JP4846755B2 - 携帯型電子機器 - Google Patents
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Description
一般にノート型パソコン等の携帯型電子機器のバッテリには二次電池であるリチウムイオン電池が広く採用されている。リチウムイオン電池は、それを搭載する機器の運用コストを低くできることや瞬間的に放電可能とする電流容量が大きいことなどの利点を有している。通常、このリチウムイオン電池等の二次電池を搭載した機器には、ACアダプタ等の外部電源を接続して二次電池に対し充電を行うための充電回路が内蔵されている。ところで、近年の携帯型機器は、高性能化,小型化がますます進展しており、それに内蔵される充電回路の面積を小さくしながら、充電時には二次電池を満充電まで速やかに充電させることが要求されている。また、一般に携帯型機器には、データ消滅等のトラブルを回避するため、機器の使用時に二次電池の残量を予測して電池の消耗状態をユーザに通知するようにした残量予測機能が備えられている。このため、内蔵される二次電池の残量を正確に予測する必要がある。
携帯型電子機器(以下、携帯型機器)101は、電池パック102に内蔵されるリチウムイオン電池等の複数(図では2つ)の二次電池102a,102bと接続され、各二次電池102a,102bから電力の供給を受けて動作する。また、携帯型機器101は、ACアダプタ103等の外部電源と接続することで、ACアダプタ103から電力の供給を受けることによっても動作する。
この残量予測機能について詳述すると、リチウムイオン電池は過放電に弱く、ユーザが誤って過放電させてしまうと、充電しても電池の機能が回復不能となる場合がある。そこで、電池パック102には、このような過放電を防止するため、二次電池102a,102bのうちいずれかの電圧が指定電圧以下になったことを検出して放電を停止させる保護回路112が内蔵されている。この保護回路112が作動すると、二次電池102a,102bから携帯型機器101への電力の供給が遮断され、携帯型機器101は動作を停止する。その際、特にノート型パソコン等の携帯型機器101においては、処理中のデータが消滅してしまう可能性がある。このような理由からも、携帯型機器101は、各二次電池102a,102bの残量を予測し、その消耗状態をユーザに通知させるようにしている。
二次電池は、使用回数(充放電の回数;所謂サイクル数)によって放電可能となる容量が減少する(つまり、放電時間が短くなる)。例えば、図12(a)中、Aの曲線はサイクル数が1回の場合を示し、B〜Dの曲線はサイクル数がそれぞれ約250回,約400回,約500回の場合を示し、Eの曲線はサイクル数が約650回の場合を示している。即ち、同図に示すように、二次電池の放電時間(使用時間)は、サイクル数の増加に伴って減少する。このような現象はサイクル劣化特性とよばれる。尚、図12(b)は、図12(a)における時間軸を正規化して、サイクル数に対する二次電池の放電容量(放電終了時を100%としている)と電池電圧の関係を示したグラフである。同図に示すように、二次電池の電池電圧はサイクル数に依らずほぼ一定になる。
この図は、例えば3種類の二次電池について、それらのサイクル数と放電容量との関係を示すグラフであり、同図に示すように、二次電池は、サイクル数が上昇するに従って放電容量が減少する。例えば、図中、Fの曲線は、この二次電池のサイクル数が600回のときの放電容量(満充電時の容量)が最大時の約3割程度にまで減少することを示している。
この図は、例えば45℃の温度環境下に二次電池を1ヶ月放置した場合についての劣化特性を示すグラフであり、Gの曲線は放置前を示し、Hの曲線は放置後を示すものである。同図に示すように、二次電池は、それを使用する温度環境によっても放電時間(使用時間)が異なる。
図中、I〜Kの曲線は、それぞれ同じ二次電池を例えば5℃、25℃、45℃の温度下で使用した場合を示す。また、L〜Nの曲線は、それと種類が異なるそれぞれ同じ二次電池を同様に例えば5℃、25℃、45℃の温度下で使用した場合を示す。
携帯型機器121は、例えばノート型パソコンであって、この携帯型機器121には、スマートバッテリ(インテリジェントバッテリともいう)とよばれる電池パック122が内蔵されている。
残量メータ126は、図示しないマイクロコンピュータを備え、第1のセンス抵抗128に流れる充電電流/放電電流を測定して、その電流積算値及び保護回路123により検出される各セル電圧に基づいて残量予測を行う。残量メータ126は、その残量予測値をEEPROM127に格納するとともに、携帯型機器121が備える例えばキーボード用マイコン131に出力する。キーボード用マイコン131は、残量メータ126から残量予測値が出力されると、図示しない表示装置に電池残量を表示する。
携帯型機器141は、例えばノート型パソコンであって、この携帯型機器141には、電池パック142が内蔵されている。尚、この第2の従来構成例は、電池パック142が、上述した図16の残量メータ126の替わりに残量予測手段としての電流積算計143を備える。従って、その他の同様な構成部分については同一符号を付している。
[1.残量予測に関する問題]
図16に示す第1の従来構成では、残量メータ126は、各二次電池122a〜122cのセル電圧と、充電電流及び放電電流の積算値に基づいて残量予測値を算出し、それを携帯型機器121に出力する。この構成では、精度良く残量予測を行うことができるが、残量メータ126はマイコンを搭載しているため、電池パック122のコストが上昇するという問題があった。
第1の従来構成において、充電器130は、第2のセンス抵抗129に流れる充電電流を検出し、その検出結果に基づいて二次電池122a〜122cに対し定電圧・定電流充電を行う。ところで、このような定電圧・定電流充電を精度良く行うには、充電器130による電流検出の精度を向上させる必要がある。従って、電流検出のために設けられる第2のセンス抵抗129には、通常、高精度なものが用いられ、これにより充電器130のコストが上昇するという問題があった。また、こうした高精度な抵抗はサイズが大型であり、その結果、充電器130が大型化するという問題も有している。このような問題は、第2の従来構成でも同様に生じていた。
以下、第一実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1は、本実施形態の電池パックを内蔵した携帯型電子機器(以下、携帯型機器)の概略構成を示すブロック回路図である。
電池パック12は、バッテリ14、放電制御スイッチ15、充電制御スイッチ16、保護回路17、第1のセンス抵抗18、温度検出回路としての温度センサ19及び測定回路20(測定手段)を備える。携帯型機器11は、データ処理手段としての電源マイコン21、充電器22、出力スイッチ23、コイル24及び第2のセンス抵抗25を含む。尚、図1に示す携帯型機器11はその電源装置を構成する一部分を示すものである。
電流検出回路31の反転入力端子は第2のセンス抵抗25の低電位側端子に接続され、非反転入力端子は該抵抗25の高電位側端子に接続される。この電流検出回路31は、充電時にACアダプタ13からバッテリ14に供給される充電電流Icの電流値を検出し、その電流値に応じた電流検出信号A4を誤差増幅回路32に出力する。具体的には、電流検出回路31は、第2のセンス抵抗25の両端の電位を入力し、該電位差に応じた電流検出信号A3を出力する。従って、電流検出回路31は、充電電流Icが増加すると電流検出信号A4のレベルを高くし、逆に充電電流Icが減少すると電流検出信号A4のレベルを低くする。
AD変換回路27には、内部生成或いは外部から供給されるアナログ電源としてのアナログ電圧AVrefと、基準電圧Amと、測定対象値としての複数(図2では簡略化して1つのみ示す)のアナログ入力信号Anが入力される。尚、基準電圧Amは、アナログ電圧AVrefと同様にして、同図に二点鎖線で示すように外部から供給されるか、或いは、破線で示すように内部基準電圧として与えられる。
図4は、AD変換回路27の具体的構成を示すブロック回路図である。尚、同図では、アナログ電圧AVref及び基準電圧Amの記載を省略し、アナログ入力信号Anとして電圧検出信号A1、温度検出信号A2、電流検出信号A3を示す。
このAD変換回路27は、図4(a)と同様に各検出信号A1〜A3を同時にサンプリングするためのS/H回路41a〜41cと、それらに対応して設けられたADコンバータ44a〜44cと、セレクト回路45を含む。即ち、このように構成されたAD変換回路27では、同時にサンプリングされた検出信号A1〜A3のサンプリング値がそれぞれADコンバータ44a〜44cに入力され、各ADコンバータ44a〜44cは、入力されるサンプリング値をそれぞれ同時にアナログ−デジタル変換してセレクト回路45に出力する。セレクト回路45は、各ADコンバータ44a〜44cから出力されるデジタル値D1〜D3を順次出力する。このようにAD変換回路27を構成した場合にも図4(a)の構成と同様にサンプリング精度が向上される。その結果、測定回路20において、電圧、電流及び温度を精度良く測定することが可能である。
AD変換回路27は、供給されるアナログ電圧AVrefとアナロググランドを入力電圧範囲として基準電圧Amをアナログ−デジタル変換したデジタル値Dmを出力する(ステップ51)。
Am=(Dm/1024)×AVref ・・・(1)
により求められる。同様に、アナログ入力信号Anの値は、デジタル値Dnと入力電圧範囲とから、
An=(Dn/1024)×AVref ・・・(2)
により求められる。従って、アナログ入力信号Anの値は、上記式(1),(2)から、
An=(Dn/Dm)×Am ・・・(3)
により求められる。従って、基準電圧Amの値が判っていれば、基準電圧AmをA/D変換したデジタル値Dmと、アナログ入力信号AnをA/D変換したデジタル値Dnを得ることで、アナログ電圧AVrefの値に依らずにアナログ入力信号Anの値を得ることができる。
まず、残量予測方式について詳述する。
電池パック12内において、測定回路20は、該電池パック12が内蔵するバッテリ14(二次電池14a〜14c)に流入する充電電流又はバッテリ14から流出する放電電流の電流値を検出し、それをアナログ−デジタル変換した値を電流測定値として電源マイコン21に出力する。また、測定回路20は、保護回路17により検出される電圧値及び温度センサ19により検出される温度をそれぞれアナログ−デジタル変換した値を電圧測定値及び温度測定値として電源マイコン21に出力する。
携帯型機器11にACアダプタ13が接続されてバッテリ14に対する充電が開始されると、充電器22は、ACアダプタ13から供給される充電電流Ic及び充電電圧Vcを監視して、それらの電流値及び電圧値が一定となるように出力スイッチ23を制御して充電を行う。つまり、充電器22は、バッテリ14に対して定電圧・定電流充電を行う。
(1)電池パック12は、充電電流/放電電流の各電流値、二次電池14a〜14cの各電圧値及びバッテリ14の温度を測定する測定回路20を備える。測定回路20は、電流測定値、電圧測定値及び温度測定値を携帯型機器11に備えられる電源マイコン21に出力し、電源マイコン21は、それらに基づいてバッテリ14の残量予測を行う。従って、電池パック12のコストの低減を図りながら、残量予測を精度良く行うことが可能である。
・第一実施形態において、図1の構成は図5に示すように変更してもよい。即ち、携帯型機器11の充電器22aにおいて、誤差増幅回路32の反転入力端子には電源マイコン21からの制御電圧信号が入力される。このように、測定回路20からの電流測定結果に基づいて電源マイコン21により生成した制御電圧信号を直接誤差増幅回路32に入力して、定電流制御時に電池パック12での測定結果をフィードバックさせるようにすることで充電器22aの電流センス抵抗(図1での第2のセンス抵抗25)を削減してもよい。
以下、第二実施形態を図6〜図8に従って説明する。
図6は、本実施形態の電池パック61を内蔵した携帯型機器62の概略構成を示すブロック回路図である。尚、本実施形態は、第一実施形態の電池パック12に電圧制御端子t3を新たに追加し、上述した充電制御方式を一部変更したものである。従って、第一実施形態と同様の構成部分については同一符号を付してそれらの詳細な説明を一部省略する。
携帯型機器62にACアダプタ13が接続されてバッテリ14に対する充電が開始されると、充電器63は、電池パック61内に流れる充電電流及びバッテリ電圧Vbを監視して、それらの電流値及び電圧値が一定となるように出力スイッチ23を制御して定電圧・定電流充電を行う。
(1)電池パック61には、第2の端子としての電圧制御端子t3が設けられている。これにより、充電器63において、電流検出回路64は、電池パック61内を流れる充電電流を実質的に検出し、電圧検出回路65は、電池パック61内の電圧降下及び保護回路66のインピーダンスを考慮したバッテリ14のバッテリ電圧Vbを検出する。また、第一実施形態と同様、電池パック61内の測定回路20による電流測定結果が定電流制御に反映される。これにより、バッテリ14に対する充電電圧を精度良く制御可能となるため、その充電量を正確に制御することができるとともに、さらなる充電時間の短縮化を図ることができる。
以下、第三実施形態を図9に従って説明する。
図9は、本実施形態の電池パック71を内蔵した携帯型機器72の概略構成を示すブロック回路図である。尚、本実施形態は、第二実施形態の構成を一部変更し、電池パック71を内蔵した携帯型機器72の電源制御方式について説明するものである。従って、第二実施形態と同様の構成部分については同一符号を付してそれらの詳細な説明を一部省略する。
携帯型機器81には電池パック82が内蔵され、電池パック82は、バッテリ83、第1の放電制御スイッチ84、充電制御スイッチ85、保護回路86、センス抵抗87、電流計88を備えている。携帯型機器81は、第2の放電制御スイッチ89、電源マイコン90、スタンバイ電源91及びDC−DCコンバータ92a,92b等を含む。
(1)保護回路75は、電源マイコン21からのスイッチ制御信号SWCに基づいてスタンバイ時にオンに制御するスタンバイ電源制御スイッチ76を備えている。このような構成では、スタンバイ電源73を駆動制御するための特別な制御回路等を必要とせず、部品点数の増加を抑えてコストを低減させながらも、スタンバイ状態時には携帯型機器72での無用な電力消費を確実に防止させることができる。
・バッテリ14を3セルの二次電池14a〜14cから構成したが、バッテリ14に内蔵される二次電池のセル数はそれのみに限定されない。
上記各実施形態の特徴をまとめると以下のようになる。
(付記1) 携帯型機器が内蔵する電池パックに1又は複数備えられる二次電池の残量予測方法であって、
前記電池パック内の測定手段が、前記二次電池に流入或いは前記二次電池から流出する電流と前記二次電池の電圧を測定し、前記携帯型機器内のデータ処理手段が、前記測定手段から出力される前記電流及び前記電圧の測定結果に基づいて残量予測を行うようにしたことを特徴とする残量予測方法。
(付記2) 前記測定手段は前記二次電池の温度を測定し、
前記データ処理手段は前記測定手段から出力される前記電流及び前記電圧の測定結果とともに前記温度の測定結果に基づいて残量予測を行うようにしたことを特徴とする付記1記載の残量予測方法。
(付記3) 前記測定手段はメモリを備え、
前記データ処理手段は、前記残量予測を行う毎に、算出した残量予測値と前記二次電池の使用状態データを前記メモリに格納するようにしたことを特徴とする付記1又は2記載の残量予測方法。
(付記4) 前記測定手段は測定対象とするアナログ入力信号をデジタル信号に変換して出力するアナログ−デジタル変換回路を備え、
前記データ処理手段は、前記アナログ−デジタル変換回路にて内部生成又は外部から供給される基準電圧を変換した第1のデジタル信号と、前記アナログ入力信号を変換した第2のデジタル信号と、該基準電圧値とから前記アナログ入力信号の電圧値を算出するようにしたことを特徴とする付記1乃至3の何れか一記載の残量予測方法。
(付記5) 前記アナログ−デジタル変換回路は、測定対象とする複数のアナログ入力信号を同時にサンプリングすることを特徴とする付記4記載の残量予測方法。
(付記6) 前記アナログ−デジタル変換回路は、同時にサンプリングした前記複数のアナログ入力信号を同時にデジタル信号に変換し、各デジタル信号を順次出力することを特徴とする付記5記載の残量予測方法。
(付記7) 前記アナログ−デジタル変換回路は、同時にサンプルホールドした前記複数のアナログ入力信号を順次デジタル信号に変換して出力することを特徴とする付記5記載の残量予測方法。
(付記8) 入力されるアナログ入力信号をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換回路であって、
内部生成される基準電圧と少なくとも1つのアナログ入力信号を変換したデジタル信号を出力することを特徴とするアナログ−デジタル変換回路。
(付記9) 前記基準電圧と少なくとも1つのアナログ入力信号を同時にサンプリングすることを特徴とする付記8記載のアナログ−デジタル変換回路。
(付記10) 同時にサンプリングした前記複数のアナログ入力信号を同時にデジタル信号に変換し、各デジタル信号を順次出力することを特徴とする付記9記載のアナログ−デジタル変換回路。
(付記11) 同時にサンプルホールドした前記複数のアナログ入力信号を順次デジタル信号に変換して出力することを特徴とする付記9記載のアナログ−デジタル変換方法。
(付記12) 携帯型機器に内蔵される充電器により、前記携帯型機器と接続される電池パック内の二次電池に対して充電を行う充電制御方法であって、
前記充電器は、外部電源から供給される充電電流及び充電電圧を測定した測定結果と、前記二次電池に流入する電流を測定する前記電池パック内の測定手段からの測定結果に基づいて充電時の定電圧・定電流制御を行うようにしたことを特徴とする充電制御方法。
(付記13) 携帯型機器に内蔵される充電器により、前記携帯型機器と接続される電池パック内の二次電池に対して充電を行う充電制御方法であって、
前記電池パックは、外部電源から前記二次電池に充電電流及び充電電圧を供給するための第1の端子と、前記二次電池の電池電圧とほぼ同電位の信号を出力するための第2の端子とを備え、
前記充電器は、前記第1の端子に流入する充電電流を測定した測定結果と、前記第1の端子及び前記第2の端子間の電位差を測定した測定結果とに基づいて充電時の定電圧・定電流制御を行うようにしたことを特徴とする充電制御方法。
(付記14) 携帯型機器に内蔵される充電器により、前記携帯型機器と接続される電池パック内の二次電池に対して充電を行う充電制御方法であって、
前記電池パックは、外部電源から前記二次電池に充電電流及び充電電圧を供給するための第1の端子と、前記二次電池の電池電圧とほぼ同電位の信号を出力するための第2の端子とを備え、
前記充電器は、前記第1の端子に流入する充電電流を測定した測定結果と、前記第1の端子及び前記第2の端子間の電位差を測定した測定結果と、前記二次電池に流入する電流を測定する前記電池パック内の測定手段からの測定結果に基づいて充電時の定電圧・定電流制御を行うようにしたことを特徴とする充電制御方法。
(付記15) 1又は複数の二次電池を備えた電池パックを内蔵する携帯型機器の電源制御方法であって、
前記電池パックは、前記携帯型機器に対して前記二次電池からの電力を供給するための第1の端子と、前記二次電池の電池電圧とほぼ同電位の信号を出力するための第2の端子とを備え、
前記電池パックのスタンバイ制御手段は、前記スタンバイ時には、前記携帯型機器に対する前記第1の端子からの電力供給を遮断して、前記携帯型機器のスタンバイ電源を活性化させる信号を前記第2の端子から出力することを特徴とする電源制御方法。
(付記16) 前記スタンバイ制御手段は、前記二次電池が過放電状態にある場合は前記第1の端子からの電力供給を遮断するとともに、前記第2の端子から出力される信号を無効化することを特徴とする付記15記載の電源制御方法。
(付記17) 1又は複数の二次電池を備える電池パックにおいて、
前記二次電池に流入或いは前記二次電池から流出する電流を検出する電流検出回路と、
前記二次電池の個々の電圧を検出する電圧検出回路と、
前記電流検出回路及び前記電圧検出回路から出力される各アナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換回路と、を備え、
前記デジタル信号を外部に出力することを特徴とする電池パック。
(付記18) 前記二次電池の温度を検出する温度検出回路をさらに備え、前記アナログ−デジタル変換回路は、前記温度検出回路から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換して出力することを特徴とする付記17記載の電池パック。
(付記19) 入力される残量予測値及び前記二次電池の使用状態データを格納するメモリをさらに備えたことを特徴とする付記17又は18記載の電池パック。
(付記20) 前記アナログ−デジタル変換回路は、内部生成又は外部から供給される基準電圧と前記アナログ信号とをそれぞれ変換したデジタル信号を出力することを特徴とする付記17乃至19の何れか一記載の電池パック。
(付記21) 前記アナログ−デジタル変換回路は、前記基準電圧と少なくとも1つの前記アナログ信号を同時にサンプリングすることを特徴とする付記20の何れか一記載の電池パック。
(付記22) 前記アナログ−デジタル変換回路は、同時にサンプリングした前記複数のアナログ信号を同時にデジタル信号に変換し、各デジタル信号を順次出力することを特徴とする付記21記載の電池パック。
(付記23) 前記アナログ−デジタル変換回路は、同時にサンプルホールドした前記複数のアナログ信号を順次デジタル信号に変換して出力することを特徴とする付記21記載の電池パック。
(付記24) 付記20乃至23の何れか一記載のアナログ−デジタル変換回路が構成された半導体装置。
(付記25) 1又は複数の二次電池を有する電池パックに備えられた半導体装置であって、
前記二次電池に流入或いは前記二次電池から流出する電流を検出する電流検出回路と、
前記二次電池の個々の電圧を検出する電圧検出回路と、
前記電流検出回路及び前記電圧検出回路から出力される各アナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換回路と、
を備えたことを特徴とする半導体装置。
(付記26) 前記二次電池と前記電池パックの端子との間に設けられたスイッチと、前記二次電池に対する充放電を制御する保護回路とを備えたことを特徴とする付記25記載の半導体装置。
(付記27) 付記17乃至23の何れか一記載の電池パックを内蔵、又は取着可能に構成した携帯型機器。
12,61,71 電池パック
14a〜14c 二次電池
20 測定手段としての測定回路
21 データ処理手段としての電源マイコン
Claims (2)
- 二次電池と、
前記二次電池に流入或いは前記二次電池から流出する電流を検出して第一のアナログ信号を出力する電流検出部と、
前記二次電池の電圧を検出して第二のアナログ信号を出力する電圧検出部と、
内部生成又は外部から供給される基準電圧と、前記第一及び第二のアナログ信号の内の一つのアナログ信号とを同時にサンプリングして各々デジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換部と、
前記アナログ−デジタル変換部から出力される前記第一及び第二のアナログ信号のうちの一つのアナログ信号に対応する第一のデジタル信号と、前記基準電圧に対応する第二のデジタル信号と、前記基準電圧とを受け、前記第一のデジタル信号の値と前記第二のデジタル信号の値との比及び前記基準電圧に基づいて前記電流の値又は前記電圧の値を算出する算出部と、
前記算出された電流の値又は電圧の値に基づいて前記二次電池の充電制御を行う充電制御部と
を備えることを特徴とする携帯型電子機器。 - 二次電池と、
前記二次電池に流入或いは前記二次電池から流出する電流を検出して第一のアナログ信号を出力する電流検出部と、
前記二次電池の電圧を検出して第二のアナログ信号を出力する電圧検出部と、
内部生成又は外部から供給される基準電圧と、前記第一及び第二のアナログ信号とを同時にサンプリングして各々デジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換部と、
前記アナログ−デジタル変換部から出力される前記第一及び第二のアナログ信号に対応する第一及び第二のデジタル信号と、前記基準電圧に対応する第三のデジタル信号と、前記基準電圧とを受け、前記第一のデジタル信号の値と前記第三のデジタル信号の値との比及び前記基準電圧に基づいて前記電流の値を算出し、前記第二のデジタル信号の値と前記第三のデジタル信号の値との比及び前記基準電圧に基づいて前記電圧の値を算出する算出部と、
前記算出された電流の値及び電圧の値に基づいて前記二次電池の充電制御を行う充電制御部と
を備えることを特徴とする携帯型電子機器。
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