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JP4881969B2 - 燃料電池 - Google Patents

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JP4881969B2
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Description

本発明は、電解質の両側に電極が配設される電解質・電極構造体とセパレータとが積層され、積層方向に反応ガスを通流させる反応ガス入口連通孔及び反応ガス出口連通孔が設けられるとともに、前記電解質・電極構造体と前記セパレータとの間には、電極面に沿って前記反応ガスを流す反応ガス流路が形成される燃料電池に関する。
燃料電池は、燃料ガス(主に水素を含有するガス)及び酸化剤ガス(主に酸素を含有するガス)をアノード側電極及びカソード側電極に供給して電気化学的に反応させることにより、直流の電気エネルギを得るシステムである。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の両側に、それぞれアノード側電極及びカソード側電極を設けた電解質膜・電極構造体を、セパレータによって挟持した発電セルを備えている。この種の発電セルは、通常、電解質膜・電極構造体及びセパレータを所定数だけ交互に積層することにより、燃料電池スタックとして使用されている。
上記の燃料電池では、セパレータの面内に、アノード側電極に対向して燃料ガスを流すための燃料ガス流路(反応ガス流路)と、カソード側電極に対向して酸化剤ガスを流すための酸化剤ガス流路(反応ガス流路)とが設けられている。
この場合、上記の反応ガス流路内には、凝縮水や反応による生成水が発生し、前記反応ガス流路の出口側に滞留水が惹起し易い。このため、反応ガス流路が滞留水によって閉塞され、燃料ガスや酸化剤ガスがアノード側電極やカソード側電極に良好に供給されないおそれがある。
そこで、例えば、特許文献1に開示されている燃料電池は、図5に示すように、セパレータ1を備えている。このセパレータ1には、燃料電池の積層方向に貫通して、燃料ガス入口2a、空気入口3a及び冷却媒体入口4aと、燃料ガス出口2b、空気出口3b及び冷却媒体出口4bとが、互いに対角位置に形成されている。
セパレータ1の一方の表面には、空気入口3aから供給された空気を空気出口3bへと流すための溝状の空気通路群5が形成されている。この空気通路群5は、複数本の空気通路5aを平行に維持して左右に蛇行しながら、鉛直下方向に向かうサーペンタイン流路を構成している。
そして、複数本の空気通路5aは、空気入口3aから空気出口3bに向かうにつれて、すなわち、下流に向かうにつれて、流路断面積が小さくなるように構成されている。従って、空気出口3b側の流速低下を抑制することができ、この空気出口3b側に水が滞留することを抑制するのに有利となる、としている。
特開2000−223137号公報
しかしながら、上記の特許文献1では、複数本の空気通路5aが、サーペンタイン流路を構成しているため、空気入口3aから空気出口3bに連なる流路長は、相当に長尺化している。このため、各空気通路5aの圧損が相当に大きなものとなり、特に、空気入口3aに空気を供給するための機器、例えば、コンプレッサやスーパチャージャ等の出力を高く維持する必要がある。これにより、機器が大型化するとともに、経済的ではないという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、反応ガス流路の出口側に生成水が滞留することを確実に阻止し、良好な発電反応を継続して行うことが可能な燃料電池を提供することを目的とする。
本発明は、電解質の両側に電極が配設される電解質・電極構造体とセパレータとが積層され、積層方向に反応ガスを通流させる反応ガス入口連通孔及び反応ガス出口連通孔が設けられるとともに、前記電解質・電極構造体と前記セパレータとの間には、電極面に沿って前記反応ガスを流す反応ガス流路が形成され、前記反応ガス流路は、入口連結路を介して前記反応ガス入口連通孔に連通し、且つ、出口連結路を介して前記反応ガス出口連通孔に連通する燃料電池に関するものである。
そして、反応ガス流路は、入口連結路に連通する複数本の入口側流路と、出口連結路に連通する複数本の出口側流路と、前記入口側流路及び前記出口側流路に両端が連通する複数本の中間流路とを備え、前記出口側流路は、前記入口側流路よりも流路長が長尺に設定されている。
また、入口側流路は、中間流路から反応ガス入口連通孔に向かって流路幅が絞られる第1絞り部を構成し、出口側流路は、前記中間流路から反応ガス出口連通孔に向かって流路幅が絞られる第2絞り部を構成することが好ましい。
さらに、出口側流路は、中間流路から反応ガス出口連通孔に向かって流路数が減少することが好ましい。
さらにまた、複数本の中間流路は、各流路長が同一に設定されることが好ましい。
本発明では、中間流路と反応ガス出口連通孔とに連通する出口側流路は、前記中間流路と反応ガス入口連通孔とに連通する入口側流路よりも流路長が長尺である。このため、中間流路から反応ガス出口連通孔に向かって絞られる出口側流路は、比較的長尺化されて反応ガスの流速が早くなるとともに、広範囲にわたって結露し易い滞留水の排水性が向上する。
これにより、反応ガス流路の出口側に滞留し易い生成水を、反応ガス出口連通孔に容易且つ確実に排出させることができる。従って、簡単な構成で、排水性の向上を図ることが可能になり、良好な発電反応を継続して行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池の分解斜視説明図である。 前記燃料電池を構成するカソード側セパレータの正面説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池の分解斜視説明図である。 前記燃料電池を構成するカソード側セパレータの正面説明図である。 特許文献1の燃料電池を構成するセパレータの説明図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池10は、電解質膜・電極構造体12と、前記電解質膜・電極構造体12を挟持するカソード側セパレータ14及びアノード側セパレータ16とを備える。カソード側セパレータ14及びアノード側セパレータ16は、例えば、カーボンセパレータにより構成される。なお、カソード側セパレータ14及びアノード側セパレータ16は、金属セパレータを波形状に成形して構成してもよい。
燃料電池10の矢印B方向(水平方向)の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス入口連通孔18a、冷却媒体を供給するための冷却媒体入口連通孔20a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス出口連通孔22bが設けられる。
燃料電池10の矢印B方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔18b、冷却媒体を排出するための冷却媒体出口連通孔20b、及び燃料ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔22aが設けられる。
図1及び図2に示すように、カソード側セパレータ14の電解質膜・電極構造体12側の面14aには、前記電解質膜・電極構造体12との間に、酸化剤ガスをセパレータ面方向に流すための酸化剤ガス流路24が形成される。
酸化剤ガス流路24は、図2に示すように、酸化剤ガス入口連通孔18aに連通する複数本の入口側流路24aと、酸化剤ガス出口連通孔18bに連通する複数本の出口側流路24bと、前記入口側流路24a及び前記出口側流路24bに両端が連通する複数本の中間流路24cとを備える。入口側流路24aの流路長L1は、出口側流路24bの流路長L2よりも短尺に設定される(L1<L2)。
入口側流路24aは、中間流路24cから酸化剤ガス入口連通孔18aに向かって流路幅が絞られる第1絞り部を構成する一方、出口側流路24bは、前記中間流路24cから酸化剤ガス出口連通孔18bに向かって流路幅が絞られる第2絞り部を構成する。中間流路24cは、互いに平行して矢印B方向に延在するとともに、各流路長が同一長さに設定される。
酸化剤ガス入口連通孔18aと入口側流路24aとの間には、互いに平行な複数本の入口連結路26aが形成される。酸化剤ガス出口連通孔18bと出口側流路24bとの間には、互いに平行な複数本の出口連結路26bが設けられる。
図1に示すように、カソード側セパレータ14の面14aとは反対の面14bには、冷却媒体流路28が形成される。冷却媒体流路28は、冷却媒体入口連通孔20aと冷却媒体出口連通孔20bとに連通し、矢印B方向に延在する複数本の流路溝28aを有する。
アノード側セパレータ16の電解質膜・電極構造体12側の面16aには、前記電解質膜・電極構造体12との間に燃料ガスをセパレータ面に沿って流すための燃料ガス流路30が形成される。
燃料ガス流路30は、燃料ガス入口連通孔22aに連通する複数本の入口側流路30aと、燃料ガス出口連通孔22bに連通する複数本の出口側流路30bと、前記入口側流路30aと前記出口側流路30bとに両端が連通する複数本の中間流路30cとを備える。入口側流路30aの流路長L3は、出口側流路30bの流路長L4よりも短尺に設定される(L3<L4)。
入口側流路30aは、中間流路30cから燃料ガス入口連通孔22aに向かって流路幅が絞られる第1絞り部を構成する一方、出口側流路30bは、前記中間流路30cから燃料ガス出口連通孔22bに向かって流路幅が絞られる第2絞り部を構成する。中間流路30cは、互いに平行して矢印B方向に延在するとともに、各流路長が同一長さに設定される。
燃料ガス入口連通孔22aと入口側流路30aとの間には、互いに平行する複数本の入口連結路32aが設けられるとともに、燃料ガス出口連通孔22bと出口側流路30bとの間には、互いに平行する複数本の出口連結路32bが設けられる。
カソード側セパレータ14及びアノード側セパレータ16には、図示しないが、シール部材が配設される。
電解質膜・電極構造体12は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜34と、前記固体高分子電解質膜34を挟持するカソード側電極36及びアノード側電極38とを備える。カソード側電極36及びアノード側電極38は、例えば、六角形状に設定される。
カソード側電極36は、カーボンペーパ等の多孔質導電体からなるガス拡散層と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されることにより形成される電極触媒層とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜34の一方の面に形成される。
アノード側電極38は、カーボンペーパ等の多孔質導電体からなるガス拡散層と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されることにより形成される電極触媒層とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜34の他方の面に形成される。
このように構成される燃料電池10の動作について、以下に説明する。
図1に示すように、酸化剤ガス入口連通孔18aに空気等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口連通孔22aに水素ガス等の燃料ガスが供給される。
酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔18aからカソード側セパレータ14の面14aに設けられた酸化剤ガス流路24に導入される。これにより、酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路24を移動しながら、電解質膜・電極構造体12のカソード側電極36に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔22aからアノード側セパレータ16の燃料ガス流路30に導入される。この燃料ガスは、燃料ガス流路30に沿って移動しながら、電解質膜・電極構造体12のアノード側電極38に供給される。
従って、電解質膜・電極構造体12では、カソード側電極36に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極38に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード側電極36に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口連通孔18bに排出されるとともに、アノード側電極38に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス出口連通孔22bに排出される。
また、冷却媒体入口連通孔20aには、純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。この冷却媒体は、アノード側セパレータ16とカソード側セパレータ14との間に形成される冷却媒体流路28に沿って移動し、電解質膜・電極構造体12を冷却した後、冷却媒体出口連通孔20bから排出される。
この場合、第1の実施形態では、図2に示すように、カソード側セパレータ14に設けられる酸化剤ガス流路24は、第1絞り部を構成する入口側流路24aと、第2絞り部を構成する出口側流路24bと、平行流路を構成する中間流路24cとを有している。そして、出口側流路24bの流路長L2は、入口側流路24aの流路長L1よりも長尺に設定されている。
このため、出口側流路24bは、中間流路24cから酸化剤ガス出口連通孔18bに向かって絞られることにより流速勾配(増速)機能を有するとともに、比較的長尺化されている。従って、出口側流路24bを流通する酸化剤ガスの流速が速くなるとともに、酸化剤ガス流路24の出口側の広い範囲にわたって結露し易い生成水の排水性を高めることができる。
これにより、酸化剤ガス流路24の出口側に滞留し易い生成水は、酸化剤ガス出口連通孔18bに容易且つ確実に排出され、簡単な構成で、排水性の向上が図られて良好な発電反応を継続して行うことが可能になるという効果が得られる。
さらに、第1の実施形態では、酸化剤ガス流路24を流れる酸化剤ガスと、燃料ガス流路30を流れる燃料ガスとが、対向流に設定されるとともに、前記酸化剤ガスは、冷却媒体流路28を流れる冷却媒体と平行流に設定されている。このため、電解質膜・電極構造体12の発電面における湿度分布を均一化することができ、発電性能の向上が容易に図られる。
しかも、酸化剤ガス、燃料ガス及び冷却媒体は、蛇行することがなく直線的に流れている。従って、発電面内における分配を均一化することが可能になり、発電性能が良好に向上する。
図3は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池40の分解斜視説明図である。
なお、第1の実施形態に係る燃料電池10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
燃料電池40は、電解質膜・電極構造体42と、前記電解質膜・電極構造体42を挟持するカソード側セパレータ44及びアノード側セパレータ46とを備える。カソード側セパレータ44及びアノード側セパレータ46は、例えば、金属セパレータで構成されているが、カーボンセパレータにより構成してもよい。
燃料電池40の矢印B方向の一端縁部には、上下に一対の酸化剤ガス入口連通孔18a1、18a2と、前記酸化剤ガス入口連通孔18a1、18a2間に配置される一対の冷却媒体入口連通孔20a1、20a2と、前記冷却媒体入口連通孔20a1、20a2間に配置される単一の燃料ガス出口連通孔22bとが設けられる。
燃料電池40の矢印B方向の他端縁部には、上下に一対の燃料ガス入口連通孔22a1、22a2と、前記燃料ガス入口連通孔22a1、22a2間に配置される一対の冷却媒体出口連通孔20b1、20b2と、前記冷却媒体出口連通孔20b1、20b2間に配置される単一の酸化剤ガス出口連通孔18bとが設けられる。
図4に示すように、カソード側セパレータ44の面14aには、酸化剤ガス流路24が設けられる。酸化剤ガス流路24は、酸化剤ガス入口連通孔18a1、18a2にそれぞれ連通する複数本の入口側流路24a1、24a2と、酸化剤ガス出口連通孔18bに連通するそれぞれ複数本の出口側流路24b1、24b2と、前記入口側流路24a1及び前記出口側流路24b1に両端が連通する複数本の中間流路24c1と、前記入口側流路24a2及び前記出口側流路24b2に両端が連通する複数本の中間流路24c2とを備える。
入口側流路24a1、24a2は、第1絞り部を構成するとともに、酸化剤ガス入口連通孔18a1、18a2から中間流路24c1、24c2に向かって各流路が途中で2分割された後、水平方向に屈曲して各中間流路24c1、24c2に連通する。
出口側流路24b1、24b2は、中間流路24c1、24c2から連通して進行方向が中央線O1に向かって変化する。出口側流路24b1、24b2は、2本の流路が1本に合流する部位と、3本の流路が2本の流路に合流した後、さらに1本の流路に合流する部位とを有する。
酸化剤ガス入口連通孔18a1、18a2と、入口側流路24a1、24a2との間には、それぞれ互いに平行する複数本の入口連結路26a1、26a2が設けられる。酸化剤ガス出口連通孔18bと、出口側流路24b1、24b2との間には、それぞれ互いに平行する複数本の出口連結路26b1、26b2が設けられる。
カソード側セパレータ44は、矢印C方向中央に矢印B方向に延在する中心線O1を中心にして上下に対称形状に設定される(図4参照)。
図3に示すように、アノード側セパレータ46の面16aには、燃料ガス流路30が設けられる。燃料ガス流路30は、各燃料ガス入口連通孔22a1、22a2に連通する複数本の入口側流路30a1、30a2と、単一の燃料ガス出口連通孔22bに連通するそれぞれ複数本の出口側流路30b1、30b2と、前記入口側流路30a1及び前記出口側流路30b1に両端が連通する複数本の中間流路30c1と、前記入口側流路30a2及び前記出口側流路30b2に両端が連通する複数本の中間流路30c2とを備える。
出口側流路30b1、30b2は、入口側流路30a1、30a2よりも流路長が長尺に設定される。入口側流路30a1、30a2は、中間流路30c1、30c2に向かって流路数が増加する一方、出口側流路30b1、30b2は、前記中間流路30c1、30c2から燃料ガス出口連通孔22bに向かって流路本数が2本から1本に減少する部位、及び3本から2本、さらに1本に減少する部位を有する。
燃料ガス入口連通孔22a1、22a2と入口側流路30a1、30a2との間には、入口連結路32a1、32a2が設けられる一方、燃料ガス出口連通孔22bと出口側流路30b1、30b2との間には、出口連結路32b1、32b2が設けられる。
アノード側セパレータ46は、矢印C方向中央に矢印B方向に延在する中心線O2を中心として上下に対称形状に設定される。
カソード側セパレータ44の面14bと、アノード側セパレータ46の面16bとが重なり合うことにより、酸化剤ガス流路24の裏面形状と燃料ガス流路30の裏面形状とによって冷却媒体流路28が形成される。
このように構成される第2の実施形態では、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
しかも、図4に示すように、酸化剤ガス流路24を構成する出口側流路24b1、24b2は、それぞれ流路本数が2本から1本に減少する部位と、3本から2本、さらに1本に減少する部位とを有している。これにより、絞り等の圧損要素を追加する必要がなく、流量調整が可能になり、特に水滴の滞留を可及的に阻止することができるという利点がある。
10、40…燃料電池 12、42…電解質膜・電極構造体
14、44…カソード側セパレータ 16、46…アノード側セパレータ
18a、18a1、18a2…酸化剤ガス入口連通孔
18b…酸化剤ガス出口連通孔
20a、20a1、20a2…冷却媒体入口連通孔
20b、20b1、20b2…冷却媒体出口連通孔
22a、22a1、22a2…燃料ガス入口連通孔
22b…燃料ガス出口連通孔 24…酸化剤ガス流路
24a、24a1、24a2、30a、30a1、30a2…入口側流路
24b、24b1、24b2、30b、30b1、30b2…出口側流路
24c、24c1、24c2、30c、30c1、30c2…中間流路
26a、26a1、26a2、32a、32a1、32a2…入口連結路
26b、26b1、26b2、32b、32b1、32b2…出口連結路
28…冷却媒体流路 30…燃料ガス流路
34…固体高分子電解質膜 36…カソード側電極
38…アノード側電極

Claims (4)

  1. 電解質の両側に電極が配設される電解質・電極構造体とセパレータとが積層され、積層方向に反応ガスを通流させる反応ガス入口連通孔及び反応ガス出口連通孔が設けられるとともに、前記電解質・電極構造体と前記セパレータとの間には、電極面に沿って前記反応ガスを流す反応ガス流路が形成され、前記反応ガス流路は、入口連結路を介して前記反応ガス入口連通孔に連通し、且つ、出口連結路を介して前記反応ガス出口連通孔に連通する燃料電池であって、
    前記反応ガス流路は、前記入口連結路に連通する複数本の入口側流路と、
    前記出口連結路に連通する複数本の出口側流路と、
    前記入口側流路及び前記出口側流路に両端が連通する複数本の中間流路と、
    を備え、
    前記出口側流路は、前記入口側流路よりも流路長が長尺に設定されることを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1記載の燃料電池において、前記入口側流路は、前記中間流路から前記反応ガス入口連通孔に向かって流路幅が絞られる第1絞り部を構成し、
    前記出口側流路は、前記中間流路から前記反応ガス出口連通孔に向かって流路幅が絞られる第2絞り部を構成することを特徴とする燃料電池。
  3. 請求項1又は2記載の燃料電池において、前記出口側流路は、前記中間流路から前記反応ガス出口連通孔に向かって流路数が減少することを特徴とする燃料電池。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池において、複数本の前記中間流路は、各流路長が同一に設定されることを特徴とする燃料電池。
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