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JP4887453B2 - 記録条件又は再生条件の決定方法、集積回路、及び光ディスク装置 - Google Patents

記録条件又は再生条件の決定方法、集積回路、及び光ディスク装置 Download PDF

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Description

本発明は、光記録媒体に対してレーザー光の照射によりデータの記録及び再生を行う記録再生装置において、テスト記録を行うことにより記録条件及び再生条件を決定する技術に関する。
特許文献1には、複数の記録層が形成された光ディスクに対して、光ピックアップによるレーザー光の照射によりデータを再生する光ディスク装置が開示されている。この光ディスク装置では、増幅器を有する電気回路によって光ピックアップが制御され、上記増幅器のデータ再生時におけるゲインが記録層毎に決定されるようになっている。
特許文献2には、複数の記録領域を有する記録媒体にデータを記録する光ディスク装置が開示されている。この光ディスク装置は、上記複数の記録領域のうち、記録・再生特性が最良となる領域で、記録条件を決定するためのテスト記録を行うようになっている。
特開2001−319332号公報 特開2007−179656号公報
特許文献1の光ディスク装置によって再生される光ディスクのように、複数の記録層が形成された光記録媒体では、一般的に、各記録層がテスト記録領域とユーザデータ領域とを有し、各記録層における記録条件及び再生条件を決定するために、該記録層のテスト記録領域においてテスト記録が行われる。通常、テスト記録領域はユーザデータ領域よりも小さく形成される。
したがって、1つの記録層のテスト記録領域にテスト記録が繰り返して行われると、テスト記録領域の残容量が小さくなり、テスト記録を再び行えなくなる。そしてその結果、その記録層における記録条件や再生条件を決定できなくなる。
特に、追記型BD−R(Blu-ray Disc Recordable)ディスク等の追記型ディスクに対して小さい単位の多数のファイルを記録する場合、ファイル毎にテスト記録が行われることにより、テスト記録領域の残容量が小さくなりやすい。また、ある記録層においては小さい単位の多数のファイルが記録されてテスト記録領域の残容量が小さくなっている一方、他の記録層においては大きい単位のファイルが少ない回数で記録されてテスト記録領域に大きな容量が残っている場合もある。
本発明は、上記の点に鑑み、光記録媒体に対してデータの記録及び再生を行う記録再生装置において、テスト記録領域の残容量の不足によって記録条件や再生条件が決定できなくなることを防止することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、テスト記録領域とユーザデータ領域とをそれぞれ有する複数の記録層が形成されているとともに前記複数の記録層における記録済み領域を示す記録管理データが記録されている光記録媒体に対し、レーザー光の照射によりデータの記録及び再生を行う記録再生装置において、前記複数の記録層のうちのいずれかの記録対象記録層にユーザデータを記録する際の記録条件及び前記記録対象記録層のデータを再生する際の再生条件のうちの少なくとも一方を決定する処理であって、前記記録管理データに基づいて、前記テスト記録領域の残容量を記録層毎に取得する残容量取得処理と、前記残容量取得処理において取得された記録層毎のテスト記録領域の残容量に基づいて、テスト記録を行う記録層をテスト記録層として決定するテスト記録層決定処理と、前記テスト記録層決定処理において決定されたテスト記録層のテスト記録領域に対してテスト記録を行うテスト記録処理と、前記テスト記録処理においてテスト記録が行われた領域の記録品質に基づいて、前記記録条件及び前記再生条件のうちの少なくとも一方を決定する条件決定処理とを備えたことを特徴とする。
これにより、記録対象記録層におけるテスト記録領域の残容量が不足している場合でも、記録層毎のテスト記録領域の残容量に基づいて、記録対象記録層とは別の記録層をテスト記録層として決定し、決定したテスト記録層のテスト記録領域でテスト記録を行うことができる。したがって、テスト記録領域の残容量の不足によって記録条件や再生条件が決定できなくなることを防止できる。また、テスト記録領域を有効に利用できるので、追記回数を増やすことができる。
本発明により、記録対象記録層におけるテスト記録領域の残容量が不足している場合でも、別の記録層のテスト記録領域でテスト記録を行うことができるので、テスト記録領域の残容量の不足によって記録条件や再生条件が決定できなくなることを防止できる。また、テスト記録領域を有効に利用できるので追記回数を増やすことができる。
図1は、本発明の実施形態1に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 図2は、同、BD−Rディスクのフォーマットを示す説明図である。 図3は、同、記録条件及び再生条件の決定方法を示すフローチャートである。 図4は、同、図3の(S1000)における処理を示すフローチャートである。 図5は、同、図3の(S2000)における処理を示すフローチャートである。 図6は、同、BD−Rディスクに記録マークが形成される際に駆動手段が出力する駆動波形とゲート信号とを示すグラフである。 図7は、同、BD−RディスクのPIC領域の構成を示す説明図である。 図8は、同、BD−Rディスクにおける単一パターンのデータを記録した領域を再生したときに得られる再生信号のレベルを示すグラフである。 図9(a)は、同、光出力レベルと変調度との関係を例示するグラフである。図9(b)は、同、光出力レベルと変調度に光出力レベルを乗算した値との関係を例示するグラフである。 図10は、同、図3の(S3000)における処理を示すフローチャートである。 図11は、同、(S3003)〜(S3007)でのテスト記録の方法を説明する説明図である。 図12は、本発明の実施形態2に係る光ディスク装置による図3の(S2000)における処理を示すフローチャートである。 図13は、本発明の実施形態3に係る光ディスク装置による図3の(S2000)における処理を示すフローチャートである。 図14は、本発明の実施形態4に係る光ディスク装置による図3の(S2000)における処理を示すフローチャートである。 図15は、本発明の実施形態5に係る光ディスク装置による図3の(S2000)における処理を示すフローチャートである。 図16は、本発明の実施形態6に係る光ディスク装置によって図3の(S0008)の処理に代えて行われる処理を示すフローチャートである。 図17は、DVD+R(Dual Layer)ディスクのフォーマットを示す説明図である。 図18は、複数のセッションが記録されたDVD+Rディスクのフォーマットを示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
《実施形態1》
本発明の実施形態1に係る光ディスク装置(記録再生装置)は、図1に示すように、光ヘッド100、集積回路200、コンピュータプログラムを格納するメモリ素子300、駆動手段400、ディスクモータ500、及び移送モータ600を備え、装填された2層構造のBD−Rディスク700に対してデータの記録及び再生を行うようになっている。
<BD−Rディスクのフォーマット>
まず、本実施形態の光ディスク装置の記録対象であるBD−Rディスク700のフォーマットについて図2を参照して説明する。BD−Rディスク700は、一般的なBD−Rディスクのフォーマットを有している。
図2に示すように、BD−Rディスク700は、L0層とL1層とを有し、各層において、半径24.00mm(ミリメートル)より内周にリードイン領域(図2中にはLead in Zoneと表記)が配置され、半径24.00mm〜58.00mmの範囲にユーザデータ領域(図2中にはUser Data Areaと表記)が配置され、半径58.00mmより外周にはリードアウト領域(図2中にはLead−out Zoneと表記)が配置されている。ユーザデータ領域は、任意のユーザデータを記録できるように構成され、リードイン、リードアウト領域にはディスク情報などが予め記録されている。
また、記録層毎にテスト記録領域としてOPC (Optimum Power Control)領域が存在し、図2に示すように、L0層のOPC領域(OPC0)は、半径23.329mmから23.647mmまでの領域であり、L1層のOPC領域(OPC1)は、22.740mmから23.067mmまでの領域である。ここで、テスト記録は、ユーザデータ記録時の光出力レベルや光パルス幅を適切に調整するための記録動作を意味する。
また、BD−Rディスク700には、記録管理領域としてテンポラリ・ディスク・マネジメント領域(Temporary Disc Management Area)(図2中にはTDMAと表記)が存在し、L0層には、TDMA領域として、TDMA0(半径23.647mmから2048物理クラスタ)、TDMA2(半径24.00mmからn×256物理クラスタで最大4096物理クラスタ)、及びTDMA3(半径58.00mmまでのn×256物理クラスタ)が配置されている。一方、L1層には、TDMA領域としてTDMA1(半径23.329mmから2048物理クラスタ)、TDMA4(半径58.00mmまでのn×256物理クラスタ)、及びTDMA5(半径24.00mmからn×256物理クラスタで最大4096物理クラスタ)が配置されている。ここで、TDMA領域には、TDMA0、TDMA1、TDMA2、TDMA3、TDMA4、TDMA5の順に、OPC領域及びユーザデータ領域における記録済みの領域を示す記録管理データが記録される。なお、OPC領域又はユーザデータ領域への記録がどの層で行われたのかに関わらず、TDMA領域は、TDMA0、TDMA1、TDMA2、TDMA3、TDMA4、TDMA5の順で使用される。したがって、OPC領域又はユーザデータ領域への記録がL1層で行われても、L0層のTDMA0に上記記録管理データが記録される場合がある。光ディスク装置は、TDMA領域の上記記録管理データを再生することによって、OPC領域とユーザデータ領域の使用状況を検出できる。
また、L0層の半径22.512mmから外周側には、ディスクの属性や、記録時の推奨パワー及び光パルス幅等を示すディスク情報が記録されたPIC(Permanent Information & Control Data)領域が配置されている。PIC領域については後で詳述する。
<光ヘッド100>
光ヘッド100は、BD−Rディスク700に対してレーザー光を照射するものであり、具体的には、半導体レーザー101、コリメータレンズ102、偏光ビームスプリッタ(PBS:polarization beam splitter)103、前光検出器104、波長板105、対物レンズ106、アクチュエータ107、検出レンズ108、及び±1次光検出器109を備えている。
半導体レーザー101は、駆動手段400からの電流出力に応じて、再生及び記録に必要な光強度の光ビーム、例えば波長405nmのレーザー光を出射する光源である。
アクチュエータ107は、対物レンズ106をフォーカス方向及びトラック方向に移動させる制御や、対物レンズ106を記録面に対して傾ける制御を行う。
半導体レーザー101から出射されたレーザー光(出射光)は、コリメータレンズ102によって並行光にされ、PBS103によって分離される。そして、分離した光は、波長板105を通り、対物レンズ106によってBD−Rディスク700に集光され、その集光位置が光ビームスポットとなる。このとき、PBS103に入射したレーザー光の一部が前光検出器104によって検出されて電気信号に変換される。
一方、BD−Rディスク700からの反射光は、対物レンズ106及び波長板105を通り、PBS103で出射光の光路から分離されて、検出レンズ108に導かれる。検出レンズ108は、フォーカスエラー信号検出用+1次光とトラッキングエラー信号検出用−1次光とを±1次光検出器109に導く。±1次光検出器109は、検出レンズ108により導かれた+1次光及び−1次光を電気信号に変換して出力する。
<集積回路200>
集積回路200は、サーボ制御手段201、光検出手段202、再生手段203、検波手段204、再生信号品質評価手段210、及びマイコン220を備えている。再生信号品質評価手段210は、ジッタ算出手段211、アシンメトリ算出手段212、及び変調度算出手段213を備えている。マイコン220は、残容量取得手段221、テスト記録層決定手段222、記録/再生条件決定手段223、及びテスト記録手段224を備えている。
サーボ制御手段201は、±1次光検出器109によって出力された電気信号に応じてフォーカス制御及びトラッキング制御を行う。これらフォーカス制御及びトラッキング制御は、アクチュエータ107を駆動することによって行われる。また、サーボ制御手段201は、後述するマイコン220の記録/再生条件決定手段223及びテスト記録手段224からの命令に応じて、フォーカス制御及びトラッキング制御の目標位置(フォーカスオフセット及びトラッキングオフセット)、対物レンズ106の傾き(チルト)及び収差を変更する。
光検出手段202は、±1次光検出器109によって出力された電気信号の一部又は全部に基づいて、BD−Rディスク700に記録されたデータ(アドレス情報やユーザデータ等)を再生するための再生信号を生成する。
再生手段203は、光検出手段202によって生成された再生信号に対してイコライザ回路によるイコライザ処理等の信号処理を行う。
検波手段204は、前光検出器104によって取得された電気信号に対して検波を行い、再生状態又は記録状態に応じた光出力レベルを出力する。
再生信号品質評価手段210は、再生手段203による信号処理後の再生信号の品質を評価する。具体的には、再生信号品質評価手段210は、ジッタ値を算出するジッタ算出手段211、アシンメトリ値を算出するアシンメトリ算出手段212、及び変調度を算出する変調度算出手段213を備えている。
残容量取得手段221は、再生手段203による信号処理後の再生信号を受け、該再生信号によって示される上記記録管理データ(TDMA領域から読み出されたデータ)に基づいて、BD−Rディスク700のOPC領域の残容量(OPC領域における記録可能領域の残容量)を記録層毎に取得する。また、残容量取得手段221は、OPC領域、PIC領域、TDMA領域、又はユーザデータ領域に光ビームスポットを移動させる駆動信号を出力する。
テスト記録層決定手段222は、残容量取得手段221によって取得された記録層毎のOPC領域の残容量に基づいて、テスト記録を行う記録層をテスト記録層として決定する。
記録/再生条件決定手段223は、再生信号品質評価手段210において算出されたジッタ値、アシンメトリ値、及び変調度(テスト記録が行われた領域の記録品質)に基づいて、複数の記録層のうちのいずれかの記録対象記録層にユーザデータを記録する際の記録条件及び前記記録対象記録層のデータを再生する際の再生条件を決定する。具体的には、記録条件として、光ヘッド100がBD−Rディスク700に対して照射するレーザー光の光出力レベル及び光パルス幅を決定し、この決定結果に応じて駆動手段400に対して命令を行う。再生条件として、フォーカス制御及びトラッキング制御の目標位置(オフセット)、対物レンズ106の傾き、サーボ制御手段201内部のゲイン、及び収差を決定し、この決定結果に応じてサーボ制御手段201に対して命令を行う。また、再生条件として、さらに、再生手段203のイコライザ回路のブースト値(ゲイン)及びカットオフ周波数等を決定し、この決定結果に応じて再生手段203に対して命令を行う。
テスト記録手段224は、再生状態、あるいは記録状態に応じて、半導体レーザー101の光出力レベルや光パルス幅を制御するために、レーザー駆動命令及びパルス命令を駆動手段400に出力する。また、テスト記録手段224は、駆動手段400及び移送モータ600を制御することにより、テスト記録層決定手段222によって決定されたテスト記録層のOPC領域に対してテスト記録が行われるように光ヘッド100を間接的に制御する。
マイコン220の上記各手段の機能は、メモリ素子300に格納されたコンピュータプログラムを実行することによって実現される。また、メモリ素子300は、マイコン220からの命令に応じてコンピュータプログラムを起動することができる。
駆動手段400は、集積回路200のテスト記録手段224によって出力されたレーザー駆動命令及びパルス命令に応じて電流を出力する。駆動手段400は、半導体レーザー101が再生及び記録に必要な強度の出射光をBD−Rディスク700に照射できるように出力電流の電流量を変化させる。
ディスクモータ500は、設定される回転数でBD−Rディスク700を回転させる。
移送モータ600は、マイコン220の残容量取得手段221及びテスト記録手段224により出力された駆動信号に応じて、BD−Rディスク700のトラックを横断する方向に光ヘッド100を移動させることにより、設定された位置に光ヘッド100を配置できる。
ここで、上記のように構成された光ディスク装置による記録条件及び再生条件の決定方法について図3のフローチャートを参照して説明する。なお、図3に示す記録条件及び再生条件の決定動作は、複数の記録層のうちのいずれかの記録層(以下、「記録対象記録層」と呼ぶ)に対してユーザデータの一連の記録動作が開始される際に行われる。
光ディスク装置にBD−Rディスク700が装填されると、光ディスク装置が起動する。そして、サーボ制御により、BD−Rディスク700の所定の位置に半導体レーザー101から出射されたレーザー光が集光された状態となる。そして、マイコン220が、BD−Rディスク700へのデータ記録状況等に基づいて、テスト記録の実行要否を判断する。かかる判断は、例えば、前回記録したユーザデータの大きさや、前回記録したユーザデータが同じ光ディスク装置によって記録されたものであるかどうかに基づいて行われる。テスト記録の実行が必要と判断された場合、図3のフローチャートに示す動作が開始される。
まず(S1000)で、光ディスク装置がBD−Rディスク700のOPC領域の残容量を記録層毎に取得する。
図4は、(S1000)における処理を詳細に説明するフローチャートである。
(S1000)において光ディスク装置は、まず(S1001)でnを初期値0に設定し、(S1002)でTDMAnに光ビームスポットが位置するように光ヘッド100をシークさせてTDMAnのデータを再生し、(S1003)でTDMAn全体が記録済であるか否かを判定する。そして、TDMAn全体が記録済であった場合には、(S1004)でn=5であるか否かを判定し、n=5であれば処理を終了し、n=5でなければ(S1005)でn=n+1として(S1002)の処理に戻る。具体的には、光ディスク装置は、最初にTDMA0のデータを再生し、そこでTDMA0全体が記録済であるかを判定し、記録済であった場合には、TDMA1のデータをさらに再生する。そして、記録済でないTDMA領域が現れるか又はTDMA5を再生するまで繰り返す。そして、光ディスク装置の残容量取得手段221が、TDMA領域から読み出された記録管理データに基づいてOPC0及びOPC1の残容量を取得する。
次に、図3の(S2000)で、テスト記録層決定手段222が、いずれの記録層のOPC領域においてテスト記録を行うかを、(S1000)において取得された記録層毎のOPC領域の残容量に基づいて決定する。つまり、テスト記録を行う記録層をテスト記録層として決定する。
図5は、(S2000)における処理を詳細に説明するフローチャートである。
(S2000)においてテスト記録層決定手段222は、まず(S2001)で、上記記録対象記録層がL0層であるかL1層であるかを判定し、L0層である場合には(S2002)でOPC0の残容量が所定値Th1より大きいか否かを判定する。OPC0の残容量が所定値Th1以下の場合には(S2003)の処理に進み、OPC0の残容量が所定値Th1より大きい場合には(S2004)で、テスト記録を行うOPC領域をOPC0、すなわちL0層のOPC領域に決定する。(S2003)では、OPC1の残容量が所定値Th1より小さいか否かを判定し、OPC1の残容量が所定値Th1以上である場合には(S2005)で、テスト記録を行うOPC領域をOPC1、すなわちL1層のOPC領域に決定する一方、OPC1の残容量が所定値Th1より小さい場合には(S2004)で、テスト記録を行うOPC領域をOPC0、すなわちL0層のOPC領域に決定する。
一方、(S2001)で記録対象記録層がL1層であると判定した場合には、(S2006)でOPC1の残容量が所定値Th1より大きいか否かを判定する。OPC1の残容量が所定値Th1以下の場合には(S2007)の処理に進み、OPC1の残容量が所定値Th1より大きい場合には(S2005)で、テスト記録を行うOPC領域をOPC1、すなわちL1層のOPC領域に決定する。(S2007)では、OPC0の残容量が所定値Th1より小さいか否かを判定する。そして、OPC0の残容量が所定値Th1より小さい場合には(S2005)で、テスト記録を行うOPC領域をOPC1、すなわちL1層のOPC領域に決定する一方、OPC0の残容量が所定値Th1以上である場合には(S2004)で、テスト記録を行うOPC領域をOPC0、すなわちL0層のOPC領域に決定する。
そして、図3の(S0001)で、光ディスク装置は、(S2000)で決定されたテスト記録層のOPC領域に対してテスト記録を行う。
次に、(S0002)で、光ディスク装置は、(S0001)でテスト記録が行われたOPC領域に光ヘッド100をシークさせる。
次に、(S0003)で、記録/再生条件決定手段223が、再生信号品質評価手段210において算出されたジッタ値、アシンメトリ値、及び変調度(テスト記録が行われた領域の記録品質)に応じて、サーボ制御手段201内部の調整パラメータを算出する。ここで算出される調整パラメータは、フォーカス制御及びトラッキング制御の目標位置、対物レンズ106の傾き、サーボ制御手段201内部のゲイン、及び収差等である。
さらに、(S0004)で、光ディスク装置は、(S0001)でテスト記録が行われたOPC領域に光ヘッド100を再びシークさせる。
そして、(S0005)で、記録/再生条件決定手段223が、再生信号品質評価手段210において算出されたジッタ値、アシンメトリ値、及び変調度(テスト記録が行われた領域の記録品質)に応じて、再生手段203内部の調整パラメータを算出する。ここで算出される調整パラメータは、光検出手段202によって生成された再生信号、すなわちユーザデータの再生により得られる再生信号に対してイコライザ処理を行うイコライザ回路の回路定数、及び再生信号の振幅レベル等である。また、イコライザ回路の回路定数としては、ブースト値(ゲイン)及びカットオフ周波数等が算出される。
次に、(S3000)で、再生信号品質評価手段210において算出された変調度(テスト記録が行われた領域の記録品質)に基づいて、記録/再生条件決定手段223が、図6に示す光出力レベルPpeak,Pspace,Pcool,Pbias及び光パルス幅を算出する。図6は、BD−Rディスク700に記録マークを形成するときに駆動手段400が半導体レーザー101に出力する駆動波形と、記録状態及び再生状態におけるゲート信号の波形とを示す。BD−Rディスク700に記録を行う場合、光出力レベル及び光パルス幅を適切に設定しなければ、再生できない記録マークが形成されるおそれがある。
記録/再生条件決定手段223は、光出力レベルPpeak,Pspace,Pcool,Pbiasを以下の式(1)〜(4)を用いて算出する。
Ppeak=Pth×κ×ρ ・・・ (1)
Pspace=Ppeak×εs ・・・ (2)
Pcool=Ppeak×εc ・・・ (3)
Pbias=Ppeak×εbw ・・・ (4)
これらの係数κ,ρ,εs,εc,εbwは、図2に示したPIC領域の情報を再生することによって得られる。図7は、BD−Rディスク700のPIC領域の構成を示す説明図である。PIC領域は5つの情報フラグ(IF)から構成されている。各情報フラグは544物理クラスタによって構成され、各物理クラスタは32個のID情報(ID)を含み、各ID情報はそれぞれ112バイトで構成される。このID情報の50〜54バイトに、上記式(1)から(4)に示した係数κ,ρ,εs,εc,εbwが記録されている。したがって、光ディスク装置は、光出力レベルを算出する際に、PIC領域を再生することによって、係数κ,ρ,εs,εc,εbwを取得することができる。
ここで、変調度について説明する。図8は、BD−Rディスク700における単一パターンのデータを記録した領域を再生したときに得られる再生信号のレベル、すなわち光検出手段202の出力レベルを示すグラフである。また、±1次光検出器109の出力レベルも同様の波形となる。縦軸の0は未記録領域の信号レベルを示す。変調度は、以下の式(5)を用いて算出できる。
変調度=(a−b)/(a+b) ・・・ (5)
図9(a)は、横軸に光出力レベルPpeak、縦軸に当該光出力レベルで記録された記録マークの再生信号に基づいて算出される変調度mを例示するグラフである。また、図9(b)は、横軸に光出力レベルPpeak、縦軸に図9(a)の縦軸に示した変調度mに光出力レベルPpeakを乗算した値m×Ppeakを例示するグラフである。
光ディスク装置は、光出力レベルPpeakを変化させながらテスト記録を行い、該テスト記録が行われた領域を再生することにより再生信号を取得し、取得した再生信号に基づいて、各光出力レベルに対応する変調度を算出することにより、図9(a)に示すような光出力レベルPpeakと変調度mとの関係を得ることができる。そして、縦軸の値をm×Ppeakに変換する演算を行い、光出力レベルPpeakとm×Ppeakとの関係を1次近似式に近似する。そして、図9(b)に示すように、この近似式を表すグラフのx軸切片の値をPthとして決定する。このように決定されたPthを上記式(1)から式(4)に代入することにより、光出力レベルPpeak,Pspace,Pcool,Pbiasを算出することができる。
図10は、(S3000)における光出力レベルの算出処理を詳細に説明するフローチャートである。
まず最初に(S3001)で、光ディスク装置がPIC領域に光ヘッド100をシークさせ、光出力調整に必要な係数κ,ρ,εs,εc,εbwを取得する。次に、(S3002)で、(S2000)で決定されたテスト記録層のOPC領域に光ヘッド100をシークさせる。(S3003)では、内部変数nを0にリセットする。続いて(S3004)で光出力レベルPpeakをPpeak(n)に設定し、(S3005)でテスト記録を行う。(S3006)では、n≧ptn−1であるか否かを判定し、n≧ptn−1でなければ(S3007)でnに1を加算し、n≧ptn−1であれば(S3008)に進む。これにより、(S3003)〜(S3007)ではptn種類の光出力レベルでテスト記録が行われる。
例えば、光ディスク装置は、(S3003)〜(S3007)において、ptnを13と設定し、テスト記録が行われるBD−Rディスク700のアドレスと光出力レベルPpeakとの関係が図11に示すようになるようにテスト記録を行う。この例では、1種類の光出力レベルに対応するテスト記録を1AUの領域で行っている。まず最初にPpeakをPpeak0に設定し、OPC領域の最初のアドレスAU0にテスト記録を行う。続いてPpeakをPpeak1に変更し、第2のアドレスAU1にテスト記録を行う。そして、このようなテスト記録をPpeak12まで繰り返す。
なお、Ppeak0〜Ppeak12の範囲は、半導体レーザー101の特性ばらつき、BD−Rディスク700の記録特性ばらつき等を考慮して設定する。例えば、半導体レーザー101の特性やBD−Rディスク700の記録特性のばらつきが小さい場合、Ppeak0〜Ppeak12の幅を小さくしてもよい。また、記録/再生条件決定手段223の目標調整精度が低い場合、Ppeak(n)〜Ppeak(n+1)の幅を大きくしてもよい。したがって、ptnの値は13に限定されない。
そして、(S3008)で、光ディスク装置が(S3003)〜(S3007)でテスト記録を行った領域に光ヘッド100をシークさせ、(S3009)で該領域の変調度を算出する。具体的には、変調度は、図11に示すAU0からAU12までの区間でAU毎に上記式(5)を用いて算出する。なお、光出力レベルPpeakは、必ずしも図11に示したように階段状に設定しなくてもよい。また、テスト記録は必ずしも1AU毎に行わなくてもよく、他の単位領域毎に行なうようにしてもよい。
続いて、(S3010)で、記録/再生条件決定手段223が、図9(a)及び(b)を参照して上述したように光出力レベルPpeakとm×Ppeakとの関係に基づいてPthを算出し、算出したPthを式(1)から式(4)に代入することにより、光出力レベルPpeak,Pspace,Pcool,Pbiasを算出する。
次に、図3の(S0006)で、記録/再生条件決定手段223が、(S2000)で決定されたテスト記録層が、上記記録対象記録層と一致しているか否かを判定する。そして、(S2000)で決定されたテスト記録層が上記記録対象記録層と一致している場合には、(S0007)において、記録/再生条件決定手段223が、(S0003)及び(S0005)で算出した調整パラメータを、記録対象記録層のデータを再生する際の再生条件として決定するとともに、(S3000)で算出した光出力レベル及び光パルス幅を、記録対象記録層にユーザデータを記録する際の記録条件として決定する。
一方、図3の(S0006)で、記録/再生条件決定手段223が、(S2000)で決定されたテスト記録層が上記記録対象記録層と一致していないと判定した場合には、(S0008)の処理に進む。そして、(S0008)において、(S0003)、(S0005)、及び(S3000)で算出した調整パラメータ、光出力レベル及び光パルス幅を補正する。具体的には、(S0003)で算出したフォーカス制御目標位置及び対物レンズ106の傾き、(S0005)で算出したイコライザ回路のブースト値及びカットオフ周波数、(S3000)で算出した光出力レベルPpeak,Pspace,Pcool,Pbiasを、以下の表1の上側2段に示す値を用いて補正する。表1の値は、あらかじめ光ディスク装置に保持されている。
Figure 0004887453
まず、光ディスク装置がL0層にユーザデータを記録しようとした(記録対象記録層がL0層である)が、L0層のOPC領域に残容量が十分なく、L1層のOPC領域にてテスト記録を行った場合について説明する。ここでは、(S0003)、(S0005)、及び(S3000)で算出したフォーカス制御目標位置をFbal1、対物レンズ106の傾きをTilt1、イコライザ回路のブースト値をBoost1、同カットオフ周波数をfc1、光出力レベルPpeak,Pspace,Pcool,PbiasをPth1と表す。また、L0層に対応する補正後のフォーカス制御目標位置、対物レンズ106の傾き、イコライザ回路のブースト値(ゲイン)、同カットオフ周波数、及び光出力レベルを、Fbal0、Tilt0、Boost0、fc0、Pth0と表す。そして、記録/再生条件決定手段223は、記録対象記録層であるL0層に対応するフォーカス制御目標位置Fbal0、対物レンズ106の傾きTilt0、イコライザ回路のブースト値(ゲイン)Boost0、同カットオフ周波数fc0、及び光出力レベルPth0を、以下の式(6)から(10)に示すようにして決定する。
Fbal0=Fbal1×α01 ・・・ (6)
Tilt0=Tilt1×α02 ・・・ (7)
Boost0=Boost1×α03 ・・・ (8)
fc0=fc1×α04 ・・・ (9)
Pth0=Pth1×α05 ・・・ (10)
なお、上記の逆でテスト記録をL0層で行い、ユーザデータをL1層で記録する(記録対象記録層がL1層である)場合には、式(6)から(10)の代わりに、以下の式(11)から(15)に示すようにして決定する。
Fbal1=Fbal0×α11 ・・・ (11)
Tilt1=Tilt0×α12 ・・・ (12)
Boost1=Boost0×α13 ・・・ (13)
fc1=fc0×α14 ・・・ (14)
Pth1=Pth0×α15 ・・・ (15)
つまり、(S0008)では、記録/再生条件決定手段223が、(S0003)で算出したフォーカス制御目標位置及び対物レンズ106の傾き、(S0005)で算出したイコライザ回路のブースト値及びカットオフ周波数、(S3000)で算出した光出力レベルPpeak,Pspace,Pcool,Pbiasを、(S2000)で決定されたテスト記録層((S0001)と(S3000)でテスト記録が行われた記録層)と記録対象記録層との組み合わせがどのようなものであるかに応じて補正している。このように、(S0001)及び(S3000)でテスト記録を行った領域の記録品質に加えて、テスト記録層と記録対象記録層との組み合わせを加味することにより、より適当な記録条件及び再生条件を決定できる。
なお、BD−Rディスク700の代わりに、記録層数が3層の記録媒体が用いられる場合も表1の下側4段に示すように、変数を多く用いることにより同様の補正を行える。
したがって、本実施形態によると、記録対象記録層におけるOPC領域の残容量がTh1より大きい場合には、記録対象記録層のOPC領域を用いて記録条件及び再生条件を高精度に決定できる。一方、記録対象記録層におけるOPC領域の残容量がTh1以下の場合には、他方の記録層におけるOPC領域の残容量がTh1より小さいか否かを判定し、小さくない場合には該他方の記録層のOPC領域を用いて記録条件及び再生条件を決定できる。したがって、記録対象記録層におけるOPC領域の残容量の不足によって記録条件や再生条件が決定できなくなる可能性が従来よりも低くなる。また、従来よりもOPC領域を有効に利用できるので、追記回数を増やすことができる。
また、本実施形態の光ディスク装置は、ユーザデータを記録する際の光出力レベル及び光パルス幅を決定するので、ユーザデータを表す記録マークの品質が向上する。
また、本実施形態の光ディスク装置は、ユーザデータの再生により得られる再生信号に対してイコライザ処理を行うイコライザ回路のブースト値、フォーカスオフセット、トラッキングオフセット、及びBD−Rディスク700に照射するレーザー光を集光させる対物レンズの傾き、及び収差等を決定するので、様々な条件で記録された記録データを精度良く再生できる。
《実施形態2》
本発明の実施形態2に係る光ディスク装置では、残容量取得手段221が、上記記録管理データに基づいて、OPC領域の残容量に加え、ユーザデータ領域の残容量を記録層毎にさらに取得する。また、テスト記録層決定手段222が、記録層毎のOPC領域の残容量に加えて、残容量取得手段221によって取得された記録層毎のユーザデータ領域の残容量に基づいて、テスト記録を行う記録層をテスト記録層として決定する。
本実施形態の光ディスク装置では、(S1000)において、残容量取得手段221が、OPC領域の残容量に加えて、ユーザデータ領域の残容量を記録層毎にさらに取得する。このとき、OPC領域の残容量を先に取得するようにしてもよいし、ユーザデータ領域の残容量を先に取得するようにしてもよい。
また、本実施形態の光ディスク装置では、テスト記録層決定手段222が、(S2000)において、実施形態1の図5の処理に代えて、図12に示す処理を行う。
まず(S2101)で、テスト記録層決定手段222が、記録対象記録層がL0層であるかL1層であるかを判定し、L0層である場合には(S2102)でOPC0の残容量が所定値Th1より大きいか否かを判定する。OPC0の残容量が所定値Th1以下の場合には(S2103)の処理に進み、OPC0の残容量が所定値Th1より大きい場合には(S2104)で、テスト記録を行うOPC領域をOPC0、すなわちL0層のOPC領域に決定する。(S2103)では、L0層のユーザデータ領域Data0の残容量に対するOPC0の残容量の割合が所定値Th2より大きいか否かを判定する。そして、該割合が所定値Th2より大きい場合には(S2104)で、テスト記録を行うOPC領域をOPC0、すなわちL0層のOPC領域に決定する一方、該割合が所定値Th2以下の場合には(S2105)で、テスト記録を行うOPC領域をOPC1、すなわちL1層のOPC領域に決定する。
一方、(S2101)で記録対象記録層がL1層であると判定した場合には、(S2106)でOPC1の残容量が所定値Th1より大きいか否かを判定する。OPC1の残容量が所定値Th1以下の場合には(S2107)の処理に進み、OPC1の残容量が所定値Th1より大きい場合には(S2105)で、テスト記録を行うOPC領域をOPC1、すなわちL1層のOPC領域に決定する。(S2107)では、L1層のユーザデータ領域Data1の残容量に対するOPC1の残容量の割合が所定値Th2より大きいか否かを判定する。そして、該割合が所定値Th2より大きい場合には(S2105)で、テスト記録を行うOPC領域をOPC1、すなわちL1層のOPC領域に決定する一方、該割合が所定値Th2以下の場合には(S2104)で、テスト記録を行うOPC領域をOPC0、すなわちL0層のOPC領域に決定する。
本実施形態の光ディスク装置の他の構成及び動作は、実施形態1と同じであるので、その詳細な説明を省略する。
したがって、本実施形態によると、記録対象記録層におけるOPC領域の残容量がTh1より大きい場合には、記録対象記録層のOPC領域を用いて記録条件及び再生条件を精度良く決定できる。一方、記録対象記録層におけるOPC領域の残容量がTh1以下の場合には、さらに記録対象記録層におけるユーザデータ領域の残容量に対するOPC領域の残容量の割合がTh2より大きいか否かを判定し、大きくない場合には他方の記録層のOPC領域を用いて記録条件及び再生条件を決定できる。したがって、記録対象記録層におけるOPC領域の残容量の不足によって記録条件や再生条件が決定できなくなる可能性が従来よりも低くなる。また、従来よりもOPC領域を有効に利用できるので、追記回数を増やすことができる。
《実施形態3》
本発明の実施形態3に係る光ディスク装置は、3層以上の記録層を有する光ディスクに対してもデータの記録及び再生を行うことが可能に構成されている。
本実施形態の光ディスク装置では、テスト記録層決定手段222が、(S2000)において、実施形態1の図5の処理に代えて、図13に示す処理を行う。ここで、光ディスク装置に装填されるBD−Rディスク700には、n層の記録層L1〜Ln(nは2以上の整数)が形成されているものとする。
まず(S2201)で、ユーザデータの記録対象となる記録対象記録層がいずれの記録層であるかを判定する。ここでは、記録対象記録層が記録層Lmであるとする。次に(S2202)で、記録対象記録層LmのOPC領域の残容量が所定値Th3より大きいか否かを判定する。そして、記録対象記録層LmのOPC領域の残容量が所定値Th3より大きい場合には、(S2203)で、記録対象記録層Lmを記録層Ltestとして記憶し、(S2210)の処理に進む。
一方、(S2202)で記録対象記録層LmのOPC領域の残容量が所定値Th3以下であると判定した場合には、(S2204)で、(S1000)において残容量取得手段221により取得された記録層毎のOPC領域の残容量を取得し、(S2205)でOPC領域の残容量が最も大きい記録層である残容量最大記録層を演算によって抽出し、(S2206)で残容量最大記録層が複数あるか否かを判定する。残容量最大記録層が複数ある場合には、(S2207)で複数の残容量最大記録層のうち、記録対象記録層Lmに最も近い記録層を記録層Ltestとして記憶する。一方、残容量最大記録層が1つしかない場合には、(S2208)でその1つの残容量最大記録層を記録層Ltestとして記憶する。(S2209)では、記録層Ltestとして記憶された記録層のOPC領域の残容量OPCltestが、所定値Therrより小さいか否かを判定する。残容量OPCltestが、所定値Therrより小さい場合には、(S2203)で、記録対象記録層Lmを記録層Ltestとして記憶し、(S2210)の処理に進む。一方、残容量OPCltestが、所定値Therr以上である場合には、そのまま(S2210)の処理に進む。
(S2210)では、テスト記録を行うOPC領域を、(S2203)、(S2207)又は(S2208)で記録層Ltestとして記憶した記録層のOPC領域に決定する。
本実施形態の光ディスク装置の他の構成及び動作は、実施形態1と同じであるので、その詳細な説明を省略する。
したがって、本実施形態によると、記録対象記録層におけるOPC領域の残容量がTh3より大きい場合には、記録対象記録層のOPC領域にテスト記録を行い、その結果、記録条件及び再生条件を精度良く決定できる。一方、記録対象記録層におけるOPC領域の残容量がTh3以下の場合には、BD−Rディスク700においてOPC領域の残容量が最も大きい記録層にテスト記録を行うことができる。したがって、記録対象記録層におけるOPC領域の残容量の不足によって記録条件や再生条件が決定できなくなる可能性が従来よりも低くなる。また、従来よりもOPC領域を有効に利用できるので、追記回数を増やすことができる。さらに、一般に、記録対象記録層に近い記録層は、離れた記録層よりも記録対象記録層に近似した特性を有しているため、残容量最大記録層が複数あるときに残容量最大記録層のうちで記録対象記録層に最も近い記録層にテスト記録を行うことにより、記録条件及び再生条件を精度良く決定できる。
《実施形態4》
本発明の実施形態4に係る光ディスク装置では、残容量取得手段221が、前記記録管理データに基づいて、OPC領域の残容量に加えて、ユーザデータ領域の残容量を記録層毎にさらに取得する。また、テスト記録層決定手段222が、記録層毎のOPC領域の残容量に加えて、残容量取得手段221によって取得された記録層毎のユーザデータ領域の残容量に基づいて、テスト記録を行う記録層をテスト記録層として決定する。
本実施形態の光ディスク装置では、(S1000)において、残容量取得手段221が、OPC領域の残容量に加えて、ユーザデータ領域の残容量を記録層毎にさらに取得する。このとき、OPC領域の残容量を先に取得するようにしてもよいし、ユーザデータ領域の残容量を先に取得するようにしてもよい。
また、本実施形態の光ディスク装置では、テスト記録層決定手段222が、(S2000)において、実施形態3の図13の処理に代えて、図14に示す処理を行う。
なお、図14の(S2201)〜(S2203)、(S2209)、(S2210)における処理は、実施形態3の図13で同一の符号を付して説明した処理と同様であるので説明を省略する。
(S2301)では、(S1000)において残容量取得手段221により取得された記録層毎のOPC領域の残容量とユーザデータ領域の残容量とを取得する。続いて(S2302)で、ユーザデータ領域の残容量に対するOPC領域の残容量の割合(比率)を、記録対象記録層Lmを除く各記録層毎に算出し、算出した割合が最も大きい記録層である割合最大記録層を演算によって抽出する。そして、(S2303)で、(S2302)において抽出された割合最大記録層が複数あるか否かを判定する。割合最大記録層が複数ある場合には、(S2304)で複数の割合最大記録層のうち、記録対象記録層Lmに最も近い記録層を記録層Ltestとして記憶する。一方、割合最大記録層が1つしかない場合には、(S2305)でその1つの割合最大記録層を記録層Ltestとして記憶する。
本実施形態4の光ディスク装置の他の構成及び動作は、実施形態3と同じであるので、その詳細な説明を省略する。
したがって、本実施形態によると、記録対象記録層におけるOPC領域の残容量がTh3より大きい場合には、記録対象記録層のOPC領域にテスト記録を行い、その結果、記録条件及び再生条件を精度良く決定できる。一方、記録対象記録層におけるOPC領域の残容量がTh3以下の場合には、BD−Rディスク700においてユーザデータ領域の残容量に対するOPC領域の残容量の割合が最も大きい記録層にテスト記録を行うことができる。したがって、記録対象記録層におけるOPC領域の残容量の不足によって記録条件や再生条件が決定できなくなる可能性が従来よりも低くなる。また、従来よりもOPC領域を有効に利用できるので、追記回数を増やすことができる。さらに、一般に、記録対象記録層に近い記録層は、離れた記録層よりも記録対象記録層に近似した特性を有しているため、割合最大記録層が複数あるときに割合最大記録層のうちで記録対象記録層に最も近い記録層にテスト記録を行うことにより、記録条件及び再生条件を精度良く決定できる。
《実施形態5》
本発明の実施形態5に係る光ディスク装置では、テスト記録層決定手段222が、(S2000)において、実施形態4の図14の処理に代えて、図15に示す処理を行う。
なお、図15の(S2201)〜(S2203)、(S2209)、(S2210)、(S2301)における処理は、実施形態3、4の図13、14で同一の符号を付して説明した処理と同様であるので、説明を省略する。
(S2401)では、ユーザデータ領域の残容量に対するOPC領域の残容量の割合(比率)を、記録対象記録層Lmを除く各記録層毎に算出し、算出した割合が所定値Thsortよりも大きい記録層を記録層のグループGtestWriteとして抽出する。続いて(S2402)で、(S2401)において抽出された記録層のうち、記録対象記録層Lmに最も近い記録層を記録層Ltestとして記憶する。
本実施形態5の光ディスク装置の他の構成及び動作は、実施形態4と同じであるので、その詳細な説明を省略する。
したがって、本実施形態によると、記録対象記録層におけるOPC領域の残容量がTh3より大きい場合には、記録対象記録層のOPC領域にテスト記録を行い、その結果、記録条件及び再生条件を精度良く決定できる。一方、記録対象記録層におけるOPC領域の残容量がTh3以下の場合には、BD−Rディスク700においてユーザデータ領域の残容量に対するOPC領域の残容量の割合が所定値Thsortより大きい記録層のうち、記録対象記録層に最も近い記録層にテスト記録を行うことができる。したがって、記録対象記録層におけるOPC領域の残容量の不足によって記録条件や再生条件が決定できなくなる可能性が従来よりも低くなる。また、従来よりもOPC領域を有効に利用できるので、追記回数を増やすことができる。さらに、記録対象記録層に近い記録層は、離れた記録層よりも記録対象記録層に近似した特性を有しているため、離れた記録層にテスト記録を行う場合よりも、記録条件及び再生条件を精度良く決定できる。
《実施形態6》
本発明の実施形態6に係る光ディスク装置は、(S2000)でテスト記録を行う記録層として決定されたテスト記録層が記録対象記録層と一致していない場合に、実施形態1の(S0008)の処理に代えて、図16に示す処理を行う。
図16の処理では、記録/再生条件決定手段223が、まず、(S0008)の処理を行う。つまり、(S0003)、(S0005)、及び(S3000)で算出した調整パラメータ、光出力レベル及び光パルス幅に対し、表1の値を用いた補正を行う。
そして、(S4001)で、光ディスク装置が、記録対象記録層のOPC領域へ光ヘッド100をシークさせる。次に、(S4002)で、内部変数nをリセットする。続いて(S4003)で光出力レベルPpeakをPpeak(n)に設定し、(S4004)でテスト記録を行う。(S4005)では、n≧ptn’−1であるか否かを判定し、n≧ptn’−1でなければ(S4006)でnに1を加算し、n≧ptn’−1であれば(S4007)に進む。
(S4003)〜(S4006)では、Ppeak(0)〜Ppeak(ptn’−1)の範囲で光出力レベルを変化させてテスト記録を行う。Ppeak(0)〜Ppeak(ptn’−1)は、実施形態1で図11を用いて説明したように、半導体レーザー101の特性、BD−Rディスク700の記録特性を考慮して設定する。
ただし、(S4003)では、Ppeak(0)〜Ppeak(ptn’−1)を、(S0008)で補正により得た光出力レベルに基づく所定の範囲で段階的に変化させた値に設定する。例えば、(S0008)で補正した光出力レベルを中心レベルとし、ディスクの記録特性ばらつきに応じた設計値を該中心レベルに対して加減算したレベルを上限・下限とする範囲で段階的に変化させた値に設定する。(S0008)で補正により得た光出力レベルは、(S2000)で決定したテスト記録層について調整した光出力レベルであるので、記録対象記録層の光出力レベルとしても最適に近い値として期待することができる。
その結果、半導体レーザー101の特性ばらつきを考慮する必要が無くなるので、Ppeak(0)〜Ppeak(ptn’−1)の範囲は、(S3000)で設定された光出力レベルPpeak(0)〜Ppeak(ptn−1)の範囲よりも狭くすることができる。したがって、ptn’は上記ptnよりも少ない2以上の値に設定する。
そして、(S4007)で、(S4003)〜(S4006)でテスト記録を行った領域に光ヘッド100をシークさせ、(S4008)で該領域の変調度を算出する。続いて、(S4009)で、図9(a)及び(b)を参照して上述したように光出力レベルPpeakとm×Ppeakとの関係に基づいてPthを算出し、算出したPthを式(1)から式(4)に代入することにより、光出力レベルPpeak,Pspace,Pcool,Pbiasを算出する。そして、(S4008)で取得した変調度に基づいて算出したこれらの光出力レベルPpeak,Pspace,Pcool,Pbiasを、記録対象記録層にユーザデータを記録する際の光出力レベルPpeak,Pspace,Pcool,Pbiasとして決定する。なお、(S4001)〜(S4006)の処理は、テスト記録手段224が駆動手段400及び移送モータ600を制御(光ヘッド100を間接的に制御)することにより行われる。
したがって、本実施形態によると、(S0001)と(S3000)でテスト記録を行った記録層が記録対象記録層と一致していない場合、記録対象記録層のOPC領域に対してテスト記録を行い、該テスト記録が行われた領域の記録品質に基づいて光出力レベルPpeak,Pspace,Pcool,Pbiasを決定するので、より高精度な光出力レベルを得ることができる。また、ptn’を少なく設定するので、記録対象記録層のOPC領域の使用容量を小さくできる。
なお、光出力レベルPpeak,Pspace,Pcool,Pbiasに限らず、他の記録条件や、フォーカス制御及びトラッキング制御の目標位置(フォーカスオフセット及びトラッキングオフセット)等の再生条件が、(S4003)〜(S4006)でテスト記録を行った領域の記録品質に基づいて決定されるようにしてもよい。
また、本実施形態では、記録対象記録層のOPC領域に対するテスト記録((S4004)におけるテスト記録)に用いる光出力レベルPpeak(0)〜Ppeak(ptn’−1)を、(S0008)で得た光出力レベルに基づいて設定する。しかし、(S0008)の補正処理を行わず、(S3000)で算出した光出力レベルに基づいて、(S4004)におけるテスト記録でのPpeak(0)〜Ppeak(ptn’−1)を設定するようにしてもよい。いずれにせよ、光出力レベルPpeak(0)〜Ppeak(ptn’−1)は、テスト記録層におけるテスト記録を行った領域の記録品質に基づく値に設定される。
《その他の実施形態》
なお、上記実施形態1、2においては、OPC0の残容量及びOPC1の残容量が、共に同じ所定値Th1と比較されるようになっていたが、異なる所定値と比較されるようにしてもよい。また、実施形態2においては、L0層のユーザデータ領域の残容量に対するOPC0の残容量の割合とL1層のユーザデータ領域の残容量に対するOPC1の残容量の割合とが、共に所定値Th2と比較されるようになっていたが、互いに異なる所定値と比較されるようにしてもよい。
また、上記実施形態1〜6では、光ディスク装置が、記録対象記録層にユーザデータを記録する際の記録条件及び記録対象記録層のデータを再生する際の再生条件の両方を決定していたが、いずれか一方だけを決定するようにしてもよい。例えば、上記実施形態3、4、5において、(S2202)及び(S2209)のうちの少なくとも一方を実行しないようにしてもよい。また、上記実施形態1〜6で決定した記録条件及び再生条件のうちのいずれか1つ以上を決定するようにしてもよい。さらに、上記実施形態1〜6では挙げていない記録条件又は再生条件を決定するために本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態1〜6において、(S0003)、(S0005)、及び(S3000)のうちのいずれか1つ又は2つだけが実行されるようにしてもよい。
また、上記実施形態5では、ユーザデータ領域の残容量に対するOPC領域の残容量の割合が所定値Thsortよりも大きい記録層を抽出してから、抽出された記録層のうち記録対象記録層Lmに最も近い記録層を記録層Ltestとして記憶するようになっていた。しかし、近い記録層から順に、上記割合が所定値Thsortよりも大きい記録層であるか否かの判定を行い、上記割合が所定値Thsortよりも大きい記録層であると最初に判定した記録層を記録層Ltestとして記憶するようにしてもよい。
また、上記実施形態1〜6では、BD−Rディスク700に対してデータの記録及び再生を行う光ディスク装置について説明したが、他の光記録媒体に対してデータの記録及び再生を行う装置にも本発明を適用できる。
例えば、DVD+Rディスクに対しても、本発明の処理を行うことができる。図17は、DVD+R(Dual Layer)ディスクのフォーマットを示す説明図である。DVD+Rディスクでは、半径22.200mm〜23.400mmの範囲に内周ドライブ領域(図17中にはInner Drive Area nと表記:nは記録層のナンバーを示す)が配置されている。L0層の半径23.400mm〜24.000mmの範囲には、リードイン領域(図17中にはLead−in Zoneと表記)、L1層の半径23.400mm〜24.000mmの範囲には、リードイン領域(図17中にはLead−in Zoneと表記)が配置されている。半径24.000mm〜58.000mmの範囲には、データ領域(図17中にはData Zoneと表記)、半径58.000mm〜58.200mmの範囲には、ミドルゾーン(図17中にはMiddle Zone nと表記:nは記録層のナンバーを示す)、半径58.200mm〜58.306mmの範囲には、外周ドライブ領域(図17中にはOuter Drive Area nと表記:nは記録層のナンバーを示す)が配置されている。
ここで、上記内周ドライブ領域内及び外周ドライブ領域内には、内周ディスクテストゾーン及び外周ディスクテストゾーンが配置されている。詳しくは、内周ディスクテストゾーンは、図17に示すように、DVD+Rディスクの内周領域(半径22.695mm〜23.137mm)に配置されている一方、外周ディスクテストゾーンは、外周領域(半径58.294mm〜58.306mm)に配置されている。これら内周ディスクテストゾーン及び外周ディスクテストゾーンには、光出力レベルや光パルス幅を変化させながらテスト記録を行うことができ、テスト記録が行われた当該記録領域を再生することにより、再生信号品質が最適になる記録条件を求めることができる。つまり、これら内周ディスクテストゾーン及び外周ディスクテストゾーンは、BD−RディスクにおけるOPC領域と同様の役割を果たすものである。
また、DVD+Rディスクは、TOCゾーン(図17中にはTable of Contents Zoneと表記)を有しており、これらTOCゾーンは、BD−RディスクにおけるTDMA領域と同様の役割を果たす。DVD+Rディスクの記録領域は、複数のセッションを有し、DVD+Rディスクに対する記録は、セッション単位で行われるようになっている。そして、上記TOCゾーンには、各セッション毎の開始/終了アドレス情報が記録されている。各セッションには、そのセッションにおいてどの領域が記録済みかを示す記録情報が記録されている。図18は、複数(図18中ではn:2以上の整数)のセッションが記録されたDVD+Rディスクのフォーマットを示したものである。各セッションは、Introゾーン、Dataゾーン、及びClosureゾーンによって構成される。Introゾーン内の内周セッション・アイデンティフィケーションゾーン(図18中にはInner Session Identification Zoneと表記)を再生することによって、Data領域の使用状況をユーザデータ領域の使用(記録)状況として確認することができる。
以上のように、光ディスク装置にDVD+Rディスクが装填された場合においても、内周ドライブ領域内のTOCゾーン及び各セッションのIntroゾーンを再生することによって、ディスクテストゾーン及びDataゾーンにおける残容量を検出することができる。したがって、上記実施形態1〜6と同様の方法でテスト記録を行う記録層を決定し、決定した記録層のディスクテストゾーンへテスト記録をすることができる。
また、既に実用化されている様々な規格のディスク、例えば、DVD−R(Dual Layer)、DVD±RW(Dual Layer)、BD−RE(Blu-ray Disc Rewritable)(Dual Layer)についても同様に本発明を適用することができる。
また、上記実施形態1〜6では、TDMA領域のデータを用いてOPC領域の残容量を記録層毎に取得していたが、他の規格の光記録媒体に本発明を適用する場合には、TDMA領域のデータの代わりに、記録済みのトラック又はアドレス情報が記録された他の領域のデータを用いてもよい。
また、上記実施形態1〜6では、OPC領域をテスト記録領域として用いていたが、他の規格の光記録媒体に本発明を適用する場合には、OPC領域の代わりに、例えば、PCA領域、ドライブテストゾーン等、テスト記録(試し書き)に用いられる他の領域を用いてもよい。
また、上記実施形態1〜6では、(S3000)で、光出力レベルを算出するために用いる係数κ、ρ、εs、εc、εbwを、PIC領域を再生することにより得ていたが、設定した係数をあらかじめ光ディスク装置に記憶させておき、記憶させた係数を読み出すことにより得るようにしてもよい。
さらに、DVDやCDに本発明を適用する場合、各記録条件で1ECCブロック又は1セクタにテスト記録が行われるように、記録条件を複数種類に変化させながらテスト記録を行うことができる。
本発明に係る記録条件又は再生条件の決定方法、集積回路、及び光ディスク装置は、テスト記録領域の残容量の不足によって記録条件や再生条件が決定できなくなることを防止できるとともに、テスト記録領域を有効に利用できるので追記回数を増やすことができるという効果を有し、光記録媒体に対してレーザー光の照射によりデータの記録及び再生を行う記録再生装置において、テスト記録を行うことにより記録条件及び再生条件を決定する技術等として有用である。

100 光ヘッド
106 対物レンズ
200 集積回路
221 残容量取得手段
222 テスト記録層決定手段
223 記録/再生条件決定手段(条件決定手段)
224 テスト記録手段
700 BD−Rディスク(光記録媒体)

Claims (29)

  1. テスト記録領域とユーザデータ領域とをそれぞれ有する複数の記録層が形成されているとともに前記複数の記録層における記録済み領域を示す記録管理データが記録されている光記録媒体に対し、レーザー光の照射によりデータの記録及び再生を行う記録再生装置において、前記複数の記録層のうちのいずれかの記録対象記録層にユーザデータを記録する際の記録条件及び前記記録対象記録層のデータを再生する際の再生条件のうちの少なくとも一方を決定する方法であって、
    前記記録管理データに基づいて、前記テスト記録領域の残容量を記録層毎に取得する残容量取得ステップと、
    前記残容量取得ステップにおいて取得された記録層毎のテスト記録領域の残容量に基づいて、テスト記録を行う記録層をテスト記録層として決定するテスト記録層決定ステップと、
    前記テスト記録層決定ステップにおいて決定されたテスト記録層のテスト記録領域に対してテスト記録を行うテスト記録ステップと、
    前記テスト記録ステップにおいてテスト記録が行われた領域の記録品質に基づいて、前記記録条件及び前記再生条件のうちの少なくとも一方を決定する条件決定ステップとを備えたことを特徴とする記録条件又は再生条件の決定方法。
  2. 請求項1の記録条件又は再生条件の決定方法において、
    前記テスト記録層決定ステップは、前記記録対象記録層のテスト記録領域の残容量が所定値より大きい場合、該記録対象記録層を前記テスト記録層として決定することを特徴とする記録条件又は再生条件の決定方法。
  3. 請求項1の記録条件又は再生条件の決定方法において、
    前記テスト記録層決定ステップは、前記テスト記録領域の残容量が最も大きい記録層である残容量最大記録層を前記テスト記録層として決定することを特徴とする記録条件又は再生条件の決定方法。
  4. 請求項3の記録条件又は再生条件の決定方法において、
    前記テスト記録層決定ステップは、前記残容量最大記録層が複数あるとき、前記残容量最大記録層のうち前記記録対象記録層に最も近い記録層を前記テスト記録層として決定することを特徴とする記録条件又は再生条件の決定方法。
  5. 請求項1の記録条件又は再生条件の決定方法において、
    前記残容量取得ステップは、前記記録管理データに基づいて、さらに前記ユーザデータ領域の残容量を記録層毎に取得し、
    前記テスト記録層決定ステップは、前記記録層毎のテスト記録領域の残容量に加えて、前記残容量取得ステップにおいて取得された記録層毎のユーザデータ領域の残容量に基づいて、前記テスト記録層を決定することを特徴とする記録条件又は再生条件の決定方法。
  6. 請求項5の記録条件又は再生条件の決定方法において、
    前記テスト記録層決定ステップは、前記記録対象記録層における前記ユーザデータ領域の残容量に対する前記テスト記録領域の残容量の割合が所定値より大きい場合、該記録対象記録層を前記テスト記録層として決定することを特徴とする記録条件又は再生条件の決定方法。
  7. 請求項5の記録条件又は再生条件の決定方法において、
    前記テスト記録層決定ステップは、前記ユーザデータ領域の残容量に対する前記テスト記録領域の残容量の割合が最も大きい記録層である割合最大記録層を前記テスト記録層として決定することを特徴とする記録条件又は再生条件の決定方法。
  8. 請求項7の記録条件又は再生条件の決定方法において、
    前記テスト記録層決定ステップは、前記割合最大記録層が複数あるとき、前記割合最大記録層のうち前記記録対象記録層に最も近い記録層を前記テスト記録層として決定することを特徴とする記録条件又は再生条件の決定方法。
  9. 請求項5の記録条件又は再生条件の決定方法において、
    前記テスト記録層決定ステップは、前記ユーザデータ領域の残容量に対する前記テスト記録領域の残容量の割合が所定値よりも大きい記録層のうち、前記記録対象記録層に最も近い記録層を前記テスト記録層として決定することを特徴とする記録条件又は再生条件の決定方法。
  10. 請求項5の記録条件又は再生条件の決定方法において、
    前記テスト記録層決定ステップは、前記記録対象記録層のテスト記録領域の残容量が所定値より大きい場合、該記録対象記録層を前記テスト記録層として決定することを特徴とする記録条件又は再生条件の決定方法。
  11. 請求項1の記録条件又は再生条件の決定方法において、
    前記条件決定ステップは、前記記録品質に加えて、前記テスト記録層と前記記録対象記録層との組み合わせを加味して、前記記録条件及び前記再生条件のうちの少なくとも一方を決定することを特徴とする記録条件又は再生条件の決定方法。
  12. 請求項1の記録条件又は再生条件の決定方法において、
    前記条件決定ステップは、前記テスト記録層が前記記録対象記録層と一致していない場合に、前記記録対象記録層のテスト記録領域に対して、前記テスト記録ステップにおいてテスト記録が行われた領域の記録品質に基づいて設定した複数種類の光出力レベルでテスト記録を行い、該テスト記録が行われた領域の記録品質に基づいて、前記記録条件及び前記再生条件のうちの少なくとも一方を決定することを特徴とする記録条件又は再生条件の決定方法。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項の記録条件又は再生条件の決定方法において、
    前記レーザー光の光出力レベル及び光パルス幅のうちの少なくとも一方を前記記録条件として決定することを特徴とする記録条件又は再生条件の決定方法。
  14. 請求項1〜12のいずれか1項の記録条件又は再生条件の決定方法において、
    ユーザデータの再生により得られる再生信号に対してイコライザ処理を行うイコライザ回路のブースト値、該イコライザ回路のカットオフ周波数、フォーカスオフセット、トラッキングオフセット、前記光記録媒体に照射するレーザー光を集光させる対物レンズの傾き、及び収差のうちの少なくとも一つを前記再生条件として決定することを特徴とする記録条件又は再生条件の決定方法。
  15. テスト記録領域とユーザデータ領域とをそれぞれ有する複数の記録層が形成されているとともに前記複数の記録層における記録済み領域を示す記録管理データが記録されている光記録媒体に対し、光ヘッドによるレーザー光の照射によりデータの記録及び再生を行う記録再生装置において、前記複数の記録層のうちのいずれかの記録対象記録層にユーザデータを記録する際の記録条件及び前記記録対象記録層のデータを再生する際の再生条件のうちの少なくとも一方を決定する集積回路であって、
    前記記録管理データに基づいて、前記テスト記録領域の残容量を記録層毎に取得する残容量取得手段と、
    前記残容量取得手段によって取得された記録層毎のテスト記録領域の残容量に基づいて、テスト記録を行う記録層をテスト記録層として決定するテスト記録層決定手段と、
    前記テスト記録層決定手段によって決定されたテスト記録層のテスト記録領域に対してテスト記録が行われるように前記光ヘッドを制御するテスト記録手段と、
    前記テスト記録手段によりテスト記録が行われた領域の記録品質に基づいて、前記記録条件及び前記再生条件のうちの少なくとも一方を決定する条件決定手段とを備えたことを特徴とする集積回路。
  16. 請求項15の集積回路において、
    前記テスト記録層決定手段は、前記記録対象記録層のテスト記録領域の残容量が所定値より大きい場合、該記録対象記録層を前記テスト記録層として決定することを特徴とする集積回路。
  17. 請求項15の集積回路において、
    前記テスト記録層決定手段は、前記テスト記録領域の残容量が最も大きい記録層である残容量最大記録層を前記テスト記録層として決定することを特徴とする集積回路。
  18. 請求項17の集積回路において、
    前記テスト記録層決定手段は、前記残容量最大記録層が複数あるとき、前記残容量最大記録層のうち前記記録対象記録層に最も近い記録層を前記テスト記録層として決定することを特徴とする集積回路。
  19. 請求項15の集積回路において、
    前記残容量取得手段は、前記記録管理データに基づいて、さらに前記ユーザデータ領域の残容量を記録層毎に取得し、
    前記テスト記録層決定手段は、前記記録層毎のテスト記録領域の残容量に加えて、前記残容量取得手段によって取得された記録層毎のユーザデータ領域の残容量に基づいて、前記テスト記録層を決定することを特徴とする集積回路。
  20. 請求項19の集積回路において、
    前記テスト記録層決定手段は、前記記録対象記録層における前記ユーザデータ領域の残容量に対する前記テスト記録領域の残容量の割合が所定値より大きい場合、該記録対象記録層を前記テスト記録層として決定することを特徴とする集積回路。
  21. 請求項19の集積回路において、
    前記テスト記録層決定手段は、前記ユーザデータ領域の残容量に対する前記テスト記録領域の残容量の割合が最も大きい記録層である割合最大記録層を前記テスト記録層として決定することを特徴とする集積回路。
  22. 請求項21の集積回路において、
    前記テスト記録層決定手段は、前記割合最大記録層が複数あるとき、前記割合最大記録層のうち前記記録対象記録層に最も近い記録層を前記テスト記録層として決定することを特徴とする集積回路。
  23. 請求項19の集積回路において、
    前記テスト記録層決定手段は、前記ユーザデータ領域の残容量に対する前記テスト記録領域の残容量の割合が所定値よりも大きい記録層のうち、前記記録対象記録層に最も近い記録層を前記テスト記録層として決定することを特徴とする集積回路。
  24. 請求項19の集積回路において、
    前記テスト記録層決定手段は、前記記録対象記録層のテスト記録領域の残容量が所定値より大きい場合、該記録対象記録層を前記テスト記録層として決定することを特徴とする集積回路。
  25. 請求項15の集積回路において、
    前記条件決定手段は、前記記録品質に加えて、前記テスト記録層と前記記録対象記録層との組み合わせを加味して、前記記録条件及び前記再生条件のうちの少なくとも一方を決定することを特徴とする集積回路。
  26. 請求項15の集積回路において、
    前記テスト記録層が前記記録対象記録層と一致していない場合に、
    前記テスト記録手段が、前記テスト記録層におけるテスト記録を行った領域の記録品質に基づいて設定された複数種類の光出力レベルで、前記記録対象記録層のテスト記録領域に対してテスト記録が行われるように前記光ヘッドを制御し、
    前記条件決定手段が、前記記録対象記録層における前記テスト記録手段によるテスト記録が行われた領域の記録品質に基づいて、前記記録条件及び前記再生条件のうちの少なくとも一方を決定することを特徴とする集積回路。
  27. 請求項15〜26のいずれか1項の集積回路において、
    前記レーザー光の光出力レベル及び光パルス幅のうちの少なくとも一方を前記記録条件として決定することを特徴とする集積回路。
  28. 請求項15〜26のいずれか1項の集積回路において、
    ユーザデータの再生により得られる再生信号に対してイコライザ処理を行うイコライザ回路のブースト値、該イコライザ回路のカットオフ周波数、フォーカスオフセット、トラッキングオフセット、前記光記録媒体に照射するレーザー光を集光させる対物レンズの傾き、及び収差のうちの少なくとも一つを前記再生条件として決定することを特徴とする集積回路。
  29. 請求項15〜28のいずれか1項の集積回路と、
    前記光ヘッドとを備え、
    前記光記録媒体は光ディスクであることを特徴とする光ディスク装置。
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