethylene glycol, propylene glycol, dipropylene glycol, polypropylene glycol, butylene glycol, 1,4-butanediol, polybutylene glycol, 1,6-hexanediol, Neopentyl glycol, cyclohexanedimethanol, hydrogenated bisphenol A, polycaprolactone, trimethylolethane, trimethylolpropane, polytrimethylolpropane, pentaerythritol, polypentaerythritol, sorbitol, mannitol, arabitol, xylitol, galactitol, glycerin, poly Polyvalent alcohols such as glycerin and polytetramethylene glycol Le and, polyethylene oxide, polypropylene oxide, polyether polyols having at least one structure of a block or random copolymer of ethylene oxide / propylene oxide.
[0014]
Polyester polyol which is a condensate of polyhydric alcohol or polyether polyol and polybasic acids such as maleic anhydride, maleic acid, fumaric acid, itaconic anhydride, itaconic acid, adipic acid, isophthalic acid, caprolactone-modified polytetramethylene Examples also include caprolactone-modified polyols such as polyols, polyolefin-based polyols, and polybutadiene-based polyols such as hydrogenated polybutadiene polyol.
[0015]
The polyisocyanate is not particularly limited, and examples thereof include aromatic, aliphatic, cycloaliphatic, and alicyclic polyisocyanates, among which tolylene diisocyanate, diphenylmethane diisocyanate, and hydrogenated diphenylmethane. Diisocyanate, modified diphenylmethane diisocyanate, hydrogenated xylylene diisocyanate, xylylene diisocyanate, hexamethylene diisocyanate, trimethylhexamethylene diisocyanate, tetramethylxylylene diisocyanate, isophorone diisocyanate, norbornene diisocyanate, 1,3-bis (isocyanatomethyl) cyclohexane, etc. Diisocyanate or trimer thereof is preferably used.
As the polyurethane-based resin, those having a polyol segment of polyester polyol exhibit a remarkable effect. As a commercially available product, “Milactolan E-180FNAT” manufactured by Nippon Milactolan is useful.
[0016]
The polyester-based resin is obtained by condensing about 20 to 50% by weight of a hard segment and about 50 to 80% by weight of a soft segment, and more specifically, an aromatic dicarboxylic acid, a short-chain glycol, and carbon / oxygen. A polyester resin obtained by polycondensation of polyalkylene glycol having an atomic ratio of greater than 2.0 and 4.0 or less is preferred. As the aromatic dicarboxylic acid, terephthalic acid and its lower alkyl ester are mainly used. Others include isophthalic acid, phthalic acid, 2,5-norbornane dicarboxylic acid, 1,4-naphthalic acid, 1,5-naphthalic acid. Acids, 4,4-oxybenzoic acid and their lower alkyl esters are exemplified, but dimethyl terephthalate is easy to obtain raw materials, has a high rate of polyesterification, and has an influence on polyether (no acid decomposition). Particularly preferred.
[0017]
Examples of such short-chain glycols include ethylene glycol, propylene glycol, 1,3-butylene glycol, 1,4-butanediol, 1,6-hexanediol, etc. Among them, 1,4-butanediol is preferable. The crystallinity is particularly preferred.
Furthermore, as the polyalkylene glycol having a carbon / oxygen atomic ratio of more than 2.0 and 4.0 or less, polypropylene glycol, polytetramethylene glycol or the like, or an ethylene oxide adduct thereof is used. Combination with glycol is also possible.
[0018]
Examples of thermoplastic elastomers other than polyurethane resins or polyester resins include polystyrene-polybutadiene-polystyrene copolymers, polyvinyl chloride elastomers, 1,2-polybutadiene elastomers, trans polyisoprene elastomers, fluororubber elastomers, and chlorination. Examples include polyethylene elastomer.
[0019]
The ethylene-vinyl acetate copolymer (C) used as a compatibilizing agent in the present invention has a vinyl acetate content of 40 to 90% by weight , particularly 60 to 80% by weight. If the vinyl acetate content is less than 40% by weight, the composition lacks flexibility, while if it exceeds 90% by weight, the compatibility imparting effect is poor. If the melt index (MI) of the copolymer is less than 0.05 g / 10 minutes, the fluidity is lowered, sometimes causing fish eyes, and the appearance of the molded product is deteriorated. When blended, there is stickiness and the melt tension decreases, so 0.05 to 250 g / 10 min is desirable.
[0020]
The melt index (MI) is a melt index (g / 10 minutes) measured under a load of 2160 g at 190 ° C. unless otherwise specified.
[0021]
The mixing ratio of the thermoplastic resin (A), the thermoplastic elastomer (B) and the ethylene-vinyl acetate copolymer (C) is 1 to 100 parts by weight of the thermoplastic elastomer (B) with respect to 100 parts by weight of the thermoplastic resin (A). 50 parts by weight, particularly preferably 1 to 30 parts by weight, an ethylene - vinyl acetate copolymer (C) 1 to 30 parts by weight, the preferred especially is suitable from 5 to 30 parts by weight. Thermoplastic elastomer (B) is inflexible imparting effect is less than 1 part by weight, a practical problem arises in terms of strength, etc. and that too many. Ethylene - The vinyl acetate copolymer (C) is less than 1 part by weight becomes poor compatibility with the (A) and (B), tacky composition and that too many expressed.
[0022]
The mixing method of the thermoplastic resin (A), the thermoplastic elastomer (B), and the ethylene-vinyl acetate copolymer (C) is not particularly limited. For example, a pressure kneader, a mixing roll, a Banbury mixer, a Henschel mixer, and a tumbler It can be performed by mechanical shearing using an extruder or the like.
[0023]
In the present invention, the resin composition comprising the thermoplastic resin (A), the thermoplastic elastomer (B) and the ethylene-vinyl acetate copolymer (C) is formed into a molded product, which is used for scraps and various uses. It is also possible to make the above-mentioned resin composition contain scraps generated at the time, and the resin composition having the effects of the present invention is obtained. The scrap content is about 10 to 90% by weight, preferably about 10 to 50% by weight.
[0024]
When producing molded products, reinforcing materials such as glass fibers and carbon fibers, low molecular weight polyethylene, low molecular weight polypropylene, paraffin, higher fatty acid amides, metal soaps, lubricants, antioxidants, UV absorbers, Known additives such as antibacterial agents, foaming agents, inorganic / organic fillers, antistatic agents, flame retardants, and pigments may be appropriately blended.
[0025]
As the molding method, a melt molding method is usually performed, and any molding method such as calendar molding, extrusion molding method, injection molding method, compression molding method or the like can be adopted. Among these, examples of the extrusion molding method include a T-die method, a hollow molding method, a pipe extrusion method, a linear extrusion method, a modified die extrusion method, an inflation method, and a melt span method.
[0026]
The shape of the molded product obtained from the resin composition of the present invention is arbitrary, and not only a film, a sheet, a tape, a bottle, a tube, a tank, a hose, a pipe, a filament, a modified cross-section extrudate, etc., but also the resin composition of the present invention. It is also important to form a laminate comprising at least one product, and as a counterpart resin in the case of lamination, polyolefin resin, saponified ethylene-vinyl acetate copolymer, nylon-6, nylon-6, 6, etc. Polyamide resin, vinylidene chloride resin, polystyrene resin, polyester resin, polycarbonate resin, polyvinyl chloride resin, acrylic resin, vinyl ester resin, polyester resin elastomer, polyurethane resin elastomer, chlorinated polyethylene Resin, thermoplastic resin such as chlorinated polypropylene resin .
[0027]
An adhesive resin can also be used in the production of such a laminate, and a known adhesive can be used as the adhesive resin, for example, a density of 0.86 to 0 modified with an unsaturated carboxylic acid or an anhydride thereof. .95 g / cm 3 of an ethylene-α-olefin copolymer is preferable, and can be obtained by copolymerizing or graft-modifying a resin similar to the above polyolefin resin with an unsaturated carboxylic acid or an anhydride thereof. Modifications also include blends of unmodified ethylene-α-olefin copolymers and unsaturated carboxylic acids or anhydrides. Examples of the unsaturated carboxylic acid or its anhydride include maleic acid, maleic anhydride, fumaric acid, acrylic acid, methacrylic acid, crotonic acid, itaconic acid, citraconic acid, hexahydrophthalic anhydride, etc. Preferably used.
[0028]
The amount of the unsaturated carboxylic acid or anhydride thereof contained in the ethylene-α-olefin copolymer at this time is preferably 0.001 to 10% by weight, and more preferably 0.01 to 5% by weight. When the content is small, the adhesive strength is lowered. On the other hand, when the content is large, a crosslinking reaction is caused, and the moldability is deteriorated. Such an adhesive resin can be mixed in a layer to be laminated.
[0029]
The laminate of the present invention is not only in the form of a sheet or film, but also in the above-described coextrusion molding method, co-injection molding method, coextrusion inflation molding method, blow molding method, etc. It can be formed into a container or the like, and further, the laminate can be reheated to about 100 to 150 ° C. and stretched by a blow stretching method or the like.
[0030]
In addition, each layer of the laminate of the present invention (other than the resin composition layer of the present invention) has an antioxidant, a lubricant, an antistatic agent, a plasticizer, a colorant, an ultraviolet ray for improving the molding processability and physical properties. Absorbers, antibacterial agents, inorganic / organic fillers, flame retardants, pigments, and the like may be added as long as the effects of the present invention are not impaired.
[0031]
Thus, the resin composition of the present invention and a molded product or laminate using the resin composition exhibit extremely excellent effects on molding processability and flexibility, and are used for various applications. Among them, packaging materials such as films and sheets, floors, etc. It is very useful as a material, building materials such as wallpaper, and automotive interior materials.
[0032]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be specifically described with reference to examples.
In the examples, “parts” and “%” mean weight basis unless otherwise specified.
[0033]
[Thermoplastic resin (A)]
(A-1): density = 0.920 g / cm 3 , melt index (MI) = 1 g / 10 min (190 ° C., 2160 g load) polyethylene (melting point = 12.3 ° C.)
(A-2): Polyethylene “Kernel KF270” manufactured by Nippon Polychem Co., Ltd. (using metallocene catalyst, average molecular weight 35000)
[0034]
[Thermoplastic elastomer (B)]
(B-1): Polyester polyurethane resin “miractran E-180FNAT” manufactured by Japan Miractolan (average molecular weight: 150,000)
(B-2): Polyurethane obtained by reacting tolylene diisocyanate with a 2000-molecular weight polyester polyol obtained from a condensate of adipic acid and 1,4-butanediol / neopentyl glycol (molar ratio 9/1) (B-3): Polyester resin (B-4) obtained by reacting 34.4 parts of dimethyl phthalate, 63.8 parts of polytetramethylene glycol having an average molecular weight of 2000, and 24.0 parts of 1,4-butanediol : Nippon Synthetic Chemical Co., Ltd. polyester resin “Nichigo Polyester SP-176”
[0035]
[Ethylene-vinyl acetate copolymer (C)]
(C-1): vinyl acetate content = 67%, melt index (MI) = 52 g / 10 min, average molecular weight = 300,000 ethylene-vinyl acetate copolymer (C-2): vinyl acetate content = 60% , Melt index (MI) = 152 g / 10 min, average molecular weight = 230,000 ethylene-vinyl acetate copolymer (C-3): vinyl acetate content = 55%, melt index (MI) = 180 g / 10 min, average Ethylene-vinyl acetate copolymer having a molecular weight of 240,000
Examples 1-2, Reference Examples 1-3
Using the above-mentioned thermoplastic resin (A), thermoplastic elastomer (B) and ethylene-vinyl acetate copolymer (C), a Banbury manufactured by Nippon Roll Co., Ltd. at a mixing weight part as shown in Table 1 and a mixing temperature of 200 ° C. The mixture was mixed with a mixer at 40 rpm for 25 minutes to obtain a resin composition.
[0037]
[Table 1]
Thermoplastic thermoplastic elastomer Ethylene-vinyl acetate
Resin (A) Tomer (B) Nyl Copolymer (C)
Example 1 (A-2) 100 (B-3) 50 (C-3) 20
〃 2 (A-2) 100 (B-4) 20 (C-3) 15
Reference Example 1 (A-1) 100 (B-1) 20 (C-1) 10
〃 2 (A-1) 100 (B-2) 35 (C-1) 10
3 3 (A-2) 100 (B-1) 40 (C-2) 15
[0038]
In the resin composition obtained above, polyethylene wax ("Hw-220P", manufactured by Mitsui Chemicals, Inc.) as a lubricant is further added in an amount of 0.2 part to 100 parts of the resin composition, and the two rolls having a diameter of 8 inches are added. Were mixed at 140 ° C. for 7 minutes to form a sheet.
[0039]
This sheet was pressed at 145 ° C. to prepare No. 3 test piece according to JIS K 6301, and the tensile strength and elongation were measured at 20 ° C. and 65% RH atmosphere at a tensile speed of 100 mm / min.
The measurement results are shown in Table 2.
[0040]
[Table 2]
Tensile strength (Kg / cm 2 ) Elongation (%)
Example 1 250 335
〃 2 235 320
Reference Example 1 230 310
〃 2 240 320
〃 3 245 330
[0041]
【The invention's effect】
The resin composition of the present invention contains a thermoplastic resin (A), a thermoplastic elastomer (B) and an ethylene-vinyl acetate copolymer (C), and the thermoplastic resin (A) is a polyolefin resin. The thermoplastic elastomer (B) is a polyester resin, the vinyl acetate content of the ethylene-vinyl acetate copolymer (C) is 40 to 90% by weight, and is 100 parts by weight of the thermoplastic resin (A). 1 to 50 parts by weight of the thermoplastic elastomer (B) and 1 to 30 parts by weight of the ethylene-vinyl acetate copolymer (C) are blended, and the ethylene-vinyl acetate copolymer (C) is a thermoplastic resin ( A) acts as a compatibilizer between the thermoplastic elastomer (B), and thus exhibits excellent effects in molding processability and flexibility, and can be used for various applications. Flooring, building materials such as wallpaper, automotive interior materials, it is very useful for applications of the laminate or the like.

Claims (2)

熱可塑性樹脂(A)、熱可塑性エラストマー(B)及びエチレン−酢酸ビニル共重合体(C)を含有してなり、熱可塑性樹脂(A)がポリオレフィン系樹脂であり、熱可塑性エラストマー(B)がポリエステル系樹脂であり、エチレン−酢酸ビニル共重合体(C)の酢酸ビニル含有量が40〜90重量%であり、熱可塑性樹脂(A)100重量部に対して熱可塑性エラストマー(B)を1〜50重量部、エチレン−酢酸ビニル共重合体(C)を1〜30重量部それぞれ配合してなることを特徴とする樹脂組成物。Thermoplastic resin (A), the thermoplastic elastomer (B) and ethylene - Ri Na contain vinyl acetate copolymer (C), the thermoplastic resin (A) is a polyolefin resin, a thermoplastic elastomer (B) Is a polyester resin, the vinyl acetate content of the ethylene-vinyl acetate copolymer (C) is 40 to 90% by weight, and the thermoplastic elastomer (B) is added to 100 parts by weight of the thermoplastic resin (A). 1-50 parts by weight, an ethylene - vinyl acetate copolymer (C) a resin composition characterized Rukoto such blended respectively 30 parts by weight. 熱可塑性樹脂(A)がポリエチレン系樹脂であることを特徴とする請求項1記載の樹脂組成物。  The resin composition according to claim 1, wherein the thermoplastic resin (A) is a polyethylene resin.
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