JP4872918B2 - 燃料電池スタックの流体通路構造 - Google Patents
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Description
発明者らの研究によれば、燃料電池スタックの外側に開口する内部マニホールドの端部に直交方向から流体を供給すると、内部マニホールドの上流部の横断面内に大きな圧力偏差が発生する。この圧力偏差のために、各燃料電池の流体通路への流体の供給流量が内部マニホールドの上流部では少なく、内部マニホールドの比較的下流の部分で多くなるという偏りが生じる。
一方、燃料電池スタックにおける流体分配の偏りの修正に関して、以下のような様々な提案がなされている。
すなわち、日本国特許庁が2002年に発行したJP2002−252021Aはマニホールドの内周から適宜の隙間を空けて円柱状の貫通体を配置し、マニホールドに流入した流体を円柱状の貫通体により整流した後スタックに供給することを提案している。日本国特許庁が2004年に発行したJP2004−259637Aは、マニホールドに整流板を備えた導入流路を接続することを提案している。JPH06−314570Aは、マニホールドと流体通路の間に多孔材を配置することにより流体を整流することを提案している。
この発明の目的は、したがって、流体の分配や流体の流出に偏りを生じさせない燃料電池スタックのマニホールドの構造を、簡易かつコンパクトな構造のもとで実現することである。
以上の目的を達成するために、この発明は、複数の燃料電池の積層体の内側に積層方向に形成された内部マニホールドと、内部マニホールドに流体を供給する外部流体通路とを備え、各燃料電池が内部マニホールドに直交方向から接続されるセル内流体通路を備え、外部流体通路が内部マニホールドの一端に直交方向から接続される燃料電池スタックの流体通路構造において、流体通路から内部マニホールドに流入する流体のエネルギーを用いて、内部マニホールド内に旋回流を生起するように流体通路を内部マニホールドに接続する接続部、を備えている。
この発明の詳細並びに他の特徴や利点は、明細書の以降の記載の中で説明されるとともに、添付された図面に示される。
FIG.2はFIG.1に類似するが外部マニホールドを外した状態を示す。
FIG.3はこの発明によるセパレータの正面図である。
FIG.4は燃料電池スタックの概略水平断面図である。
FIG.5はこの発明による外部マニホールドの正面図と垂直断面図の複合図である。
FIG.6は流線の交角αを説明するセパレータ要部の拡大正面図である。
FIG.7はFIG.5に類似するが、この発明の第2の実施例を示す。
FIG.8はFIG.6に類似するが、この発明の第3の実施例を示す。
FIG.9はこの発明の第3の実施例による外部流体通路と内部マニホールドとの接続部の概略構成図である。
FIG.10はFIG.6に類似するが、この発明の第4の実施例を示す。
FIG.11はFIG.9に類似するが、この発明の第4の実施例を示す。
FIG.12はFIG.9に類似するが、この発明の第5の実施例を示す。
FIG.13はこの発明の第5の実施例による渦流の発生を説明する、外部流体通路と内部マニホールドとの接続部の概略構成図である。
FIG.14は流線の交角αをゼロとした従来の流体通路構造によるセル内流体通路の流量に関して、発明者らが行ったシミュレーション結果を示すダイアグラムである。
FIG.15はこの発明による流体通路構造のセル内流体通路の流量に関して、発明者らが行ったシミュレーション結果を示すダイアグラムである。
FIG.16は流線の交差角αをゼロとした従来の流体通路構造を説明する、外部マニホールドの正面図と垂直断面図との複合図である。
FIGs.17Aと17Bは従来の流体通路構造における逆循環現象を説明する、燃料電池スタックの水平断面図と、内部マニホールド上流部の横断面内の流量分布を示すダイアグラムである。
FIGs.18Aと18Bはこの発明による流体通路構造のもとでの流体の流れの状況を説明する、燃料電池スタックの水平断面図と、内部マニホールド上流部の横断面図である。
FIG.19はこの発明による外部流体通路、接続部及び内部マニホールドの、流体の流れの状況を説明する透視状態の斜視図である。
一方の外部マニホールド4Aには余剰水分Fweを排出する余剰水分排出管6、酸化剤ガスFoを供給する酸化剤ガス供給管8,及び燃料ガスFhを供給する燃料ガス供給管10が接続される。もう一方の外部マニホールド4Bには水Fwを供給する水供給管5、酸化剤廃ガスFoeを排出する酸化剤廃ガス排出管7,及び燃料廃ガスFheを排出する燃料廃ガス排出管9が接続される。
FIG.2を参照すると、各スタック本体1の一方のエンドプレート2の一端には、一方の外部マニホールド4Aの余剰水分排出管6、酸化剤ガス供給管8、及び燃料ガス供給管10にそれぞれ連通する3項の内部マニホールド16が開口する。各スタック本体1のエンドプレート2のもう一端には、もう一方の外部マニホールド4Aの水供給管5、酸化剤廃ガス排出管7、及び燃料廃ガス排出管9にそれぞれ連通する3個の内部マニホールド16が開口する。このようにして、エンドプレート2の両端にはそれぞれ内部マニホールド16の開口部が垂直方向に3個ずつ並んだ状態で形成される。
これらの内部マニホールド16は外部マニホールド4A,4B内に流体別に形成したスペース20を介して対応する配管に接続される。
FIG.4を参照すると、各内部マニホールド16はスタック本体1を貫通して形成され、各内部マニホールド16の末端はスタック本体1を挟んで外部マニホールド4A,4Bと反対側に位置するエンドプレート2によって閉塞される。例えば酸化剤ガスFoの供給と、酸化剤廃ガスFoeの排出に関しては、酸化剤ガス供給管8から外部マニホールド4A内の酸化剤ガス用のスペース20に酸化剤ガスFoが供給される。この酸化剤ガスFoは酸化剤ガス用のスペース20から各スタック本体1の、図の上部に示される酸化剤ガス用の内部マニホールド16に分配される。
FIG.3を参照すると、この内部マニホールド16は各燃料電池のセパレータ14に形成されたセル内流体通路15の一端に連通する。セル内流体通路15のもう一端は、セパレータ14の反対側の端部を貫通する内部マニホールド16に直交方向から接続する。
各セパレータ14においては、したがって、酸化剤ガスFoが図の右上の内部マニホールド16からセル内流体通路15に分配され、セル内流体通路15において消費される。セル内流体通路15の残存する酸化剤ガスは酸化剤廃ガスFoeとして図の左下に開口する内部マニホールド16に排出される。
再びFIG.4を参照すると、酸化剤廃ガスFoeは図の下部に位置する内部マニホールド16から外部マニホールド4Bの酸化剤廃ガス用のスペース20に集められ、酸化剤廃ガス排出管7に排出される。
水Fwの供給と余剰水Fweの排出、燃料ガスFhの供給と燃料廃ガスFheの排出も、同様にスタック本体1に形成された専用の内部マニホールド16と、外部マニホールド4A,4Bに形成された専用のスペース20を介して行われる。
次にFIG.5を参照して、スペース20の形状を説明する。
外部マニホールド4Bに形成されるスペース20は、酸化剤ガス供給管8から流入する酸化剤ガスを一時的に貯留する容積部21と、容積部21個の酸化剤ガスをスタック本体1の酸化剤ガス用の各内部マニホールド16に分配する3本の外部流体通路22とからなる。
3本の外部流体通路22は、それぞれ内部マニホールド16の接続部16aに内部マニホールド16と直交する方向から接続される。この接続に際しては、外部流体通路22から内部マニホールド16に流入する酸化剤ガスが内部マニホールド16の内部に旋回流を生成するような接続構造が適用される。
この実施例では、FIG.6に示すように、内部マニホールド16を扁平な矩形断面とし、外部流体通路22をその中心線22dとセル内流体通路15の形成方向15dとが所定の交差角αをなすように斜め上方から内部マニホールド16に接続することで実現している。ここで、交差角αはゼロ度より大きく90度より小さい値である。
内部マニホールド16の内部に旋回流を形成するのは、次の理由による。
スタック本体1に供給される酸化剤ガスは内部マニホールド16に高速で流入する。流入速度は最高で毎秒50から100メートルにも達する。
外部流体通路22は内部マニホールド16と直交する方向から接続部16aに接続されるため、FIG.16に示すように外部流体通路22とセル内流体通路15の形成方向15dとの交差角αをゼロ度とすると、FIGs.17Aと17Bに示すように、高速で流入した酸化剤ガスの流れは、接続部16aにおいて流れの方向を90度変化させることで、曲がりの外側に大きく偏る結果、内部マニホールド16の上流部のスタック本体1よりの壁面から剥離してしまう。その結果、内部マニホールド16の上流部の横断面内に大きな圧力偏差が発生し、図に示すように低圧となるスタック本体1寄りの部分に下流の酸化剤ガスが逆流する逆循環現象が発生する。FIG.17Bは、内部マニホールド16の最上流に位置する燃料電池のセル内流体通路15の入口付近で切り取った、内部マニホールド16の横断面内の酸化剤ガスの速度分布を示す。
逆循環現象が発生するような状況では、内部マニホールド16の上流部に面したセル内流体通路15の入口部は、内部マニホールド16の下流部に面したセル内流体通路15の入口部より低圧となる。この圧力差のために、内部マニホールド16の上流部に面したセル内流体通路15への酸化剤ガスの供給量は他のセル内流体通路15より少なくなる。FIG.14はこうした状況のもとでの各燃料電池への酸化剤ガスの供給流量を比較した、発明者らのシミレーション結果を示す。図に示すように、スタック本体1を構成する各燃料電池間への酸化剤ガスの供給量に大きな偏りが生じている。
この発明による接続構造は、内部マニホールド16の内部に旋回流を生成することで、内部マニホールド16の横断面内における圧力偏差を少なくし、酸化剤ガスの流れの剥離や逆循環現象が生じないようにする。内部マニホールド16の内部に旋回流を生成することを、別の言葉で表せば、内部マニホールド16の酸化剤ガスの流れに横断方向の速度成分を持たせることである。
FIGs.18Aと18B及びFIG.19は、内部マニホールド16を扁平な矩形断面とし、外部流体通路22を所定の交差角αで内部マニホールド16に接続した場合の、外部流体通路22から接続部16aを介して内部マニホールド16に至る酸化剤ガスの流れの様相を示す。これらは、発明者らのシミュレーションによる。
FIG.18BとFIG.19に示すように、この構成のもとでは、接続部16a及び内部マニホールド16の上流部の横断面内に、2方向の旋回流が形成される。その結果、横断面内の圧力偏差が解消される。ただし、接続部16aが形成する旋回流の形成風向は2方向でなく、1方向でも良い。
この接続構造のもとで、内部マニホールド16の内部に旋回流を生成すると、内部マニホールド16の横断面内の圧力偏差が小さくなり、各セル内流体通路15の入口部の圧力が小さくなる。その結果、FIG.15に示すように、スタック本体1を構成する各燃料電池への酸化剤ガスの供給量が均一化され、スタック本体1の発電効率を向上させることができる。
以上は、酸化剤ガスの供給に関して説明したが、この発明は燃料ガスや水の供給に関しても、同様の接続構造を適用することで好ましい効果が得られる。その場合には、外部マニホールド4A,4B内に各流体専用のスペース20を個別に形成し、スペース20同士が干渉しないように配置する。
以上の実施例では、3つの接続部16aのすべてにおいて交差角αを同一としているが、これらは必ずしも同一でなくとも良い。好ましい交差角αの値は、流体の種類や速度、外部流体通路22と内部マニホールド16の形状と寸法などによって異なる。
旋回流を形成する接続構造については、上記の交差角αの設定に限らず、さまざまな構成が可能である。
FIGs.7−13を参照して、接続構造についてのバリエーションを、この発明の異なる実施例として説明する。
FIG.7を参照すると、この発明の第2の実施例による接続構造では、外部流体通路22を斜め下方から接続部16aに接続することで交差角αを確保している。
FIGs.8と9を参照すると、この発明の第3の実施例による接続構造では、第2の実施例と同様に外部流体通路22を斜め下方から交差角αのもとで接続部16aに接続するが、接続位置がFIG.7の実施例と異なる。第2の実施例においては、外部流体通路22は扁平な矩形断面の接続部16aの底部に開口しているのに対して、この実施例では同様の形状の接続部16aの側面に外部流体通路22が開口する。開口部16aの横の寸法をa、縦の寸法をb、外部流体通路22の通路幅をcとすると、a>cかつa>bとなるように開口部16aと外部流体通路22の寸法を設定する。
FIGs.10と11を参照すると、この発明の第4の実施例による接続構造では、接続部16aを縦長の矩形断面に形成し、接続部16aの側面に斜め下方から外部流体通路22を接続する。内部マニホールド16の横断面も縦長の矩形断面とする。開口部16aの横の寸法をa、縦の寸法をb、外部流体通路22の通路幅をcとすると、b>cかつb>aとなるように開口部16aと外部流体通路22の寸法を設定する。
FIGs.12と13を参照すると、この発明の第5の実施例による接続構造では、扁平な矩形断面の接続部16aの偶部に側面に斜め下方から外部流体通路22を接続し、外部流体通路22の中心線が接続部16aの中心16cを通るようにする。この接続構造においても、第1の実施例と同様、FIG.13に示すように、接続部16a及び内部マニホールド16の上流部の横断面内に、2方向の旋回流が形成される。
発明者らのシミュレーションによれば、以上のいずれの実施例による接続構造においても、内部マニホールド16に旋回流を形成することができる。
2005年10月27日を出願日とする日本国における特願2005−312999号、の内容をここに引用により合体する。
以上のように、この発明をいくつかの特定の実施例を通じて説明して来たが、この発明は上記の各実施例に限定されるものではない。当業者にとっては、クレームの技術範囲でこれらの実施例にさよざまな修正あるいは変更を加えることが可能である。
例えば、以上の各実施例はいずれも所定の交差角αのもとで、外部流体通路22を接続部16aに接続しているが、内部マニホールド16の内部に旋回流を生成する接続構造として交差角αは不可欠の構造要件ではない。FIG.16の従来技術と同様に交差角αがゼロ度の場合であっても、例えば接続部16aの横断面を正方形に形成し、横断面の中心線からオフセットした位置で外部流体通路22を接続部16aに接続することにより、接続部16a並びに内部マニホールド16内に旋回流を形成することが可能である。
外部流体通路22と内部マニホールド16との接続構造はしたがって、流体力学的に内部マニホールド16内に旋回流を生起し得るいかなる構造であっても良い。
Claims (10)
- 複数の燃料電池の積層体の内側に積層方向に形成された内部マニホールド、各燃料電池は内部マニホールドに直交方向から接続されるセル内流体通路を備える、と、内部マニホールドに流体を供給する外部流体通路、外部流体通路は内部マニホールドの一端に直交方向から接続される、とを備えた燃料電池スタックの流体通路構造において:
外部流体通路から内部マニホールドに流入する流体のエネルギーを用いて、内部マニホールド内に旋回流を生起するように外部流体通路を内部マニホールドに接続する接続部、を備えたことを特徴とする燃料電池スタックの流体通路構造。 - 請求の範囲第1項の燃料電池スタックの流体通路構造において、接続部は内部マニホールドの横断面内に旋回流を形成することで、内部マニホールドの壁面からの流体の剥離を阻止するように構成される。
- 請求の範囲第1項の燃料電池スタックの流体通路構造において、接続部は内部マニホールド内の流体の流れに逆循環現象が起こるのを阻止するように構成される。
- 請求の範囲第1項の燃料電池スタックの流体通路構造において、接続部は内部マニホールドの流体の流れに、内部マニホールドの横断方向の速度成分を持たせるように構成される。
- 請求の範囲第1項から第4項のいずれかの燃料電池スタックの流体通路構造において、接続部は、セル内流体通路の形成方向と外部流体通路とが内部マニホールドの中心軸方向から眺めた状態で所定の交差角をなすように、外部流体通路を内部マニホールドに接続するように構成される。
- 請求の範囲第1項から第4項のいずれかの燃料電池スタックの流体通路構造において、接続部は、内部マニホールドの横断面の中心線からオフセットした位置で、外部流体通路を内部マニホールドに接続するように構成される。
- 請求の範囲第1項から第4項のいずれかの燃料電池スタックの流体通路構造において、内部マニホールドの横断面は扁平な矩形断面に形成される。
- 請求の範囲第1項から第4項のいずれかの燃料電池スタックの流体通路構造において、内部マニホールドの横断面は縦長の矩形断面に形成される。
- 請求の範囲第1項から第4項のいずれかの燃料電池スタックの流体通路構造において、接続部は、内部マニホールド内に方向の異なるふたつの旋回流を形成するように構成される。
- 請求の範囲第1項から第4項のいずれかの燃料電池スタックの流体通路構造において、燃料電池スタックは複数の積層体と、複数の積層体の外側に形成された外部マニホールドとを備え、外部流体通路は外部マニホールド内に形成された流体の貯留スペースと各積層体の内部マニホールドとを接続する、外部マニホールド内に形成された分岐通路で構成される。
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