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JP4854671B2 - 無線通信基地局装置およびパイロット送信方法 - Google Patents

無線通信基地局装置およびパイロット送信方法 Download PDF

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JP4854671B2 JP2007539924A JP2007539924A JP4854671B2 JP 4854671 B2 JP4854671 B2 JP 4854671B2 JP 2007539924 A JP2007539924 A JP 2007539924A JP 2007539924 A JP2007539924 A JP 2007539924A JP 4854671 B2 JP4854671 B2 JP 4854671B2
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Description

本発明は、無線通信基地局装置およびパイロット送信方法に関する。
近年、移動体通信においては、音声以外に画像やデータ等の様々な情報が伝送の対象になっている。これに伴って、高信頼かつ高速な伝送に対する必要性がさらに高まっている。しかし、移動体通信において高速伝送を行う場合、マルチパスによる遅延波の影響が無視できなくなり、周波数選択性フェージングにより伝送特性が劣化する。
周波数選択性フェージング対策技術の1つとして、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式に代表されるマルチキャリア通信が注目されている。マルチキャリア通信は、周波数選択性フェージングが発生しない程度に伝送速度が抑えられた複数のサブキャリアを用いてデータを伝送することにより、高速伝送を行う技術である。特に、OFDM方式は、データが配置される複数のサブキャリアの周波数が互いに直交しているため、マルチキャリア通信の中でも最も周波数利用効率が高く、また、比較的簡単なハードウェア構成で実現できる。このため、OFDM方式は、セルラ方式移動体通信に採用される通信方法として注目されており、様々な検討が加えられている。また、OFDM方式では、符号間干渉(ISI:IntersymbolInterference)を防止するために、各OFDMシンボルの先頭にそのOFDMシンボルの後端部分をサイクリック・プリフィクス(CP:Cyclic Prefix)として付加する。これにより、受信側では、遅延波の遅延時間がCPの時間長(以下、CP長という)以内に収まる限りISIを防止することができる。
一方、最近、マルチキャスト通信に関する検討が行われている。マルチキャスト通信は、ユニキャスト通信のような1対1の通信ではなく、1対多の通信となる。すなわち、マルチキャスト通信では、1つの無線通信基地局装置(以下、基地局という)が複数の無線通信移動局装置(以下、移動局という)に同時に同じデータを送信する。このマルチキャスト通信により、移動体通信システムにおいて音楽データやビデオ画像データの配信サービス、テレビ放送等の放送サービス等が実現される。また、マルチキャスト通信を用いて行うサービスとしては1つの基地局ではカバーしきれない比較的広い通信エリアに対するサービスが想定されているため、マルチキャスト通信では複数の基地局から同じデータを送信することでその広い通信エリア全体をカバーする。よって、マルチキャスト通信のデータ(マルチキャストデータ)は、複数の基地局によって共用されるマルチキャストチャネルを用いて伝送される。このようにマルチキャストチャネルでは複数の基地局から同時に同じデータが送信されるため、セル境界付近に位置する移動局では、複数の基地局からのマルチキャストデータが混合された状態で受信される。
ここで、マルチキャスト通信にOFDM方式を用いると、セル境界付近に位置する移動局では、複数の基地局から同時に送信される複数の同一OFDMシンボルがCP長以内の時間差で受信されると、それらのOFDMシンボルが合成されて受信電力が増幅された状態で受信される。このような合成された信号の伝搬路変動(位相変動および振幅変動)をチャネル推定により補正するためには、合成された信号のチャネル推定値が必要となる。よって、OFDM方式を利用したマルチキャスト通信では、チャネル推定値を求めるために使用されるパイロットについても、マルチキャストデータ同様、複数の基地局から同時に同一のパイロットが送信される必要がある。
一方、ユニキャストチャネルでは、複数の基地局が互いに異なるデータ(ユニキャストデータ)を送信する(非特許文献1参照)。このため、移動局において複数の基地局から
のユニキャストデータをそれぞれ区別することができるように、ユニキャストデータにはセル毎に異なる各基地局固有のスクランブリングコードが掛けられる。よって、ユニキャスト通信では、チャネル推定値を求めるために使用されるパイロットについても、ユニキャストデータ同様、各基地局固有のスクランブリングコードが掛けられる。
また、図1に示すようにユニキャストデータとマルチキャストデータとをサブフレーム単位で時間多重し、ユニキャストチャネルとマルチキャストチャネルとを時間の経過とともに随時切り替えて用いることも検討されている(非特許文献2参照)。この文献によれば、1フレームがサブフレーム#1〜#20の20サブフレームで構成される例が示されている。また、各サブフレームの先頭には、ユニキャストデータとマルチキャストデータとで互いに異なる上記のようなパイロット(P)が時間多重される。なお、図1では、一例として3サブフレーム毎にマルチキャストデータが多重されるフレーム構成を挙げた。
3GPP RAN WG1 LTE Adhoc meeting (2005.06) R1-050589 "Pilot channel and scrambling code in evolved UTRA downlink" 3GPP RAN WG1 LTE Adhoc meeting (2005.06) R1-050590 "Physical channels and multiplexing in evolved UTRA downlink"
ここで、図1に示すようにサブフレームの先頭にパイロットが時間多重される場合、そのパイロットを用いて求めたチャネル推定値をそのサブフレーム全体のデータに対して使用するため、サブフレームの先頭部分では補正の精度が高いのに対し、後端にいくほど補正の精度が徐々に低くなる。この精度低下を抑えるために、サブフレーム間でチャネル推定値の補間処理を行うことが考えられる。例えば、図1において、サブフレーム#1のパイロットを用いて算出されたチャネル推定値とサブフレーム#2のパイロットを用いて算出されたチャネル推定値との間での補間処理によりサブフレーム#1のユニキャストデータに対するチャネル推定値を求め、サブフレーム#2のパイロットを用いて算出されたチャネル推定値とサブフレーム#3のパイロットを用いて算出されたチャネル推定値との間での補間処理によりサブフレーム#2のユニキャストデータに対するチャネル推定値を求め、サブフレーム#3のパイロットを用いて算出されたチャネル推定値とサブフレーム#4のパイロットを用いて算出されたチャネル推定値との間での補間処理によりサブフレーム#3のマルチキャストデータに対するチャネル推定値を求めるようにする。
しかし、ユニキャストデータのサブフレームとマルチキャストデータのサブフレームとでは上記のように互いに異なるパイロットが送信されるため、移動局では、ユニキャストデータのサブフレームでは自局と通信中にある1つの基地局からのパイロットに基づいたチャネル推定値が求められるのに対し、マルチキャストデータのサブフレームでは複数の基地局からのパイロットが合成された信号に基づいたチャネル推定値が求められる。よって、ユニキャストデータのサブフレームで求められるチャネル推定値が1つの伝搬路の状態を表すものであるのに対し、マルチキャストデータのサブフレームで求められるチャネル推定値は複数の伝搬路の状態が混合されたものとなる。よって、これらのチャネル推定値間で上記のような補間処理を行うと補間精度が著しく低下する。このため、補間処理により求めたチャネル推定値を使用した受信信号補正ではその精度が著しく低下し、その結果、誤り率特性が劣化する。より具体的には、図1において、サブフレーム#2(ユニキャストデータ)のパイロットから求められるチャネル推定値とサブフレーム#3(マルチキャストデータ)のパイロットから求められるチャネル推定値との間での補間処理では補間精度が低いため、サブフレーム#2のユニキャストデータの誤り率特性が劣化する。また、同様に、サブフレーム#3(マルチキャストデータ)のパイロットから求められるチャネル推定値とサブフレーム#4(ユニキャストデータ)のパイロットから求められるチャネル推定値との間での補間処理では補間精度が低いため、サブフレーム#3のマルチキ
ャストデータの誤り率特性が劣化する。
このように、ユニキャストデータとマルチキャストデータとが時間多重され、両者の間においてチャネル推定値の補間処理が行われる場合に、マルチキャストデータのサブフレームの直前にあるユニキャストデータのサブフレームにおいて誤り率特性が劣化し、ユニキャストデータのサブフレームの直前にあるマルチキャストデータのサブフレームにおいて誤り率特性が劣化する。
本発明の目的は、サブフレーム間でのチャネル推定値の補間精度を高めることができる基地局およびパイロット送信方法を提供することである。
本発明の基地局は、複数のセル間または複数のセクタ間で互いに異なるデータを送信するために使用される第1サブフレームと、前記複数のセル間または前記複数のセクタ間で互いに同一のデータを送信するために使用される第2サブフレームとが時間多重される無線通信システムにおいて用いられる基地局であって、前記第1サブフレーム用のパイロットおよび前記第2サブフレーム用のパイロットの双方を含む第1パイロット系列を生成する生成手段と、前記第1パイロット系列を前記第2サブフレームに多重する多重手段と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、サブフレーム間でのチャネル推定値の補間精度を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態に係る基地局は、複数の基地局が互いに異なるデータを送信するために使用されるサブフレームと、複数の基地局が互いに同一のデータを送信するために使用されるサブフレームとが時間多重される無線通信システムにおいて用いられるものである。特に、本実施の形態に係る基地局は、上記図1のようにユニキャストデータ用のサブフレーム(以下、ユニキャストサブフレームという)とマルチキャストデータ用のサブフレーム(以下、マルチキャストサブフレーム)とが時間多重される無線通信システムに好適である。よって、以下の説明では、複数の基地局が互いに異なるデータを送信するために使用されるサブフレームとしてユニキャストサブフレームを、複数の基地局が互いに同一のデータを送信するために使用されるサブフレームとしてマルチキャストサブフレームを一例に挙げて説明する。なお、本実施の形態でのフレーム構成は図1と同一であるものとする。
図2に本実施の形態に係る基地局100の構成を示し、図3に本実施の形態に係る移動局200の構成を示す。
図2に示す基地局100において、符号化部101は、ユニキャストデータを符号化して変調部102に出力する。
変調部102は、符号化後のユニキャストデータを変調してユニキャストデータシンボルを生成し、多重部106に出力する。
符号化部103は、マルチキャストデータを符号化して変調部104に出力する。
変調部104は、符号化後のマルチキャストデータを変調してマルチキャストデータシンボルを生成し、多重部106に出力する。
スクランブリング部105は、複数のセル毎に異なる基地局100固有の系列(固有系列)および複数の基地局に共通の系列(共通系列)の双方を含むスクランブリング系列を所定のパイロット信号系列にチップ毎に乗算するスクランブリング処理を行って、ユニキャストサブフレーム用のパイロットおよびマルチキャストサブフレーム用のパイロットの双方を含むパイロット系列を生成し、多重部106に出力する。
多重部106は、図1に示すフレーム構成に従って、パイロット系列とユニキャストデータシンボルとマルチキャストデータシンボルとを時間多重してS/P部107に出力する。この時間多重は図1に示すようにサブフレーム単位で行われる。また、各サブフレームの先頭にパイロット系列が時間多重される。
S/P部107は、多重部106から直列に順次入力されるパイロット系列、ユニキャストデータシンボルおよびマルチキャストデータシンボルを1OFDMシンボルに含まれるサブキャリア数分ずつ並列に変換してIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部108に出力する。これにより、パイロット系列、ユニキャストデータシンボルまたはマルチキャストデータシンボルがOFDMシンボルを構成する各サブキャリアに割り当てられる。
IFFT部108は、パイロット系列、ユニキャストデータシンボルまたはマルチキャストデータシンボルが割り当てられた複数のサブキャリアに対してIFFTを行って時間領域の信号に変換し、マルチキャリア信号であるOFDMシンボルを生成する。このOF
DMシンボルは、CP付加部109に入力される。
CP付加部109は、OFDMシンボルの後尾部分と同じ信号をCPとしてOFDMシンボルの先頭に付加する。
無線送信部110は、CP付加後のOFDMシンボルに対しD/A変換、増幅およびアップコンバート等の送信処理を行ってアンテナ111から移動局200(図3)へ送信する。
図3に示す移動局200において、無線受信部202は、基地局100(図2)から送信されたOFDMシンボルをアンテナ201を介して受信し、受信されたOFDMシンボルに対してダウンコンバート、A/D変換等の受信処理を行ってCP除去部203に出力する。
CP除去部203は、OFDMシンボルに付加されたCPを除去してFFT(Fast Fourier Transform)部204に出力する。
FFT部204は、CP除去部203より入力されるOFDMシンボルをFFTして周波数領域の信号に変換し、パイロット系列、ユニキャストデータシンボルまたはマルチキャストデータシンボルを得てP/S部205にサブキャリア数分並列に出力する。
P/S部205は、FFT部204から並列に入力されるパイロット系列、ユニキャストデータシンボルまたはマルチキャストデータシンボルを直列に変換して分別部206に出力する。
分別部206は、パイロット系列とデータシンボルとを分別して、パイロット系列をパイロット選択部207に出力し、ユニキャストデータシンボルおよびマルチキャストデータシンボルを補正部209に出力する。
パイロット選択部207は、チャネル推定がなされるデータの種類に応じたパイロット信号をパイロット系列から選択する。パイロット選択部207は、分別部206から補正部209にユニキャストデータシンボルが出力される場合、すなわち、ユニキャストサブフレームでは、ユニキャストサブフレーム用のパイロットを選択してチャネル推定部208に出力し、分別部206から補正部209にマルチキャストデータシンボルが出力される場合、すなわち、マルチキャストサブフレームでは、マルチキャストサブフレーム用のパイロットを選択してチャネル推定部208に出力する。また、移動局200ではサブフレーム間におけるチャネル推定値の補間処理が行われるため、パイロット選択部207は、現サブフレームと次サブフレームのパイロットを選択する。例えば、パイロット選択部207は、図1に示すサブフレーム#2のユニキャストデータに対するチャネル推定が行われる場合は、サブフレーム#2およびサブフレーム#3の先頭にあるパイロット系列の中からユニキャストサブフレーム用のパイロットを選択する。また、例えば、パイロット選択部207は、図1に示すサブフレーム#3のマルチキャストデータに対するチャネル推定が行われる場合は、サブフレーム#3およびサブフレーム#4の先頭にあるパイロット系列の中からマルチキャストサブフレーム用のパイロットを選択する。
チャネル推定部208は、パイロット選択部207で選択されたパイロットを用いてチャネル推定値を算出する。また、チャネル推定部208は、算出したチャネル推定値を用いて、サブキャリア間での補間処理およびサブフレーム間での補間処理を行って、サブフレームに含まれるすべてのデータシンボルに対するチャネル推定値を算出する。
補正部209は、チャネル推定部208で算出されたチャネル推定値を用いて、ユニキャストデータシンボルおよびマルチキャストデータシンボルの伝搬路変動を補正して復調部210に出力する。補正部209は、各データシンボルにチャネル推定値の複素共役を乗算することにより各データシンボルの伝搬路変動を補正する。
復調部210は、補正部209から入力される各データシンボルを復調して復号部211に出力する。
復号部211は、復調後の各データシンボルを復号する。これにより、受信データが得られる。
次いで、基地局100のスクランブリング部105でのスクランブリング処理に使用されるスクランブリング系列の生成方法について説明する。このスクランブリング系列は、以下のようにして、固有系列であるスクランブリングコードの一部を共通系列で置き換えることにより生成される。
すなわち、基地局100固有のスクランブリングコードをチップa,a,a,…,a(但し、Nは1OFDMシンボルに含まれるサブキャリアの数)、共通系列をチップs,s,s,…,s(但し、M<N/2)、パイロット信号系列をp,p,p,…,pとした場合、例えば、スクランブリングコードの2チップ目を始点とし3チップ毎の位置にある各チップを共通系列で置き換えることによりスクランブリング系列を生成する。よって、ここで生成されるスクランブリング系列はa,s,a,a,s,a,…,s,…,aとなり、このスクランブリング系列には、固有系列および共通系列の双方が含まれることになる。そして、スクランブリング部105では、パイロット信号系列p,p,p,…,pに対して、このスクランブリング系列a,s,a,a,s,a,…,s,…,aを乗算する。よって、この乗算より生成されるパイロット系列は、a・p,s・p,a・p,a・p,s・p,a・p,…,s・p3M−1,…,a・pとなる。ここで説明を簡単にするためにパイロット信号系列としてp=p=p=…=p=1である系列を用いると、上記のようにして生成されたスクランブリング系列(a,s,a,a,s,a,…,s,…,a)そのものがパイロット系列となる。そして、このパイロット系列a,s,a,a,s,a,…,s,…,aが、多重部106により、図4に示すように各サブフレームの先頭に多重される。図4では、説明を簡単にするために、N=6とし、1OFDMシンボルがサブキャリアf〜fの6つのサブキャリアからなる場合を示している。よって、図4において、a,a,a,aは基地局100に固有のパイロットとなるためユニキャストサブフレーム用のパイロットとして使用でき、一方、s,sは複数の基地局に共通のパイロットとなるためマルチキャストサブフレーム用のパイロットとして使用できる。このように、スクランブリング部105で生成されるパイロット系列には、ユニキャストサブフレーム用のパイロットおよびマルチキャストサブフレーム用のパイロットの双方が含まれる。
さらに、移動局200でのチャネル推定の際に周波数軸方向での伝搬路変動に十分追従できるようにするため、上記のようにパイロット系列にマルチキャストサブフレーム用のパイロットsが複数含まれる場合、それらのパイロットの周波数軸上における間隔は伝搬路のコヒーレント帯域幅以内に設定される。よって、スクランブリング部105は、マルチキャストサブフレーム用のパイロットs,sの間の周波数軸上における間隔が伝搬路のコヒーレント帯域幅内に収まるパイロット系列を生成することになる。
また、マルチキャストサブフレーム用のパイロットは複数の基地局で同一であるため、基地局間での干渉が発生しない。よって、パイロット系列中におけるマルチキャストサブフレーム用のパイロットの数は伝搬路変動に追従可能な最低限の数でよい。一方、ユニキ
ャストサブフレーム用のパイロットは基地局毎に異なるため、基地局間での干渉が発生する。この干渉を平均化処理等により低減するためには多くのパイロットが必要となる。そこで、本実施の形態では、上記のように、パイロット系列内においてユニキャストサブフレーム用のパイロットの数がマルチキャストサブフレーム用のパイロットの数より多くなるように設定される。ここでは、マルチキャストサブフレーム用のパイロットがs,sの2つであるのに対し、ユニキャストサブフレーム用のパイロットがa,a,a,aの4つであるパイロット系列がスクランブリング部105により生成される。
次いで、移動局200のチャネル推定部208で行われるチャネル推定値の算出について説明する。ここでは、セルAの基地局100がパイロット系列a,s,a,a,s,aを図4に示すように各サブフレームの先頭において送信し、同一の構成を採るセルBの基地局100が上記同様にして生成されたパイロット系列b,s,b,b,s,bを図5に示すように各サブフレームの先頭において送信するものとする。また、移動局200はセルAに位置するものとする。
移動局200では、図6に示すように、パイロット系列a,s,a,a,s,aとパイロット系列b,s,b,b,s,bとが伝搬路上で合成されて受信される。よって、移動局200において受信されるパイロット系列は、a+b,s(h+l),a+b,a+b,s(h+l),a+bとなる。ここで、hはセルAでの伝搬路を表し、lはセルBでの伝搬路を表す。つまり、移動局200において受信されるパイロット系列は、マルチキャストサブフレーム用のパイロット部分ではs(h+l)となり、ユニキャストサブフレーム用のパイロット部分ではa+bとなる。
そして、チャネル推定部208は図7に示すようにしてチャネル推定値を算出する。
すなわち、マルチキャストデータ(サブフレーム#3のデータ)に対するチャネル推定が行われる場合は、上記のように、パイロット選択部207によって、サブフレーム#3の先頭にある受信パイロット系列の中からサブキャリアf,fの受信パイロットs(h+l),s(h+l)が選択される。チャネル推定部208は、パイロットs(h+l)にsの複素共役を乗算してチャネル推定値g=h+lを求めるとともに、パイロットs(h+l)にsの複素共役を乗算してチャネル推定値g=h+lを求める。サブフレーム#4においても同様の処理がなされgおよびgが得られる。そして、チャネル推定部208は、図7に示すように、サブフレーム#3およびサブフレーム#4の先頭において、gおよびgを用いたサブキャリア間での補間処理を行ってサブフレーム#3およびサブフレーム#4の先頭における残りのチャネル推定値g,g,g,gを求める。また、チャネル推定部208は、図7に示すように、サブフレーム#3の先頭とサブフレーム#4の先頭との間でチャネル推定値g〜g各々についての補間処理を行って、サブフレーム#3に含まれるすべてのマルチキャストデータシンボルに対するチャネル推定値を算出する。
一方、ユニキャストデータ(サブフレーム#2のデータ)に対するチャネル推定が行われる場合は、上記のように、パイロット選択部207によって、サブフレーム#2の先頭にある受信パイロット系列の中からサブキャリアf,f,f,fの受信パイロットa+b,a+b,a+b,a+bが選択される。チャネル推定部208は、式(1)に示すように、パイロットa+bにaの複素共役を乗算するとともにパイロットa+bにaの複素共役を乗算し、これらの乗算結果を加算する。なお、近接するサブキャリア間ではほぼ同じ伝搬路とみなせるため、式(1)においてはh+hを2hとした。
Figure 0004854671
ここで、a,a,b,bが互いにランダムであればそれらが互いに強め合うことはないため、式(1)の算出結果における第2項の値は2hに比べ十分小さい値となって無視することができる。よって、式(1)の算出結果は2hとなり、チャネル推定値hが求められる。このようにチャネル推定部208は、ユニキャストデータに対するチャネル推定値を求める際には、干渉成分lを抑圧するために、近接サブキャリア間においてチャネル推定値の平均化を行う。
チャネル推定部208は、パイロットa+b,a+b,a+bそれぞれの間でも上記同様の演算を行って、チャネル推定値h,h,hを求める。また、サブフレーム#3においても同様の処理がなされh,h,h,hが得られる。そして、チャネル推定部208は、図7に示すように、サブフレーム#2およびサブフレーム#3の先頭においてh,hおよびh,hを用いたサブキャリア間での補間処理を行ってサブフレーム#2およびサブフレーム#3の先頭における残りのチャネル推定値h,hを求める。また、チャネル推定部208は、図7に示すように、サブフレーム#2の先頭とサブフレーム#3の先頭との間でチャネル推定値h〜h各々についての補間処理を行って、サブフレーム#2に含まれるすべてのユニキャストデータシンボルに対するチャネル推定値を算出する。
なお、上記説明では、ユニキャストデータシンボルに対するチャネル推定値の算出において、受信パイロットs(h+l)およびs(h+l)を用いていないが、移動局200がセルAの中心付近に位置しhの値がlの値に比べて十分大きくなる場合には、これらの受信パイロットも用いてユニキャストデータシンボルに対するチャネル推定値を求めることによりチャネル推定精度が向上する。
このように、本実施の形態によれば、基地局100はユニキャストサブフレーム用のパイロットおよびマルチキャストサブフレーム用のパイロットの双方を含むパイロット系列を各サブフレームにおいて送信するため、移動局200では、上記のように、1つの伝搬路の状態を表すチャネル推定値同士で補間処理を行うことができるとともに、複数の伝搬路の状態が混合されたチャネル推定値同士で補間処理を行うことができるので、ユニキャストチャネルとマルチキャストチャネルとがサブフレーム単位で時間多重され、両者の間においてチャネル推定値の補間処理が行われる場合でも補間精度を高めることができる。よって、本実施の形態によれば、チャネル推定値の補間精度が低いことによる誤り率特性の劣化を防ぐことができる。
また、本実施の形態によれば、従来のスクランブリングコードの一部を共通系列で置き換えて生成した系列を従来のパイロット信号系列に乗算するという簡易な処理だけで、ユニキャストサブフレーム用のパイロットおよびマルチキャストサブフレーム用のパイロットの双方を含むパイロット系列を生成することができる。
また、本実施の形態によれば、単一のパイロット構成によりユニキャストデータおよびマルチキャストデータ双方に対するチャネル推定を行うことができるため、簡易な通信シ
ステムを実現することができる。
なお、上記説明ではパイロット系列が各サブフレームの先頭(1OFDMシンボル目)に多重される場合を一例として説明したが、例えば各サブフレームの先頭に制御情報等が多重される場合は、パイロット系列を各サブフレームの2OFDMシンボル目以降に多重してもよい。
また、上記説明ではパイロット信号系列に対してのみスクランブリング系列を乗算していたが、ユニキャストデータシンボルおよびマルチキャストデータシンボルに対してもスクランブリング系列を乗算してもよい。または、ユニキャストデータシンボルおよびマルチキャストデータシンボルには基地局100固有のスクランブリングコードを乗算してもよい。
また、上記説明ではスクランブリングコードの一部を共通系列で置き換えることによりスクランブリング系列を生成したが、スクランブリングコードのチップ間に共通系列のチップの各々を挿入することによりスクランブリング系列を生成してもよい。
また、マルチキャストサブフレーム用のパイロットの送信電力をユニキャストサブフレーム用のパイロットの送信電力よりも小さく設定してもよい。基地局100の総送信電力には上限があるため、基地局間相互での干渉が発生しないマルチキャストサブフレーム用のパイロットの送信電力を小さくし、その分、基地局間相互での干渉が発生するユニキャストサブフレーム用のパイロットの送信電力を大きくすることで、干渉によるユニキャストデータの誤り率特性劣化を抑えることができる。
また、上記説明では予め生成されたスクランブリング系列が基地局100に予め設定されておりスクランブリング系列は変化しないものとして説明したが、基地局100の上位にある無線回線制御局装置(以下、制御局という)により固有系列(スクランブリングコード)が変えられることがある無線通信システムでは、基地局の構成を図8に示すものにするとよい。図8に示す基地局300は、図2に示す構成にさらに置き換え部301を追加したものである。基地局300は固有系列および共通系列を制御局から通知され、置き換え部301は、上記同様にしてその固有系列の一部をその共通系列で置き換えることによりスクランブリング系列を生成する。なお、この構成では置き換え部301にて生成されたスクランブリング系列がパイロット信号系列に乗算されるが、スクランブリングコードをそのままパイロット信号系列に乗算してパイロット系列を生成し、その後、そのパイロット系列の一部を置き換え部301により共通系列で置き換えるようにしてもよい。
また、1つのセルが複数のセクタに分割されている場合は、セクタ毎にそれぞれ異なる所定のパイロット信号系列が設定されることがある。また、セクタ間相互での干渉を低減するために、所定のパイロット信号系列として例えばOVSF系列等の直交系列を用いる場合がある。この場合、各セクタに用いる直交系列は全セルで共通である。そこで、この場合は、それらのパイロット信号系列(直交系列)に対してセル毎に異なる基地局固有のスクランブリングコードが掛けられる。このような無線通信システムにおいては、図9に示すように、スクランブリングコード(固有系列)のチップのうち、各セクタのパイロット信号系列のチップの中ですべてのセクタにおいて位相(1,−1)が同一となるチップに対応する箇所を、全セル共通の共通系列で置き換えることによりスクランブリング系列を生成するとよい。これにより、セルを構成する複数のセクタ毎にそれぞれ異なるパイロット信号系列が設定されている場合でも、上記同様、固有系列および共通系列の双方を含むスクランブリング系列を生成することができ、ユニキャストサブフレーム用のパイロットおよびマルチキャストサブフレーム用のパイロットの双方を含むパイロット系列を生成することができる。
また、上記説明では図4に示すようにユニキャストサブフレーム用のパイロットおよびマルチキャストサブフレーム用のパイロットの双方を含むパイロット系列を全サブフレームの先頭に多重したが、マルチキャストサブフレームでは基地局間相互での干渉が発生せず、また、マルチキャストデータはQPSK等、変調多値数が小さい変調方式で変調されることが多いため、マルチキャストデータシンボルは伝搬路変動の影響を受けにくい。そこで、図10に示すように、ユニキャストサブフレーム用のパイロットおよびマルチキャストサブフレーム用のパイロットの双方を含むパイロット系列をマルチキャストサブフレームの先頭にのみ多重し、ユニキャストサブフレームの先頭にはユニキャストサブフレーム用のパイロットのみからなるパイロット系列を多重するようにしてもよい。または、図11に示すように、ユニキャストサブフレーム用のパイロットおよびマルチキャストサブフレーム用のパイロットの双方を含むパイロット系列をマルチキャストサブフレームの先頭およびそのマルチキャストサブフレームの直後のユニキャストサブフレームの先頭にのみ多重し、その他のユニキャストサブフレームの先頭にはユニキャストサブフレーム用のパイロットのみからなるパイロット系列を多重するようにしてもよい。または、図12に示すように、ユニキャストサブフレーム用のパイロットおよびマルチキャストサブフレーム用のパイロットの双方を含むパイロット系列をマルチキャストサブフレームの先頭にのみ多重するとともに、マルチキャストサブフレームの後端にはマルチキャストサブフレーム用のパイロットのみからなるパイロット系列を多重し、ユニキャストサブフレームの先頭にはユニキャストサブフレーム用のパイロットのみからなるパイロット系列を多重するようにしてもよい。このようにすることで、周波数軸上におけるユニキャストサブフレーム用のパイロットの数を増やすことができるため、ユニキャストデータシンボルに対するチャネル推定の精度を向上させることができる。なお、このようにする場合は、図8に示す置き換え部301は、上記処理に加え、固有系列または共通系列をそのままスクランブリング系列としてスクランブリング部105に出力し、スクランブリング部105は、そのスクランブリング系列をパイロット信号系列に乗算してユニキャストサブフレーム用のパイロットのみからなるパイロット系列またはマルチキャストサブフレーム用のパイロットのみからなるパイロット系列を生成する。
また、上記説明では図4に示すようにマルチキャストサブフレーム用のパイロットの周波数軸上における位置を全サブフレームで同一(図4ではサブキャリアf,f)としたが、図13に示すように、その位置をサブフレーム毎に変化させてもよい。つまり、マルチキャストサブフレーム用のパイロットの位置が互いに異なる複数のパイロット系列のそれぞれをユニキャストサブフレームおよびマルチキャストサブフレームのそれぞれの先頭に多重するようにしてもよい。このようにすることで、マルチキャストサブフレーム用のパイロットがないサブキャリア、すなわちチャネル推定精度が劣るサブキャリアが複数のサブフレームに渡って連続することがなくなるため、全サブキャリアでチャネル推定精度が均一化され、誤り率特性を向上させることができる。なお、このようにする場合は、図8に示す置き換え部301は、上記処理に加え、固有系列の一部を共通系列で置き換える際に、固有系列のうち共通系列で置き換えるチップの位置をサブフレーム毎に変化させる。これにより、スクランブリング部105は、マルチキャストサブフレーム用のパイロットの位置が互いに異なる複数のパイロット系列を生成することができる。
また、チャネル推定値の時間軸方向での補間精度をより高めるために、図14に示すように、各サブフレームの先頭に加え、先頭以外の位置にもパイロット系列を多重するようにしてもよい。このようにする場合、ユニキャストサブフレーム内においてはユニキャストデータシンボルに対するチャネル推定値のみが必要であり、また、マルチキャストサブフレーム内においてはマルチキャストデータシンボルに対するチャネル推定値のみが必要であることから、図14に示すように、各サブフレームの先頭にはユニキャストサブフレーム用のパイロットおよびマルチキャストサブフレーム用のパイロットの双方を含むパイ
ロット系列を多重するのに対し、ユニキャストサブフレームでは先頭以外の位置に多重するパイロット系列をユニキャストサブフレーム用のパイロットのみからなるパイロット系列とし、マルチキャストサブフレームでは先頭以外の位置に多重するパイロット系列をマルチキャストサブフレーム用のパイロットのみからなるパイロット系列とする。
また、1OFDMシンボルに含まれるすべてのサブキャリアにパイロットをマッピングするのではなく、図14に示すように、間欠的にマッピングしてもよい。図14に示す例では、2サブキャリア毎にパイロットをマッピングしている。このようにする場合、各サブフレームの先頭においてパイロットがマッピングされないサブキャリアにはデータシンボルをマッピングする。
また、図14に代えて図15に示すようパイロット系列を多重してもよい。図15に示す例では、各サブフレームの先頭にはユニキャストサブフレーム用のパイロットのみからなるパイロット系列を多重するのに対し、各サブフレームの先頭以外の位置に多重するパイロット系列をユニキャストサブフレーム用のパイロットおよびマルチキャストサブフレーム用のパイロットの双方を含むパイロット系列とする点が図14に示す例と異なる。
(実施の形態2)
実施の形態1において、マルチキャストデータに対するチャネル推定が行われる場合に算出されるチャネル推定値gは、上記のようにセルAでのチャネル推定値hとセルBでのチャネル推定値lとが混合されたチャネル推定値であるため、このチャネル推定値をユニキャストデータに対するチャネル推定に用いることはできない。
そこで、本実施の形態では、スクランブリング系列に含まれる固有系列および共通系列のうち、共通系列に対しセル毎に異なる各基地局に固有の位相回転を与える。
図16に本実施の形態に係る基地局500の構成を示す。基地局500は、実施の形態1(図2)に示した構成にさらに位相回転部501,502を備えて構成される。なお、図16において図2と同一の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図16に示す基地局500において、位相回転部501は、スクランブリング系列に含まれる固有系列および共通系列のうち、共通系列に対しセル毎、すなわち基地局毎に異なる基地局500固有の位相回転を与える。共通系列をチップs,s,s,…,sとし、基地局500固有の位相回転量をθとすると、位相回転後の共通系列はs・exp(jθ),s・exp(jθ),s・exp(jθ),…,s・exp(jθ)となる。そして、位相回転を施された共通系列を含むスクランブリング系列がスクランブリング部105に入力される。
このように、共通系列に対しセル毎に異なる基地局500固有の位相回転を与えることにより、セルAにおけるマルチキャストサブフレーム用のパイロットとセルBにおけるマルチキャストサブフレーム用のパイロットとを区別することができるようになる。よって、移動局では、マルチキャストサブフレーム用の受信パイロットからセルAでのチャネル推定値hとセルBでのチャネル推定値lとをそれぞれ算出することができ、これらのチャネル推定値h,lのいずれかをさらに用いてユニキャストデータに対するチャネル推定を行うことができるようになる。これにより、ユニキャストデータのチャネル推定精度を高めることができる。
ここで、共通系列に対し位相回転を与えたことにより、移動局では、マルチキャストサブフレーム用のパイロットから算出されるチャネル推定値をそのままマルチキャストデータのチャネル推定に用いることができなくなる。そこで、位相回転部502は、共通系列に対する位相回転量と同一の位相回転量でマルチキャストデータシンボルに対して位相回
転を与える。このようにしてマルチキャストデータシンボルに対しても共通系列と同一の位相回転を与えることにより、マルチキャストサブフレーム用のパイロットの位相とマルチキャリアデータシンボルの位相との関係が一致するため、移動局では、マルチキャストサブフレーム用のパイロットから算出されるチャネル推定値を用いてマルチキャストデータのチャネル推定を行うことができるようになる。
よって、本実施の形態では、図4に示すサブフレーム#3のs,sおよびマルチキャストデータはexp(jθa)を乗算されたものになり、図5に示すサブフレーム#3のs,sおよびマルチキャストデータはexp(jθb)を乗算されたものになる。
なお、各基地局に固有の位相回転量は予め各基地局に設定されているか、または、各基地局の上位にある制御局から通知される。
また、本実施の形態に係る移動局では、パイロット選択部207の動作だけが実施の形態1と相違する。すなわち、本実施の形態では、パイロット選択部207は、ユニキャストデータに対するチャネル推定が行われる場合は、受信パイロット系列に含まれるすべてのパイロットを選択してチャネル推定部208に出力する。
また、上記説明では予め生成されたスクランブリング系列が基地局500に予め設定されておりスクランブリング系列は変化しないものとして説明したが、基地局500の上位にある制御局により固有系列(スクランブリングコード)が変えられることがある無線通信システムでは、基地局の構成を図17に示すものにするとよい。図17に示す基地局700は、図16に示す構成にさらに置き換え部301を追加したものである。この置き換え部301は実施の形態1(図8)におけるものと同一であるため、説明を省略する。
また、上記説明では基地局500に固有の位相回転量が1つである場合、すなわち、セルAの基地局500に固有の位相回転量がθa、セルBの基地局500に固有の位相回転量がθbである場合について説明したが、1つの基地局が複数の位相回転量を使用してもよい。例えば、セルAの基地局500が位相回転量θa1a2を使用し、セルBの基地局500が位相回転量θb1b2を使用してもよい。この場合、例えば、図4において、サブフレーム#3のsおよびサブキャリアf〜fのマルチキャストデータにexp(jθa1)を乗算するとともに、サブフレーム#3のsおよびサブキャリアf〜fのマルチキャストデータにexp(jθa2)を乗算し、図5において、サブフレーム#3のsおよびサブキャリアf〜fのマルチキャストデータにexp(jθb1)を乗算するとともに、サブフレーム#3のsおよびサブキャリアf〜fのマルチキャストデータにexp(jθb2)を乗算するとよい。これにより、各セルにおいてマルチキャストサブフレーム用のパイロット間での干渉をランダム化することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、互いに複数のセルからなる複数のセルグループ毎に、互いに異なるマルチキャストデータが送信される場合について説明する。本実施の形態では、例えば図18に示すように、セルA〜Gでセルグループ1が構成され、セルH〜Nでセルグループ2が構成される場合において、セルグループ1のセルA〜Gではマルチキャストデータ1が送信されるのに対し、セルグループ2のセルH〜Nでは、マルチキャストデータ1と異なるマルチキャストデータ2が送信される場合を想定する。
この場合、マルチキャストサブフレーム用のパイロットがすべてのセルにおいて同じ位置に配置されると、セルグループ境界にあるセル(図18では、セルA,B,M,N)においては、マルチキャストデータのチャネル推定精度が劣化すると予想される。例えば、セルグループ1のセルA,Bにおいてマルチキャストデータ1のチャネル推定精度が劣化し
、セルグループ2のセルM,Nにおいてマルチキャストデータ2のチャネル推定精度が劣化するものと予想される。これは、隣接するセルグループ内のすべてのセルにおいて同じ位置にマルチキャストサブフレーム用のパイロットが配置されると、セルグループ境界にあるセルではマルチキャストサブフレーム用のパイロットについて隣接グループ間での干渉が大きくなってしまうためである。例えば、セルA,Bにおけるマルチキャストサブフレーム用パイロットはセルグループ2のマルチキャストサブフレーム用パイロットから大きな干渉を受け、同様に、セルM,Nにおけるマルチキャストサブフレーム用パイロットはセルグループ1のマルチキャストサブフレーム用パイロットから大きな干渉を受けることになる。
そこで、本実施の形態では、セルAでは図4に示すようにパイロット系列a,s,a,a,s,aが多重され、セルBでは図5に示すようにパイロット系列b,s,b,b,s,bが多重される場合に、セルMでは図19に示すようにパイロット系列m,m,s,m,m,sを多重し、セルNでは図20に示すようにパイロット系列n,n,s,n,n,sを多重する。つまり、本実施の形態では、互いに隣接するセルグループ間においてマルチキャストサブフレーム用のパイロットの周波数軸上における位置を互いに異ならせる。これにより、マルチキャストサブフレーム用のパイロットについて隣接グループ間での干渉を低減することができるため、セルグループ境界にあるセルでのマルチキャストデータのチャネル推定精度の劣化を防止することができる。また、同様に、マルチキャストチャネルの回線品質の測定精度の劣化を防止することができる。
図21に本実施の形態に係る基地局900の構成を示す。本実施の形態に係る置き換え部301は、固有系列の一部を共通系列で置き換える際に、固有系列のうち共通系列で置き換えるチップの位置をセルグループ番号に従ってセルグループ毎に異ならせる点において図8に基地局300の置き換え部301と相違する。
例えばセルAの基地局900の置き換え部301は、セルグループ番号1を入力されるので、パイロット系列a,a,a,a,a,aにおいてaをsに置き換え、aをsに置き換える。同様に、セルBの基地局900の置き換え部301は、セルグループ番号1を入力されるので、パイロット系列b,b,b,b,b,bにおいてbをsに置き換え、bをsに置き換える。
一方、セルMの基地局900の置き換え部301は、セルグループ番号2を入力されるので、パイロット系列m,m,m,m,m,mにおいてmをsに置き換え、mをsに置き換える。同様に、セルNの基地局900の置き換え部301は、セルグループ番号2を入力されるので、パイロット系列n,n,n,n,n,nにおいてnをsに置き換え、nをsに置き換える。
基地局900がこのような構成を採ることにより、互いに隣接するセルグループ間においてマルチキャストサブフレーム用のパイロットの周波数軸上における位置を互いに異ならせることができる。
(実施の形態5)
上記実施の形態では基地局が備えるアンテナが1本である場合について説明したが、本実施の形態では、基地局が複数のアンテナを備え、1つのセルにおいて複数のアンテナからマルチキャストデータが送信される場合について説明する。
例えば、セルAの基地局がアンテナ#1,アンテナ#2の2本にアンテナを備える場合に、本実施の形態では、アンテナ#1から送信される各サブフレームの先頭には図22に示すようなパイロット系列a,null,a,null,s,nullを多重し、アンテナ#2から
送信される各サブフレームの先頭には図23に示すようなパイロット系列null,s,null,a,null,aを多重する。そして、アンテナ#1およびアンテナ#2から同時に送信される2つのパイロット系列を受信する移動局では、これらのパイロット系列を合成することにより図4に示すパイロット系列を得ることができる。よって、基地局が複数のアンテナを備え、1つのセルにおいて複数のアンテナからマルチキャストデータが送信される場合でも、以上のようにしてパイロット系列の一部ずつを複数のアンテナにそれぞれ分担させて送信させることにより上記実施の形態と同様の作用・効果を得ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。
なお、上記実施の形態の説明で用いた「マルチキャスト」を「ブロードキャスト」と読み替えることにより、ユニキャストチャネルとブロードキャストチャネルとが時間の経過とともに随時切り替えて用いられる無線通信システムにおいて本発明を上記同様にして実施することができる。マルチキャスト通信がニュースグループ等そのサービスに加入している特定の移動局に対してのみ情報送信するような通信形態をとるのに対し、ブロードキャスト通信は現在のテレビ放送やラジオ放送のように全移動局に対して情報送信するような通信形態をとる。また、マルチキャストチャネルとブロードキャストチャネルとを合わせて、MBMS(Multimedia Broadcast/Multicast Service)チャネルと称することもある。
また、PCH(Paging Channel),BCH(Broadcast Channel)等、マルチキャストチャネル以外の、複数のセクタ間において互いに共通の他のチャネルについても、本発明を上記同様にして実施することができる。
また、上記実施の形態の説明で用いたユニキャストサブフレーム用のパイロットは、共通パイロットまたは個別パイロットのいずれであってもよい。
また、上記実施の形態の説明で用いたサブフレームはスロットまたはTTI(Transmission Time Interval)と称されることもある。また、CPはガードインターバル(GI:Guard Interval)と称されることもある。また、サブキャリアはトーンと称されることもある。また、基地局はNode B、移動局はUEと表されることがある。また、パイロットは参照信号と称されることもある。また、マルチキャストチャネルはSFN(Single Frequency Network)チャネルと称されることもある。また、上記実施の形態の説明で用いたサブフレームは、例えばタイムスロットやフレーム等、他の送信時間単位であってもよい。
また、上記実施の形態では本発明をセル間において実施する場合について説明したが、上記同様にして本発明を1つのセルを複数に分割して生成される複数のセクタ間においても実施することもできる。
また、上記実施の形態では、マルチキャストチャネルとユニキャストチャネルとをサブフレーム毎に分離して時間多重する場合を示したが、マルチキャストチャネルとユニキャストチャネルとが同一サブフレーム内において周波数または時間によって分離される場合も上記同様にして本発明を実施することができる。この場合、マルチキャストチャネルが多重されるサブキャリアに対してのみ本発明を適用してもよい。
また、上記実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含
むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
本明細書は、2005年10月7日出願の特願2005−295446および2006年10月5日出願の特願2006−273583に基づくものである。これらの内容はすべてここに含めておく。
本発明は、移動体通信システム等に適用することができる。
フレーム構成例(従来) 本発明の実施の形態1に係る基地局のブロック構成図 本発明の実施の形態1に係る移動局のブロック構成図 本発明の実施の形態1に係るパイロット系列多重例(セルA) 本発明の実施の形態1に係るパイロット系列多重例(セルB) 本発明の実施の形態1に係る受信パイロット系列 本発明の実施の形態1に係るチャネル推定値 本発明の実施の形態1に係る基地局のブロック構成図(バリエーション) 本発明の実施の形態1に係るスクランブリング系列生成例 本発明の実施の形態1に係るパイロット系列多重例(バリエーション1) 本発明の実施の形態1に係るパイロット系列多重例(バリエーション2) 本発明の実施の形態1に係るパイロット系列多重例(バリエーション3) 本発明の実施の形態1に係るパイロット系列多重例(バリエーション4) 本発明の実施の形態1に係るパイロット系列多重例(バリエーション5) 本発明の実施の形態1に係るパイロット系列多重例(バリエーション6) 本発明の実施の形態2に係る基地局のブロック構成図 本発明の実施の形態2に係る基地局のブロック構成図(バリエーション) 本発明の実施の形態3に係るセルグループ構成図 本発明の実施の形態3に係るパイロット系列多重例(セルM) 本発明の実施の形態3に係るパイロット系列多重例(セルN) 本発明の実施の形態3に係る基地局のブロック構成図 本発明の実施の形態5に係るパイロット系列多重例(アンテナ#1) 本発明の実施の形態5に係るパイロット系列多重例(アンテナ#2)

Claims (15)

  1. 複数のセル間または複数のセクタ間で互いに異なるデータを送信するために使用される第1サブフレームと、前記複数のセル間または前記複数のセクタ間で互いに同一のデータを送信するために使用される第2サブフレームとが時間多重される無線通信システムにおいて用いられる無線通信基地局装置であって、
    前記第1サブフレーム用のパイロットおよび前記第2サブフレーム用のパイロットの双方を含む第1パイロット系列を生成する生成手段と、
    前記第1パイロット系列を前記第2サブフレームに多重する多重手段と、
    を具備する無線通信基地局装置。
  2. 前記第1サブフレームはユニキャストデータ用のサブフレームであり、前記第2サブフレームはマルチキャストデータ用のサブフレームである、
    請求項1記載の無線通信基地局装置。
  3. 前記生成手段は、前記第1パイロット系列内において前記第1サブフレーム用のパイロットの数が前記第2サブフレーム用のパイロットの数より多い前記第1パイロット系列を生成する、
    請求項1記載の無線通信基地局装置。
  4. 前記生成手段は、所定のパイロット信号系列に前記複数のセル毎または前記複数のセクタ毎に異なる第1系列および前記複数のセルまたは前記複数のセクタに共通の第2系列の双方を含むスクランブリング系列を乗算して前記第1パイロット系列を生成する、
    請求項1記載の無線通信基地局装置。
  5. 前記スクランブリング系列は、前記第1系列の一部を前記第2系列で置き換えて生成されたものである、
    請求項4記載の無線通信基地局装置。
  6. 前記生成手段は、セルを構成する複数のセクタ毎にそれぞれ異なる所定のパイロット信号系列に前記複数のセル毎に異なる第1系列および前記複数のセルに共通の第2系列の双方を含むスクランブリング系列を乗算して前記第1パイロット系列を生成する、
    請求項1記載の無線通信基地局装置。
  7. 前記スクランブリング系列は、前記第1系列の一部を前記第2系列で置き換えて生成されたものである、
    請求項6記載の無線通信基地局装置。
  8. 前記多重手段は、前記第1パイロット系列を前記第1サブフレームにさらに多重する、
    請求項1記載の無線通信基地局装置。
  9. 前記生成手段は、前記第2サブフレーム用の複数のパイロットを含み、それらの周波数軸上における間隔が伝搬路のコヒーレント帯域幅内に収まる前記第1パイロット系列を生成する、
    請求項1記載の無線通信基地局装置。
  10. 前記生成手段は、前記第1サブフレーム用のパイロットのみからなる第2パイロット系列をさらに生成し、
    前記多重手段は、前記第1パイロット系列を前記第2サブフレームおよびその直後の前記第1サブフレームに多重するとともに、その他の前記第1サブフレームに前記第2パイ
    ロット系列を多重する、
    請求項1記載の無線通信基地局装置。
  11. 前記生成手段は、前記第1パイロット系列内において前記第2サブフレーム用のパイロットの位置が互いに異なる複数の前記第1パイロット系列を生成し、
    前記多重手段は、生成された複数の前記第1パイロット系列のそれぞれを前記第1サブフレームおよび前記第2サブフレームのそれぞれに多重する、
    請求項1記載の無線通信基地局装置。
  12. 前記生成手段は、前記第1サブフレーム用のパイロットのみからなる第2パイロット系列をさらに生成し、
    前記多重手段は、前記第1サブフレームの先頭に前記第1パイロット系列を多重するとともに、前記先頭以外の位置に前記第2パイロット系列をさらに多重する、
    請求項1記載の無線通信基地局装置。
  13. 前記生成手段は、前記第2サブフレーム用のパイロットのみからなる第3パイロット系列をさらに生成し、
    前記多重手段は、前記第2サブフレームの先頭に前記第1パイロット系列を多重するとともに、前記先頭以外の位置に前記第3パイロット系列をさらに多重する、
    請求項1記載の無線通信基地局装置。
  14. 前記第2サブフレーム用のパイロットおよび前記互いに同一のデータの双方に前記複数のセル毎または前記複数のセクタ毎に異なる位相回転を与える位相回転手段、をさらに具備する、
    請求項1記載の無線通信基地局装置。
  15. 複数のセル間または複数のセクタ間で互いに異なるデータを送信するために使用される第1サブフレームと、前記複数のセル間または前記複数のセクタ間で互いに同一のデータを送信するために使用される第2サブフレームとが時間多重される無線通信システムにおいて用いられるパイロット送信方法であって、
    前記第1サブフレーム用のパイロットおよび前記第2サブフレーム用のパイロットの双方を含むパイロット系列を前記第2サブフレームにおいて送信する、
    パイロット送信方法。
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