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JP4733258B2 - 建築気密構造 - Google Patents

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JP4733258B2
JP4733258B2 JP2000367642A JP2000367642A JP4733258B2 JP 4733258 B2 JP4733258 B2 JP 4733258B2 JP 2000367642 A JP2000367642 A JP 2000367642A JP 2000367642 A JP2000367642 A JP 2000367642A JP 4733258 B2 JP4733258 B2 JP 4733258B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、長期にわたって防振性および防音性を発揮する建築気密構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の建築構造として、本発明者により発明された特許第2733570号公報に示すものがある。すなわち、1階用柱の上端部と1階用梁との間にゴム体を介在させて1階用柱の上端部のほぞと1階用梁のほぞ穴とを嵌合させ、防振性および防音性を高めるようになっている。
【0003】
また、従来の建築気密構造として、図6〜図8に示すものがある。すなわち、パネル枠1の上に気密パッキン材2を挟んで横架材3を載せ、気密パッキン材2により気密性をもたせるとともに防振性および防音性をもたせるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術では、ゴム体または気密パッキン材に1階用梁および2階部分の重量が載るため、ゴム体または気密パッキン材に長期にわたって許容限度以上の荷重がかかることにより、ゴム体または気密パッキン材の復元力ないし弾性が無くなり、防振性および防音性の効果を失うおそれがあるという課題があった。
【0005】
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、長期にわたって防振性および防音性を発揮できる建築気密構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の本発明に関する建築気密構造は、下側部材の上でゴム状の気密性パッキン材を介在させて上側部材が支持された建築気密構造であって、前記下側部材の上面または前記上側部材の下面に複数の支持部と各支持部の間に形成された凹部とを有し、前記上側部材は前記下側部材の上で前記支持部により支持され、前記気密性パッキン材は少なくとも一部が前記凹部に配置されて前記下側部材および前記上側部材に密着していることを、特徴とする。下側部材は、パネル枠、基礎、壁材、その他、上側の建築部材を支持する部材であれば、いかなる部材であってもよい。上側部材は、梁などの横架材、土台、その他、支持されることを必要とするいかなる建築部材であってもよい。
【0007】
第1の本発明に関する建築気密構造では、下側部材と上側部材との間にゴム状の気密性パッキン材を介在させているため、下側部材と上側部材との間で気密性、防振性および防音性を発揮し、下側部材と上側部材との間を空気や湿気が抜けるのを防止するとともに、上側部材の上の振動や音を下側部材の下に響きにくくすることができる。また、気密性パッキン材は、地震などによる揺れを吸収し、抑える。
【0008】
上側部材は複数の支持部により支持され、気密性パッキン材は少なくとも一部が凹部に配置されているため、凹部では気密性パッキン材に許容限度以上の荷重がかかるのを防ぐことができる。これにより、ゴム状の気密性パッキン材が復元力ないし弾性を失うのを抑制し、気密性、防振性および防音性を長期にわたって発揮することができる。凹部の深さは、上側部材が複数の支持部により支持されるよう、気密性パッキン材が最大に圧縮可能な厚さより深く設定されている。
【0009】
気密性パッキン材は少なくとも一部が凹部に配置されているため、上側部材を下側部材の上に載せる際などに、凹部と係合してずれを防止することができる。なお、ゴム状とは、ゴム弾性を有し、復元力を有する性質であり、気密性パッキン材は発泡ゴムのほか、合成樹脂から成ってもよい。
【0010】
第2の本発明に関する建築気密構造では、第1の本発明に関する建築気密構造において、各支持部は前記下側部材の上面または前記上側部材の下面にその長さ方向に沿って形成された突条から成り、前記凹部は各支持部の間に形成された溝から成ることを、特徴とする。
【0011】
第2の本発明に関する建築気密構造では、上側部材が突条により支持され、気密性パッキン材の少なくとも一部が溝に配置されるため、溝に沿って連続的に気密性、防振性および防音性を発揮することができる。
【0012】
第3の本発明に関する建築気密構造では、第1の本発明に関する建築気密構造において、前記凹部は開口部が底部より幅の狭い形状を有し、前記気密性パッキン材は前記凹部の開口部より幅の広い端部を有し、前記端部が前記凹部に嵌合されていることを、特徴とする。
【0013】
第3の本発明に関する建築気密構造では、気密性パッキン材の端部を凹部に嵌合させることにより、気密性パッキン材を凹部に取り付けることができる。このため、気密性パッキン材を凹部に接着する必要がなく、気密性パッキン材の交換が容易である。
【0014】
発明に係る建築気密構造は、下側部材の上でゴム状の気密性パッキン材を介在させて上側部材が支持された建築気密構造であって、前記下側部材の上に複数の支持部材を有し、各支持部材はそれぞれ間隔を置いて配置され、前記上側部材は各支持部材により支持され、前記気密性パッキン材は平板部と複数の脚部とを有し、各脚部はそれぞれ並列に配置されて前記平板部に一体的に設けられ、前記支持部材は各脚部の間に嵌合され、前記気密性パッキン材は前記平板部を前記下側部材の上面または前記上側部材の下面に沿わせて前記下側部材と前記上側部材との間に配置されて、前記下側部材および前記上側部材に密着していることを、特徴とする。下側部材は、パネル枠、基礎、壁材、その他、上側の建築部材を支持する部材であれば、いかなる部材であってもよい。上側部材は、梁などの横架材、土台、その他、支持されることを必要とするいかなる建築部材であってもよい。
【0015】
発明に係る建築気密構造では、下側部材と上側部材との間にゴム状の気密性パッキン材を介在させているため、下側部材と上側部材との間で気密性、防振性および防音性を発揮し、下側部材と上側部材との間を空気や湿気が抜けるのを防止するとともに、上側部材の上の振動や音を下側部材の下に響きにくくすることができる。また、気密性パッキン材は、地震などによる揺れを吸収し、抑える。
【0016】
上側部材は複数の支持部材により支持されているため、気密性パッキン材に許容限度以上の荷重がかかるのを防ぐことができる。これにより、ゴム状の気密性パッキン材が復元力ないし弾性を失うのを抑制し、気密性、防振性および防音性を長期にわたって発揮することができる。なお、気密性パッキン材と支持部材とは、互いに固定されていてもよい。
【0017】
また、ゴム状とは、ゴム弾性を有し、復元力を有する性質であり、気密性パッキン材は発泡ゴムのほか、合成樹脂から成ってもよい。支持部材は、合成樹脂、硬質ゴム、その他、上側部材を支持可能な硬質の材質から成る。
【0019】
発明に係る建築気密構造では、支持部材が脚部の間に嵌合された気密性パッキン材を下側部材の上に配置することにより、下側部材と上側部材との間にゴム状の気密性パッキン材を介在させるとともに、支持部材で気密性パッキン材に許容限度以上の荷重がかかるのを防ぐことができる。なお、平板部および脚部には、下側部材の上面または上側部材の下面に接する面に接着剤が付着されていてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施の形態および本発明に関する第1〜第8の実施の形態について説明する。
図1は、本発明に関する第1の実施の形態を示している。
図1に示すように、建築気密構造は、下側部材11の上でゴム状の気密性パッキン材12を介在させて上側部材13が支持されて構成されている。下側部材11は、パネル枠から成り、内側にパネル材を嵌め込んで建築物の壁面を構成する。上側部材13は、梁から成り、屋根または2階家屋部分を支持する。
【0021】
下側部材11は、上面に2本の支持部11aおよび1本の凹部11bを有している。各支持部11aは、下側部材11の上面にその長さ方向に沿って形成された同じ高さの突条から成っている。各支持部11aは、下側部材11の平坦な上面中央に凹部11bを形成することにより形成されている。凹部11bは、各支持部11aの間に形成された溝から成っている。上側部材13は、下側部材11の上で各支持部11aにより支持される。
【0022】
気密性パッキン材12は、発泡ゴム等から成ってゴム弾性を有し、復元力を有する。気密性パッキン材12は、図1(A)に示すように、上側部材13を載せない状態で支持部11aより高く突出するよう全体が凹部11bに配置されている。気密性パッキン材12は、図1(B)に示すように、上側部材13を載せた状態で圧縮され、下側部材11と上側部材13とに密着している。凹部11bの深さは、上側部材13が各支持部11aにより支持されるよう、気密性パッキン材12が最大に圧縮可能な厚さより深く設定されている。
【0023】
次に、作用について説明する。
図1に示す建築気密構造では、下側部材11と上側部材13との間にゴム状の気密性パッキン材12を介在させているため、下側部材11と上側部材13との間で気密性、防振性および防音性を発揮し、下側部材11と上側部材13との間を空気や湿気が抜けるのを防止するとともに、上側部材13の上の振動や音を下側部材11の下に響きにくくすることができる。また、気密性パッキン材12は、地震などによる揺れを吸収し、抑える。
【0024】
特に、建築気密構造では、上側部材13が突条により支持され、気密性パッキン材12が溝に配置されるため、溝に沿って連続的に気密性、防振性および防音性を発揮することができる。
【0025】
上側部材13は2本の支持部11aにより支持されるため、凹部11bでは気密性パッキン材12に許容限度以上の荷重がかかるのを防ぐことができる。これにより、ゴム状の気密性パッキン材12が復元力ないし弾性を失うのを抑制し、気密性、防振性および防音性を長期にわたって発揮することができる。気密性パッキン材12は凹部11bに配置されているため、上側部材13を下側部材11の上に載せる際などに、凹部11bと係合してずれを防止することができる。
【0026】
次に、本発明に関する第2の実施の形態について説明する。
図2は、本発明に関する第2の実施の形態を示している。
図2に示すように、建築気密構造は、下側部材21の上でゴム状の気密性パッキン材22を介在させて上側部材23が支持されて構成されている。下側部材21は、パネル枠から成り、建築物の壁面を構成する。上側部材23は、梁から成り、屋根または2階家屋部分を支持する。
【0027】
下側部材21は、上面に3本の支持部21aおよび2本の凹部21bを有している。各支持部21aは、下側部材21の上面にその長さ方向に沿って形成された同じ高さの突条から成っている。各支持部21aは、下側部材21の平坦な上面中央に2本の凹部21bを平行に形成することにより形成されている。凹部21bは、各支持部21aの間に形成された互いに同じ深さの溝から成っている。上側部材23は、下側部材21の上で各支持部21aにより支持される。
【0028】
気密性パッキン材22は、発泡ゴム等から成ってゴム弾性を有し、復元力を有する。気密性パッキン材22は、図2(A)に示すように、上側部材23を載せない状態で、3本の支持部21aの上に架け渡されて2本の凹部21bを跨ぐよう配置されている。気密性パッキン材22は、図2(B)に示すように、上側部材23を載せた状態で圧縮され、下側部材21と上側部材23とに密着している。凹部21bの深さは、上側部材23が気密性パッキン材22を挟んで各支持部21aにより支持されるよう、気密性パッキン材22が最大に圧縮可能な厚さより深く設定されている。
【0029】
次に、作用について説明する。
図2に示す建築気密構造では、上側部材23は気密性パッキン材22を挟んで3本の支持部21aにより支持され、気密性パッキン材22の一部は2本の凹部21bに配置されているため、凹部21bでは気密性パッキン材22に許容限度以上の荷重がかかるのを防ぐことができる。これにより、ゴム状の気密性パッキン材22が復元力ないし弾性を失うのを抑制し、気密性、防振性および防音性を長期にわたって発揮することができる。図2に示す建築気密構造は、その他、前述の本発明に関する第1の実施の形態の建築気密構造と同様の作用を有する。
【0030】
次に、本発明に関する第3〜第5の実施の形態について説明する。
図3(A)〜(C)は、本発明に関する第3〜第5の実施の形態を示している。
本発明に関する第3〜第5の実施の形態の建築気密構造は、前述の本発明に関する第1の実施の形態または本発明に関する第2の実施の形態の建築気密構造と同様の構成を有している。但し、本発明に関する第3〜第5の実施の形態の建築気密構造では、図3(A)〜(C)に示すように、下側部材31の凹部31bは開口部31cが底部31dより幅の狭い形状を有している。気密性パッキン材32は、凹部31bの開口部31cより幅の広い端部32aを有し、端部32aが凹部31bに嵌合されている。
【0031】
また、本発明に関する第3の実施の形態の建築気密構造では、図3(A)に示すように、凹部31bの断面形状および気密性パッキン材32の端部32aの断面形状が不定型となっている。気密性パッキン材32の端部32a以外の部分は、凹部31bの開口部31cの幅とほぼ同じ厚さを有している。
【0032】
本発明に関する第4の実施の形態の建築気密構造では、図3(B)に示すように、凹部31bの断面形状および気密性パッキン材32の端部32aの断面形状が等角台形状となっている。気密性パッキン材32の端部32a以外の部分は、凹部31bの開口部31cの幅より厚くなっている。
【0033】
本発明に関する第5の実施の形態の建築気密構造では、図3(C)に示すように、凹部31bの断面形状および気密性パッキン材32の端部32aの断面形状が等角台形状となっている。気密性パッキン材32の端部32a以外の部分は、凹部31bの開口部31cの幅とほぼ同じ厚さを有している。
【0034】
次に、作用について説明する。
本発明に関する第3〜第5の実施の形態の建築気密構造では、気密性パッキン材32の端部32aを凹部31bに嵌合させることにより、気密性パッキン材32を凹部31bに取り付けることができる。このため、気密性パッキン材32を凹部31bに接着する必要がなく、気密性パッキン材32の交換が容易である。本発明に関する第3〜第5の実施の形態の建築気密構造は、その他、前述の第1の実施の形態の建築気密構造と同様の作用を有する。
【0035】
次に、本発明の実施の形態について説明する。
図4は、本発明の実施の形態を示している。
図4(B)に示すように、建築気密構造は、下側部材41の上で2本の支持部材42およびゴム状の気密性パッキン材43を介在させて上側部材44が支持されて構成されている。下側部材41は、建物基礎から成り、建物全体を支持する。上側部材44は、土台から成る。下側部材41および上側部材44には、細長い直方体状の一般の部材を用いることができる。
【0036】
気密性パッキン材43は、発泡ゴム等から成ってゴム弾性を有し、復元力を有する。図4(A)に示すように、気密性パッキン材43は、平板部43aと3本の脚部43bとを有する。各脚部43bは、それぞれ並列に等間隔で配置されて平板部43aに一体的に設けられている。各脚部43bは、長さが同一である。これにより、気密性パッキン材43は、断面がE字状の形状を有している。
【0037】
各支持部材42は、プラスチック、硬質ゴム等の気密性パッキン材43より硬い材質から成る。各支持部材42を免震用ゴムで製造した場合には、建物の免震化が確実となる。2本の支持部材42は、各脚部43bの間の2本の溝43cに嵌合され、脚部43bを挟んで間隔を置いて配置されている。各支持部材42は、同一の形状を有し、図4(A)に示すように、上側部材44を載せない状態で厚さが各溝43cの深さより薄くなっている。
【0038】
気密性パッキン材43は、平板部43aを上側部材44の下面に沿わせて下側部材41と上側部材44との間に配置されている。気密性パッキン材43は、図4(B)に示すように、上側部材44を載せた状態で圧縮され、下側部材41と上側部材44とに密着している。この状態で、支持部材42は、下面が下側部材41の上に載って、上側部材44を支持する。各支持部材42の厚さは、上側部材44が気密性パッキン材43を挟んで各支持部材42により支持されるよう、気密性パッキン材43の脚部43bが最大に圧縮可能な高さより厚く設定されている。
【0039】
次に、作用について説明する。
図4に示す建築気密構造では、下側部材41と上側部材44との間にゴム状の気密性パッキン材43を介在させているため、下側部材41と上側部材44との間で気密性、防振性および防音性を発揮し、下側部材41と上側部材44との間を空気や湿気が抜けるのを防止する。また、気密性パッキン材43は、地震などによる揺れを吸収し、抑える。
【0040】
建築気密構造では、支持部材42が脚部43bの間に嵌合された気密性パッキン材43を下側部材41の上に配置することにより、下側部材41と上側部材44との間にゴム状の気密性パッキン材43を介在させるとともに、支持部材42で上側部材44を支持して気密性パッキン材43に許容限度以上の荷重がかかるのを防ぐことができる。これにより、ゴム状の気密性パッキン材43が復元力ないし弾性を失うのを抑制し、気密性、防振性および防音性を長期にわたって発揮することができる。
【0041】
次に、本発明に関する第6〜第8の実施の形態について説明する。
図5(A)〜(C)は、本発明に関する第6〜第8の実施の形態を示している。
本発明に関する第6〜第8の実施の形態の建築気密構造は、前述の本発明に関する第4の実施の形態の建築気密構造と同様の構成を有している。但し、本発明に関する第6〜第8の実施の形態の建築気密構造では、図5(A)〜(C)に示すように、気密性パッキン材51は平板状をなして下側部材の上面に配置されている。支持部材52は、平板状をなして下側部材の上面に配置され、気密性パッキン材51を側部から挟んでいる。各支持部材52の厚さは、上側部材が気密性パッキン材51を挟んで各支持部材52により支持されるよう、気密性パッキン材51が最大に圧縮可能な高さより厚く設定されている。
【0042】
また、本発明に関する第7の実施の形態の建築気密構造では、図5(B)に示すように、下側部材の上に薄い板状の基盤材料53が設けられている。気密性パッキン材51および支持部材52は、基盤材料53の上に配置されている。
【0043】
本発明に関する第8の実施の形態の建築気密構造では、図5(C)に示すように、下側部材の上に薄い板状の基盤材料53が設けられている。2本の気密性パッキン材51は、互いに間隔を置いて基盤材料53の上に配置されている。支持部材52は、基盤部材53の上に配置されて、各気密性パッキン材51を側部から挟んでいる。本発明に関する第6〜第8の実施の形態の建築気密構造は、前述の本発明に関する第5の実施の形態の建築気密構造と同様の作用を有する。
【0044】
【発明の効果】
本発明に係る建築気密構造によれば、気密性パッキン材の少なくとも一部に許容限度以上の荷重がかかるのを防ぐことにより、長期にわたって防振性および防音性を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に関する第1の実施の形態の建築気密構造の(A)上側部材を載せる前の状態を示す側面図、(B)上側部材を載せた状態を示す側面図である。
【図2】 本発明に関する第2の実施の形態の建築気密構造の(A)上側部材を載せる前の状態を示す側面図、(B)上側部材を載せた状態を示す側面図である。
【図3】 本発明に関する(A)第3の実施の形態の建築気密構造の要部を示す側面図、(B)第4の実施の形態の建築気密構造の要部を示す側面図、(C)第5の実施の形態の建築気密構造の要部を示す側面図である。
【図4】 本発明の実施の形態の建築気密構造の(A)気密性パッキン材および支持部材を示す側面図、(B)気密性パッキン材および支持部材を下側部材と上側部材との間に介在させた状態を示す側面図である。
【図5】 本発明に関する(A)第6の実施の形態の建築気密構造の気密性パッキン材および支持部材を示す側面図、(B)第7の実施の形態の建築気密構造の気密性パッキン材および支持部材を示す側面図、(C)第8の実施の形態の建築気密構造の気密性パッキン材および支持部材を示す側面図である。
【図6】 従来例の建築気密構造を示す分解斜視図である。
【図7】 従来例の建築気密構造の(A)上側部材を載せる前の状態を示す正面図、(B)上側部材を載せる前の状態を示す側面図である。
【図8】 従来例の建築気密構造の(A)上側部材を載せた状態を示す正面図、(B)上側部材を載せた状態を示す側面図である。
【符号の説明】
11,21,31,41 下側部材
11a,21a 支持部
11b,21b,31b 凹部
12,22,32,43 気密性パッキン材
13,23,44 上側部材
42,52 支持部材

Claims (1)

  1. 下側部材の上でゴム状の気密性パッキン材を介在させて上側部材が支持された建築気密構造であって、前記下側部材の上に複数の支持部材を有し、各支持部材はそれぞれ間隔を置いて配置され、前記上側部材は各支持部材により支持され、前記気密性パッキン材は平板部と複数の脚部とを有し、各脚部はそれぞれ並列に配置されて前記平板部に一体的に設けられ、前記支持部材は各脚部の間に嵌合され、前記気密性パッキン材は前記平板部を前記下側部材の上面または前記上側部材の下面に沿わせて前記下側部材と前記上側部材との間に配置されて、前記下側部材および前記上側部材に密着していることを、特徴とする建築気密構造。
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