JP4849240B2 - 液体噴射ヘッドの製造方法及び液体噴射ヘッド - Google Patents
液体噴射ヘッドの製造方法及び液体噴射ヘッド Download PDFInfo
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Description
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る製造方法によって製造されるインクジェット式記録ヘッドの分解斜視図であり、図2は、図1の平面図及びA−A′断面図であり、図3は図2の一部を拡大した断面図である。図示するように、流路形成基板10は、本実施形態では面方位(110)のシリコン単結晶基板からなり、その一方の面には予め熱酸化によって二酸化シリコンからなる厚さ0.5〜2μmの弾性膜50と、酸化ジルコニウムからなり厚さ約0.4μmの絶縁体膜55とが形成されている。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、圧力発生室12、リザーバ100等の内面に、例えば、酸化タンタル等の耐インク性を有する材料からなるインク保護膜を設けるようにしてもよい。また、例えば、上述した実施形態では、圧電素子300を形成した後に開口部50a,55aを形成するようにしたが、勿論、圧電素子300を形成する前に開口部50a,55aを形成するようにしてもよい。さらに、上述の実施形態では、保護膜120を不連続下電極膜61上のみに形成するようにしたが、勿論、圧電素子300を覆うように形成し、この保護膜120によって圧電素子300の水分に起因する破壊を防止するようにしてもよい。
Claims (6)
- シリコン基板からなり液滴を噴射するノズル開口に連通する圧力発生室と該圧力発生室に連通する連通部とが形成されると共に一方面側に下電極膜、圧電体層及び上電極膜からなる圧電素子が設けられる流路形成基板と、該流路形成基板の前記圧電素子側の面に接合され前記連通部と連通するリザーバ部が形成されるリザーバ形成基板とを有する液体噴射ヘッドの製造方法であって、
前記流路形成基板が複数一体的に形成される流路形成基板用ウェハの一方面側に振動板を介して前記下電極膜を形成し前記圧力発生室に対向する領域の下電極膜を所定形状にパターニングすると共に、前記圧力発生室の列の周囲に前記圧力発生室に対向する領域の下電極膜とは不連続の不連続下電極膜を形成する工程と、
前記流路形成基板用ウェハ上に前記圧電体層及び前記上電極膜を積層及びパターニングして前記圧力発生室に対向する領域に前記圧電素子を形成すると共に、前記不連続下電極膜上の一部に前記圧電素子とは不連続の積層膜を形成する工程と、
前記連通部となる領域の前記不連続下電極膜及び前記振動板を除去して開口部を形成する工程と、
絶縁材料からなる保護膜を前記不連続下電極膜の表面を覆って形成する工程と、
ニッケルクロム(NiCr)からなる密着層と金属層とで構成され各圧電素子からその一方の端部側に引き出されるリード電極を形成すると共に前記密着層と前記金属層とで構成されるが前記リード電極とは不連続の不連続金属層を前記不連続下電極膜上まで連続するように前記開口部に対応する領域に形成する工程と、
前記リザーバ部を有するリザーバ形成基板が複数一体的に形成されたリザーバ形成基板用ウェハを前記流路形成基板用ウェハの一方面側に接合する工程と、
前記不連続金属層で前記開口部が封止された状態で前記流路形成基板用ウェハをその他方面側からウェットエッチングして前記連通部を形成する工程と、
前記不連続金属層を構成する密着層及び金属層を順次ウェットエッチングすることによって除去して前記リザーバ部と前記連通部とを連通させる工程と、
前記流路形成基板用ウェハ及び前記接合基板用ウェハを分割する工程と、を具備することを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方法。 - 前記保護膜の材料として、酸化シリコン、窒化シリコン、炭化シリコン、タンタルシリコン、酸化アルミ、及び酸化タンタルからなる群から選択される何れかを用いることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
- 前記不連続金属層を構成する密着層を除去するためのエッチング液として、塩酸過水を用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
- 前記流路形成基板用ウェハをエッチングするためのエッチング液として、水酸化カリウム溶液を用いることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
- 前記金属層が金(Au)からなることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
- シリコン基板からなり液体を噴射するノズル開口に連通する圧力発生室と該圧力発生室に連通する連通部とが形成される流路形成基板と、該流路形成基板の一方面側に振動板を介して下電極膜、圧電体層及び上電極膜からなる複数の圧電素子と、前記連通部と連通するリザーバ部が形成されたリザーバ形成基板とを具備し、
前記圧力発生室の周囲には当該圧電素子とは不連続の不連続下電極膜が設けられると共に、該不連続下電極膜上の一部に前記圧電素子とは不連続の圧電体層及び上電極膜からなる積層膜が設けられ、
且つ前記連通部の周囲の前記不連続下電極膜の表面が絶縁材料からなる保護膜によって覆われていると共に、当該不連続下電極膜上には、前記保護膜を介して前記リード電極とは不連続の不連続金属層が設けられていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
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