JP4882306B2 - Engine hood lock device - Google Patents
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Description
本発明は、エンジンフードロック装置に関する。 The present invention relates to an engine hood lock device.
従来より、衝突が検知されるとエンジンフードと車体側との係合を解除してエンジンフードを跳ね上げるとともに、エンジンフードと車体との間にエネルギ吸収部材やエアバッグを移動配置して、エネルギ吸収効率を高めるようにしたものが知られている(特許文献1)。
しかしながら、特許文献1の装置では、エネルギ吸収効率を高めることはできるが、エネルギ吸収部材やエアバッグを移動させるための機構を設ける分、部品点数が多くなる上、構成が複雑化して、重量増や製造コストの増大を招くという問題があった。 However, in the apparatus of Patent Document 1, the energy absorption efficiency can be increased, but the number of parts is increased and the configuration is complicated and the weight is increased by providing a mechanism for moving the energy absorbing member and the airbag. In addition, there is a problem in that the manufacturing cost increases.
そこで、本発明は、より簡素な構成でエネルギ吸収効率を高めることができるエンジンフードロック装置を得ることを目的とする。 Then, an object of this invention is to obtain the engine hood lock apparatus which can improve energy absorption efficiency with a simpler structure.
本発明にあっては、エンジンルームの上側開口を開閉可能に閉塞するエンジンフードに設けられたストライカをロック機構によってロックするエンジンフードロック装置において、衝突を検知または予知する衝突検知センサと、前記衝突検知センサの検知信号に基づいて、前記ロック機構によるロックを解除する非常操作機構と、を備え、前記ロック機構は、車体に移動可能に設けられたロックアームと、車体に移動可能に設けられロックアームを係止するラッチアームと、を有し、前記非常操作機構によって、前記ストライカをロック位置より上方の開放位置に移動させることにより、前記エンジンフードを上方に移動させるとともに、前記ストライカが開放位置より下方に移動するのをストライカ下方移動防止手段で規制して、前記エンジンフードが下方に移動するのを規制するように構成し、前記非常操作機構によってラッチアームを移動させることで、ラッチアームによる係止を解除したロックアームを所定の付勢機構によって付勢移動させて、ストライカを当該ロックアームによるロック位置より上方の開放位置に移動させるとともに、非常操作機構によって移動させたラッチアームがロックアームを下方から支持することで構成される前記ストライカ下方移動防止手段によって、ストライカからロックアームに下方へ向かう力が作用した際にロックアームの回動を防止してストライカが当該開放位置より下方に移動するのを規制するようにしたことを最も主要な特徴とする。 In the present invention, in an engine hood lock device that locks a striker provided on an engine hood that closes an upper opening of an engine room so as to be opened and closed by a lock mechanism, a collision detection sensor that detects or predicts a collision, and the collision An emergency operation mechanism for releasing the lock by the lock mechanism based on a detection signal of the detection sensor, and the lock mechanism is provided with a lock arm movably provided on the vehicle body and a lock arm movably provided on the vehicle body. A latch arm that locks the arm, and the emergency operating mechanism moves the striker to an open position above the lock position, thereby moving the engine hood upward and the striker in the open position. The downward movement prevention means is used to restrict the downward movement of the Nfudo is configured to regulate the movement downward, the by moving the latch arm by a very operating mechanism, moves urge the lock arm releasing the engagement by the latch arm by a predetermined biasing mechanism The striker downward movement preventing means configured to move the striker to the open position above the lock position by the lock arm and to support the lock arm from below by the latch arm moved by the emergency operation mechanism. The main feature is that when a downward force is applied to the lock arm, the lock arm is prevented from rotating and the striker is prevented from moving downward from the open position .
本発明によれば、衝突が検知されたときに、ストライカを、通常の保持位置より高い開放位置に移動させ、その位置より下方への移動を規制することができるため、エンジンフードの変形ストロークを増大させ、以て、エネルギ吸収効率を高めることができる。
また、本発明によれば、エンジンフードに上方から何らかの物体が衝突して、ストライカからロック機構側、すなわち、ロックアームに下方へ向かう力が作用したとしても、ロックアームをラッチアームが下方から支持し、しかも、当該ラッチアームは、当該ロックアームを下方へ移動させる方向、すなわち、ラッチアームを軸を中心として反時計回り方向に回動させる方向への回動が規制されているため、ストライカは開放位置よりさらに下方へは移動することができない。したがって、本発明によれば、衝突が生じたときには、ストライカをロック位置より高い開放位置で保持することができる。これにより、エンジンフードの前端部が閉塞時より高い位置で保持されることとなり、その分、エンジンフードの変形ストロークをより大きく確保することができ、エンジンフードの変形によるエネルギ吸収効率を高めることができる。
According to the present invention, when a collision is detected, the striker can be moved to an open position higher than the normal holding position, and movement downward from the position can be restricted. Thus, the energy absorption efficiency can be increased.
Further, according to the present invention, even if an object collides with the engine hood from above and a force directed downward from the striker to the lock mechanism side, that is, the lock arm, the latch arm supports the lock arm from below. Moreover, since the latch arm is restricted from moving in the direction in which the lock arm is moved downward, that is, in the direction in which the latch arm is rotated counterclockwise around the axis, the striker is It cannot move further downward than the open position. Therefore, according to the present invention, when a collision occurs, the striker can be held at an open position higher than the lock position. As a result, the front end portion of the engine hood is held at a higher position than when the engine hood is closed, and accordingly, a larger deformation stroke of the engine hood can be secured, and energy absorption efficiency due to the deformation of the engine hood can be improved. I can .
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態にかかるエンジンフードロック装置全体の概略構成を示す斜視図、図2は、エンジンフードロック装置のロック機構の分解斜視図、図3〜図5は、ロック機構の動作を示す背面図であって、図3は、ストライカを受け入れる前の状態を示す図、図4は、ストライカをロックしている状態を示す図、図5は、非常操作機構によってラッチアームを回動させた状態を示す図、図6は、エンジンフードを裏面側から見た平面図、図7は、エンジンフードの縦断面図(図6のA−A断面図)である。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a perspective view showing a schematic configuration of the entire engine hood lock device according to the present embodiment, FIG. 2 is an exploded perspective view of a lock mechanism of the engine hood lock device, and FIGS. 3 to 5 show the operation of the lock mechanism. FIG. 3 is a diagram showing a state before the striker is received, FIG. 4 is a diagram showing a state in which the striker is locked, and FIG. 5 is a diagram showing a state in which the latch arm is rotated by the emergency operation mechanism. FIG. 6 is a plan view of the engine hood as viewed from the back side, and FIG. 7 is a longitudinal sectional view of the engine hood (AA sectional view of FIG. 6).
エンジンフード1は、ヒンジ機構(図示せず)を介して車体に回動可能に取り付けられており、車体前部に形成されるエンジンルーム(図示せず)の上側開口を開閉可能に閉塞する。 The engine hood 1 is rotatably attached to the vehicle body via a hinge mechanism (not shown), and closes an upper opening of an engine room (not shown) formed at the front of the vehicle body so as to be opened and closed.
エンジンフード1の前縁部中央の裏面には、ストライカ2が突設されている。本実施形態では、棒状部材を略U字状に折り曲げてストライカ2を形成し、U字の底部に相当する部分に直線状の区間として被保持部2aを設け、この被保持部2aをほぼ車両前後方向に沿わせる姿勢でエンジンフード1に取り付けてある。
A
一方、車体側、例えば、エンジンルームの前側に配置されるラジエータコアサポート3の車幅方向中央部には、ロック機構4を取り付け、このロック機構4によって、エンジンフード1がエンジンルームの上側開口を閉塞している状態でストライカ2をロックして、エンジンフード1が不本意に開放するのを抑制している。
On the other hand, a lock mechanism 4 is attached to the vehicle body side, for example, the center part in the vehicle width direction of the
また、車室内に設けられる操作レバー5を操作するとケーブル6が牽引され、ロック機構4によるストライカ2のロックが解除されるようになっている。さらに、本実施形態では、車体前端部に衝突検知センサ7(例えば加速度センサ等)を設けるとともに、衝突検知センサ7によって衝突が検知または予知されたときに該衝突検知センサ7から出力される検知信号に基づいてケーブル6を牽引する非常操作機構8を設けてある。これらの詳細な動作については後述する。
Further, when the operation lever 5 provided in the vehicle interior is operated, the
ロック機構4は、車体に固定されるベースプレート9と、このベースプレート9に回動可能に軸支される(移動可能に支持)ロックアーム10、ラッチアーム11、およびリリースレバー14と、これらロックアーム10、ラッチアーム11、およびリリースレバー14を、それぞれ所定の回動方向に付勢するコイルスプリング12,13,15と、を備える。
The lock mechanism 4 includes a
ベースプレート9は、その表裏面を車両前後方向に向けた姿勢で、ボルト等の所定の固定手段によって車体に取り付けられる。ベースプレート9の車幅方向中央部には、ストライカ2を受け入れる切欠9aが形成される。
The
ロックアーム10とラッチアーム11は、切欠9aを挟んで相互に対向するように配置される。本実施形態では、ロックアーム10は、車両進行方向に向かって(図3〜図5の背面視で)左側に配置され、ラッチアーム11は、右側に配置される。
The
ロックアーム10は、軸17を中心として回動可能に設けられ、軸心から略U字状に伸びるストライカ規制部10aおよびストライカ受入部10bを備える。なお、詳細については後述するが、これらストライカ規制部10aとストライカ受入部10bとの間の凹部10dには、エンジンフード1の閉操作とともに下降したストライカ2が進入し、ロックされた状態で、ストライカ2は、当該凹部10d内に収容されることになる。
The
また、ロックアーム10は、軸心からストライカ規制部10aおよびストライカ受入部10bのほぼ反対側に伸びるスプリング引掛部10cを備える。スプリング引掛部10cの先端部10eには、付勢手段としてのコイルスプリング12(引張バネ)の一端が接続される一方、当該コイルスプリング12の他端は、ベースプレート9の車両進行方向に向かって右側の側壁部9bに接続される。すなわち、コイルスプリング12により、ロックアーム10は、背面視で反時計回り方向、すなわち、ストライカ2を上方に押し上げる方向に付勢される。
Further, the
ラッチアーム11は、軸18を中心として回動可能に設けられ、軸心から相互に反対方向に伸びるロックアーム支持部11aとスプリング引掛部11bとを備える。なお、詳細については後述するが、スプリング引掛部11bのロックアーム10側には切欠11dが形成されており、ストライカ2がロックされた状態では、この切欠11d内に、ロックアーム10のストライカ受入部10bが収容されることになる。この切欠11dより軸心に近い側の突起が、ロックアーム10をラッチするロックアーム係止部11cとなる。
The
そして、ラッチアーム11のスプリング引掛部11bの先端部11eには、付勢手段としてのコイルスプリング13(引張バネ)の一端が接続される一方、当該コイルスプリング13の他端は、ベースプレート9の下壁部9cに接続される。すなわち、コイルスプリング13により、ラッチアーム11は、背面視で時計回り方向に付勢される。
One end of a coil spring 13 (tensile spring) as an urging means is connected to the
さらに、この先端部11eには、ケーブル6内に収容されたインナケーブル16が接続されており、操作レバー5の操作または非常操作機構8の動作によって牽引されたインナケーブル16により、ラッチアーム11が反時計回り方向に回動するようになっている。なお、本実施形態では、ベースプレート9の車両進行方向に向かって右側かつ下側の端壁部9dに切欠9eを形成し、この切欠9eにケーブル6の外皮固定部6aを嵌着している。
Further, an
なお、エンジンフード1の前端部には、車幅方向に亘って延伸する梁として補強部材20を設け、エンジンフード1上に物体が衝突した場合に、当該エンジンフード1の剛性および強度を高め、エネルギ吸収効率の向上を図っている。
The front end portion of the engine hood 1 is provided with a reinforcing
この場合、補強部材20をエンジンフード1の裏面に当接させて設けるようにすれば、この補強部材20の取り付けを容易に行うことができる。また、補強部材20の延伸方向(延長線上)にストライカ2を配置すれば、ストライカ2からロック機構4に入力される力を、より効果的に吸収することができる。
In this case, if the reinforcing
ここで、ロック機構4の動作について、図3〜図5を参照して説明する。 Here, the operation of the lock mechanism 4 will be described with reference to FIGS.
まず、図3に示すように、エンジンフード1が開放された状態では、ロックアーム10は、ストライカ規制部10aがストライカ2(の被保持部2a)の軌道から退出し、かつ、ストライカ受入部10bがストライカ2(の被保持部2a)の軌道上に進出した姿勢で保持される。かかる姿勢は、コイルスプリング12によってロックアーム10に作用する反時計回り方向の付勢力に対抗して、ロックアーム10とベースプレート9とを係合する図示しない係合機構(例えばストッパ等)を設けることで、保持することができる。
First, as shown in FIG. 3, in the state where the engine hood 1 is opened, the
また、このとき、ラッチアーム11は、切欠11dをロックアーム10側に開放させた姿勢で保持される。かかる姿勢は、コイルスプリング13によってラッチアーム11に作用する時計回り方向の付勢力に対抗して、ラッチアーム11とベースプレート9とを係合する図示しない係合機構(例えばストッパ等)を設けることで、保持することができる。
At this time, the
この状態で、ストライカ2(の被保持部2a)が下降すると、このストライカ2によってロックアーム10のストライカ受入部10bが下方に押され、以て、ロックアーム10は、時計回りに回動する。
In this state, when the striker 2 (the held
ストライカ2は、図4の位置(エンジンフード1閉塞時の位置)より下方には進出しないように構成されており、ロックアーム10は、ストライカ2の被保持部2aによって押されて図4に示す位置まで回動する。この位置では、ストライカ規制部10aおよびストライカ受入部10bの双方ともストライカ2の軌道上に進出し、ストライカ2の被保持部2aは、これらストライカ規制部10aとストライカ受入部10bとによって上下から狭まれた状態となる。
The
また、この位置では、ストライカ受入部10bとロックアーム係止部11cとが係合して、ロックアーム10がラッチアーム11によってラッチされる。すなわち、ストライカ受入部10bとロックアーム係止部11cとの係合部分では、ロックアーム10からラッチアーム11には、コイルスプリング12の付勢力による押圧力が作用し、逆に、ラッチアーム11からロックアーム10にはコイルスプリング13の付勢力による押圧力が作用するが、コイルスプリング12をコイルスプリング13より軸17,18の近くに配置するなどして、ロックアーム10からラッチアーム11に作用する力がラッチアーム11からロックアーム10に作用する力より小さくなるようにしてある。よって、ラッチアーム11によってロックアーム10の反時計回り方向の回動が規制され、ひいては、当該ロックアーム10のストライカ規制部10aによって、ストライカ2の被保持部2aの上方移動、すなわち、エンジンフード1の開放が、規制されることになる。なお、ロックアーム10が図3の位置から図4の位置に移動する間に、ラッチアーム11は、一旦、ロックアーム10によって反時計回り方向に押されるが、図4の状態では再び図3の状態と同じ位置に復帰することになる。
Further, at this position, the
この状態で、操作レバー5を操作すると、ケーブル6内のインナケーブル16が牽引量L1だけ牽引されて、ラッチアーム11が反時計回り方向に回動し、ロックアーム10に対するラッチが解除される。すると、ロックアーム10はコイルスプリング12の付勢力によって、反時計回り方向に回動(付勢回動)し、図3の状態に戻る。よって、ストライカ2は、上方向に移動可能な状態となり、リリースレバー14を操作して、爪19との係合を解除すれば、エンジンフード1を持ち上げてエンジンルームの上側開口を開放することができる。
When the operation lever 5 is operated in this state, the
一方、衝突検知センサ7によって衝突が検知または予知されると、非常操作機構8へ検知信号が出力される。非常操作機構8は、通常の操作レバー5による牽引量L1よりも長い牽引量L2でケーブル6のインナケーブル16を牽引し、ラッチアーム11を、反時計回り方向に、より大きく回動させる。
On the other hand, when a collision is detected or predicted by the
このとき、ラッチアーム11によるロックアーム10のラッチが解除されるため、ロックアーム10は、操作レバー5の操作時と同様に、図3の状態と同じ位置まで反時計回り方向に回動(付勢回動)し、ロックアーム10によるストライカ2の上方向への移動規制が解除される。すなわち、ストライカ2は、ロックアーム10によってロックされたときの位置(ロック位置;図4)より上方の位置(開放位置;図5)に移動する。
At this time, since the latch of the
一方、ラッチアーム11は、ロックアーム10のラッチ解除後もさらに反時計回り方向に回動して、図5に示すように、ラッチアーム11のロックアーム支持部11aが、ロックアーム10のストライカ受入部10bの下側に当接する位置関係となる。さらに、ベースプレート9とラッチアーム11とを係合する図示しない係合機構を設け、ラッチアーム11が図5に示す位置よりさらに反時計回り方向には回動しないようにしてある。なお、ベースプレート9側の係合部として、側壁部9bを用いることができる。
On the other hand, the
したがって、図5の状態で、エンジンフード1に上方から何らかの物体が衝突して、ストライカ2からロック機構4側、すなわち、ロックアーム10に下方へ向かう力が作用したとしても、ロックアーム10をラッチアーム11が下方から支持し、しかも、当該ラッチアーム11は、当該ロックアーム10を下方へ移動させる方向、すなわち、ラッチアーム11を軸18を中心として反時計回り方向に回動させる方向への回動が規制されているため、ストライカ2は図5の開放位置よりさらに下方へは移動することができない。
Therefore, even if an object collides with the engine hood 1 from above in the state of FIG. 5 and a downward force is applied from the
したがって、本実施形態によれば、衝突が生じたときには、ストライカ2をロック位置より高い開放位置で保持することができる。これにより、エンジンフード1の前端部が閉塞時より高い位置で保持されることとなり、その分、エンジンフード1の変形ストロークをより大きく確保することができ、エンジンフード1の変形によるエネルギ吸収効率を高めることができる。
Therefore, according to the present embodiment, when a collision occurs, the
また、本実施形態によれば、非常操作機構8によってラッチアーム11を回動させ、ロックアーム10によるストライカ2のロックを解除した状態では、ストライカ2は、ロックアーム10の上方に配置されることになるから、当該ラッチアーム11によってストライカ2が開放位置より下方に移動するのを規制する構成を、非常操作機構8によって大きく回動させたラッチアーム11によってロックアーム10の回動を規制し、このロックアーム10によってストライカ2が開放位置より下方に移動するのを規制するという、上記従来装置と比較して大幅に簡素化された構成で具現化することができる。
Further, according to the present embodiment, the
また、本実施形態によれば、非常操作機構8を、ロックアーム10のラッチを解除するのに要する通常の牽引量L1より大きな牽引量L2で牽引させるものとして構成したため、非常操作機構8を、比較的簡素な構成として具現化することができる。
In addition, according to the present embodiment, the emergency operation mechanism 8 is configured to be pulled with a pulling amount L2 larger than the normal pulling amount L1 required to release the latch of the
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。 The preferred embodiments of the present invention have been described above. However, the present invention is not limited to the above embodiments, and various modifications can be made.
例えば、ロック機構は、エンジンフードに設けたストライカを受け入れてロックできるものであればよく、その設置位置や設置対象となる部材、形状、取付姿勢、大きさ等は、上記実施形態には限定されない。 For example, the lock mechanism only needs to be able to receive and lock the striker provided in the engine hood, and the installation position, the member to be installed, the shape, the mounting posture, the size, etc. are not limited to the above embodiment. .
また、ロック機構におけるロックアームやラッチアームの配置(左右の違い)や、設置位置、アーム同士の係止位置、コイルスプリングの設置位置、ケーブルによる牽引位置等も、上記実施形態には限定されず、適宜に変更することができる。 Further, the arrangement (the difference between right and left) of the lock arm and latch arm in the lock mechanism, the installation position, the engagement position between the arms, the installation position of the coil spring, the pulling position by the cable, etc. are not limited to the above embodiment. Can be changed as appropriate.
さらに、ロック機構におけるロックアームやラッチアーム等の動作も、上記実施形態には限定されず、例えば、回動するのに替えて所定経路でスライド(進退動作)するように構成してもよい。 Further, the operation of the lock arm, the latch arm, and the like in the lock mechanism is not limited to the above-described embodiment. For example, the lock mechanism may be configured to slide (advance / retreat operation) along a predetermined path instead of rotating.
1 エンジンフード
2 ストライカ
3 ラジエータコアサポート(車体)
4 ロック機構
6 ケーブル
7 衝突検知センサ
8 非常操作機構
10 ロックアーム
11 ラッチアーム
12 コイルスプリング(付勢機構)
1
4
Claims (2)
衝突を検知または予知する衝突検知センサと、
前記衝突検知センサの検知信号に基づいて、前記ロック機構によるロックを解除する非常操作機構と、
を備え、
前記ロック機構は、車体に移動可能に設けられたロックアームと、車体に移動可能に設けられロックアームを係止するラッチアームと、を有し、
前記非常操作機構によって、前記ストライカをロック位置より上方の開放位置に移動させることにより、前記エンジンフードを上方に移動させるとともに、前記ストライカが開放位置より下方に移動するのをストライカ下方移動防止手段で規制して、前記エンジンフードが下方に移動するのを規制するように構成し、
前記非常操作機構によってラッチアームを移動させることで、ラッチアームによる係止を解除したロックアームを所定の付勢機構によって付勢移動させて、ストライカを当該ロックアームによるロック位置より上方の開放位置に移動させるとともに、非常操作機構によって移動させたラッチアームがロックアームを下方から支持することで構成される前記ストライカ下方移動防止手段によって、ストライカからロックアームに下方へ向かう力が作用した際にロックアームの回動を防止してストライカが当該開放位置より下方に移動するのを規制するようにしたことを特徴とするエンジンフードロック装置。 In the engine hood lock device that locks the striker provided in the engine hood that closes the upper opening of the engine room so as to be openable and closable by a lock mechanism,
A collision detection sensor for detecting or predicting a collision;
Based on a detection signal of the collision detection sensor, an emergency operation mechanism that releases the lock by the lock mechanism;
With
The lock mechanism includes a lock arm that is movably provided on the vehicle body, and a latch arm that is movably provided on the vehicle body and engages the lock arm.
The emergency operation mechanism moves the striker to an open position above the lock position, thereby moving the engine hood upward and preventing the striker from moving downward from the open position by a striker downward movement preventing means. And restricting the engine hood from moving downward ,
By moving the latch arm by the emergency operation mechanism, the lock arm released from the latch arm is urged and moved by a predetermined urging mechanism, and the striker is moved to the open position above the lock position by the lock arm. The lock arm is moved when a downward force is applied from the striker to the lock arm by the striker downward movement preventing means, which is configured by the latch arm moved by the emergency operation mechanism and supporting the lock arm from below. An engine hood lock device characterized by preventing the striker from moving downward from the open position by preventing the rotation of the striker .
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