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JP4808168B2 - 表示装置 - Google Patents

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JP4808168B2
JP4808168B2 JP2007044537A JP2007044537A JP4808168B2 JP 4808168 B2 JP4808168 B2 JP 4808168B2 JP 2007044537 A JP2007044537 A JP 2007044537A JP 2007044537 A JP2007044537 A JP 2007044537A JP 4808168 B2 JP4808168 B2 JP 4808168B2
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Description

本発明は、映像を表示する表示装置に関し、特にパネル部の背面にスピーカユニットを設けた表示装置に関する。
液晶ディスプレイまたはプラズマディスプレイ等の所謂薄型テレビとよばれる表示装置は、スピーカが一体的に取り付けられているものが多い。この一体型のスピーカは表示パネルの下側2カ所、上側2カ所または中段左右の2カ所に前向きに取り付けられ、映像と共に音声をも楽しむことができる。
ところで、このような一体型のスピーカを表示パネルの周囲に取り付けた場合、スピーカの取り付け部分だけ装置の縦または横方向の外寸が増加することになる。このような問題点を解消し小型化を図る技術が開示されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1はスピーカの一部を表示パネルの背面側にて重畳させることにより小型化を図っている。
特開2006−319723号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では小型化に限度があり、またスピーカからの音が表示パネルにあたり、表示パネルが振動するという問題も発生する。また、近年表示パネルの大型化が進み、これに伴いスピーカも大型化することから、縦及び横方向の外寸も次第に増加するという問題が顕在化してきた。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、スピーカユニットをパネル部背面に設け、放音面をパネル部背面に対して略垂直とし、開口部に設けられるルーバを介して音声を出力することにより、スピーカユニットの取り付けに起因する外形寸法の増大を防止して、小型化を実現することが可能な表示装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、スピーカユニットをパネル部背面に設け、音声出力面を後方側とし、筐体内部の反射板を介して開口部から音声を出力することにより、スピーカユニットの取り付けに起因する外形寸法の増大を防止して、小型化を実現することが可能な表示装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、パネル部へのスピーカユニットの取り付けを、緩衝部材を介して行うことにより、パネル部に対するスピーカの振動を低減することが可能な表示装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、筐体前面の開口を通じて音域の異なる第2スピーカから音声を出力することにより、小型化を確保しつつより再現性豊かな音声を出力することが可能な表示装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、エンクロージャの一部を開口させて音を出力することによりさらに、再現性豊かな音声を出力することが可能な表示装置を提供することにある。
本発明に係る表示装置は、映像を表示するパネル部と、該パネル部背面に設けられ、放音面が前記パネル部の背面に対して略垂直となるスピーカユニットと、前記パネル部及びスピーカユニットを収容する筐体と、該筐体の前記スピーカユニット近傍に形成される開口部と、該開口部に設けられるルーバとを備え、前記スピーカユニットは第1スピーカ及び該第1スピーカを収容するエンクロージャを備え、前記エンクロージャに開口する第3開口部と、前記パネル部正面側にて前記筐体に開口する第4開口部と、前記第3開口部及び第4開口部を連結する連結管と、前記パネル部正面側にて前記第1スピーカからの音声を正面側へ出力する放出孔とを備えることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記ルーバは、前記パネル部の正面側へ向けて傾斜していることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記ルーバは、前記開口部に架設され、前記パネル部の正面側へ向けて傾斜する複数の板から構成されることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、映像を表示するパネル部と、該パネル部背面に設けられ、該背面と放音面とのなす角が鋭角となるスピーカユニットと、前記パネル部及びスピーカユニットを収容する筐体と、該筐体の前記スピーカユニット近傍に形成される開口部と、該開口部に設けられるルーバとを備え、前記スピーカユニットは第1スピーカ及び該第1スピーカを収容するエンクロージャを備え、前記エンクロージャに開口する第3開口部と、前記パネル部正面側にて前記筐体に開口する第4開口部と、前記第3開口部及び第4開口部を連結する連結管と、前記パネル部正面側にて前記第1スピーカからの音声を正面側へ出力する放出孔とを備えることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、映像を表示するパネル部と、該パネル部背面に設けられ、該背面と放音面とのなす角が鋭角となるスピーカユニットと、前記パネル部及びスピーカユニットを収容する筐体と、前記スピーカユニット近傍にて前記筐体内壁に前記スピーカユニットに向けて突設される反射板と、前記スピーカユニット近傍にて前記筐体に形成される開口部とを備え、前記スピーカユニットは第1スピーカ及び該第1スピーカを収容するエンクロージャを備え、前記エンクロージャに開口する第3開口部と、前記パネル部正面側にて前記筐体に開口する第4開口部と、前記第3開口部及び第4開口部を連結する連結管とを備えることを特徴とする表示装置。
本発明に係る表示装置は、映像を表示するパネル部と、該パネル部背面に設けられ、音声の出力方向が前記パネル部正面とは反対方向であるスピーカユニットと、前記パネル部及びスピーカユニットを収容する筐体と、前記スピーカユニット近傍にて前記筐体内壁に前記スピーカユニットに向けて突設される反射板と、前記スピーカユニット近傍にて前記筐体に形成される開口部とを備え、前記スピーカユニットは第1スピーカ及び該第1スピーカを収容するエンクロージャを備え、前記エンクロージャに開口する第3開口部と、前記パネル部正面側にて前記筐体に開口する第4開口部と、前記第3開口部及び第4開口部を連結する連結管とを備えることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記スピーカユニットは、パネル部背面の下側の左右2カ所に設けられていることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記スピーカユニットは、パネル部背面の上側の左右2カ所に設けられていることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記スピーカユニットは、パネル部背面の左隅及び右隅の略中央付近2カ所に設けられていることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記スピーカユニットから前記パネル部に伝わる振動を吸収するために取り付けられる緩衝部材を備えることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記スピーカユニットは第1スピーカ及び該第1スピーカを収容するエンクロージャを備え、前記パネル部正面側にて前記筐体に開口する第2開口部と、該第2開口部を介して音声を出力する前記第1スピーカとは音域の異なる第2スピーカとを備えることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、映像を表示するパネル部と、該パネル部背面に設けられ、放音面が前記パネル部の背面に対して略垂直となるスピーカユニットと、前記パネル部及びスピーカユニットを収容する筐体と、該筐体の前記スピーカユニット近傍に形成される開口部と、該開口部に設けられるルーバとを備え、前記ルーバは、前記開口部に架設され、前記パネル部の正面側へ向けて傾斜し、かつ、バックキャビネットの中心から隅へ向けて幅狭となる複数の板から構成されることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、映像を表示するパネル部と、該パネル部背面に設けられ、該背面と放音面とのなす角が鋭角となるスピーカユニットと、前記パネル部及びスピーカユニットを収容する筐体と、該筐体の前記スピーカユニット近傍に形成される開口部と、該開口部に設けられるルーバとを備え、前記ルーバは、前記開口部に架設され、前記パネル部の正面側へ向けて傾斜し、かつ、バックキャビネットの中心から隅へ向けて幅狭となる複数の板から構成されることを特徴とする。
本発明にあっては、筐体内部のパネル部は映像を表示する。スピーカユニットはパネル部背面に設けられる。そして、スピーカユニットの放音面はパネル部の背面に対して略垂直となるよう構成する。そして、パネル部の放熱を兼ねる開口部は、筐体のスピーカユニット近傍に形成される。スピーカユニットからの音声は、開口部に設けられるルーバから出力される。このルーバは、パネル部の正面側へ向けて傾斜させればよい。このスピーカユニットは、パネル部背面の下側または上側の左右2カ所に設けられる。または、このスピーカユニットは、パネル部背面の左隅及び右隅の略中央付近2カ所に設けられる。
本発明にあっては、ルーバは、開口部に架設される。また、複数の板から構成されるルーバは、パネル部の正面側へ向けて傾斜する。
本発明にあっては、スピーカユニットは、パネル部背面に設けられ、背面と放音面とのなす角が90度よりも小さい鋭角である。この場合も同様に、開口部に設けられるルーバから音声が出力される。さらには、音声の出力方向がパネル部正面とは反対方向である場合、スピーカユニット近傍にて筐体内壁に反射板を突設しておく。この場合、反射板により音声が反射し、スピーカユニット近傍にて筐体に形成される開口部を通じて音声が出力される。
本発明にあっては、緩衝部材は、スピーカユニットからパネル部への振動を吸収させるべく取り付けられる。
本発明にあっては、スピーカユニットは第1スピーカ及びこれを収容するエンクロージャを備える。さらに、第1スピーカとは音域の異なる第2スピーカを用意する。パネル部正面側にて筐体に開口する第2開口部を設け、この第2開口部を介して第2スピーカから音声を出力する。
本発明にあっては、エンクロージャに開口する第3開口部を設ける。第3開口部からは低域音が出力される。
本発明にあっては、パネル正面側にて筐体に開口する第4開口部を設ける。そして、管状の連結管を第3開口部と第4開口部との間で連結する。連結管を通じて正面側に低域音が出力される。
本発明にあっては、スピーカユニットはパネル部背面に設けられる。そして、スピーカユニットの放音面はパネル部の背面に対して略垂直となるよう構成する。そして、スピーカユニットからの音声は、開口部に設けられるルーバから出力される。これにより、スピーカユニットが縦または横の外形寸法の増大に影響しないことから、表示装置の小型化を実現することができる。また放熱を兼ねる開口部にルーバを設け音声を出力するので、ユーザに適切に音声が伝達される。
本発明にあっては、ルーバは、開口部に架設され、複数の板から構成されるルーバは、パネル部の正面側へ向けて傾斜する。これにより、放熱機能を維持しつつ、ルーバの正面側への傾斜により、スピーカユニットからの音声を視聴者側へ伝達することが可能となる。
本発明にあっては、スピーカユニットは、パネル部背面に設けられ、背面と放音面とのなす角が90度よりも小さい鋭角である。この場合も同様に、開口部に設けられるルーバから音声が出力される。さらには、音声の出力方向がパネル部正面に対して反対方向である場合、スピーカユニット近傍にて筐体内壁に反射板を突設しておく。この場合、反射板により音声が反射し、スピーカユニット近傍にて筐体に形成される開口部を通じて音声が出力される。このように、後ろ向きに設置する等、音響設定に応じて、自由なスピーカの設置が可能である。
本発明にあっては、緩衝部材は、スピーカユニットからパネル部への振動を吸収させるべく取り付けられる。これにより、音量が増大した場合でも、パネル部が振動するという事態を回避することが可能となる。
本発明にあっては、スピーカユニットは第1スピーカ及びこれを収容するエンクロージャを備える。さらに、第1スピーカとは音域の異なる第2スピーカを用意する。パネル部正面側にて筐体に開口する第2開口部を設け、この第2開口部を介して第2スピーカから音声を出力する。これにより、縦または横の外形寸法を大きくすることなく例えば高音等の音声を再現することが可能となる。
本発明にあっては、エンクロージャに開口する第3開口部からは低域音が出力される。これにより、小型化を図りつつより再現性を高めることが可能となる。
本発明にあっては、管状の連結管を第3開口部と第4開口部との間で連結する。連結管を通じて正面側に低域音が出力される。これにより、筐体のスペースを有効に利用でき小型化を実現しつつ、より迫力のある音声を再現することが可能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
実施の形態1
以下本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は表示装置の組立状態を示す模式的斜視図である。表示装置は前側筐体(以下、フロントキャビネットという)4、後側筐体(以下、バックキャビネットという)2、フロントキャビネット4とバックキャビネット2との間に間挿されるパネル部3、及び、スピーカユニット1、1を含んで構成される。なお、以下では表示装置を液晶ディスプレイであるものとして説明するが、プラズマディスプレイ、有機EL(electroluminescence)ディスプレイまたはSED(Surface-conduction Electron-emitter Display)等の他の薄型ディスプレイであっても良い。
映像を正面側に表示する矩形状のパネル部3は、液晶基板、液晶基板を保持する保持枠体、液晶基板の背面に配置される光学シート、光学シートの背面に配置され複数の蛍光管を保持するバックライトホルダ及びバックライトホルダ(いずれも図示せず)を覆う矩形状のバックライトシールド33を重ね合わせたものである。バックライトシールド33の背面には回路基板及び電源基板等の電気部品31、31…が取り付けられている。またバックライトシールド33の背面下側の左右2カ所にはスピーカユニット1、1が取り付けられている。
後述するようにスピーカユニット1の放音面は、バックライトシールド33の背面に係る平面に略垂直となるよう取り付けられており、スピーカユニット1からの音声は下側に向けて出力される。表示装置の前面に設けられるフロントキャビネット4は、パネル部3の正面視における面積よりも少し小さい面積を有する長方形状の開口を有する。この開口の4方を覆うように、断面視がL字型の枠体が形成されている。フロントキャビネット4の4隅には、図示しない係止手段が設けられており、ネジ等によりパネル部3をフロントキャビネット4に固定する。
バックキャビネット2は、所定の高さをもつスピーカユニット1、1及び電気部品31、31…を覆うべく、平面視が矩形状で、所定の深さをもつ皿形の形状をなす。バックキャビネット2の正面はパネル部3の正面視における面積よりも大きい面積を有する開口を有する。バックキャビネット2は、パネル部3を間に介在させてフロントキャビネット4に取り付けられる。このようにしてスピーカユニット1が背面に取り付けられたパネル部3はフロントキャビネット4とバックキャビネット2との間に収容される。
図2はスピーカユニット1の取り付け状態を示す斜視図であり、図3はアングルの取り付け状態を示す模式的斜視図である。バックライトシールド33の背面下側の左右2カ所にはスピーカユニット1、1が、パネル部3の中心から見て対称となる位置に取り付けられている。なお、奥側のスピーカユニット1の参照符号は適宜省略している。スピーカユニット1はアングル5を介在させてバックライトシールド33に取り付けられている。
図3に示すようにトレイ形状のアングル5は平板部51、側板部52、52、鍔部55、55、ネジ穴56、56、56、56、及び、貫通穴53、53、53、53を含んで構成される。パネル部3の背面と同一平面上に広がる矩形状の平板部51の両側端には側板部52、52が突設されている。一端が平板部51に支持される側板部52の突設方向は、平板部51に対して略垂直となる方向である。側板部52の他端には、平板部51と略平行に矩形状の鍔部55が延設されている。鍔部55の上下2カ所にはスピーカユニット1を固定するためのネジ穴56、56が設けられている。平板部51の4隅にはネジ54、54、54、54を貫通させるための貫通穴53、53、53、53が設けられている。
バックライトシールド33の背面には、貫通穴53、53、53、53と対応する位置に、4つのネジ穴32、32、32、32が形成されている。アングル5を取り付ける場合は、バックライトシールド33のネジ穴32、32、32、32の中心に、貫通穴53、53、53、53の中心を一致させ、ネジ54、54、54、54を螺合する。なお、本実施の形態においてはネジ54及びネジ穴32の螺合によりアングル5をバックライトシールド33の背面に取り付ける形態を説明したが、接着剤、またはフック等の適宜の係止手段で固定するようにすればよい。
図2に示すようにスピーカユニット1は、エンクロージャ14、スピーカ11、案内板111、第2スピーカ12、第3スピーカ13、第3開口部143、連結管としてのダクト131及びフック146、146、146、146等を含んで構成される。スピーカ11を収容するエンクロージャ14は中空の直方体状をなし、アングル5を介してバックライトシールド33の背面に固定される。エンクロージャ14の側面142の中段近傍左右には、平面視Uの字型のフック146、146が鍔部55の延設方向と平行に突設されている。フック146は左側の側面142に2カ所、右側の側面142に2カ所、計4カ所設けられており、ゴムにより周囲が覆われたダンベル状のゴムブッシュ(緩衝部材)56B、56B、56B、56Bに係止される。
エンクロージャ14のアングル5への取り付けは、ゴムブッシュ56Bをフック146へ係止する。そしてゴムブッシュ56Bの中心軸が鍔部55のネジ穴56の中心に一致するよう、アングル5の鍔部55上にエンクロージャ14を載置する。次いで、図示しないネジをパネル部3の背面側から正面側へ向けてゴムブッシュ56B内部を貫通させ、鍔部55上のネジ穴56に螺合することで、アングル5の鍔部55上への固定が完了する。この場合、エンクロージャ14の底面はアングル5の平板部51から離れている。これにより、スピーカ11による振動はゴムブッシュ56Bにより吸収される。
なお、本実施の形態においては緩衝部材としてゴムブッシュ56Bを用いた例を説明したが、これに限るものではない。例えば、ゴムブッシュ56Bに代えて、ドーナツ状のゲル等をフック146下面と鍔部55との間に挿入しても良い。その他、アングル5の鍔部55、側板部52及び平板部51にゴム、スポンジ等を接着剤により貼り付け、平板部51及び鍔部55等に直接当接させた状態でスピーカユニット1を固定するようにしても良い。その他、フック146を緩衝部材として、弾性をもつ樹脂等により形成するようにしても良い。また、本実施の形態においては、スピーカユニット1の下側がバックライトシールド33の下側から所定長はみ出す形で取り付けられているが、スピーカユニット1をこれよりも上側の適宜の位置に取り付けても良い。
エンクロージャ14の底面141中央付近には、スピーカ11が下向きに取り付けられている。このスピーカ11は、放音面がパネル部3の背面に係る平面に対して略垂直であり、音声は下向きに出力される。エンクロージャ14の底面141のスピーカ11の左右には、エンクロージャ14の下側へ向けて、音声を下側へ案内するための案内板111、111が突設されている。案内板111は矩形状をなし、その長手方向が後述するスリットと同方向となるよう延設されている。放音面がパネル部3の背面に係る平面に対して略垂直なスピーカ11からの音声は案内板111の案内に従い下向きに出力される。フロントキャビネット4下側長辺上のスピーカユニット1近傍には、スピーカ11からの音声をフロントキャビネット4の正面側へ導くための複数の放出孔41が形成されている。
本実施の形態においては、スピーカ11は中音域用のスコーカが用いられ、これに加えて、音域の異なる第2スピーカ12及び第3スピーカ13が設けられる。以下では第2スピーカ12を高音域用のツイータ12、第3スピーカ13を低音域用のウーハ13であるものとして説明する。なお、ツイータ12及びウーハ13は必ずしも設ける必要はなく、スピーカ11にフルレンジスピーカを採用するようにしても良い。さらに、上述したスピーカの組み合わせはあくまで一例であり、音域が異なるのであれば、超低音域用のサブウーハ、超高音域用のスーパツイータ、中低音域用のミッドバス等を適宜組み合わせても良い。
ツイータ12はフロントキャビネット4背面にて、パネル部3の下側左右2カ所に固定されている。フロントキャビネット4の長辺下側左右2カ所には、第2開口部(以下、ツイータ用開口部)42、42が形成されており、ツイータ12は、音声がツイータ用開口部42を介して正面側へ出力されるよう正面向きに固定される。図4は表示装置下側を示す斜視図である。フロントキャビネット4の下側にはパネル部3正面に対して、長手方向に延びる凹部45が形成されている。凹部45はフロントキャビネット4の正面側を開口とし、フロントキャビネット4正面により形成される平面よりも背面側に向けて凹設されている。
フロントキャビネット4正面側右隅の凹部45にはツイータ用開口部42が形成されており、左側にはスピーカ11からの音声を正面側へ出力する放出孔41が形成され、さらにその左側には、後述する第4開口部(以下、ウーハ用開口部44)が形成されている。複数の孔からなる放出孔41、41、・・・はフロントキャビネット4の凹部45長手方向にハニカム状にパンチングされている。なお、図示しないが、これらと対称位置である左側には同様にツイータ用開口部42、放出孔41及びウーハ用開口部44が左側から順に中央部にかけて形成されている。図2に示すようにフロントキャビネット4の適宜の箇所にはネジ穴が中心に形成された係止部46、46、・・・が正面側から背面側へ向けて突設されている。フロントキャビネット4にバックキャビネット2を重ね合わせ、バックキャビネット2背面側からネジ(図示せず)を挿入し、係止部46へ螺合することにより取り付けが完了する。
図5はウーハ13の断面を示す断面図である。スピーカユニット1は密閉型のエンクロージャ14の一部に、低音共振用のダクト131を取り付けた所謂バスレフ型である。エンクロージャ14の底面141隅には第3開口部143が設けられている。断面視J字型の管状のダクト131の一端はエンクロージャ14内部に挿入されている。ダクト131は底面141から突出し、フロントキャビネット4背面側から正面側に向けて略90度向きを変えて延設され、その他端はウーハ用開口部44に臨ませている。
エンクロージャ14内の低音はダクト131を通じてフロントキャビネット4の凹部45側へ向かい、ウーハ用開口部44からパネル部3の正面側方向へ出力される。なお、本実施の形態においてはウーハ13のダクト131を、フロントキャビネット4の正面側に位置するウーハ用開口部44から出力する形態につき説明したが、スピーカ11と同様にダクト131の他端を下向きに設置し、スピーカ11と同方向である下向きに出力するようにしても良い。その他、ダクト131を用いることなく、ウーハ用開口部44からスピーカ11と同じく下向きに音声を出力するようにしても良い。
図6は表示装置のスピーカ11近傍の縦断面を示す縦断面図、図7は表示装置の底面を示す模式的斜視図、図8はルーバの断面の詳細を示す拡大断面図である。スピーカ11はその放音面がパネル部3の背面により形成される平面に対して略垂直となるよう、すなわち音声の出力方向が下向きとなるようエンクロージャ14に取り付けられる。スピーカ11は、ヨーク112、マグネット113、フレーム114、ダンパ117、振動板110及びエッジ115を含んで構成される。ドーナツ状のマグネット113にはヨーク112が貫通しており、これらの下側にはスカート状のフレーム114が下向きに設けられる。
フレーム114の上側にはダンパ117が架設され、フレーム114の先端には、断面視半円形状のエッジ115が下向きに周設される。底面視環状のエッジ115の内周側には、皿状の振動板110が下側に開口させた状態で取り付けられている。底面視円形の振動板110はその開口する口径が下側に向けて徐々に大きくなる形状をなしている。本実施の形態においては、この皿状振動板110の口径が最も広くなる開口面と同一平面を放音面であるものとして説明する。パネル部3の背面に取り付けられたスピーカユニット1の周囲はフロントキャビネット4及びバックキャビネット2に覆われる。
バックキャビネット2の底面は図6に示すように、パネル部3の背面により形成される平面に対して90度よりも小さくなるよう所定角度傾斜している。なお、バックキャビネット2の底面を放音面と平行、すなわち、パネル部3の背面により形成される平面に対して略垂直であっても良い。バックキャビネット2の底面には、放熱及び放音を兼ねる開口部(以下、スリットという)21、21、・・・がパネル部3の正面側から背面側に向かう方向へ複数形成される。すなわち、底面視においてスリット21、21、・・・はパネル部3の背面に係る平面と交差する方向へ複数形成される。スリット21、21、・・・はバックキャビネット2底面にてフレーム22、22、・・・間に格子状に設けられる。
バックキャビネット2底面のスピーカ11の下側位置には、ルーバ23、23、・・・がスリット21と交差する方向に架設されている。ルーバ23はパネル部3の背面長手方向と同方向に延設される矩形状の平板であり、長辺側一側はバックキャビネット2底面にて、スリット21と交差する方向にて架設されている。断面視においてルーバ23は長辺側一側から長辺側他側へ向けて、パネル部3の正面側へ向かう方向へ傾斜している。このルーバ23のバックキャビネット2底面に対する傾斜角度は例えば30度程度としておけばよい。なお、図7に示すようにルーバ23、23、・・・の底面視における左右には放熱用のスリット21、21、・・・が縦方向及び横方向に形成されるフレーム22、22、・・・によって格子状に形成されている。
スピーカ11の振動板110からの音声は、放音面に対して垂直の向きに出力される。音声はバックキャビネット2底面に向かい、底面に形成されるスリット21、21、・・・を経てルーバ23、23、・・・の傾斜面により反射され、パネル部3及びフロントキャビネット4の正面側に向けて出力される。なお、上述したスリット21、フレーム22及びルーバ23は、バックキャビネット2底面の対称位置にも、他方のスピーカ11の放音のため設けられる。また図2に示すようにスピーカ11からの音声の一部は放出孔41からも放出される。ルーバ23は底面視が長方形状のものの他、図7に示すように、底面視が台形状のものであっても良い。台形状のルーバ23は、バックキャビネット2底面において左右隅へ向かって幅狭となるテーパ状に形成される。すなわち、ルーバ23における反射面はバックキャビネット2底面の中心側の方が左右端側よりも大きく構成されている。この場合スピーカ11からの音声はパネル部3正面側の中央付近に向けて出力される。
実施の形態2
実施の形態2は放音面が傾斜している形態に関する。図9は実施の形態2に係るスピーカ11近傍の縦断面を示す縦断面図である。スピーカ11は音声の出力方向が下向きではなく、後側に傾けて取り付けられる。図9に示すようにスピーカ11の放音面と、パネル部3の背面に係る平面との、表示装置中心側のなす角は90度よりも小さい角度(鋭角)となるようスピーカ11は傾けて取り付けられる。例えば80度程度であればよい。スピーカ11のフレーム114の側面は、スピーカ11が傾斜するようエンクロージャ14底面に把持される。
この場合、皿状の振動板110の口径が最も広くなる開口面たる放音面がパネル部3背面に係る平面に対し、鋭角となる。実施の形態1と同じくスピーカ11からの音声は放音面に対し垂直に出力される。そしてバックキャビネット2底面に向かう音声は、スリット21、21、・・・を経てルーバ23、23、・・・により反射される。ルーバ23により反射された音声はパネル部3の正面側へ向けて放出される。なお、本実施の形態においては、スピーカ11を傾斜させる例を説明したが、スピーカユニット1自体を傾斜させても良い。この場合でも、スピーカ11からの音声はルーバ23により反射され、反射された音声はパネル部3の正面側へ向けて放出される。
本実施の形態2は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態3
実施の形態3はスピーカユニット1をパネル部3背面の上側左右2カ所に取り付ける形態に関する。図10は実施の形態3に係る表示装置の組立状態を示す模式的斜視図、図11は実施の形態3に係るスピーカ11近傍の縦断面を示す縦断面図である。スピーカユニット1、1はパネル部3の背面であるバックライトシールド33上の上側左右2カ所に取り付けられている。スピーカ11は音声が上側へ出力されるよう上向きにエンクロージャ14に取り付けられている。図11に示す如くスピーカ11の放音面はパネル部3の背面に係る平面に略垂直となるよう取り付けられる。
バックキャビネット2の上側のスピーカ11近傍にはスリット21、21、・・・、フレーム22、22、・・・及びルーバ23、23、・・・が設けられている。スリット21はパネル部3背面と交差する方向に正面側から背面側へ向けて設けられている。そしてスリット21と交差する方向へルーバ23がバックキャビネット2上面のスピーカ11と対向する位置に架設されている。ルーバ23は実施の形態1と同じくバックキャビネット2長手方向に延びる矩形状の平板であり、長辺側一側はバックキャビネット2上面に取り付けられている。断面視においてルーバ23は長辺側一側から長辺側他側へ向けて、パネル部3の正面側へ向かう方向へ傾斜している。このルーバ23のバックキャビネット2上面に対する傾斜角度は例えば30度程度としておけばよい。なお、図示しないがエンクロージャ14はアングル5を介して取り付けるようにしても良い。
図11に示すようにスピーカ11からの音声は放音面に対し垂直上側に出力される。そしてバックキャビネット2上面に向かう音声は、スリット21、21、・・・を経てルーバ23、23、・・・により反射される。ルーバ23により反射された音声はパネル部3の正面側へ向けて放出される。エンクロージャ14の上面にはウーハ13用の第3開口部143が設けられており、第3開口部143から上側へ向けてダクト131が突設している。突設されるダクト131は、パネル部3正面側へ向けて90度折れ曲がり、背面側から正面側に向けて所定長延設される。フロントキャビネット4上側長辺には、ウーハ用開口部44、44が対称位置に設けられており、これらの外側の対称位置にはツイータ用開口部42、42が設けられている。なお、実施の形態1と同じくウーハ用開口部44とツイータ用開口部42との間に放出孔41を形成しても良い。
パネル部3は、ダクト131他端がウーハ用開口部44と一致するようフロントキャビネット4に取り付けられる。フロントキャビネット4の上側長辺内壁には対称位置にツイータ12、12が取り付けられている。ツイータ12からの音声がツイータ用開口部42から出力されるよう、同位置に取り付けられる。ツイータ12及びウーハ13からの音声は、フロントキャビネット4正面上側のツイータ用開口部42及びウーハ用開口部44からそれぞれ出力される。
本実施の形態3は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1及び2と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態4
実施の形態4は、スピーカユニット1をパネル部3背面の左隅及び右隅の略中央付近2カ所に設けた形態に関する。図12は実施の形態4に係る表示装置の組立状態を示す模式的斜視図、図13は実施の形態4に係るスピーカ11近傍の横断面を示す横断面図である。スピーカユニット1、1はパネル部3の背面であるバックライトシールド33上の左右隅の中央付近2カ所にそれぞれ取り付けられている。スピーカ11は音声が横側へ出力されるよう横向きにエンクロージャ14に取り付けられている。図13に示す如くスピーカ11の放音面はパネル部3の背面に係る平面に略垂直となるよう取り付けられる。
バックキャビネット2の横側のスピーカ11近傍にはスリット21、21、・・・、フレーム22、22、・・・及びルーバ23、23、・・・が設けられている。スリット21はパネル部3背面と交差する方向に正面側から背面側へ向けて設けられている。そしてスリット21と交差する方向へルーバ23がバックキャビネット2横側のスピーカ11と対向する位置に架設されている。ルーバ23は実施の形態1と同じくバックキャビネット2側面長手方向に延びる矩形状の平板であり、長辺側一側はバックキャビネット2側面に取り付けられている。断面視においてルーバ23は長辺側一側から長辺側他側へ向けて、パネル部3の正面側へ向かう方向へ傾斜している。このルーバ23のバックキャビネット2側面に対する傾斜角度は例えば30度程度としておけばよい。なお、図示しないがエンクロージャ14はアングル5を介して取り付けるようにしても良い。
スピーカ11からの音声は放音面に対し垂直に出力される。そしてバックキャビネット2側面に向かう音声は、スリット21、21、・・・を経てルーバ23、23、・・・により反射される。ルーバ23により反射された音声はパネル部3の正面側へ向けて放出される。エンクロージャ14の側面にはウーハ13用の第3開口部143が設けられており、第3開口部143から横側へ向けてダクト131が突設している。突設されるダクト131は、パネル部3正面側へ向けて90度折れ曲がり、背面側から正面側に向けて所定長延設される。フロントキャビネット4の各短辺上には、ウーハ用開口部44、44が対称位置に設けられており、これらの上側の対称位置にはツイータ用開口部42、42がそれぞれフロントキャビネット4短辺上に設けられている。なお、実施の形態1と同じくウーハ用開口部44とツイータ用開口部42との間に放出孔41を形成しても良い。
パネル部3は、ダクト131他端がウーハ用開口部44と一致するようフロントキャビネット4に取り付けられる。フロントキャビネット4の短辺内壁には対称位置にツイータ12、12がそれぞれ取り付けられている。ツイータ12からの音声がツイータ用開口部42から出力されるよう、同位置に取り付けられる。ツイータ12及びウーハ13からの音声は、フロントキャビネット4正面左右短辺のツイータ用開口部42及びウーハ用開口部44からそれぞれ出力される。
本実施の形態4は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1乃至3と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態5
実施の形態5はスピーカ11を後ろ向きに傾斜させる形態に関する。図14は実施の形態5に係るスピーカ11近傍の縦断面を示す縦断面図である。パネル部3の背面下部のバックライトシールド33上には実施の形態1と同じく、スピーカユニット1のエンクロージャ14が取り付けられている。実施の形態1ではスピーカ11の音声の出力方向が下向きとなるようエンクロージャ14に設けたが、実施の形態5においては、スピーカ11は、音声が斜め後方であるバックキャビネット2の背面26と底面27との間の傾斜面25に向けて出力されるよう設けられる。これら背面26、底面27及び傾斜面25の内側がバックキャビネット2の内壁を構成する。
図14に示すようにスピーカ11の放音面と、パネル部3の背面により形成される平面との、表示装置中心側のなす角は鋭角となるようスピーカ11は傾けて取り付けられる。この場合、皿状の振動板110の口径が最も広くなる開口面たる放音面がパネル部3背面に係る平面に対し、鋭角となる。これは例えば30度程度であればよい。スピーカ11のフレーム114の側面は、スピーカ11が傾斜するようエンクロージャ14に把持される。バックキャビネット2は背面26、底面27、傾斜面25及び反射板24を含んで構成される。
バックキャビネット2の背面26と底面27との間には断面視において放音面と略平行な矩形状の傾斜面25が形成される。スピーカ11の近傍である傾斜面25の内壁には傾斜面に対して所定角度をなして突出する矩形状の反射板24、24、・・・が形成されている。底面27の傾斜面25近傍の一端には放熱及び放音を兼ねるスリット21が形成されている。図15は実施の形態5の表示装置の底面を示す模式的斜視図である。スリット21、21、・・・は縦及び横に形成されるフレーム22、22、・・・により格子状に形成される。反射板24は傾斜面25の長手方向に延設される矩形状をなし、反射板24にて反射する音声は、底面27の長手方向に連設されるスリット21、21、・・・を介して出力される。
図14に示すように傾斜面25から突出する反射板24は、スピーカ11からの音声が反射板24の反射によりスリット21を介して出力されるような角度とすれば良い。例えば、傾斜面25と反射板24とがなす断面視における角度は120度程度とすれば良い。この場合、反射板24にて反射した音声は底面に形成されるスリット21からフロントキャビネット4下側へ向けて出力され、パネル部3の正面側へ向けて放出されることになる。なお、上述したスピーカユニット1、傾斜面25、反射板24及びスリット21は表示装置の下側左右に対称に設けられる。また、実施の形態3及び4で述べたとおり、本実施の形態におけるスピーカユニット1、傾斜面25、反射板24及びスリット21を表示装置の上側左右2カ所に配置するほか、左隅及び右隅の略中央部に配置するようにしても良い。さらに、スピーカユニット1のパネル部3への取り付けは実施の形態1と同じくアングル5を介して行っても良い。
本実施の形態5は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1乃至4と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態6
実施の形態6はスピーカ11を後ろ向きに取り付ける形態に関する。図16は実施の形態6に係るスピーカ11近傍の縦断面を示す縦断面図である。パネル部3の背面下部のバックライトシールド33上には実施の形態1と同じく、スピーカユニット1のエンクロージャ14が取り付けられている。実施の形態1ではスピーカ11の音声の出力方向が下向きとなるようエンクロージャ14に設けたが、実施の形態6においては、スピーカ11は、音声が後方であるバックキャビネット2の背面26と底面27との間の傾斜面25に向けて出力されるよう設けられる。
図16に示すようにスピーカ11の放音面と、パネル部3の背面により形成される平面とは略平行となるようスピーカ11は背面向きに取り付けられる。すなわち、スピーカユニット1はスピーカ11の音声出力方向がパネル部3の正面とは反対に向かう方向となるようパネル部3背面に固定される。エンクロージャ14はその背面が開口しており、スピーカ11のフレーム114側面を把持している。バックキャビネット2は実施の形態5と同じく背面26、底面27、傾斜面25及び反射板24を含んで構成される。
バックキャビネット2の背面26と底面27との間には断面視において所定角度傾斜する矩形状の傾斜面25が形成される。スピーカ11の近傍である傾斜面25の内面には傾斜面に対して所定角度をなして突出する矩形状の反射板24、24、・・・が形成されている。底面27の傾斜面25近傍の一端には放熱及び放音を兼ねるスリット21が形成されている。スピーカ11からの音声は傾斜面25上の反射板24へ向けて放出される。反射板24にて反射した音声は底面に形成されるスリット21からフロントキャビネット4下側へ向けて出力され、パネル部3の正面側へ向けて放出されることになる。なお、上述したスピーカユニット1、傾斜面25、反射板24及びスリット21は表示装置の下側左右に対称に設けられる。また、実施の形態3及び4で述べたとおり、本実施の形態におけるスピーカユニット1、傾斜面25、反射板24及びスリット21を表示装置の上側左右2カ所に配置するほか、左隅及び右隅の略中央部に配置するようにしても良い。さらに、スピーカユニット1のパネル部3への取り付けは実施の形態1と同じくアングル5を介して行っても良い。
本実施の形態6は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1乃至5と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
表示装置の組立状態を示す模式的斜視図である。 スピーカユニットの取り付け状態を示す斜視図である。 アングルの取り付け状態を示す模式的斜視図である。 表示装置下側を示す斜視図である。 ウーハの断面を示す断面図である。 表示装置のスピーカ近傍の縦断面を示す縦断面図である。 表示装置の底面を示す模式的斜視図である。 ルーバの断面の詳細を示す拡大断面図である。 実施の形態2に係るスピーカ近傍の縦断面を示す縦断面図である。 実施の形態3に係る表示装置の組立状態を示す模式的斜視図である。 実施の形態3に係るスピーカ近傍の縦断面を示す縦断面図である。 実施の形態4に係る表示装置の組立状態を示す模式的斜視図である。 実施の形態4に係るスピーカ近傍の横断面を示す横断面図である。 実施の形態5に係るスピーカ近傍の縦断面を示す縦断面図である。 実施の形態5の表示装置の底面を示す模式的斜視図である。 実施の形態6に係るスピーカ近傍の縦断面を示す縦断面図である。
符号の説明
1 スピーカユニット
2 バックキャビネット
3 パネル部
4 フロントキャビネット
5 アングル
11 スピーカ
12 ツイータ
13 ウーハ
14 エンクロージャ
21 スリット
22 フレーム
23 ルーバ
24 反射板
25 傾斜面
26 背面
27 底面
31 電気部品
33 バックライトシールド
41 放出孔
42 ツイータ用開口部
44 ウーハ用開口部
45 凹部
51 平板部
52 側板部
53 貫通穴
55 鍔部
56 ネジ穴
56B ゴムブッシュ
131 ダクト
143 第3開口部
146 フック
115 エッジ
110 振動板
112 ヨーク
113 マグネット
114 フレーム
117 ダンパ

Claims (13)

  1. 映像を表示するパネル部と、
    該パネル部背面に設けられ、放音面が前記パネル部の背面に対して略垂直となるスピーカユニットと、
    前記パネル部及びスピーカユニットを収容する筐体と、
    該筐体の前記スピーカユニット近傍に形成される開口部と、
    該開口部に設けられるルーバとを備え、
    前記スピーカユニットは第1スピーカ及び該第1スピーカを収容するエンクロージャを備え、
    前記エンクロージャに開口する第3開口部と、
    前記パネル部正面側にて前記筐体に開口する第4開口部と、
    前記第3開口部及び第4開口部を連結する連結管と、
    前記パネル部正面側にて前記第1スピーカからの音声を正面側へ出力する放出孔と
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記ルーバは、
    前記パネル部の正面側へ向けて傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記ルーバは、
    前記開口部に架設され、前記パネル部の正面側へ向けて傾斜する複数の板から構成されることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 映像を表示するパネル部と、
    該パネル部背面に設けられ、該背面と放音面とのなす角が鋭角となるスピーカユニットと、
    前記パネル部及びスピーカユニットを収容する筐体と、
    該筐体の前記スピーカユニット近傍に形成される開口部と、
    該開口部に設けられるルーバとを備え、
    前記スピーカユニットは第1スピーカ及び該第1スピーカを収容するエンクロージャを備え、
    前記エンクロージャに開口する第3開口部と、
    前記パネル部正面側にて前記筐体に開口する第4開口部と、
    前記第3開口部及び第4開口部を連結する連結管と、
    前記パネル部正面側にて前記第1スピーカからの音声を正面側へ出力する放出孔と
    を備えることを特徴とする表示装置。
  5. 映像を表示するパネル部と、
    該パネル部背面に設けられ、該背面と放音面とのなす角が鋭角となるスピーカユニットと、
    前記パネル部及びスピーカユニットを収容する筐体と、
    前記スピーカユニット近傍にて前記筐体内壁に前記スピーカユニットに向けて突設される反射板と、
    前記スピーカユニット近傍にて前記筐体に形成される開口部とを備え、
    前記スピーカユニットは第1スピーカ及び該第1スピーカを収容するエンクロージャを備え、
    前記エンクロージャに開口する第3開口部と、
    前記パネル部正面側にて前記筐体に開口する第4開口部と、
    前記第3開口部及び第4開口部を連結する連結管と
    を備えることを特徴とする表示装置。
  6. 映像を表示するパネル部と、
    該パネル部背面に設けられ、音声の出力方向が前記パネル部正面とは反対方向であるスピーカユニットと、
    前記パネル部及びスピーカユニットを収容する筐体と、
    前記スピーカユニット近傍にて前記筐体内壁に前記スピーカユニットに向けて突設される反射板と、
    前記スピーカユニット近傍にて前記筐体に形成される開口部とを備え、
    前記スピーカユニットは第1スピーカ及び該第1スピーカを収容するエンクロージャを備え、
    前記エンクロージャに開口する第3開口部と、
    前記パネル部正面側にて前記筐体に開口する第4開口部と、
    前記第3開口部及び第4開口部を連結する連結管と
    を備えることを特徴とする表示装置。
  7. 前記スピーカユニットは、
    パネル部背面の下側の左右2カ所に設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載の表示装置。
  8. 前記スピーカユニットは、
    パネル部背面の上側の左右2カ所に設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載の表示装置。
  9. 前記スピーカユニットは、
    パネル部背面の左隅及び右隅の略中央付近2カ所に設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載の表示装置。
  10. 前記スピーカユニットから前記パネル部に伝わる振動を吸収するために取り付けられる緩衝部材
    を備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一つに記載の表示装置。
  11. 記パネル部正面側にて前記筐体に開口する第2開口部と、
    該第2開口部を介して音声を出力する前記第1スピーカとは音域の異なる第2スピーカと
    を備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一つに記載の表示装置。
  12. 映像を表示するパネル部と、
    該パネル部背面に設けられ、放音面が前記パネル部の背面に対して略垂直となるスピーカユニットと、
    前記パネル部及びスピーカユニットを収容する筐体と、
    該筐体の前記スピーカユニット近傍に形成される開口部と、
    該開口部に設けられるルーバとを備え、
    前記ルーバは、
    前記開口部に架設され、前記パネル部の正面側へ向けて傾斜し、かつ、バックキャビネットの中心から隅へ向けて幅狭となる複数の板から構成される
    ことを特徴とする表示装置。
  13. 映像を表示するパネル部と、
    該パネル部背面に設けられ、該背面と放音面とのなす角が鋭角となるスピーカユニットと、
    前記パネル部及びスピーカユニットを収容する筐体と、
    該筐体の前記スピーカユニット近傍に形成される開口部と、
    該開口部に設けられるルーバとを備え、
    前記ルーバは、
    前記開口部に架設され、前記パネル部の正面側へ向けて傾斜し、かつ、バックキャビネットの中心から隅へ向けて幅狭となる複数の板から構成される
    ことを特徴とする表示装置。
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