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JP4867115B2 - Agricultural tractor - Google Patents

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JP4867115B2
JP4867115B2 JP2001285308A JP2001285308A JP4867115B2 JP 4867115 B2 JP4867115 B2 JP 4867115B2 JP 2001285308 A JP2001285308 A JP 2001285308A JP 2001285308 A JP2001285308 A JP 2001285308A JP 4867115 B2 JP4867115 B2 JP 4867115B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、農用トラクタに関し、特に走行部にクローラのみを用いるクローラ型トラクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
走行部をクローラで構成した農用トラクタ等の移動車両が知られている。
一般に、こうした移動車両はリヤミッションケースから左右横向きに突出した駆動軸に駆動スプロケットを取り付けると共に、その下方において前後方向に沿わせて設けた走行フレームの前後部には夫々従動輪を設け、前後の従動輪間に複数個の転輪を取付け、これら駆動スプロケット、従動輪間に側面視三角形状のクローラを巻き掛けて走行部を形成するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、こうした移動車両においては、フレームに対する従動輪の取り付け方や転輪の支持の仕方、あるいはフレーム自体の構造に工夫が施されておらず、特に湿田等に入って作業を行う農用トラクタにあっては強度を重視してフレームを強固にすると泥はけが悪かったり、反対にフレームを簡素なものにすると旋回時におけるクローラの泥押しによってフレームが変形するなどの不具合が生じていた。
【0004】
また、農用トラクタでは圃場内を走行するだけでなく、傾斜のきつい畦越え等も頻繁にこなさなければならないが、傾斜地でステアリングハンドルを操作して旋回操作を行おうとするとクローラの前側下部が弛んで転輪の一部がクローラから外れるといった問題点を有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前記した問題点に鑑みて提案するものであって、このため次のような技術的手段を講じた。
【0006】
即ち、請求項1の発明では、ミッションケース(3)の後部に連結するリヤミッションケース(4)から突出した駆動軸(5)に取り付けられる駆動スプロケット(7)と、クローラフレーム(10)に取り付けられた前後2つの従動輪(11),(12)及び複数個の転輪(13)…にクローラ(8)を巻き掛けてクローラ走行部のみで形成した農用トラクタにおいて、前記クローラフレーム(10)とは別に前後方向に沿うメインフレーム(14)を車両本体下部に設け、このメインフレーム(14)とクローラフレーム(10)とを前側と後側の縦方向のフレーム(15),(15)で連結し、
後側の揺動転輪(13b)と最後部の転輪(13d)との間隔を最小とし、揺動転輪同士の間隔をそれよりも大きい間隔とし、前側揺動転輪(13a)と最前部の転輪(13c)との間隔を揺動転輪同士の間隔よりも大きくする構成とし
最後部の転輪(13d)の中心位置を駆動スプロケット(7)の中心位置よりも後方として、後側従動輪(12)と最後部の転輪(13d)とを側面から見て一部重ねて設けるにあたり、最後部の転輪(13d)の凹部(13s)内に後側従動輪(12)の前端部を入り込ませて重ねる構成とし、
前記リヤミッションケース(4)にリヤアクスルケース(18)を構成し、前記後側の縦フレーム(15)の上部に平板(17)を前下がり姿勢で固着して設け、該平板(17)をリヤアクスルケース(18)の下面に押し当てて固定して設け、後側の縦フレーム(15)とクローラフレーム(10)の後部とを斜めに連結する補強パイプ(40)を構成し、後側の縦フレーム(15)を前記平板(17)に連結して機体の荷重を受ける構成としたことを特徴とする農用トラクタとした。
【0007】
また、請求項2では、前記前側揺動転輪(13a)と後側揺動転輪(13b)は揺動アーム(26),(26)で支持され、該揺動アーム(26),(26)の揺動中心は、水平状態における各転輪の中心を結ぶ線分と前後の従動輪(11),(12)の中心を結ぶ線分との間に構成したより小さくしたことを特徴とする請求項1記載の移動車両とした。
【0008】
このように構成において、エンジン2の回転動力を駆動スプロケット7に伝えるとその駆動力によりクローラ8は回転させられ、農用トラクタ1は湿田等を走行する。
走行中に従動輪11,12と転輪13…の大部分は泥土中に埋没し、その状態で走行を続ける。ステアリングハンドルを操作して機体を旋回させようとすると、クローラフレーム10や従動輪11,12に泥土による横からの負荷が掛かり、このため、クローラフレーム10は横から曲げ荷重を受けると共に、泥土はクローラフレーム10の内側に入り込もうとするが、クローラフレーム10はその上方のメインフレーム14と縦フレーム15で連結されると共に、メインフレーム14自体は剛体である車両本体側に取り付けられているので支持強度が強く、泥土による大きな荷重にも十分耐え得る。また、クローラフレーム10、メインフレーム14、縦フレーム15で囲まれた空間を介して泥土の移動が行われるのでフレームに作用する土の圧力が減少し、クローラフレーム10の変形を少なくできる。
また、機体を前進させて湿田などの軟弱田を走行するときには、機体は前上がりの姿勢となるが、リヤアクスルケース(18)からの下向き荷重が直接後側の縦フレーム(15)に掛からないので、機体が安定する。
【0009】
【実施の形態】
以下、図面に示す実施例に基づいて、この発明の実施例を説明する。まず、構成から説明すると、1は農用トラクタで走行部はクローラ8で構成され、機体前部に搭載したエンジン2の回転動力をミッションケース3内の変速装置に伝え、この変速された動力をリヤミッションケース4から左右横向きに突出する駆動軸5,5に取り付けられた駆動スプロケット7,7に伝えるようにしている。
【0010】
10,10は前後方向に沿わせて設けた角パイプからなるクローラフレームで、前部及び後部に従動輪11,12を備え、中間部には複数個の転輪13…が支持される。そして、前記クローラ2は駆動スプロケット7と前後の従動輪11,12及び転輪13…間に巻き回され、側面から見ると略三角形状をなすように構成している。
【0011】
クローラフレーム10,10の上方にあって、これと平行に設けられたメインフレーム14,14は強度を有する角パイプ部材で構成され、クローラフレーム10,10とこのメインフレーム14,14とは上下方向の縦フレーム15,15で接続され、これらフレーム10,10,14,14,15,15で囲われた部分には泥土の横移動可能な空間部Aが形成されている。
【0012】
後側縦フレーム15の上部には平板17,17が前下がり姿勢で固着され、この平板17,17をリヤアクスルケース18,18の下面に押し当て、ボルト19,19で固定する。
メインフレーム14,14の前部には横から見て斜上方向に延設した角パイプからなるフレーム20,20の一端が機体フレーム21,21にボルト22,22により着脱自在に固着されている。
【0013】
クローラフレーム10,10に取り付けられる転輪13…のうち中央2個の転輪13a,13bは支点25,25廻りに揺動する揺動アーム26,26に支持されており、揺動アーム26,26はスプリング27,27により前側転輪13a,13aが上向き方向に付勢されるようにしている。スプリング27,27はメインフレーム14とクローラフレーム10の前後中間部を接続する板28,28の外側に取り付けられたボルト29,29と揺動アーム26,26との間に介装されるが、揺動アーム28,28の後部を下向に押圧する圧縮スプリングで形成しても良い。
【0014】
なお、最前部の転輪13c,13cと最後部の転輪13d,13dはいずれもクローラフレーム10,10にピン30,30にて回動自在に支持される。これら前後の転輪13c,13c,13d,13dはいずれも片持ち状態で支持され、中央の揺動転輪13a,13bは揺動アーム26,26にピン31,31にて回動自在に支持される。
【0015】
揺動アーム26,26の揺動中心は、図3から明らかなように、水平状態における各転輪の中心を結ぶ線分と前後の従動輪11,12の中心を結ぶ線分との間にあり、このようにすることにより揺動転輪13a,13bの復元性を向上させるようにしている。
【0016】
この揺動アーム26,26の揺動中心位置が高すぎると揺動アーム26,26が泥土に押されて全体が回ってしまう恐れがあり、反対に低く過ぎると追従性が悪いという問題点が生じるが、この実施例のように構成すると揺動アーム26,26の復帰性が良くなり、圃場の凹凸に対する追従性が良くなることがテストで確かめられた。また、同図から明らかなように転輪13…の径よりもクローラフレーム10,10の幅(上下方向)を小さくしているので、このクローラフレーム10,10外側面が壁となることがなく、圃場の泥濘地を走行する際に泥土の左右横方向への移動を邪魔するようなことがなく、従って、クローラフレーム10,10に泥土が溜まることがない。
【0017】
また、図3、図4において、後側従動輪12と最後部の転輪13dとは側面から見て一部ラップさせて設け、転輪13,13同士の間隔を後側は狭く、前側を広くする構成としている。
この実施例では後側の揺動転輪13bと最後部の転輪13dとの間隔を最小とし、揺動転輪同士の間隔をそれよりもやや大きい間隔とし、前側揺動転輪13aと最前部の転輪13cとの間隔をそれよりもやや大きくして、順次間隔を大きくする構成としている。
【0018】
これは次のような理由による。即ち、クローラ8で圃場内を前進するときに地面からの反力によってクローラ8前部が持ち上げられる。この反力を多くの転輪13…で支持して転輪1個あたりの分担荷重を低下させるためにはクローラ8の後部側の転輪間隔を詰めて支持せざるを得ない。このように後側間隔を狭くして転輪分布を密にすることによって後側転輪に掛かる荷重の軽減を図り、転輪の破損を防止して耐久性の向上を図るようにしている。
【0019】
また、後側従動輪12はクローラフレーム10,10の後端部において着脱自在な構成であり、具体的には後側従動輪12を支持するボス部33,33の前部に2枚のプレート34,34を固着し、このプレート34,34には上下2箇所にねじ孔35,35を穿設し、このねじ孔35,35とクローラフレーム10,10に穿設したねじ孔(図示省略)にボルト38を挿通して両者を固定するようにしている。
【0020】
後側従動輪12をクローラフレーム10に溶接せずに着脱自在とした理由は、この従動輪を左右振り替えて使用することができるようにしたためである。
左右を入れ替えるときには、2つのねじ孔のクローラフレーム10,10に対する高さを変えて取り付ける。一般にクローラ8を前進させて湿田を走行するとき軟弱田、あるいは超湿田と呼ばれる場所を走行するとき先にも述べたように機体は前上がりの姿勢となる。湿田でも耕盤の硬いところではトラクタは耕盤面まで埋没してしまい、その状態で安定した走行を行う。その際には畦は高いため畦越えの際に後側の切上げが大きい方が畦越え性能が良い。切上げが小さいと畦越え性が悪いだけでなく走行中に後側従動輪12が地面に当たって大きなショックを受けて破損の原因になってしまうことがある。
【0021】
そこで、圃場の状況に応じて左右の従動輪を振り替えて高さも同時に変えられるようにしてクローラの走行適応性を向上させるようにした。
また、この実施例に限らず一般的に転輪13は片持ち状態で支持しており、片側(外側)から挿入する形態としているが、そうすると最後部の転輪13dと後側従動輪12とをラップさせることができない。
【0022】
しかしながら、この実施例では後側従動輪12は着脱式であるから全ての転輪13を片側から挿入して取り付けた後に後側従動輪12をクローラフレーム10,10に取り付ければよく、両者をラップさせて支持することができるものである。
【0023】
ラップさせることによって最後部の転輪13dと後側従動輪12の軸芯間距離が小さくなり、クローラ8の全長も短くなり、しかも従動輪12はこの転輪13よりも高い位置にあるので所謂後側の切上げ角度が十分取れて湿田でのクローラ8の前上がり姿勢を防止できる特徴がある。
【0024】
さらに、最後部の転輪13dの凹部13s内に後側従動輪12の前端部を入り込ませてラップさせることによりクローラ8自体の外れ防止にも役立つものである。また、後側従動輪12は高さが比較的に高いので後進が容易になると共に、機体後部に装着したロータリ耕耘装置の如き作業機を下降接地させた際に、回転する耕耘爪等がクローラ8後部下端に入り込み易く、作業機を本機に接近させて配置でき、作業機装着時の重心が前寄りとなって安定してロータリ耕耘作業ができる特徴を有する。なお、符号36は後側従動輪12を支持する軸支ピンである。
【0025】
また、この実施例においてはリヤアクスルケース18,18の下面を支える平板17,17を前下がりの傾斜姿勢としたのでリヤアクスルケース18,18からの下向荷重が直接縦フレーム15に掛からず、この平板17,17を水平にした場合に比較してその荷重作用点はやや前方へ移動することになり、機体重心までの距離が短くなるからクローラ8を前上がりに回転させようとするモーメントを小さくすることができる。
【0026】
図3及び図4において、符号40は補強パイプで前記後側縦フレーム15とクローラフレーム10の後部とを斜めに連結する。41は揺動転輪13a,13bがクローラ8から外れるのを防止する外れ防止ロッド、42は最前部の転輪13cのクローラ8外れを防止する外れ防止ロッドである。これら外れ防止ロッド41,42は磨耗時に簡単に交換できるように着脱自在な構成となっており、最前部の転輪13cはクローラフレーム10と一体のフレーム部10aにボルト44締めされ、もう一方の外れ防止ロッド41は揺動アーム26,26にボルト45締めされる。
【0027】
また、前側従動輪11,11は前後移動調節可能に構成されており、具体的にはクローラフレーム10,10上に角パイプ47,47が固着され、この角パイプ47,47に従動輪11,11を支える支杆48,48が嵌合挿入され、ねじ棒50の頭部を回すことによって従動輪11,11と一体のボス51,51が前後方向に移動すべく構成している。
【0028】
緩んだクローラ8を張ったり、クローラ8自体を交換する場合には、このねじ棒50を回転させてその突出長さを変える。前記ボス51,51内には軸支ピン53,53が設けられ、この軸支ピン53,53にて前側従動輪11,11を支持する。図1において符号54はフェンダー、55はクラッチペダル、56はシート、57は安全フレーム、58はリフトアーム、59は2Pヒッチである。図2において符号61はブレーキペダル、62は乗降用ステップ、63はローリング制御用操作部、64は油圧操作レバー、65は耕深制御レバー、66は主変速レバー、67はPTOレバー、68は副変速レバー、69はウィンカである。
【0029】
ローリング制御用操作部63はこの農用トラクタ1の後部に装着される例えばロータリ耕耘装置の如き作業機の左右傾斜姿勢を調節するものであって、作業機を常に水平姿勢に制御させたり、作業機を傾けて使用するときに操作する。
油圧レバー64は作業機を昇降させるもので、これを引き上げると後述する油圧シリンダに作動油が流入してリフトアーム59が上昇方向に回動する。
【0030】
耕深レバー65は所謂デプス作業中に耕深の深さを規制するもので、この耕深レバー65を上げて「耕深浅い」側に移動させると、ロータリ耕耘装置(図示省略)のリヤカバーが僅かに上動してもその信号が油圧昇降系にフィードバックされるが、逆にこの耕深レバー65を下げて「深い」側に操作すると耕耘作業中にリヤカバーが持ち上げられてもこれが相当量持ち上げられない限り、言い換えると相当深くならない限り作業機を上昇させる信号は入らない。
【0031】
次に上例の作用を説明する。
圃場内に農用トラクタ1を乗り入れて機体を走行させると駆動スプロケット7,7の回転動力はクローラ8に伝えられ、強い駆動力を発揮して機体を推進させる。機体の前進に伴い地面の反力を受けてクローラ8の前部が上向きに回動しようとするが、この実施例における農用トラクタ1は転輪13…が後側ほどその分布が密な状態でクローラフレーム10に支持されているので転輪1個に掛かる荷重は小さなものとなり転輪13…に過大な荷重が作用してこれを破損させるような恐れはない。
【0032】
また、畦越え時等にクローラ8の前側が持ち上がるとクローラ8の前側下部は弛みが生じて最前部の転輪13cがクローラ8から離れるようになり、脱輪の恐れが生じてくるが、この実施例では中間部に揺動転輪13a,13bが設けられ、しかも、これらの揺動転輪13a,13bは前側が上向き姿勢となるようにスプリング27により付勢されているので、後側の揺動転輪13bが下向に押圧されることになり、この結果、揺動アーム26と一体の外れ防止ロッド41も下向に押圧されることになり、クローラ8中央部に形成されている山型状外れ防止ガイド部に喰いこむことになってクローラ8が外れようとするのを阻止することができる。
【0033】
また、湿田走行中に転輪13…や従動輪11,12の大部分は泥土中に埋没した状態になり、特に旋回時はこれら転輪13…や従動輪11,12が左右横方向に大きく振られる結果、泥土がトラックフレーム10,10外側面に当たろうとするが、トラックフレーム10,10は上下方向の幅が小さいだけでなく、このトラックフレーム10,10とメインフレームとの間には空間部Aが形成されているので、フレームによる泥押し現象はなくなり、トラックフレーム10,10の破損変形の恐れもない。
【0034】
最後に図5乃至図7に基づいてシート廻りの構成について説明する。
図6に示すようにリヤミッションケース4上部の基台72の左右折返部72a,72aに正面から見て逆U字状に折曲がったブラケット73,74が取りつけられている。進行方向に向かって右のブラケット73には耕深レバー65が支持され、左のブラケット74には主変速レバー66が枢支される。
【0035】
左右のブラケット73,74同士は板状の前フレーム75で相互に連結され、前フレーム75上には油圧レバー64の回動軸76を支える円筒状のボス78が固着されている。79はこの回動軸76の外周を覆うパイプである。回動軸76の外側には油圧レバー64の回動基部に設けた円筒状のボス80が回動自由に遊嵌され、このボス80には側面形状が扇型で外周に凹凸溝82を有する位置決めプレート81が一体的に固着されている。この凹凸溝82は油圧レバー64の下げ位置、中立位置、上げ位置を決めるもので、常態では中立位置(3つの溝の中央位置)にローラ83が入り込んで油圧レバー64の動きを停止させる。ローラ83はこれらの溝82に入り込む方向に常時付勢されている。
【0036】
油圧レバー64を上昇側に操作してリフトアーム59が最大上昇位置に回動すると油圧レバー64はロッド70等の連動復帰手段により中立位置に戻されて溝82の中間位置で停止する。これを図8にて説明すると油圧レバー64を上昇側に操作するとローラ83は前側の凹凸溝に入り込むがリフトアーム59の上昇によりロッド70が後方に引っ張られ、プレート84が支点86廻りに回動させられ、プレート88を介して位置決めプレート81を前側に押し戻し、中立位置の凹凸溝82内にローラ83が入り込んで油圧レバー64を中立位置に停止させる。
【0037】
また、位置決めプレート81の内側には水平横向きにピン85が固着され、このピン85が前記回動軸76と一体の係止プレート87に前側から当接するようにしている。
一方、回動軸76の内端部にはカムプレート89が固着され、このカムプレート89で昇降用バルブ90のスプール92を押圧して作業機を上昇させるべく構成している。
【0038】
従って、油圧レバー64を作業機上昇方向(図7において時計方向)に回動させると位置決めプレート81に固着したピン85が係止プレート87を同じく時計方向に回動させ、この係止プレート87と一体の回動軸76を時計方向に回動させ、カムプレート89を回動させてスプール92を押圧する。
【0039】
スプール92が押圧されると前記昇降用バルブ90が上げ側に切換えられてリフトアーム59を回動させる。
このリフトアーム59を回動させる単動式油圧シリンダ94は前記基台72上で前後方向に沿わせて設けられており、その前端部は前記基台72上の2枚のフレーム95,95にピン96にて取り付けられている。
【0040】
符号97は昇降用バルブ90の下方に設置された水平制御用バルブで、2本のホース98,98がこれから伸びて図示外の複動式ローリングシリンダに接続され、作業機を所期の姿勢に維持する。
これら昇降用バルブ90及び水平制御用バルブ97の後部には機体を旋回させるための旋回制御バルブ99と圧力比例弁100が設けられ、ステアリングハンドル56の操作方向に応じて右若しくは左側の旋回制御バルブ99が作動し、操作角に応じた圧力で旋回側のクラッチ(図示省略)が作動するように構成している。旋回用のクラッチの制御方法については既に出願済のために詳細な説明は省略するが、左右のリヤアクスルケース18,18内に正転用と逆転用のクラッチが左右に夫々設けられ、直進時には左右共正転クラッチが繋がって直進走行を維持し、ステアリングハンドル56を左右いずれかの方向に回すと回した側の正転クラッチの圧力が徐々に低下してその方向への操舵が行われ、所定角度を越えてさらにステアリングハンドル56を回すと逆転クラッチが入ってスピンターンが行われるようにしている。
【0041】
図7から明らかなように係止プレート87の横には2個のピン103、103が固着されており、いずれか1個のピン103に耕深制御用のインナワイヤ104の一端を取り付ける。ピン103,103を2個設けた理由は感度の切換えを行うためであり、このピン103は1個だけにしてもよい。インナワイヤ104を挿通するアウタワイヤ105の先端部は平面視L字型のプレート107によって耕深レバー65と一体に支持される。符号101は耕深レバー65の回動軸である。耕深レバー65を深い側に操作するとアウタワイヤ105は耕深レバー65と共に前側に移動し、反対に浅い側に回動するとアウタワイヤ105は後方へ移動する。耕深レバー65で耕深を設定した状態で耕耘作業を開始すると、ロータリ耕耘装置のリヤカバーが地面の凹凸を拾って上下回動し、そのリヤカバーの上下動がインナワイヤ104に伝達される。
【0042】
従って、作業中に耕深が深くなり、リヤカバーが土壌によって持ち上げられるとインナワイヤ104が後方へ引かれ、係止プレート87を後方に回動(図7,8において時計方向)させ、回動軸76、カムプレート89を順次介してスプール92を押し込み、昇降用バルブ90を上げ側に切換えてロータリ耕耘装置を上昇させる。
【0043】
【発明の効果】
請求項1の発明は、ミッションケース3から突出した駆動軸5に取り付けられる駆動スプロケット7と、クローラフレーム10に取り付けられた前後2つの従動輪11,12及び複数個の転輪13…にクローラ8を巻き掛けてクローラ走行部を形成した移動車両において、前記クローラフレーム10とは別に前後方向に沿うメインフレーム14を車両本体下部に設け、このメインフレーム14とクローラフレーム10とを縦方向のフレーム15で連結したものであるから、湿田での作業中に泥土が前後の従動輪11,12や転輪13…に付着してクローラフレーム10上に溜まってもこれらの泥土はすぐにクローラフレーム10外へ排出でき、旋回時に泥土が抵抗となってクローラフレーム10を曲げたりする恐れはなく、スムーズな旋回が期待できる。また、クローラフレーム10に掛かる荷重はメインフレーム14を介して車両本体側で受けられるので、クローラフレーム10の変形を防止できる。
【0044】
また、クローラ8で圃場内を前進するときに地面からの反力によってクローラ8前部が持ち上げられる。この反力を多くの転輪13…で支持して転輪1個あたりの分担荷重を低下させるためにはクローラ8の後部側の転輪間隔を詰めて支持する必要があるので、後側の揺動転輪13bと最後部の転輪13dとの間隔を最小とし、揺動転輪同士の間隔をそれよりも大きい間隔とし、前側揺動転輪13aと最前部の転輪13cとの間隔を揺動転輪同士の間隔よりも大きくする構成とすることで、後側転輪に掛かる荷重の軽減となり、転輪の破損を防止して耐久性が向上する。
【0045】
また、最後部の転輪13dの凹部13s内に後側従動輪12の前端部を入り込ませて重ねる構成としたので、最後部の転輪13dと後側従動輪12の軸芯間距離が小さくなり、クローラ8の全長も短くなり、しかも従動輪12はこの転輪13dよりも高い位置にあるので、後側の切上げ角度が十分取れて湿田でのクローラ8の前上がり姿勢を防止できる。
【0046】
また、後側の縦フレーム15の上部に平板17を前下がり姿勢で固着して設け、平板17をリヤアクスルケース18の下面に押し当てて固定して設け、後側の縦フレーム15を平板17に連結して機体の荷重を受ける構成としたので、リヤアクスルケース18からの下向荷重が直接縦フレーム15に掛からず、この平板17を水平にした場合に比較してその荷重作用点はやや前方へ移動することになり、機体重心までの距離が短くなるので、クローラ8を前上がりに回転させようとするモーメントを小さくすることができる。
【0047】
また、請求項では、前側揺動転輪13aと後側揺動転輪13bは揺動アーム26,26で支持され、揺動アーム26,26の揺動中心は、水平状態における各転輪の中心を結ぶ線分と前後の従動輪11,12の中心を結ぶ線分との間に構成したので、揺動転輪13a,13bの復元性が向上する。
即ち、揺動アーム26,26の揺動中心位置が高すぎると揺動アーム26,26が泥土に押されて全体が回ってしまう恐れがあり、反対に低く過ぎると追従性が悪くなるが、前述のようにすることで揺動アーム26,26の復帰性が良くなり、圃場の凹凸に対する追従性が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの側面図である。
【図2】その平面図である。
【図3】要部の拡大側面図である。
【図4】一部を切欠いた要部の拡大平面図である。
【図5】要部の平面図である。
【図6】要部の正面図である。
【図7】要部の側面図である。
【図8】要部の側面図である。
【符号の説明】
1 農用トラクタ
2 エンジン
3 ミッションケース
リヤミッションケース
5 駆動軸
7 駆動スプロケット
8 クローラ
10 クローラフレーム
11 従動輪
12 従動輪
13 転輪
13a 前側揺動転輪
13b 後側の揺動転輪
13c 最前部の転輪
13d 最後部の転輪
13s 最後部の転輪の凹部
14 メインフレーム
15 縦フレーム
17 平板
18 リヤアクスルケース
26 揺動アーム
40 補強パイプ
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
This inventionAgricultural tractorIn particular,Use only crawlers in the running sectionCrawler typeTractorAbout.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art A mobile vehicle such as an agricultural tractor whose traveling unit is a crawler is known.
In general, such a moving vehicle has a drive sprocket attached to a drive shaft that protrudes laterally from the rear mission case, and a traveling wheel provided along the front-rear direction at the lower side thereof is provided with driven wheels, respectively. A plurality of wheels are mounted between the driven wheels, and a traveling portion is formed by winding a crawler having a triangular shape in a side view between the drive sprocket and the driven wheels.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in such a moving vehicle, there is no ingenuity in how to attach the follower wheel to the frame, how to support the wheel, or the structure of the frame itself. On the other hand, if the frame was made strong with emphasis on strength, mud removal was bad. On the other hand, if the frame was made simple, problems such as deformation of the frame due to crawler mud pushing during turning occurred.
[0004]
Agricultural tractors must not only travel in the field, but also frequently go over a steep ridge, etc., but if you try to turn the steering handle on a sloping ground, the front lower part of the crawler will loosen. There was a problem that a part of the wheel was detached from the crawler.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is proposed in view of the above-mentioned problems, and therefore the following technical means have been taken.
[0006]
That is, according to the first aspect of the invention, the drive sprocket (7) attached to the drive shaft (5) protruding from the rear mission case (4) connected to the rear portion of the transmission case (3) and the crawler frame (10) are attached. In the agricultural tractor formed only by the crawler traveling portion by winding the crawler (8) around the two front and rear driven wheels (11), (12) and the plurality of rolling wheels (13), the crawler frame (10) Separately, a main frame (14) extending in the front-rear direction is provided at the lower part of the vehicle body, and the main frame (14) and the crawler frame (10) are formed by front and rear longitudinal frames (15), (15). Concatenate,
The distance between the rear oscillating roller (13b) and the rearmost roller (13d) is minimized, and the interval between the oscillating rollers is larger than that. The front oscillating roller (13a) and the frontmost roller The distance between the wheel (13c) is larger than the distance between the oscillating wheels.
The rear wheel (12) and the rear wheel (13d) are partially overlapped with each other when the rear wheel (12) and the rear wheel (13d) are viewed from the side, with the center position of the rear wheel (13d) positioned behind the center position of the drive sprocket (7). The rear end of the rear driven wheel (12) is inserted into the recess (13s) of the rearmost wheel (13d) and overlapped.
A rear axle case (18) is formed on the rear transmission case (4), and a flat plate (17) is fixedly attached to the upper portion of the rear vertical frame (15) in a forwardly lowered posture, and the flat plate (17) is provided on the rear axle. A reinforcement pipe (40) is provided that is fixed by pressing against the lower surface of the case (18) and obliquely connects the rear vertical frame (15) and the rear part of the crawler frame (10). An agricultural tractor characterized in that the frame (15) is connected to the flat plate (17) to receive the load of the airframe.
[0007]
According to a second aspect of the present invention, the front swing wheel (13a) and the rear swing wheel (13b) are supported by swing arms (26), (26), and the swing arms (26), (26). The swing center of is characterized in that it is smaller than that formed between the line segment connecting the centers of the respective rolling wheels in the horizontal state and the line segment connecting the centers of the front and rear driven wheels (11), (12). The mobile vehicle according to claim 1.
[0008]
In this configuration, when the rotational power of the engine 2 is transmitted to the driving sprocket 7, the crawler 8 is rotated by the driving force, and the agricultural tractor 1 travels in a wet field or the like.
Most of the driven wheels 11 and 12 and the rolling wheels 13 are buried in the mud during running and continue running in that state. When the steering wheel is operated to turn the airframe, the crawler frame 10 and the driven wheels 11 and 12 are subjected to a lateral load due to mud. Therefore, the crawler frame 10 receives a bending load from the side and the mud is The crawler frame 10 tries to enter the inside of the crawler frame 10. The crawler frame 10 is connected to the main frame 14 and the vertical frame 15 above the crawler frame 10, and the main frame 14 itself is attached to the vehicle body side which is a rigid body. Is strong enough to withstand the heavy loads of mud. Further, since the muddy soil is moved through the space surrounded by the crawler frame 10, the main frame 14, and the vertical frame 15, the pressure of the soil acting on the frame is reduced, and the deformation of the crawler frame 10 can be reduced.
In addition, when the aircraft is moving forward and traveling on a soft field such as a wet paddy field, the aircraft is in a front-up position, but the downward load from the rear axle case (18) is not directly applied to the rear vertical frame (15). The aircraft is stable.
[0009]
Embodiment
Embodiments of the present invention will be described below based on the embodiments shown in the drawings. First, the construction will be described. Reference numeral 1 is an agricultural tractor, and the traveling part is a crawler 8. The rotational power of the engine 2 mounted on the front part of the machine body is transmitted to the transmission in the transmission case 3, and the shifted power is transmitted to the rear. The transmission is transmitted from the transmission case 4 to the drive sprockets 7 and 7 attached to the drive shafts 5 and 5 protruding laterally from side to side.
[0010]
Reference numerals 10 and 10 denote crawler frames made of square pipes provided along the front-rear direction. The crawler frames are provided with front and rear driven wheels 11 and 12, and a plurality of wheels 13 are supported in the middle. The crawler 2 is wound between the drive sprocket 7 and the front and rear driven wheels 11 and 12 and the rolling wheels 13..., And has a substantially triangular shape when viewed from the side.
[0011]
The main frames 14 and 14 provided above the crawler frames 10 and 10 in parallel with the crawler frames 10 and 10 are formed of square pipe members having strength, and the crawler frames 10 and 10 and the main frames 14 and 14 are in the vertical direction. Are connected by vertical frames 15, 15, and a space portion A in which mud mud can be laterally moved is formed in a portion surrounded by these frames 10, 10, 14, 14, 15, 15.
[0012]
Flat plates 17 and 17 are fixed to the upper part of the rear vertical frame 15 in a forwardly lowered posture. The flat plates 17 and 17 are pressed against the lower surfaces of the rear axle cases 18 and 18 and fixed with bolts 19 and 19.
One end of a frame 20, 20 formed of a square pipe extending obliquely upward when viewed from the side is fixed to the body frames 21, 21 by bolts 22, 22 at the front portions of the main frames 14, 14. .
[0013]
Among the rollers 13 attached to the crawler frames 10, 10, the two center rollers 13a, 13b are supported by swing arms 26, 26 that swing around fulcrums 25, 25. 26, springs 27, 27 urge the front wheels 13a, 13a upward. The springs 27, 27 are interposed between bolts 29, 29 attached to the outside of the plates 28, 28 connecting the main frame 14 and the front and rear intermediate portions of the crawler frame 10 and the swing arms 26, 26. You may form with the compression spring which presses the rear part of the rocking | swiveling arms 28 and 28 downward.
[0014]
The foremost rollers 13c and 13c and the rearmost rollers 13d and 13d are both rotatably supported by the crawler frames 10 and 10 by pins 30 and 30, respectively. These front and rear rollers 13c, 13c, 13d, and 13d are all supported in a cantilevered state, and the center swinging rollers 13a and 13b are rotatably supported by pins 31 and 31 on swinging arms 26 and 26. The
[0015]
As is apparent from FIG. 3, the swing center of the swing arms 26 and 26 is between the line segment connecting the centers of the respective rolling wheels in the horizontal state and the line segment connecting the centers of the front and rear driven wheels 11 and 12. In this way, the restoring property of the swinging rollers 13a and 13b is improved.
[0016]
If the swinging center position of the swinging arms 26, 26 is too high, the swinging arms 26, 26 may be pushed by the mud and turn the whole, while if too low, the followability is poor. Although it occurs, it has been confirmed by a test that the reversibility of the swing arms 26 and 26 is improved and the followability to the unevenness of the field is improved when configured as in this embodiment. Further, as apparent from the figure, the width (vertical direction) of the crawler frames 10, 10 is made smaller than the diameter of the rolling wheels 13, so that the outer surfaces of the crawler frames 10, 10 do not become walls. Thus, when traveling on a muddy field in the field, there is no hindrance to the movement of the mud in the horizontal direction, and therefore no mud is collected in the crawler frames 10 and 10.
[0017]
3 and 4, the rear driven wheel 12 and the rearmost wheel 13d are partially wrapped when viewed from the side, and the distance between the wheels 13, 13 is narrow on the rear side and the front side is The configuration is wide.
In this embodiment, the distance between the rear-side rocking wheel 13b and the rearmost wheel 13d is minimized, the distance between the rocking wheels is slightly larger than that, and the front-side rocking wheel 13a and the foremost wheel are rotated. The distance from the wheel 13c is slightly larger than that, and the distance is increased sequentially.
[0018]
This is due to the following reason. That is, when the crawler 8 moves forward in the field, the front part of the crawler 8 is lifted by the reaction force from the ground. In order to support this reaction force with a large number of the rollers 13 and reduce the load sharing per roller, it is necessary to support the crawler 8 with a small interval between the rollers. In this way, by narrowing the rear spacing and making the distribution of the wheels dense, the load applied to the rear wheels is reduced, and the wheels are prevented from being damaged and the durability is improved.
[0019]
The rear driven wheel 12 is configured to be detachable at the rear ends of the crawler frames 10, 10. Specifically, two plates are provided at the front portions of the boss portions 33, 33 that support the rear driven wheel 12. 34 and 34 are fixed, and screw holes 35 and 35 are formed in the upper and lower portions of the plates 34 and 34. The screw holes 35 and 35 and screw holes formed in the crawler frames 10 and 10 (not shown). Bolts 38 are inserted into the two to fix them.
[0020]
The reason why the rear driven wheel 12 is detachable without being welded to the crawler frame 10 is that the driven wheel can be used by changing the left and right sides.
When changing the left and right, the height of the two screw holes with respect to the crawler frames 10 and 10 is changed. In general, when the crawler 8 is moved forward to travel on a wet field, the aircraft is in a front-up position as described above when traveling on a place called a soft field or a super wet field. Even in a wet field, where the cultivator is hard, the tractor is buried up to the surface of the cultivator, and stable running is performed in that state. In such a case, since the heel is high, the heel-crossing performance is better if the rear side is larger when the heel is crossed. If the rounding up is small, not only the traverse ability is bad, but also the rear driven wheel 12 may hit the ground during traveling and receive a big shock and cause damage.
[0021]
Therefore, the left and right driven wheels are changed according to the field conditions so that the height can be changed at the same time to improve the running adaptability of the crawler.
Further, not limited to this embodiment, the roller 13 is generally supported in a cantilever state and is inserted from one side (outside), but in that case, the rearmost roller 13d and the rear driven wheel 12 Can not wrap.
[0022]
However, in this embodiment, since the rear driven wheel 12 is detachable, all the rollers 13 may be inserted and attached from one side, and then the rear driven wheel 12 may be attached to the crawler frames 10 and 10, and both are wrapped. And can be supported.
[0023]
By wrapping, the distance between the shaft centers of the rearmost wheel 13d and the rear driven wheel 12 is reduced, the overall length of the crawler 8 is also shortened, and the driven wheel 12 is higher than the wheel 13, so-called. There is a feature that the rear side round-up angle can be taken sufficiently to prevent the front-up posture of the crawler 8 in the wet paddy field.
[0024]
Furthermore, the crawler 8 itself is prevented from coming off by allowing the front end portion of the rear driven wheel 12 to enter and wrap in the recess 13s of the rearmost wheel 13d. Further, since the rear driven wheel 12 is relatively high, it is easy to move backward, and when a work machine such as a rotary tiller mounted on the rear part of the machine is lowered and grounded, the rotating tillage claws and the like are crawled. 8Easy to enter the lower end of the rear part, the work machine can be placed close to the machine, and the center of gravity when the work machine is mounted is forward and the rotary tilling work is stable. Reference numeral 36 denotes a pivot pin that supports the rear driven wheel 12.
[0025]
Further, in this embodiment, since the flat plates 17 and 17 supporting the lower surfaces of the rear axle cases 18 and 18 are inclined forward and downward, the downward load from the rear axle cases 18 and 18 is not directly applied to the vertical frame 15, and this flat plate Compared with the case where 17 and 17 are leveled, the load application point moves slightly forward, and the distance to the center of gravity of the aircraft is shortened, so the moment to rotate the crawler 8 forward is reduced. be able to.
[0026]
3 and 4, reference numeral 40 denotes a reinforcing pipe that obliquely connects the rear vertical frame 15 and the rear portion of the crawler frame 10. Reference numeral 41 denotes a detachment prevention rod for preventing the oscillating rolling wheels 13a and 13b from coming off the crawler 8, and reference numeral 42 denotes a detachment prevention rod for preventing the crawler 8 from coming off the front wheel 13c. These detachment prevention rods 41 and 42 are configured to be detachable so that they can be easily replaced when worn. The foremost wheel 13c is fastened with a bolt 44 to a frame portion 10a integrated with the crawler frame 10, and the other side. The detachment prevention rod 41 is fastened with bolts 45 to the swing arms 26 and 26.
[0027]
Further, the front driven wheels 11 and 11 are configured to be able to move back and forth. Specifically, square pipes 47 and 47 are fixed on the crawler frames 10 and 10, and the driven pipes 11 and 47 are driven. The support bosses 48, 48 supporting 11 are fitted and inserted, and the bosses 51, 51 integral with the driven wheels 11, 11 are configured to move in the front-rear direction by turning the head of the screw rod 50.
[0028]
When the loose crawler 8 is stretched or the crawler 8 itself is replaced, the threaded rod 50 is rotated to change the protruding length. In the bosses 51, 51, pivot pins 53, 53 are provided, and the front driven wheels 11, 11 are supported by the pivot pins 53, 53. In FIG. 1, reference numeral 54 is a fender, 55 is a clutch pedal, 56 is a seat, 57 is a safety frame, 58 is a lift arm, and 59 is a 2P hitch. In FIG. 2, reference numeral 61 is a brake pedal, 62 is a step for getting on and off, 63 is a control unit for rolling control, 64 is a hydraulic operation lever, 65 is a tilling control lever, 66 is a main transmission lever, 67 is a PTO lever, and 68 is a secondary lever. A transmission lever 69 is a blinker.
[0029]
The rolling control operating unit 63 adjusts the right / left tilting posture of a working machine such as a rotary tiller mounted on the rear part of the agricultural tractor 1, and controls the working machine to a horizontal posture at all times. Operate when tilted.
The hydraulic lever 64 raises and lowers the work implement. When the hydraulic lever 64 is pulled up, hydraulic oil flows into a hydraulic cylinder, which will be described later, and the lift arm 59 rotates in the upward direction.
[0030]
The plowing depth lever 65 regulates the depth of plowing during the so-called depth operation. When the plowing depth lever 65 is raised and moved to the “shallow plowing depth” side, the rear cover of the rotary plowing device (not shown) is attached. Even if it moves up slightly, the signal is fed back to the hydraulic lifting system, but conversely, if this plowing lever 65 is lowered and operated to the “deep” side, this will raise a considerable amount even if the rear cover is lifted during plowing work. Unless otherwise stated, there will be no signal to raise the implement unless it is considerably deeper.
[0031]
Next, the operation of the above example will be described.
When the agricultural tractor 1 is placed in the field and the machine is traveling, the rotational power of the drive sprockets 7 and 7 is transmitted to the crawler 8, and the machine is propelled by exerting a strong driving force. The front part of the crawler 8 tries to turn upward due to the reaction force of the ground as the aircraft advances, but the agricultural tractor 1 in this embodiment has a denser distribution toward the rear side of the rolling wheels 13. Since it is supported by the crawler frame 10, the load applied to one of the wheels is small and there is no fear that an excessive load will act on the rollers 13 to break it.
[0032]
In addition, when the front side of the crawler 8 is lifted, for example, when it crosses the heel, the front lower portion of the crawler 8 is slackened and the foremost wheel 13c is separated from the crawler 8, which may cause the wheel to come off. In the embodiment, the oscillating rollers 13a and 13b are provided at the intermediate portion, and the oscillating rollers 13a and 13b are urged by the spring 27 so that the front side is in the upward position. As a result, the wheel 13b is pressed downward, and as a result, the disengagement prevention rod 41 integrated with the swing arm 26 is also pressed downward, and the mountain shape formed at the center of the crawler 8 is formed. It is possible to prevent the crawler 8 from coming off by biting into the detachment prevention guide portion.
[0033]
Further, most of the rolling wheels 13 and the driven wheels 11 and 12 are buried in the mud during the wet field traveling, and particularly when turning, the rolling wheels 13 and the driven wheels 11 and 12 are large in the lateral direction. As a result, the mud tends to hit the outer surfaces of the track frames 10 and 10, but the track frames 10 and 10 have not only a small vertical width, but also between the track frames 10 and 10 and the main frame. Since the space portion A is formed, the mud pushing phenomenon due to the frame is eliminated, and there is no fear of the track frames 10 and 10 being damaged and deformed.
[0034]
Finally, the structure around the seat will be described with reference to FIGS.
As shown in FIG. 6, brackets 73 and 74 that are bent in an inverted U shape when viewed from the front are attached to the left and right folded portions 72 a and 72 a of the base 72 at the top of the rear mission case 4. A tilling lever 65 is supported by the right bracket 73 in the traveling direction, and a main transmission lever 66 is pivotally supported by the left bracket 74.
[0035]
The left and right brackets 73 and 74 are connected to each other by a plate-like front frame 75, and a cylindrical boss 78 that supports the rotating shaft 76 of the hydraulic lever 64 is fixed on the front frame 75. A pipe 79 covers the outer periphery of the rotating shaft 76. A cylindrical boss 80 provided on the rotation base of the hydraulic lever 64 is freely fitted on the outside of the rotation shaft 76. The boss 80 has a fan-shaped side surface and has an uneven groove 82 on the outer periphery. A positioning plate 81 is integrally fixed. The concave / convex groove 82 determines a lowered position, a neutral position, and a raised position of the hydraulic lever 64. Under normal conditions, the roller 83 enters the neutral position (the center position of the three grooves) to stop the movement of the hydraulic lever 64. The roller 83 is constantly urged in a direction to enter the grooves 82.
[0036]
When the hydraulic lever 64 is operated to the ascending side and the lift arm 59 rotates to the maximum ascending position, the hydraulic lever 64 is returned to the neutral position by the interlocking return means such as the rod 70 and stops at the intermediate position of the groove 82. This will be explained with reference to FIG. 8. When the hydraulic lever 64 is moved upward, the roller 83 enters the concave groove on the front side, but the rod 70 is pulled backward by the lift arm 59 and the plate 84 rotates around the fulcrum 86. Then, the positioning plate 81 is pushed back through the plate 88, and the roller 83 enters the concavo-convex groove 82 at the neutral position to stop the hydraulic lever 64 at the neutral position.
[0037]
Further, a pin 85 is fixed horizontally and horizontally inside the positioning plate 81, and this pin 85 is brought into contact with the locking plate 87 integral with the rotating shaft 76 from the front side.
On the other hand, a cam plate 89 is fixed to the inner end portion of the rotating shaft 76, and the cam plate 89 is configured to press the spool 92 of the lift valve 90 to raise the working machine.
[0038]
Accordingly, when the hydraulic lever 64 is rotated in the working machine ascending direction (clockwise in FIG. 7), the pin 85 fixed to the positioning plate 81 similarly rotates the locking plate 87 in the clockwise direction. The integral rotation shaft 76 is rotated clockwise, the cam plate 89 is rotated, and the spool 92 is pressed.
[0039]
When the spool 92 is pressed, the raising / lowering valve 90 is switched to the raising side to rotate the lift arm 59.
A single-acting hydraulic cylinder 94 for rotating the lift arm 59 is provided along the front-rear direction on the base 72, and its front end is attached to two frames 95, 95 on the base 72. It is attached with a pin 96.
[0040]
Reference numeral 97 denotes a horizontal control valve installed below the lifting valve 90. Two hoses 98, 98 extend from this and are connected to a double-acting rolling cylinder (not shown) to bring the working machine to the intended posture. maintain.
A turn control valve 99 and a pressure proportional valve 100 for turning the airframe are provided at the rear part of the lift valve 90 and the horizontal control valve 97, and a right or left turn control valve depending on the operation direction of the steering handle 56. 99 operates, and the clutch on the turning side (not shown) is operated at a pressure corresponding to the operation angle. Although a detailed description of the control method for the turning clutch has already been filed, the forward and reverse clutches are provided on the left and right rear axle cases 18 and 18, respectively. When the forward rotation clutch is connected to maintain straight running and the steering handle 56 is rotated in either the left or right direction, the pressure of the forward rotation clutch on the rotating side gradually decreases, and steering in that direction is performed. When the steering handle 56 is further rotated beyond the above, the reverse rotation clutch is engaged so that a spin turn is performed.
[0041]
As apparent from FIG. 7, two pins 103, 103 are fixed to the side of the locking plate 87, and one end of the inner wire 104 for controlling the tilling depth is attached to any one pin 103. The reason why the two pins 103 and 103 are provided is to switch the sensitivity, and only one pin 103 may be provided. The distal end portion of the outer wire 105 through which the inner wire 104 is inserted is supported integrally with the tilling depth lever 65 by an L-shaped plate 107 in plan view. Reference numeral 101 denotes a rotation axis of the tilling lever 65. When the plowing depth lever 65 is operated to the deep side, the outer wire 105 moves to the front side together with the plowing depth lever 65, and on the contrary, when the plowing depth lever 65 is rotated to the shallow side, the outer wire 105 moves rearward. When the plowing operation is started with the plowing depth set by the plowing depth lever 65, the rear cover of the rotary tiller picks up the unevenness of the ground and rotates up and down, and the vertical movement of the rear cover is transmitted to the inner wire 104.
[0042]
Accordingly, when the working depth is deepened during the operation and the rear cover is lifted by the soil, the inner wire 104 is pulled backward, the locking plate 87 is rotated backward (clockwise in FIGS. 7 and 8), and the rotary shaft 76 is rotated. Then, the spool 92 is pushed in sequentially through the cam plate 89, and the lifting valve 90 is switched to the raising side to raise the rotary tiller.
[0043]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the crawler 8 includes a drive sprocket 7 attached to the drive shaft 5 protruding from the transmission case 3, two front and rear driven wheels 11, 12 attached to the crawler frame 10, and a plurality of rolling wheels 13. In the mobile vehicle in which the crawler running part is formed by winding the main frame 14 along the front-rear direction separately from the crawler frame 10, the main frame 14 and the crawler frame 10 are provided in the vertical frame 15. Therefore, even if the mud adheres to the front and rear driven wheels 11, 12, and the rolling wheels 13 and accumulates on the crawler frame 10 during the work in the wetland, these mud is immediately outside the crawler frame 10. Smooth turning without the risk of bending the crawler frame 10 due to resistance from mud during turning It can wait. Further, since the load applied to the crawler frame 10 is received on the vehicle main body side via the main frame 14, deformation of the crawler frame 10 can be prevented.
[0044]
Also,When the crawler 8 moves forward in the field, the front part of the crawler 8 is lifted by a reaction force from the ground. In order to support this reaction force with a large number of wheels 13 and reduce the load sharing per roller, it is necessary to support the crawler 8 with a small interval between the wheels, so The interval between the oscillating roller 13b and the rearmost roller 13d is minimized, the interval between the oscillating rollers is set larger than that, and the interval between the front oscillating roller 13a and the frontmost roller 13c is oscillated. By setting it to be larger than the distance between the wheels, the load applied to the rear wheel is reduced, and the wheel is prevented from being damaged and the durability is improved.
[0045]
Also,Since the front end portion of the rear driven wheel 12 is inserted into the recessed portion 13s of the rear wheel 13d and overlapped, the distance between the axial centers of the rear wheel 13d and the rear driven wheel 12 is reduced. The total length of the crawler 8 is also shortened, and the driven wheel 12 is higher than the wheel 13d. Therefore, a sufficient angle for the rear side can be secured to prevent the crawler 8 from being lifted forward in the wet field.
[0046]
Also,A flat plate 17 is fixedly attached to the upper part of the rear vertical frame 15 in a forwardly lowered posture, the flat plate 17 is fixed by being pressed against the lower surface of the rear axle case 18, and the rear vertical frame 15 is connected to the flat plate 17. Therefore, the downward load from the rear axle case 18 is not directly applied to the vertical frame 15, and the load application point moves slightly forward compared to the case where the flat plate 17 is horizontal. In other words, since the distance to the center of gravity of the machine body is shortened, the moment to rotate the crawler 8 forward can be reduced.
[0047]
Claims2ThenThe front swinging roller 13a and the rear swinging roller 13b are supported by swinging arms 26, 26. The swinging centers of the swinging arms 26, 26 are the line segments connecting the centers of the respective rolling wheels in the horizontal state and the front and rear. Since it is comprised between the segment which connects the center of the driven wheels 11 and 12, the restoring property of the rocking wheels 13a and 13b is improved.
That is, if the swing center position of the swing arms 26, 26 is too high, the swing arms 26, 26 may be pushed by the mud, and the whole may turn. By doing as mentioned above, the return | restoration property of the rocking | swiveling arms 26 and 26 improves, and the followable | trackability with respect to the unevenness | corrugation of a field improves.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a tractor.
FIG. 2 is a plan view thereof.
FIG. 3 is an enlarged side view of a main part.
FIG. 4 is an enlarged plan view of a main part with a part cut away.
FIG. 5 is a plan view of a main part.
FIG. 6 is a front view of the main part.
FIG. 7 is a side view of the main part.
FIG. 8 is a side view of the main part.
[Explanation of symbols]
1 Agricultural tractor
2 Engine
3 Mission case
4    Rear mission case
5 Drive shaft
7 Drive sprocket
8 Crawler
10 Crawler frame
11 Follower wheel
12 Follower wheel
13 Rolling wheels
13a  Front swing wheel
13b  Rear swing wheel
13c  Front wheel
13d  The last wheel
13s  Concave part of the last wheel
14 Mainframe
15 Vertical frame
17    Flat plate
18    Rear axle case
26    Swing arm
40    Reinforcement pipe

Claims (2)

ミッションケース(3)の後部に連結するリヤミッションケース(4)から突出した駆動軸(5)に取り付けられる駆動スプロケット(7)と、クローラフレーム(10)に取り付けられた前後2つの従動輪(11),(12)及び複数個の転輪(13)…にクローラ(8)を巻き掛けてクローラ走行部のみで形成した農用トラクタにおいて、前記クローラフレーム(10)とは別に前後方向に沿うメインフレーム(14)を車両本体下部に設け、このメインフレーム(14)とクローラフレーム(10)とを前側と後側の縦方向のフレーム(15),(15)で連結し
後側の揺動転輪(13b)と最後部の転輪(13d)との間隔を最小とし、揺動転輪同士の間隔をそれよりも大きい間隔とし、前側揺動転輪(13a)と最前部の転輪(13c)との間隔を揺動転輪同士の間隔よりも大きくする構成とし
最後部の転輪(13d)の中心位置を駆動スプロケット(7)の中心位置よりも後方として、後側従動輪(12)と最後部の転輪(13d)とを側面から見て一部重ねて設けるにあたり、最後部の転輪(13d)の凹部(13s)内に後側従動輪(12)の前端部を入り込ませて重ねる構成とし、
前記リヤミッションケース(4)にリヤアクスルケース(18)を構成し、前記後側の縦フレーム(15)の上部に平板(17)を前下がり姿勢で固着して設け、該平板(17)をリヤアクスルケース(18)の下面に押し当てて固定して設け、後側の縦フレーム(15)とクローラフレーム(10)の後部とを斜めに連結する補強パイプ(40)を構成し、後側の縦フレーム(15)を前記平板(17)に連結して機体の荷重を受ける構成としたことを特徴とする農用トラクタ
A drive sprocket (7) attached to the drive shaft (5) protruding from the rear mission case (4) connected to the rear part of the transmission case (3) , and two front and rear driven wheels (11) attached to the crawler frame (10) ), (12) and a plurality of rolling wheels (13)... In the agricultural tractor formed only by the crawler traveling portion by winding the crawler (8), separately from the crawler frame (10), the main frame along the front-rear direction (14) is provided at the lower part of the vehicle body, and the main frame (14) and the crawler frame (10) are connected by the front and rear longitudinal frames (15), (15) ,
The distance between the rear oscillating roller (13b) and the rearmost roller (13d) is minimized, and the interval between the oscillating rollers is larger than that. The front oscillating roller (13a) and the frontmost roller The distance between the wheel (13c) is larger than the distance between the oscillating wheels.
The rear wheel (12) and the rear wheel (13d) are partially overlapped with each other when the rear wheel (12) and the rear wheel (13d) are viewed from the side, with the center position of the rear wheel (13d) positioned behind the center position of the drive sprocket (7). The rear end of the rear driven wheel (12) is inserted into the recess (13s) of the rearmost wheel (13d) and overlapped.
A rear axle case (18) is formed on the rear transmission case (4), and a flat plate (17) is fixedly attached to the upper portion of the rear vertical frame (15) in a forwardly lowered posture, and the flat plate (17) is provided on the rear axle. A reinforcement pipe (40) is provided that is fixed by pressing against the lower surface of the case (18) and obliquely connects the rear vertical frame (15) and the rear part of the crawler frame (10). An agricultural tractor characterized in that a frame (15) is connected to the flat plate (17) to receive the load of the airframe .
前記前側揺動転輪(13a)と後側揺動転輪(13b)は揺動アーム(26),(26)で支持され、該揺動アーム(26),(26)の揺動中心は、水平状態における各転輪の中心を結ぶ線分と前後の従動輪(11),(12)の中心を結ぶ線分との間に構成したより小さくしたことを特徴とする請求項1記載の移動車両。 The front swinging wheel (13a) and the rear swinging wheel (13b) are supported by swinging arms (26) and (26), and the swinging centers of the swinging arms (26) and (26) are horizontal. 2. The moving vehicle according to claim 1, wherein the moving vehicle is smaller than the line segment connecting the centers of the respective rolling wheels in the state and the line segments connecting the centers of the front and rear driven wheels (11), (12). .
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