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JP4809035B2 - 無線インスタントメッセージング中にマルチメディアデータファイルを共有する方法及びマルチメディアデータファイルの送受信をサポートする携帯端末機 - Google Patents

無線インスタントメッセージング中にマルチメディアデータファイルを共有する方法及びマルチメディアデータファイルの送受信をサポートする携帯端末機 Download PDF

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Description

本発明は、インスタントメッセージングサービスに関し、特に、無線インスタントメッセージング中にマルチメディアデータファイルを共有する方法及びマルチメディアデータファイルの送受信をサポートする携帯端末機(移動通信端末)に関する。
近年、ショートメッセージサービス(Short Message Service;SMS)、マルチメディアメッセージングサービス(Multimedia Messaging Service;MMS)、電子メールなどの多様なメッセージングサービスが、インターネットユーザに幅広く使用されている。特に、インスタントメッセージングは、最近になって爆発的にその需要が増加しているメッセージングサービスであって、MMSのようにテキストだけでなくマルチメディアデータを転送することができ、電子メールに比べてリアルタイムに近く、メッセージをやり取りすることができるという利点を有している。しかしながら、これは、有線インターネット環境(即ち、PCユーザ間)に該当し、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)のような携帯端末機を利用した無線環境には適さないものである。その理由は次のとおりである。
一般に、無線インスタントメッセージング、即ち、携帯端末機でのインスタントメッセージングは、OMA(Open Mobile Alliance)のスペックに従っている。
OMAとは、世界的な無線装備及びサービス関連企業が、互換可能な無線サービスのための仕様の開発と、これによる無線サービスの拡大を目的に設立した団体をいう。OMAの仕様に従うと、インスタントメッセージサービスにおけるベアラとしてSMSを利用することができる。
SMSは、初期に確立された単一の仕様であり、安価な料金体系、多様な付加サービスの提供などにより、欧米とアジア地域を中心に既に広範囲な利用者基盤を有している。また、標準化の問題で市場の拡散に多くの困難があった米国でも、その普及が本格化しており、今後も数年間市場の拡が続くと予想されている。
しかしながら、このようにSMSをベアラとして利用する場合、SMSの転送容量の限界により、容量の大きいマルチメディアデータの転送に問題がある。また、データ呼を使用するインスタントメッセージングの場合、音声呼中にインスタントメッセージング機能を使用できないという欠点があった。
さらに、容量の大きいマルチメディアデータを転送するための従来のMMSの場合は、リアルタイムメッセージングが保障されないため、携帯端末機ユーザ間又は携帯端末機ユーザとPCユーザ間でのインスタントメッセージングを利用したコミュニケーションが根本的に不可能であった。
従って、従来技術においては、携帯端末機間又は携帯端末機とPC間での無線インスタントメッセージングサービスにおけるファイル転送、特に、音楽ファイル、写真ファイル、動画ファイルのような容量の大きいマルチメディアデータの転送が不可能であるという技術的な制限があり、ユーザに不便をもたらすという欠点があった。
本発明は、このような従来技術の問題を解決するためになされたもので、SMSをベアラとして利用する無線インスタントメッセージングサービスにおいて、無線インスタントメッセージング中にクライアント間でマルチメディアデータファイルの送受信を可能にした、該マルチメディアデータファイルを共有する方法を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、SMSをベアラとして利用するインスタントメッセージングサービスにおいて、インスタントメッセージング中に少なくとも1つの他の携帯端末機とのファイル送受信を可能にした、インスタントメッセージングサービスにおけるファイル転送をサポートする携帯端末機を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明による無線インスタントメッセージング中にクライアント間でマルチメディアデータファイルを共有する方法は、送信側クライアントが、受信側クライアントと共有するためのマルチメディアデータファイルをマルチメディアメッセージサービス(MMS)機能を用いてサーバに転送すると共に、該マルチメディアデータファイルのサーバ内におけるファイル位置情報及び前記受信側クライアントの識別子を含むファイル送信命令を無線インスタントメッセージングのためのサーバとクライアント間のコマンドラインプロトコル(CLP)に追加してCLPメッセージで前記サーバに転送する段階と、前記サーバが、前記ファイル送信命令を受信すると、前記ファイル位置情報及び前記送信側クライアントの識別子を含むフィル受信命令をCLPに追加してCLPメッセージで前記受信側クライアントに転送する段階と、前記受信側クライアントが、前記ファイル受信命令を受信すると、MMSプロトコルを使用し前記ファイル位置情報に基づいて前記マルチメディアデータファイルを前記サーバからダウンロードする段階と、を含んで構成されることを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明による携帯端末機は、無線インスタントメッセージング中に、無線インスタントメッセージングのためのサーバとクライアント間のコマンドラインプロトコル(CLP)に相手端末機からサーバに送信されたマルチメディアデータファイルの該サーバ内におけるファイル位置情報及び相手端末機の識別子を含むファイル受信命令が追加されたCLPメッセージを前記サーバから受信すると、MMSプロトコルを使用し前記ファイル位置情報に基づいて前記マルチメディアデータファイルを前記サーバからダウンロードすることを特徴とする。
さらに、上記の目的を達成するために、本発明による無線インスタントメッセージング中にクライアント間にマルチメディアデータファイルを共有させるサーバは、送信側クライアントから、マルチメディアメッセージサービス(MMS)機能を用いて転送される、受信側クライアントと共有するためのマルチメディアデータファイルと、無線インスタントメッセージングのためのサーバとクライアント間のコマンドラインプロトコル(CLP)に追加されてCLPメッセージで転送される、該マルチメディアデータファイルの転送先であるサーバ内のファイル位置情報及び前記受信側クライアントの識別子を含むファイル送信命令と、を受信すると、前記ファイル位置情報及び前記送信側クライアントの識別子を含むフィル受信命令をCLPに追加してCLPメッセージで前記受信側クライアントに転送し、前記受信側クライアントに、MMSプロトコルを使用させ前記ファイル位置情報に基づいて前記転送されたマルチメディアデータファイルをダウンロードさせることを特徴とする。
本発明による無線インスタントメッセージング中にマルチメディアデータファイルを共有する方法及びマルチメディアデータファイルの送受信をサポートする携帯端末機は、携帯端末機を利用した無線インスタントメッセージングサービスにおいて、無線インスタントメッセージングのためのサーバとクライアント間のプロトコルにファイル転送関連の新しい命令を追加し、該追加された命令及びMMS機能を用いて、クライアント(携帯端末機)間でファイルを送受信する。これより、ユーザと相手は、有線インターネットのように、無線環境でもインスタントメッセージングサービス中にファイルを送受信して共有できるという効果がある。
以下、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明する。
本発明の説明において、関連の公知機能又は構成に関する具体的な説明が本発明の要旨を不明確にすると判断された場合、その詳細な説明は省略する。
図1は本発明を実施するための無線インスタントメッセージングサービスシステムの構成を示す構成図である。
図1に示すように、無線インスタントメッセージングサービスシステムは、無線インスタントメッセージングサービス及びプレゼンスサービスを提供するサーバ110、112と、サーバ110、112を介して相互間に無線インスタントメッセージング及び無線インスタントメッセージング中に、マルチメディアデータファイルの送受信を行うクライアント120、122、124とから構成される。
サーバ110、112は、ワイヤレスビレッジ(Wireless Village;WV)サーバであって、インスタントメッセージング及びプレゼンスサービス(Instant Messaging and Presence Service;IMPS)サーバ、又は無線インスタントメッセージングサービス(Wireless Instant Messaging Service;WIMS)サーバと呼ばれ、クライアント120、122、124は、携帯電話やPDAのような携帯端末機である。
プレゼンスサービスとは、相手の現在の状態に関する情報を提供するサービスをいい、相手が現在リアルタイム通信が可能な状態であるか、どのサービスが使用可能か、相手が現在何をしているか、気分状態(emotional state)はどうかなど、相手に関する多様な情報をユーザに提供する。
サーバ110、112は、SMCNP(Server to Mobile Core Network Protocol)150を介してモバイルコアネットワーク(Mobile Core Network;MCN)130と接続され、SSP(Server to Server Protocol)160を介して相互接続されて私設網(proprietary network)140と接続される。
クライアント120、122、124は、CLP(Command Line Protocol)170を介して、サーバ110、112と直接接続されるか、又は私設網140へのリンクにより間接的に接続される。
CLP170は、クライアントのログイン/アウトなどのセッション管理、プレゼンスサービス、インスタントメッセージングサービス、グループサービスなどの一部をサポートするプロトコルであり、本発明においては、CLP170のような無線インスタントメッセージングのためのサーバとクライアント間のプロトコルに、ファイル転送命令を追加することにより、インスタントメッセージング中におけるファイル転送を可能にする。
ファイル転送命令は、ファイル送信命令とファイル受信命令とを含み、ファイル送信命令は、少なくとも1つの受信側クライアント識別子とファイル位置情報とを含むメッセージ(CLPメッセージ)として作成されて、送信側クライアントからサーバに転送される。
ファイル送信命令を受信したサーバは、少なくとも1つの受信側クライアントにファイル受信命令を転送するが、ファイル受信命令は、送信側クライアント識別子とファイル位置情報とを含むメッセージ(CLPメッセージ)として作成される。
例えば、ファイル送信命令は、IMPS:To<UserID>:<File Location URL>のように構成して、UserID(受信側クライアント識別子)と、ファイル位置URL(Uniform Resource Locator)と、を含んで構成されるサーバは、ファイル送信命令を受信すると、受信側クライアントにファイル受信命令を転送する。ファイル受信命令は、IMPS:From<UserID>:<File Location URL>のように構成して、ファイル位置URLと、UserID(送信側クライアント識別子)と、を含んで構成される。これにより送信側クライアントからサーバに転送されたファイルをダウンロードすることを受信側クライアントに命令する。
図2は、クライアント、即ち、本発明の一実施形態によるインスタントメッセージングサービスにおけるファイル転送をサポートする携帯端末機の構成を示す構成図である。
図2に示すように、インスタントメッセージングサービスにおけるファイル転送をサポートする携帯端末機200は、サーバと信号をやり取りする送受信部210と、インスタントメッセージング中のファイル転送のために追加されたファイル転送命令を保存するメモリ部220と、インスタントメッセージングサービス画面を出力するディスプレイ部230と、少なくとも1つの相手端末機に転送するファイル及びファイル転送命令をサーバに転送するように処理する処理部240とから構成される。
処理部240は、無線インスタントメッセージング中に、サーバからファイル受信命令を受けると、該当ファイル位置に接続して、MMSクライアントとして動作しない状態でMMSプロトコルのみを使用して、送受信部210によりファイルをダウンロードしてメモリ部220に保存する。
前述したように、ファイル送信命令は、IMPS:To<UserID>:<File Location URL>のように、受信側クライアント識別子とファイル位置情報とを含み、ファイル受信命令は、IMPS:From<UserID>:<File Location URL>のように、送信側クライアント識別子とファイル位置情報とを含む。
図3は、本発明の一実施形態によるインスタントメッセージングサービスにおけるファイル転送方法を示すフローチャートである。
図3に示すように、送信側クライアント(携帯端末機)であるユーザは、インスタントメッセージング中にファイル転送機能を設定すると(S310)、サーバとの間にマルチメディアメッセージングサービスのデータチャネルが確立される(S320)。データチャネルが確立され、ユーザの設定によりサーバにファイル(マルチメディアファイル)を転送するときに、ファイル送信命令を共に転送する(S330)。
ファイル送信命令は、IMPS:To<UserID>:<File Location URL>のように、受信側クライアントを識別するための受信側クライアント識別子と、ファイル位置情報とを含み、CLPを介して転送される。
サーバは、ファイル送信命令を受信すると、受信したファイル転送命令からファイル受信命令を作成して、これを受信側クライアントに転送する(S340)。
ファイル受信命令は、IMPS:From<UserID>:<File Location URL>のように、ファイルを転送した送信側クライアントを識別するための送信側クライアント識別子と、ファイル位置情報とを含み、CLPを介して受信側クライアントに転送される。
受信側クライアントがファイル受信命令を受信すると、サーバとの間にマルチメディアメッセージングサービスのデータチャネルが確立される(S350)。その後、受信側クライアントは、MMSプロトコルのみを使用して、ファイル位置からファイルをダウンロードする(S360)。また、受信側クライアントは、ダウンロードするファイルのダウンロード進行状況、ダウンロード完了、ダウンロードファイルの保存などの情報をディスプレイ部240に表示する(S370)。
本発明を実施するためのインスタントメッセージングサービスシステムの構成を示す構成図である。 本発明の一実施形態によるインスタントメッセージングサービスにおけるファイル転送をサポートする携帯端末機の構成を示す構成図である。 本発明の一実施形態によるインスタントメッセージングサービスにおけるファイル転送方法を示すフローチャートである。
符号の説明
110、112 サーバ
120、122、124 クライアント
130 モバイルコアネットワーク
140 私設網
150 SMCNP
160 SSP
170 CLP
200 携帯端末機
210 送受信部
220 メモリ
230 ディスプレイ部
240 処理部

Claims (9)

  1. 無線インスタントメッセージング中にクライアント間でマルチメディアデータファイルを共有する方法であって、
    送信側クライアントが、受信側クライアントと共有するためのマルチメディアデータファイルをマルチメディアメッセージサービス(MMS)機能を用いてサーバに転送すると共に、該マルチメディアデータファイルのサーバ内におけるファイル位置情報及び前記受信側クライアントの識別子を含むファイル送信命令を無線インスタントメッセージングのためのサーバとクライアント間のコマンドラインプロトコル(CLP)に追加してCLPメッセージで前記サーバに転送する段階と、
    前記サーバが、前記ファイル送信命令を受信すると、前記ファイル位置情報及び前記送信側クライアントの識別子を含むファイル受信命令をCLPに追加してCLPメッセージで前記受信側クライアントに転送する段階と、
    前記受信側クライアントが、前記ファイル受信命令を受信すると、MMSプロトコルを使用し前記ファイル位置情報に基づいて前記マルチメディアデータファイルを前記サーバからダウンロードする段階と、
    を含んで構成されることを特徴とする方法。
  2. 前記サーバが、WVサーバを含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記送信側クライアント及び前記受信側クライアントが、携帯端末機であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 無線インスタントメッセージング中に、無線インスタントメッセージングのためのサーバとクライアント間のコマンドラインプロトコル(CLP)に相手端末機からサーバに送信されたマルチメディアデータファイルの該サーバ内におけるファイル位置情報及び相手端末機の識別子を含むファイル受信命令が追加されたCLPメッセージを前記サーバから受信すると、MMSプロトコルを使用し前記ファイル位置情報に基づいて前記マルチメディアデータファイルを前記サーバからダウンロードすることを特徴とする携帯端末機。
  5. 無線インスタントメッセージング中に、相手端末機と共有するためのマルチメディアデータをマルチメディアメッセージサービス(MMS)機能を用いて前記サーバに転送すると共に、該マルチメディアデータファイルの前記サーバ内におけるファイル位置情報及び相手端末機の識別子を含むファイル送信命令をCLPに追加してCLPメッセージで前記サーバに転送することを特徴とする請求項4記載の携帯端末機。
  6. 前記ダウンロードの進行状況、完了、ダウンロードファイルの保存に関する情報を表示することを特徴とする請求項4記載の携帯端末機。
  7. 前記サーバは、WVサーバであることを特徴とする請求項4記載の携帯端末機。
  8. 無線インスタントメッセージング中にクライアント間にマルチメディアデータファイルを共有させるサーバであって、
    送信側クライアントから、マルチメディアメッセージサービス(MMS)機能を用いて転送される、受信側クライアントと共有するためのマルチメディアデータファイルと、無線インスタントメッセージングのためのサーバとクライアント間のコマンドラインプロトコル(CLP)に追加されてCLPメッセージで転送される、該マルチメディアデータファイルの転送先であるサーバ内のファイル位置情報及び前記受信側クライアントの識別子を含むファイル送信命令と、を受信すると、前記ファイル位置情報及び前記送信側クライアントの識別子を含むファイル受信命令をCLPに追加してCLPメッセージで前記受信側クライアントに転送し、前記受信側クライアントに、MMSプロトコルを使用させ前記ファイル位置情報に基づいて前記転送されたマルチメディアデータファイルをダウンロードさせることを特徴とするサーバ。
  9. WVサーバであることを特徴とする請求項8記載のサーバ。
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