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JP4885331B2 - 太陽電池素子の接続方法および矯正方法並びにこれらの装置 - Google Patents

太陽電池素子の接続方法および矯正方法並びにこれらの装置 Download PDF

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Description

本発明は、所謂裏面電極型又は両面電極型の太陽電池素子をタブリード線により接続させる太陽電池素子の接続方法及び矯正方法並びに接続装置に係り、特に、タブリード線が半田付けにより溶着された薄い太陽電池素子の反りを防止し、又はその反りを解消することができる太陽電池素子の接続方法及び矯正方法並びにこれらの装置に関する。
太陽電池は、無尽蔵で環境汚染のないエネルギーとして存在する太陽光を直接電気エネルギーに変換する発電システムで、住宅用から大型発電分野へとその使用範囲を急速に拡大しつつある。
特に住宅用や大型発電用の太陽電池の内、結晶系は、太陽電池素子の製造工程を経た後、複数の太陽電池素子をタブリード線によって電気的に接続してモジュールを形成する工程と、該モジュールを透明なカバー材と保護材との間に挟んでラミネートする工程を経て製造されている。また、各種の太陽電池の中で、特に非晶質シリコン系太陽電池や結晶シリコン系太陽電池等は、大面積で製造でき、製造コストも安価であることから、これまでに鋭意研究され、ここ数年の間にモジュール化形成並びにシステム化形成の生産技術の開発も一層促進され、3KW程度の家庭用小型発電装置から数百KWの大型発電装置が実用化されるまでに至っている。
一方、このような背景のもと、市場の需要増と相まって、市場からは大幅なコストダウンの要請もあり、その一つの手段として太陽電池を構成する素子基板の厚みがこれまでの200〜250ミクロンよりも薄手の150ミクロン程度にしたものが対象となり、また近い将来にはこれよりも極端に薄い100ミクロン以下を対象とする可能性もでてきている。
一方、タブリード線を表面側(受光面側)に溶着すると、このタブリード線が太陽光を遮ってしまい、発電効率が落ちるので、全ての電極を裏面側に設けるとともに、タブリード線を裏面のみに溶着する裏面電極型の太陽電池素子が実用化されつつある。
しかしながら、太陽電池素子を構成するシリコンとタブリード線内の銅の熱膨張率は、シリコンで2.4×10-6と小さいのに対し、銅で1.7×10-5と大きいため、薄手の太陽電池素子の裏面だけにタブリード線を溶着すれば、熱せられたタブリード線が冷却して大幅に収縮するのに対し、シリコンからなる太陽電池素子は冷却しても余り収縮しないので、室温まで冷却されると約156mm四方の太陽電池素子の端部が5〜6mm以上も浮き上がるほど反ることもある。また、両面電極型の場合でも、表裏のタブリード線を電極列上に配置する際のタブリード線のテンション差や溶着する際の温度差、或いは太陽電池素子自体の歪みにより反る場合が多い。
この様に反った太陽電池素子は単に使用しにくいだけでなくマイクロクラックが発生して脆くなっており、特にこの太陽電池素子をガラス基板と封止部材の間に封止して太陽電池モジュールとする際に無理やり真っ直ぐに伸ばそうとすれば、割れや欠けが生じやすく、また、タブリード線が太陽電池素子から剥離することもある。これらの現象は発電実用時のヒートサイクル履歴によって助長される。封止される太陽電池素子のうち一枚でも割れ、欠けやタブリード線の剥離が生じると、太陽電池モジュール全体が駄目になってしまうので、この問題は切実である。
上記の欠点は、特許文献1〜3に記載されているように、半田付け後の太陽電池モジュールをタブリード線を押圧ベルト等で上から押圧した状態で冷却する方法により若干緩和される。しかしながら、この方法では太陽電池素子の反りはタブリード線内の銅箔の弾性変形として一時的に吸収されるに過ぎず、反りの解消が不十分であり、押圧ベルトが取り除かれると元に戻ってしまうことが多い。ある程度時間をかけて押圧すれば内部応力の一部が消え、太陽電池素子の反りが軽減できるが、押圧ベルトで押圧しながら長時間冷却しようとすれば非常に長いベルトが必要になり、その分移動手段も大型化してしまう。
また、この方法では、タブリード線の溶着及び冷却の際に、タブリード線のみならず、押圧ベルトも同時に加熱、冷却することになるため、熱効率が悪く、加熱手段や冷却手段も大型化せざるを得ない。
特開2004−273914号公報 特開2005−191259号公報 特開2005−191491号公報
本発明は上記従来技術の問題点を解消し、太陽電池素子の反りを解消する接続方法及び矯正方法並びにこれらの装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1は、裏面電極型又は両面電極型の太陽電池素子を銅箔の周りに半田を付着させたタブリード線で接続する太陽電池素子の接続方法であって、太陽電池素子の電極列に沿ってタブリード線を配置し、タブリード線及び太陽電池素子をタブリード線に付着する半田の溶融温度近辺まで加熱してから、太陽電池素子を逆反りさせ、次に、タブリード線を半田の溶融温度以上に加熱することにより太陽電池素子とタブリード線を半田付けし、半田付け後に半田の延性脆性遷移温度以上で半田の溶融温度未満の温度で前記逆反りさせた太陽電池素子を保持することを特徴とする太陽電池素子の接続方法を内容とする。
本発明の請求項2は、裏面電極型又は両面電極型の太陽電池素子を銅箔の周りに半田を付着させたタブリード線で接続する太陽電池素子の接続方法であって、太陽電池素子の電極列に沿ってタブリード線を配置し、タブリード線を半田の溶融温度以上に加熱することにより太陽電池素子とタブリード線を半田付けし、次に、この太陽電池素子を逆反りさせ、半田の延性脆性遷移温度以上で半田の溶融温度未満の温度で前記逆反りさせた太陽電池素子を保持することを特徴とする太陽電池素子の接続方法を内容とする。
本発明の請求項3は、半田付け後の保持温度が半田の延性脆性遷移温度以上で100℃以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽電池素子の接続方法を内容とする。
本発明の請求項4は、半田付け後のタブリード線を、半田の延性脆性遷移温度以上になるよう誘導加熱により加熱すると共に、タブリード線の表面側に冷媒を接触させることにより100℃以下に冷却することにより、銅箔と太陽電池素子の間の半田の温度を銅箔の温度よりも高くすることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽電池素子の接続方法を内容とする。
本発明の請求項5は、太陽電池素子の逆反りは、太陽電池素子を電極列の配列方向前後側の端縁で裏面側から押圧するとともに、該太陽電池素子の中間部で表面側から押圧することにより行われることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の太陽電池素子の接続方法を内容とする。
本発明の請求項6は、太陽電池素子の逆反りは、太陽電池素子を回転ドラム、又は円弧状に膨出した形状のコンベアの表面に押圧又は吸着されることにより行われることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の太陽電池素子の接続方法を内容とする。
本発明の請求項7は、太陽電池素子の押圧は、回転ドラム、又は円弧状に膨出した形状のコンベアの進行方向後部においてタブリード線に進行方向後向きの張力を加えることにより行われることを特徴とする請求項6に記載の太陽電池素子の接続方法を内容とする。
本発明の請求項8は、太陽電池素子の吸着は、回転ドラム、又は円弧状に膨出した形状のコンベアの表面に設けられた真空吸着装置により行われることを特徴とする請求項6に記載の太陽電池素子の接続方法を内容とする。
本発明の請求項9は、太陽電池素子及び/又は、タブリード線がキャリヤーフィルム上にマウントした状態で供給され、回転ドラム、又は円弧状に膨出した形状のコンベアの直前でキャリヤーフィルムが取り除かれることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の太陽電池素子の接続方法を内容とする。
本発明の請求項10は、逆反り前の加熱温度が100℃以上で半田の溶融温度未満あることを特徴とする請求項1記載の太陽電池素子の接続方法を内容とする。
本発明の請求項11は、銅箔の周りに半田を付着させたタブリード線で接続された裏面電極型又は両面電極型の太陽電池素子の反りを矯正する太陽電池素子の矯正方法であって、タブリード線で接続された太陽電池素子をタブリード線に付着する半田の溶融温度近辺まで加熱してから、太陽電池素子を電極列の配列方向前後側の端縁で裏面側から押圧するとともに、該太陽電池素子の中間部で表面側から押圧することにより、太陽電池素子を逆反りさせ、半田の延性脆性遷移温度以上で半田の溶融温度未満の温度まで冷却し、当該温度で前記逆反りさせた太陽電池素子を保持することを特徴とする太陽電池素子の矯正方法を内容とする。
本発明の請求項12は、逆反り前の加熱温度が100℃以上で半田の溶融温度未満あることを特徴とする請求項11記載の太陽電池素子の矯正方法を内容とする。
本発明の請求項13は、逆反り後の保持温度が半田の延性脆性遷移温度以上で100℃以下であることを特徴とする請求項11又は12に記載の太陽電池素子の矯正方法を内容とする。
本発明の請求項14は、逆反り後のタブリード線を、半田の延性脆性遷移温度以上になるよう誘導加熱により加熱すると共に、タブリード線の表面側に冷媒を接触させることにより100℃以下に冷却することにより、銅箔と太陽電池素子の間の半田の温度を銅箔の温度よりも高くすることを特徴とする請求項11又は12に記載の太陽電池素子の矯正方法を内容とする。
本発明の請求項15は、裏面電極型又は両面電極型の太陽電池素子を銅箔の周りに半田を付着させたタブリード線で接続する太陽電池素子の接続装置であって、少なくともタブリード線の供給手段、太陽電池素子の供給手段、タブリード線を太陽電池素子に溶着する溶着手段、太陽電池素子を移動させる移動手段を有し、移動手段は、少なくともその一部に回転ドラム、又は円弧状に膨出した形状のコンベアを有するとともに、タブリード線が溶着された太陽電池素子を逆反りさせるために前記回転ドラム又は円弧状に膨出した形状のコンベアの表面に太陽電池素子を吸着する吸着手段、又は押圧する押圧手段を有し、逆反り状態の太陽電池素子を延性脆性遷移温度以上で半田の溶融温度未満の温度に保持するための温度保持手段を有することを特徴とする太陽電池素子の接続装置を内容とする。
本発明の請求項16は、溶着手段によりタブリード線が太陽電池素子に溶着される際、太陽電池素子が回転ドラム、又は円弧状に膨出した形状のコンベアの表面に押圧又は吸着されるように構成されることを特徴とする請求項15に記載の太陽電池素子の接続装置を内容とする。
本発明の請求項17は、銅箔の周りに半田を付着させたタブリード線で接続された裏面電極型又は両面電極型の太陽電池素子の反りを矯正させるための太陽電池素子の矯正装置であって、少なくともタブリード線で接続された太陽電池素子の供給手段、太陽電池素子に溶着されたタブリード線を半田の溶融温度近辺まで加熱するための加熱手段、太陽電池素子を移動させる移動手段を有し、移動手段は、少なくともその一部に回転ドラム、又は円弧状に膨出した形状のコンベアを有するとともに、タブリード線が溶着された太陽電池素子を逆反りさせるために前記回転ドラム又は円弧状に膨出した形状のコンベアの表面に太陽電池素子を吸着する吸着手段、又は押圧する押圧手段を有し、逆反り状態の太陽電池素子を延性脆性遷移温度以上で半田の溶融温度未満の温度に保持するための温度保持手段を有することを特徴とする太陽電池素子の矯正装置を内容とする。
本発明の請求項18は、溶着手段によりタブリード線が太陽電池素子に溶着される際、太陽電池素子が回転ドラム、又は円弧状に膨出した形状のコンベアの表面に押圧又は吸着されるように構成されることを特徴とする請求項17に記載の太陽電池素子の矯正装置を内容とする。
本発明による太陽電池素子の接続方法によれば、太陽電池素子を逆反り、即ち裏面電極型の場合は電極列が設けられた側の面が外側になるように湾曲させ、両面電極型の場合は既に反っている方向とは逆の方向に湾曲させてから電極列の上にタブリード線を溶着するか、或いはタブリード線を溶着してから太陽電池素子を逆反りさせ、半田が塑性変形しやすく且つ溶融しない温度で逆反りさせた太陽電池素子を保持することにより、シリコンと銅の線膨張率の差の大半は太陽電池素子と銅箔の間に介在する半田(以下、介在半田と称することがある)の塑性変形により吸収され、タブリード線内の銅箔に内部応力は殆ど残らず、従って、太陽電池素子の反りは大幅に低減される。
既にタブリード線が溶着され太陽電池素子の反りが生じている場合でも、一旦該太陽電池素子とタブリード線を熱することにより銅箔を熱膨張させてから太陽電池素子を逆反りさせ、半田が塑性変形しやすく且つ溶融しない温度で逆反りさせた太陽電池素子を保持すれば、シリコンと銅の線膨張率の差の大半は介在半田の塑性変形により吸収され、タブリード線内の銅箔に残った内部応力は概ね解消され、これにより、太陽電池素子の反りが矯正される。
なお、逆反り前に行う加熱温度はタブリード線内の銅箔が十分熱膨張し、一時的に反りが解消され、且つ半田が溶融しない温度であることが必要で、好ましくは100℃以上で半田の溶融温度未満である。
逆反り後の保持温度は、好ましくは半田の延性脆性遷移温度以上であり、この程度であると半田が塑性変形しやすく且つ銅箔が十分収縮し、太陽電池素子とタブリード線の間の剪断力が大きくなる。
タブリード線を、半田の延性脆性遷移温度以上になるよう誘導加熱により加熱すると共に、タブリード線の表面側に冷媒を接触させて100℃以下に冷却し、これにより介在半田の温度を銅箔の温度よりも高くすれば、半田は一層塑性変形しやすくなり、太陽電池素子の反りは一層解消されやすくなる。
太陽電池素子の逆反りは、太陽電池素子を電極列の配列方向前後側の端縁で裏面側(裏面電極型の場合はタブリード線側)から押圧するとともに、該太陽電池素子の中間部で表面側(裏面電極型の場合は素子側)から押圧する方法により、或いは太陽電池素子を回転ドラム、又は円弧状に膨出した形状のコンベアの表面に、裏面側(裏面電極型の場合はタブリード線側)を上に向けた状態で押圧又は吸着する方法により行うことができる。
太陽電池素子及びタブリード線は、特に極薄型の太陽電池素子を使用する場合や、或いはタブリード線として複雑な形状のもの(異型のシート状電極を含む)を使用する場合には、太陽電池素子及びタブリード線がキャリヤーフィルム上にマウントした状態で供給することにより、これらを破損させることなく安全に且つ確実に供給することができる。
図1は本発明の接続方法及び矯正方法で使用できる裏面電極型の太陽電池素子を示し、(a)は裏面図、(b)は側面図である。 図2(a)は本発明の接続方法を使用せずに反った太陽電池素子を示す模式図であり、図2(b)は本発明により反りを解消した太陽電池素子を示す模式図である。 図3は太陽電池素子の逆反りの形状に沿った形状の溶着ヘッドでタブリード線を溶着する場合を示す模式説明図である。 図4は溶着ヘッドを太陽電池素子の逆反りの形状に沿って移動させてタブリード線を溶着する場合を示す模式説明図である。 図5は回転ロールを用いて太陽電池素子を逆反りさせ、タブリード線を溶着する場合を示す模式説明図である。 図6は円弧状に膨出した形状のコンベアを用いて太陽電池素子を逆反りさせ、タブリード線を溶着する場合を示す模式説明図である。 図7は本発明の太陽電池素子の接続装置を示す模式説明図である。 図8は本発明の太陽電池素子の矯正装置を示す模式説明図である。
本発明の太陽電池素子の接続方法は、裏面電極型又は両面電極型の太陽電池素子を銅箔の周りに半田を付着させたタブリード線で接続する太陽電池素子の接続方法であって、太陽電池素子の電極列に沿ってタブリード線を配置し、タブリード線及び太陽電池素子をタブリード線に付着する半田の溶融温度近辺まで加熱してから、太陽電池素子を逆反りさせ、次に、タブリード線を半田の溶融温度以上に加熱することにより太陽電池素子とタブリード線を半田付けし、或いは、太陽電池素子とタブリード線を半田付けしたあとで太陽電池素子を逆反りさせ、半田付け後に半田の延性脆性遷移温度以上で半田の溶融温度未満の温度で前記逆反りさせた太陽電池素子を保持することを特徴とする。
また、本発明の太陽電池素子の矯正方法は、タブリード線で接続された太陽電池素子をタブリード線に付着する半田の溶融温度を超えない範囲で加熱してから、太陽電池素子を逆反りさせ、半田の延性脆性遷移温度より下がらない範囲で冷却し、当該温度で前記逆反りさせた太陽電池素子を保持することを特徴とする。
本発明の太陽電池素子の接続方法で接続され、或いは本発明の矯正対象となる太陽電池素子1は、例えば図1に示すような、電極列1aが+極、−極ともに裏面に設けられた、所謂、裏面電極型のものが特に適しているが、電極列が表面及び裏面に振り分けられた両面電極型の太陽電池素子1も用いることができる。なお、以下の説明は、主に裏面電極型の太陽電池素子に基づいて行う。
太陽電池素子の材質としては、従来から使用されている単結晶シリコンや多結晶シリコン等が全て使用でき、その厚さも従来から使用されている200〜250ミクロンのものは勿論、薄手の150ミクロン程度のものでもよく、さらに将来の使用が予想される100ミクロン以下のものにも対応可能である。
また、本発明に使用されるタブリード線2は通常のものでよく、例えば、市販の標準品(平角状で、幅2mm程度、厚み0.16mm程度の銅箔の両面に厚み40μm程度の半田がコーティングされている)を用いることができる。
上記の太陽電池素子1に上記のタブリード線2を溶着すれば、半田付けの際の熱により熱膨張した銅箔2aが半田2bを介して太陽電池素子1に接着された状態になるが、太陽電池素子1を構成するシリコンと銅箔2aを構成する銅は線膨張率は異なるため、熱膨張した銅箔2aが冷却されるにつれ太陽電池素子1と比較して大幅に収縮する。
このシリコンと銅の線膨張率の差を放置すれば、図2(a)に示したように、太陽電池素子1はタブリード線2が溶着された側を内側にして大きく反る。この反りは裏面電極型の太陽電池素子1の場合に特に顕著であるが、両面電極型の場合でも、表裏のタブリード線を電極列上に配置する際のタブリード線のテンション差や、銅箔の厚みの差、溶着する際の温度差、或いは太陽電池素子自体の歪みに基づいて反る場合が多い。
本発明では、図2(b)に示したように、この熱膨張率の差を主に半田2bの塑性変形で吸収して反りを解消する。但し、図2(a)(b)においては本発明の考え方を明確にするため太陽電池素子1と銅箔2aの間の半田2bを実際よりもはるかに厚く記載し、銅箔2aの外側の半田2bを記載していない。
詳述すると、まず本発明では、太陽電池素子1は逆反りした状態にする。なお、本発明において逆反りとは、太陽電池素子1を現在反っている方向、或いは溶着後に反ると予想される方向とは逆の方向に反らせることをいい、タブリード線2を溶着する前の太陽電池素子1では、裏面電極型の場合は電極列1aを外側にして反らせることをいい、両面電極型の場合は素子の歪みにより現に反っている方向とは逆の方向に反らせることをいう。
素子を逆反りにする具体的な方法を例示すれば、例えば図3、図4に記載するように、太陽電池素子1を電極列1aの配列方向前後側の端縁で裏面側(タブリード線2側)(図3、図4では上側)から押圧具4を用いて押圧するとともに、該太陽電池素子1の中間部で表面側(素子1側)(図3、図4では下側)から押圧具4を用いて押圧する。或いは図5、図6に記載するように、太陽電池素子を回転ドラム6a、又は円弧状に膨出した形状のコンベア(以下、単に円弧状コンベアと称することがある)6bの表面に押圧又は吸着させる。図5においては回転ドラム6aの表面に真空吸引装置を利用した吸着手段6cを設け、この吸着手段6cにより太陽電池素子の表面を吸着させることにより逆反りさせている。図6においては円弧状コンベア6bの後部においてタブリード線に進行方向後向きの張力を加えることにより太陽電池素子を押圧している。移動手段の形状によってはタブリード線2に後向きの張力を加えることにより回転ドラム6aや円弧状コンベア6bの前側で太陽電池素子1が浮き上がる方向に力が働くことがあるが、この場合、回転ドラム6aや円弧状コンベア6bの前方に太陽電池素子1の浮き上がりを抑えるローラー等を押圧手段6dとして設ければよい。
なお、本発明においては太陽電池素子1を逆反りさせた状態でタブリード線2を溶着してもよいし、先にタブリード線2を溶着してから太陽電池素子1を逆反りさせてもよい。先にタブリード線2を溶着させる場合、溶着方法は従来から太陽電池素子1とタブリード線2を溶着させるために使用されている方法を全て好適に使用でき、例えば、特許文献1〜3に記載されている方法が採用できる。
また、先に太陽電池素子1を逆反りさせてからタブリード線2を溶着する場合、シリコンと銅の線膨張率の差は、逆反りさせたときの曲率半径の差と一部相殺できるため、より一層反りを小さくできる。但し、タブリード線の高さが一定しないので、タブリード線2の溶着には、図3に示したような、太陽電池素子1の逆反りの形状に沿った形状の溶着ヘッド3を使用したり、或いは、図4に破線矢印で示したように、溶着ヘッド3を太陽電池素子1の逆反りの形状に合わせて移動させたり、図4に一点鎖線矢印で示したように、太陽電池素子1の移動にタイミングを合わせて溶着ヘッド3を上下動させたり、或いは図5、図6に示したように、回転ドラム6aや円弧状に膨出した形状のコンベア6bを使用して、溶着ヘッド3を動かさずに太陽電池素子1及びタブリード線2のほうを上下させる等、タブリード線の高さが一定しない点を考慮した措置が必要になる。
なお、先に太陽電池素子1を逆反りさせてからタブリード線2を溶着する場合、太陽電池素子を逆反りさせる前に、太陽電池素子1とタブリード線2を予熱するほうが好ましい。即ち、薄型の太陽電池素子1はタブリード線2を溶着する前から少し反っていることが多く、溶着前の反り(例えば、表面方向に2mm)と逆反りの方向(例えば、裏面方向に5mm)が異なれば、かなり大きく変形させる必要が生じる(前記の例では、2+5=7mm分変形させる必要がある)ので、割れの発生を防止するため、予熱により溶着前の反りを解消する。これにより、逆反りの際の変形が小さくて済む。
予熱温度はタブリード線に付着する半田の溶融温度近辺までであるが、好ましくは100℃以上で半田の溶融温度未満である。
本発明においては、タブリード線2が溶着され逆反りされた太陽電池素子1を半田の延性脆性遷移温度以上で半田の溶融温度未満の温度で保持するが、これにより、タブリード線内の銅箔2aと太陽電池素子1の線膨張率の差に因る収縮の差に基づく剪断応力が太陽電池素子1と銅箔2aの間に介在する半田2bに働き、これにより該半田2bが塑性変形し、このため、シリコンと銅の線膨張率の差が吸収される。
なお、延性脆性遷移温度とは、延性破面率が50%(即ち、脆性破面率50%)となる温度をいうが、この温度以上であると半田を塑性変形させやすくなる。
本発明において、タブリード線2において銅箔2aにコーティングされる半田2bの溶融温度や延性脆性遷移温度は、錫−鉛の配合割合やその他の含有成分によって変化し、従ってメーカー毎、或いは製品毎に異なっているため、保持に適した温度を一概に定めることは困難であるが、保持温度が半田の溶融温度以上であると、半田2bが溶け落ちて接着の用をなさず、銅箔2aの位置がずれたり剥がれ落ちてしまうので好ましくない。但し、半田の溶融温度よりも低い場合でも、保持温度が半田の溶融温度と大差ない場合は銅箔があまり収縮しないので太陽電池素子1と銅箔2aの間の残留熱応力が弱くなり、半田2bの塑性変形も小さいため反りの解消効果も小さくなってしまう。
また、保持温度が半田の延性脆性遷移温度未満であると、半田部分は殆ど塑性変形しないため、反りの解消は限定的となってしまう。但し、延性脆性遷移温度よりも高かったとしても、保持温度が半田の延性脆性遷移温度と大差ない場合は半田の延伸速度が遅いため、反りが解消されるまでの時間が長くなる。
従って、保持温度については60〜100℃、好ましくは60〜90℃、更に好ましくは60〜80℃に設定するのが実用上適している。
なお、本発明において介在半田の温度は高い方が好ましく銅箔の温度は低い方が好ましいが、銅は熱伝導率が高いので、冷媒を用いる方法(例えば、冷却用の温風をタブリード線に吹き付けるなど)のみで温度を保持しようとすれば、介在半田の温度は銅箔と殆ど同程度になってしまう。そこで、誘導加熱(電磁誘導の原理を用いた加熱方法)を用いてタブリード線を内部から暖めると共に、冷媒を用いる方法で表面から冷却すれば、介在半田の温度をより高くして塑性変形させやすく出来るとともに、銅箔の温度を低くして熱収縮させることができるので、反りの解消をより効率よく行うことができる。
本発明においては、上記の保持温度で逆反りさせた太陽電池素子を保持することにより太陽電池素子1の反りを解消する。必要な保持時間は保持温度、半田の延性脆性遷移温度、銅箔に付着した半田の量等によって異なるため一概には云えないが、好ましくは60秒以上、更に好ましくは90秒以上、特に好ましくは120秒以上である。また保持時間の上限についても発明の効果を発揮させる点では特に限定されないが、12時間程度を超えた場合は生産管理が面倒になり、生産性も低下する。
なお、太陽電池素子が半田の延性脆性遷移温度より低い温度に急冷された場合等、適当な保持温度での保持時間が短すぎる場合は半田の塑性変形が十分進まず、シリコンと銅の熱膨張率の差が銅箔2aの弾性変形による内部応力として残るので、反りが十分解消できない。
本発明において、薄型の太陽電池素子1や、複雑な形状のタブリード線2を使用する場合には、これらをキャリヤーフィルム5c上にマウントした状態で供給するほうが好ましい。キャリヤーフィルム5cにマウントした状態であれば薄型の太陽電池素子1や複雑な形状のタブリード線2の持ち運びもキャリヤーフィルム5cを把持することにより行うことができ、本発明で使用するような脆く割れやすい太陽電池素子1を直接把持して割ってしまう恐れや、細く持ちにくいタブリード線2を把持して形を崩したり、ねじれが発生する恐れがなくなるからであり、さらにキャリヤーフィルム5cを貼着することにより太陽電池素子1やタブリード線2が補強されるからである。
また、タブリード線2が、例えば薄膜をエッチングすることにより形成されるような微細な構造を有する場合、その微細な構造を保護することができる。
本発明の方法は裏面電極型の太陽電池素子に対して特に有効であるが、太陽電池素子の両面にタブリード線を溶着する通常の太陽電池素子であっても2. 5〜3mm程度反ることがあるので、これも逆反りさせて所定温度で保持することにより、反りを解消することができる。
また、半田に代えて導電性接着剤(例えば、微細銀粒子70重量%以上にエポキシ樹脂を混合してなるもの)を使用することもできる。導電性接着剤を使用する場合、図5に示すように、タブリード線2は2枚のキャリヤーフィルム5cで挟み込むように保持し、必要に応じてキャリヤーフィルム5cを剥離させて使用するほうが好ましい。なお導電性接着剤側に貼り付けるキャリヤーフィルム5cとしては剥離性が優れたものを使用する。
既に太陽電池素子1が本発明とは別の方法によりタブリード線2で接続され、太陽電池素子1が反っているような場合でも、上述の接続方法と同様の方法で反りを矯正できる。但しこの場合、太陽電池素子1を逆反りさせる前に、一度太陽電池素子1を半田の溶融温度近辺まで加熱する必要がある。加熱されなければ半田2bが延性にならず、太陽電池素子1を逆反りさせても半田が塑性変形せず、さらに、冷えて収縮した銅箔2aを強引に引き延ばすことになるので太陽電池素子1にかかる応力が強すぎ、太陽電池素子1が破損してしまう恐れがあるからである。また、加熱温度が高すぎて半田の溶融温度以上になった場合は半田2bが溶け落ちて接着の用をなさず、銅箔2aの位置がずれたり剥がれ落ちてしまう。
上記の理由により、加熱温度は半田の延性脆性遷移温度以上で該半田の溶融温度未満である必要があるが、この範囲内であっても加熱温度が低ければ、銅箔が十分熱膨張しないため、太陽電池素子を逆反りさせたときに太陽電池素子1にかかる応力が強く、急速に逆反りさせるとやはり太陽電池素子1が破損してしまう危険性が増大するので、ゆっくり作業する必要が生じ、作業性が悪い。作業性を向上させるため、好ましい加熱温度は100℃以上であり、更に好ましくは160℃以上であり、これにより、銅箔2aを十分に熱膨張させることができる。
本発明の太陽電池素子の矯正方法では、太陽電池素子1を逆反りさせた後は前述の太陽電池の接続方法と同様に、保持温度まで冷却してからそのまま逆反りさせた太陽電池素子1を保持することにより半田を塑性変形させ、これによりシリコンと銅の線膨張率の差を吸収する。
保持温度は、半田の延性脆性遷移温度以上で半田の溶融温度未満である必要があり、実用上は60〜100℃、好ましくは60〜90℃、更に好ましくは60〜80℃の範囲が適しており、保持時間は好ましくは60秒以上で、更に好ましくは90秒以上、特に好ましくは120秒以上であり、保持時間の上限は特にないが生産管理の都合上12時間程度が好ましいという点も、前述の太陽電池素子の接続方法と同様である。また、保温のための方法として、誘導加熱によりタブリード線を内部から暖めながら冷媒を用いて表面から冷却する方法が好ましい点も同様である。
次に、上記した太陽電池素子の接続方法に適した太陽電池素子の接続装置について説明する。
本発明の太陽電池素子の接続装置は、図7に示したように、裏面電極型又は両面電極型の太陽電池素子1を銅箔の周りに半田を付着させたタブリード線2で接続する太陽電池素子の接続装置8であって、少なくともタブリード線の供給手段5a、太陽電池素子の供給手段5b、タブリード線を太陽電池素子に溶着する溶着手段3、太陽電池素子を移動させる移動手段6を有し、移動手段6は、少なくともその一部に回転ドラム6a、又は円弧状に膨出した形状のコンベア6bを有するとともに、タブリード線2が溶着された太陽電池素子1を逆反りさせるために前記回転ドラム6a又は円弧状に膨出した形状のコンベア6bの表面に太陽電池素子1を吸着する吸着手段6c、又は押圧する押圧手段6dを有し、逆反り状態の太陽電池素子1を延性脆性遷移温度以上で半田の溶融温度未満の温度に保持するための温度保持手段7を有することを特徴とする。
本発明においてタブリード線供給手段5aの態様は特に限定されず、例えばリール等に巻回されたタブリード線2の先頭の部分だけを太陽電池素子1に接着し、太陽電池素子1の移動に引かれてタブリード線が繰り出されるような、ごく単純なものでも構わない。但し、前述の通りタブリード線2に進行方向後向きの引張力を加えることにより回転ドラム6a又は円弧状に膨出した形状のコンベア6bの表面に太陽電池素子1を押圧することが可能であるので、進行方向後向きの引張力を加えることができる機構を設けたほうが好ましい。
進行方向後向きの引張力を加えることができる機構としては、タブリード線2を太陽電池素子1側に繰り出すタブリード線繰り出しロール(図示せず)やタブリード線2を真空吸引する真空吸引装置(図示せず)が好適に使用できる。タブリード線繰り出しロールを使用するときは、必要に応じ回転速度を遅め、又は逆回転することにより引張力を発生させる。タブリード線を真空吸引する真空吸引装置を使用するときは、タブリード線2を真空吸引装置で吸着させながら太陽電池素子1を移動させることにより、タブリード線2と真空吸引装置の間に摩擦力を生じさせ、これを引張力とする。
本発明における太陽電池素子の供給手段5bも特に限定されず、従前の太陽電池素子の接続装置で用いられているものが全て使用できる。但し、近年使用され始めた薄型(厚さ150μm程度)の太陽電池素子1や、将来の使用が予想される極薄型(厚さ50μm程度)の太陽電池素子1の場合は脆く割れやすいため、長いキャリヤーフィルム5cに連続して貼着した状態で供給し、必要に応じキャリヤーフィルム剥離ロール5dを用いて剥離させるようにするのが好ましい。なお、図7に示した例において、太陽電池素子1は長いキャリヤーフィルム5cに連続して貼着されており、それぞれの太陽電池素子1、1の間部で折りたためるようになっている。また、本例において、剥離されたキャリヤーフィルム5cは放置されているが、別途設けたキャリヤーフィルム巻き取りロール(図示せず)に巻き取るようにしても良い。
本発明で使用できる溶着ヘッド3の構造は特に限定されず、従来から使用されているものが全て好適に使用でき、具体的には、スポットヒーターを各タブリード線2上に配置したもの、ラインヒーターを各タブリード線2に沿って、その長さ方向と平行になるように配置したもの、ラインヒーターをタブリード線2に対して直角方向に配置し、タブリード線2と太陽電池素子1とを同時に加熱するようにしたもの、誘導加熱を利用したヒーターを各タブリード線2上に配置したもの等が挙げられる。これらのなかでは、溶着ヘッド3がタブリード線に接触しない、いわば非接触型の溶着ヘッド3が好ましく、さらには局部連続溶融固化が行えるものが好ましい。
本発明における移動手段6は供給手段5bから供給された太陽電池素子1を溶着手段3まで移動させ、さらに後述の温度保持手段7により温度保持された領域を通過させるものである。本発明では、少なくとも温度保持手段7により温度保持された領域において、好ましくは溶着手段3によりタブリード線2が太陽電池素子1に溶着される領域においても、前記移動手段6が回転ドラム6a又は円弧状コンベア6bであり、太陽電池素子1がこの回転ドラム6a又は円弧状コンベア6bの表面に吸着又は押圧されることにより逆反りするように構成されている。なお、図7に示した例では温度保持手段7により温度保持された領域において回転ドラム6aが使用され、溶着手段3によりタブリード線2が太陽電池素子1に溶着される領域において円弧状コンベア6bが使用されているが、これに限られず、温度保持手段7の領域で円弧状コンベア6bを用いても良いし、溶着手段3の領域で回転ドラム6aを用いても良い。
回転ドラム6a又は円弧状コンベア6bの表面に太陽電池素子1を吸着するための吸着手段6cとしては、太陽電池素子1を回転ドラム6a又は円弧状コンベア6bの曲面を利用して逆反りさせることが出来る限り特に限定されないが、回転ドラム6a又は円弧状コンベア6bの内部に真空吸引装置を設ける方法が例示できる。
また、回転ドラム6a又は円弧状コンベア6bの表面に太陽電池素子1を押圧するための押圧手段6dについても、太陽電池素子1を逆反させることが出来る限り特に限定されないが、タブリード線供給装置5aを押圧手段6dとして用い、回転ドラム6a又は円弧状コンベア6bの進行方向後部においてタブリード線2に進行方向後向きの引張力を加えることにより、太陽電池素子を押圧する方法が例示できる。回転ドラム6a又は円弧状コンベア6bと後続の移動手段6の接続角度によってはタブリード線2に後向きの張力を加えることにより回転ドラム6aや円弧状コンベア6bの前側で太陽電池素子1が浮き上がる方向に力が働くことがあるが、この場合、回転ドラム6aや円弧状コンベア6bの後方に太陽電池素子1の浮き上がりを抑えるローラー等をもう1つの押圧手段6dとして設ければよい。
本発明で使用する温度保持手段7は、上記の回転ドラム6a、円弧状コンベア6b、吸着手段6c、押圧手段6dを用いて逆反りさせた太陽電池素子1を所定温度で所定時間保持できるものであれば特に限定されない。図7に示した例では温度保持手段として恒温チャンバー7を用い、この恒温チャンバー7の中に回転ドラム6aを設置しているが、本発明はこれに限られず、例えば回転ドラム6aの中に設けたヒーターを温度保持手段7としても良い。また、誘導加熱を利用したヒーターと冷媒を用いた冷却装置(冷却用の温風を吹き付けるためのノズルなど)を両方用いて、介在半田の温度を上げつつ銅箔の温度を下げるように構成してもよい。
なお、太陽電池素子1の大きさ、タブリード線2の厚さ、半田の柔らかさ等により好適な逆反り高さは変化するので、これに応じて回転ドラム6aの半径、又は円弧状コンベア6bの極率半径を変化させるほうが好ましい。具体例としては回転ドラム6aを片持ち式とし、必要に応じて取り替えが出来るようにする方法や、円弧状コンベア6bの搬送用ベルトを長さが異なる別の搬送用ベルトと取り替え、このベルトの経路を変更する方法が例示できる。
次に、上記した太陽電池素子の矯正方法に適した太陽電池素子の矯正装置について説明する。
本発明の太陽電池素子の矯正装置は、図8に示したように、銅箔の周りに半田を付着させたタブリード線2で接続された裏面電極型又は両面電極型の太陽電池素子1の反りを矯正させるための太陽電池素子の矯正装置9であって、少なくともタブリード線で接続された太陽電池素子の供給手段5g、太陽電池素子に溶着されたタブリード線を半田の溶融温度近辺まで加熱するための加熱手段3b、太陽電池素子を移動させる移動手段6を有し、移動手段6は、少なくともその一部に回転ドラム6aを有するとともに、タブリード線2が溶着された太陽電池素子1を逆反りさせるために前記回転ドラム6aの表面に太陽電池素子1を吸着する吸着手段6c、又は押圧する押圧手段6dを有し、逆反り状態の太陽電池素子1を延性脆性遷移温度以上で半田の溶融温度未満の温度に保持するための温度保持手段7を有することを特徴とする。上記装置において、回転ドラム6aの代わりに、図7に示したような円弧状に膨出したコンベア6bを用いてもよい。
本発明の太陽電池素子の矯正装置9は、上記した接続方法8におけるタブリード線の供給手段5a及び太陽電池素子の供給手段5bをタブリード線で接続された太陽電池素子の供給手段5gに変更し、溶着手段3を太陽電池素子に溶着されたタブリード線を半田の溶融温度近辺まで加熱するための加熱手段3bに変更した他は、上記した太陽電池素子の接続方法8と同様であるので説明を省略する。
本発明におけるタブリード線で接続された太陽電池素子の供給手段5gとは、タブリード線で接続された太陽電池素子であって反りが解決されていないものを送出する装置である。具体的には、例えば、従来から使用されていた太陽電池素子の接続装置や、当該接続装置により接続された太陽電池素子を繰り出す送出装置が例示できる。
本発明における加熱手段3bとは、太陽電池素子に溶着されたタブリード線を半田の溶融温度近辺まで加熱するための手段である。具体的には、従来より太陽電池素子の接続装置において溶着ヘッドとして使用されてきたような、スポットヒーター、ラインヒーター、誘導加熱を利用したヒーター等が本発明における加熱手段3bとして使用できるが、半田を溶解しない程度にまで出力を弱めたり、処理時間を短くする必要がある。なお、図8においては加熱手段3bと恒温チャンバー7は隣接して設けられているが、隔離させて設けてもよいし、恒温チャンバー7の中に加熱手段3bを設けることも出来る。
比較例(従来の接続方法)
太陽電池素子として、1辺156mmの正方形状で厚さ180〜200μm、電極列が+極、−極それぞれ3列づつ計6列設けられた裏面電極型のものを使用した。このような太陽電池素子100枚に定法でタブリード線を溶着し、室温まで放冷すると、タブリード線が収縮して太陽電池素子が反っていた。反り高さの平均は5.5mmであった。
実施例1(接続方法)
上記比較例で使用したのと同様の太陽電池素子100枚及びタブリード線を140℃に加温し、冷めないうちに棒状の押圧具を用いて太陽電池素子を電極列の配列方向前後側の端縁で裏面側から押圧するとともに、同じく棒状の押圧具を用いて該太陽電池素子の中間部で表面側から押圧することにより反り高さ5mmになるまで逆反りさせ、太陽電池素子の電極列上にタブリード線を配置した。
この状態でタブリード線を245℃まで加温して太陽電池素子に溶着してから60℃(保持温度)まで急冷し、この状態で60秒間保持し、その後押圧具を外して室温まで放冷した。
放冷後の太陽電池素子の反り高さは平均1.7mmで、実用に問題のない範囲であった。
実施例2(接続方法)
上記比較例で使用したのと同様の太陽電池素子100枚に定法でタブリード線を溶着し、冷めないうちに棒状の押圧具を用いて太陽電池素子を電極列の配列方向前後側の端縁で裏面側から押圧するとともに、同じく棒状の押圧具を用いて該太陽電池素子の中間部で表面側から押圧することにより反り高さ5mmになるまで逆反りさせた。
この状態で60℃(保持温度)まで急冷し、この状態で60秒間保持し、その後押圧具を外して室温まで放冷した。
放冷後の太陽電池素子の反り高さは平均2.5mmで、実用に問題のない範囲であった。
実施例3(矯正方法)
上記比較例で得られた、反った太陽電池素子を150℃(加熱温度)まで加熱し、棒状の押圧具を用いて太陽電池素子を電極列の配列方向前後側の端縁で裏面側から押圧するとともに、同じく棒状の押圧具を用いて該太陽電池素子の中間部で表面側から押圧することにより反り高さ5mmになるまで逆反りさせた。
この状態で60℃(保持温度)まで急冷し、この状態で60秒間保持し、その後押圧具を外して室温まで放冷した。
放冷後の太陽電池素子の反り高さは平均2.5mmで、矯正前の5.5mmから大幅に矯正された。
実施例4(矯正方法)
上記実施例1で得られたタブリード線で接続された太陽電池素子を、実施例3と同様の方法で矯正した。
矯正後の太陽電池素子の反り高さは平均0.8mmで、矯正前の1.7mmから大幅に矯正された。
叙上のとおり、本発明の太陽電池素子の接続方法、矯正方法によれば、タブリード線が溶着された太陽電池素子を逆反りさせてから適当な温度まで冷却し、そのまま逆反りさせた太陽電池素子を保持することにより介在半田を塑性変形させ、これにより、シリコンと銅の線膨張率の差を吸収させるので、太陽電池素子の反りが解消でき、モジュール化の際などにも破損しにくいので、太陽電池モジュールを作成する段階において太陽電池素子の反りを解消する方法として、または接続された太陽電池素子の反りを解消する方法として頗る有用である。
1 太陽電池素子
1a 電極列
2 タブリード線
2a 銅箔
2b 半田
3 溶着手段(溶着ヘッド)
3b 加熱手段
4 押圧具
5a タブリード線の供給手段
5b 太陽電池素子の供給手段
5c キャリヤーフィルム
5d キャリヤーフィルム剥離ロール
5e キャリヤーフィルム巻き取りロール
5f ニップロール
5g タブリード線で接続された太陽電池素子の供給手段
6 移動手段
6a 回転ドラム
6b 円弧状コンベア
6c 吸着手段
6d 押圧手段
7 温度保持手段(恒温チャンバー)
8 太陽電池素子の接続装置
9 太陽電池素子の矯正装置
H 反り高さ

Claims (18)

  1. 裏面電極型又は両面電極型の太陽電池素子を銅箔の周りに半田を付着させたタブリード線で接続する太陽電池素子の接続方法であって、
    太陽電池素子の電極列に沿ってタブリード線を配置し、
    タブリード線及び太陽電池素子をタブリード線に付着する半田の溶融温度近辺まで加熱してから、
    太陽電池素子を逆反りさせ、
    次に、タブリード線を半田の溶融温度以上に加熱することにより太陽電池素子とタブリード線を半田付けし、
    半田付け後に半田の延性脆性遷移温度以上で半田の溶融温度未満の温度で前記逆反りさせた太陽電池素子を保持することを特徴とする太陽電池素子の接続方法。
  2. 裏面電極型又は両面電極型の太陽電池素子を銅箔の周りに半田を付着させたタブリード線で接続する太陽電池素子の接続方法であって、
    太陽電池素子の電極列に沿ってタブリード線を配置し、タブリード線を半田の溶融温度以上に加熱することにより太陽電池素子とタブリード線を半田付けし、
    次に、太陽電池素子を逆反りさせ、
    半田の延性脆性遷移温度以上で半田の溶融温度未満の温度で前記逆反りさせた太陽電池素子を保持することを特徴とする太陽電池素子の接続方法。
  3. 半田付け後の保持温度が半田の延性脆性遷移温度以上で100℃以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽電池素子の接続方法。
  4. 半田付け後のタブリード線を、半田の延性脆性遷移温度以上になるよう誘導加熱により加熱すると共に、タブリード線の表面側に冷媒を接触させることにより100℃以下に冷却することにより、銅箔と太陽電池素子の間の半田の温度を銅箔の温度よりも高くすることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽電池素子の接続方法。
  5. 太陽電池素子の逆反りは、太陽電池素子を電極列の配列方向前後側の端縁で裏面側から押圧するとともに、該太陽電池素子の中間部で表面側から押圧することにより行われることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の太陽電池素子の接続方法。
  6. 太陽電池素子の逆反りは、太陽電池素子を回転ドラム、又は円弧状に膨出した形状のコンベアの表面に押圧又は吸着されることにより行われることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の太陽電池素子の接続方法。
  7. 太陽電池素子の押圧は、回転ドラム、又は円弧状に膨出した形状のコンベアの進行方向後部においてタブリード線に進行方向後向きの張力を加えることにより行われることを特徴とする請求項6に記載の太陽電池素子の接続方法。
  8. 太陽電池素子の吸着は、回転ドラム、又は円弧状に膨出した形状のコンベアの表面に設けられた真空吸着装置により行われることを特徴とする請求項6に記載の太陽電池素子の接続方法。
  9. 太陽電池素子及び/又は、タブリード線がキャリヤーフィルム上にマウントした状態で供給され、回転ドラム、又は円弧状に膨出した形状のコンベアの直前でキャリヤーフィルムが取り除かれることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の太陽電池素子の接続方法。
  10. 逆反り前の加熱温度が100℃以上で半田の溶融温度未満あることを特徴とする請求項1記載の太陽電池素子の接続方法。
  11. 銅箔の周りに半田を付着させたタブリード線で接続された裏面電極型又は両面電極型の太陽電池素子の反りを矯正する太陽電池素子の矯正方法であって、
    タブリード線で接続された太陽電池素子をタブリード線に付着する半田の溶融温度近辺まで加熱してから、
    太陽電池素子を電極列の配列方向前後側の端縁で裏面側から押圧するとともに、該太陽電池素子の中間部で表面側から押圧することにより、太陽電池素子を逆反りさせ、
    半田の延性脆性遷移温度以上で半田の溶融温度未満の温度まで冷却し、当該温度で前記逆反りさせた太陽電池素子を保持することを特徴とする太陽電池素子の矯正方法。
  12. 逆反り前の加熱温度が100℃以上で半田の溶融温度未満あることを特徴とする請求項11記載の太陽電池素子の矯正方法。
  13. 逆反り後の保持温度が半田の延性脆性遷移温度以上で100℃以下であることを特徴とする請求項11又は12に記載の太陽電池素子の矯正方法。
  14. 逆反り後のタブリード線を、半田の延性脆性遷移温度以上になるよう誘導加熱により加熱すると共に、タブリード線の表面側に冷媒を接触させることにより100℃以下に冷却することにより、銅箔と太陽電池素子の間の半田の温度を銅箔の温度よりも高くすることを特徴とする請求項11又は12に記載の太陽電池素子の矯正方法。
  15. 裏面電極型又は両面電極型の太陽電池素子を銅箔の周りに半田を付着させたタブリード線で接続する太陽電池素子の接続装置であって、少なくともタブリード線の供給手段、太陽電池素子の供給手段、タブリード線を太陽電池素子に溶着する溶着手段、太陽電池素子を移動させる移動手段を有し、
    移動手段は、少なくともその一部に回転ドラム、又は円弧状に膨出した形状のコンベアを有するとともに、タブリード線が溶着された太陽電池素子を逆反りさせるために前記回転ドラム又は円弧状に膨出した形状のコンベアの表面に太陽電池素子を吸着する吸着手段、又は押圧する押圧手段を有し、
    逆反り状態の太陽電池素子を延性脆性遷移温度以上で半田の溶融温度未満の温度に保持するための温度保持手段を有することを特徴とする太陽電池素子の接続装置。
  16. 溶着手段によりタブリード線が太陽電池素子に溶着される際、太陽電池素子が回転ドラム、又は円弧状に膨出した形状のコンベアの表面に押圧又は吸着されるように構成されることを特徴とする請求項15に記載の太陽電池素子の接続装置。
  17. 銅箔の周りに半田を付着させたタブリード線で接続された裏面電極型又は両面電極型の太陽電池素子の反りを矯正させるための太陽電池素子の矯正装置であって、少なくともタブリード線で接続された太陽電池素子の供給手段、太陽電池素子に溶着されたタブリード線を半田の溶融温度近辺まで加熱するための加熱手段、太陽電池素子を移動させる移動手段を有し、
    移動手段は、少なくともその一部に回転ドラム、又は円弧状に膨出した形状のコンベアを有するとともに、タブリード線が溶着された太陽電池素子を逆反りさせるために前記回転ドラム又は円弧状に膨出した形状のコンベアの表面に太陽電池素子を吸着する吸着手段、又は押圧する押圧手段を有し、
    逆反り状態の太陽電池素子を延性脆性遷移温度以上で半田の溶融温度未満の温度に保持するための温度保持手段を有することを特徴とする太陽電池素子の矯正装置。
  18. 溶着手段によりタブリード線が太陽電池素子に溶着される際、太陽電池素子が回転ドラム、又は円弧状に膨出した形状のコンベアの表面に押圧又は吸着されるように構成されることを特徴とする請求項17に記載の太陽電池素子の矯正装置。
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