JP4899258B2 - Multi-row seedling transplanter - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車輪等の走行推進体で機体を推進させながら苗を植付ける苗移植機に関する。
【0002】
【従来の技術】
野菜苗用の苗移植機として、畝の両側を通る車輪等の走行推進体で機体を推進させながら畝に苗を植付ける構成のものがある。この種の苗移植機は一条植え構成のものが多かったが、最近、一畝に二条の苗を植付けることができる苗供給装置と苗植付装置を備えた二条植苗移植機が用いられるようになってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の二条植苗移植機は、二条分の苗供給装置と苗植付装置をそれぞれ走行部とハンドルをつなぐメインフレームで支持する構成である。
【0004】
しかし、従来の二条植苗移植機では、二条分の苗供給装置と苗植付装置をメインフレームで固定支持する必要があり、一条植苗移植機と比べてメインフレームでの支持強度に不安が残っていた。この問題を解決するには、二条分の苗供給装置と苗植付装置の支持を強固にするために補強部材を設ければ良いが、補強部材を追加する方法では、製造コストが高くなるだけでなく、苗移植機の全重量が大きくなることがあった。
【0005】
本発明者らはこの課題を解決するために、エンジンからの駆動力を苗植付装置に伝動する植付伝動部の前端をメインフレームの前端で支持し、植付伝動部の後端と前記メインフレームの中途部を接続し、植付伝動部とメインフレームとで枠構造体を構成した複数条植苗移植機を先に提案した(特願平2001−148075号)。
【0006】
前記本発明者らの提案した複数条植苗移植機でも、二条分の苗供給装置と苗植付装置の支持が充分でないので、それらの支持をより強固にすることが求められているが、補強部材を追加するのでは、重量増加とコストアップとなる。
【0007】
一方、畝の上面を検出する接地プレートによって機体の高さ制御を行う場合に、畝の横方向の両端部を接地プレートが通過する構成であると、畝の肩くずれがあると、そこでの接地高さが不適正になり、機体の高さ制御が不正確になる。
そこで、本発明の課題は、機体の高さ制御を正確に行うことができる苗移植機を提供することである。
【0008】
本発明の上記課題は次の構成により解決される。
請求項1記載の発明は、前輪(3)と後輪(2)からなる走行部(1a)と、苗供給装置(4)と苗植付装置(5)からなる苗植付部(1b)を設けた2条植えの苗移植機(1)において、苗植付位置(5)の後方には、機体の進行に伴って畝(U)の表面を転動し、苗が植付けられた後の苗移植穴を埋め戻すと共に、その跡を軽く鎮圧する左右一対の鎮圧輪(80)を、下部ほど互いの間隔が狭くなるように斜めに設け、更に前記左右一対の鎮圧輪(80)は、機体に上下に揺動自在に支持された左右一対の揺動フレーム(87)にそれぞれ支持されており、畝(U)に4条植えを行う場合は、往路と復路の植え付け位置が機体の進行方向に向かって左右対称となるように2条分ずつ植え付けをすることで往復走行により4条植えの植え付け作業を可能とし、前記4条植えを行う場合の畝(U)の中央側となる植付条に接するように、畝面の凹凸に応じて上下動して畝面を検出する接地体(90)を機体に取り付け、後輪(2)を機体に対して上下動させることで機体を昇降するための昇降シリンダ(21)を設け、前記接地体(90)の検出により前記昇降シリンダ(21)を作動させることで後輪(2)を上下動させて機体の高さを一定に維持する昇降制御機能を設け、前記苗植付部(1b)を機体の前進方向に向かって左右各々に設け、該左右の苗植付部(1b)の中間部に、該左右の苗植付部(1b)を支持すると共に前後に長手方向を有するメインフレーム(14)を配置し、該メインフレーム(14)の後端部に操縦ハンドル(6)を取り付け、前記左右一対の鎮圧輪(80)は前記メインフレーム(14)を中心に左右に振り分け配置され、かつ左右の揺動フレーム(87)の各揺動中心軸(84)に片持ち支持されており、前記昇降シリンダ(21)のピストンロッド(21a)の先端部が貫通し、昇降シリンダ(21)の伸縮により上下動する天秤杆(22)と、該天秤杆(22)と後輪(2)を連結する連結ロッド(26)と、天秤杆(22)を貫通したピストンロッド(21a)の先端に回動自在に接続したロッド(70)と、該ロッド(70)の左右に設けられ、一端部がロッド(70)に連結し、中央部に設けた機体に支持された回転軸(71)と一体回転する左右一対の連動アーム(72)と、一端部が前記左右一対の連動アーム(72)の他端部に長穴(73a)を介して連結し、他端部が前記左右の揺動フレーム(87)に連結した左右一対のアーム(74)とを設け、前記昇降シリンダ(21)の伸張により前記天秤杆(22)と前記連結ロッド(26)を介して後輪(2)が上動すると共に、前記ロッド(70)が移動して前記左右一対の連動アーム(72)が回動し、前記左右一対のアーム(74)が移動して左右の揺動フレーム(87)が作動することで左右一対の鎮圧輪(80)が上昇する構成とした複数条植苗移植機である。
【0010】
本発明の請求項1の発明によれば、接地体(90)は畝(U)の中央寄りの位置を検知でき、畝(U)の中央部に配置されるビニールカバーの押さえ土上を通過しないので、機体の高さ制御を正確に行うことができる。
【0011】
また、鎮圧輪(80)はメインフレーム(14)を中心に左右に振り分け配置され、かつ揺動フレーム(87)の揺動中心軸(84)に片持ち支持されるので、シンプルで、かつ部品点数が少ない低コストな構成で十分な性能を発揮することができる。
また、圃場の畝(U)において植付作業を完了した後、該畝(U)の終端部で別の畝へ移って植付作業を行うべく機体を旋回させるとき、旋回のために機体を上昇させる動きに連動して鎮圧輪(80)が機体に対してリフトするので、例えば操縦ハンドル(6)をあまり持ち上げなくても鎮圧輪(80)を畝(U)に干渉させずに旋回内側の後輪(2)を中心に旋回させることができ、旋回動作を容易に行える。
【0012】
本発明の請求項1の発明によれば、接地体(90)により、機体の高さ制御を正確に行うことができる。また、鎮圧輪(80)がシンプルで、かつ部品点数が少ない低コストな構成で、十分な性能を発揮することができる。また、圃場の畝(U)において植付作業を完了した後、該畝(U)の終端部で別の畝へ移って植付作業を行うべく機体を旋回させるとき、鎮圧輪(80)を畝(U)に干渉させずに旋回内側の後輪(2)を中心に旋回させることができ、旋回動作を容易に行える。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
図1、図2は本発明の一実施の形態の複数条植苗移植機の一例の側面略図と平面図である。
【0014】
複数条植苗移植機1は、走行推進体として走行車輪2、2、3、3を設けた走行部1aと、苗供給装置4、苗植付装置5等からなる二つの苗植付部1b(R)、1b(L)を備え、走行部1aによって畝Uを跨いだ状態で機体を進行させながら、苗植付部1b(R)、1b(L)で野菜のポット苗などを畝Uの上面に植付ける構成となっている。作業者は、機体後方に設けた操縦ハンドル6で適宜機体を操向すると共に、植付作業時には苗植付部1b(R)、1b(L)の側方を歩行しながらそれぞれの苗供給装置4a、4bへ苗を補給する。以下、各部の構成について説明する。
【0015】
走行部1aは、走行部ミッションケース7の前側にエンジン9が配置されている。エンジン9の左側面部には該エンジン9の動力で駆動する油圧ポンプ10が設けられている。また、エンジン9の上側には燃料タンク11等が設けられ、その上側をボンネット12が覆っている。走行部ミッションケース7の背面部に前フレーム13が一体に設けられており、この前フレーム13の背面中央部に走行部1aと操縦ハンドル6をつなぐメインフレーム14の前端部が固着連結されている。メインフレーム14は、左右の苗植付部1b(L)、1b(R)の中間部位の下方を通って後方に延び、途中で斜め上向きに湾曲し、そのまま左右の苗植付部1b(L)、1b(R)の中間部位の後方位置まで延びている。そして、その後端部に操縦ハンドル6が固着して取り付けられている。
【0016】
走行部ミッションケース7の左右側面部から、内部に後輪伝動用シャフトが挿通された回動自在な後輪伝動パイプ15(L)、15(R)がそれぞれ左右側方に突出している。これら後輪伝動パイプ15(L)、15(R)の先端部近傍は、前記前フレーム13に固定の支持パイプ15a、15aに取り付けた軸受部15b、15bによって回転自在に支持されている。そして、左右両後輪伝動パイプ15(L)、15(R)の先端部に走行チェーンケース16、16が一体に取り付けられ、その走行チェーンケース16、16の先端部に設けた後輪車軸28、28に駆動車輪である後輪2、2が取り付けられている。後輪伝動パイプ15(L)、15(R)内のシャフトと走行チェーンケース16、16内のチェーン(図示せず)を介して、走行部ミッションケース7から後輪2の車軸28へ動力が伝達される。
【0017】
エンジン9の下側には、前輪支持パイプ17、17がピボット軸17aを支点にして揺動自在に設けられている。前輪支持パイプ17、17は、エンジン9の下部に設けたエンジン取付ベース8に支持されている。前輪支持パイプ17、17の左右両端部に前輪支持軸19、19が摺動自在に嵌合しており、その前輪支持軸19、19の先端部に前輪支持ロッド18、18が高さ調節可能に取り付けられ、該ロッド18、18の下端部に従動車輪である前輪3、3が軸支されている。
【0018】
走行部1aには機体に対して後輪2、2を上下動させて機体位置を制御する機体制御機構が設けられている。この機体制御機構は、走行部ミッションケース7の上に配置した油圧バルブユニット20から後方に向けて昇降シリンダ21が設けられ、該昇降シリンダ21のピストンロッド21aの先端部に天秤杆22が上下方向の軸まわりに回動自在に取り付けられている。昇降シリンダ21のピストンロッド21aは、前後両端が油圧バルブユニット20とメインフレーム14に取り付けた取付部材23とで支持されたガイド軸24に沿って摺動するようになっている。天秤杆22の左右両端部と、後輪伝動パイプ15(L)、15(R)に固着したスイングアーム25、25とが、連結ロッド26、26を介して連結されている。左側の連結ロッド26には、ローリングシリンダ27が組み込まれており、該シリンダ27を伸縮作動させることにより長さを変えられるようになっている。
【0019】
昇降シリンダ21及びローリングシリンダ27は、前記油圧ポンプ10から供給される作動油を油圧バルブユニット20内の制御バルブ(図示せず)で制御して作動する。昇降シリンダ21の伸縮作動で、左右の後輪2、2が同方向に同量だけ機体1に対して上下動し、機体が昇降する。また、ローリングシリンダ27を伸縮作動させると、左側の後輪2が右側の後輪2に対して上下動し、機体が左右に傾斜する。
【0020】
苗植付部1b(L)、1b(R)は機体1の左右に並列に配置されている。両苗植付部1b(R)、1b(L)はほぼ同じ構成である。
【0021】
図2の平面図に示すように、メインフレーム14に支持固定された前フレーム13の上面に、走行部ミッションケース7内のミッションから伝動される苗植付部ミッションケース30の下部が固着され、該苗植付部ミッションケース30の上部に第一植付伝動部ケース31の基部が固着され、該第一植付伝動部ケース31の先端部には、第二植付伝動部ケース32の基部が固着されている。第二植付伝動部ケース32の先端部の両側に、それぞれ苗植付装置5a、5b(図1には左側苗植付装置5bのみが見えている)の作動機構が連結されている。また第二植付伝動ケース32の先端部は、メインフレーム14に連結固定されている。
【0022】
図1の苗移植機1の側面図に示すように、苗植付部ミッションケース30と第一植付伝動部ケース31と第二植付伝動部ケース32が、メインフレーム14及びそれに固定支持された前フレーム13と共に側面視で枠形形状のフレームを構成しており、これらの比較的重量の大きい伝動機構部(ケース30〜32とメインフレーム14)が互いに強固に固定されているため、苗移植機1の構造が丈夫になる。また、エンジン9からの動力は苗植付部ミッションケース30、第一植付伝動ケース31及び第二植付伝動ケース32各ケース内部に設けられた動力伝達機構により植付部1b(R)、1b(L)に伝達される。
【0023】
苗植付部ミッションケース30の上端部とブラケット35に固定された苗載台フレーム34に、両苗植付部1b(R)、1b(L)共用の苗載台55が支持されている。また、ブラケット35に固定された別のフレーム36に支持された機体左右方向に伸びる支持フレーム52上には、左右一対の苗供給装置4a、4b(図1には左側苗供給装置4bのみが見えている)が配置されている。苗供給装置4a、4bには複数の苗供給カップ40を円周上に等間隔で配置したターンテーブル41a、41b(図1には左側ターンテーブル41bのみが見えている)をそれぞれ備えており、該ターンテーブル41a、41bにはそれぞれ図示しないラチェットアームなどの回転規制用部材が設けられていて、ラチェットアームと、前リンク支持アーム67A、67B、67C、67D、67Eが順次連結され、さらに、これらと連動して一体に作動する苗供給駆動アーム49とが苗供給駆動ロッド50、50を介して連結されている。そして第二植付伝動部ケース32内の伝動機構からの動力伝達で前リンク支持アーム67Bの揺動に連動して苗供給駆動アーム49が揺動することにより、このアーム49と一体的にラチェットアーム等が回動してターンテーブル41a、41bが所定角度だけ回転する。
【0024】
また、苗供給駆動アーム49に連結している苗供給駆動ロッド50、50は、図2に示すように平面視でそれぞれの駆動源から苗供給駆動アーム49を介して動力が伝達される構成になっている。そのため、苗植付装置5a、5bの駆動に連動してそれぞれのターンテーブル41a、41b駆動用の動力を直接的にとることができるので動作に誤差が生じにくくなり、かつターンテーブル41a、41bの下方の苗植付装置5a、5b部分から動力をとる構成としたので、ターンテーブル41a、41bを比較的低く構成できるので作業しやすくなる。
【0025】
メインフレーム14に対して左右対称に苗供給装置4a、4bを備えているが、苗供給装置4a、4bを支持する苗供給フレームとして、フレーム36に支持された機体左右方向に伸びる支持フレーム52の他に、各苗供給装置4a、4bの下方で平面視枠型に構成した枠型フレーム37a、37bを設ける。一対の苗供給装置4a、4bの間に位置する枠型フレーム部分は、苗供給装置4aと苗供給装置4bの支持用に用いる共用フレーム37cとした。また、メインフレーム14に固定された連結フレーム57で枠型フレーム37a〜37cを支持する。このため、枠型フレーム37a〜37cはフレーム36と連結フレーム57で支持される構成である。このため平面視で、メインフレーム14、植付伝動部ケース31、32及び枠型フレーム37a〜37c、連結フレーム52が重複する構成になり、苗供給装置4a、4bの支持が強固になり、また苗植付部への伝動構造も簡単になる。さらに苗供給装置4a、4bの間のフレーム部分37cは枠型フレーム37a、37bの共用フレームとなるので、複数の苗植付装置5a、5bの間隔を狭めることができ、狭い植付条間隔で複数の苗を同時に植え付けることができる。
【0026】
従って苗供給装置4a、4bは苗供給装置4a、4bの間に設けた操縦ハンドル6を支持するメインフレーム14と、植付伝動部ケース30〜32とフレーム52及び枠型フレーム37a、37b、37c及び連結フレーム57により強固に支持される。
【0027】
また、苗供給装置4a、4bのターンテーブル41a、41bが植付駆動部(苗植付部の伝動部ケース30〜32)を中心に左右対称に設けられているので、バランスが良く、1つの駆動系で両側のターンテーブル41a、41bを駆動できるので効率的な構成でコンパクトな構成となる。
【0028】
苗植付装置5a、5bは、前述の前リンク支持アーム67A、67B、67C、67D、67E等の動きに連動して動作する。各苗植付装置5a、5bにはそれぞれ苗植付具60、60が設けられており、各苗植付具60は一対の下端部が開く開閉自在な前側部材60aと後側部材60bからできている。
【0029】
苗移植機1の圃場上の進行とともに第二植付伝動部ケース32などの動力伝動機構からの動力伝達で苗植付装置5a、5bが動作し、該苗植付装置5a、5bの作動と同期して苗供給カップ40の取付間隔分づつターンテーブル41a、41bが間欠的に回転するが、ターンテーブル41a、41b上の各苗供給カップ40の配置位置の底部には開閉自在なシャッタ(図示せず)が設けられていて、所定の部位のシャッタが開くと苗植付装置5a、5bの苗植付具60、60の中に苗供給カップ40内の苗が落下する。
【0030】
作業時には、機体の進行に合わせて作業者が左側の後輪2の後方を歩きながら、苗載台55に載置されている育苗トレイのポット苗を各苗供給カップ40に補給する。その後は、前述のようにターンテーブル41a、41bの回転により苗の入った苗供給カップ40が苗供給位置まで移動すると、シャッタが開き苗が苗植付装置5a、5bの苗植付具60、60の中に落下する。
【0031】
苗植付具60はその移動軌跡X(図1)の下死点付近にある位置から上昇する行程で、苗植付具60の前側部材60aと後側部材60bが互いに連動して、それぞれの下端が閉じるように回動する。苗植付具60が図1の破線Xで示す軌跡の上死点にある時に、苗供給装置4から苗が苗植付具60内に落下供給される。苗植付具60内に供給された苗は、苗を保持した苗植付具60が下降し、破線Xで示す軌跡の下死点では苗植付具60の下部が畝Uの表土部に突き刺さり、苗移植用穴を形成する。これとほぼ同期して苗植付具60の前側部材60aと後側部材60bの下端部が開き、保持していた苗を上記苗移植用穴の中に解放する。そのまま苗植付具60が上昇し、軌跡Xの上死点付近まで上昇すると苗植付具60が閉じる。
【0032】
また、図1、図2に示すように、苗植付位置の後方には、各植付部に左右一対づつの鎮圧輪80、80が設けられている。この鎮圧輪80、80は、下部ほど互いの間隔が狭くなるように斜めに取り付けられ、ロッド93、93に遊嵌させた重り81、81によって下向きに付勢されており、機体の進行に伴って畝Uの表面を転動し、苗が植付けられた後の苗移植穴の周囲の土を崩落させて穴を埋め戻すと共に、その跡を軽く鎮圧するようになっている。
【0033】
また、上記ロッド93、93は、メインフレーム14の前後中間部に固着した支持枠86に上下に揺動自在に支持された揺動フレーム87、87の後端部に取り付けられている。
【0034】
また、畝面の凹凸に応じて接地プレート90が機体に対して上下動して畝Uの上面を検出して、図示しない感知リンク機構を介して、油圧バルブユニット20内の昇降用油圧バルブ(図示せず)に伝えられ、接地プレート90の角度が元に戻る方向に昇降シリンダ21を作動させる。これにより、畝Uの上面から機体までの高さを一定に維持するように機体を昇降制御する。
【0035】
また、鎮圧輪80、80はメインフレーム14を中心に左右対称で、かつ揺動フレーム87、87の揺動中心軸84(図4)に片持ち支持されるので、シンプルで、かつ部品点数が少ない低コストな構成で十分な性能を発揮することができる。
【0036】
ロッド93、93は左右の鎮圧輪80、80のフレーム36による支持部の近傍に色違いでロッド93、93の上下方向に動きが分かる帯マーク(図示せず)を付けておくと、苗植え付け深さで上下動する鎮圧輪80、80の動きが容易に作業者に分かるので、植え付け作業能率が前記帯マークが無い場合に比較して高くなる。
【0037】
また、鎮圧輪80、80を昇降シリンダー21の動きに連動させることにより鎮圧輪80、80をリフトさせることができる。
【0038】
図3に昇降シリンダ21の伸縮動作で左右鎮圧輪80、80を上下させる連動機構の斜視図を示す。昇降シリンダ21を矢印(1)方向に伸ばすと、左右の後輪2、2が天秤杆22に対して上動する(このとき後輪2、2は機体に対しては下動する)ことはすでに述べたが、このとき天秤杆22の外側のピストンロッド21aの先端に回動自在に接続したロッド70が矢印(2)方向に移動し、機体に支持された回転軸71と一体回転する左右一対の「く」字状の連動アーム72、72の端部を矢印(3)方向に移動させる。その結果、連動アーム72、72の他端部が矢印(4)方向に回動し、該連動アーム72、72の他端部に長穴73a、73aを介して連結したアーム74、74が矢印(5)方向に移動する。該アーム74、74の矢印(5)方向の移動に従い、鎮圧輪80、80の揺動フレーム87、87を矢印(6)、(7)のように動かす。その結果、鎮圧輪80、80が上方向にリフトされる。こうして後輪2、2が機体に対して下動する(機体が上昇する)時に同時に鎮圧輪80、80も上昇することになる。
【0039】
従って圃場の畝Uにおいて植付作業を完了した後、該畝Uの終端部で別の畝(例えば、隣接する畝)へ移って植付作業を行うべく機体を旋回させるとき、旋回のために機体を上昇させる動きに連動して鎮圧輪80、80が機体に対してリフトするので、操縦ハンドル6をあまり持ち上げなくても鎮圧輪80、80を畝Uに干渉させずに旋回内側の後輪2を中心に旋回させることができ、旋回動作を容易に行えるという効果がある。
【0040】
また機体が左右旋回するときには、ローリングシリンダ27の伸縮動作で左右の後輪2、2のいずれか(本実施例では左側の後輪2)を上下させる。
【0041】
例えば、ローリングシリンダ27を伸ばすと、左側の連結ロッド26が進行方向(前後方向)に伸び、進行方向左側の後輪2が上動し、機体を左下向きに傾斜させて機体の左右傾斜姿勢を変更する。
【0042】
そして、左又は右の鎮圧輪80の上下により機体を左又は右方向へ傾斜させることで、畝Uの傾斜に応じて左右の植付深さを同じように制御することができる。この構成を図4に示す。
【0043】
従来から本発明のタイプの苗移植機では振り子センサ75が機体に取り付けられ、このセンサ75の検出結果に応じてローリングシリンダ27が伸縮調整して後輪2の上下の移動で機体を地面に対して平行になるように制御していた。しかし、植付装置5による畝内への苗の植え付け深さは、振り子センサ75に基づく制御のみでなく鎮圧輪80の高さによる畝面の高さの検出に基づいて制御すると、局部的に畝面の左右の高さが変化していても、左右に離れた2条(複数条)の植付位置の植付深さの制御を応答性良く、かつ適正に行うことができ、より精密な制御ができる。
【0044】
図4に示す機構では、振り子センサ75に固着したピン75aに係合するU字状の端部を持つ左右一対のロッド76、76を設け、該一対のロッド76、76の動きに連動するL字状の回動片77、77を介してバネ79付きロッド78を左右揺動アーム87、87の各基部から立ち上げた立上アーム83、83に連結させる。該立上アーム83、83はメインフレーム14に固着した軸84を中心に回動する。従って、例えば、進行方向左側の植付位置の畝面が低くて左側の鎮圧輪80が矢印(7)の方向に下動すると、左立上アーム83は矢印(5)の方向に回動し、左バネ79付きロッド78が矢印(3)方向へ動き、進行方向左側のロッド76が矢印(8)の右方向に動き、振り子センサ75を進行方向右方向へ回動させてローリングシリンダ27を作動させ、機体が左下がりに傾斜するようにさせる。
【0045】
また、例えば、進行方向右側の植付位置の畝面が高くて右側の鎮圧輪80が矢印(6)の方向に上動すると、右立上アーム83は矢印(4)の方向に回動し、右バネ79付きロッド78が矢印(2)方向へ動き、右側のロッド76が矢印(9)の右方向に動き、振り子センサ75の右方向への回動の許容範囲を広げて機体が左下がりに傾斜するのを許容するのである。
【0046】
こうして、振り子センサ75により機体の左右傾斜姿勢を制御し、地面に対して平行になるように制御しながら、鎮圧輪80、80により機体に対する左右の畝面の高さの相違に基づいて機体の左右傾斜姿勢を制御するものであるから、左右の植付位置が大きく離れていても、迅速に左右それぞれの植付深さを精度良く適正に制御することができる。
【0047】
接地プレート90は図5の畝Uの断面図に示すように畝Uの横(機体進行方向に対して直交する方向)幅方向の中心よりずれた図5の中央側の条に接するように機体に取り付ける。図5の(1)又は(4)に示す畝Uの横方向の両端部を接地プレート90が通過する構成であると、畝Uの肩くずれがあると、そこでの接地高さが不適正になり、機体の高さ制御が不正確になる。
【0048】
しかし図5の中央側の条に接するように接地プレート90を機体に取り付けると、畝の中央寄りでありながら、畝の中央部に配置されるビニールカバーの押さえ土上を通過しないので、機体の高さ制御を正確に行うことができる。
【0049】
2条植えの苗移植機で畝Uに4条分の苗を植え付けるには、まず図5の(1)と(3)の条を本機で植え付けていき、その後、その畝U上を反対側から走行させて(2)と(4)の条に植え付けると、(1)と(3)の条とは畝において左右対称な位置である(2)と(4)の条に植え付け作業ができる。つまり、畝を往復走行することにより4条の植付作業が行える。
【0050】
そして、接地プレート90の位置を中央寄りの植付条の近くにすることで、畝Uの中央寄りの位置を検知することができる。
なお、接地プレート90は、苗の植付位置よりも機体前側にあるので、接地プレート90が通過した後に苗を植え付けることとなるため、植付苗に支障を来さないようにできる。
【0051】
上記構成の苗移植機1には、2つの苗供給装置4a、4bと苗植付装置5a、5bが並列配置されているので、二条の苗の植付作業を容易に行える。
【0052】
さらに、2つの苗供給装置4a、4bと苗植付装置5a、5bが機体の進行方向の左右にバランス良く並列配置されているので、苗移植機1が部品点数が少ないにもかかわらず強固な構造体が得られ、苗植付部1b(R)、1b(L)を強固に支持できると共に該苗植付部1bの位置も安定するので、苗の植え付け性能、移植機1の操作性も高くなる。
【0053】
また、前述のように苗植付部ミッションケース30と第一植付伝動部ケース31と第二植付伝動部ケース32が、メインフレーム14及びそれに固定支持された前フレーム13と共に側面視で枠形形状のフレームを構成しており、これらの比較的重量の大きい伝動機構部(ケース30〜32とメインフレーム14)が互いに強固に固定されているため、機体のねじれがなく、耐久性の高い苗移植機1の構造が得られる。
【0054】
また、図6の苗供給装置4の側面図に示すように、苗供給カップ40を搬送するターンテーブル41において、苗供給カップ40の中に配置して苗をスムーズに畝内に落とすための補助部材であるスリーブ45を固定するためにターンテーブル41の中央にストッパプレート47を設け、そのプレート47によってスリーブ45の上面開口部を外側に向けるように構成する。
【0055】
ターンテーブル41の回転によってスリーブ45が飛び出るのをプレート47の押圧力で防止し、かつスリーブ45を、そのプレート47によって外側に向けることにより苗をスリーブ45内に投入しやすくし作業性能を上げることができる。
【0056】
また、機体中央に設けたメインフレーム14にはスタンド38(図1、図7)付設している。このスタンド38は、前輪3、3を接地した状態で後輪2、2を浮かせられる構成となっており、主に後輪2、2の組替え時やトレッド調節をすべく後輪2、2の左右位置を変更するときに使用する。
【0057】
スタンド38は、上下方向の棒材38aと横方向に延びる接地部材38bとを組み合わせたL字状の構成となっており、非使用時には、メインフレーム14に対して前記棒材38aを上方にスライドさせ、接地部材38bを非接地状態の高さまで上昇させ、かつ棒材38aの軸心回りに90度回動させて接地部材38bが前後方向を向く状態でピン38cにより固定する。また、使用時には、メインフレーム14に対して接地部材38bを下降させるべく前記棒材38aを下方にスライドさせ、かつ棒材の軸心回りに90度回動させて接地部材38bが左右方向を向く状態でピン38cにより固定する。そのためスタンド38の非使用時には鎮圧輪80の支持フレ−ム87の回動の邪魔にならない。また、スタンド38は、その使用時には、前輪3、3を接地した状態で後輪2、2を浮かすことができる強度を有している。
【0058】
スタンド38を用いて機体を駐車する場合も苗植付部5の中央でかつ機体の中央にスタンドを設けてあるのでバランスよく駐車することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の苗移植機の側面図である。
【図2】 図1の苗移植機の平面図である。
【図3】 本発明の実施の形態の苗移植機の昇降シリンダの伸縮動作で左右鎮圧輪を上下させる連動機構を示す斜視図である。
【図4】 本発明の実施の形態の苗移植機の左右鎮圧輪の上下で振り子センサを作動させる連動機構を示す斜視図である。
【図5】 本発明の実施の形態の苗移植機が走行する畝の断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態の苗供給装置の側面図である。
【図7】 本発明のスタンド38の側面図(図7(a))及び背面図(図7(b))である。
【符号の説明】
1 複数条植苗移植機 1a 走行部
1b 苗植付部 2 後輪
3 前輪 4 苗供給装置
5 苗植付装置 6 操縦ハンドル
7 走行部ミッションケース 8 エンジン取付ベース
9 エンジン 10 油圧ポンプ
11 燃料タンク 12 ボンネット
13 前フレーム 14 メインフレーム
15 後輪伝動パイプ 15a 支持パイプ
15b 軸受部 16 走行チェーンケース
17 前輪支持パイプ 17a ピボット軸
18 前輪支持ロッド 19 前輪支持軸
20 油圧バルブユニット 21 昇降シリンダ
21a ピストンロッド 22 天秤杆
23 取付部材 24 ガイド軸
25 スイングアーム 26 連結ロッド
27 ローリングシリンダ 28 後輪車軸
30 苗植付部ミッションケース 31 第一植付伝動部ケース
32 第二植付伝動部ケース 34 苗載台フレーム
35 ブラケット 36 フレーム
37 枠型フレーム 38 スタンド
38a 棒材 38b 接地部材
40 苗供給カップ 41 ターンテーブル
45 スリーブ 47 ストッパプレート
49 苗供給駆動アーム 50 苗供給駆動ロッド
52 支持フレーム 55 苗載台
57 連結フレーム 60 苗植付具
60a 前側部材 60b 後側部材
67A、67B、67C、67D、67E 前リンク支持アーム
70 ロッド 71 回転軸
72 連動アーム 73a 長穴
74 アーム 75 振り子センサ
75a ピン 76、78 ロッド
77 回動片 79 バネ
80 鎮圧輪 81 重り
83 立上アーム 84 軸
86 支持枠 87 揺動フレーム
90 接地プレート 93 ロッド
U 畝 X 移動軌跡[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a seedling transplanting machine for planting seedlings while propelling a body with a traveling propulsion body such as a wheel.
[0002]
[Prior art]
As a seedling transplanter for vegetable seedlings, there is a configuration in which seedlings are planted in a cocoon while propelling the aircraft with a traveling propulsion body such as wheels passing through both sides of the cocoon. Many seedling transplanters of this type have a single-row planting structure. Recently, a double-row seedling transplanter equipped with a seedling feeding device and a seedling planting device that can plant two seedlings at a glance is used. It has become.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The two-row seedling transplanting machine is configured to support the two-row seedling supply device and the seedling planting device with a main frame that connects the traveling unit and the handle, respectively.
[0004]
However, with the conventional two-row seedling transplanting machine, it is necessary to fix and support the seedling supply device and seedling planting device for the two strips with the main frame, and there is still anxiety about the support strength at the main frame compared to the single-row seedling transplanting machine. It was. In order to solve this problem, a reinforcing member may be provided in order to strengthen the support of the seedling supply device and the seedling planting device for the two strips, but the method of adding the reinforcing member only increases the manufacturing cost. In addition, the total weight of the seedling transplanter sometimes increased.
[0005]
In order to solve this problem, the present inventors support the front end of the planting transmission part that transmits the driving force from the engine to the seedling planting device at the front end of the main frame, and the rear end of the planting transmission part and the above-mentioned A multi-row seedling transplanting machine in which a midway part of the main frame is connected and a frame structure is constituted by the planting transmission part and the main frame has been previously proposed (Japanese Patent Application No. 2001-148075).
[0006]
Even in the multi-row seedling transplanting machine proposed by the present inventors, since the support for the seedling supply device and the seedling planting device for the two strips is not sufficient, there is a demand for strengthening their support, Adding a member increases weight and increases costs.
[0007]
On the other hand, when the height of the aircraft is controlled by a grounding plate that detects the upper surface of the heel, if the grounding plate passes through both lateral ends of the heel, The height becomes incorrect and the height control of the aircraft becomes inaccurate.
Therefore,The subject of the present invention isTo provide a seedling transplanting machine capable of accurately controlling the height of the aircraft.
[0008]
The above-described problems of the present invention are solved by the following configuration.
The invention described in
[0010]
According to the invention of
[0011]
Also,The pressure-reducing wheel (80) is distributed to the left and right around the main frame (14) and is cantilevered by the swinging central axis (84) of the swinging frame (87), so that the number of parts is simple. Sufficient performance can be achieved with a low cost configuration.
In addition, when the planting operation is completed at the end of the paddle (U) after the planting operation is completed in the field paddle (U), the vehicle body is turned for turning when moving to another paddle and performing the planting operation. Since the pressure-reducing wheel (80) is lifted with respect to the airframe in conjunction with the lifting movement, for example, even if the steering handle (6) is not lifted so much, the pressure-reducing wheel (80) does not interfere with the heel (U) and turns inside. The vehicle can be turned around the rear wheel (2), and the turning operation can be easily performed.
[0012]
According to the first aspect of the present invention, the height of the airframe can be accurately controlled by the grounding body (90). AlsoThe townThe pressure wheel (80) is simple and has a low cost configuration with a small number of parts, so that sufficient performance can be exhibited. In addition, after completing the planting work on the ridge (U) in the field, when turning the body to move to another ridge at the end of the ridge (U) and perform the planting work, the pressure reducing wheel (80) is used. It is possible to turn around the rear wheel (2) inside the turning without interfering with the rod (U), and the turning operation can be easily performed.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 and 2 are a schematic side view and a plan view of an example of a multiple-row seedling transplanter according to an embodiment of the present invention.
[0014]
The multi-row
[0015]
In the traveling unit 1 a, an
[0016]
Rotating rear wheel transmission pipes 15 (L) and 15 (R), each having a rear wheel transmission shaft inserted therein, protrude from the left and right side surfaces of the traveling
[0017]
On the lower side of the
[0018]
The traveling unit 1a is provided with an airframe control mechanism for controlling the position of the airframe by moving the
[0019]
The elevating
[0020]
The seedling planting parts 1 b (L) and 1 b (R) are arranged in parallel on the left and right of the
[0021]
As shown in the plan view of FIG. 2, the lower part of the seedling planting
[0022]
As shown in the side view of the
[0023]
A seedling mounting platform 55 shared by both seedling planting sections 1b (R) and 1b (L) is supported on the upper end of the seedling planting
[0024]
Further, the seedling supply drive rods 50 and 50 connected to the seedling
[0025]
Although the
[0026]
Accordingly, the
[0027]
Further, the
[0028]
The seedling planting devices 5a and 5b operate in conjunction with the movement of the above-described front
[0029]
As the
[0030]
At the time of the work, the worker replenishes each
[0031]
The seedling planting tool 60 moves upward from a position near the bottom dead center of the movement trajectory X (FIG. 1), and the front member 60a and the rear member 60b of the seedling planting tool 60 are interlocked with each other. It rotates so that the lower end is closed. When the seedling planting tool 60 is at the top dead center of the locus indicated by the broken line X in FIG. 1, the seedling is dropped and supplied from the
[0032]
As shown in FIGS. 1 and 2, a pair of left and right pressure-reducing
[0033]
The
[0034]
Further, the grounding
[0035]
Further, the pressure-reducing
[0036]
If the
[0037]
Further, the pressure-reducing
[0038]
FIG. 3 shows a perspective view of an interlocking mechanism that raises and lowers the left and right pressure-reducing
[0039]
Therefore, after the planting operation is completed in the field ridge U, when the aircraft is turned to perform another planting operation (for example, an adjacent ridge) at the end of the ridge U, Since the pressure-reducing
[0040]
Further, when the aircraft turns left and right, one of the left and right
[0041]
For example, when the rolling cylinder 27 is extended, the left connecting rod 26 extends in the advancing direction (front-rear direction), the
[0042]
Then, the left and right planting depths can be controlled in the same manner according to the inclination of the ridge U by inclining the aircraft in the left or right direction by moving the left or
[0043]
Conventionally, in a seedling transplanter of the type of the present invention, a pendulum sensor 75 is attached to the airframe, and the rolling cylinder 27 is adjusted to expand and contract according to the detection result of the sensor 75, and the vertical movement of the
[0044]
In the mechanism shown in FIG. 4, a pair of left and right rods 76, 76 having U-shaped end portions that engage with the pin 75 a fixed to the pendulum sensor 75 are provided, and L that interlocks with the movement of the pair of rods 76, 76. A rod 78 with a spring 79 is connected to rising arms 83, 83 raised from the respective bases of the left and
[0045]
Also, for example, the heel surface of the planting position on the right side in the traveling direction is high, and the
[0046]
Thus, the pendulum sensor 75 controls the left / right tilt posture of the aircraft and controls the aircraft to be parallel to the ground, while the pressure-reducing
[0047]
As shown in the cross-sectional view of the kite U in FIG. 5, the
[0048]
However, if the
[0049]
To
[0050]
And the position near the center of the ridge U can be detected by making the position of the
In addition, since the
[0051]
Since the two
[0052]
Further, since the two
[0053]
Further, as described above, the seedling planting
[0054]
Moreover, as shown in the side view of the
[0055]
The sleeve 45 is prevented from popping out by the rotation of the
[0056]
The
[0057]
The
[0058]
Even when the aircraft is parked using the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a seedling transplanter according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of the seedling transplanter of FIG.
FIG. 3 is a perspective view showing an interlocking mechanism that raises and lowers the left and right pressure-reducing wheels by the expansion and contraction operation of the lifting cylinder of the seedling transplanter according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a perspective view showing an interlocking mechanism that operates a pendulum sensor above and below the left and right pressure-reducing wheels of the seedling transplanter according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a cross-sectional view of a cocoon on which a seedling transplanter according to an embodiment of the present invention runs.
FIG. 6 is a side view of the seedling supply device according to the embodiment of the present invention.
7 is a side view (FIG. 7A) and a rear view (FIG. 7B) of the
[Explanation of symbols]
1 Multi-row seedling transplanter 1a Traveling part
1b
3
5
7 Driving
9 Engine 10 Hydraulic pump
11 Fuel tank 12 Bonnet
13
15 Rear wheel transmission pipe 15a Support pipe
17 Front wheel support pipe 17a Pivot shaft
18 Front
20
23 Mounting member 24 Guide shaft
25 Swing arm 26 Connecting rod
27
30 Seedling planting mission case 31 First planting transmission case
32 Second
35 Bracket 36 Frame
37
38a Bar 38b Grounding member
40
45 Sleeve 47 Stopper plate
49 Seedling supply drive arm 50 Seedling supply drive rod
52 support frame 55 seedling stand
57 connecting frame 60 seedling planting tool
60a Front side member 60b Rear side member
67A, 67B, 67C, 67D, 67E Front link support arm
70 Rod 71 Rotating shaft
72 Interlocking arm 73a Slotted hole
74 Arm 75 Pendulum sensor
75a pin 76, 78 rod
77 Rotating piece 79 Spring
80 Constriction wheel 81 Weight
83 Vertical arm 84 Axis
86
90
U 畝 X movement trajectory
Claims (1)
苗植付位置(5)の後方には、機体の進行に伴って畝(U)の表面を転動し、苗が植付けられた後の苗移植穴を埋め戻すと共に、その跡を軽く鎮圧する左右一対の鎮圧輪(80)を、下部ほど互いの間隔が狭くなるように斜めに設け、
更に前記左右一対の鎮圧輪(80)は、機体に上下に揺動自在に支持された左右一対の揺動フレーム(87)にそれぞれ支持されており、
畝(U)に4条植えを行う場合は、往路と復路の植え付け位置が機体の進行方向に向かって左右対称となるように2条分ずつ植え付けをすることで往復走行により4条植えの植え付け作業を可能とし、
前記4条植えを行う場合の畝(U)の中央側となる植付条に接するように、畝面の凹凸に応じて上下動して畝面を検出する接地体(90)を機体に取り付け、
後輪(2)を機体に対して上下動させることで機体を昇降するための昇降シリンダ(21)を設け、
前記接地体(90)の検出により前記昇降シリンダ(21)を作動させることで後輪(2)を上下動させて機体の高さを一定に維持する昇降制御機能を設け、
前記苗植付部(1b)を機体の前進方向に向かって左右各々に設け、該左右の苗植付部(1b)の中間部に、該左右の苗植付部(1b)を支持すると共に前後に長手方向を有するメインフレーム(14)を配置し、
該メインフレーム(14)の後端部に操縦ハンドル(6)を取り付け、
前記左右一対の鎮圧輪(80)は前記メインフレーム(14)を中心に左右に振り分け配置され、かつ左右の揺動フレーム(87)の各揺動中心軸(84)に片持ち支持されており、
前記昇降シリンダ(21)のピストンロッド(21a)の先端部が貫通し、昇降シリンダ(21)の伸縮により上下動する天秤杆(22)と、該天秤杆(22)と後輪(2)を連結する連結ロッド(26)と、天秤杆(22)を貫通したピストンロッド(21a)の先端に回動自在に接続したロッド(70)と、該ロッド(70)の左右に設けられ、一端部がロッド(70)に連結し、中央部に設けた機体に支持された回転軸(71)と一体回転する左右一対の連動アーム(72)と、一端部が前記左右一対の連動アーム(72)の他端部に長穴(73a)を介して連結し、他端部が前記左右の揺動フレーム(87)に連結した左右一対のアーム(74)とを設け、
前記昇降シリンダ(21)の伸張により前記天秤杆(22)と前記連結ロッド(26)を介して後輪(2)が上動すると共に、前記ロッド(70)が移動して前記左右一対の連動アーム(72)が回動し、前記左右一対のアーム(74)が移動して左右の揺動フレーム(87)が作動することで左右一対の鎮圧輪(80)が上昇する構成としたことを特徴とする複数条植苗移植機。Two-row planted seedlings provided with a traveling part (1a) composed of a front wheel (3) and a rear wheel (2) and a seedling planting part (1b) composed of a seedling supply device (4) and a seedling planting device (5) In the transplanter (1),
Behind the seedling planting position (5), the surface of the heel (U) rolls as the aircraft advances, refills the seedling transplanting hole after the seedling has been planted, and lightly suppresses the trace. A pair of left and right pressure-reducing wheels (80) are provided obliquely so that the distance between each other becomes narrower toward the bottom,
Further, the pair of left and right pressure-reducing wheels (80) are respectively supported by a pair of left and right swing frames (87) supported by the body so as to be swingable up and down.
When four-row planting is carried out on the ridge (U), four-row planting is carried out by reciprocating by planting two strips at a time so that the planting positions of the forward path and the return path are symmetrical in the direction of travel of the aircraft. Enable work,
A grounding body (90) that moves up and down according to the unevenness of the ridge surface to detect the ridge surface is attached to the aircraft so as to contact the planting ridge on the center side of the ridge (U) when performing the four-row planting. ,
An elevating cylinder (21) for raising and lowering the aircraft by moving the rear wheel (2) up and down relative to the aircraft is provided.
An elevating control function for maintaining the height of the airframe by moving the rear wheel (2) up and down by operating the elevating cylinder (21) by detecting the grounding body (90) is provided ,
The seedling planting part (1b) is provided on each of the left and right sides in the forward direction of the aircraft, and the right and left seedling planting parts (1b) are supported in the middle part of the left and right seedling planting parts (1b). A main frame (14) having a longitudinal direction at the front and rear is arranged,
A steering handle (6) is attached to the rear end of the main frame (14),
The pair of left and right pressure-reducing wheels (80) are distributed to the left and right with the main frame (14) as a center, and are cantilevered on the swing center shafts (84) of the left and right swing frames (87). ,
The lifting rod (21) has a piston rod (21a) with a tip portion penetrating therethrough, and a lifting rod (22) that moves up and down by the expansion and contraction of the lifting cylinder (21), the weighing rod (22), and the rear wheel (2). A connecting rod (26) to be connected, a rod (70) rotatably connected to the tip of a piston rod (21a) penetrating the balance rod (22), and one end portion provided on the left and right of the rod (70) Is connected to the rod (70), and a pair of left and right interlocking arms (72) that rotate integrally with a rotating shaft (71) supported by a machine body provided in the center, and one pair of left and right interlocking arms (72). A pair of left and right arms (74) that are connected to the other end portion of the left and right through a long hole (73a) and the other end portion is connected to the left and right swing frame (87),
As the elevating cylinder (21) extends, the rear wheel (2) moves up via the balance rod (22) and the connecting rod (26), and the rod (70) moves to move the pair of left and right links. The arm (72) is rotated, the pair of left and right arms (74) are moved, and the left and right swing frames (87) are operated to raise the pair of left and right pressure reducing wheels (80). A multi-row seedling transplanting machine.
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