JP4840861B2 - Headlight tester - Google Patents
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Description
本発明は、レーザ発振器を含むヘッドライトテスタに関する。 The present invention relates to a headlight tester including a laser oscillator.
図18及び図19は、特許文献1の記載のレーザ発振器を含むヘッドライトテスタ1の一例(受光部25に内設され、かつ、スコープガラス64の光軸部に点状出射パターンを形成する機能を有する1個のレーザ発振器26を設けた実施例)である。
18 and 19 show an example of the
このヘッドライトテスタ1は、被試験車両2の前面に所定間隔有して車両導入用のコースライン3に直角に設けた前後一組のレール50上に設けられ、かつ、回転ハンドル式の上下昇降機構53及び回転式摘み操作部を含む左右(水平)回動機構55及び回転式摘み操作部を含む上下方向への首振り用回動機構54を持つ受光部25により構成されている。
The
そして、ヘッドライトテスタ1の該受光部25は、ヘッドライト(以下、「ランプ」とも称する)10からの出射光59を集光するフレネルレンズ58と、集光された出射光の一部を反射するハーフミラー60と、反射された出射光を投影する配光投影スクリーン61と、ハーフミラー60の後方に設けた正対レンズ62及び光学ミラー63及びスコープガラス64よりなるヘッドライト正対用ファインダ65とを備えている。
The
このヘッドライトテスタ1は、受光部25のフレンネルレンズ58の中心光軸Oと、車両正対用とヘッドライト正対用とを兼用するレーザ発振器26の軸芯が一致するように、該レーザ発振器26を受光部(筐体)25内で、かつ、フレンネルレンズ58の背面側に間接的に配置したことを特徴とする。
The
なお、符号27は、ヘッドライト10のバルブ(中心)11に対して、受光部(筐体)25内のレーザ発振器26から出射されるスポット状態(点状)の出射パターンを有するレーザ光線である。
そこで、ヘッドライトテスタ1のレーザ発振器26は、車両正対時及びランプ正対時には、それぞれ次のように使用される。なお、符号51はレール上を走行する台状の走行ベース、52は走行ベースに設けられた支柱であり、符号は、可能な限り、特許文献1の図2及び図3に合わせている。
Therefore, the laser oscillator 26 of the
(1)車両正対時
図19で示すように、コースライン3上に導入された被試験車両2の軸芯を含む車両軸芯鉛直裁断面(16ー18ー19を含む鉛直裁断面)に受光部25のフレネルレンズ58を正対させるためには、受光部25を上下回動摘み54により矢印Aで示す上下方向へと首振り揺動させる必要がある。受光部25を上下方向へと首振り揺動させると、レーザ発振器26からの点状ビーム光線は、13aから13bへと揺動し、その結果、フレネルレンズ58の中心軸Oを通る鉛直裁断面14が形成される。
(1) When the vehicle is facing the vehicle As shown in FIG. 19, the vehicle axial center vertical section including the axis of the vehicle under test 2 introduced on the course line 3 (vertical section including 16-18-19) In order to face the Fresnel
そこで、図示しない測定者は、被試験車両2の車両軸芯を含む車両軸芯鉛直裁断面と一致するか、または平行かどうかを目視にてチェックする。なお、被試験車両2がコースライン3に対して斜めに入ってきた場合には、必要に応じて回転式摘み操作部を含む左右(水平)回動機構55より、受光部25を水平方向に位置調整する。
Therefore, the measurer (not shown) visually checks whether the vehicle under test axis 2 coincides with or is parallel to the vehicle axis vertical section including the vehicle axis. When the vehicle under test 2 enters obliquely with respect to the course line 3, the
車両正対について付言すると、例えば鉛直裁断面14が被試験車両2のセンタに設けてあるシンボルマーク(エンブレム)を通るように受光部25を上下方向(矢印A方向)に揺動させる。次いで、必要に応じて、左右回動ハンドル55により受光部25を左右(水平、矢印B方向)に回動させて車両軸芯鉛直裁断面14と一致させる。
When referring to the vehicle facing, for example, the
このように、ヘッドライトテスタ1のレーザ発振器26のレーザ光線27は、スポット状態の出射パターン方式であるため、車両正対時、受光部25を上下移動ハンドル54の操作により首振り揺動させる必要があった。
As described above, the
したがって、従来のヘッドライトテスタ1は、車両正対用ファィンダが必要でない反面、(a)集光用のフレネルレンズの背面側中央部位又はスコープガラス64の光軸上にレーザ発振器26を設ける必要性があり、(b)また、上下回動摘みの回動操作により、箱型の受光部を上下に首振り揺動させて、車両軸芯鉛直裁断面を形成する必要性があった。(c)さらに、レーザ発振器26を受光部内のフレネルレンズ58の中心軸芯Oを通る箇所に位置付けなければならないので、取付けが面倒であるという問題点があった。
Therefore, the
(2)ランプ正対時
次に、ランプ正対は、前記(1)の車両正対が済んだ後にレーザ発振器26を利用して行われる。すなわち、受光部25の首振り等の操作をした車両正対後、ヘッドライトテスタ1の走行ベース51をレール50に沿って横行(矢印C方向)させ、かつ、受光部25を昇降用ハンドル53の操作力により昇降させて、レーザ発振器26の点状出射ビーム27をランプ10のバルブ11に正対させる。
(2) At the time of lamp facing Next, the lamp facing is performed using the laser oscillator 26 after the vehicle facing at (1) is completed. That is, after the vehicle is directly facing the operation of swinging the
そして、ランプ正対時、レーザ発振器26の点状出射ビーム27をヘッドライト10のバルブ(センタ)11に出射すると、ヘッドライト10の出射光59の光軸はフレネルレンズ58の光軸と一致することになるから、配光投影スクリーン61の中央部位にヘッドライト10の出射光59の中心が設定される。
When the
したがって、配光投影スクリーン61に投影される各種ベッドライトの出射配光は、該スクリーン61の中央部位を出射中心として投影させることができる。
Therefore, the outgoing light distribution of the various bedlights projected onto the light
しかしながら、ヘッドライトテスタ1は、ランプ正対時、ヘッドライトテスタ1の走行ベース51を横行さる必要があるが、図19で示すように、被試験車両2がコースライン3(基準ライン)に対して斜めに停止した場合には、当然のことながら、受光部25と被試験車両2の左右のヘッドライト10のバルブ(中心)11に対するそれぞれの距離が異なることになる。
However, the
したがって、従来のヘッドライトテスタ1は、左右のヘッドライト10に対してそれぞれランプ正対ができたとしても、正確なものではなく、特に、絶対位置測定が要求される「すれ違いビーム(カットオフライン)」に対しては十分に対処することができないという問題点があった。
Therefore, the
ところで、特許文献2には、「光学的基準面設定装置」と称する考案が図面と共に記載されている。この考案のレーザ発振器から出射されるレーザ光線は、対象物に対して光軸を含む光学的基準面(鉛直裁断面、水平裁断面、傾斜裁断面)を形成するパターンである。 By the way, Patent Document 2 describes a device called “optical reference plane setting device” together with drawings. The laser beam emitted from the laser oscillator according to the present invention is a pattern that forms an optical reference plane (vertical section, horizontal section, inclined section) including the optical axis with respect to the object.
したがって、レーザ発振器から出射されたレーザ光線は、視覚上、対象物の外面に対して線状に現れるので、各用途に利用できる可能性がある。しかし、該特許文献2には、ラインレーザ光線を出射する該レーザ発振器の産業上の利用分野についての具体的な言及がない。なお、先願として、各種実施例を記載した非特許文献3が存在する。
本発明の第1(所期)の目的は、車両正対時、箱型の受光部を上下に首振り揺動させる必要がないことである。第2の目的は、受光部に対するレーザ発振器の取付けが容易であることである。付言すると、複数個のレーザ発振器を受光部内にそれぞれ配設すると、レーザ光線を、集光レンズを介してランプに当てなければならないので、調整手段(反射板)の調整が面倒である。第3の目的は、ランプ正対時、ラインレーザ光線をランプのバルブに合せるだけ良いこと(ランプ正対も極めて容易に行うことができること)である。 The first (desired) object of the present invention is that it is not necessary to swing the box-shaped light-receiving portion up and down when the vehicle is facing the vehicle. The second object is that the laser oscillator can be easily attached to the light receiving unit. In addition, if a plurality of laser oscillators are respectively arranged in the light receiving section, the laser beam must be applied to the lamp via the condenser lens, so that adjustment of the adjusting means (reflecting plate) is troublesome. The third purpose is to align the line laser beam with the lamp bulb at the time of lamp alignment (lamp alignment can be performed very easily).
第4の目的は、仮に被試験車両がコースラインに対してやや斜めの状態に停止した場合に於いて、ランプ正対時にヘッドライトテスタを左へ、右へと横行させても、左右のランプと受光部の集光レンズとの距離がそれぞれ一致するように受光部の位置を被試験車両の前後方向へ簡単に調整することができることである。付言すると、受光部を左右のランプに対してそれぞれ正確な測定位置を設定することができることである。 The fourth purpose is that if the vehicle under test stops in a slightly oblique state with respect to the course line, the left and right The position of the light receiving part can be easily adjusted in the front-rear direction of the vehicle under test so that the distances between the light receiving part and the condensing lens of the light receiving part match each other. In other words, it is possible to set an accurate measurement position of the light receiving unit with respect to the left and right lamps.
まず、本発明のヘッドライトテスタは、被試験車両と、受光部の前部に設けられかつ被試験車両のヘッドライト(ランプ)からの出射光を集光する集光レンズ面との向きを正対させると共に、被試験車両の前記ランプ中心と集光レンズの光学的中心軸とを正対させて、前記ランプの照射方向や光度を測定するヘッドライトテスタにおいて、前記受光部25Aは、前記被試験車両2の前面に出射する複数のレーザ発振器5、5Aを備えており、第1のレーザ発振器5は、集光レンズ58の中心軸芯Oを通ると共に床面(路面)と垂直な方向のY軸を基準として、前記受光部25Aの上壁25aの上面中央部に傾斜状の座板4を介して固定的に配設され、車両正対時、そのラインレーザ光線B1は、被試験車両2の前面に対して光学的基準面としての鉛直裁断面を形成するパターンであり、一方、第2のレーザ発振器5Aは、前記集光レンズ58の中心軸芯Oを通ると共に前記光学的中心軸と交差するX軸を基準として、前記受光部25Aの側壁の外面中央部に取付け板8を介して固定的に配設され、そのラインレーザ光線B2も被試験車両2の前面に対して光学的基準面を形成するパターンであり、ランプ正対時にランプのバルブに向かって前記ラインレーザ光線B1及びラインレーザ光線B2を同時に出射すると、前記バルブに交点が現れることを特徴とする。
First, the headlight tester according to the present invention has a correct orientation between a vehicle under test and a condensing lens surface that is provided in front of the light receiving unit and collects light emitted from the headlight (lamp) of the vehicle under test. In the headlight tester that measures the irradiation direction and the luminous intensity of the lamp by making the lamp center of the vehicle under test and the optical center axis of the condenser lens face each other, the
付言すると、本発明のヘッドライトテスタは、(a)図12で示す実施形態のように、複数のレーザ発振器5、5Aを集光レンズ58の中心軸芯Oを通ることができるように受光部25Aの上壁側の上面中央部と側壁側の外壁面中央部にそれぞれ固定的に設けたこと、(b)複数のレーザ発振器5、5Aから発射されるレーザ光線B1、B2は、共にラインレーザ光線であること、(c)また、レーザ光線B1は被試験車両2の前面に対して光学的基準面としての鉛直裁断面を形成するパターンであるのに対して、ラインレーザ光線B2は被試験車両2の前面に対して光学的基準面を形成するパターンであること、(d)さらに、ランプ正対時、ヘッドライト(ランプ)のバルブに向かって前記ラインレーザ光線B1及びラインレーザ光線B2を同時に出射すると、前記バルブに中心軸芯Oを通る交点が現れること、を特徴とする。In addition, in the headlight tester of the present invention, (a) a light receiving section so that a plurality of
上記構成に於いて、ヘッドライトテスタの受光部は、床面レールを横行する走行ベース51に対して設けられ、かつ、被試験車両2の前後方向に移動する可動板42を介して位置調整可能であることを特徴とする。
In the above configuration, the light receiving part of the headlight tester is provided for the
また上記構成に於いて、床面レールを、走行ベース51を介して横行するヘッドライトテスタの受光部は、案内手段46を介して直接的に被試験車両2の前後方向に移動可能であることを特徴とする。
In the above configuration, the light receiving portion of the headlight tester that traverses the floor rail via the
ここで「基準として」とは、取付け上の問題から多少ずれた、或いは意図的に多少ずらした場合も含む。 Here, “as a reference” includes a case where the position is slightly deviated from an attachment problem or is deliberately deviated.
(A)車両正対時、箱型の受光部を上下に首振り揺動させる必要がない。したがって、被試験車両に対する受光部の車両正対が容易である。付言すると、受光部の車両正対が短時間でできる。
(B)受光部に対する複数個のレーザ発振器の取付けが容易である。また、取付け後の位置調整やメンテナンスも簡単にできる。
(C)被試験車両がコースラインに対してやや斜めの状態に停止した場合に於いて、ランプ正対時にヘッドライトテスタを左へ、右へと横行させても、左右のランプと受光部の集光レンズとの距離がそれぞれ一致するように受光部の位置を被試験車両の前後方向へ簡単に位置調整することができる。したがって、左右のランプに対する測定基準を常に満たすことができると同時に、正確な測定を実施することができる。
(A) When facing the vehicle, it is not necessary to swing the box-shaped light receiving portion up and down. Therefore, the vehicle front-facing of the light receiving unit with respect to the vehicle under test is easy. If it adds, the vehicle front-facing of a light-receiving part will be completed in a short time.
(B) A plurality of laser oscillators can be easily attached to the light receiving unit. In addition, position adjustment and maintenance after installation can be performed easily.
(C) When the vehicle under test stops slightly obliquely with respect to the course line, even if the headlight tester is traversed to the left and to the right when the lamp is facing directly, It is possible to easily adjust the position of the light receiving portion in the front-rear direction of the vehicle under test so that the distances from the condensing lens coincide with each other. Therefore, the measurement standard for the left and right lamps can always be satisfied, and at the same time, an accurate measurement can be performed.
以下、図1乃至図7に示す本発明を実施するための最良の形態(第1実施例)により説明する。なお、本発明の実施例を説明するに当たって、従来の一例と同一の部分には、同一又は同様の符号を付して重複する説明を省略する。また、当業者にとって自明事項の説明も割愛する。 Hereinafter, the best mode (first embodiment) for carrying out the present invention shown in FIGS. 1 to 7 will be described. In the description of the embodiments of the present invention, the same or similar reference numerals are given to the same portions as those of the conventional example, and duplicate descriptions are omitted. In addition, explanations of matters obvious to those skilled in the art are also omitted.
(1)発明の実施の環境と主な新規事項
図1乃至図4は発明の実施の環境等を示す各概略説明図である。これらの図面に於いて、Fは整備工場の床面、50は床面F上に横方向に敷設された一組のレール、1Aはレール50上を走行する台状ベース51を介して矢印C方向(横方向)に移動するヘッドライトテスタである。
(1) Environment for Implementing the Invention and Main New Items FIGS. 1 to 4 are schematic explanatory diagrams showing the environment for implementing the invention. In these drawings, F is a floor surface of a maintenance shop, 50 is a set of rails laid laterally on the floor surface F, and 1A is an arrow C via a
ヘッドライトテスタ1Aは、従来の一例と同様に、回転ハンドル式の上下昇降機53、不番の回転式摘み操作部を含む左右(水平)回動機構及び回転式摘み操作部を含む上下方向への首振り用回動機構をそれぞれ有している。
As in the conventional example, the headlight tester 1A includes a rotary handle type
したがって、上方に第1表示手段としての画面状配光スクリーン61Aを備えた受光部25Aは、上下昇降機53により矢印A1方向に上下動する、左右(水平)回動機構により支柱52Aの中心にして矢印B方向へ回転する、上下方向への首振り用回動機構により、矢印A方向へ首振り等をする。この点、従来の一例と同様に特に異なるところはない。そこで、ヘッドライトテスタ1Aが、従来の一例と主に異なる事項を列挙しながら説明する。
Accordingly, the
(a)少なくとも1台のレーザ発振器5が、受光部(筐体)25Aの内部にではなく、集光レンズ58の中心軸芯Oを通るY軸を基準として、受光部25Aの外部に固定的に配設されている点。例えば受光部25Aの外壁面中央。
(A) At least one
(b)また、前記レーザ発振器5のレーザ光線B1が、被試験車両2の前面に対して光学的基準面としての鉛直裁断面6を形成するパターンである点。少なくともランプ10の前面にレーザ光線B1の垂直のラインが描写される
(c)また、前記レーザ光線B1が、被試験車両2の前面に対して鉛直裁断面6を形成するパターンであることから、車両正対時、受光部25Aを上下方向への首振り用回動機構により、上下方向Aに首振り揺動させる必要がない点である。したがって、ランプ正対時に、レーザ発振器5を所定の角度になるように該レーザ発振器5の傾斜角度を保持する手段が不要である。付言すると、所定の測定距離点でランプの中心にレーザ光線の交点が現れるようにレーザ発振器5の傾斜角度を保持するストッパ手段を受光部の上壁に設ける必要がない。
(B) Further, the laser beam B1 of the
(d)また、本発明のレーザ発振器5は、受光部25Aの上壁25aに固定されたやや傾斜状の座板4を介して、集光レンズ58の中心軸芯Oを通るY軸線上に固定的に配設されている点。
(D) Further, the
(e)また、ランプ正対時に利用される第2のレーザ発振器7が、集光レンズ58の中心軸芯Oを通るX軸を基準として、前記受光部の外部に水平状の取り付け板8を介して固定的に配設されている点。しかも、第2のレーザ発振器7の向きは、所定の測定距離点でランプの中心にレーザ光線の交点が現れるように設定されている点。
(E) In addition, the
(f)付言すると、第2のレーザ発振器7から出射されるレーザ光線B2は、所定の測定距離点て、第1のレーザ発振器5から出射された鉛直裁断面6のレーザ光線B1とスポット状態に交差する点(図4、図5参照)。
(F) In addition, the laser beam B2 emitted from the
(g)さらに、図1乃至図3で示すように、床面レール50を横行する走行ベース51の上面に前記床面レール50と直交する案内手段41が前記走行ベース51の上面側に設けられ、かつ、該案内手段41には、被試験車両2の方向へ前後動する可動板42が設けられている点。したがって、本発明の受光部は、ランプ正対時、所定の測定距離点の位置調整をすることができる点。
(G) Further, as shown in FIGS. 1 to 3, guide means 41 orthogonal to the
なお、本実施例の案内手段41は、走行ベース51の上面に設けられた水平ガイドレール及び該水平ガイドレールに係合する可動板42の被係合部(例えば水平案内溝)で構成されている。つまり、案内手段41は、走行ベース51から可動板42に亘って設けられている。また、支柱52Aは可動板42に固定的に立設されている。
The guide means 41 of the present embodiment is configured by a horizontal guide rail provided on the upper surface of the traveling
(h)加えて、走行ベース51の前後端部には、可動板42を所定位置に止める前後のストッパ43が設けられている。実施例では、可動板42は被試験車両2の前後方向へ、例えば5cm程度位置調整可能である。
(H) In addition, front and
ここで、「所定の測定距離点」とは、業界の審査基準に基づき、当業者間の規格事項として了承されている距離(例えば1m)である。 Here, the “predetermined measurement distance point” is a distance (for example, 1 m) accepted as a standard item among persons skilled in the art based on the examination standards of the industry.
(2)その他の構成
受光部25Aの内部構造に関しては、特に新規事項は存在しない。したがって、内部構造の詳細に関しては割愛する。もちろん、内部構造の詳細するとは言っても、受光部25Aの前部には、ランプ10からの出射光59を集光するフレネルレンズ58は当然に備えている。
(2) Other configurations There are no particular new matters regarding the internal structure of the
また、必要に応じて、光学系の手段(ハーフミラー60、単数又は複数の反射鏡、単数又は複数の撮影手段など)、水平軸及び垂直軸に複数個のセンサーを有するスクリーン手段、スクリーン手段を上下・左右方向へ調整するための調整手段、絶対位置光度測定用検出手段などが適宜に選択して配設されている。但し、受光部25Aの内部には、内部構造が複雑化する、取り付けが面倒である等の理由から、レーザ発振器は配設されていない。
If necessary, optical means (
一方、受光部25Aの外観構成に関しては、例えば図4に示すとおりである。本実施例では、配光投影スクリーン61Aの後方に上部筐体21が設けられ、該上部筐体21に前述した複数個のセンサーを有するスクリーン手段、スクリーン手段を上下・左右方向へ調整するための調整手段等が内蔵されていると共に、上部筐体21の上壁には、複数個(例えば2個)の調整ダイヤル22が設けられている。さらに、上部筐体21の後壁上面にボックス形状の第2の表示手段23が設けられ、該表示手段23の前面には、出力計、光度計等が適宜に設けられている。
On the other hand, the external configuration of the
(3)作用―車両正対時
特許文献1に記載の実施例と対比しながら、ライトテスタ1Aの車両正対について説明する。特許文献1の実施例では、ヘッドライトテスタ1を被試験車両2に正対させるためには、受光部25を上下回動摘み54により上下方向へと首振り揺動させる必要がある。
(3) Action—When Vehicle is Directly Confronting The vehicle facing the light tester 1A will be described in comparison with the embodiment described in
これに対して、本発明の第1実施例では、ヘッドライトテスタ1Aをレール50に沿って横移動させて、例えば図2乃至図3で示すように、受光部25Aの第1のレーザ発振器5をランプ10に対向させるようにして第1のレーザ発振器5を「ON」にすると、ランプ10の前面等に鉛直裁断面6が形成されることから、被試験車両2の前面等に縦方向の基準線(ライン)が出射(描写)される。
On the other hand, in the first embodiment of the present invention, the headlight tester 1A is moved laterally along the
したがって、目視により、測定者は、ヘッドライトテスタ1Aが被試験車両2に正対しているか否かを直ぐに判別することができる。もし、被試験車両2がコースライン3に対して斜めに入ってきて停止している場合には、必要に応じて、ヘッドライトテスタ1Aが被試験車両2に正対するように、受光部25Aを水平方向に多少首振り調整するだけで済む。
Therefore, the measurer can immediately determine whether or not the headlight tester 1A is facing the vehicle under test 2 by visual observation. If the vehicle under test 2 is obliquely entering the course line 3 and stopped, the
このように、本実施例の第1のレーザ発振器5は、被試験車両2の前面を指向するラインレーザであることから、受光部25Aを上下方向へと首振り揺動させて、鉛直裁断面を形成する必要性はない。
Thus, since the
なお、車両正対時、第1のレーザ発振器5のレーザ光線B1を必ずしもランプ10のバルブ(略中心部)に出射する必要はなく、例えば被試験車両2のシンボルマーク(エンブレム)を通るようにレーザ光線B1を出射しても良い。要は受光部25Aを上下方向に揺動し、或いは図示しないファインダを上下方向に揺動しなくても、第1のレーザ発振器5のレーザ光線B1のみで車両正対が可能である。また、特許文献1に記載の実施例との相違点として、第1のレーザ発振器5は、ランプ10の左右位置を決定する際にも使用することができる。
It is not always necessary to emit the laser beam B1 of the
(4)作用―ランプ正対
次に、左右のランプに対するランプ正対は、前記(3)の車両正対が済んだ後に第1レーザ発振器5及び第2のレーザ発振器7の両方を同時に各ランプ10のバルブ11にそれぞれ出射して行われる。
(4) Operation—Lamp Correction Next, the right and left lamps are directly connected to the lamps of the
すなわち、車両正対後、ヘッドライトテスタ1Aの受光部25Aをレール50、走行ベース51等を介して横行(矢印C方向)させ、かつ、該受光部25Aを昇降用ハンドル53の操作力により昇降させて、第1レーザ発振器5をランプのバルブ11に正対させる。
That is, after facing the vehicle, the
もちろん、車両正対時に、既に第1のレーザ発振器5のレーザ光線B1をランプ10のバルブ11に正対させている場合には、ヘッドライトテスタ1Aを昇降動させる必要はない。
Of course, when the laser beam B1 of the
そこで、ヘッドライトテスタ1Aを左へ、右へと横行(必要に応じて、上へ、下へと昇降動)をさせるランプ正対時に於いて、図5を参照にして、第1レーザ発振器5からのレーザ光線B1と第2のレーザ発振器7のレーザ光線B2の移動態様を簡単に説明する。
Accordingly, the
図5に於いて、符号10は測定対象のランプ(例えば被試験車両に向かって右側又は左側のランプ)である。符号11はランプ10のバルブ(中心)である。便宜上、バルブ11を黒点で示す。
In FIG. 5,
図5の(a)では、ライン状のレーザ光線B1がランプ10のバルブ11よりも右側に位置して出射(描写)されている。それは受光部25A(第1のレーザ発振器5)が右側に位置していることを意味する。一方、スポット(点状)のレーザ光線B2は、バルブ11よりも上方に位置していることを意味する。それは受光部25A(第2のレーザ発振器7)が上方に位置していることを意味する。
In FIG. 5A, the line-shaped laser beam B1 is emitted (depicted) positioned on the right side of the
そこで、受光部25Aを下降させると、レーザ光線B2の垂直の基準線(ライン)はそのままの位置で変わらないが、スポット状の基準点を意味するレーザ光線B2は、矢印で示すように下方へと移動する。これが図5の(b)の出射(描写)状態である。
Therefore, when the
次に、受光部25Aを左側に移動させると、レーザ光線B1及びレーザ光線B2は一緒に共働してランプのバルブ11に重なる位置へと移行する。このように、レーザ光線B1及びレーザ光線B2がランプのバルブ11に向かって出射されると、ヘッドライト10の出射光59の光軸は、フレネルレンズ58の中央軸芯(光軸)と一致することになるから、配光投影スクリーン61の中央部位にヘッドライト10の出射光59の中心が設定される。
Next, when the
したがって、本発明の実施例では、ランプ正対時、受光部25Aの光軸中心と被試験車両2のランプのバルブ(中心)11の上下位置決定に関して、レーザ光線B1及びレーザ光線B2を交差する(交点が現れる)ように組み合わせていることが判る。
Therefore, in the embodiment of the present invention, the laser beam B1 and the laser beam B2 intersect each other when determining the vertical position of the optical axis center of the
ところで、今仮に、被試験車両2がコースライン3に対してやや斜めの状態に停止した場合(例えば図19のような場合)に於いて、右側のランプに対する測定距離と左側のランプに対するそれとが異なるとき(例えば数ミリ異なる場合)には、可動板42を多少前または多少後へ案内手段41を介して移動させ、受光部25Aの位置を調整する。これにより、左右のランプに対する「所定の測定距離点」の位置を設定することができる。
By the way, if the vehicle under test 2 stops in a slightly oblique state with respect to the course line 3 (for example, as shown in FIG. 19), the measured distance with respect to the right lamp and the distance with respect to the left lamp When they are different (for example, when they are different by several millimeters), the
ところで、第1実施例の第2のレーザ発振器7は、図6及び図7で示すように、水平状の取り付け板8の上面に固定されているが、ここでの「固定」は、第2のレーザ発振器7を取り付け板8から取り外そうとすれば取り外すことができ、また、第2のレーザ発振器7のランプ10のバルプ11に対する指向方向を水平方向に調節しようとすれば調節することができることを意味する。
Incidentally, the
したがって、第1実施例では、第2のレーザ発振器7は、例えば貫通孔30を有する調節板7aと、該調節板7aに形成された嵌合凹所、嵌合筒等の嵌合部31に水平状態に嵌合固定された第2のレーザ発振器本体7bと、前記貫通孔30及び取り付け板8の後端部に形成されたメネジ部32に差込み螺合される固定手段33とから構成されている。
Therefore, in the first embodiment, the
次に、図8乃至図11に示す第2実施例について説明する。なお、第2実施例は、第1及び第2のレーザ発振器5、7の取り付け位置を相互に変えものであるから、説明の便宜上、レーザ発振器、走行ベース等について、同一の符号を用いる。
Next, a second embodiment shown in FIGS. 8 to 11 will be described. In the second embodiment, the mounting positions of the first and
すなわち、図8で示すように、第1のレーザ発振器5は、取り付け座板4を介して集光レンズ58の中心軸芯Oを通るX軸を基準として受光部25Aの外部(一側壁の外面側)に固定的に配設している。一方、第2のレーザ発振器7は、集光レンズ58の中心軸芯Oを通るY軸を基準として、受光部25Aの外部(上壁の外面側)に配設している。
That is, as shown in FIG. 8, the
しかして、点状出射パターン方式のレーザ光線B2を出射する第2のレーザ発振器7は、上下(図8、図9の矢印A)方向に首振り揺動することができるように軸支部材35を介して回転自在に軸支されている。
Accordingly, the
付言すると、図9は右側面視からの概略説明図、図10は平面視からの概略説明図である。これらの図から明らかなように、軸支部材35は、例えば受光部25Aの外壁面の前方中央部に固定された取り付けベース板36、該取り付けベース板36の上面に所要間隔を有して左右に対設された一組の軸受け板37、これらの軸受け板37に設けられた左右一対の横軸38とから成り、第2のレーザ発振器7は前記横軸38に軸支されている。
In addition, FIG. 9 is a schematic explanatory view from the right side view, and FIG. 10 is a schematic explanatory view from the plan view. As is apparent from these drawings, the
そして、第2のレーザ発振器7のレーザ光線B2は、点状パターンであることから、車両正対時、手動で第2のレーザ発振器7を首振り揺動させ、ランプ10、車両のエンブレム等に点、点、点、点…という具合に出射する。
Since the laser beam B2 of the
一方、ランプ正対時には、レーザ光線B1及びレーザ光線B2は、所定の測定距離点で交差するように組み合わせて使用される点は、第1実施例と同様である。但し、第1実施例の第1のレーザ発振器5は、ランプ10に対して光学的基準面としての鉛直裁断面を形成するパターンであるのに対して、第2実施例の第1のレーザ発振器5は、図8で示すように水平裁断面を形成するパターンである点が相違する。
On the other hand, when the lamp is directly facing, the laser beam B1 and the laser beam B2 are used in combination so as to intersect at a predetermined measurement distance point as in the first embodiment. However, the
ところで、本発明の各レーザ発振器5,7は、基本的には受光部の外壁に直接又は間接的に固定されることを出発点としているが、当業者が本発明の第1実施例を回避するために第2実施例や第3実施例の実施をする可能性もあることから、本明細書及び図面に記載している。
By the way, the
したがって、ベータモードの第2実施例のように、点状パターンのレーザ光線B2を上下方向に首振り可能にセットした場合には、ランプ正対時に、レーザ発振器7を所定の角度になるように該レーザ発振器7の傾斜角度を保持する手段39が軸受け部材25に固定的に設けられている。
Accordingly, when the laser beam B2 having a dot pattern is set so as to be able to swing in the vertical direction as in the second embodiment of the beta mode, the
付言すると、ランプの中心に各レーザ発振器7、5の各レーザ光線B2、B1の交点が現れるようにレーザ発振器7の傾斜角度を保持する規制手段(例えばストッパー)39が、受光部25Aの上壁の中央部に直接又は間接的に設けられている。
In other words, a restricting means (for example, a stopper) 39 that holds the tilt angle of the
なお、この第2実施例に於いても、レーザ光線B1がランプ10のバルブ11を指向するように取り付け座板4に調整可能に固定されている。また、第1実施例と同様に、被試験車両2がコースライン3に対してやや斜めの状態に停止した場合に於いて、右側のランプに対する測定距離と右側のランプに対するそれとが異なるとき(例えば数ミリ異なる場合)には、可動板42を多少前または後へ案内手段41を介して移動させ、受光部25Aの位置を調整することができる。したがって、このように構成しても、第1実施例と同一の目的・作用・効果を得ることができる。
In the second embodiment, the laser beam B1 is fixed to the mounting
次に、図12及び図13に示す第3実施例について説明する。なお、第3実施例は、第1のレーザ発振器5、5Aを受光部25Aの上壁の中央部と側壁の中央部に固定的に設けたもの(もちろん、第1実施例や第2実施例と同様にランプに対する交点が現れるようにセットしたもの)であるから、説明の便宜上、レーザ発振器、走行ベース等について、同一、同様の符号を用いる。また重複する説明を割愛する。
Next, a third embodiment shown in FIGS. 12 and 13 will be described. In the third embodiment, the
しかして、符号5は受光部25Aの上壁の中央部に設けられた第1のレーザ発振器であり、かつ、そのレーザ光線B1は被試験車両2の前面に対して第1光学的基準面(鉛直裁断面)6を形成するパターンであり、一方、符号5Aは受光部25Aの側壁の中央部に設けられた第2のレーザ発振器であり、かつ、そのレーザ光線B2も被試験車両2の前面に対して第2光学的基準面(水平裁断面)6Aを形成するパターンである。つまり、両方のレーザ発振器5,5Aはラインレーザ光線B1、B2を出す。
そして、車両正対時には、前記第1のレーザ発振器5のみが用いられ、一方、左右のランプ10に対するランプ正対時には、第1のレーザ発振器5及び第2のレーザ発振器5Aが同時に使用される。そして、この第3実施例においても、ランプ正対時には、可動板42の前後動を介して受光部25Aの前後の位置を調整することができる。
Only the
なお、第1乃至第3実施例では、間接的手段(床面レールを横行する走行ベース51に対して設けられ、かつ、被試験車両2の前後方向に移動する可動板42を介して)により、前後方向に位置調整可能であるが、図14乃至図17で示すように、受光部25Aの底壁を支持す支持板45の上面に設けられた案内手段46(これに類似する水平移動手段も含む)、例えば水平ガイドレール及び受光部25Aの底壁に設けた水平案内溝46を介して直接的に前後方向に位置調整可能にしても良い。
In the first to third embodiments, by indirect means (via a
また、本発明の各実施例に於いて、レーザ発振器5,5Aから出る光線がラインレーザ光線である場合には、各レーザ発振器5,5Aは受光部25Aに対して、固定的に設け、又は首振り可能に軸支する、のいずれであっても良い。その他細部的事項は任意に設計変更可能である。
In each embodiment of the present invention, when the light beams emitted from the
本発明は、主にヘッドライトテスタを使用する自動車の整備業界で利用される。 The present invention is mainly used in the automobile maintenance industry using a headlight tester.
図1乃至図7は本発明の最良の実施例(第1実施例)を示す各説明図。図8乃至図11は本発明の第2実施例を示す各説明図、図12及び図13は本発明の第3実施例を示す各説明図、図14乃至図17は受光部の前後方向への直接的な位置調整手段の各説明図。図18及び図19は従来の一実施例を示す各説明図。
F…整備工場の床面、50…レール、1A…ヘッドライトテスタ、25A…受光部、O…集光レンズの中心軸芯、58…集光レンズ、4…取り付け座板、5…第1のレーザ発振器、B1…第1のレーザ発振器のレーザ光線、6…鉛直裁断面、6A…水平裁断面、7…第2のレーザ発振器、B2…第2のレーザ発振器のレーザ光線、8…取り付け板、10…ランプ、11…バルブ、21…上部筐体、22…調整ダイヤル、23…第2の表示手段、30…貫通孔、33…固定手段、36…取り付けベース板、37…軸受け板、38…横軸、42…可動板、46…案内手段、51…走行ベース、59…ランプからの出射光。
F ... floor of maintenance shop, 50 ... rail, 1A ... headlight tester, 25A ... light receiving part, O ... central axis of condensing lens, 58 ... condensing lens, 4 ... mounting seat plate, 5 ... first Laser oscillator, B1 ... laser beam of the first laser oscillator, 6 ... vertical section, 6A ... horizontal section, 7 ... second laser oscillator, B2 ... laser beam of the second laser oscillator, 8 ... mounting plate, DESCRIPTION OF
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