JP4875927B2 - 樹脂モールド装置 - Google Patents
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Description
即ち、第1の手段は、モールド金型に封止樹脂とともに被成形品を搬入して圧縮成形する樹脂モールド装置において、被成形品の基板周縁部を支持して前記モールド金型内に搬入されるキャリアと、金型クランプ面の樹脂モールド領域がリリースフィルムにより被覆され、半導体チップが搭載された基板凹部に所定量の封止樹脂が供給された被成形品をクランプする前記モールド金型を備え、前記モールド金型のクランプ動作により基板凹部に供給された所定量の封止樹脂を押圧して当該基板凹部に配置された半導体チップを基板板厚範囲で封止することを特徴とする。
尚、被成形品は、樹脂基板に基板凹部が形成されたものであってもよいし、リードフレームの裏面側に粘着フィルムが粘着されて半導体チップが搭載されるダイパッドからインナーリード部にわたって基板凹部が形成されているものでもいずれでもよい。
また、モールド金型は、被成形品をクランプする前にシール材に閉止された樹脂モールド領域を減圧機構により減圧しながら基板凹部に供給された所定量の封止樹脂を押圧して当該基板凹部に配置された半導体チップを基板板厚範囲で封止するので、封止樹脂にボイドが発生することなく成形品質を向上させることができる。
以上の樹脂モールド装置を用いれば、成形品質の高い成形品の多数個取りに適しているため生産性が向上し、封止樹脂に成形品ゲートランナなどの不要樹脂が発生しないので金型メンテナンスや離型後の後処理工程も簡略化できる。
図1において、キャリア1は被成形品(ワーク)Wの基板周縁部を支持してモールド金型内に搬入される。キャリア1は基板を支持する段付部2が設けられたセットプレート3と、基板周縁部及びセットプレート3に重ね合わせてワークWを挟み込む押さえプレート4を有する。ワークWは、例えばリードフレーム5の裏面側に粘着テープ(ポリイミドテープなど)6が粘着されたものや樹脂基板が用いられる。リードフレーム5の場合には、半導体チップ7が搭載されるダイパッドからインナーリード部5aにわたって段付部がプレス加工或いはエッチング加工により形成されている。このリードフレーム5の形状と粘着テープ6により全体として基板凹部8が形成されている。半導体チップ7はインナーリード部5aとワイヤボンディング接続されている。また、樹脂基板の場合にはエッチング加工或いは切削加工などにより基板凹部が形成されたものであってもよい。
上型ブロック13にはシール材16によって囲まれた領域内と金型外部とを連通する流路23が形成されており、押圧ブロック14のクランプ面と金型外部とを連通する流路24が各々設けられている。各流路23、24は金型外に設けられる真空吸引装置25、26に接続されている。真空吸引装置25、26を作動させることで、可動ブロック18と摺動孔14aの隙間や流路24を通じてエア吸引され、リリースフィルム22は、上型10のクランプ面、即ち押圧ブロック14、可動ブロック18のクランプ面に吸着保持されるようになっている。
図1において、型開きしたモールド金型の上型クランプ面には、リリースフィルム22が吸着保持されている。キャリア1に支持されたワークWは、基板凹部8に例えば液状樹脂が計量されてポッティングにより供給されて、モールド金型へ搬入される。ワークWは下型11の下型支持ブロック28に位置決めされて載置され、真空吸引装置31を作動させて吸着保持される。このとき、キャリア1は、上型10のセット凹部17及び下型11のセット凹部29に収容されて、金型クランプ面と干渉することがない。
このように、半導体装置の樹脂モールド部の厚さを基板と略同等まで薄型化することができる。よって、POPタイプの半導体装置の小型化に寄与することができる。また、封止樹脂9に成形品ゲートランナなどの不要樹脂が発生しないので金型メンテナンスや離型後の後処理工程も簡略化できる。
次に樹脂モールド装置の他例について図6及び図7を参照して説明する。
図6において、モールド金型の概略構成は、第1実施例と同様であるので、以下では異なる構成を中心に説明する。本実施例は、モールド金型のクランプ動作に伴ってシール材に閉止された樹脂モールド領域を減圧する減圧機構を備えている。具体的には、ワークWが位置決めされて支持される下型支持ブロック28のクランプ面に、当該ワークWの周囲を囲んでシール材34が設けられている。また、下型支持ブロック28のクランプ面と金型外部とを連通する流路35が設けられている。流路35は金型外に設けられる真空吸引装置36に接続されている。押圧ブロック14がシール材34を押接して樹脂モールド領域が閉止された状態で真空吸引装置36を作動させることで樹脂モールド空間を減圧するようになっている。
1 キャリア
2 段付部
3 セットプレート
4 押さえプレート
5 リードフレーム
5a インナーリード部
6 粘着テープ
7 半導体チップ
8 基板凹部
9 封止樹脂
10 上型
11 下型
12 上型ベース
13 上型ブロック
14 押圧ブロック
14a 摺動孔
15、21 スプリング
16 シール材
17、29 セット凹部
18 可動ブロック
19 ガイドロッド
20 フランジ
22 リリースフィルム
23、24、30 流路
25、26、31 真空吸引装置
27 下型ベース
28 下型支持ブロック
32 ガイド孔
33 ガイドピン
Claims (4)
- モールド金型に封止樹脂とともに被成形品を搬入して圧縮成形する樹脂モールド装置において、
被成形品の基板周縁部を支持して前記モールド金型内に搬入されるキャリアと、
金型クランプ面の樹脂モールド領域がリリースフィルムにより被覆され、半導体チップが搭載された基板凹部に所定量の封止樹脂が供給された被成形品をクランプする前記モールド金型を備え、
前記モールド金型のクランプ動作により基板凹部に供給された所定量の封止樹脂を押圧して当該基板凹部に配置された半導体チップを基板板厚範囲で封止することを特徴とする樹脂モールド装置。 - 前記モールド金型は、金型ブロックにフローティング支持され前記キャリアと金型クランプ面との干渉を回避するセット凹部が形成された押圧ブロックと、該押圧ブロックの摺動孔に基板凹部に対向してフローティング支持された可動ブロックと、被成形品が位置決め支持される支持ブロックを備え、
前記モールド金型のクランプ動作により可動ブロックが所定量の封止樹脂が供給された基板凹部を押圧して封止することを特徴とする請求項1記載の樹脂モールド装置。 - モールド金型に封止樹脂とともに被成形品を搬入して圧縮成形する樹脂モールド装置において、
被成形品の基板周縁部を支持して前記モールド金型内に搬入されるキャリアと、
金型クランプ面の樹脂モールド領域がリリースフィルムにより被覆され、対向する金型クランプ面にシール材が設けられ、半導体チップが搭載された基板凹部に所定量の封止樹脂が供給された被成形品をクランプする前記モールド金型と、
前記モールド金型のクランプ動作に伴ってシール材に閉止された樹脂モールド領域を減圧する減圧機構を備え、
前記モールド金型のクランプ動作によりシール材に閉止された樹脂モールド領域を減圧機構により減圧しながら基板凹部に供給された所定量の封止樹脂を押圧して当該基板凹部に配置された半導体チップを基板板厚範囲で封止することを特徴とする樹脂モールド装置。 - 前記モールド金型は、金型ブロックにフローティング支持され前記キャリアと金型クランプ面との干渉を回避するセット凹部が形成された押圧ブロックと、該押圧ブロックの摺動孔に基板凹部に対向してフローティング支持された可動ブロックと、被成形品が位置決め支持され当該被成形品の周囲を囲むシール材が設けられた支持ブロックと、該支持ブロックのクランプ面と金型外部を連通する流路の該金型外部へ接続する真空吸引装置を備え、
前記モールド金型のクランプ動作により押圧ブロックがシール材に押接して樹脂モールド領域が閉止された状態で真空吸引装置を作動させ、樹脂モールド空間を減圧しながら可動ブロックが基板凹部に供給された封止樹脂を押圧して封止することを特徴とする請求項3記載の樹脂モールド装置。
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