[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP4808213B2 - 薬液注入装置 - Google Patents

薬液注入装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4808213B2
JP4808213B2 JP2007513001A JP2007513001A JP4808213B2 JP 4808213 B2 JP4808213 B2 JP 4808213B2 JP 2007513001 A JP2007513001 A JP 2007513001A JP 2007513001 A JP2007513001 A JP 2007513001A JP 4808213 B2 JP4808213 B2 JP 4808213B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
injection
deceleration
speed
lower limit
chemical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007513001A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2006109777A1 (ja
Inventor
学 南
茂 根本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nemoto Kyorindo Co Ltd
Original Assignee
Nemoto Kyorindo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nemoto Kyorindo Co Ltd filed Critical Nemoto Kyorindo Co Ltd
Priority to JP2007513001A priority Critical patent/JP4808213B2/ja
Publication of JPWO2006109777A1 publication Critical patent/JPWO2006109777A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4808213B2 publication Critical patent/JP4808213B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/142Pressure infusion, e.g. using pumps
    • A61M5/145Pressure infusion, e.g. using pumps using pressurised reservoirs, e.g. pressurised by means of pistons
    • A61M5/1452Pressure infusion, e.g. using pumps using pressurised reservoirs, e.g. pressurised by means of pistons pressurised by means of pistons
    • A61M5/14546Front-loading type injectors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/142Pressure infusion, e.g. using pumps
    • A61M2005/14208Pressure infusion, e.g. using pumps with a programmable infusion control system, characterised by the infusion program
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/142Pressure infusion, e.g. using pumps
    • A61M5/145Pressure infusion, e.g. using pumps using pressurised reservoirs, e.g. pressurised by means of pistons
    • A61M5/1452Pressure infusion, e.g. using pumps using pressurised reservoirs, e.g. pressurised by means of pistons pressurised by means of pistons
    • A61M5/1456Pressure infusion, e.g. using pumps using pressurised reservoirs, e.g. pressurised by means of pistons pressurised by means of pistons with a replaceable reservoir comprising a piston rod to be moved into the reservoir, e.g. the piston rod is part of the removable reservoir

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Description

本発明は、被験者に薬液を注入する薬液注入装置に関し、特に、CT(Computed
Tomography)スキャナやMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置やPET(PositronEmission
Tomography)装置などの透視撮像装置で透視画像が撮像される被験者に造影剤を注入する薬液注入装置に関する。
現在、被験者の透視画像を撮像する透視撮像装置としては、CTスキャナ、MRI装置、PET装置、超音波診断装置、CTアンギオ装置、MRアンギオ装置、等がある。上述のような装置を使用するとき、被験者に造影剤や生理食塩水などの薬液を注入することがあり、この注入を自動的に実行する薬液注入装置も実用化されている。
このような薬液注入装置は、例えば、駆動モータやスライダ機構からなる注入実行手段を有しており、薬液シリンジが着脱自在に装着される。その薬液シリンジはシリンダ部材にピストン部材がスライド自在に挿入された構造からなり、そのシリンダ部材に造影剤や生理食塩水が充填される。
このような薬液シリンジを延長チューブで被験者に連結して注入実行手段に装着すると、薬液注入装置は、注入実行手段でピストン部材とシリンダ部材とを個別に保持して相対移動させるので、薬液シリンジから被験者に造影剤が注入される。
その場合、作業者が各種条件を考慮して造影剤の注入速度や注入容量などを決定し、それを薬液注入装置に数値入力すると、この薬液注入装置は入力数値に対応した速度や容量で造影剤を被験者に注入する。この造影剤の注入により被験者の造影度が変化するので、透視撮像装置により良好な透視画像が撮像されることになる。
なお、薬液注入装置には造影剤とともに生理食塩水も被験者に注入できる製品があり、その場合、作業者は所望により造影剤の注入完了に連動して生理食塩水を注入することを注入速度や注入容量などとともに薬液注入装置に入力する。
すると、この薬液注入装置は、被験者に入力データに対応して造影剤を注入してから、自動的に生理食塩水も注入する。このため、造影剤を生理食塩水で後押しして造影剤の消費量を削減することや、生理食塩水によりアーチファクトを軽減することができる。
なお、上述のような薬液注入装置は、本出願人などにより過去に発明されて出願されている(例えば、特許文献1,2参照)。さらに、本出願人は、造影剤の注入速度を事前にデータ設定された可変パターンに対応して経時変化させることにより、造影度を適正に維持する薬液注入装置を発明して出願している(例えば、特許文献3,4参照)。
特開2002−11096号 特開2002−102343号 特開2004−113475号 特開2004−298549号
上述のように造影剤の注入速度を可変パターンに対応して経時変化させる薬液注入装置では、造影度を適切に維持して造影剤の注入量を最小限とすることが可能である。しかし、これを実現するためには、可変パターンが適切にデータ設定されている必要があるが、造影度は被験者の体格や造影剤の成分などの条件にも影響される。このため、可変パターンを適切にデータ設定することは容易ではなく、一様な可変パターンで所望の造影度を実現することは困難である。
また、上述のような薬液注入装置では、造影剤の注入速度を自在に変化させることが可能であるが、そのためには可変パターンのデータ入力とデータ記憶が必要であり、その可変パターンに対応した注入速度の動作制御も必要であるため、構造および操作が複雑となっている。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、造影度を適正に維持して造影剤の注入量を最小限とすることを簡単な構造で実現できる薬液注入装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の薬液注入装置は、注入実行手段、下限入力手段、下限記憶手段、開始検出手段、動作制御手段、を有しており、透視撮像装置で透視画像が撮像される被験者に薬液として少なくとも造影剤を注入する。注入実行手段は、造影剤の注入を実行し、下限入力手段は、注入の下限速度が入力操作される。下限記憶手段は、入力操作された下限速度を記憶し、開始検出手段は、注入速度の減速開始を検出する。動作制御手段は、注入実行手段の注入速度を減速開始が検出されるまでは所定の基準速度に維持して減速開始が検出されると記憶されている下限速度まで低下させるので、例えば、造影度が適正値に到達するまでは造影剤の注入速度が基準速度で注入され、造影度が適正値に到達してからは所望の下限速度まで低下されるようなことが実行される。
本発明の第2の薬液注入装置は、注入実行手段、減速度入力手段、減速度記憶手段、開始検出手段、動作制御手段、を有しており、減速度入力手段は、注入の減速度が入力操作され、減速度記憶手段は、入力操作された減速度を記憶する。動作制御手段は、注入実行手段の注入速度を減速開始が検出されるまでは所定の基準速度に維持して減速開始が検出されると記憶されている減速度で低下させるので、例えば、造影度が適正値に到達するまでは造影剤の注入速度が基準速度で注入され、造影度が適正値に到達してからは所望の減速度で低下されるようなことが実行される。
なお、本発明で云う各種手段は、その機能を実現するように形成されていれば良く、例えば、所定の機能を発揮する専用のハードウェア、所定の機能がコンピュータプログラムにより付与されたデータ処理装置、コンピュータプログラムによりデータ処理装置に実現された所定の機能、これらの組み合わせ、等として実現することができる。
また、本発明で云う各種の構成要素は、かならずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が1個の部材として形成されていること、1つの構成要素が複数の部材からなること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等も可能である。
本発明の薬液注入装置では、減速開始が検出されると造影剤の注入速度から低下させることにより、例えば、造影度が適正値に到達するまでは造影剤の注入速度を基準速度とし、造影度が適正値に到達してからは造影剤の注入速度を低下させるようなことができるので、造影度を適正に維持して造影剤の注入量を最小限とすることを簡単な構造で実現できる。
本発明の実施の形態の透視撮像システムの薬液注入装置の論理構造を示す模式図である。 透視撮像システムの物理構造を示すブロック図である。 透視撮像システムの外観を示す斜視図である。 薬液注入装置の外観を示す斜視図である。 薬液注入装置の注入実行ヘッドに薬液シリンジを装着する状態を示す斜視図である。 薬液注入装置の表示画面に身体区分の模式画像と白紙状態の条件画面とが表示出力された状態を示す模式的な正面図である。 身体区分が選定された状態を示す模式的な正面図である。 撮像部位が選定されて条件画像が表示出力された状態を示す模式的な正面図である。 下限速度が表示出力された状態を示す模式的な正面図である。 基準速度の実速グラフが表示出力されている状態を示す模式的な正面図である。 減速開始と終了予定とが表示出力された状態を示す模式的な正面図である。 低下する注入速度の実速グラフが表示出力された状態を示す模式的な正面図である。 薬液注入装置の処理動作の前半部分を示すフローチャートである。 後半部分を示すフローチャートである。
符号の説明
100 薬液注入装置
101 注入制御ユニット
107 開始入力手段として機能するコントローラユニット
110 注入実行ヘッド
117 注入実行手段であるピストン駆動機構
120 コンピュータユニット
131 基準入力手段
132 基準記憶手段
133 下限入力手段
134 下限記憶手段
135 開始検出手段
140 動作制御手段
141 残量検出手段
142 時間算出手段
143 減速度算出手段
144 速度低下手段
145 注入終了手段
147 総量入力手段
148 時間検出手段
149 残量算出手段
200 薬液シリンジ
210 シリンダ部材
220 ピストン部材
300 透視撮像装置であるCTスキャナ
[実施の形態の構成]
本発明の実施の一形態を図面を参照して以下に説明する。本発明の実施の形態の透視撮像システム1000は、図1ないし図4に示すように、薬液注入装置100、薬液シリンジ200、透視撮像装置であるCTスキャナ300、を有しており、詳細には後述するが、被験者(図示せず)に薬液として造影剤などを注入する。
CTスキャナ300は、図3に示すように、撮像実行機構である透視撮像ユニット301と撮像制御ユニット302とを有しており、その透視撮像ユニット301と撮像制御ユニット302とは通信ネットワーク303で有線接続されている。透視撮像ユニット301は被験者から透視画像を撮像し、撮像制御ユニット302は透視撮像ユニット301を動作制御する。
薬液シリンジ200は、図5に示すように、シリンダ部材210とピストン部材220からなり、シリンダ部材210にピストン部材220がスライド自在に挿入されている。シリンダ部材210は、円筒形の中空の本体部211を有しており、この本体部211の閉塞した先端面に導管部212が形成されている。
シリンダ部材210の本体部211の末端面は開口されており、この開口から本体部211の内部にピストン部材220が挿入されている。シリンダ部材210の末端外周にはシリンダフランジ213が形成されており、ピストン部材220の末端外周にはピストンフランジ221が形成されている。
本形態の薬液注入装置100は、図4に示すように、注入制御ユニット101と注入装置本体である注入実行ヘッド110とが別体に形成されており、その注入制御ユニット101と注入実行ヘッド110とは通信ケーブル102で有線接続されている。注入実行ヘッド110は、装着される薬液シリンジ200を駆動して被験者に薬液を注入し、注入制御ユニット101は、注入実行ヘッド110を動作制御する。
このため、図2に示すように、注入制御ユニット101はコンピュータユニット120が内蔵されており、CTスキャナ300の撮像制御ユニット302とも通信ネットワーク304で有線接続されている。注入制御ユニット101は、メイン操作パネル103、ディスプレイパネルであるタッチパネル104、スピーカユニット105、等が本体ハウジング106の前面に配置されており、開始入力手段として機能する別体のコントローラユニット107が接続コネクタ108で有線接続されている。
注入実行ヘッド110は、キャスタスタンド111の上端に可動アーム112で装着されており、図4に示すように、その注入装置本体であるヘッド本体113の上面には、薬液シリンジ200が着脱自在に装着される半円筒形の溝状の凹部114が形成されている。
この凹部114の前部には、薬液シリンジ200のシリンダフランジ211を着脱自在に保持するシリンダ保持機構116が形成されており、凹部114の後方には、ピストンフランジ221を保持してスライド移動させるピストン駆動機構117が注入実行手段として配置されている。
シリンダ保持機構116は、凹部114に異形の凹溝として形成されており、シリンダフランジ211が係脱自在に係合する。ピストン駆動機構117は、駆動源として駆動モータを個々に有しており、ネジ機構(図示せず)などによりピストン部材220をスライド移動させる。
注入実行ヘッド110の2つの凹部114には、薬液として造影剤が充填されている薬液シリンジ200Cと、薬液として生理食塩水が充填されている薬液シリンジ200Wと、が個々に装着されるので、これら2つの凹部114と2個のピストン駆動機構117により、被験者に造影剤を注入する造影注入機構117Cと生理食塩水を注入する生食注入機構117Wとが形成されている。
また、本形態の薬液注入装置100では、注入制御ユニット101のメイン操作パネル103やタッチパネル104やコントローラユニット107の手動操作に対応してコンピュータユニット120が注入実行ヘッド110のピストン駆動機構117を動作制御する。ただし、注入実行ヘッド110のヘッド本体113の上面にはサブ操作パネル118が形成されており、このサブ操作パネル118の手動操作でもコンピュータユニット120が注入実行ヘッド110のピストン駆動機構117を動作制御する。
本形態の薬液注入装置100では、コンピュータユニット120は、いわゆるワンチップマイコンからなり、CPU(Central Processing Unit)121、ROM(Read OnlyMemory)122、RAM(Random
Access Memory)123、I/F(Interface)124、等のハードウェアを有している。
コンピュータユニット120は、そのROM122などの情報記憶媒体に適切なコンピュータプログラムがファームウェアなどで実装されており、そのコンピュータプログラムに対応してCPU121が各種の処理動作を実行する。
本形態の薬液注入装置100は、上述のように実装されているコンピュータプログラムに対応してコンピュータユニット120が動作することにより、図1に示すように、基準入力手段131、基準記憶手段132、下限入力手段133、下限記憶手段134、開始検出手段135、動作制御手段140、を論理的に有している。
基準/下限入力手段131,133は、上述のコンピュータプログラムに対応してCPU121がメイン/サブ操作パネル103,118等への入力操作をデータ認識する機能などに相当し、基準入力手段131は、基準速度が入力され、下限入力手段133は、下限速度が入力操作される。
基準/下限記憶手段132,134は、CPU121がコンピュータプログラムに対応してデータ認識するようにRAM123に構築された記憶エリアなどに相当し、基準記憶手段132は、入力された基準速度を記憶し、下限記憶手段134は、入力操作された下限速度を記憶する。
開始検出手段135は、CPU121がコントローラユニット107への入力操作をデータ認識する機能などに相当し、コントローラユニット107に専用の減速スイッチ(図示せず)などで減速開始が入力操作されると、この時点を減速開始として検出する。
動作制御手段140は、CPU121がRAM123の記憶データに対応してピストン駆動機構117を動作制御する機能などに相当し、ピストン駆動機構117の注入速度を減速開始が検出されるまでは記憶されている基準速度に維持し、減速開始が検出されると記憶されている下限速度まで低下させる。
より詳細には、動作制御手段140は、残量検出手段141、時間算出手段142、減速度算出手段143、速度低下手段144、注入終了手段145、からなり、残量検出手段141は、総量入力手段147、時間検出手段148、残量算出手段149、からなる。
総量入力手段147は、CPU121がメイン/サブ操作パネル103,118等への入力操作をデータ認識する機能などに相当し、造影剤の注入開始の時点での注入総量Laが入力される。時間検出手段148は、CPU121がクロック信号を積算する機能などに相当し、造影剤の注入開始から減速開始が検出されるまでの経過時間Tsを検出する。
残量算出手段149は、CPU121が所定の演算処理を実行する機能などに相当し、造影剤の注入残量Lrを注入総量Laと基準速度Vsと経過時間Tsから“Lr=La−Vs×Ts”として算出する。残量検出手段141は、上述のような手段147〜149からなることにより、減速開始が検出された時点での造影剤の注入残量Lrを検出する。
各種算出手段142,143も、CPU121が所定の演算処理を実行する機能などに相当し、時間算出手段142は、注入残量Lrの注入に必要な残注時間Trを注入残量Lrと基準速度Vsと下限速度Vlから“Tr=2Lr/(Vs+Vl)”として算出し、減速度算出手段143は、基準速度Vsを下限速度Vlまで低下させる減速度Arを“Ar=(Vs+Vl)(Vs−Vl)/2Lr”として算出する。
速度低下手段144は、減速開始が検出されてから注入速度を基準速度Vsから下限速度Vlまで減速度Arで低下させ、注入終了手段145は、減速開始が検出されてから残注時間Trが経過するとピストン駆動機構117の注入動作を終了させる。
上述のような薬液注入装置100の各種手段は、必要によりタッチパネル104などのハードウェアを利用して実現されるが、その主体はROM122等の情報記憶媒体に格納されたコンピュータプログラムに対応してハードウェアであるCPU121が機能することにより実現されている。
このようなコンピュータプログラムは、例えば、メイン/サブ操作パネル103,118等で入力操作される注入総量Laと基準速度Vsと下限速度VlとをRAM123等に記憶させること、コントローラユニット107等による減速開始の入力操作を検出すること、造影剤の注入開始から減速開始が検出されるまでの経過時間Tsを検出すること、造影剤の注入残量Lrを注入総量Laと基準速度Vsと経過時間Tsから“Lr=La−Vs×Ts”として算出すること、注入残量Lrの注入に必要な残注時間Trを注入残量Lrと基準速度Vsと下限速度Vlから“Tr=2Lr/(Vs+Vl)”として算出すること、基準速度Vsを下限速度Vlまで低下させる減速度Arを“Ar=(Vs+Vl)(Vs−Vl)/2Lr”として算出すること、減速開始が検出されてから注入速度を基準速度Vsから下限速度Vlまで減速度Arで低下させること、減速開始が検出されてから残注時間Trが経過するとピストン駆動機構117の注入動作を終了させること、等の処理動作をCPU121等に実行させるためのソフトウェアとしてRAM123等の情報記憶媒体に格納されている。
[実施の形態の動作]
上述のような構成において、本形態の薬液注入装置100を使用する場合、図3に示すように、作業者(図示せず)はCTスキャナ300の撮像ユニット301の近傍に薬液注入装置100を配置し、その撮像ユニット301に位置する被験者(図示せず)に、図5に示すように、例えば、二股の延長チューブ230で造影剤と生理食塩水との薬液シリンジ200C,Wを連結する。そして、これらの薬液シリンジ200のシリンダ部材210を注入実行ヘッド110の凹部114に保持させ、ピストン部材220をピストン駆動機構117に把持させる。
つぎに、作業者がメイン操作パネル103の入力操作などで薬液注入装置100を起動させると、図6および図13に示すように、タッチパネル104の上部に複数の身体区分の模式画像が人体形状に対応して表示出力される。同時に、その下方左側には、薬液の注入速度が縦軸で注入時間が横軸の横長の矩形の条件画面が表示出力され、下方右側には、下限速度の入力下面が表示出力される(ステップS1)。
そこで、タッチパネル104に表示出力された複数の身体区分の模式画像の1つを作業者が手指で押圧すると(ステップS2)、図7に示すように、その選択された身体区分の模式画像のみ明転するとともに他の模式画像は暗転し、その選択された身体区分の模式画像の上方にスキャナ機構の模式画像が表示出力される。
同時に、その下部には選択された身体区分に関連する複数の撮像部位の模式画像がデータ読出されて表示出力されるので(ステップS3,S4)、その1つを作業者が手指などで入力操作すると(ステップS5)、図8に示すように、その選択された1つの模式画像のみが明転するとともに他の模式画像は暗転する。
上述のように撮像部位が選択されると、本形態の薬液注入装置100では、その撮像部位に対応した基準速度がRAM123からデータ読出され、注入条件としてデータ設定される(ステップS6)。また、造影シリンジ200Cの注入総量がメイン/サブ操作パネル103,118等で入力操作されると(ステップS7)、その注入総量も注入条件としてデータ設定される(ステップS8)。
このように基準速度と注入総量がデータ設定されると、その注入総量が基準速度で除算されて注入時間が算出される(ステップS9)。すると、その注入時間に対応した横幅で、基準速度と注入容量とがテキストデータで付与された注入グラフがデータ生成され、図8に示すように、その注入グラフが基準速度に対応した縦位置で条件画面に表示出力される(ステップS10)。
このとき、下限速度の入力画面にも基準速度が表示出力されるので、その基準速度を注入途中で下限速度まで低下させることを作業者が要望する場合には、その作業者は入力画面で下限速度を入力操作する(ステップS11)。すると、その下限速度が記憶され(ステップS12)、図9に示すように、入力画面にテキストデータで表示出力されるとともに条件画面にも横線で表示出力される(ステップS13)。
そして、上述のような状態で(ステップS10,S13)、注入開始が入力操作されると(ステップS14)、これを検知した薬液注入装置100はデータ設定されている基準速度で薬液注入を実行する(ステップS15)。このとき、リアルタイムに経過時間が計測されるとともに(ステップS16)、実際の注入速度も検出されるので(ステップS17)、図10に示すように、その実速グラフが条件画面にリアルタイムに表示出力される(ステップS18)。
そして、上述のように基準速度で造影剤が被験者に注入されているとき(ステップS15)、その被験者からCTスキャナ300で透視画像が撮像されるので、その透視画像を作業者はリアルタイムに確認することになる。このとき、透視画像の造影度は造影剤の注入により順次上昇するので、最初は適正値より低く、途中で適正値に到達し、以後は適正値を超過することになる。
そこで、本形態の透視撮像システム1000では、CTスキャナ300により撮像される透視画像の造影度を作業者がリアルタイムに確認し、その造影度が適正値となった時点で薬液注入装置100にコントローラユニット107などで減速開始を入力操作する(ステップS23)。
すると、造影剤の注入開始から減速開始が検出されるまでの経過時間Tsが検出され(ステップS26)、造影剤の注入残量Lrが注入総量Laと基準速度Vsと経過時間Tsから“Lr=La−Vs×Ts”として算出される(ステップS27)。
さらに、注入残量Lrの注入に必要な残注時間Trが注入残量Lrと基準速度Vsと下限速度Vlから“Tr=2Lr/(Vs+Vl)”として算出され(ステップS28)、基準速度Vsを下限速度Vlまで低下させる減速度Arが“Ar=(Vs+Vl)(Vs−Vl)/2Lr”として算出される(ステップS29)。すると、図10に示すように、条件画面に注入開始が入力操作された時点が実速グラフに表示出力されるとともに、下限速度の横線と直交する縦線で注入終了の予定時点が表示出力される(ステップS30)。
そして、造影剤の注入速度が基準速度Vsから下限速度Vlまで減速度Arで低下され(ステップS31)、図12に示すように、この低下される注入速度も実速グラフとして条件画面にリアルタイムに表示出力される(ステップS32)。減速開始が検出されてから残注時間Trが経過すると(ステップS35)、ピストン駆動機構117の注入動作が終了されるので(ステップS37)、これで造影剤が過不足なく注入されることになる。
なお、本形態の薬液注入装置100では、造影剤の注入途中で減速開始が入力操作されても(ステップS23)、下限速度が記憶されていないと(ステップS24)、“下限速度が設定されていませんので、減速注入を実行できません”などのガイダンスメッセージがタッチパネル104に表示出力され(ステップS25)、基準速度での注入動作が継続される(ステップS15)。
また、本形態の薬液注入装置100では、減速注入が実行されているとき(ステップS31)、残注時間Trが経過する以前でも(ステップS35)、例えば、ピストン駆動機構117の動作ストロークなどで注入完了が検出されると注入動作が終了される(ステップS36,S37)。
同様に、造影剤の注入途中で減速開始が入力操作されない場合は(ステップS23)、ピストン駆動機構117の動作ストロークなどで注入完了が検出されると(ステップS20)、注入動作が終了される(ステップS37)。さらに、基準速度での注入動作や減速注入が実行されているとき(ステップS15,S31)、例えば、注入中止が入力操作されても(ステップS19,S34)、注入動作は終了される(ステップS37)。
基準速度での注入動作や減速注入が実行されているとき(ステップS15,S31)、例えば、圧力センサ(図示せず)などにより異常発生が検出されると(ステップS21,S33)、“異常発生を検出しました。〜を確認して下さい”などのガイダンスメッセージがタッチパネル104に表示出力されるとともにスピーカユニット105で音声出力され(ステップS22)、注入動作が強制停止される(ステップS37)。
[実施の形態の効果]
本形態の薬液注入装置100では、ピストン駆動機構117の注入速度を減速開始が入力操作されるまでは基準速度に維持し、減速開始が入力操作されると下限速度まで低下させる。
このため、造影度が適正値に到達するまでは造影剤の注入速度を基準速度とし、造影度が適正値に到達してからは造影剤の注入速度を低下させることができるので、造影度を適正に維持して造影剤の注入量を最小限とすることができる。しかも、このために複雑な可変パターンで注入速度を変化させるような必要もないので、造影度を適正に維持することを簡単な構造で実現できる。
さらに、造影剤による造影度は被験者の体重や体格でも変化するが、本形態の薬液注入装置100では、造影度をリアルタイムに確認している作業者が減速開始を入力操作されると、これに対応して注入速度の低下が開始されるので、造影度が適正値に到達した時点で注入速度を低下させることができる。
また、適正な基準速度も撮像部位などにより相違するが、本形態の薬液注入装置100では、撮像部位に対応して基準速度を入力操作することができる。特に、タッチパネル104に模式画像で表示出力される撮像部位を手動操作で選定すれば、基準速度が自動的にデータ設定されるので、適正な基準速度を直感的にデータ設定することができる。
さらに、本形態の薬液注入装置100では、所望の下限速度も入力操作することができ、その下限速度や基準速度がテキストデータやグラフで同一画面にリアルタイムに表示出力されるので、所望により基準速度に対応して適正な下限速度を直感的にデータ設定することができる。
しかも、本形態の薬液注入装置100では、減速開始が入力操作された時点で、造影剤の注入残量が注入総量と基準速度と経過時間から算出されるので、作業者が注入残量を入力操作するような必要がなく、注入残量を重量で実測するような必要もない。さらに、注入残量と基準速度と下限速度から減速度が算出され、その減速度で注入速度が基準速度から下限速度まで順次減速されるので、自動的に適正な減速度で注入速度が低下される。
しかも、注入残量と基準速度と下限速度から残注時間が算出され、その残注時間が経過すると注入動作が終了されるので、造影剤の注入速度を途中からリアルタイムに可変しながらも、その総量を過不足なく注入することができ、その注入を自動的に適正なタイミングで終了することができる。さらに、その注入終了の予定時刻もリアルタイムに表示出力されるので、作業者は注入終了の予定時刻を直感的に確認することができる。
[実施の形態の変形例]
本発明は上記形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。例えば、上記形態では造影/生食注入機構117C,Wを有する薬液注入装置100が造影剤と生理食塩水とを注入することを例示したが、1個のピストン駆動機構117で造影剤のみを注入する薬液注入装置(図示せず)も実施可能である。
また、上記形態では減速開始が入力操作されると基準速度と下限速度から減速度を算出し、注入残量の造影剤を過不足なく注入することを例示したが、例えば、減速開始が入力操作されると注入速度を基準速度から下限速度まで所定の減速度で低下させることも可能である。
この場合、注入速度が下限速度まで低下する以前に造影剤が終了することや、注入速度が下限速度まで低下しても造影剤が終了しないことが発生するが、減速度を一定とすることができるので、作業者が予想しない減速度で注入速度が可変されるようなことを防止できる。さらに、上記形態では算出した残注時間が経過すると注入動作を終了することを例示したが、例えば、基準速度が下限速度まで低下すると注入動作を終了させることも可能である。
また、上記形態では撮像部位の選定操作により薬液注入装置100に基準速度が入力操作されることを例示したが、薬液注入装置に所定の基準速度が固定的に設定されていることも可能であり、撮像部位などとは関係なく所望の基準速度が入力操作されることも可能である。
さらに、上記形態では薬液注入装置100が入力操作される下限速度を記憶し、注入速度を基準速度から記憶している下限速度まで低下させることを例示した。しかし、薬液注入装置が入力操作される減速度を記憶し、注入速度を基準速度から記憶している減速度で低下させることも可能である(図示せず)。
この場合、最終的な下限速度は指定できないが、所望の減速度を指定することができる。なお、このように減速度が入力操作される薬液注入装置では、基準速度Vsが減速度Arで低下される下限速度Vlを“Vl=√(Vs2−2Lr×Ar)”として算出することが可能である。
また、上記形態では薬液注入装置100が減速開始を入力操作により検出することを例示したが、例えば、造影剤の注入開始から減速開始までの経過時間が薬液注入装置に入力操作され、その経過時間が経過すると減速開始を検出することも可能である。
さらに、上記形態ではCTスキャナ300で造影度を確認する作業者が薬液注入装置100に減速開始を入力操作することを例示したが、例えば、造影剤の注入により順次上昇する透視画像の造影度を薬液注入装置がCTスキャナ300からリアルタイムに受信し、その受信される造影度を薬液注入装置がリアルタイムに表示出力することも可能である。この場合、作業者は薬液注入装置で造影度を確認して減速開始を入力操作することができるので、より確実に適正なタイミングで減速開始を入力操作することができる。
また、造影剤の注入により順次上昇する透視画像の造影度を薬液注入装置がCTスキャナ300からリアルタイムに受信し、その受信される造影度が所定の基準値に到達すると減速開始を検出することも可能である。この場合、作業者の入力操作を必要とすることなく、自動的に適正なタイミングで減速開始を実行することができる。さらに、このような薬液注入装置で、作業者が入力操作する基準値を記憶しておき、CTスキャナ300からリアルタイムに受信する造影度が記憶している基準値に到達すると減速開始を検出することも可能である。
また、上記形態では造影剤の注入開始の時点での注入総量が作業者により入力操作されることを例示したが、例えば、薬液シリンジ200にバーコードや二次元コードやRFID(Radio Frequency Identification)チップなどで注入総量がデータ記録されており、その注入総量を薬液注入装置がデータ読取するようなことも可能である。この場合、作業者の入力操作を必要とすることなく、簡単かつ確実に注入総量を入力することができる。
さらに、上記形態では透視撮像装置としてCTスキャナ300を使用し、薬液注入装置100がCT用の造影剤を注入することを例示したが、例えば、透視撮像装置としてMRI装置やPET装置を使用し、それ用の造影剤を薬液注入装置が注入することも可能である。
また、上記形態ではRAM123等に格納されているコンピュータプログラムに対応してCPU121が動作することにより、薬液注入装置100の各種機能として各種手段が論理的に実現されることを例示した。しかし、このような各種手段の各々を固有のハードウェアとして形成することも可能であり、一部をソフトウェアとしてRAM123等に格納するとともに一部をハードウェアとして形成することも可能である。

Claims (26)

  1. 透視撮像装置で透視画像が撮像される被験者に薬液として少なくとも造影剤を注入する薬液注入装置であって、
    前記造影剤の注入を実行する注入実行手段と、
    前記注入の下限速度が入力操作される下限入力手段と、
    入力操作された前記下限速度を記憶する下限記憶手段と、
    注入速度の減速開始を検出する開始検出手段と、
    前記注入実行手段の注入速度を前記減速開始が検出されるまでは所定の基準速度に維持して前記減速開始が検出されると記憶されている前記下限速度まで低下させる動作制御手段と、
    を有している薬液注入装置。
  2. 前記動作制御手段は、前記注入実行手段の注入速度を前記減速開始が検出されると所定の減速度で前記下限速度まで低下させる請求項1に記載の薬液注入装置。
  3. 前記動作制御手段は、
    前記減速開始が検出された時点での前記造影剤の注入残量Lrを検出する残量検出手段と、
    前記基準速度Vsを前記下限速度Vlまで低下させる減速度Arを“Ar=(Vs+Vl)(Vs−Vl)/2Lr”として算出する減速度算出手段と、
    前記減速開始が検出されてから前記注入速度を前記基準速度Vsから前記下限速度Vlまで前記減速度Arで低下させる速度低下手段と、
    を有している請求項1に記載の薬液注入装置。
  4. 透視撮像装置で透視画像が撮像される被験者に薬液として少なくとも造影剤を注入する薬液注入装置であって、
    前記造影剤の注入を実行する注入実行手段と、
    前記注入の減速度が入力操作される減速度入力手段と、
    入力操作された前記減速度を記憶する減速度記憶手段と、
    注入速度の減速開始を検出する開始検出手段と、
    前記注入実行手段の注入速度を前記減速開始が検出されるまでは所定の基準速度に維持して前記減速開始が検出されると記憶されている前記減速度で低下させる動作制御手段と、を有している薬液注入装置。
  5. 前記動作制御手段は、前記注入実行手段の注入速度を前記減速開始が検出されると前記減速度で所定の下限速度まで低下させる請求項4に記載の薬液注入装置。
  6. 前記動作制御手段は、
    前記減速開始が検出された時点での前記造影剤の注入残量Lrを検出する残量検出手段と、
    前記基準速度Vsが前記減速度Arで低下される下限速度Vlを“Vl=√(Vs2−2Lr×Ar)”として算出する下限算出手段と、
    前記減速開始が検出されてから前記注入速度を前記基準速度Vsから前記減速度Arで前記下限速度Vlまで低下させる速度低下手段と、
    を有している請求項4に記載の薬液注入装置。
  7. 前記動作制御手段は、
    前記注入残量Lrの注入に必要な残注時間Trを前記基準速度Vsと前記下限速度Vlから“Tr=2Lr/(Vs+Vl)”として算出する時間算出手段と、
    前記減速開始が検出されてから前記残注時間Trが経過すると前記注入実行手段の注入動作を終了させる注入終了手段と、
    も有している請求項3または6に記載の薬液注入装置。
  8. 前記動作制御手段は、前記基準速度が前記下限速度まで低下すると前記注入実行手段の注入動作を終了させる注入終了手段も有している請求項1ないし3,5,6の何れか一項に記載の薬液注入装置。
  9. 前記残量検出手段は、
    前記造影剤の注入開始の時点での注入総量Laが入力される総量入力手段と、
    前記造影剤の注入開始から前記減速開始が検出されるまでの経過時間Tsを検出する時間検出手段と、
    前記造影剤の注入残量Lrを前記注入総量Laと前記基準速度Vsと前記経過時間Tsから“Lr=La−Vs×Ts”として算出する残量算出手段と、
    を有している請求項3,6,7の何れか一項に記載の薬液注入装置。
  10. 前記基準速度が入力される基準入力手段と、
    入力された前記基準速度を記憶する基準記憶手段と、
    も有しており、
    前記動作制御手段は、前記注入実行手段の注入速度を前記減速開始が検出されるまでは記憶されている前記基準速度に維持する請求項1ないし9の何れか一項に記載の薬液注入装置。
  11. 前記造影剤の注入開始から前記減速開始までの経過時間が入力操作される時間入力手段も有しており、
    前記開始検出手段は、前記注入開始から前記経過時間が経過すると前記減速開始を検出する請求項1ないし10の何れか一項に記載の薬液注入装置。
  12. 前記減速開始が入力操作される開始入力手段も有しており、
    前記開始検出手段は、前記入力操作により前記減速開始を検出する請求項1ないし10の何れか一項に記載の薬液注入装置。
  13. 前記造影剤の注入により順次上昇する前記透視画像の造影度を前記透視撮像装置からリアルタイムに受信する造影度受信手段と、
    受信される前記造影度をリアルタイムに表示出力する造影度表示手段と、
    も有している請求項12に記載の薬液注入装置。
  14. 前記造影剤の注入により順次上昇する前記透視画像の造影度を前記透視撮像装置からリアルタイムに受信する造影度受信手段と、
    前記開始検出手段は、受信される前記造影度が所定の基準値に到達すると前記減速開始を検出する請求項1ないし10の何れか一項に記載の薬液注入装置。
  15. 前記造影度の基準値が入力操作される造影度入力手段と、
    入力操作された前記基準値を記憶する造影度記憶手段と、
    も有しており、
    前記開始検出手段は、受信される前記造影度が記憶されている前記基準値に到達すると前記減速開始を検出する請求項14に記載の薬液注入装置。
  16. 被験者に薬液として少なくとも造影剤を注入する薬液注入装置と、前記造影剤が注入される前記被験者から透視画像を撮像する透視撮像装置と、を有している透視撮像システムであって、
    請求項13ないし15の何れか一項に記載の前記薬液注入装置と、
    この薬液注入装置に前記造影度をリアルタイムに送信する前記透視撮像装置と、
    を有している透視撮像システム。
  17. 透視撮像装置で透視画像が撮像される被験者に薬液として少なくとも造影剤を注入する薬液注入装置の動作制御方法であって、
    前記注入の下限速度の入力操作を受け付け、
    入力操作された前記下限速度を記憶し、
    注入速度の減速開始を検出し、
    前記造影剤の注入速度を前記減速開始が検出されるまでは所定の基準速度に維持して前記減速開始が検出されると記憶されている前記下限速度まで低下させる動作制御方法。
  18. 前記減速開始が検出された時点での前記造影剤の注入残量Lrを検出し、
    前記基準速度Vsを前記下限速度Vlまで低下させる減速度Arを“Ar=(Vs+Vl)(Vs−Vl)/2Lr”として算出し、
    前記減速開始が検出されてから前記注入速度を前記基準速度Vsから前記下限速度Vlまで前記減速度Arで低下させる請求項17に記載の動作制御方法。
  19. 透視撮像装置で透視画像が撮像される被験者に薬液として少なくとも造影剤を注入する薬液注入装置の動作制御方法であって、
    前記注入の減速度の入力操作を受け付け、
    入力操作された前記減速度を記憶し、
    注入速度の減速開始を検出し、
    前記注入実行手段の注入速度を前記減速開始が検出されるまでは所定の基準速度に維持して前記減速開始が検出されると記憶されている前記減速度で低下させる動作制御方法。
  20. 前記減速開始が検出された時点での前記造影剤の注入残量Lrを検出し、
    前記基準速度Vsが前記減速度Arで低下される下限速度Vlを“Vl=√(Vs2−2Lr×Ar)”として算出し、
    前記減速開始が検出されてから前記注入速度を前記基準速度Vsから前記減速度Arで前記下限速度Vlまで低下させる請求項19に記載の動作制御方法。
  21. 前記注入残量Lrの注入に必要な残注時間Trを前記基準速度Vsと前記下限速度Vlから“Tr=2Lr/(Vs+Vl)”として算出し、
    前記減速開始が検出されてから前記残注時間Trが経過すると前記注入動作を終了させる請求項18または20に記載の動作制御方法。
  22. 透視撮像装置で透視画像が撮像される被験者に薬液として少なくとも造影剤を注入する薬液注入装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記注入の下限速度の入力操作を受け付けること、
    入力操作された前記下限速度を記憶すること、
    注入速度の減速開始を検出すること、
    前記造影剤の注入速度を前記減速開始が検出されるまでは所定の基準速度に維持して前記減速開始が検出されると記憶されている前記下限速度まで低下させること、
    を前記薬液注入装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
  23. 前記減速開始が検出された時点での前記造影剤の注入残量Lrを検出すること、
    前記基準速度Vsを前記下限速度Vlまで低下させる減速度Arを“Ar=(Vs+Vl)(Vs−Vl)/2Lr”として算出すること、
    前記減速開始が検出されてから前記注入速度を前記基準速度Vsから前記下限速度Vlまで前記減速度Arで低下させること、
    も前記薬液注入装置に実行させるための請求項22に記載のコンピュータプログラム。
  24. 透視撮像装置で透視画像が撮像される被験者に薬液として少なくとも造影剤を注入する薬液注入装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記注入の減速度の入力操作を受け付けること、
    入力操作された前記減速度を記憶すること、
    注入速度の減速開始を検出すること、
    前記造影剤の注入速度を前記減速開始が検出されるまでは所定の基準速度に維持して前記減速開始が検出されると記憶されている前記減速度で低下させること、
    を前記薬液注入装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
  25. 前記減速開始が検出された時点での前記造影剤の注入残量Lrを検出すること、
    前記基準速度Vsが前記減速度Arで低下される下限速度Vlを“Vl=√(Vs2−2Lr×Ar)”として算出すること、
    前記減速開始が検出されてから前記注入速度を前記基準速度Vsから前記減速度Arで前記下限速度Vlまで低下させること、
    も前記薬液注入装置に実行させるための請求項24に記載のコンピュータプログラム。
  26. 前記注入残量Lrの注入に必要な残注時間Trを前記基準速度Vsと前記下限速度Vlから“Tr=2Lr/(Vs+Vl)”として算出すること、
    前記減速開始が検出されてから前記残注時間Trが経過すると前記注入動作を終了させること、
    も前記薬液注入装置に実行させるための請求項23または25に記載のコンピュータプログラム。
JP2007513001A 2005-04-11 2006-04-10 薬液注入装置 Expired - Fee Related JP4808213B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007513001A JP4808213B2 (ja) 2005-04-11 2006-04-10 薬液注入装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005112938 2005-04-11
JP2005112938 2005-04-11
JP2007513001A JP4808213B2 (ja) 2005-04-11 2006-04-10 薬液注入装置
PCT/JP2006/307585 WO2006109777A1 (ja) 2005-04-11 2006-04-10 薬液注入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2006109777A1 JPWO2006109777A1 (ja) 2008-11-20
JP4808213B2 true JP4808213B2 (ja) 2011-11-02

Family

ID=37087048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007513001A Expired - Fee Related JP4808213B2 (ja) 2005-04-11 2006-04-10 薬液注入装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4808213B2 (ja)
WO (1) WO2006109777A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2464046T3 (es) 2009-07-24 2014-05-30 Bayer Medical Care Inc. Sistema inyector médico multi-fluidos
JP6522495B2 (ja) * 2013-04-11 2019-05-29 株式会社根本杏林堂 データ処理装置、医用検査システム、およびコンピュータプログラム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004298549A (ja) * 2003-04-01 2004-10-28 Nemoto Kyorindo:Kk 薬液注入装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004298549A (ja) * 2003-04-01 2004-10-28 Nemoto Kyorindo:Kk 薬液注入装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2006109777A1 (ja) 2006-10-19
JPWO2006109777A1 (ja) 2008-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7010513B2 (ja) 薬液注入装置および薬液注入システム
JP4490642B2 (ja) 薬液注入装置
JP4654129B2 (ja) 入力操作された注入条件を画像表示する薬液注入装置
JP4982359B2 (ja) 薬液注入システム
JP5743991B2 (ja) 薬液注入システム
EP1681069A1 (en) Medicinal liquid infusion apparatus
JPWO2007116840A1 (ja) 薬液注入装置
JP2004248734A (ja) 薬液注入装置
WO2007116862A1 (ja) 薬液注入装置
WO2007114447A1 (ja) 薬液注入装置
JP2023502787A (ja) 流体インジェクタとともに一体型カメラを利用するシステムおよび方法
JP4808213B2 (ja) 薬液注入装置
JP4955744B2 (ja) 薬液注入装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110803

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110816

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140826

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4808213

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees