JP4889373B2 - 3次元形状測定方法およびその装置 - Google Patents
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Description
ここで、空間コード化法とは、測定対象物に対して光透過領域と光非透過領域とよりなるストライプ状の光パターンたる2値化投影パターン(以下、「2値化投影パターン」を「スリットパターン」と適宜に称する。)を何種類も投影することにより、当該ストライプ状の光パターンを投影された測定対象物上の1点を観察していると、その観察している1点に投影される光線が点滅して符号(コード)を形成するようになるが、そのコードを利用して測定対象物の3次元形状を測定するという手法である。
一般に、上記した空間コード化法を用いた3次元形状測定装置は、コンピュータによりその全体の動作を制御するように構成されており、コンピュータの制御により測定対象物へ複数の2値化投影パターンを投影する投影手段としてのプロジェクタと、プロジェクタにより2値化投影パターンを投影された測定対象物を撮像するCCDなどの撮像素子を備えて構成される撮像手段としてのカメラとを有して構成されている。
しかしながら、上記したような空間コード化法を用いた3次元形状測定装置により、表面の色(以下、測定対象物の表面の色を「表面色」と適宜に称する。)に黒色と白色とのような輝度値の差が大きい色が混在する測定対象物を測定しようとする際には、全ての色の表面の形状を同時に測定することができないという問題点があった。以下、この問題点について、図2に示す表面に輝度値の差が大きい黒色と白色とが混在する測定対象物Aを例にとって説明する。
なお、本願出願人が特許出願時に知っている先行技術は、上記において説明したようなものであって文献公知発明に係る発明ではないため、記載すべき先行技術情報はない。
こうした本発明のうち請求項1に記載の発明は、2値化投影パターンを投影された測定対象物からの反射光画像を撮像し、該撮像した反射光画像を用いて空間コード画像を生成する空間コード化法により上記測定対象物の3次元形状を測定する3次元形状測定方法において、光透過領域と光非透過領域とよりなるストライプ形状のパターンである所定の2値化投影パターンを、上記所定の2値化投影パターンの光透過領域と光非透過領域との位置が入れ替わる1/2位相反転する範囲までシフトし、かつ、測定対象物における3次元形状測定の測定分解能に関する最小分解能となるような所定の移動量でシフトしながら上記測定対象物に順次投影し、該所定の2値化投影パターンを投影された上記測定対象物からの反射光画像を該シフト毎に異なるシャッタースピード(露光時間)で撮像し、該シフト毎に異なるシャッタースピード(露光時間)で撮像した複数の反射光画像を取得し、該シフト毎に異なるシャッタースピード(露光時間)で撮像した複数の反射光画像を用いて、複数の反射光画像から所定の条件を有する有効な画素を抽出して1つに合成することにより該シフト毎の多重シャッタースピード画像を生成し、該シフト毎の多重シャッタースピード画像を合成した位相シフト画像を生成し、上記所定の2値化投影パターンを含む、それぞれ種類の異なる複数の2値化投影パターンを上記測定対象物にそれぞれ投影し、該それぞれ種類の異なる複数の2値化投影パターンを投影された上記測定対象物からの反射光画像を該それぞれ種類の異なる複数の2値化投影パターン毎に異なる露光時間で撮像し、該それぞれ種類の異なる複数の2値化投影パターン毎に異なる露光時間で撮像した反射光画像から所定の条件を有する有効な画素を抽出し合成して該それぞれ種類の異なる複数の2値化投影パターン毎の多重シャッタースピード画像を生成し、該それぞれ種類の異なる複数の2値化投影パターン毎の多重シャッタースピード画像を合成した空間コード画像を生成し、該位相シフト画像と該空間コード画像とを合成することにより、撮影空間に対してシフトピッチまで光分解能化された絶対的なコード値たる位相シフト空間コード画像を生成し、該位相シフト空間コード画像を空間コード画像として扱うことにより、該位相シフト空間コード画像に基づいて上記測定対象物の3次元形状を取得することを特徴とし、さらに、該シフト毎の多重シャッタースピード画像および該それぞれ種類の異なる複数の2値化投影パターン毎の多重シャッタースピード画像を生成する方法としては、上記露光時間について、測定対象物上の黒色の部分に当たっている2値化投影パターンを視認するのに必要な露光時間を最長露光時間とし、また、測定対象物上の白色の部分に当たっている2値化投影パターンを視認するのに必要な露光時間を最短露光時間とし、上記最長露光時間と上記最短露光時間との差となる時間を等間隔に複数に分割して得られた複数の露光時間を用いるものとし、上記反射光画像について、上記反射光画像が有する各画素が有する明るさについて、見た目の明るさを示す値を画素値とし、上記所定の条件を有する画素のうち最大の明るさである画素値を有するある画素を用いて該画素の画素値oと撮影時の露光時間eとを用いて、計算式i=o/eより算出された値を露光時間による画素値への影響を除去した真の明るさiとして決定し、計算した上記真の明るさの値に対して対数スケール(log10(i))を取り、1つの画像として合成することにより、上記多重シャッタースピード画像を生成するものとするようにしたものである。
図5には、本発明による3次元形状測定装置の実施の形態の一例を表す概略構成説明図が示されている。
次に、図6には、コンピュータ12により実現される3次元形状測定装置10の制御システムのブロック構成説明図が示されている。
ここで、2値化投影パターン投影手段20は、図1(a)(b)(c)(d)に示すような2値化投影パターンを生成する2値化投影パターン生成部20aと、2値化投影パターン生成部20aにおいて生成された2値化投影パターンを測定対象物14へ投影するように投影機16を制御する2値化投影パターン投影制御部20bとを有して構成されている。
以上の構成において、図7に示すフローチャートを参照しながら、3次元形状測定装置10の動作について説明する。
次に、シフトパターンをシフトしながら各シフト毎における測定対象物14の表面へ投影された2値化投影パターン画像を撮影する手法の原理について、以下により詳細に説明することする。
また、図8(b)および図8(c)に示すように、位相シフト画像は、2値化投影パターンのストライプの幅Wの間隔でコード値が繰り返され、生成される位相シフト画像中に同一コード値が複数存在することになる。このため、撮影空間に対して絶対的なコード値は生成されない。
なお、上記においては、バイナリコードを用いた場合について説明したが、一般に用いられているグレイコードでも原理は同じである。
上記した3次元形状測定装置10においては、シフトパターンをシフトする機能および位相シフト画像と空間コード画像とを合成する機能以外の特別な構成を必要とせずに、従来の空間コード化法で用いる構成を用いて、撮影画像の合成だけで高解像度の空間コード画像が生成でき、これにより測定対象物14の3次元形状計測の分解能を向上することができる。
次に、撮影機18により同一の2値化投影パターンを投影された測定対象物からの反射光画像を異なるシャッタースピード(露光時間)で撮像する点について説明する。
撮像素子の感度を変化させる方法としては、レンズの絞りを調節する方法とシャッタースピード(撮像素子に電荷をためる時間)を調節する方法とがある。ここで、レンズの絞りを調節する方法では、被写界深度が変わり撮影画像のぼけ具合に影響を及ぼすようになるため、シャッタースピードを調節する方法を採用することが好ましい。
次に、撮影機18が同一の2値化投影パターンを投影された測定対象物からの反射光画像を異なるシャッタースピード(露光時間)で撮像して多重シャッタースピード画像を生成する手法の詳細について説明する。
まず、はじめに、露光時間と画素値(見た目の明るさ)と真の明るさとの関係について説明する(文献1参照)。
ここで、真の明るさの選択基準について説明するが、撮像素子への入射光のエネルギーがダイナミックレンジを超える場合は、撮影画像上の画素値oは255を超えるかまたは0を下回ることになる。その場合の画素値を使って上記したように真の明るさを計算しようとしても、正しい値は得られない。これを含め、一般的に撮影画像の画素値には、以下の(a)〜(d)に示す特性が見られる(文献1参照)。
(b)撮影時の信号レベルが高いところは入出力の線形性が乱れている
(c)撮影時の信号レベルが飽和(>255)しているデータは使えない
(d)露光時間が短いほど精度は低い
この実施の形態においては、上記した特性を踏まえて、以下の(1)〜(4)に示すアルゴリズムにより真の明るさの決定し、この真の明るさをもった画素を有効な画素として複数のシャッタースピードで撮影された画像から抽出し、抽出した画素を1つの画像として合成して多重シャッタースピード画像を生成する。なお、当然のことながら、抽出した有効な画素を用いて画像を合成するため、有効な画素の抽出は撮影された画像の全ての画素に関して行うものである。
一般には、画素値の有効範囲の上限、即ち、上限画素値は、上記(b)(c)よ り240〜250程度とされているが、この実施の形態においては「250」と した、
(2)画素輝度値の有効範囲の下限、即ち、下限画素値を設定する
この実施の形態においては、下限画素値を「5」とした、
(3)上記(1)(2)で定めた範囲内において最大の画素値を持つ画素を採用して、 その画素値oと撮影時の露光時間eから、i=o/eにより真の明るさiを決定 する、
(4)もし、全ての露光時間での撮影画像について画素値が上限画素値を超える場合は
、最短露光時間でも上限画素値を上回ったということであるので、真の明るさi として「上限画素値/最短露光時間」により得られた値を採用する、
逆に、全ての露光時間での撮影画像について画素値が下限画素値を下回る場合は
、最長露光時間でも下限画素値を下回ったということであるので、真の明るさi 値として「下限輝度値/最長露光時間」により得られた値を採用する、
これにより、真の明るさiとして、上限画素値または下限画素値付近で正常に求 められた真の明るさに近い値を求めることができる、
その結果、上限画素値または下限画素値付近での明るさの変化が滑らかになる。
次に、真の明るさを可視化する手法について説明すると、上記した(1)〜(4)に示すアルゴリズムでは、基本的に真の明るさが大きいほど、その時の露光時間は短くなっていく。ここで、露光時間が短くなるほど画素値の精度は悪くなっていくので、真の明るさが大きいほど精度が悪くなるということになる。そこで、上記において求めた真の明るさの値に対して対数スケール(log10(i))をとることとし、これを画像化する。具体的には、例えば、全ての座標の画素に対してその画素値を計算し、それらの最小値が0、最大値が255になるようにスケーリングすればよい。
次に、実際の2値化投影パターン(スリットパターン)を投影した画像での適用について説明する。
(イ)白色の部分に当たっているスリットパターンを視認できるような露光時間を最短 の露光時間にする、
(ウ)上記(ア)(イ)により求められた最長露光時間の値と最短露光時間の値との間 に、等時間間隔で2〜3段階程度で露光時間を設定する、
(エ)それらすべての露光時間について、スリットパターンを投影して、その投影の反 射光画像を撮影する、
(オ)上記(エ)で撮影した反射光画像を用いて、上記において説明した手法により各 反射光画像の各画素の真の明るさを計算し、複数のシャッタースピードで撮影さ れた画像から有効な画素を抽出し、抽出した画像を1つに合成して多重シャッタ ースピード画像を生成する。
ここで、真の明るさを計算してその最大値と最小値とを求めるときは、同じ空間コードのポジ・ネガ相補パターンを通じて行う。その目的は、空間コード化法ではスリットのポジ・ネガパターンの輝度差より2値画像を生成するが(文献3「井口征士,佐藤宏介,“三次元画像計測”,昭晃堂,1990」を参照する。)、それを正確に生成できるようにするためである。
次に、本願発明者による実験結果について説明すると、図15(a)(b)(c)(d)には実際に撮影された画像が示されている。
以上において説明したように、複数の露光時間パターンで2値化投影パターンの投影画像を撮影してそれらの画像を合成することにより、測定対象物の表面に輝度値の差が大きい色が混在する場合でも、スリットパターンの輝度差を画像全域で得られるようになり、その結果、測定対象物の表面色の輝度差に依存しない安定した計測結果を得ることができるようになる。
なお、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(4)に説明するように変形してもよい。
12 コンピュータ
12a バス
12b 中央処理装置(CPU)
12c リードオンリメモリ(ROM)
12d ランダムアクセスメモリ(RAM)
12e 入力装置
12f 表示装置
14 測定対象物
16 プロジェクタ
18 カメラ
20 2値化投影パターン投影手段
20a 2値化投影パターン生成部
20b 2値化投影パターン投影制御部
22 画像入力手段
24 画像処理手段
24a 空間コード画像生成手段
24b 位相シフト画像生成手段
24c 位相シフト空間コード画像生成手段
24d 3次元形状情報取得手段
A 測定対象物
Claims (4)
- 2値化投影パターンを投影された測定対象物からの反射光画像を撮像し、該撮像した反射光画像を用いて空間コード画像を生成する空間コード化法により前記測定対象物の3次元形状を測定する3次元形状測定方法において、
光透過領域と光非透過領域とよりなるストライプ形状のパターンである所定の2値化投影パターンを、前記所定の2値化投影パターンの光透過領域と光非透過領域との位置が入れ替わる1/2位相反転する範囲までシフトし、かつ、測定対象物における3次元形状測定の測定分解能に関する最小分解能となるような所定の移動量でシフトしながら前記測定対象物に順次投影し、該所定の2値化投影パターンを投影された前記測定対象物からの反射光画像を該シフト毎に異なるシャッタースピード(露光時間)で撮像し、該シフト毎に異なるシャッタースピード(露光時間)で撮像した複数の反射光画像を取得し、該シフト毎に異なるシャッタースピード(露光時間)で撮像した複数の反射光画像を用いて、複数の反射光画像から所定の条件を有する有効な画素を抽出して1つに合成することにより該シフト毎の多重シャッタースピード画像を生成し、該シフト毎の多重シャッタースピード画像を合成した位相シフト画像を生成し、
前記所定の2値化投影パターンを含む、それぞれ種類の異なる複数の2値化投影パターンを前記測定対象物にそれぞれ投影し、該それぞれ種類の異なる複数の2値化投影パターンを投影された前記測定対象物からの反射光画像を該それぞれ種類の異なる複数の2値化投影パターン毎に異なる露光時間で撮像し、該それぞれ種類の異なる複数の2値化投影パターン毎に異なる露光時間で撮像した反射光画像から所定の条件を有する有効な画素を抽出し合成して該それぞれ種類の異なる複数の2値化投影パターン毎の多重シャッタースピード画像を生成し、該それぞれ種類の異なる複数の2値化投影パターン毎の多重シャッタースピード画像を合成した空間コード画像を生成し、
該位相シフト画像と該空間コード画像とを合成することにより、撮影空間に対してシフトピッチまで光分解能化された絶対的なコード値たる位相シフト空間コード画像を生成し、
該位相シフト空間コード画像を空間コード画像として扱うことにより、該位相シフト空間コード画像に基づいて前記測定対象物の3次元形状を取得する
ことを特徴とし、
さらに、
該シフト毎の多重シャッタースピード画像および該それぞれ種類の異なる複数の2値化投影パターン毎の多重シャッタースピード画像を生成する方法としては、
前記露光時間について、測定対象物上の黒色の部分に当たっている2値化投影パターンを視認するのに必要な露光時間を最長露光時間とし、また、測定対象物上の白色の部分に当たっている2値化投影パターンを視認するのに必要な露光時間を最短露光時間とし、前記最長露光時間と前記最短露光時間との差となる時間を等間隔に複数に分割して得られた複数の露光時間を用いるものとし、
前記反射光画像について、前記反射光画像が有する各画素が有する明るさについて、見た目の明るさを示す値を画素値とし、前記所定の条件を有する画素のうち最大の明るさである画素値を有するある画素を用いて該画素の画素値oと撮影時の露光時間eとを用いて、計算式i=o/eより算出された値を露光時間による画素値への影響を除去した真の明るさiとして決定し、
計算した前記真の明るさの値に対して対数スケール(log10(i))を取り、1つの画像として合成することにより、前記多重シャッタースピード画像を生成するものとする
ことを特徴とする3次元形状測定方法。 - 請求項1に記載の3次元形状測定方法において、
前記所定の条件は、上限画素値を240から250とする
ことを特徴とする3次元形状測定方法。 - 2値化投影パターンを投影された測定対象物からの反射光画像を撮像し、該撮像した反射光画像を用いて空間コード画像を生成する空間コード化法により前記測定対象物の3次元形状を測定する3次元形状測定装置において、
光透過領域と光非透過領域とよりなるストライプ形状のパターンである所定の2値化投影パターンを、前記所定の2値化投影パターンの光透過領域と光非透過領域との位置が入れ替わる1/2位相反転する範囲までシフトし、かつ、測定対象物における3次元形状測定の測定分解能に関する最小分解能となるような所定の移動量でシフトしながら前記測定対象物に順次投影し、該所定の2値化投影パターンを投影された前記測定対象物からの反射光画像を該シフト毎に異なるシャッタースピード(露光時間)で撮像し、該シフト毎に異なるシャッタースピード(露光時間)で撮像した複数の反射光画像を取得し、該シフト毎に異なるシャッタースピード(露光時間)で撮像した複数の反射光画像を用いて、複数の反射光画像から所定の条件を有する有効な画素を抽出して1つに合成することにより該シフト毎の多重シャッタースピード画像を生成し、該シフト毎の多重シャッタースピード画像を合成した位相シフト画像を生成する第1の手段と、
前記所定の2値化投影パターンを含む、それぞれ種類の異なる複数の2値化投影パターンを前記測定対象物にそれぞれ投影し、該それぞれ種類の異なる複数の2値化投影パターンを投影された前記測定対象物からの反射光画像を該それぞれ種類の異なる複数の2値化投影パターン毎に異なる露光時間で撮像し、該それぞれ種類の異なる複数の2値化投影パターン毎に異なる露光時間で撮像した反射光画像から所定の条件を有する有効な画素を抽出し合成して該それぞれ種類の異なる複数の2値化投影パターン毎の多重シャッタースピード画像を生成し、該それぞれ種類の異なる複数の2値化投影パターン毎の多重シャッタースピード画像を合成した空間コード画像を生成する第2の手段と、
該位相シフト画像と該空間コード画像とを合成することにより、撮影空間に対してシフトピッチまで光分解能化された絶対的なコード値たる位相シフト空間コード画像を生成する合成手段と、
該位相シフト空間コード画像を空間コード画像として扱うことにより、該位相シフト空間コード画像に基づいて前記測定対象物の3次元形状を取得する3次元形状取得手段と
を有することを特徴とし、
さらに、
該シフト毎の多重シャッタースピード画像を生成する第1の手段と、該それぞれ種類の異なる複数の2値化投影パターン毎の多重シャッタースピード画像を生成する第2の手段とのそれぞれにおいて、
前記露光時間について、測定対象物上の黒色の部分に当たっている2値化投影パターンを視認するのに必要な露光時間を最長露光時間とし、また、測定対象物上の白色の部分に当たっている2値化投影パターンを視認するのに必要な露光時間を最短露光時間とし、前記最長露光時間と前記最短露光時間との差となる時間を等間隔に複数に分割して得られた複数の露光時間を用いるものとし、
前記反射光画像について、前記反射光画像が有する各画素が有する明るさについて、見た目の明るさを示す値を画素値とし、前記所定の条件を有する画素のうち最大の明るさである画素値を有するある画素を用いて該画素の画素値oと撮影時の露光時間eとを用いて、計算式i=o/eより算出された値を露光時間による画素値への影響を除去した真の明るさiとして決定し、
計算した前記真の明るさの値に対して対数スケール(log10(i))を取り、1つの画像として合成することにより、前記多重シャッタースピード画像を生成するものとする
ことを特徴とする3次元形状測定装置。 - 請求項3に記載の3次元形状測定装置において、
前記所定の条件は、上限画素値を240から250とする
ことを特徴とする3次元形状測定装置。
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