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JP4735208B2 - スクリーン印刷装置 - Google Patents

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JP4735208B2 JP2005339964A JP2005339964A JP4735208B2 JP 4735208 B2 JP4735208 B2 JP 4735208B2 JP 2005339964 A JP2005339964 A JP 2005339964A JP 2005339964 A JP2005339964 A JP 2005339964A JP 4735208 B2 JP4735208 B2 JP 4735208B2
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Description

本発明は、基板にクリーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷するスクリーン印刷装置に関するものである。
電子部品実装工程において、基板上にクリーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷する方法としてスクリーン印刷が用いられている。この方法は、印刷対象部位に応じてパターン孔が設けられたマスクプレートを基板に当接させ、マスクプレート上にペーストを供給してスキージを摺動させることにより、パターン孔を介して基板上にペーストを印刷するものである。
印刷作業中には、マスクプレートの下面側には基板上で印刷部位からはみ出したクリーム半田が付着したり、基板上に完全に転写されなかったクリーム半田がマスクプレートの開口部に残留するなどの汚損が発生する。このようなクリーム半田による汚損は後続の基板への正常な印刷を妨げるため、これらのクリーム半田を除去するためのクリーニングを行う必要がある。
このため従来より、マスクプレートを下面側から専用のクリーニングぺーパを用いて拭き取ることによって残余のクリーム半田を除去するクリーニング機構を備えたスクリーン印刷装置が知られている(例えば特許文献1参照)。このクリーニング機構においては、クリーニングぺーパは紙管に巻回されたペーパロールの形態で供給され、クリーニング動作の度毎にクリーニングぺーパをペーパロールから引き出し、クリーニングに使用された後の使用済みペーパを巻き取り機構によって巻き取って回収する構成が用いられる。巻き取り機構としては、紙管の端部から内部に回転伝達用の複数の突起形成部材を挿入して外側方向に拡げることにより、突起形成部材と紙管内面との摩擦によって回転を伝達するようにしている。
そしてペーパロールに巻回収納されたクリーニングペーパを全て使い切ると、新たなペーパロールを装着するとともに、使用後のクリーニングペーパが紙管に巻回されたペーパロールを巻き取り機構から取り外すロール取り外し作業が行われる。このロール取り外し作業においては、突起形成部材を紙管内部で内側に縮めて巻き取り機構から紙管への回転伝達を解除する操作を行った後、使用後のクリーニングペーパが紙管に巻回されたペーパロールを取り外す。
特開2001−287345号公報
しかしながら上述の特許文献例に示す従来装置のクリーニング機構には、紙管へのクリーニングペーパの巻き取りのための回転伝達機構の構成に関して、次のような難点があった。すなわち、この回転伝達機構には上述のように突起形成部材を紙管の径方向に拡縮する構成が採用されているため、構成部品数が増加して機構が複雑となり、装置コストの増大が避けられなかった。そして紙管の着脱に際しては、突起形成部材の拡縮のための煩雑な作業動作が必要とされており、ペーパロールの着脱を簡便に行うことが難しかった。
そこで本発明は、クリーニングぺーパの巻き取りを簡略な構成の回転伝達機構で行うことができるスクリーン印刷装置を提供することを目的とする。
本発明のスクリーン印刷装置は、パターン孔が設けられたマスクプレートに基板を当接させ、前記マスクプレート上でスキージを摺動させることにより、前記パターン孔を介して基板にペーストを印刷するスクリーン印刷機構と、紙管に巻回されたペーパロールの状態で供給されるクリーニングペーパをクリーニングヘッドによって前記マスクプレートの下面に押しつけて拭き取ることによりこのマスクプレートを下面側からクリーニングするクリーニング機構とを有するスクリーン印刷装置であって、前記クリーニング機構は、未使用の前記ペーパロールが紙管軸廻りに回転自在に装着される第1のロール装着部と、使用済みのクリーニングペーパを紙管に巻回して回収するためのペーパロールが紙管軸廻りに回転自在に装着されるロール支持軸から成る第2のロール装着部と、前記第1のロール装着部に装着されたペーパロールから引き出されたクリーニングペーパを前記クリーニングヘッドを経由して前記第2のロール装着部まで導くペーパガイド手段と、前記第2のロール装着部に装着された紙管を回転駆動して前記クリーニングペーパを巻き取る回転駆動機構とを備え、前記回転駆動機構は、回転駆動源と、前記紙管の端部に形成された切欠部に係合する係合部を備え前記紙管軸廻りに回転自在な回転軸部材である前記ロール支持軸から成る前記第2のロール装着部と、前記回転駆動源の回転運動を前記回転軸部材に伝達するカップリング部材から成る回転伝達機構とを有し、前記係合部は前記回転軸部材の片側に設けられて前記ペーパロールの軸方向の位置固定をするフランジの前記ペーパロール側の側面に設けられており、また前記ロール支持軸の端部には前記ペーパロールと反対側である前記回転駆動源側へ突出する突出軸が結合されており、またこの突出軸の先端部には嵌合凸部が外径方向に延出して設けられており、この嵌合凸部を前記カップリング部材に設けられた嵌合溝部に嵌合させることにより前記回転駆動源の回転を前記突出軸および前記係合部を介して前記ロール支持軸の紙管に伝達する。
本発明によれば、使用後のクリーニングペーパ巻き取りのための回転駆動機構を、紙管の端部に形成された切欠部に係合する係合部を備え紙管軸廻りに回転自在な回転軸部材と、回転駆動源の回転運動を回転軸部材に伝達する回転伝達機構とで構成し、係合部は回転軸部材の片側に設けられてペーパロールの軸方向の位置固定をするフランジのペーパロール側の側面に設けられており、またロール支持軸の端部にはペーパロールと反対側である回転駆動源側へ突出する突出軸が結合されており、またこの突出軸の先端部には嵌合凸部が外径方向に延出して設けられており、この嵌合凸部をカップリング部材に設けられた嵌合溝部に嵌合させることにより回転駆動源の回転を突出軸および係合部を介してロール支持軸の紙管に伝達することにより、クリーニングぺーパの巻き取りを簡略な構成の回転伝達機構で行うことができる。
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の正面図、図2は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の側面図、図3は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の平面図、図4は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の動作説明図、図5は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のクリーニングユニットの構造説明図、図6は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のクリーニングユニットの動作説明図、図7は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のクリーニングユニットに使用されるペーパロールの斜視図、図8は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のクリーニングユニットにおけるペーパロール装着機構の構造説明図、図9は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のクリーニングユニットにおけるペーパロール装着方法の説明図である。
まず図1、図2、図3を参照して、スクリーン印刷装置の構造を説明する。図1において、スクリーン印刷装置は、基板位置決め部1の上方にスクリーン印刷機構を配設して構成されている。基板位置決め部1は、Y軸テーブル2、X軸テーブル3およびθ軸テーブル4を段積みし、更にその上に第1のZ軸テーブル5、第2のZ軸テーブル6を組み合わせて構成されている。
第1のZ軸テーブル5の構成を説明する。θ軸テーブル4の上面に設けられた水平なベースプレート4aの上面側には、同様に水平なベースプレート5aが昇降ガイド機構(図示省略)によって昇降自在に保持されている。ベースプレート5aは、複数の送りねじ5cをモータ5bによってベルト5dを介して回転駆動する構成のZ軸昇降機構によって昇降する。
ベースプレート5aには垂直フレーム5eが立設されており、垂直フレーム5eの上端部には基板搬送機構8が保持されている。基板搬送機構8は基板搬送方向(X方向−−図1において紙面垂直方向)に平行に配設された2条の搬送レールを備えており、これらの
搬送レールによって印刷対象の基板10の両端部を支持して搬送する。第1のZ軸テーブル5を駆動することにより、基板搬送機構8によって保持された状態の基板10を、搬送レール8とともに後述するスクリーン印刷機構に対して昇降させることができる。図2、図3に示すように、基板搬送機構8は上流側(図2、図3において左側)および下流側に延出し、上流側から搬入された基板10は基板搬送機構8によって搬送され、さらに基板位置決め部1によって位置決めされる。そして後述するスクリーン印刷機構によって印刷が行われた後の基板10は、搬送レール8によって下流側に搬出される。
第2のZ軸テーブル6の構成を説明する。基板搬送機構8とベースプレート5aの中間には、水平なベースプレート6aが昇降ガイド機構(図示省略)に沿って昇降自在に配設されている。ベースプレート6aは、複数の送りねじ6cをモータ6bによってベルト6dを介して回転駆動する構成のZ軸昇降機構によって昇降する。ベースプレート6aの上面には、上面に基板10を保持する下受け面が設けられた基板下受部7が配設されている。
第2のZ軸テーブル6を駆動することにより、基板下受部7は基板搬送機構8に保持された状態の基板10に対して昇降する。そして基板下受部7の下受け面が基板10の下面に当接することにより、基板下受部7は基板10を下面側から支持する。基板搬送機構8の上面にはクランプ機構9が配設されている。クランプ機構9は、左右対向して配置された2つのクランプ部材9aを備えており、一方側のクランプ部材9aを駆動機構9bによって進退させることにより、基板10を両側からクランプして固定する。
次に基板位置決め部1の上方に配設されたスクリーン印刷機構について説明する。図1,図2において、マスク枠11にはマスクプレート12が展張されており、マスクプレート12には、基板10において印刷対象となる電極10aの形状・位置(図3参照)に対応して、パターン孔12aが設けられている。マスクプレート12上にはスキージヘッド13が配設されている。スキージヘッド13は、水平なプレート14にスキージ16を昇降させるスキージ昇降機構15を配設した構成となっている。スキージ昇降機構15を駆動することによりスキージ16は昇降して、マスクプレート12の上面に当接する。
図2に示すように、縦フレーム25上に配置されたブラケット26上にはガイドレール27がY方向に配設されており、ガイドレール27にスライド自在に嵌合したスライダ28は、プレート14の両端に結合されている。これにより、スキージヘッド13はY方向にスライド自在となっている。プレート14は、ナット30、送りねじ29および送りねじ29を回転駆動するスキージ移動用モータ(図示省略)より成るスキージ移動手段によりY方向に水平移動する。
次に、マスクプレート12の下面をクリーニングするクリーニング機構について説明する。図1に示すように、本実施の形態においては、クリーニングヘッドユニット18は基板10およびマスクプレート12を撮像するカメラヘッドユニット17と一体的に移動する構成となっている。カメラヘッドユニット17は、基板10を上方から撮像するための基板認識カメラ17aと、マスクプレート12を下面側から撮像するためのマスク認識カメラ17bとを備えており、カメラヘッドユニット17を移動させることにより、基板10の認識とマスクプレート12の認識とを同時に行うことができる。
図3に示すように、クリーニングヘッドユニット18は水平なユニットベース18aに未使用のクリーニングペーパを巻回したペーパロール22Aと、使用済みのクリーニングペーパを巻回したペーパロール22Bおよびクリーニングヘッド21を配設した構成となっており、ペーパロール22Aから引き出されたクリーニングペーパは、クリーニングヘッド21を経由してペーパロール22Bに回収される。カメラヘッドユニット17および
クリーニングヘッドユニット18は、ヘッドX軸テーブル19に装着されてY方向に一体的に移動する。
図2において縦フレーム25上にはガイドレール31がY方向に配設されており、ガイドレール31にスライド自在に嵌合したスライダ32は、ヘッドX軸テーブル19にブラケット19aを介して結合されている。これにより、ヘッドX軸テーブル19はY方向にスライド自在となっている。ヘッドX軸テーブル19は、ナット34、送りねじ33および送りねじ33を回転駆動するヘッド移動用モータ(図示省略)より成るヘッドY軸移動機構20によりY方向に水平移動する。ヘッドX軸テーブル19およびヘッドY軸移動機構20は、カメラヘッドユニット17およびクリーニングヘッドユニット18を一体的に水平移動させるヘッド移動手段を構成する。
カメラヘッドユニット17による基板10やマスクプレート12の認識を行わず、またクリーニングヘッドユニット18によるマスククリーニングを行わないときには、図4(a)に示すように、カメラヘッドユニット17、クリーニングヘッドユニット18はともに基板位置決め部1の上方から側方に退避する。そしてマスククリーニングを実行する際には、クリーニングヘッドユニット18をカメラヘッドユニット17とともにマスクプレート12の下方に進出させ、次いでクリーニングヘッド21を上昇させる。そしてクリーニングヘッド21によってクリーニングペーパ23をマスクプレート12の下面に押し当てた状態で、クリーニングヘッドユニット18を水平移動させることにより、クリーニングヘッド21の下面を拭き取ってクリーニングする。
したがって、クリーニングヘッドユニット18およびクリーニングヘッドユニット18を移動させるヘッド移動手段は、紙管に巻回されたペーパロールの状態で供給されるクリーニングペーパ23をクリーニングヘッド21によってマスクプレート12の下面に押しつけて拭き取ることにより、このマスクプレート12を下面側からクリーニングするクリーニング機構を構成する。
次にスクリーン印刷機構による印刷動作について説明する。まず基板搬送機構8によって基板10が印刷位置に搬入されると、第2のZ軸テーブル6を駆動して基板下受部7を上昇させ、基板10の下面を下受けする。そしてこの状態で基板位置決め部1を駆動して基板10をマスクプレート12に対して位置合わせする。この後、第1のZ軸テーブル5を駆動して基板10を基板搬送機構8とともに上昇させてマスクプレート12の下面に当接させ、次いで基板10をクランプ機構9によってクランプする。これにより、スキージユニット13によるスキージングにおいて、基板10の水平位置が固定される。そしてこの状態で、ペーストであるクリーム半田が供給されたマスクプレート12上でスキージ16を摺動させることにより、パターン孔12aを介して基板10にはクリーム半田が印刷される。
次に、図5,図6を参照して、クリーニングヘッドユニット18の構造を説明する。図5は図3に示すクリーニングヘッドユニット18のY方向の断面を示しており、ペーパロール22Aから引き出されたクリーニングペーパ23は、複数のガイドローラ36によって導かれて、クリーニングヘッド21の上面の押付面を周回して、ペーパロール22Bに巻き取られる。クリーニングヘッド21はヘッド昇降機構35によって昇降自在となっており、図6(a)に示す通常状態においては、クリーニングヘッド21は下降状態にある。そしてマスクプレート12の下面を清掃するマスククリーニング時には、図6(b)に示すように、ヘッド昇降機構35を駆動してクリーニングヘッド21を上昇させ、クリーニングペーパ23をマスクプレート12の下面に押し当てる。
次に図7,図8、図9を参照して、ペーパロール22A、22Bのクリーニングヘッド
ユニット18への装着方法について説明する。図7に示すように、ペーパロール22A、22Bは中空の紙管24にクリーニングペーパ23を巻回した構成となっており、ペーパロール22Aには未使用の新しいクリーニングペーパ23が巻回され、ペーパロール22Bにはクリーニングに使用された後のクリーニングペーパ23が巻回される。紙管24の端部24aには、紙管24を部分的に切り欠いた切欠部24bが180°の対向位置に形成されている。切欠部24bは、以下に説明する回転駆動機構によって紙管24に回転を伝達するために設けられている。
図8に示すように、ユニットベース18aに立設された支持ブラケット18b、支持ブラケット18cには、片側にフランジ43が設けられたロール支持軸40A、40Bが軸支される。ロール支持軸40A、40Bは、ペーパロール22A、22Bの紙管24をそれぞれ貫通して挿入され、この状態では、フランジ43およびエンドプレート45によってペーパロール22A、22Bは両側から挟み込まれ、これによりペーパロール22A、22Bは軸方向に位置固定されるとともに、それぞれの紙管24の軸心、すなわち紙管軸廻りに回転自在に保持された状態となる。
支持ブラケット18b、18cに軸支されたロール支持軸40Aは、未使用のペーパロール22Aが紙管軸廻りに回転自在に装着される第1のロール装着部となっている。支持ブラケット18b、18cに軸支されたロール支持軸40Bは、使用済みのクリーニングペーパ23を紙管に巻回して回収するためのペーパロール22Bが紙管軸廻りに回転自在に装着される第2のロール装着部となっている。
支持ブラケット18cにはロール支持軸40Bと同軸位置にモータ41が配置されており、ロール支持軸40Bにはカップリング部材42を介してモータ41の回転軸が結合されている。モータ41を駆動することにより、ロール支持軸40Bが巻き取り方向に回転し、これにより紙管24はペーパロール22Aからクリーニングペーパ23を引き出し、引き出されたクリーニングペーパ23をガイドローラ36によって導きながらクリーニングヘッド21を周回させ、ペーパロール22Bに巻回して巻き取る。したがって、複数のガイドローラ36は、第1のロール装着部に装着されたペーパロール22Aから引き出されたクリーニングペーパ23を、クリーニングヘッド21を経由して第2のロール装着部まで導くペーパガイド手段となっている。
ロール支持軸40Bの端部(左端部(ペーパロール22B側の側面))には、フランジ43を介してペーパロール22Bと反対側(モータ41側)へ突出する突出軸44が結合されており、フランジ43の右側面には、紙管24に設けられた切欠部24bの位置に対応して凸状の係合部43aが設けられている。ロール支持軸40Bを紙管24内に挿入してペーパロール22Bを装着した状態では、係合部43aは切欠部24b内に嵌合する。なお、本実施の形態においては、切欠部24bおよび係合部43aを軸対称の複数箇所(ここでは2箇所)に設けた例を示しているが、安定して回転伝達が可能な限りにおいて、1箇所のみに設けるようにしてもよい。
突出軸44の先端部には、嵌合凸部44aが外径方向に延出して設けられており、突出軸44をカップリング部材42に嵌接させた状態では、嵌合凸部44aがカップリング部材42に設けられた嵌合溝部42aに嵌合する。これによりモータ41の回転が突出軸44に伝達され、さらにこの回転は係合部43aを介して紙管24に伝達される。
上記構成において、ロール支持軸40Bは紙管24の端部24aに形成された切欠部24bに係合する係合部43aを備え、紙管軸廻りに回転自在な回転軸部材となっている。そして嵌合溝部42aが設けられたカップリング部材42および嵌合凸部44aが設けられた突出軸44は、回転駆動源であるモータ41の回転運動をロール支持軸40Bに伝達する回転伝達機構となっている。そしてモータ41、カップリング部材42、フランジ4
3は、第2のロール装着部に装着された紙管を回転駆動してクリーニングペーパ23を巻き取る回転駆動機構となっている。なお、回転伝達機構としては、本実施の形態に示すような構成以外にも各種の機構を用いることが可能である。
次に図9を参照して、ペーパロール22Bのクリーニングヘッドユニット18への装着方法について説明する。まず図9(a)に示すように、ロール支持軸40Bをペーパロール22Bの端部24a側から挿入して紙管24を貫通させる。次いで図9(b)に示すように、フランジ43を端部24aに押し当てて、係合部43aを切欠部24bに嵌合させ、次いでロール支持軸40Bの軸端からエンドプレート45を装着して、ペーパロール22Bをフランジ43とエンドプレート45によって挟み込む。これにより、ペーパロール22Bはロール支持軸40Bに対して軸方向に位置固定される。
次いで図9(c)に示すように、ロール支持軸40Bと一体と成ったペーパロール22Bをクリーニングヘッドユニット18に装着する。すなわち、ロール支持軸40Bの軸端を支持ブラケット18bに設けられた軸孔18dに嵌合させ、次いで嵌合凸部44aを嵌合溝部42aに嵌合させることにより、突出軸44をカップリング部材42と嵌接する。これにより、ペーパロール22Bはモータ41によって回転駆動可能な状態でクリーニングヘッドユニット18に装着される。
上記説明したように、本実施の形態においては、使用後のクリーニングペーパ巻き取りのための回転駆動機構を、紙管24の端部24aに形成された切欠部24bに係合する係合部43aを備え、紙管軸廻りに回転自在なロール支持軸40Bと、回転駆動源の回転運動をロール支持軸40Bに伝達する回転伝達機構とで構成するようにしている。これにより、従来装置のクリーニング機構に用いられていた紙管へのクリーニングペーパの巻き取りのための回転伝達機構、すなわち突起形成部材を紙管の径方向に拡縮する構成と比較して、簡易な機構によって確実に回転伝達を行うことができるとともに、ロール着脱作業を簡単に行うことができる。
本発明のスクリーン印刷装置は、クリーニングぺーパの巻き取りを簡便な構成の回転伝達機構で行うことができるという効果を有し、基板にクリーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷するスクリーン印刷の分野に有用である。
本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の正面図 本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の側面図 本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の平面図 本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の動作説明図 本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のクリーニングユニットの構造説明図 本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のクリーニングユニットの動作説明図 本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のクリーニングユニットに使用されるペーパロールの斜視図 本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のクリーニングユニットにおけるペーパロール装着機構の構造説明図 本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のクリーニングユニットにおけるペーパロール装着方法の説明図
符号の説明
1 基板位置決め部
10 基板
12 マスクプレート
12a パターン孔
13 スキージユニット
16 スキージ
18 クリーニングヘッドユニット
19 ヘッドX軸テーブル
20 ヘッドY軸移動機構
21 クリーニングヘッド
22A、22B ペーパロール
23 クリーニングペーパ
24 紙管
24b 切欠部
40A、40B ロール支持軸
41 モータ
42 カップリング部材
42a 嵌合溝部
43a 係合部
44 突出軸
44a 嵌合凸部

Claims (1)

  1. パターン孔が設けられたマスクプレートに基板を当接させ、前記マスクプレート上でスキージを摺動させることにより、前記パターン孔を介して基板にペーストを印刷するスクリーン印刷機構と、紙管に巻回されたペーパロールの状態で供給されるクリーニングペーパをクリーニングヘッドによって前記マスクプレートの下面に押しつけて拭き取ることによりこのマスクプレートを下面側からクリーニングするクリーニング機構とを有するスクリーン印刷装置であって、
    前記クリーニング機構は、未使用の前記ペーパロールが紙管軸廻りに回転自在に装着される第1のロール装着部と、使用済みのクリーニングペーパを紙管に巻回して回収するためのペーパロールが紙管軸廻りに回転自在に装着されるロール支持軸から成る第2のロール装着部と、前記第1のロール装着部に装着されたペーパロールから引き出されたクリーニングペーパを前記クリーニングヘッドを経由して前記第2のロール装着部まで導くペーパガイド手段と、前記第2のロール装着部に装着された紙管を回転駆動して前記クリーニングペーパを巻き取る回転駆動機構とを備え、
    前記回転駆動機構は、回転駆動源と、前記紙管の端部に形成された切欠部に係合する係合部を備え前記紙管軸廻りに回転自在な回転軸部材である前記ロール支持軸から成る前記第2のロール装着部と、前記回転駆動源の回転運動を前記回転軸部材に伝達するカップリング部材から成る回転伝達機構とを有し、
    前記係合部は前記回転軸部材の片側に設けられて前記ペーパロールの軸方向の位置固定をするフランジの前記ペーパロール側の側面に設けられており、また前記ロール支持軸の端部には前記ペーパロールと反対側である前記回転駆動源側へ突出する突出軸が結合されており、またこの突出軸の先端部には嵌合凸部が外径方向に延出して設けられており、この嵌合凸部を前記カップリング部材に設けられた嵌合溝部に嵌合させることにより前記回転駆動源の回転を前記突出軸および前記係合部を介して前記ロール支持軸の紙管に伝達することを特徴とするスクリーン印刷装置。
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