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JP4864612B2 - 組合せ秤および組合せ計量方法 - Google Patents

組合せ秤および組合せ計量方法 Download PDF

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Description

本発明は、組合せ秤および組合せ計量方法に関する。より詳しくは、被計量物の重量を他のパラメータに換算して組合せ演算を行う組合せ秤および組合せ計量方法に関する。
食品等の商品を一定量だけ計量する技術として、特許文献1に開示されているような組合せ秤が広く用いられている。組合せ計量では、一般に、被計量物の重量が所定の条件を満たすように計量が行われる。複数の計量部に被計量物が供給されて計量される。計量が終わると、計量値の合計が所定の条件を満たす計量部の組合せが選択されて、包装機へ排出される。
組合せ計量において、重量以外の条件が設定される場合もある。スーパーマーケット等の小売業においては、重量よりも価格について条件を設定することが便宜な場合がある。被計量物の価格を用いて組合せ演算が行われるものとして、特許文献2に開示された組合せ秤がある。この組合せ秤では、価格の条件が設定され、複数の計量部に被計量物が供給され計量される。計量値と単価に基づいて各計量部に保持された被計量物の価格が演算され、該価格の合計が設定された条件を満たすように計量部の組合せが選択される。
特開昭58−124918号公報 実公平5−26971号公報
小売業等においては、消費者のニーズの多様化に伴い、必ずしも重量や価格に基づく商品では売り上げを伸ばすことができない場合があった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品を製造可能な組合せ秤および組合せ計量方法を提供することを目的としている。
本発明者は、小売業における計量現場において必要とされる組合せ計量技術を鋭意検討した。その結果、従来のように価格や重量に基づいてパックされた商品では、必ずしも消費者の購買意欲を刺激できない場合があることを発見した。特に近年、消費者の健康志向が高まっており、商品の合計カロリーに留意して購入の是非を決定する消費者が増加しつつあることが注目された。食事制限に基づく減量においては、一日の消費カロリーに目標値を設定することが多い。減量中の消費者にとって、合計カロリーが所望の値に近いセット食品を購入することができれば便利である。こうした背景を踏まえ本発明者は、計量値をカロリーに換算し、カロリーに基づいて組合せ演算を行う組合せ秤に想到した。本発明の組合せ秤によれば、簡便に、消費者のニーズに適合したセット食品を製造できることになる。
上記課題を解決するために、本発明に係る組合せ秤は、被計量物を保持し計量する複数の計量部と、制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記計量部に供給された被計量物の重量に基づいて組合せ演算を行い、計量部の組合せのうち組合せ条件を満たすものを最適組合せとして選択する組合せ秤であって、さらに、目標カロリーを設定するためのカロリー設定装置と、被計量物の重量とカロリーとの換算係数であるカロリー換算係数を設定するためのカロリー換算係数設定装置と、を備え、前記制御装置は、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数とに基づいて前記組合せ条件を決定する。
かかる構成では、各計量皿に載置された被計量物の計量値に基づいて、組合せ合計カロリーが目標値に略等しい組合せが容易に選択できる。よって、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品が製造可能となる。
上記組合せ秤において、さらに、目標重量を設定するための重量設定装置と、組合せ条件を選択するための組合せ条件選択装置とを備え、前記組合せ条件選択装置は選択された組合せ条件に基づいて組合せ条件選択信号を出力し、前記制御装置は、前記組合せ条件選択装置から出力された組合せ条件選択信号に基づいて、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数とに基づいて前記組合せ条件を決定して最適組合せの選択を行うカロリー組合せ計量と、前記目標重量に基づいて前記組合せ条件を決定して最適組合せの選択を行う重量組合せ計量とを択一的に実行してもよい。
かかる構成では、各計量皿に載置された被計量物の計量値に基づいて、組合せ合計カロリーまたは組合せ合計重量が目標値に略等しい組合せが容易に選択できる。よって、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品が製造可能となる。
上記組合せ秤において、さらに、目標重量を設定するための重量設定装置を備え、前記制御装置は、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記目標重量とに基づいて前記組合せ条件を決定してもよい。
かかる構成では、各計量皿に載置された被計量物の計量値に基づいて、組合せ合計カロリーおよび組合せ合計重量が目標値に略等しい組合せが容易に選択できる。よって、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品が製造可能となる。
上記組合せ秤において、さらに、目標価格を設定するための価格設定装置と、被計量物の重量と価格との換算係数である価格換算係数を設定するための価格換算係数設定装置と、組合せ条件を選択するための組合せ条件選択装置とを備え、前記組合せ条件選択装置は選択された組合せ条件に基づいて組合せ条件選択信号を出力し、前記制御装置は、前記組合せ条件選択装置から出力された組合せ条件選択信号に基づいて、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数とに基づいて前記組合せ条件を決定して最適組合せの選択を行うカロリー組合せ計量と、前記目標価格と前記価格換算係数とに基づいて前記組合せ条件を決定して最適組合せの選択を行う価格組合せ計量とを択一的に実行してもよい。
かかる構成では、各計量皿に載置された被計量物の計量値に基づいて、組合せ合計カロリーまたは組合せ合計価格が目標値に略等しい組合せが容易に選択できる。よって、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品が製造可能となる。
上記組合せ秤において、さらに、目標価格を設定するための価格設定装置と、被計量物の重量と価格との換算係数である価格換算係数を設定するための価格換算係数設定装置と、を備え、前記制御装置は、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記目標価格と前記価格換算係数とに基づいて前記組合せ条件を決定してもよい。
かかる構成では、各計量皿に載置された被計量物の計量値に基づいて、組合せ合計カロリーおよび組合せ合計価格が目標値に略等しい組合せが容易に選択できる。よって、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品が製造可能となる。
上記組合せ秤において、さらに、被計量物の重量と原価との換算係数である原価換算係数を設定するための原価換算係数設定装置を備え、前記制御装置は、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記原価換算係数とに基づいて前記組合せ条件を決定してもよい。
かかる構成では、各計量皿に載置された被計量物の計量値に基づいて、組合せ合計カロリーが目標値に略等しく、かつ原価の低い組合せが容易に選択できる。よって、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品が製造可能となる。
上記組合せ秤において、さらに、目標重量を設定するための重量設定装置と、目標価格を設定するための価格設定装置と、被計量物の重量と価格との換算係数である価格換算係数を設定するための価格換算係数設定装置と、を備え、前記制御装置は、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記目標重量と前記目標価格と前記価格換算係数とに基づいて前記組合せ条件を決定してもよい。
かかる構成では、各計量皿に載置された被計量物の計量値に基づいて、組合せ合計カロリーと組合せ合計重量と組合せ合計価格が目標値に略等しい組合せが容易に選択できる。よって、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品が製造可能となる。なお、ここでいう「価格」は販売価格でも原価でもよい。
上記組合せ秤において、さらに、被計量物の重量と原価との換算係数である原価換算係数を設定するための原価換算係数設定装置を備え、前記制御装置は、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記目標重量と前記目標価格と前記価格換算係数と前記原価換算係数とに基づいて前記組合せ条件を決定してもよい。
かかる構成では、各計量皿に載置された被計量物の計量値に基づいて、組合せ合計カロリーと組合せ合計重量と組合せ合計価格が目標値に略等しく、かつ原価の低い組合せが容易に選択できる。よって、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品が製造可能となる。
上記組合せ秤において、さらに、第1変数の目標値を設定するための第1変数設定装置と、被計量物の重量と第1変数との換算係数である第1変数換算係数を設定するための第1変数換算係数設定装置と、を備え、前記制御装置は、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記第1変数の目標値と前記第1変数換算係数とに基づいて前記組合せ条件を決定し、前記第1変数は、価格および重量のいずれか一方であってもよい。
かかる構成では、各計量皿に載置された被計量物の計量値に基づいて、組合せ合計カロリーおよび組合せ合計価格、または組合せ合計カロリーおよび組合せ合計重量、が目標値に略等しい組合せが容易に選択できる。よって、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品が製造可能となる。
上記組合せ秤において、前記計量部は、載置される被計量物の種類に対応する群に分けられており、前記カロリー換算係数設定装置は、それぞれの群ごとに前記カロリー換算係数を設定できるように構成されていてもよい。
かかる構成では、被計量物の種類に応じ、各計量皿に載置された被計量物の計量値からカロリー値を演算し、組合せ合計カロリーが目標値に略等しい組合せが容易に選択できる。よって、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品が製造可能となる。
上記組合せ秤において、さらに、それぞれの群ごとにカロリー構成比率の許容範囲を設定するためのカロリー構成比率設定装置を備え、前記制御装置は、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記カロリー構成比率の許容範囲とに基づいて前記組合せ条件を決定してもよい。
かかる構成では、各群について、カロリー構成比率が所定の条件を満たす組合せが得られる。よって、バランスのよいセット食品が容易に製造可能となる。また、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品が製造可能となる。
上記組合せ秤において、前記計量部は、載置される被計量物の種類に対応する群に分けられており、前記カロリー換算係数設定装置は、それぞれの群ごとに前記カロリー換算係数を設定できるように構成されており、前記第1変数換算係数設定装置は、それぞれの群ごとに前記第1変数換算係数を設定できるように構成されており、前記制御装置は、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記第1変数の目標値と前記第1変数換算係数とに基づいて前記組合せ条件を決定してもよい。
かかる構成では、各群について、カロリー構成比率が所定の条件を満たす組合せが得られる。よって、バランスのよいセット食品が容易に製造可能となる。また、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品が製造可能となる。
上記組合せ秤において、さらに、それぞれの群ごとにカロリー構成比率の許容範囲を設定するためのカロリー構成比率設定装置と、それぞれの群ごとに第1変数構成比率の許容範囲を設定するための第1変数構成比率設定装置と、演算に用いる構成比率を選択するための構成比率選択装置とを備え、前記構成比率選択装置は選択された構成比率に基づいて構成比率選択信号を出力し、前記制御装置は、前記構成比率選択装置から出力された構成比率選択信号に基づいて、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記第1変数の目標値と前記第1変数換算係数と前記カロリー構成比率の許容範囲とに基づいて前記組合せ条件を決定して最適組合せの選択を行うカロリー構成比率組合せ計量と、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記第1変数の目標値と前記第1変数換算係数と前記第1変数構成比率の許容範囲とに基づいて前記組合せ条件を決定して最適組合せの選択を行う第1変数構成比率組合せ計量とを択一的に実行してもよい。
かかる構成では、各群について、カロリー構成比率または第1変数構成比率が所定の条件を満たす組合せが得られる。よって、バランスのよいセット食品が容易に製造可能となる。また、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品が製造可能となる。
上記組合せ秤において、さらに、それぞれの群ごとにカロリー構成比率の許容範囲を設定するためのカロリー構成比率設定装置と、それぞれの群ごとに重量構成比率の許容範囲を設定するための重量構成比率設定装置と、それぞれの群ごとに価格構成比率の許容範囲を設定するための価格構成比率設定装置と、演算に用いる構成比率を選択するための構成比率選択装置とを備え、前記構成比率選択装置は選択された構成比率に基づいて構成比率選択信号を出力し、前記制御装置は、前記構成比率選択装置から出力された構成比率選択信号に基づいて、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記目標重量と前記目標価格と前記価格換算係数と前記カロリー構成比率の許容範囲とに基づいて前記組合せ条件を決定して最適組合せの選択を行うカロリー構成比率組合せ計量と、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記目標重量と前記目標価格と前記価格換算係数と前記重量構成比率の許容範囲とに基づいて前記組合せ条件を決定して最適組合せの選択を行う重量構成比率組合せ計量と、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記目標重量と前記目標価格と前記価格換算係数と前記価格構成比率の許容範囲とに基づいて前記組合せ条件を決定して最適組合せの選択を行う価格構成比率組合せ計量とを択一的に実行してもよい。
かかる構成では、各群について、カロリー構成比率と重量構成比率と価格構成比率のいずれかが所定の条件を満たす組合せが得られる。よって、バランスのよいセット食品が容易に製造可能となる。また、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品が製造可能となる。なお、ここでいう「価格」は販売価格でも原価でもよい。
上記組合せ秤において、さらに、被計量物の重量と原価との換算係数である原価換算係数を設定するための原価換算係数設定装置と、それぞれの群ごとにカロリー構成比率の許容範囲を設定するためのカロリー構成比率設定装置と、それぞれの群ごとに重量構成比率の許容範囲を設定するための重量構成比率設定装置と、それぞれの群ごとに価格構成比率の許容範囲を設定するための価格構成比率設定装置と、演算に用いる構成比率を選択するための構成比率選択装置とを備え、前記構成比率選択装置は選択された構成比率に基づいて構成比率選択信号を出力し、前記制御装置は、前記構成比率選択装置から出力された構成比率選択信号に基づいて、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記目標重量と前記目標価格と前記価格換算係数と前記カロリー構成比率の許容範囲と前記原価とに基づいて前記組合せ条件を決定して最適組合せの選択を行うカロリー構成比率組合せ計量と、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記目標重量と前記目標価格と前記価格換算係数と前記重量構成比率の許容範囲と前記原価とに基づいて前記組合せ条件を決定して最適組合せの選択を行う重量構成比率組合せ計量と、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記目標重量と前記目標価格と前記価格換算係数と前記価格構成比率の許容範囲と前記原価とに基づいて前記組合せ条件を決定して最適組合せの選択を行う価格構成比率組合せ計量とを択一的に実行してもよい。
かかる構成では、各群について、カロリー構成比率と重量構成比率と価格構成比率のいずれかが所定の条件を満たし、かつ原価も低い組合せが得られる。よって、バランスのよいセット食品が容易にかつ経済的に製造可能となる。また、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品が製造可能となる。
上記組合せ秤において、前記計量部は3個以上であって、前記計量部のうち1個または2個が優先計量部として設定され、前記制御装置は、前記優先計量部を少なくとも1個含むように最適組合せを選択してもよい。
かかる構成では、処理したい被計量物を優先計量皿に載置することで、必ず該被計量物を含んだ商品が得られるため、便利である。
また、上記課題を解決するために、本発明の組合せ計量方法は、目標カロリーを設定するステップと、被計量物の重量とカロリーとの換算係数であるカロリー換算係数を設定するステップと、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数とに基づいて前記組合せ条件を決定するステップと、計量部に供給された被計量物の重量に基づいて組合せ演算を行い計量部の組合せのうち前記組合せ条件を満たすものを最適組合せとして選択するステップとを有する。
かかる構成では、各計量皿に載置された被計量物の計量値に基づいて、組合せ合計カロリーが目標値に略等しい組合せが容易に選択できる。よって、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品が製造可能となる。
また、本発明の組合せ計量方法は、目標カロリーを設定するステップと、目標重量を設定するステップと、目標価格を設定するステップと、被計量物の重量とカロリーとの換算係数であるカロリー換算係数を設定するステップと、被計量物の重量と価格との換算係数である価格換算係数を設定するステップと、被計量物の重量と原価との換算係数である原価換算係数を設定するステップと、被計量物の種類に対応する群ごとにカロリー構成比率の許容範囲を設定するステップと、被計量物の種類に対応する群ごとに重量構成比率の許容範囲を設定するステップと、被計量物の種類に対応する群ごとに価格構成比率の許容範囲を設定するステップと、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記目標重量と前記目標価格と前記価格換算係数と前記カロリー構成比率の許容範囲と原価とに基づいて組合せ条件を決定するか、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記目標重量と前記目標価格と前記価格換算係数と前記重量構成比率の許容範囲と原価とに基づいて組合せ条件を決定するか、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記目標重量と前記目標価格と前記価格換算係数と前記価格構成比率の許容範囲と原価とに基づいて組合せ条件を決定するかを選択するステップと、計量部に供給された被計量物の重量に基づいて組合せ演算を行い計量部の組合せのうち前記選択された組合せ条件を満たすものを最適組合せとして選択するステップとを有する。
かかる構成では、各群について、カロリー構成比率と重量構成比率と価格構成比率のいずれかが所定の条件を満たし、かつ原価も低い組合せが得られる。よって、バランスのよいセット食品が容易にかつ経済的に製造可能となる。また、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品が製造可能となる。
上述の説明において「価格」と「原価」という2つの用語が用いられている。両者の意義につき、原則として「価格」には「販売価格」と「原価」の両方が含まれるものとする。ただし、「価格」と「原価」の両方が同時に組合せ条件に用いられる場合には「価格」には「原価」が含まれないこととしてもよい。
本発明は、上述のような構成を有しており、以下のような効果を奏する。すなわち、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品を製造可能な組合せ秤および組合せ計量方法を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態の組合せ秤および組合せ計量方法は、被計量物を組合せてカロリーが略一定となる食品パックを製造するためのものである。
[装置構成]
図1は、本発明の第1実施形態の組合せ秤の概略構成の一例を示す斜視図である。以下、図1を参照しながら、本実施形態の組合せ秤のハードウェア構成について説明する。
図1に示す通り、本実施形態に係る組合せ秤10は、本体11と、計量皿12(計量部)と、指示灯13(計量部指示灯)と、入出力装置14を備えたパネル部20とを備えている。本体11は平たい箱状であって、その上面には計量皿12が、本体11の長手方向に沿って、2列に並んで配設されている。計量皿12の数は1列あたり6枚であり、計量皿の合計数は12枚となっている。本体11の上面には、2列に並んだ計量皿12の隙間に、各計量皿12に対応して合計12個の指示灯13が配設されている。本体11の長手方向の一方の端には、パネル部20が配設されている。パネル部20は平たい箱状であって、一方の主面上に入出力装置14が配設されている。パネル部20の内部には、制御基板15(制御装置)が格納されている。
計量皿12は、例えばステンレス製の皿をロードセル(図示せず)により支持した構成とすることができる。指示灯13には、例えば発光ダイオードや電球等を用いることができる。入出力装置14には、例えばタッチパネルが用いられる。本実施形態では、入出力装置を一体に構成したが、入力装置と出力装置を別個に設けてもよく、複数の入力装置あるいは出力装置を設けてもよい。入力装置はボタンやマイク等であってもよい。出力装置は液晶やブザー、スピーカ等であってもよい。制御基板15は複数設けられていてもよい。すなわち、制御装置による制御は、集中制御であっても分散制御であってもよい。複数の制御装置がそれぞれ異なる機能を有していてもよい。
図2は、本発明の第1実施形態の組合せ秤の制御系統の一例を示すブロック図である。以下、図2を参照しながら、本実施形態の組合せ秤の制御系統について説明する。
図2に示す通り、本実施形態に係る組合せ秤10の制御系統は、制御基板15と、入出力装置14と、指示灯131〜12と、計量皿121〜12と、を有している。制御基板15は、制御部16と、記憶部17と、指示灯駆動回路18と、A/D変換回路19と、を有している。制御部16には、例えばCPUが用いられる。記憶部17には、例えば内部メモリが用いられる。制御部16と記憶部17、制御部16と入出力装置14、は相互に通信可能に接続されている。指示灯駆動回路18は、制御部16からの指令に基づいて指示灯131〜12を点灯/消灯できるように、制御部16および指示灯131〜12と接続されている。A/D変換回路19は、計量皿121〜12が検出結果に基づいて出力するアナログ信号をデジタル信号に変換し、制御部16へと転送できるように、制御部16と計量皿121〜12に接続されている。図中の矢印は信号が伝達される方向を示す。
以下、図2を参照しながら、制御基板15の動作の概略について説明する。使用者の操作により、組合せ条件を決定するためのパラメータ等が、入出力装置14から制御部16へ入力される。制御部16は、受け取ったパラメータ等を記憶部17に記憶させる。記憶されたパラメータ等は、制御部16によって読み出され、必要に応じて入出力装置14に出力され、使用者によって確認される。また、記憶部17には、組合せ条件を決定するためのプログラムや組合せ演算を行うためのプログラム等も記憶されている。計量皿121〜12は、それぞれが保持する被計量物の重量を検出して、検出結果をA/D変換回路19へ送る。計量皿121〜12から送られた検出結果は、A/D変換回路19により検出値(デジタル信号)へと変換されて、制御部16へと送られる。制御部16は、受け取った検出値と、記憶部17に記憶されたプログラムを用いて、最適組合せに参加する計量皿121〜12を決定する。最適組合せが制御部16により選択されると、制御部16の指令により、最適組合せに参加する計量皿121〜12に対応する指示灯131〜12が指示灯駆動回路18を介して点灯される。制御部16は、必要に応じて、処理結果を入出力装置14に出力する。制御基板15は、以上の方法により、組合せ秤を運転する。
[動作]
図3は、本発明の第1実施形態の組合せ秤を用いた組合せ計量方法の一例を概略的に示すフローチャートである。以下、本実施形態の組合せ秤10を用いた計量方法の概略について、図1および図3を参照しつつ説明する。なお、以下の説明では、被計量物がミックスサラダである場合を例として説明する。
組合せ秤を起動すると(スタート)、まずパラメータの入力が行われる(ステップS101)。すなわち、作業者が入出力装置14を操作することにより、カロリー換算係数(例えば、0.2kcal/g)、組合せ目標カロリー(組合せ合計カロリーの目標値:例えば、80kcal)、組合せ合計カロリーの下限値(例えば、0kcal)、組合せ合計カロリーの上限値(例えば、+2kcal)が設定される。下限値および上限値とは許容範囲の下限値および上限値を目標値からの差で示したものである(以下同様)。上述の例では、組合せ合計カロリーの許容範囲は、80kcal以上82kcal以下となる。なお、許容範囲には閾値を含めなくともよい。
ステップS101が終わると、作業者はミックスサラダを一つかみずつ、空の計量皿12の上に載荷する(ステップS102)。
ステップS102が終わると、制御基板15は、それぞれの計量皿12からミックスサラダの重量の検出結果(計量値)を受け取り、受け取られた計量値のうち値の安定しているものを選別して、カロリー換算係数に基づきカロリー値へと換算する(ステップS103)。
ステップS103が終わると、制御基板15により、得られたカロリー値を用いて、計量皿の組合せそれぞれについて組合せ合計カロリー(組合せに参加する計量皿について得られたカロリー値の合計)が演算される(ステップS104)。すなわち、全ての計量値が安定している場合には、12個の計量皿から1個乃至12個を取り出す組合せのそれぞれについて、組合せ合計カロリーが演算される。
ステップS104が終わると、制御基板15により、組合せ合計カロリーが許容範囲内にある組合せがあるか否かの判定が行われる(ステップS105)。
ステップS105においてYESと判定されると、制御基板15により、組合せ合計カロリーが許容範囲内にある組合せのうち合計カロリーが目標値に最も近い組合せが最適組合せとして選択される(ステップS106)。
ステップS106が終わると、最適組合せに参加する計量皿に対応する指示灯が点灯される(ステップS107)。作業者は、点灯している指示灯に対応する計量皿からミックスサラダを集めて包装することで、合計カロリーが目標値に略等しい商品を製造することができる。ステップS107の後はステップS102に戻る。なお、実際には被計量物の載置(ステップS102)と組合せ演算と演算結果の表示(ステップS103〜S107)は同時に並行して進められるのが好ましい。かかる動作により、作業者は任意のタイミングで被計量物の載置と、取り出しとを行うことが可能となる。
ステップS105においてNOと判定されると、入出力装置14にエラー表示がされる(ステップS108)。エラー表示がされれば、作業者により計量皿の上の被計量物が載せ替えられ(ステップS109)、ステップS103へと戻る。
[効果]
本実施形態の組合せ秤によれば、各計量皿に載置された被計量物の計量値に基づいて、組合せ合計カロリーが目標値に略等しい組合せが容易に選択できる。よって、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品(略等カロリーの食品パック)が製造可能となる。
[変形例]
本実施形態において、組合せ合計カロリーが満たすべき条件(目標カロリー)は、組合せ目標カロリーと、組合せ目標カロリーの上限値と、組合せ目標カロリーの下限値の3つの値により特定される。しかし、目標カロリーは1個の目標値で特定されてもよく、あるいは上限および下限の2つの値で特定されてもよい。組合せ合計カロリーが満たすべき条件を特定可能なものであれば、目標カロリーはどのように設定されてもよい。以下、他のパラメータについても同様である。
本実施形態において入出力装置14は、目標カロリーを設定するためのカロリー設定装置と、カロリー換算係数を設定するためのカロリー換算係数設定装置とを兼ねるが、カロリー設定装置とカロリー換算係数設定装置とはそれぞれ独立した装置であってもよい。このように、入出力装置14はさまざまな機能を果たすが、それぞれの機能は独立しており、独立して設けられた装置にいずれの機能を実現させるかは任意である(以下同様)。
パネル部20の側面に、ラベルプリンタ(印字装置:図示せず)の接続ポート(送信装置)を配設してもよい。制御基板にI/O回路を設け、制御部が出力する印字用データ(重量、価格等)を接続ポートを介してラベルプリンタに転送できるように、I/O回路と接続ポートと接続されてもよい。かかる構成においては、接続ポートにラベルプリンタを接続すると、制御部が必要に応じて処理結果を接続ポートに出力することで、ラベルプリンタにより演算結果(組合せ合計カロリーや組合せ合計重量など)が印字可能となる。
計量皿のうち特定の1枚あるいは2枚を優先計量皿(優先計量部)とし、強制的に最適組合せに参加させてもよい。かかる構成では、処理したい被計量物を優先計量皿に載置することで、必ず該被計量物を含んだ商品が得られるため、便利である。
上述の説明では、計量値から換算されたカロリーを用いた演算による最適組合せの選択(カロリー組合せ計量)のみが行われる構成であったが、重量(計量値)を用いた演算による最適組合せの選択(重量組合せ計量)とカロリー組合せ計量とを選択的に実行可能としてもよい。かかる場合には、入出力装置14が、目標重量(例えば、組合せ目標重量、組合せ目標重量の上限値、組合せ目標重量の下限値)を設定するための重量設定装置、およびカロリー組合せ計量を実行するか重量組合せ計量を実行するか(組合せ条件)を選択するための組合せ条件選択装置となる。なお、組合せ条件とは多数の組合せから最適なものを選別するための方法ないし条件をいう。例えばカロリー組合せ計量では、計量値はカロリー換算係数を用いてカロリー値に換算され、組合せ合計カロリーが組合せ目標カロリーに近いものが選別される。よって、カロリー換算係数と目標カロリーに基づいて組合せ条件が決定されるといえる。入出力装置14は、作業者から入力された組合せ条件についての選択に基づいて、組合せ条件選択信号を制御基板15へと出力する。制御基板15は、受け取った組合せ条件選択信号に基づいて、カロリー組合せ計量と重量組合せ計量とを択一的に実行する。かかる構成によれば使用者は、カロリーまたは重量に基づく組合せ計量を任意に選択して実行できるため、便利である。なお、重量を用いた組合せについては、計量値をそのまま組合せ演算に用いることができる点を除けば図3とほぼ同様であるため、説明を省略する。
カロリー組合せ計量と、計量値から換算された価格(販売価格あるいは原価)を用いた演算による最適組合せの選択(価格組合せ計量)とを選択的に実行可能としてもよい。かかる場合には、入出力装置14が、計量値と価格との換算係数(価格換算係数)を設定するための価格換算係数設定装置、目標価格(例えば、組合せ目標価格、組合せ目標価格の上限値、組合せ目標価格の下限値)を設定するための価格設定装置、およびカロリー組合せ計量を実行するか価格組合せ計量を実行するか(組合せ条件)を選択するための組合せ条件選択装置となる。入出力装置14は、作業者から入力された組合せ条件についての選択に基づいて、組合せ条件選択信号を制御基板15へと出力する。制御基板15は、受け取った組合せ条件選択信号に基づいて、カロリー組合せ計量と価格組合せ計量とを択一的に実行する。かかる構成によれば使用者は、カロリーまたは価格に基づく組合せ計量を任意に選択して実行できるため、便利である。なお、価格を用いた組合せについては図3とほぼ同様であるため、説明を省略する。
計量値から換算された原価を用いた選別を組合せてもよい。かかる場合には、入出力装置14が、計量値と原価との換算係数(原価換算係数)を設定するための原価換算係数設定装置となる。計量値は原価に換算されて各組合せについて組合せ合計原価が演算される。組合せ合計カロリーが許容範囲内にある組合せのうち、最も組合せ合計原価が低くなる組合せが最適組み合わせとして選択される。かかる構成によれば、組合せ合計カロリーが許容範囲内にありながら、原価が最も低い商品が製造可能となる。
(第2実施形態)
第2実施形態の組合せ秤および組合せ計量方法は、計量皿を複数のブロックに分けて、複数種類の被計量物を組合せてカロリーが略一定となるセット食品を製造するためのものである。また、セット中において各種類の被計量物に偏りを防止すべく、種類ごとの構成比率(各ブロックに属する計量皿の合計カロリー等が組合せ合計カロリー等に占める割合)が所定の条件を満たすように組合せが決定される。
[装置構成]
第2実施形態の組合せ秤の装置構成は、外見や回路構成上は第1実施形態と同様であるので説明を省略する。なお、本実施形態の組合せ秤では、計量皿が4枚ずつ計3つのブロック(群)に分けられており、それぞれに異なる被計量物が載置される。以下、それぞれのブロックをブロックA、ブロックB、ブロックCとする。制御装置は、それぞれのブロック毎にパラメータを別個に記憶できるように構成されている。
[動作]
図4は、本発明の第2実施形態の組合せ秤を用いた組合せ計量方法の一例を概略的に示すフローチャートである。以下、本実施形態の組合せ秤を用いた計量方法の概略について、図1および図4を参照しつつ説明する。なお、以下の説明では、被計量物がレタスとタマネギとコーンである場合を例として説明する。
組合せ秤を起動すると(スタート)、まずパラメータの入力が行われる(ステップS201)。すなわち、作業者が入出力装置14を操作することにより、組合せ目標カロリー(例えば、80kcal)と、組合せ合計カロリーの下限値(例えば、0kcal)と、組合せ合計カロリーの上限値(例えば、+2kcal)とが設定される。また、3つのブロックのそれぞれについて、カロリー換算係数(例えば、ブロックA(レタス)につき0.13kcal/g、ブロックB(タマネギ)につき0.35kcal/g、ブロックC(コーン)につき0.11kcal/g)と、カロリー構成比率下限値(例えば、ブロックA(レタス)につき60%、ブロックB(タマネギ)につき10%、ブロックC(コーン)につき10%)とが設定される。カロリー構成比率下限値はカロリー構成比率の許容範囲である。すなわち入力装置14は、カロリー構成比率の許容範囲を設定するためのカロリー構成比率設定装置を兼ねる。
ステップS201が終わると作業者は、レタス、タマネギ、コーンを一つかみずつ、それぞれブロックA、B、Cに属する計量皿12の上に載荷する(ステップS202)。
制御基板15は、それぞれの計量皿12から被計量物(レタス、タマネギ、コーン)の重量の検出結果(計量値)を受け取る。受け取られた計量値のうち値の安定しているものが選別される。選択された計量値は、該計量値が属するブロックのカロリー換算係数を用いてカロリー値に換算される(ステップS203)。
ステップS203が終わると制御基板15は、各ブロックから少なくとも一つの計量皿を取り出す各組合せについて、組合せ合計カロリーと、各ブロックのカロリー構成比率とを演算する(ステップS204)。例えば、ある組合せについて、組合せ合計kcalが80.3kcalであり、ブロックAに属する計量皿の合計カロリー(レタスの合計カロリー)が50.4kcalである場合、該組合せについてのブロックAのカロリー構成比率は62.8%となる。
ステップS204が終わると制御基板15は、少なくとも一つのブロックにおいてカロリー構成比率が、それぞれのブロックに対応するカロリー構成比率の下限値よりも低くなっている組合せを除外する(ステップS205)。例えばある組合せについて、ブロックBについての構成比率が9.5%である場合には、該構成比率がブロックBのカロリー構成比率の下限値(10%)を下回っているため、最適組合せの候補から除外される。
ステップS205が終わると制御基板15は、残った組合せのうち、組合せ合計カロリーが許容範囲内にある組合せがあるか否かの判定を行う(ステップS206)。
ステップS206においてYESと判定されると、制御基板15により、残った組合せのうち、組合せ合計カロリーが組合せ目標カロリーに最も近い組合せが最適組合せとして選択され(ステップS207)、最適組合せに参加する計量皿に対応する指示灯が点灯される(ステップS208)。作業者は、点灯している指示灯に対応する計量皿から被計量物を集めて包装することで、合計カロリーが目標値に略等しい商品(レタスとタマネギとコーンからなるサラダ)を製造することができる。ステップS208の後はステップS202に戻る。なお、実際には被計量物の載置(ステップS202)と組合せ演算と演算結果の表示(ステップS203〜S208)は同時に並行して進められるのが好ましい。かかる動作により、作業者は任意のタイミングで被計量物の載置と、取り出しとを行うことが可能となる。
ステップS206においてNOと判定されると、入出力装置14にエラー表示がされる(ステップS209)。エラー表示がされれば、作業者により計量皿の上の被計量物が載せ替えられ(ステップS210)、ステップS203へと戻る。
[効果]
本実施形態の組合せ秤によれば、第1実施形態と同様な効果が得られると共に、以下のような効果が得られる。
すなわち、被計量物の種類に応じ、各計量皿に載置された被計量物の計量値からカロリー値を演算し、組合せ合計カロリーが目標値に略等しい組合せが容易に選択できる。よって、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品(複数種類の物品からなる略等カロリーのセット食品)が製造可能となる。
また、各ブロックについて、カロリー構成比率が所定の条件を満たす組合せが得られる。よって、バランスのよいセット食品が容易に製造可能となる。
[変形例]
本実施形態においても、第1実施形態と同様の変形例が可能である。
なお、構成比率による選別は必須ではなく、省略してもよい。すなわち、それぞれのブロックの被計量物の構成比率に条件を設けなくてもよい。かかる構成でも、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品(複数種類の物品からなる略等カロリーのセット食品)が製造可能となる。
上述の説明では、カロリー構成比率の許容範囲は下限値のみで設定されるものとしたが、下限値と上限値で設定されてもよい。カロリー構成比率に目標値が設定されてもよい。
ブロックの数および各ブロックに属する計量皿の枚数は、使用者により設定可能であってもよい。例えば、ステップS201においてブロックの数、各ブロックに属する計量皿の位置および個数を設定することとしてもよい。
(第3実施形態)
第3実施形態の組合せ秤および組合せ計量方法は、計量皿を複数のブロックに分け、複数種類の被計量物を組合せてカロリーと重量(あるいは価格)が略一定となるセット食品を製造するためのものである。また、セット中において各種類の被計量物に偏りを防止すべく、種類ごとの構成比率についても所定の条件が満たされるように組合せが決定される。
[装置構成]
第3実施形態の組合せ秤の装置構成は、第2実施形態と同様であるので説明を省略する。[動作]
図5は、本発明の第3実施形態の組合せ秤を用いた組合せ計量方法の一例を概略的に示すフローチャートである。以下、本実施形態の組合せ秤を用いた計量方法の概略について、図1および図5を参照しつつ説明する。なお、以下の説明では、被計量物がレタスとタマネギとコーンである場合を例として説明する。
組合せ秤を起動すると(スタート)、まずパラメータの入力が行われる(ステップS301〜S302)。ステップS301については、第2実施形態のステップS201と同様であるので説明を省略する。ステップS301が終わると、作業者が入出力装置14を操作することにより、組合せ目標重量(組合せ合計重量の目標値、以下同様:例えば、100g)、組合せ合計重量の下限値(例えば、0g)、組合せ合計重量の上限値(例えば、+2g)とが設定される(ステップS302)。かかる例では、組合せ合計重量の許容範囲は、100g以上102g以下となる。なお、許容範囲には閾値を含めなくともよい。ステップS302が終わると、ステップS303に進み、その後ステップS304に進む。ステップS303は第2実施形態のステップS202と、ステップS304は第2実施形態のステップS203と同様であるので、説明を省略する。
ステップS304が終わると制御基板15は、各ブロックから少なくとも一つの計量皿を取り出す各組合せについて、組合せ合計カロリー、各ブロックのカロリー構成比率と、組合せ合計重量(計量値の合計)とを演算する(ステップS305)。
ステップS305が終わると、ステップS306に進む。ステップS306は第2実施形態のステップS205と同様であるので説明を省略する。
ステップS306が終わると制御基板15は、残った組合せのうち、組合せ合計カロリーおよび組合せ合計重量がそれぞれ対応する許容範囲内にある組合せがあるか否かの判定を行う(ステップS307)。
ステップS307においてYESと判定されると、制御基板15により、残った組合せのうち、組合せ合計カロリーが組合せ目標カロリーに最も近いものから順にK(例えばK=5)個の組合せを残して残りは最適組合せの候補から除外され(ステップS308)、残った組合せのうち組合せ合計重量が組合せ目標重量に最も近いものが最適組合せとして選択され(ステップS309)、最適組合せに参加する計量皿に対応する指示灯が点灯される(ステップS310)。作業者は、点灯している指示灯に対応する計量皿から被計量物を集めて包装することで、合計カロリーが目標値に略等しい商品(レタスとタマネギとコーンからなるサラダ)を製造することができる。ステップS310の後はステップS303に戻る。なお、実際には被計量物の載置(ステップS303)と組合せ演算と演算結果の表示(ステップS304〜S310)は同時に並行して進められるのが好ましい。かかる動作により、作業者は任意のタイミングで被計量物の載置と、取り出しとを行うことが可能となる。
ステップS307においてNOと判定されると、入出力装置14にエラー表示がされる(ステップS311)。エラー表示がされれば、作業者により計量皿の上の被計量物が載せ替えられ(ステップS312)、ステップS304へと戻る。
[効果]
本実施形態の組合せ秤によれば、第1実施形態および第2実施形態と同様な効果が得られると共に、以下のような効果が得られる。
すなわち、被計量物の種類に応じ、各計量皿に載置された被計量物の計量値からカロリー値を演算し、組合せ合計カロリーおよび組合せ合計重量が共に目標値に略等しい組合せが容易に選択できる。よって、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品(複数種類の物品からなる略等カロリーかつ略等重量のセット食品)が製造可能となる。特に、カロリーと重量が共に目標値に近い組合せが得られるため、消費者への訴求力が強い商品を製造することができる。
[変形例]
本実施形態においても、第1実施形態および第2実施形態と同様の変形例が可能である。
上述の説明では、カロリーと共に選別に用いるパラメータ(第1変数)を重量としたが、第1変数は価格であってもよい。いずれの場合でも入出力装置14は、第1変数の目標値を設定するための第1変数設定装置と、計量値と第1変数との換算係数である第1変数換算係数を設定するための第1変数換算係数設定装置とを兼ねる。第1変数を価格とする構成でも、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品(複数種類の物品からなる略等カロリーかつ略等重量のセット食品)が製造可能となる。特に、カロリーと価格が共に目標値に近い組合せが得られるため、消費者への訴求力が強い商品を製造することができる。
カロリーと共に、重量と価格を選別に用いてもよい。かかる構成でも、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品(複数種類の物品からなる略等カロリーかつ略等重量のセット食品)が製造可能となる。特に、カロリーと価格と重量の全てが目標値に近い組合せが得られるため、消費者への訴求力がさらに強い商品を製造することができる。
計量皿をブロックに分けることは必須ではない。被計量物の種類が一種類の場合には、全ての計量皿を等質のものとして扱ってもよい。かかる構成でも、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品(略等カロリーかつ略等重量の食品パック)が製造可能となる。
構成比率は必ずしもカロリーに基づいて演算される必要はない。カロリーと共に選別に用いるパラメータ(第1変数)に基づいて構成比率(第1変数構成比率)が演算されてもよい。かかる場合には、入出力装置14が、第1変数構成比率(重量構成比率、価格構成比率)の許容範囲を設定するための第1変数構成比率設定装置(重量構成比率設定装置、価格構成比率設定装置)となる。
カロリー構成比率の許容範囲、第1変数構成比率(重量構成比率、価格構成比率)の許容範囲は下限値のみで設定されるものとしたが、下限値と上限値で設定されてもよい。カロリー構成比率に目標値が設定されてもよい。
さらに、カロリー構成比率を用いた演算による最適組合せの選択(カロリー構成比率組合せ計量)のみが行われる構成であったが、第1変数(価格あるいは重量)に基づく構成比率である第1変数構成比率を用いた演算による最適組合せの選択(第1変数構成比率組合せ計量)とカロリー構成比率組合せ計量とを選択的に実行可能としてもよい。すなわち、価格に基づく構成比率である価格構成比率を用いた演算による最適組合せの選択(価格構成比率組合せ計量)とカロリー構成比率組合せ計量とを選択的に実行可能としてもよい。カロリー構成比率組合せ計量と重量に基づく構成比率である重量構成比率を用いた演算による最適組合せの選択(重量構成比率組合せ計量)とを選択的に実行可能としてもよい。また、カロリー構成比率組合せ計量と重量構成比率組合せ計量と価格構成比率組合せ計量とを選択的に実行可能としてもよい。かかる場合には、入出力装置14が、演算に用いる構成比率を選択するための構成比率選択装置となる。入出力装置14は、作業者から入力された演算に用いる構成比率の選択に基づいて、構成比率選択信号を制御基板15へと出力する。制御基板15は、受け取った構成比率選択信号に基づいて、カロリー構成比率組合せ計量と重量構成比率組合せ計量と価格構成比率組合せ計量とを択一的に実行する。かかる構成によれば使用者は、カロリー構成比率、重量構成比率、価格構成比率のいずれかに基づく組合せ計量を任意に選択して実行できるため、便利である。複数の構成比率を共に用いて組合せ計量が行われてもよい。なお、重量構成比率、価格構成比率を用いた組合せについては、図4とほぼ同様であるため、説明を省略する。
上述の説明では、複数のパラメータを順次用いて選別が行われているが、混合して用いて選別が行われてもよい。例えば、組合せ合計カロリーと組合せ目標カロリーとの差分と、組合せ合計重量と組合せ目標重量の差分との積が最も小さくなる組合せが最適組合せとして選択されてもよい。パラメタ毎に差分に重み付けがされ、該重み付けがされた差分の積が最も小さくなる組合せが最適組合せとして選択されてもよい。
(第4実施形態)
[装置構成]
第4実施形態の組合せ秤の装置構成は、第2実施形態と同様であるので説明を省略する。[動作]
図6は、本発明の第4実施形態の組合せ秤を用いた組合せ計量の一例を概略的に示すフローチャートである。以下、本実施形態の組合せ秤を用いた計量方法の概略について、図1および図6を参照しつつ説明する。なお、以下の説明では、被計量物がレタスとタマネギとコーンである場合を例として説明する。
組合せ秤を起動すると(スタート)、まずパラメータの入力が行われる(ステップS401〜S404)。ステップS401については、第3実施形態のステップS301と同様であるので説明を省略する。ステップS401が終わると、作業者が入出力装置14を操作することにより、3つのブロックのそれぞれについて、価格換算係数(例えば、ブロックA(レタス)につき2円/g、ブロックB(タマネギ)につき1.2円/g、ブロックC(コーン)につき1円/g)と、組合せ目標価格(組合せ合計価格の目標値:例えば、100円)と、組合せ合計価格の下限値(例えば、0円)と、組合せ合計価格の上限値(例えば、+1円)トが設定される(ステップS402)。上述の例では、組合せ合計価格の許容範囲は、100円以上101円以下となる。なお、許容範囲には閾値を含めなくともよい。ステップS402が終わるとステップS403に進む。ステップS403は第3実施形態のステップ302と同様であるので説明を省略する。ステップS403が終わると、作業者が入出力装置14を操作することにより、3つのブロックのそれぞれについて、原価換算係数(例えば、ブロックA(レタス)につき1円/g、ブロックB(タマネギ)につき0.5円/g、ブロックC(コーン)につき0.6円/g)が設定される(ステップS404)。
パラメータの入力が終わると、作業者によりそれぞれのブロックに対応する被計量物が空になっている計量皿に載置され(ステップS405)、制御基板15により、計量値が安定している計量皿の計量値が、カロリー値と(ステップS406)、価格と(ステップS407)、原価と(ステップS408)に換算される。
ステップS408が終わると、制御基板15により、得られたカロリー値と、計量値と、価格と、原価とを用いて、各ブロックから少なくとも一つの計量皿を取り出す各組合せについて、組合せ合計カロリーと、組合せ合計重量(組合せに参加する計量皿について得られた計量値の合計)と、組合せ合計価格(組合せに参加する計量皿について得られた価格の合計)と、組合せ合計原価(組合せに参加する計量皿について得られた原価の合計)と、各ブロックのカロリー構成比率が演算される(ステップS409)。
ステップS409が終わると、制御基板15により、少なくとも一つのブロックにおいてカロリー構成比率が下限値よりも低くなっている組合せが、最適組合せの候補から除外され(ステップS410)、残った組合せのうち組合せ合計カロリーと組合せ合計重量と組合せ合計価格のいずれもが許容範囲内にある組合せががるか否かの判定が行われる(ステップS411)。
ステップS411でYESと判定された場合には、制御基板15により、残った組合せのうち組合せ合計カロリーが組合せ目標カロリーに近い順にL(例えばL=15)個を残して他が除外され(ステップS412)、残った組合せのうち組合せ合計重量が組合せ目標重量に近い順にM(例えばM=10)個を残して他が除外され(ステップS413)、残った組合せのうち組合せ合計価格が組合せ目標価格に近い順にN(例えばN=5)個を残して他が除外され(ステップS414)、残った組合せのうち組合せ合計原価が最も低いものが最適組合せとして選択される(ステップS415)。ステップS415が終わると、制御基板15により、最適組合せに参加する計量皿に対応する指示灯が点灯される(ステップS416)。作業者は、点灯している指示灯に対応する計量皿から被計量物を集めて包装することで、合計カロリーと合計重量と合計価格が目標値に略等しくかつ原価の低い商品(レタスとタマネギとコーンからなるサラダ)を製造することができる。ステップS416の後はステップS405に戻る。なお、実際には被計量物の載置(ステップS405)と組合せ演算と演算結果の表示(ステップS406〜S416)とは同時に並行して進められるのが好ましい。かかる動作により、作業者は任意のタイミングで被計量物の載置と、取り出しとを行うことが可能となる。
ステップS411においてNOと判定されると、入出力装置14にエラー表示がされる(ステップS417)。エラー表示がされれば、作業者により計量皿の上の被計量物が載せ替えられ(ステップS418)、ステップS406へと戻る。
[効果]
本実施形態の組合せ秤によれば、第3実施形態と同様な効果が得られると共に、以下のような効果が得られる。
すなわち、被計量物の種類に応じ、各計量皿に載置された被計量物の計量値からカロリー値、価格、原価が演算され、組合せ合計カロリーと組合せ合計価格と組合せ重量が目標値に略等しく、かつ原価の低い組合せが容易に選択できる。よって、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品(複数種類の物品からなる略等カロリー、略等重量、略等価格のセット食品)を低コストで製造可能となる。
また、各ブロックについて、カロリー構成比率が所定の条件を満たす組合せが得られる。よって、バランスのよいセット食品が容易に製造可能となる。
[変形例]
本実施形態においても、第1実施形態乃至第3実施形態と同様の変形例が可能である。すなわち、カロリー値と重量と価格のいずれで組合せ演算を行うか、あるいはそれらを並行して組合せ演算に用いるかは任意である。また、カロリー組合せ計量と重量組合せ計量と価格組合せ計量とのいずれを実行するかを選択可能としてもよい。原価や構成比率を組合せ条件に組み込むか否かも任意である。構成比率をカロリーと、重量と、価格とのいずれで演算するかは任意であり、複数種類の構成比率を用いて組合せ条件が決定されてもよい。
本発明によれば、簡便な操作により消費者の多様なニーズに対応した商品を製造可能な組合せ秤および組合せ計量方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態の組合せ秤の概略構成の一例を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態の組合せ秤の制御系統の一例を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態の組合せ秤を用いた組合せ計量方法の一例を概略的に示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態の組合せ秤を用いた組合せ計量方法の一例を概略的に示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態の組合せ秤を用いた組合せ計量方法の一例を概略的に示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態の組合せ秤を用いた組合せ計量の一例を概略的に示すフローチャートである。
符号の説明
10 組合せ秤
11 本体
12 計量皿
13 指示灯
14 入出力装置
15 制御基板
16 制御部
17 記憶部
18 指示灯駆動回路
19 A/D変換回路
20 パネル部

Claims (18)

  1. 被計量物を保持し計量する複数の計量部と、
    制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記計量部に供給された被計量物の重量に基づいて組合せ演算を行い、
    計量部の組合せのうち組合せ条件を満たすものを最適組合せとして選択する組合せ秤であって、
    さらに、目標カロリーを設定するためのカロリー設定装置と、
    被計量物の重量とカロリーとの換算係数であるカロリー換算係数を設定するためのカロリー換算係数設定装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数とに基づいて前記組合せ条件を決定する、組合せ秤。
  2. さらに、目標重量を設定するための重量設定装置と、
    組合せ条件を選択するための組合せ条件選択装置とを備え、
    前記組合せ条件選択装置は選択された組合せ条件に基づいて組合せ条件選択信号を出力し、
    前記制御装置は、前記組合せ条件選択装置から出力された組合せ条件選択信号に基づいて、
    前記目標カロリーと前記カロリー換算係数とに基づいて前記組合せ条件を決定して最適組合せの選択を行うカロリー組合せ計量と、
    前記目標重量に基づいて前記組合せ条件を決定して最適組合せの選択を行う重量組合せ計量とを択一的に実行する、請求項1に記載の組合せ秤。
  3. さらに、目標重量を設定するための重量設定装置を備え、
    前記制御装置は、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記目標重量とに基づいて前記組合せ条件を決定する、請求項1に記載の組合せ秤。
  4. さらに、目標価格を設定するための価格設定装置と、
    被計量物の重量と価格との換算係数である価格換算係数を設定するための価格換算係数設定装置と、
    組合せ条件を選択するための組合せ条件選択装置とを備え、
    前記組合せ条件選択装置は選択された組合せ条件に基づいて組合せ条件選択信号を出力し、
    前記制御装置は、前記組合せ条件選択装置から出力された組合せ条件選択信号に基づいて、
    前記目標カロリーと前記カロリー換算係数とに基づいて前記組合せ条件を決定して最適組合せの選択を行うカロリー組合せ計量と、
    前記目標価格と前記価格換算係数とに基づいて前記組合せ条件を決定して最適組合せの選択を行う価格組合せ計量とを択一的に実行する、請求項1に記載の組合せ秤。
  5. さらに、目標価格を設定するための価格設定装置と、
    被計量物の重量と価格との換算係数である価格換算係数を設定するための価格換算係数設定装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記目標価格と前記価格換算係数とに基づいて前記組合せ条件を決定する、請求項1に記載の組合せ秤。
  6. さらに、被計量物の重量と原価との換算係数である原価換算係数を設定するための原価換算係数設定装置を備え、
    前記制御装置は、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記原価換算係数とに基づいて前記組合せ条件を決定する、請求項1に記載の組合せ秤。
  7. さらに、目標重量を設定するための重量設定装置と、
    目標価格を設定するための価格設定装置と、
    被計量物の重量と価格との換算係数である価格換算係数を設定するための価格換算係数設定装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記目標重量と前記目標価格と前記価格換算係数とに基づいて前記組合せ条件を決定する、請求項1に記載の組合せ秤。
  8. さらに、被計量物の重量と原価との換算係数である原価換算係数を設定するための原価換算係数設定装置を備え、
    前記制御装置は、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記目標重量と前記目標価格と前記価格換算係数と前記原価換算係数とに基づいて前記組合せ条件を決定する、請求項7に記載の組合せ秤。
  9. さらに、第1変数の目標値を設定するための第1変数設定装置と、
    被計量物の重量と第1変数との換算係数である第1変数換算係数を設定するための第1変数換算係数設定装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記第1変数の目標値と前記第1変数換算係数とに基づいて前記組合せ条件を決定し、
    前記第1変数は、価格および重量のいずれか一方である、請求項1に記載の組合せ秤。
  10. 前記計量部は、載置される被計量物の種類に対応する群に分けられており、
    前記カロリー換算係数設定装置は、それぞれの群ごとに前記カロリー換算係数を設定できるように構成されている、請求項1に記載の組合せ秤。
  11. さらに、それぞれの群ごとにカロリー構成比率の許容範囲を設定するためのカロリー構成比率設定装置を備え、
    前記制御装置は、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記カロリー構成比率の許容範囲とに基づいて前記組合せ条件を決定する、請求項10に記載の組合せ秤。
  12. 前記計量部は、載置される被計量物の種類に対応する群に分けられており、
    前記カロリー換算係数設定装置は、それぞれの群ごとに前記カロリー換算係数を設定できるように構成されており、
    前記第1変数換算係数設定装置は、それぞれの群ごとに前記第1変数換算係数を設定できるように構成されており、
    前記制御装置は、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記第1変数の目標値と前記第1変数換算係数とに基づいて前記組合せ条件を決定する、請求項9に記載の組合せ秤。
  13. さらに、それぞれの群ごとにカロリー構成比率の許容範囲を設定するためのカロリー構成比率設定装置と、
    それぞれの群ごとに第1変数構成比率の許容範囲を設定するための第1変数構成比率設定装置と、
    演算に用いる構成比率を選択するための構成比率選択装置とを備え、
    前記構成比率選択装置は選択された構成比率に基づいて構成比率選択信号を出力し、
    前記制御装置は、前記構成比率選択装置から出力された構成比率選択信号に基づいて、
    前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記第1変数の目標値と前記第1変数換算係数と前記カロリー構成比率の許容範囲とに基づいて前記組合せ条件を決定して最適組合せの選択を行うカロリー構成比率組合せ計量と、
    前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記第1変数の目標値と前記第1変数換算係数と前記第1変数構成比率の許容範囲とに基づいて前記組合せ条件を決定して最適組合せの選択を行う第1変数構成比率組合せ計量とを択一的に実行する、請求項12に記載の組合せ秤。
  14. 前記計量部は、載置される被計量物の種類に対応する群に分けられており、
    さらに、それぞれの群ごとにカロリー構成比率の許容範囲を設定するためのカロリー構成比率設定装置と、
    それぞれの群ごとに重量構成比率の許容範囲を設定するための重量構成比率設定装置と、
    それぞれの群ごとに価格構成比率の許容範囲を設定するための価格構成比率設定装置と、
    演算に用いる構成比率を選択するための構成比率選択装置とを備え、
    前記構成比率選択装置は選択された構成比率に基づいて構成比率選択信号を出力し、
    前記制御装置は、前記構成比率選択装置から出力された構成比率選択信号に基づいて、
    前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記目標重量と前記目標価格と前記価格換算係数と前記カロリー構成比率の許容範囲とに基づいて前記組合せ条件を決定して最適組合せの選択を行うカロリー構成比率組合せ計量と、
    前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記目標重量と前記目標価格と前記価格換算係数と前記重量構成比率の許容範囲とに基づいて前記組合せ条件を決定して最適組合せの選択を行う重量構成比率組合せ計量と、
    前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記目標重量と前記目標価格と前記価格換算係数と前記価格構成比率の許容範囲とに基づいて前記組合せ条件を決定して最適組合せの選択を行う価格構成比率組合せ計量とを択一的に実行する、請求項7に記載の組合せ秤。
  15. 前記計量部は、載置される被計量物の種類に対応する群に分けられており、
    さらに、被計量物の重量と原価との換算係数である原価換算係数を設定するための原価換算係数設定装置と、
    それぞれの群ごとにカロリー構成比率の許容範囲を設定するためのカロリー構成比率設定装置と、
    それぞれの群ごとに重量構成比率の許容範囲を設定するための重量構成比率設定装置と、
    それぞれの群ごとに価格構成比率の許容範囲を設定するための価格構成比率設定装置と、
    演算に用いる構成比率を選択するための構成比率選択装置とを備え、
    前記構成比率選択装置は選択された構成比率に基づいて構成比率選択信号を出力し、
    前記制御装置は、前記構成比率選択装置から出力された構成比率選択信号に基づいて、
    前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記目標重量と前記目標価格と前記価格換算係数と前記カロリー構成比率の許容範囲と前記原価とに基づいて前記組合せ条件を決定して最適組合せの選択を行うカロリー構成比率組合せ計量と、
    前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記目標重量と前記目標価格と前記価格換算係数と前記重量構成比率の許容範囲と前記原価とに基づいて前記組合せ条件を決定して最適組合せの選択を行う重量構成比率組合せ計量と、
    前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記目標重量と前記目標価格と前記価格換算係数と前記価格構成比率の許容範囲と前記原価とに基づいて前記組合せ条件を決定して最適組合せの選択を行う価格構成比率組合せ計量とを択一的に実行する、請求項7に記載の組合せ秤。
  16. 前記計量部は3個以上であって、
    前記計量部のうち1個または2個が優先計量部として設定され、
    前記制御装置は、前記優先計量部を少なくとも1個含むように最適組合せを選択する、請求項1に記載の組合せ秤。
  17. 目標カロリーを設定するステップと、
    被計量物の重量とカロリーとの換算係数であるカロリー換算係数を設定するステップと、
    前記目標カロリーと前記カロリー換算係数とに基づいて前記組合せ条件を決定するステップと、
    計量部に供給された被計量物の重量に基づいて組合せ演算を行い計量部の組合せのうち前記組合せ条件を満たすものを最適組合せとして選択するステップとを有する、組合せ計量方法。
  18. 目標カロリーを設定するステップと、
    目標重量を設定するステップと、
    目標価格を設定するステップと、
    被計量物の重量とカロリーとの換算係数であるカロリー換算係数を設定するステップと、
    被計量物の重量と価格との換算係数である価格換算係数を設定するステップと、
    被計量物の重量と原価との換算係数である原価換算係数を設定するステップと、
    被計量物の種類に対応する群ごとにカロリー構成比率の許容範囲を設定するステップと、
    被計量物の種類に対応する群ごとに重量構成比率の許容範囲を設定するステップと、
    被計量物の種類に対応する群ごとに価格構成比率の許容範囲を設定するステップと、
    前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記目標重量と前記目標価格と前記価格換算係数と前記カロリー構成比率の許容範囲と原価とに基づいて組合せ条件を決定するか、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記目標重量と前記目標価格と前記価格換算係数と前記重量構成比率の許容範囲と原価とに基づいて組合せ条件を決定するか、前記目標カロリーと前記カロリー換算係数と前記目標重量と前記目標価格と前記価格換算係数と前記価格構成比率の許容範囲と原価とに基づいて組合せ条件を決定するかを選択するステップと、
    計量部に供給された被計量物の重量に基づいて組合せ演算を行い計量部の組合せのうち前記選択された組合せ条件を満たすものを最適組合せとして選択するステップとを有する、組合せ計量方法。
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