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JP4868862B2 - 画像診断装置、医用システムおよびプロトコル管理方法 - Google Patents

画像診断装置、医用システムおよびプロトコル管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、スキャンプランやプロトコルに対する変更や修正等の履歴を管理することが可能な画像診断装置、医用システムおよびプロトコル管理方法に関する。
画像診断装置の1つとしてMRI(Magnetic resonance imaging)装置がある。MRI装置は、撮影条件を規定するシーケンスによって定義されたスキャンプランやプロトコルにより制御される。MRI装置におけるシーケンスの種類は、全部でおよそ3000種類にのぼる。さらに、単一のシーケンスを設定するためのパラメータは80項目程度である。
そして、これらのシーケンスを組み合わせることで、検査目的に対応したPASが作成される。作成されたPASは、通常、検査目的や検査対象によって分類され、MRI装置内の記憶装置に格納されて保存される。
また、このようなMRI装置のプロトコルを定義するシーケンスのパラメータを設定する方法やシステムが考案されている(例えば特許文献1参照)。
この技術では、検査種毎、撮影種毎、処理種毎に操作者が設定可能なパラメータ群が定義され、さらに各設定可能なパラメータの設定可能範囲が限定される。そして、所定の撮影種等を選択した場合に、選択された撮影種等に対応するパラメータ群のみが、制御可能な形態にて提供される。
特開2003−225222号公報
しかしながら、従来のMRI装置において、操作者が関与することなく他の操作者が不作為にパラメータを変更した場合に、本来の操作者はパラメータが変更されたことを知る手段がないという問題がある。しかも、3000種類程も存在するシーケンス内の80項目にものぼるパラメータがについての情報量(3000シーケンス×80パラメータの情報量)は膨大であり、仮にパラメータが変更されたということが判明したとしても、どのシーケンスのどのパラメータを変更したのかを簡易に見つけ出すことが困難である。
そこで、シーケンスの変更内容とともに変更した操作者や変更日時といった変更情報を取得して管理することが望まれる。更には、この変更情報を基にシーケンスのパラメータを変更前のパラメータに戻せるようにできれば操作者の利便性の向上が期待できる。
そして、このような問題や問題解決に対する要求は、MRI装置のみならず、X線CT(computed tomography)装置等の画像診断装置やHIS(hospital information system)等の医用システムにも共通のものである。
本発明はかかる従来の事情に対処するためになされたものであり、スキャンプランやプロトコルに対する変更や修正等の履歴を管理することが可能な画像診断装置、医用システムおよびプロトコル管理方法を提供することを目的とする。
本発明にかかる画像診断装置は、上述の目的を達成するために、請求項1に記載したように、プロトコルに関する複数の変更履歴をプロトコル変更履歴データとして記録するプロトコル変更履歴記録部と、前記プロトコル変更履歴データに基づいて指定されたプロトコルに関する変更をプロトコル変更情報として検知するプロトコル変更情報検知部と、前記プロトコル変更情報を表示するプロトコル変更情報表示部と、を有し、前記プロトコル変更情報検知部は、ユーザが前回ログインした時期以降のプロトコル変更履歴データから前記プロトコル変更情報を検知するように構成される、ことを特徴とする。
また、本発明にかかる画像診断装置は、上述の目的を達成するために、請求項に記載したように、プロトコル変更履歴データを保存するプロトコル変更履歴データ記憶部と、指定されたプロトコルに使用される特定のパラメータの変更をプロトコル変更情報として前記プロトコル変更履歴データから検知するプロトコル変更情報検知部と、前記プロトコル変更情報を表示するプロトコル変更情報表示部と、前記選択されたプロトコルの利用日をユーザの識別情報に関連付けることによりプロトコル利用日情報を作成するプロトコル種別確認部と、前記プロトコル利用日情報を保存するプロトコル利用日記憶部とを設け、前記プロトコル変更情報検知部は、前記プロトコル変更情報の表示要求を行っているユーザの識別情報に対応する前記指定されたプロトコルについての対応するプロトコル利用日情報を前記プロトコル利用日記憶部から取得し、取得した前記対応するプロトコル利用日情報および前記プロトコル変更履歴データから前記プロトコル変更情報を検知するように構成される、ことを特徴とする。
また、本発明にかかる画像診断装置は、上述の目的を達成するために、請求項に記載したように、プロトコル変更履歴データを保存するプロトコル変更履歴データ記憶部と、指定されたプロトコルに使用される特定のパラメータの変更をプロトコル変更情報として前記プロトコル変更履歴データから検知するプロトコル変更情報検知部と、前記プロトコル変更情報を表示するプロトコル変更情報表示部と、前記選択されたプロトコルの利用日をユーザの識別情報に関連付けることによりプロトコル利用日情報を作成するプロトコル種別確認部と、前記プロトコル利用日情報を保存するプロトコル利用日記憶部とを設け、前記プロトコル変更情報検知部は、前記プロトコル変更情報の表示要求を行っているユーザの識別情報に対応する前記指定されたプロトコルについてのプロトコル利用日情報を前記プロトコル利用日記憶部から取得し、取得した前記プロトコル利用日情報および前記プロトコル変更履歴データから前記ユーザの利用実績があるプロトコルについてのプロトコル変更情報を検知するように構成される、ことを特徴とする。
また、本発明に係る医用システムは、上述の目的を達成するために、請求項に記載したように、病院側に設けられ、前記病院側の画像診断装置から前記画像診断装置のプロトコルに関する変更履歴を示すプロトコル変更履歴データを取得するデータ取得部と、前記病院側に設けられ、前記データ取得部により取得された前記プロトコル変更履歴データをセンタ側に転送するデータ転送部と、前記センタ側に設けられ、前記データ転送部から転送された前記プロトコル変更履歴データを受信するデータ受付部と、前記センタ側に設けられ、前記データ受付部により受信された前記プロトコル変更履歴データを格納するプロトコル変更履歴データベースと、前記センタ側に設けられ、前記プロトコル変更履歴データベースに保存された前記プロトコル変更履歴データに基づいて、指定されたプロトコルに関する変更をプロトコル変更情報として検知する変更情報検知部と、前記センタ側に設けられ、前記プロトコル変更情報を用いてレポートを作成し、作成した前記レポートを前記病院側に送信するレポート作成部と、前記病院側に設けられ、前記レポート作成部から送信された前記レポートを受信する病院側クライアントとを有するものである。
また、本発明に係る医用システムは、上述の目的を達成するために、請求項に記載したように、センタ側に設けられ、病院側に設けられた画像診断装置のプロトコルに関する変更履歴を示すプロトコル変更履歴データを前記病院側からネットワークを介して受信するデータ受付部と、前記センタ側に設けられ、前記データ受付部により受信された前記プロトコル変更履歴データを格納するプロトコル変更履歴データベースと、前記センタ側に設けられ、前記プロトコル変更履歴データベースに保存された前記プロトコル変更履歴データに基づいて、指定されたプロトコルに関する変更をプロトコル変更情報として検知する変更情報検知部と、前記センタ側に設けられ、前記プロトコル変更情報を用いてレポートを作成し、作成した前記レポートを前記病院側に送信するレポート作成部とを有するものである。
また、本発明に係るプロトコル管理方法は、上述の目的を達成するために、請求項12に記載したように、病院側において、前記病院側の画像診断装置から前記画像診断装置のプロトコルに関する変更履歴を示すプロトコル変更履歴データを取得するステップと、前記病院側から前記プロトコル変更履歴データをセンタ側に転送するステップと、前記センタ側において、前記プロトコル変更履歴データを受信するステップと、前記センタ側において、受信した前記プロトコル変更履歴データを保存するステップと、前記センタ側において、保存された前記プロトコル変更履歴データに基づいて、指定されたプロトコルに関する変更をプロトコル変更情報として検知するステップと、前記センタ側において、前記プロトコル変更情報を用いてレポートを作成し、作成した前記レポートを前記病院側に送信するステップと、前記病院側において、前記レポートを受信するステップとを有するものである。
また、本発明に係るプロトコル管理方法は、上述の目的を達成するために、請求項13に記載したように、センタ側において、病院側に設けられた画像診断装置のプロトコルに関する変更履歴を示すプロトコル変更履歴データを前記病院側からネットワークを介して受信するステップと、前記センタ側において、受信した前記プロトコル変更履歴データを保存するステップと、前記センタ側において、保存された前記プロトコル変更履歴データに基づいて、指定されたプロトコルに関する変更をプロトコル変更情報として検知するステップと、前記センタ側において、前記プロトコル変更情報を用いてレポートを作成し、作成した前記レポートを前記病院側に送信するステップとを有するものである。
本発明に係る画像診断装置、医用システムおよびプロトコル管理方法においては、スキャンプランやプロトコルに対する変更や修正等の履歴を管理することができる。
本発明に係る画像診断装置、医用システムおよびプロトコル管理方法の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る画像診断装置の第1の実施形態を示す機能ブロック図である。
画像診断装置1には、プロトコル変更履歴管理システム2が搭載される。また、画像診断装置1には、GUI(Graphical User Interface)技術により構築されたユーザインターフェース3が備えられる。
プロトコル変更履歴管理システム2を搭載する画像診断装置1としては、超音波診断装置、X線CT装置、X線診断装置、核医学診断装置およびMRI装置等の画像診断装置1とすることが可能であるが、ここではMRI装置を例に説明する。また、画像診断装置1に限らず、HIS,RIS(radiology information system)、PACS(picture archiving and communication system)、病院外とのネットワークを利用したASP(Application Service Provider)システム等の医用システムにプロトコル変更履歴管理システム2を搭載することもできる。
尚、プロトコル変更履歴管理システム2を搭載する対象が医用システムである場合と画像診断装置1である場合との実質的な相違点は、データをネットワークを介して送受信するか否かであり、実現方法は同等である。
また、画像診断装置1には、プロトコルデータ記憶部4、ユーザID入力部5、ユーザID認知部6、プロトコル選択部7、プロトコルパラメータ抽出部8、プロトコルパラメータ表示部9、プロトコルパラメータ変更情報入力部10、プロトコルパラメータ記録部11、日時データ管理部12が備えられる。そして、これらの構成要素により画像診断装置1に保存されたプロトコルのパラメータを変更させることができるように構成される。
さらに、プロトコル変更履歴管理システム2は、プロトコル変更履歴データ記憶部13、プロトコルパラメータ変更履歴記録部14およびプロトコルパラメータ保持部15を有する。そして、これらの構成要素によりプロトコル変更履歴管理システム2には、プロトコルパラメータの変更履歴の保存機能が備えられる。
また、ユーザID入力部5、プロトコルパラメータ変更情報入力部10、プロトコルパラメータ表示部9、プロトコル選択部7はユーザインターフェース3を形成している。
プロトコルデータ記憶部4には、予め画像診断装置1で使用可能な各プロトコルが保存される。各プロトコルには、プロトコルの識別情報であるプロトコルID、PAS名、シーケンス名、パラメータ名、各パラメータのデータ値が含められる。
ユーザID入力部5は、ユーザIDおよびパスワードの入力を受けて、入力されたユーザIDおよびパスワードをユーザID認知部6に与えるユーザインターフェース3である。
ユーザID認知部6は、ユーザID入力部5から受けたユーザIDおよびパスワードに基づいてユーザの権限を決定する機能と、決定したユーザの権限をプロトコルパラメータ抽出部8に与える一方、ユーザID等のユーザ識別情報をプロトコルパラメータ変更履歴記録部14に与える機能とを有する。
プロトコル選択部7は、表示対象あるいは変更対象となるプロトコルの抽出要求を受けて、入力されたプロトコルの抽出要求をプロトコルパラメータ抽出部8に与えるユーザインターフェース3である。
プロトコルパラメータ抽出部8は、プロトコル選択部7から受けたプロトコルの抽出要求に従って、プロトコルデータ記憶部4から要求されたプロトコルを抽出する機能と、抽出したプロトコルをプロトコルパラメータ表示部9およびプロトコルパラメータ保持部15に与える機能とを有する。また、プロトコルパラメータ抽出部8がプロトコルを抽出する際には、ユーザID認知部6から受けたユーザの権限が参照され、要求されているプロトコルへのアクセス権限の有無が確認される。
プロトコルパラメータ表示部9は、プロトコルパラメータ抽出部8から受けたプロトコルのパラメータを表示させるユーザインターフェース3である。
プロトコルパラメータ保持部15は、プロトコルパラメータ抽出部8から受けたプロトコルを保持する機能と、保持したプロトコルをプロトコルパラメータ変更履歴記録部14に与える機能とを有する。
プロトコルパラメータ変更情報入力部10は、プロトコルパラメータ表示部9に表示されたプロトコルのパラメータに対する変更情報の入力を受けて、入力されたプロトコルのパラメータに対する変更情報をプロトコルパラメータ記録部11に与えるユーザインターフェース3である。
プロトコルパラメータ記録部11は、プロトコルパラメータ変更情報入力部10から受けたプロトコルのパラメータに対する変更情報に従って、新たなパラメータにより定義されるプロトコルを作成し、作成した変更後のプロトコルをプロトコルデータ記憶部4に書き込むことによりプロトコルを更新させる機能と、変更後のプロトコルをプロトコルデータ記憶部4に書き込んだ旨の保存完了通知をプロトコルパラメータ変更履歴記録部14に与える機能とを有する。
日時データ管理部12は、日時(日付や時間)を管理し、所要のある時点、例えばプロトコルパラメータ変更履歴記録部14から日時情報の要求を受けた時点における日時をプロトコルパラメータ変更履歴記録部14に通知する機能を有する。
プロトコルパラメータ変更履歴記録部14は、プロトコルデータ記憶部4に保存されている更新後におけるプロトコルとプロトコルパラメータ保持部15に一時的に格納されている更新前におけるプロトコルとを読み込んで比較することにより、プロトコルのうち変更されたパラメータを検出する機能と、検出した結果に基づいてプロトコル変更履歴データを作成する機能とを有する。
このプロトコル変更履歴データには、プロトコルの変更の有無、変更されたプロトコルの名称、変更されたプロトコルの識別情報、変更された前記プロトコルを構成するシーケンスの名称、変更されたパラメータの名称、変更されたパラメータの変更前後におけるデータ値、プロトコルのパラメータを変更した日時情報、プロトコルのパラメータを変更したユーザの名称、プロトコルのパラメータを変更したユーザの識別情報およびパラメータの変更理由等の情報のうち必要な情報を含めることができる。すなわち、プロトコルパラメータ変更履歴記録部14は、パラメータの変更前後における値に任意の情報を付加することによりプロトコル変更履歴データを作成する機能を有する。
そのために、プロトコルパラメータ変更履歴記録部14には、日時データ管理部12に日時情報の要求を行って、所定の時点における日時を取得する機能が設けられる。また、パラメータを変更したユーザのユーザIDは、ユーザID認知部6から取得することができる。また、パラメータの変更理由を図示しない入力装置から受け取って、プロトコル変更履歴データに含めるようにすることもできる。
さらに、プロトコルパラメータ変更履歴記録部14は、作成したプロトコル変更履歴データをプロトコル変更履歴データ記憶部13に書き込む機能を有する。
このため、プロトコル変更履歴データ記憶部13には、プロトコルパラメータ変更履歴記録部14により作成されたプロトコル変更履歴データが保存される。
次に画像診断装置1の作用について説明する。
図2は、図1に示す画像診断装置1によりプロトコル変更履歴を保存する際の流れを示すフローチャートであり、図中Sに数字を付した符号はフローチャートの各ステップを示す。
まずステップS1において、ユーザID入力部5にユーザのユーザIDおよびパスワードが入力されると、入力されたユーザIDおよびパスワードは、ユーザID認知部6に与えられる。ユーザID認知部6は、入力されたユーザIDおよびパスワードにより、ユーザの権限を決定する。すなわちアクセス可能なプロトコルの範囲や、ユーザID毎に設定されている閲覧権限や登録修正権限等の権限が決定される。さらに、ユーザID認知部6は決定したユーザの権限をプロトコルパラメータ抽出部8に通知し、入力されたユーザIDをプロトコルパラメータ変更履歴記録部14に与える。
そして、プロトコルへのアクセス権限がユーザに認められると、ユーザは、プロトコル選択画面を表示させて単一あるいは複数の任意のプロトコルを選択することができるようになる。
次に、ステップS2において、プロトコル選択画面が表示され、ユーザが表示されたプロトコル選択画面を参照しつつ、プロトコル選択部7に表示対象あるいは変更対象となるプロトコルの抽出要求を入力する。プロトコルの抽出要求は、プロトコルの識別情報であるプロトコルID、PAS名、シーケンス名等の情報を用いることができる。
そうすると、入力されたプロトコルの抽出要求がプロトコルパラメータ抽出部8に与えられる。プロトコルパラメータ抽出部8は、ユーザID認知部6から受けたユーザ権限を参照し、要求されたプロトコルへのアクセス権限がある場合には、プロトコルデータ記憶部4から要求された既存のプロトコルを抽出する。
そして、抽出されたプロトコルはプロトコルパラメータ表示部9およびプロトコルパラメータ保持部15に与えられる。この結果、ユーザインターフェース3上のプロトコルパラメータ表示部9により、選択されたプロトコルが表示される。また、一方で、プロトコルパラメータ抽出部8により抽出された既存のプロトコルは、プロトコルパラメータ保持部15に一時的に格納される。
次に、ステップS3において、プロトコルパラメータ表示部9に表示されたプロトコルのパラメータが変更される。すなわち、ユーザはプロトコルパラメータ表示部9に表示されたプロトコルを参照しつつ、プロトコルパラメータ変更情報入力部10にプロトコルのパラメータに対する変更情報を入力する。このため、プロトコルパラメータ変更情報入力部10は、入力されたプロトコルのパラメータに対する変更情報をプロトコルパラメータ記録部11に与え、プロトコルパラメータ記録部11は、プロトコルのパラメータに対する変更情報に従って、新たなパラメータにより定義されるプロトコルを作成する。そして、作成された変更後のプロトコルは、プロトコルデータ記憶部4に書き込まれて保存される。この結果、プロトコルデータ記憶部4に保存されていた既存のプロトコルは更新される。
また、このとき、プロトコルパラメータ記録部11は、プロトコルデータ記憶部4に保存されていた既存のプロトコルの更新が完了した旨の保存完了通知をプロトコルパラメータ変更履歴記録部14に与える。
次に、ステップS4において、プロトコルパラメータ変更履歴記録部14は、プロトコルデータ記憶部4に保存されている更新後におけるプロトコルとプロトコルパラメータ保持部15に一時的に格納されている更新前におけるプロトコルとを読み込んで比較する。そして、プロトコルパラメータ変更履歴記録部14は、プロトコルのうち変更されたパラメータを検出し、検出したパラメータの変更前後における値にパラメータを変更したユーザのユーザID、変更日付、変更時間等の情報を付加したプロトコル変更履歴データを作成する。
このとき、ユーザID、変更日付、変更時間等の付随情報は、日時データ管理部12やユーザID認知部6からプロトコルパラメータ変更履歴記録部14に与えられる。さらに、作成されたプロトコル変更履歴データは、プロトコルパラメータ変更履歴記録部14によりプロトコル変更履歴データ記憶部13に書き込まれて保存される。
図3は、図1に示す画像診断装置1のプロトコル変更履歴データ記憶部13に保存されるプロトコル変更履歴データの一例を示す図である。
図3に示すようにプロトコル変更履歴データは、例えばパラメータの変更日時(Date&Time)、パラメータを変更したユーザのユーザID、変更されたパラメータを含むプロトコルのプロトコルID、PAS名およびシーケンス(Sequence)名、パラメータ(Parameter)名、変更前におけるパラメータのデータ値(Data old)、変更後におけるパラメータのデータ値(Data new)を構成要素とし、時系列に記録されて保存される。
このため、以上のような画像診断装置1によれば、プロトコルのパラメータが変更された場合に、変更したユーザの識別情報や変更日時とともに変更前後におけるパラメータのデータ値をプロトコル変更履歴データとして記録し、管理することができる。このため、プロトコル変更履歴データを参照用に用いれば、多数のプロトコルおよびパラメータを有する画像診断装置1において、一部のパラメータが変更されたとしても容易に変更箇所および変更内容を確認することができる。
図4は本発明に係る画像診断装置の第2の実施形態を示す機能ブロック図である。
図4に示された、画像診断装置1Aでは、プロトコル変更履歴データ記憶部13に保存されたプロトコル変更履歴データやその他の必要な情報に基づいて、ユーザが指定する特定の情報に関する変更内容を検知し、検知結果を表示できるようにした点が図1に示す画像診断装置1と相違する。他の構成および作用については図1に示す画像診断装置1と実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。また、プロトコル変更履歴データの保存に至るまでの処理に関する構成要素についての図示も省略する。
画像診断装置1Aのプロトコル変更履歴管理システム2Aには、プロトコル変更履歴データ記憶部13の他、プロトコル種別確認部20、プロトコル利用日記憶部21、変更情報表示要求部22、プロトコル変更情報検知部23および変更情報表示部24が設けられる。そして、これらの構成要素によりプロトコル変更履歴管理システム2Aには、プロトコル変更履歴データに基づいて、ユーザが指定する特定の情報に関する変更内容を検知し、検知結果を表示する機能が備えられる。
プロトコル種別確認部20は、日時データ管理部12から受けた日時情報、ユーザID認知部6から受けたユーザIDおよびプロトコルパラメータ抽出部8から受けたプロトコルから、ユーザがプロトコルを表示させた日時をユーザIDおよびプロトコルの識別情報に関連付けて、プロトコル利用日情報を作成する機能と、作成したプロトコル利用日情報をプロトコル利用日記憶部21に書き込む機能とを有する。
このため、プロトコル利用日記憶部21には、プロトコル種別確認部20により作成されたプロトコル利用日情報が保存される。
変更情報表示要求部22は、プロトコル変更情報の表示要求を受けて、入力されたプロトコル変更情報の表示要求をプロトコル変更情報検知部23に与えるユーザインターフェース3である。
表示対象となるプロトコル変更情報としては、プロトコル自体の変更、あるプロトコルについての過去における特定のパラメータの変更、プロトコルやパラメータの変更日時および変更したユーザの識別情報、変更の目的やタイプが挙げられる。プロトコルの変更の目的としては、例えば画質に係わる変更、撮影時間に係わる変更、撮影手技に係わる変更等の変更が挙げられる。
プロトコル変更情報検知部23は、変更情報表示要求部22からプロトコル変更情報の表示要求を受けた場合に、プロトコル変更履歴データ記憶部13に保存されているプロトコル変更履歴データやプロトコル利用日記憶部21に保存されているプロトコル利用日情報を検索し、対応するプロトコル変更情報を検知する機能と、検知したプロトコル変更情報を変更情報表示部24に与える機能とを有する。また、必要に応じて、プロトコル変更情報検知部23は、日時データ管理部12から任意の時点における日時情報を取得できるように構成される。
具体的には、例えば表示すべきプロトコル変更情報が特定のパラメータの変更、変更日時あるいは変更したユーザの識別情報である場合には、プロトコル変更情報検知部23が、表示要求されている特定のパラメータについてのプロトコル変更履歴データがプロトコル変更履歴データ記憶部13に保存されているか否かの検索を行う。また、変更されたパラメータの表示要求を行っているユーザのユーザIDをユーザID認知部6から取得し、取得したユーザIDの当該プロトコルについてのプロトコル利用日情報をプロトコル利用日記憶部21から取得する。そして、プロトコル変更履歴データとプロトコル利用日情報とを参照して予め定められた所望の条件を満たす場合に、パラメータが変更された旨のプロトコル変更情報を検知することができる。
また、表示すべきプロトコル変更情報が、特定の変更のタイプ(画質、撮影時間、撮影手技等)に係わるパラメータの変更である場合には、上記の検索に加え、予め変更のタイプとパラメータの種類を関連付けたテーブルをプロトコル変更情報検知部23が参照し、変更されたパラメータが特定の変更のタイプに係わるものである場合に、プロトコル変更情報を検知することができる。
さらに、表示すべきプロトコル変更情報が、プロトコル自体の変更である場合には、プロトコル利用日記憶部21に保存されているプロトコル利用日情報を検索し、対応するユーザのプロトコル利用日情報からプロトコル変更情報としてプロトコルの変更を検知することができる。
尚、プロトコル変更履歴データの検索範囲の決定方法は、後述するようにユーザのプロトコルの利用実績に基づく方法の他、ある期間を指定し、指定された期間のプロトコル変更履歴データを検索範囲とする方法や、ユーザが前回ログインした日時以降のプロトコル変更履歴データを検索範囲とする方法が挙げられる。検索範囲の指定は、変更情報表示要求部22から行うことができる。プロトコルの利用実績については、プロトコル利用日記憶部21に保存されたプロトコル利用日情報から得ることができる。また、検索に必要な日時情報は、日時データ管理部12から取得することができる。
このように、プロトコル変更履歴管理システム2Aでは、プロトコル変更情報の検知を、ユーザの指定により動的に行うことができる。そして、プロトコル変更情報を動的に検知できるようにすることで、プロトコル変更情報の表示機能によってユーザの利便性が阻害されないようにすることができる。例えば、単に全てのパラメータの変更履歴をプロトコル変更情報として表示するのみでは、表示される情報が煩雑となりユーザの利便性が損なわれる恐れがある。これに対し、プロトコル変更履歴管理システム2Aでは、表示させるプロトコル変更情報の条件をユーザが任意に指定できるため、必要な変更情報のみを抽出して表示させることが可能となる。
変更情報表示部24は、プロトコル変更情報検知部23から受けたプロトコル変更情報を表示させるユーザインターフェース3である。
尚、変更情報表示部24とプロトコルパラメータ表示部9とによりパラメータが変更されたプロトコルとパラメータが変更されていないプロトコルの双方をリスト状に表示するようにし、変更情報表示部24がプロトコル変更情報検知部23から受けたプロトコル変更情報に基づいて、変更されたプロトコルおよび変更されたパラメータの一方あるいは双方の色彩や字体等の表示形式を変更されていないプロトコルおよびパラメータの表示形式と異なるものとすることにより、変更されたプロトコルおよび変更されたパラメータの一方あるいは双方を識別可能に表示させることもできる。
次に画像診断装置1Aの作用について説明する。尚、ここでは、表示すべきプロトコル変更情報が特定のパラメータの変更である場合を例に説明する。
図5は、図4に示す画像診断装置1Aによりプロトコル変更履歴データ記憶部13に保存されたプロトコル変更履歴データに基づいて、変更された特定のパラメータをプロトコル変更情報として表示させる際の流れを示すフローチャートであり、図中Sに数字を付した符号はフローチャートの各ステップを示す。
まずステップS11において、ユーザID入力部5にユーザのユーザIDおよびパスワードが入力され、ユーザID認知部6によりユーザの権限の決定が行われる。そして、ユーザの権限はプロトコルパラメータ抽出部8に通知され、プロトコル種別確認部20にユーザIDが与えられる。
そして、プロトコルへのアクセス権限がユーザに認められると、ユーザは、プロトコル選択画面を表示させて単一あるいは複数の任意のプロトコルを選択することができるようになる。
次に、ステップS12において、プロトコル選択画面が表示され、ユーザが表示されたプロトコル選択画面を参照しつつ、プロトコル選択部7に表示対象となるプロトコルの抽出要求を入力すると、入力されたプロトコルの抽出要求がプロトコルパラメータ抽出部8に与えられる。プロトコルパラメータ抽出部8は、ユーザID認知部6から受けたユーザ権限を参照し、要求されたプロトコルへのアクセス権限がある場合には、プロトコルデータ記憶部4から要求された既存のプロトコルを抽出してプロトコルパラメータ表示部9およびプロトコル種別確認部20に与える。この結果、ユーザインターフェース3上のプロトコルパラメータ表示部9により、選択されたプロトコルが表示される。
また、一方で、プロトコル種別確認部20は、日時データ管理部12から受けた日時情報、ユーザID認知部6から受けたユーザIDおよびプロトコルパラメータ抽出部8から受けたプロトコルから、ユーザがプロトコルを表示させた日時をユーザIDおよびプロトコルの識別情報に関連付けて、プロトコル利用日情報を作成し、作成したプロトコル利用日情報をプロトコル利用日記憶部21に書き込んで保存させる。
この結果、プロトコル利用日記憶部21には、プロトコルが選択されて表示される都度、プロトコル利用日情報が書き込まれる。そして、過去にアクセスされて表示されたプロトコルごとの利用日データがユーザID別に時系列に蓄積されて記録される。
図6は、図4に示す画像診断装置1Aのプロトコル利用日記憶部21に記録されたプロトコル利用日情報の一例を示す図である。
図6に示すように、プロトコル利用日情報は例えばユーザIDごとにテーブルを持ち、各ユーザがアクセスしたプロトコルのPAS名とアクセスした利用日とが記録されている。また、アクセスしていないプロトコルについても、例えば、「No Access」とされてアクセスされていない旨の情報が記録されている。
次に、ステップS13において、所望のプロトコルについての変更パラメータの表示要求が変更情報表示要求部22を介してプロトコル変更情報検知部23に与えられると、ステップS14において、変更パラメータの表示要求がなされているパラメータについてのプロトコル変更履歴データがプロトコル変更履歴データ記憶部13に保存されているか否かの検索を行う。
次に、ステップS15において、変更パラメータの表示要求がなされているパラメータについてのプロトコル変更履歴データがプロトコル変更履歴データ記憶部13に保存されていないと判定された場合には、ステップS16において、プロトコル変更情報検知部23が変更情報表示部24にNull情報を与える。この結果、プロトコル変更情報は表示されない。
一方、ステップS15において、変更パラメータの表示要求がなされているパラメータについてのプロトコル変更履歴データがプロトコル変更履歴データ記憶部13に保存されている場合には、ステップS17において、該当するプロトコル変更履歴データがプロトコル変更情報検知部23に読み込まれて取得される。また、併せて、プロトコル変更情報検知部23は、変更パラメータの表示要求を行っているユーザのユーザIDをユーザID認知部6から取得し、取得したユーザIDの当該プロトコルについてのプロトコル利用日情報をプロトコル利用日記憶部21から取得する。
次に、ステップS18において、プロトコル変更情報検知部23は、プロトコル利用日情報とプロトコル変更履歴データとを参照し、予め指定されたプロトコル変更情報の表示条件を満たすか否かの判定を行う。このとき、プロトコル変更情報の表示条件の判定に必要な場合には、日時データ管理部12から所定の時点における、例えば、現在の日時情報がプロトコル変更情報検知部23に与えられる。
そして、プロトコル変更情報の表示条件が満たされていないと判定された場合には、ステップS16において、プロトコル変更情報検知部23が変更情報表示部24にNull情報を与える。この結果、プロトコル変更情報は表示されない。
逆に、プロトコル変更情報の表示条件が満たされていると判定された場合には、ステップS19において、プロトコル変更情報検知部23は、プロトコル変更履歴データをプロトコル変更情報として変更情報表示部24に与える。この結果、変更情報表示部24にプロトコル変更情報が表示される。
尚、プロトコル変更情報の表示条件の例としては、該当しているプロトコルについてのプロトコル利用日情報がない場合には、ユーザが過去に当該プロトコルを表示させていないと推定されることから、プロトコル変更情報を表示させる一方、プロトコル利用日情報が存在するものの、プロトコル変更履歴データから判明するパラメータの変更日時よりもプロトコルの利用日時の方が後である場合には、既にユーザがパラメータの変更後におけるプロトコルを過去に表示させたと推定されることからNull情報を変更情報表示部24に与えてプロトコル変更情報を表示させない条件が挙げられる。
プロトコル利用日情報を用いた表示条件としては、上記の条件の他、例えば、ユーザの利用実績の有無を条件として、利用実績があるプロトコルについてのプロトコル変更履歴データのみからプロトコル変更情報を検知して変更情報表示部24に表示させる方法が挙げられる。
また、プロトコル変更情報の別の表示条件の例としては、特定のパラメータの変更後、一定期間内、例えば1ヶ月以内のプロトコル変更履歴データであればプロトコル変更情報として表示させるという条件が挙げられる。この場合には、プロトコル変更履歴データから判明するパラメータの変更日時と日時データ管理部12から取得した現在の(表示要求がされた時点の)日時情報とを比較することによりプロトコル変更情報の表示条件が満たされているか否かの判定を行うことができる。
すなわち、1ヶ月以上経過していれば、変更されたパラメータについてのプロトコル変更履歴データがプロトコル変更情報の検知対象とならないため変更情報表示部24にNull情報がプロトコル変更情報検知部23から与えられる。逆に、1ヶ月以上経過していなければ、プロトコル変更情報検知部23から変更されたパラメータについてのプロトコル変更履歴データからプロトコル変更情報が検知されて変更情報表示部24に与えられる。
さらに、プロトコル変更情報の別の表示条件の例としては、前述のようにユーザが前回ログインした以降にパラメータの変更があったプロトコルについてのプロトコル変更履歴データからプロトコル変更情報を検知して変更情報表示部24に表示させるようにすることもできる。この場合には、ユーザの識別情報とユーザのログイン日時とを関連付けてユーザログイン履歴として保存するユーザログイン履歴管理部を設け、ユーザログイン履歴と日時情報戸から表示条件を満たしているか否かを判定することができる。
図7は、図4に示す画像診断装置1Aの変更情報表示部24に表示されるプロトコル変更情報の一例を示す図である。
図7に示すように、カーソルを移動させて任意のプロトコルを選択すると、選択したプロトコルについての変更パラメータの表示要求が変更情報表示要求部22を介してプロトコル変更情報検知部23に与えられる。そうすると、プロトコル変更情報検知部23は、カーソルで指示されたパラメータの値についてのプロトコル変更履歴データがプロトコル変更履歴データ記憶部13に保存されているか否かを検索する。
プロトコル変更履歴データ記憶部13にカーソルで指示されたパラメータの値についてのプロトコル変更履歴データが存在しない場合には、プロトコル変更情報が表示されないが、プロトコル変更履歴データが存在する場合には、表示条件を満たすことを条件にプロトコル変更情報検知部23により抽出されたプロトコル変更履歴データに基づいて、パラメータの変更日時、シーケンス名、パラメータ名、変更前後におけるデータ値および変更したユーザの識別情報(例えばユーザの名称)がプロトコル変更情報として表示される。
このため、以上のような画像診断装置1Aによれば、図1に示す画像診断装置1により保存されたプロトコル変更履歴データから、所望の条件に従って適切なプロトコル変更履歴データを抽出してプロトコル変更情報として表示させることができる。このため、ユーザは3000シーケンス×80パラメータの膨大な組み合わせの中から、容易に過去のプロトコルの変更事実および変更内容を知ることができる。また、変更内容のみならず、変更したユーザの識別情報等のプロトコルの変更管理に重要な情報を知ることもできる。
さらにまた、画像診断装置1Aによれば、ユーザの過去のアクセス状況を考慮して無駄のないプロトコル変更情報の表示を行うことができる。例えば、一旦、表示させたプロトコル変更情報が複数回に亘って繰返し表示されないようにしたり、一定期間を経過したプロトコル変更情報については表示させないようにしたりすることができる。
図8は本発明に係る画像診断装置の第3の実施形態を示す機能ブロック図である。
図8に示された、画像診断装置1Bでは、プロトコル変更履歴データ記憶部13に保存されたプロトコル変更履歴データに基づいて、変更されたパラメータを変更前のパラメータに戻すことができるようにした点が図1に示す画像診断装置1と相違する。他の構成および作用については図1に示す画像診断装置1と実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。また、プロトコル変更履歴データの保存に至るまでの処理に関する構成要素についての図示も省略する。
画像診断装置1Bのプロトコル変更履歴管理システム2Bには、プロトコルパラメータ変更履歴記録部14、プロトコルパラメータ保持部15およびプロトコル変更履歴データ記憶部13の他、変更前パラメータ表示要求部30、復元パラメータ変更履歴抽出部31、復元パラメータ選択部32が設けられる。そして、これらの構成要素によりプロトコル変更履歴管理システム2Bには、プロトコル変更履歴データ記憶部13に保存されたプロトコル変更履歴データに基づいて、変更されたパラメータを変更前のパラメータに戻す機能が備えられる。
変更前パラメータ表示要求部30は、ある単一あるいは複数のプロトコルにおける既に変更済みのパラメータのうち、変更前のパラメータに復元できるパラメータのリストの表示要求を受けて、入力された復元可能なパラメータのリストの表示要求を復元パラメータ変更履歴抽出部31に与えるユーザインターフェース3である。
復元パラメータ変更履歴抽出部31は、変更前パラメータ表示要求部30から受けた復元可能なパラメータのリストの表示要求と予め定められた条件に従ってプロトコル変更履歴データ記憶部13を検索するとともに復元の可否判定を行うことにより、対応する復元可能なパラメータについてのプロトコル変更履歴データを取得する機能と、取得したプロトコル変更履歴データまたは少なくともプロトコル変更履歴データに含まれる復元可能なパラメータのリストを復元パラメータ選択部32に与える機能とを有する。
また、復元パラメータ変更履歴抽出部31は、パラメータの復元可否判定を行う際に、必要に応じて、ユーザID認知部6から対応するプロトコルまたはパラメータに対するアクセス権限の有無を、取得日時データ管理部12から任意の時点における日時情報を、それぞれ取得できるように構成される。
復元パラメータ選択部32は、復元パラメータ変更履歴抽出部31から受けたプロトコル変更履歴データおよび復元可能なパラメータのリストの一方あるいは双方を表示させて、パラメータの復元指示を受けてプロトコルパラメータ記録部11に与えるユーザインターフェース3である。そして、プロトコルパラメータ記録部11にプロトコルデータ記憶部4に保存された変更後のパラメータを変更前のパラメータに復元させるように構成される。
次に画像診断装置1Bの作用について説明する。
図9は、図8に示す画像診断装置1Bによりプロトコル変更履歴データ記憶部13に保存されたプロトコル変更履歴データに基づいて、変更されたパラメータを変更前のパラメータに戻す際の流れを示すフローチャートであり、図中Sに数字を付した符号はフローチャートの各ステップを示す。
まずステップS21において、ユーザID入力部5にユーザのユーザIDおよびパスワードが入力され、ユーザID認知部6によりユーザの権限の決定が行われる。そして、ユーザの権限はプロトコルパラメータ抽出部8に通知され、復元パラメータ変更履歴抽出部31にユーザIDが与えられる。
そして、プロトコルへのアクセス権限がユーザに認められると、ユーザは、プロトコル選択画面を表示させて単一あるいは複数の任意のプロトコルを選択することができるようになる。
次に、ステップS22において、プロトコル選択画面が表示され、ユーザが表示されたプロトコル選択画面を参照しつつ、プロトコル選択部7に変更パラメータの復元対象となるプロトコルの抽出要求を入力すると、入力されたプロトコルの抽出要求がプロトコルパラメータ抽出部8に与えられる。プロトコルパラメータ抽出部8は、ユーザID認知部6から受けたユーザ権限を参照し、要求されたプロトコルへのアクセス権限がある場合には、プロトコルデータ記憶部4から要求された変更後のプロトコルを抽出してプロトコルパラメータ表示部9およびプロトコルパラメータ保持部15に与える。
この結果、ユーザインターフェース3上のプロトコルパラメータ表示部9により、選択された変更後のパラメータを含むプロトコルが表示される。また、一方で、変更後のパラメータを含むプロトコルがプロトコルパラメータ保持部15に一時的に格納される。
次に、ステップS23において、復元可能なパラメータのリストを復元パラメータ選択部32に表示させることができる。そのために、まずユーザは既に変更済みのパラメータのうち、変更前のパラメータに復元できるパラメータのリストの表示要求を変更前パラメータ表示要求部30に入力することができる。そうすると、変更前パラメータ表示要求部30は、入力された復元可能なパラメータのリストの表示要求を復元パラメータ変更履歴抽出部31に与える。
復元パラメータ変更履歴抽出部31は、ユーザID認知部6からユーザIDに対応するプロトコルまたはパラメータに対するアクセス権限の有無を取得し、パラメータのリストの表示要求に従って、アクセス権限が存在する範囲内で表示、選択および復元可能なパラメータを含むプロトコル変更履歴データをプロトコル変更履歴データ記憶部13から抽出する。そして、復元パラメータ変更履歴抽出部31は、抽出したプロトコル変更履歴データやプロトコル変更履歴データに基づく復元可能なパラメータのリストを復元パラメータ選択部32に与える。この結果、復元パラメータ選択部32には、復元可能なパラメータが列挙されて表示される。
図10は、図8に示す画像診断装置1Bの復元パラメータ選択部32に表示された復元可能なプロトコルのパラメータの一例を示す図である。
図10に示すように、カーソルにより特定のプロトコルを選択すると、変更日時、シーケンス名、パラメータ名、変更前後のデータ値および変更したユーザの識別情報が表示されて、復元可能なパラメータであることが確認できる。
次に、ステップS24において、ユーザは、復元対象となるパラメータの選択情報(指示)を、復元パラメータ選択部32を介してプロトコルパラメータ記録部11に与えることができる。このパラメータの選択は、パラメータごと、あるいはプロトコル単位で行うことができる。また、パラメータの選択情報には、変更前におけるパラメータのデータ値が含められる。
このため、プロトコルパラメータ記録部11は、変更前のパラメータにより定義されたプロトコルを復元し、プロトコルデータ記憶部4に保存されたプロトコルをパラメータの変更前におけるプロトコルに更新する。
次に、ステップS25において、プロトコルパラメータ記録部11は、プロトコルデータ記憶部4に保存されたプロトコルの復元が完了すると、プロトコルの復元完了通知をプロトコルパラメータ変更履歴記録部14に与える。
次に、ステップS26において、プロトコルパラメータ変更履歴記録部14は、プロトコルパラメータ保持部15に一時的に格納された復元前におけるプロトコルと、プロトコルデータ記憶部4に保存された復元後におけるプロトコルとを取得して比較する。そして、比較の結果、変更された(復元された)パラメータについてのプロトコル変更履歴データを作成してプロトコル変更履歴データ記憶部13に書き込む。この結果、新たなパラメータの復元履歴を示すプロトコル変更履歴データがプロトコル変更履歴データ記憶部13に保存される。
尚、パラメータの復元履歴を示すプロトコル変更履歴データには、前述と同様に、ユーザID、復元日時等の情報が適宜付加される。
このため、以上のような画像診断装置1Bによれば、図1に示す画像診断装置1により保存されたプロトコル変更履歴データを利用して、一旦変更したパラメータを再び元のパラメータに復元することが可能となる。
図11は本発明に係る医用システムの一例であるプロトコル変更履歴管理システムの実施の形態を示す機能ブロック図である。
図11に示された、プロトコル変更履歴管理システム2Cは、病院側40とセンタ側41とをネットワーク42を介して接続したASPシステムとし、プロトコル変更履歴データに基づくプロトコル変更情報についてのレポートを作成することによりプロトコルの変更箇所を総括的に報告できるようにしたものである。プロトコル変更履歴管理システム2Cにおけるプロトコル変更履歴データの保存方法については図1に示す画像診断装置1に搭載されたプロトコル変更履歴管理システム2におけるものと実質的に異ならないためプロトコル変更履歴データの保存に至るまでの共通の構成要素については図示せず、説明も省略する。
プロトコル変更履歴管理システム2Cは、病院側40にサービスプロセッサ(SP)43および病院側クライアント44を設ける一方、センタ側41にレポートサーバ45を設けて構成され、サービスプロセッサ43および病院側クライアント44とレポートサーバ45とはネットワーク42により接続される。また、病院側40には単一あるいは複数の画像診断装置1Cが設けられ、各画像診断装置1Cには、プロトコル変更履歴データを保存するプロトコル変更履歴データ記憶部13が個別にあるいは共通に設けられる。
病院側40のサービスプロセッサ43は、データ取得部46およびデータ転送部47を備え、病院側クライアント44には、レポート作成要求部48およびレポート表示部49が設けられる。また、センタ側41のレポートサーバ45には、データ受付部50、データ記録部51、プロトコル変更履歴データベース52、変更情報検知部53、レポート作成トリガ受付部54、タイマー55およびレポート作成部56とが設けられる。
尚、複数の病院における単一あるいは複数の画像診断装置1Cにサービスプロセッサ43を設け、各病院側40に設けられる病院側クライアント44および各サービスプロセッサ43を共通のレポートサーバ45と接続してもよい。
病院側40のデータ取得部46は、プロトコル変更履歴データ記憶部13からプロトコル変更履歴データを定期的あるいは図示しない入力装置からの指示により取得する機能と、取得したプロトコル変更履歴データをデータ転送部47に与える機能とを有する。また、データ転送部47は、データ取得部46から受けたプロトコル変更履歴データを、ネットワーク42を介してセンタ側41のデータ受付部50に転送する機能を有する。
センタ側41のデータ受付部50は、データ転送部47から転送されたプロトコル変更履歴データを受信する機能と、受信したプロトコル変更履歴データをデータ記録部51に与える機能を有する。また、データ記録部51は、データ受付部50から受けたプロトコル変更履歴データをプロトコル変更履歴データベース52に書き込む機能を有する。このため、プロトコル変更履歴データベース52には、データ受付部50により受信されたプロトコル変更履歴データが格納される。
変更情報検知部53は、レポート作成トリガ受付部54からレポート作成トリガとして受けたレポートの作成指示に従って、プロトコル変更履歴データベース52からレポートの作成に用いるべきプロトコル変更履歴データを読み込んでプロトコル変更情報を検知する機能と、作成したプロトコル変更情報をレポート作成部56に与える機能を有する。プロトコル変更情報の検知条件については、図4に示す画像診断装置1Aの場合と同様に動的かつ任意に設定することができる。
レポート作成部56は、変更情報検知部53から受けたプロトコル変更情報を用いてレポートを作成する機能と、作成したレポートをネットワーク42を介して病院側40のレポート表示部49に送信する機能とを有する。このため、レポート作成部56には、必要に応じてレポートの作成に必要な演算や統計データの算出機能、他のデータを取得して付加する機能が備えられる。
レポート作成トリガ受付部54は、レポートの作成を指示するレポート作成トリガを病院側40のレポート作成要求部48からネットワーク42を介して受信し、受信したレポート作成トリガを変更情報検知部53に与える機能とを有する。また、必要に応じてタイマー55が設けられ、レポート作成要求部48からのレポート作成トリガの受信を待つことなく、一定の時間が経過した際に定期的に、または予め定められたタイミングでレポート作成トリガ受付部54はレポート作成トリガを変更情報検知部53に与えることができるように構成される。
また、病院側40のレポート作成要求部48は、レポートの作成を指示するレポート作成トリガをセンタ側41のレポート作成トリガ受付部54にネットワーク42を介して送信するユーザインターフェース3としての機能を有する。
レポート表示部49は、センタ側41のレポート作成部56からネットワーク42を介して送信されたレポートを受信して表示させるユーザインターフェース3としての機能を有する。
次にプロトコル変更履歴管理システム2Cの作用について説明する。
図12は、図11に示すプロトコル変更履歴管理システム2Cによりプロトコル変更履歴データから検知したプロトコル変更情報を用いてレポートを作成し、プロトコルの変更箇所の報告を行う際の流れを示すフローチャートであり、図中Sに数字を付した符号はフローチャートの各ステップを示す。
まず予め、各画像診断装置1Cのプロトコル変更履歴データが作成されてプロトコル変更履歴データ記憶部13に保存される。
そして、ステップS31において、病院側40のデータ取得部46は、単一あるいは複数のプロトコル変更履歴データ記憶部13から必要なプロトコル変更履歴データを定期的あるいは図示しない入力装置からの指示により取得し、取得したプロトコル変更履歴データをデータ転送部47に与える。
次に、ステップS32において、データ転送部47は、データ取得部46から受けたプロトコル変更履歴データをネットワーク42を介してセンタ側41のデータ受付部50に送信する。そして、データ転送部47から転送されたプロトコル変更履歴データは、データ受付部50により受信され、データ記録部51に与えられる。
次に、ステップS33において、データ記録部51は、データ受付部50から受けたプロトコル変更履歴データをプロトコル変更履歴データベース52に書き込む。このため、プロトコル変更履歴データベース52には、病院側40の各画像診断装置1Cから定期的に転送された各プロトコル変更履歴データが蓄積される。
次に、ステップS34において、病院側40のレポート作成要求部48からレポート作成トリガがレポート作成トリガ受付部54にネットワーク42を介して送信される。このため、レポート作成要求部48から送信されたレポート作成トリガがレポート作成トリガ受付部54により受信される。また、タイマー55により定期的にあるいは、一定のタイミングでレポート作成トリガ受付部54はレポート作成トリガを発生させる。そして、レポート作成トリガ受付部54は、レポート作成トリガを変更情報検知部53に与える。
次に、ステップS35において、変更情報検知部53は、レポート作成トリガ受付部54からレポート作成トリガとして受けたレポートの作成指示に従って、プロトコル変更履歴データベース52からレポートの作成に用いるべきプロトコル変更履歴データを抽出し、抽出したプロトコル変更履歴データからプロトコル変更情報を作成してレポート作成部56に与える。
次に、ステップS36において、レポート作成部56は、変更情報検知部53から受けたプロトコル変更情報を用いて予め指定されたフォームに合わせてレポートを作成する。
図13は、図11に示すプロトコル変更履歴管理システム2Cにより作成されたレポートの一例を示す図である。
例えば図13に示すように、週ごとに変更されたプロトコルの一覧が表示形式で表示される。レポートには、パラメータが変更されたPASの名称、シーケンス名、パラメータ名、変更前の(Old)データ値、変更後の(New)データ値、変更日時、変更したユーザの氏名やユーザID等の識別情報等の情報が示される。
また、変更されたプロトコルの一覧のみならず、パラメータの変更がなかった週については、パラメータの変更があったプロトコルがない旨の情報(none)が示される。
図14は、図11に示すプロトコル変更履歴管理システム2Cにより作成されたレポートの別の一例を示す図である。
例えば図14に示すように、プロトコル変更情報を用いて所定の統計データを取得し、検査記録データを付加することにより変更後のプロトコル(PAS)を用いた検査の履歴をレポートとして作成することもできる。すなわち、図14の上の欄では、PAS名で示された各プロトコルについて、パラメータを変更せずに使用した回数と、パラメータを変更して使用した回数の一覧が表示されている。
また、図14の下の欄には、パラメータを変更して使用した各プロトコル(PAS)を用いた検査の検査日時(Date,Start time)、検査の識別情報(Study ID)、検査領域(Body Region)、PAS名(PAS Name)、検査時間(Exam Time)およびスキャンの識別情報(Scan#)が一覧として示されている。
このように、レポート作成部56において所望の情報を付加し、所望のレポートが作成されるように演算を行うことができる。
次に、ステップS37において、レポート作成部56は、作成したレポートをネットワーク42を介して病院側40のレポート表示部49に送信する。
次に、ステップS38において、レポート表示部49は、センタ側41のレポート作成部56からネットワーク42を介して送信されたレポートを受信して表示させる。この結果、ユーザは病院側クライアント44によりレポートを確認し、プロトコルの変更履歴やプロトコルの変更履歴に基づく所望の総括的な情報を得ることができる。
このため、以上のようなプロトコル変更履歴管理システム2Cによれば、図1に示す画像診断装置1Cにより保存されたプロトコル変更履歴データを利用してプロトコル変更情報を検知し、所望のフォームのプロトコル変更情報のレポートを作成して表示させることができる。このため、ユーザは作成されたレポートを参照し、プロトコルの変更履歴の管理を容易に行うことが可能となる。
尚、以上のような各実施形態における画像診断装置1、1A、1B、1Cおよびプロトコル変更履歴管理システム2、2A、2B、2Cを組み合わせて構成することができる。また、逆に、画像診断装置1、1A、1B、1Cおよびプロトコル変更履歴管理システム2、2A、2B、2Cの一部の機能を省略することもできる。例えば、ユーザの認証やユーザIDの取得を省略し、パラメータを変更したユーザの識別情報をプロトコル変更履歴データに含めなくてもよい。
また、画像診断装置1、1A、1B、1Cの構成要素をプロトコル変更履歴管理システム2、2A、2B、2Cの構成要素としたり、逆に、プロトコル変更履歴管理システム2、2A、2B、2Cの構成要素を画像診断装置1、1A、1B、1Cの構成要素としてもよい。
本発明に係る画像診断装置の第1の実施形態を示す機能ブロック図。 図1に示す画像診断装置によりプロトコル変更履歴を保存する際の流れを示すフローチャート。 図1に示す画像診断装置のプロトコル変更履歴データ記憶部に保存されるプロトコル変更履歴データの一例を示す図。 本発明に係る画像診断装置の第2の実施形態を示す機能ブロック図。 図4に示す画像診断装置によりプロトコル変更履歴データ記憶部に保存されたプロトコル変更履歴データに基づいて、変更された特定のパラメータをプロトコル変更情報として表示させる際の流れを示すフローチャート。 図4に示す画像診断装置のプロトコル利用日記憶部に記録されたプロトコル利用日情報の一例を示す図。 図4に示す画像診断装置の変更情報表示部に表示されるプロトコル変更情報の一例を示す図。 本発明に係る画像診断装置の第3の実施形態を示す機能ブロック図。 図8に示す画像診断装置によりプロトコル変更履歴データ記憶部に保存されたプロトコル変更履歴データに基づいて、変更されたパラメータを変更前のパラメータに戻す際の流れを示すフローチャート。 図8に示す画像診断装置の復元パラメータ選択部に表示された復元可能なプロトコルのパラメータの一例を示す図。 本発明に係る医用システムの一例であるプロトコル変更履歴管理システムの実施の形態を示す機能ブロック図。 図11に示すプロトコル変更履歴管理システムによりプロトコル変更履歴データから検知したプロトコル変更情報を用いてレポートを作成し、プロトコルの変更箇所の報告を行う際の流れを示すフローチャート。 図11に示すプロトコル変更履歴管理システムにより作成されたレポートの一例を示す図。 図11に示すプロトコル変更履歴管理システムにより作成されたレポートの別の一例を示す図。
符号の説明
1、1A、1B、1C 画像診断装置
2、2A、2B、2C プロトコル変更履歴管理システム
3 ユーザインターフェース
4 プロトコルデータ記憶部
5 ユーザID入力部
6 ユーザID認知部
7 プロトコル選択部
8 プロトコルパラメータ抽出部
9 プロトコルパラメータ表示部
10 プロトコルパラメータ変更情報入力部
11 プロトコルパラメータ記録部
12 日時データ管理部
13 プロトコル変更履歴データ記憶部
14 プロトコルパラメータ変更履歴記録部
15 プロトコルパラメータ保持部
20 プロトコル種別確認部
21 プロトコル利用日記憶部
22 変更情報表示要求部
23 プロトコル変更情報検知部
24 変更情報表示部
30 変更前パラメータ表示要求部
31 復元パラメータ変更履歴抽出部
32 復元パラメータ選択部
40 病院側
41 センタ側
42 ネットワーク
43 サービスプロセッサ(SP)
44 病院側クライアント
45 レポートサーバ
46 データ取得部
47 データ転送部
48 レポート作成要求部
49 レポート表示部
50 データ受付部
51 データ記録部
52 プロトコル変更履歴データベース
53 変更情報検知部
54 レポート作成トリガ受付部
55 タイマー
56 レポート作成部

Claims (13)

  1. プロトコルに関する複数の変更履歴をプロトコル変更履歴データとして記録するプロトコル変更履歴記録部と、
    前記プロトコル変更履歴データに基づいて指定されたプロトコルに関する変更をプロトコル変更情報として検知するプロトコル変更情報検知部と、
    前記プロトコル変更情報を表示するプロトコル変更情報表示部と、
    を有し、
    前記プロトコル変更情報検知部は、ユーザが前回ログインした時期以降のプロトコル変更履歴データから前記プロトコル変更情報を検知するように構成される、
    ことを特徴とする画像診断装置。
  2. 前記プロトコル変更情報検知部が、前記プロトコル変更情報を検知するための条件を指定する条件指定部を備えることを特徴とする請求項1記載の画像診断装置。
  3. 前記プロトコル変更履歴記録部は、前記プロトコルの変更のタイプを前記プロトコル変更履歴データに含めて記録するように構成される一方、
    前記プロトコル変更情報検知部は、前記プロトコル変更情報として前記指定されたプロトコルの変更のタイプを検知するように構成される、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像診断装置。
  4. プロトコル変更履歴データを保存するプロトコル変更履歴データ記憶部と、
    指定されたプロトコルに使用される特定のパラメータの変更をプロトコル変更情報として前記プロトコル変更履歴データから検知するプロトコル変更情報検知部と、
    前記プロトコル変更情報を表示するプロトコル変更情報表示部と、
    前記選択されたプロトコルの利用日をユーザの識別情報に関連付けることによりプロトコル利用日情報を作成するプロトコル種別確認部と、
    前記プロトコル利用日情報を保存するプロトコル利用日記憶部とを設け、
    前記プロトコル変更情報検知部は、前記プロトコル変更情報の表示要求を行っているユーザの識別情報に対応する前記指定されたプロトコルについての対応するプロトコル利用日情報を前記プロトコル利用日記憶部から取得し、取得した前記対応するプロトコル利用日情報および前記プロトコル変更履歴データから前記プロトコル変更情報を検知するように構成される、
    ことを特徴とする画像診断装置。
  5. プロトコル変更履歴データを保存するプロトコル変更履歴データ記憶部と、
    指定されたプロトコルに使用される特定のパラメータの変更をプロトコル変更情報として前記プロトコル変更履歴データから検知するプロトコル変更情報検知部と、
    前記プロトコル変更情報を表示するプロトコル変更情報表示部と、
    前記選択されたプロトコルの利用日をユーザの識別情報に関連付けることによりプロトコル利用日情報を作成するプロトコル種別確認部と、
    前記プロトコル利用日情報を保存するプロトコル利用日記憶部とを設け、
    前記プロトコル変更情報検知部は、前記プロトコル変更情報の表示要求を行っているユーザの識別情報に対応する前記指定されたプロトコルについてのプロトコル利用日情報を前記プロトコル利用日記憶部から取得し、取得した前記プロトコル利用日情報および前記プロトコル変更履歴データから前記ユーザの利用実績があるプロトコルについてのプロトコル変更情報を検知するように構成される、
    ことを特徴とする画像診断装置。
  6. 所要の時点における日時を日時情報として管理する日時データ管理部を設け、
    前記プロトコル変更情報検知部は、前記日時データ管理部から前記日時情報を取得し、取得した前記日時情報、前記プロトコル変更履歴データおよびユーザのログイン履歴から前記プロトコル変更情報を検知するように構成される、
    ことを特徴とする請求項4または5記載の画像診断装置。
  7. 病院側に設けられ、前記病院側の画像診断装置から前記画像診断装置のプロトコルに関する変更履歴を示すプロトコル変更履歴データを取得するデータ取得部と、
    前記病院側に設けられ、前記プロトコル変更履歴データをセンタ側に転送するデータ転送部と、
    前記センタ側に設けられ、前記データ転送部から転送された前記プロトコル変更履歴データを受信するデータ受付部と、
    前記センタ側に設けられ、前記データ受付部により受信された前記プロトコル変更履歴データを格納するプロトコル変更履歴データベースと、
    前記センタ側に設けられ、前記プロトコル変更履歴データベースに保存された前記プロトコル変更履歴データに基づいて、指定されたプロトコルに関する変更をプロトコル変更情報として検知する変更情報検知部と、
    前記センタ側に設けられ、前記プロトコル変更情報を用いてレポートを作成し、作成した前記レポートを前記病院側に送信するレポート作成部と、
    前記病院側に設けられ、前記レポート作成部から送信された前記レポートを受信する病院側クライアントと、
    を有することを特徴とする医用システム。
  8. センタ側に設けられ、病院側に設けられた画像診断装置のプロトコルに関する変更履歴を示すプロトコル変更履歴データを前記病院側からネットワークを介して受信するデータ受付部と、
    前記センタ側に設けられ、前記データ受付部により受信された前記プロトコル変更履歴データを格納するプロトコル変更履歴データベースと、
    前記センタ側に設けられ、前記プロトコル変更履歴データベースに保存された前記プロトコル変更履歴データに基づいて、指定されたプロトコルに関する変更をプロトコル変更情報として検知する変更情報検知部と、
    前記センタ側に設けられ、前記プロトコル変更情報を用いてレポートを作成し、作成した前記レポートを前記病院側に送信するレポート作成部と、
    を有することを特徴とする医用システム。
  9. 前記病院側から前記レポートの作成指示を受信してレポート作成トリガを生成するレポート作成トリガ受付部を前記センタ側に設け、
    前記レポート作成部は、前記レポート作成トリガ受付部が前記レポート作成トリガを生成した場合に前記レポートを作成するように構成される、
    ことを特徴とする請求項7または8記載の医用システム。
  10. 一定の時間が経過した際に前記レポートの作成を指示するレポート作成トリガを生成するレポート作成トリガ受付部を前記センタ側に設け、
    前記レポート作成部は、前記レポート作成トリガ受付部が前記レポート作成トリガを生成した場合に前記レポートを作成するように構成される、
    ことを特徴とする請求項7または8記載の医用システム。
  11. 前記レポート作成部は、前記プロトコル変更情報を用いて所定の統計データを取得し、検査記録データを付加することにより前記変更後の前記指定されたプロトコルを用いた検査の履歴を前記レポートとして作成するように構成されることを特徴とする請求項7または8記載の医用システム。
  12. 病院側において、前記病院側の画像診断装置から前記画像診断装置のプロトコルに関する変更履歴を示すプロトコル変更履歴データを取得するステップと、
    前記病院側から前記プロトコル変更履歴データをセンタ側に転送するステップと、
    前記センタ側において、前記プロトコル変更履歴データを受信するステップと、
    前記センタ側において、受信した前記プロトコル変更履歴データを保存するステップと、
    前記センタ側において、保存された前記プロトコル変更履歴データに基づいて、指定されたプロトコルに関する変更をプロトコル変更情報として検知するステップと、
    前記センタ側において、前記プロトコル変更情報を用いてレポートを作成し、作成した前記レポートを前記病院側に送信するステップと、
    前記病院側において、前記レポートを受信するステップと、
    を有することを特徴とするプロトコル管理方法。
  13. センタ側において、病院側に設けられた画像診断装置のプロトコルに関する変更履歴を示すプロトコル変更履歴データを前記病院側からネットワークを介して受信するステップと、
    前記センタ側において、受信した前記プロトコル変更履歴データを保存するステップと、
    前記センタ側において、保存された前記プロトコル変更履歴データに基づいて、指定されたプロトコルに関する変更をプロトコル変更情報として検知するステップと、
    前記センタ側において、前記プロトコル変更情報を用いてレポートを作成し、作成した前記レポートを前記病院側に送信するステップと、
    を有することを特徴とするプロトコル管理方法。
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